いろいろとあって遅くなってしまいました。
海藤side
うん…もう朝か…今日も弾幕の練習を……ここはどこだ!?
目が覚めたらおしゃれな洋室では無く、
桜の舞い散る縁側へと寝そべっていた。
…燃堂に襲われて…斉木が来て…燃堂と机を掃除して……ダメだ…ここに来た理由は思い出せない…
とりあえずここに住んでる人を探してみよう。
万が一何かに襲われても、俺には弾幕という武器がある。
「誰ですか!?」
急に女性の声が飛んできた。
振り向くと帯刀した銀髪の少女が、敵意丸出しの表情でたっていた。
「あ、あの…僕は、あ、えと、か、海藤…瞬…という者で…決して怪しいものじゃ…」
などと言っても明らかに怪しい。夜が明けて縁側に男が横たわっていたら誰でも警戒するだろう。
「とりあえず、幽々子様に報告します。貴方はそこから動かないように!」
そうして少女はバタバタと走っていった。
2.3分ほどして少女は幽々子様と思われる人物を連れてきた。
髪はピンクでスタイルのいい美しい女性だった。
「なあに?妖夢~?私はまだ眠いんだけど~?」
「そんな事言ってる場合じゃありませんよ!侵入者ですよ侵入者!」
「あら、それは美味し……あら?君はもしかして…海藤君?」
「え!あ、はあ…」
「お知り合い何ですか!?」
「私が一方的に知ってるのよ~さ、上がってらっしゃい。妖夢~朝食の準備をお願い~」
「え、あ、はい!」
「海藤く〜ん、はやくいらっしゃ〜い」
「あ、はい…え…何で…」
何がどうなっているのかわけがわからない。
ただ、ここで抵抗など出来るはずもなく恐る恐る幽々子の後へついて行った。
長い廊下を歩いた後、これまた立派な茶の間に入り腰を下ろした。
「えっと、何で僕の事を知ってるんですか…?」
満面の笑顔で食事を待つ幽々子に尋ねた。
「あら〜、海藤君達の事は噂でよく聞いてるわよ〜貴方はとてもお友達思いなお方なんですってね。」
どうやら、突然幻想郷に現れ、それぞれが有名人の元で暮らしているとなれば、それなりに噂になるらしい。
「いや、友達思いっていうか…その…当たり前の事をしただけで…」
などと、当たり障りのない会話をしていると妖夢が食事を運んできた。
机に食事を置いた妖夢が小声で幽々子となにか話始めた。
(いったいこの男は誰なんです?)
(ほら、最近噂になっている、紅魔館で働いている…)
(あ!食中毒ゴリラですか!?思ったより顔はいいですね。ゴリラとは思えないのですが…)
(違うわよ~!時々よくわからないことを言うって評判の方…)
(ああ!先日レミリア様にお会いした時聞きました。弾幕ごっこの才能があるそうです…)
「あの、どうかされましたか…?」
ヒソヒソ話をされて不安になった海藤が声をかけた。
「あ、いいえ〜ごめんなさいね。ご飯にしましょうか。それじゃ」
「「「いただきます」」」
妖夢が作ってくれた料理は朝ごはんとはおもえないほど大量に盛り付けられていた。
しかし、味は絶品の一言だった。
「あ…海藤さん、すいません。いつも幽々子様が沢山食べるもので…多かったら無理しないでくださいね?」
「ちょっと〜それじゃ私が食いしん坊みたいじゃな〜い!」
幽々子が頬を膨らませる。
「そのとおりじゃないですか!」
「あ、大丈夫ですよ。美味しいんでいくらでも食べられます!」
ここで、こう言ってしまうのが気の小さい海藤だ。
「え、あ、ありがとうございます……男性に料理を振舞った事がないので…そう言われると照れますね…」
正直、結構きついがこうなってしまった手前食べないわけにもいかない。
妖夢が微かに頬を赤らめるが目の前の料理に必死な海藤が気づくはずもない。
20分ほどしてみんなが朝食を食べ終わった。
かなりキツイと予想していたが不思議と食べられるもので
食いしん坊と言われる幽々子の気持ちが少しわかった気がした。
妖夢が皿を下げ台所に行くと、幽々子が口を開いた。
「貴方は、なぜこの白玉楼の縁側にいたのかしら?」
そう言われても何も覚えていない。
とりあえず今の自分の状況を幽々子に説明しよう。
〜少年説明中〜
「へぇ〜何も覚えていないのねぇ…でもまあ、幻想郷に暮らしているならありえないことは無いわ。」
「はあ、なんとなくわかります…。」
「まあ、しばらく家にいなさい、これも何かの縁よ。」
「え、でも紅魔館の仕事が…」
「その事については、妖夢からレミリアに伝えておくわ。
万が一なにかの事件に巻き込まれていては大変だから、という理由で。」
「はあ…」
確かにいきなりここに来たというか事は、紅魔館で何かあったという事だ。とすればここにいた方が安全………!?
「そうだ!斉木達を探さないと!何かあったら…」
「うーん、そうねぇ…でも海藤君が行くのは危険だし…カラス天狗に頼んでおくわ。」
確かに斉木たちは心配だがここの場所も帰り方もわからない。
だが今は幽々子に任せるしかないだろう。きっと、紅魔館の人達も探してくれているはずだ。
「それじゃあ、俺が紅魔館に帰るまでの間…よろしくお願いします。」
「そんなに固くなることないのよ〜普段通りに生活しててね。」
こうして、海藤の白玉楼での生活が始まった。
久しぶり過ぎて文章が定まらず苦労しました。
お楽しみ頂けたら幸いです。
あと、…が多いですねw