疲れた…
「お?相棒!何やってんだ?お?」
燃堂…まだこいつで助かった。
極度の馬鹿だから僕とニトリの会話の内容も理解できないだろう。
「お?今お使いの途中でよー、何か変な家があって面白そうだったから、入ってみたんだわ。」
「変な……家……」
ニトリ、お前そんなにショックだったのか。
まあ変な存在のこいつに、変な家なんていわれたら立場ないな。
というか、ここ人里からすごい離れてるんだが…一体どうしたらここに迷い込むんだ?
「そーいや、この世界すげーな!あのちび、わけわかんねーこと叫びながら手を突き出したりしてたら、変な玉がドバーって大量に出てよー、あれにはびっくりしたぜ。」
何…だと!?
まさか、海藤にも撃てるのか?あの中二病に? 僕は中二病以下?
もう、ほんとに制御装置渡してやろうか。
「それで、俺も真似したらよー、あいつは玉がいっぱい出てたけど、
俺は、でかいのが一発だけだったぜ。」
もう、死にたい。
ニトリにも、哀れみの目を向けられた。
何でこんなやつにも撃てるんだ?
いつものメンバーの中で撃てないのは僕だけか?
斉木<越えられない壁<鳥束≦燃堂≦海藤 の図式が出来上がってしまった。
よし、今すぐにでも制御装置を渡そう。
もう幻想郷がどうなろうと知ったことか。
馬鹿や、中二病患者や、変態に負けて黙っていられるか。
「よし!確かにもらった。幻想郷を壊すなよ!」
何か僕の力を軽く見られている気がする。
まあ、馬鹿にも撃てる弾幕が撃てないんだから無理もない。
「お?オメーそんなヘアピンがほしいのか?ダセーな。なっ!相棒!」
お前は今までそれをだれが付けていたと思っている。
よく本人を前にしてそんなことがいえるな。
「んじゃ、お使い頼まれてんで帰るわ。俺、世界で一番うまいものを手に入れるまで帰ってくるなって言われてんだよ。みんな俺に期待してんだなー。」
遠まわしにクビにされたな。
「それじゃあ、3日あればできると思うから、そうしたら取りに来てくれ。」
3日か…3日間僕は一睡もできないわけか。
ん?なぜかって?だって、おねちょしたら幻想郷がなくなっちゃうかもしれないんだもん。
とりあえずもう遅いし、神社に帰るとするか。
ニトリに、軽く頭を下げて外に出ようとしてドアに手をかけると、
ドガーン!!
玄関が跡形もなく吹き飛んでしまった。
ニトリが涙で目を潤ませながら、さっきまでドアのあったところをボーゼンと眺めている。
悪い。直してやりたいんだが、そうするとおそらくドアが木に戻って、
ドアノブは鉄鉱石に戻ってしまうんだ。
本当にすまない。
ただ立ち尽くしている、ニトリがさすがにかわいそうになり、深々と頭を下げた。
またこのような被害者を出さないため、僕は瞬間移動で神社に帰った。
「あら、遅かったじゃない。そろそろ文に捜索願いでも出そうと思ってたところよ。」
霊夢が、皮肉を言ってきて僕の制御装置がないことにきずいた。
「あら、ヘアピンはどうしたの?」
馬鹿に嫉妬して河童に渡したなんて絶対に言いたくない。
僕が困っていると、奥の部屋から鳥束が出てきた。
「あ、斉木さん戻って……って!制御装置どうしたんですか!?」
お前らに嫉妬して河童に渡したなんて絶対に言いたくない。
「制御装置?超能力に関係あるの?」
「そうなんですよ!!あれが無いとこの前なんか、ホテルって言うでっかい宿泊施設を海のド真ん中に…。」
霊夢が青ざめて引きつっている。まあ、無理もない。
「…あんた、制御装置を取り戻すまで守矢神社に行きなさい。ここは壊されたくないわ。」
…え?その守矢神社は壊れても大丈夫なのか?
「地図かいてあげるから、はやく行くのよ。」
2,3分して霊夢が地図を持ってきた。
「さ、早くいったいった。」
そういって追い出されてしまった。
とりあえず僕は、地図を見ながら守矢神社へと向かった。
次回、みんな大好き早苗登場!!
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