初代勇者な賢者と嫁な女神、ハッピーエンドの後に新米勇者の仲間になる   作:ケツアゴ

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あらすじに挿し絵有りますよ


責任の取り方

 大きな悲しみは幸せを覆い隠し、大きな幸せは悲しみを忘れさせてくれる。只、幸せも悲しみも目に入らないだけで、忘れ去っているだけで、存在が消えた訳ではない。

 

「キリュウ、どうかしたか?」

 

 勇者として六色世界を救ってから早百年、未だに愛は冷めず逆に熱くなる一方の私とシルヴィアは夫婦であり、当然ですが寝るベッドも一緒です。今、私の目の前では髪と同じ赤色の下着姿の彼女がベッドの端に座って横の私に腕を絡ませています。

 

 褐色の肌は健康的に引き締まり、割れた腹筋やそれ程太くはなくとも鋼の様な筋肉が付いた腕さえも愛おしく美しい。普段の私ならば抑えきれずに理性が崩壊し、彼女も抵抗せずに受け入れ、時には襲って来るのですが今日は待ちに徹する気らしい。なので少し考え事をして動きが止まっている私を怪訝そうに見ていました。

 

「……貴女に魅了されて居ただけですよ、シルヴィア」

 

 この想いを悟られてしまえば愛しい彼女の顔が曇ってしまう。なので私は本心ではありますが本当の事を隠し、誤魔化す為にシルヴィアと唇を重ねる。そのまま押し倒せば余計な事など考えず彼女に溺れて居られます。そうしたいし、そうせねばならないのです。

 

 私は本物の己龍ではなく、人格や記憶をコピーした存在。だから私の家族や友は私という存在を喪失した訳では無く、きっと良好な関係が続いた事でしょう。ですが、時折寂しさを感じてしまうのです。確かに存在する記憶の中の大切な人達とは永遠に会う事は無いのですから。

 

「愛していますよ、シルヴィア」

 

「私もだ、キリュウ。お前が何より愛しい」

 

 今はシルヴィアへの愛だけで心を満たし、彼女の事だけを考える。そうすれば故郷の事は忘却の彼方へと追いやれた……。

 

 

 

「夏草や、強者共が夢の跡……ですか」

 

 思えばシルヴィアと過ごす時間以外を魔法の修行に打ち込んだのも忘れていたい事を忘れる為だったのかも知れません。元より地球で魔法とは無縁ながらも魔法が登場する創作物に触れ、実際に使って素晴らしさや危なさを知った身としては永遠に近い不老不死の生涯で打ち込める物が欲しかったというのも有りますが。

 

 それを知ってか知らずか鬼や悪魔もかくやという厳しさの修行内容を課す我が師匠のソリュロ様。この日、私は師匠に酒の席でされた頼み事の為に古代遺跡に潜り、どうせ危険と判断すれば破壊予定なので大穴を空けて奥まで辿り着いたのです。そこには栄華も今は昔、只朽ち果てて行くだけの空間が広がり、どれだけ栄えていたかを聞かされただけに物悲しさすら感じます。

 

「誰ダ……?」

 

「おや、此処の防衛を任されたゴーレムですね。初めまして、神の使いのキリ……こほん。賢者と呼ばれている者です」

 

 そこで出会ったのが彼、タロスでした。この手の存在は供給される魔力で体の保存や修理を行うのですが既に供給も止まり、大地から吸い上げる僅かな量の魔力で辛うじて持っている状態。なので名を隠す意味など無いのですが、神が人に不老不死を与えたと広まるのは危険なので用心を重ね、何故か後輩勇者を助けていたら付けられた異名を名乗のります。……本当に何故賢者なのでしょうか?

 

「神ノ……」

 

「ええ、そうですよ。さて、防衛システムの幾つかは残っていますし万が一に備えて破壊させて貰います。……その前に少し失礼」

 

 礼儀正しい態度を取りますが相手はゴーレム、心など有るはずもない。運用目的を考えればそれが一番であり、どの様な技術が使われたのか解析魔法で遠慮せずに使い、気が付いてしまった。

 

「貴方、心が……っとっ!?」

 

「侵入者発見!」

 

 予想外の事態に驚いた私に対してタロスは腕を振り下ろす。子供が腕を振り回すのを彷彿させる雑な動きで避けるのは容易く、常時張っている障壁を突破出来る筈もない。弾かれた衝撃で大きくバランスを崩した拍子に転んで床に転がったタロスの装甲の表面が少し崩れて散らばった。

 

「……ハテ、一体何ヲ?」

 

「いや、覚えていないのですか? しかし、妙に人間臭いゴーレムですね、貴方」

 

 起き上がったタロスは何故自分が転んでいるのか理解出来て居ない様子で小首を傾げている。途中で解析を中止しましたが、私には思考回路に異常が生じているのは分かっていました。恐らく持って数十年、それだけ経てば完全に機能すら壊れるでしょう。

 

(寧ろ今もこうして起動している状態の方が不思議ですよ。一体何故……)

 

「神ノ使者殿、頼ミガ有ル。帰ッテ欲シ……侵入者発見!」

 

「……本当に限界っぽいですね」

 

 急に改まったかと思うと再び暴走を始めたので障壁で受け止め、今度は転んだ際に思考回路が破損しない様に動きを止める。暫くは無理に動こうとしていましたが、数分後に元に戻りました。

 

「それで頼みですが……私も恩師の頼みで来ているのですよ」

 

「陛下トノ、友トノ約束ダ。陛下、会イニ来ル。ソレマデ待ツ。滅ボスノハ待ッテクレ……」

 

 この言葉に私は悟る。目の前のゴーレムは既に王国が滅びている事など認識しているのだと。恐らくは約束が果たされない事さえ……。

 

「……分かりました。師匠には適当に言っておきます」

 

 此処は彼の家だ、彼の故郷だ。恐らくこのまま時が過ぎると共に記憶回路に異常が生じて今覚えている事も忘れてしまうでしょう。どうやって得たのか分かりませんが折角得た心も失うのも時間の問題だ。ですが、思い出と心が有る内は彼の居場所を壊したくない。此処に来る時に空けた穴も塞がなくては無礼ですね。

 

「失礼します。……もう会う事も無いでしょう」

 

 こうして私は師匠にタンドゥールには問題が無かったと虚偽の報告を済ませ、完全に壊れた姿を見たくなくてタンドゥールに足を踏み入れる事は有りませんでした。

 

 

 

 

「……あれから二百年。未だに生き続けて居たのですね」

 

 何故二百年もの間、完全に壊れてしまうのを免れていたか、理論立てて説明するには情報が足りない。ですが、何となく分かります。心を持ったからこそ彼は今まで壊れずにいたのだと。ですが、それも限界らしい。今、解析をして分かった。今の彼には心が残っていない。只暴走しているだけのゴーレムだ。

 

「折角知り合ったのも、こうして再会したのも何かの縁でしょう。介錯はお任せ下さい」

 

 この様な終わり方をするのならば二百年前にタンドゥールごと消しておけば良かったのかも知れません。ナスの秘宝をセットした事で止まっていた装置が動き出しましたが、七百年もの間全く動かさずにいた物を急に動かせばどうなるか、深く考える迄も無いのですから。

 

 私はせめて一瞬で終わらせるべく手に魔力を込めますが、その手がゲルダさんに掴まれる。彼女は顔を左右に振るとタロスと私の間に入り込み、両手に武器を構えました。

 

「賢者様、気が付いているのかしら? 凄く悲しそうな顔をしているわ。……此処は私に任せて。止めなくちゃ駄目だってのは分かるから、勇者としての功績稼ぎでも何でも理由を付けて見守っていて欲しいの」

 

「……拙者も義によって助太刀いたす。仲間とは助け合う物。戦う事が辛い相手ならば代わりに戦う事もあろう。まあ、拙者は仲間ではないのだがな」

 

 楽土丸もゲルダさんの横に並び立ち、存在しない刀で抜刀術の構えをする。私は本来ならば安全をとって直ぐに倒すべきなのでしょう。

 

「……お願いします。彼を救って下さい」

 

「「分かった!」」

 

 ですが、出来なかった。タロスの相手を二人に任せる事しか私には出来なかったのです。私の言葉に頷いた二人が飛び出す中、タロスの装甲が急激な速度で再生し、体が淡く光る。停止していた装置が可動した事でエネルギーが供給され始めたのでしょう。

 

「ですが危険な状態ですね。私達が姿を現すまで再生されず、その上どうやら供給過多の様だ。二人共、速攻でお願いします! このまま放置すればエネルギーが暴走して爆発するかも知れません!」

 

「元より拙者の技は一撃必殺の威力なり。……斬っ!」

 

 床の上を滑る様に移動し、腕を振り回すタロスの懐に潜り込んだ楽土丸が不可視の刀を抜けば股下から頭頂部に向かって斬撃が刻まれる。装甲が切り裂かれ、内部のコアに迄届いて居ました。ですが、その損傷でさえ瞬時に修復したタロスの目が光り、細く赤い光が一直線に放たれる。

 

「排除」

 

 タロスの目から放たれたビームは咄嗟に彼の首根っこを掴んで引っ張ったゲルダさんによって楽土丸の体を掠めるだけに終わりました。ですが咄嗟に後ろに跳んで空中に居る二人に向かい、タロスが握った拳を向ければ肘から先が飛んで行く。魔力を噴射しながら加速するロケットパンチ、それに向かって楽土丸が腕を向ければ風が渦を巻き、ロケットパンチを受け流しました。

 

「柔剛合わさってこその強者なり。……しかし、あの再生力は厄介で御座るな」

 

「あら、怖いの? 怖いのなら私一人で戦うわよ?」

 

「ふっ! 可憐なだけでなく豪胆な娘だ。……侮るな。武士が臆して背を向けてたまるものか」

 

「そう。なら別に良いわ」

 

 二人が着地すると受け流されたロケットパンチがタロスの腕に戻り、今度は赤紫の霧が蒸気機関から噴き出す蒸気の様に勢い良く出て部屋に充満しました。

 

「目眩まし……では無いな」

 

「だって普通に見えて居るものね」

 

「注意して下さい! この霧は魔法と魔族の能力を中和します!」

 

 私の警告が飛ぶ中、タロスの背後から先端に刃が付いたワイヤーが伸びて二人に向かって放たれ、楽土丸が先程の様に風を操ろうとしますが少し強い程度の風しか起こらない。

 

「ぐっ! 刀さえ有れば……」

 

「じゃあ、片方貸すわ!」

 

 ワイヤーブレードが降り注ぐ中、楽土丸の手にゲルダさんからブルースレイヴが渡される。雨の如く降り注ぐ刃、その全てが弾き飛ばされました。

 

「何で御座るか、この剣はっ!?」

 

「鈍刀を通り越して鈍器なのよ、それ。でも、毛は刈り取れるわよ?」

 

 未だ言葉を交わして数分だというのに随分と息が合っていますね。この霧程度では私の魔法には些細な影響すら与えませんので矢張り私が相手をすべきと思ったのですが、どうやら杞憂らしい。

 

「それでどうやって倒す?」

 

「コアの場所は分かっているから、凄く強力な攻撃で破壊するわよ。……もう一度装甲を破壊出来るかしら? 風は使えないみたいだけれど無理だろうけど」

 

「侮るな。拙者の最大の武器は風ではなく……この足だ!」

 

 不適に笑って足を叩いて示した楽土丸が一気に駆け出し、タロスの目から再びビームが放たれる。今度は額の中央を狙って放たれ、残像を貫いて後方にあった石室の扉に穴を空ける。

 

「排除排除排除排除!」

 

「……そろそろ不味いですね」

 

 タロスの体には既に貯蔵限界値のエネルギーが送り込まれ続け、先程の比でない量の魔力を噴出しながら進むロケットパンチは自壊と再生でせめぎ合いながら進む。今度こそ命中するかに思われましたが、寸前に飛び越した楽土丸はロケットパンチを足蹴に更に加速して迫り、着地の踏み込みを乗せた一撃をタロスの胸部に叩き込んだ。

 

「これはオマケで御座る!」

 

 大きく罅が入る装甲。再び修復が始まりますが、先程の勢いそのままに楽土丸は拳を突き出し、再生に巻き込まれるのも臆さずそのまま振り抜きました。一歩間違えれば腕を失う無茶ですが、今回は上手く行ったらしい。コアの中央を捉えた拳は巨体を貫通し、コアを外に叩き出す。

 

「お膳立てはしたで御座るよ! しくじるな!」

 

「分かっているわ!」

 

 再生に巻き込まれタロスの体に埋まった腕を引き抜けば破片が無数に突き刺さって悲惨な事になっており、弾き出したコアに向かって体内からエネルギーの触手が伸びる。ですが、既にゲルダさんがレッドキャリバーの投擲の構えに入っていました。

 

「これで……お休みなさい!」

 

 槍投げの要領で投げられたレッドキャリバーの持ち手から膨大なエネルギーが噴射されて勢いを増して突き進む。本当ならば実験を重ねてから実戦で使う予定だったデュアルセイバーの新能力だったのですが、初披露の場としては悪く無かったらしい。

 

 ワイヤーブレードもビームも撃ち落とす所か勢いを削ぐ役にも立たず、霧による威力減衰さえも関係無しにレッドキャリバーはコアに命中、今度こそ粉々に砕け散って完全に破壊する。

 

「……良かった。彼にこの場所を破壊させる訳には行きませんから……いや、遅かった様ですね」

 

「侵入者、排除。自爆装置作動」

 

 既に蓄積されたエネルギーだけで僅かな時間なら稼働が可能だったらしく、タロスの体から膨大なエネルギーが放出される迄時間が無い。……私が動くしかないのですね。ゲルダさん達の気持ちを無駄にしてタロスを手に掛ける事を悔やみながら私が魔法を放つ。ですが、それは瞬時に消え去った。私より高位の魔法技術による妨害で、この魔力が誰の物か私には分かる。

 

 

「……まあ、落ち着け。客人を……いや、この地の主を連れて来た」

 

「師匠!?」

 

「……あの勇者は随分と成長したな。勇者として成長しなければならぬなど本来有るべきではないが」

 

 私の魔法を強制キャンセルした師匠が指差した先、そこに立っていたのは高貴な身分らしい服の青年。半透明の彼を見たタロスの動きが止まっています。

 

 

 

「……遅くなったな、タロス。大儀であったぞ。……命令だ、もう休め」

 

「……ズット、ズット待ッテイマシタ。寝坊デスカ、陛下?」

 

「ふふふ。まあ、その様な所だ」

 

 青年の言葉を聞いただけでタロスのエネルギーは急激に落ち着き、やがて完全に機能停止する。ですが、壊れる寸前に彼は心を取り戻していました。それを見届けた青年も満足げに笑い、消える。最初から誰も居なかったかの様ですが、私には彼が誰か理解出来ました。

 

「……良かったのですか? 消した魂を再生するなど相当な無茶でしょうに」

 

「はっ! 私とお前を一緒にするな。この旅が終われば一から扱き直してこの程度可能なレベルに引き上げてやるからな。……うむ。どうやら暴走を止める為の戦いが功績にカウントされたらしいぞ」

 

 少し恐ろしい宣告を受けて身震いがする私ですが、どうやら師匠の言う通りにイエロアの封印が可能な程に功績が貯まったらしい。地下なので分かりませんが、今頃黄色い光がイエロアを包んでいる最中でしょう。つまり、彼とは一旦お別れですね。

 

 

「楽土丸っ!?」

 

 ゲルダさんが驚きながら叫んだ理由、それは光に包まれる楽土丸に有ります。封印がされた世界には魔族は存在出来ないのですからね。

 

 

「案ずるな、別の世界に弾き飛ばされるだけだ。……ああ、それとお主の胸を触った件だが……」

 

「今、それに触れるかしら?」

 

「ああ、重大な話だ。お主が魔王を倒し、拙者が存在を許された時は……責任をとって娶って……」

 

 重大な言葉の途中で楽土丸の姿は完全に消え去る。とんでもない事を告げられたゲルダさんは顔を真っ赤にして気絶していました。

 

「彼、随分と大胆ですね」

 

「お前が言うな、馬鹿弟子。……外に出るぞ。この遺跡の技術が外の誰かの手に渡るのも、考古学者が入り込むのも避けたい。今度こそ完全に破壊する」

 

 私に呆れ顔を向けた後、師匠は相変わらずの悲しそうな顔でタロスが友を待ち続けた場所を見回しました。そして指を鳴らせば私達は外に出ていて、遺跡を囲む洞窟も砂嵐も、遺跡に関わる全てが完全に消滅していたのです。

 

 

「師匠、これからどうします? お茶でも飲みに行きますか?」

 

「……いや、遠慮しよう。私が居てはゲルダ落ち着かない……」

 

 何時もの様に人が好きだからこそ人に恐れられるのを嫌い、そして恐れる師匠は去ろうとします。ですが、今回はその手を掴んで止めました。私ではなくゲルダさんが。

 

「いえ! 一緒にお茶会をしましょう、ソリュロ様!」

 

「し…しかしだな……」

 

「じゃあ、早速私が用意しましょう! アップルパイとアイスティーで良いですか?」

 

「おい、弟子っ!? ……分かった、仕方ない。だが、無理はするなよ? 怖くなったら言え。気にせずに消えるからな」

 

「あら、私は怖がらないわ。だって賢者様が慕っている方が怖い神様な訳がないもの」

 

「……ふっ!」

 

 ゲルダさんの言葉に師匠は一瞬固まり、そして吹き出す。ああ、良かった。ゲルダさんを師匠に会わせる事が出来たのは凄く嬉しいです。だって、今の師匠は凄く嬉しそうなのですから。

 

 

 人を愛し、人の為に働き続けるけれど人に最も恐れられる魔法と神罰の神ソリュロ。そんな方だって人と仲良く過ごす時が有っても良いじゃないですか。

 

 

「世は並べて事も無し。終わり良ければ全て良し。さて、次の世界では何が待っているのやら……」

 

 お茶会の準備をしながら呟き、ゲルダさんと師匠の姿を見る。少し不安も有りますが、楽しそうに談笑する姿を見ていると何が起きても大丈夫な気がして来ました。

 

「まあ、私が頑張れば良いでしょう。愛しいシルヴィアも戻って来ますし、明日から張り切って良い所を見せなくては」

 

 そうすれば更に私に惚れて、私も更に彼女に惚れるでしょう。ああ、愛しの妻よ。私の全ては貴女だ。私の幸せは貴女なのですよ……。


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