それではよろしくお願いします。
「…見つけた」
泉世は新都にある建設中のビルの屋上で、買い物や帰宅で行き交う人々を下にしながら呟いた。市内の全域を調べ尽くすのは物理的に不可能である。強大な魔術を用いても一瞬にして冬木市すべてを把握することはできない。だから泉世は使い魔を用いて、〈キャスター〉が隠れ潜みそうな場所に狙いを定めていた。
〈キャスター〉が身を潜めていたのは、魔力が集まりやすい柳洞寺だ。だがそこに〈セイバー〉はいない。ならば何処にいるのか。生憎といなければ泉世にも知る術はない。ならば〈キャスター〉が移動するまで待つしかなかった。
泉世が〈キャスター〉を把握できたのは、使い魔が消滅させられたからである。消滅した場所が柳洞寺であり、潰す存在といえば〈キャスター〉しかいない。もちろん〈アサシン〉によって消されたという可能性もあるが、消滅させられた場所が柳洞寺の中心部であれば〈キャスター〉しかいないはずだ。
〈アサシン〉は門から動くことはできないのだからそれしか考えられない。念のために魔力が集まる場所として幾つかの場所に使い魔を放っていたが、見つけたことでそれ以外を消しておく。おそらく凜も〈キャスター〉の位置はある程度把握していることだろう。
鉢合わせになることも考えられるが別段対立しているわけではない。脱落させられることはないだろうと予測して屋上から飛び降りる。落下中に《跳躍》を連続発動させて、宙を駆けるように新都を後にした。普段なら相方と共に行動しているが、今は怪我の療養中ということでいない。自宅で大人しく眠っていることだろう。
消された使い魔の代わりに新しく送った使い魔によって、〈キャスター〉の行動を把握する。どうやら〈キャスター〉は、柳洞寺で〈聖杯〉を降臨させるのではないらしい。何故魔力の集まる筆頭の場所ではないのかと気になるが、そこで始められない何かしらの理由があるのだろう。
〈キャスター〉に追いついた使い魔からの情報で、協会にいることがわかった。どうやら協会に乗り込んで強制的に〈聖杯〉を〈監督役〉から奪おうとしているらしい。凜と〈アーチャー〉が既に乗り込んでいるのも確認済みだ。
誰にも見つかることなく教会に到着する。教会の中庭には大きな血溜まりが出来上がっていた。かなりの出血量だ。すぐに止血しなければ出血多量で事切れることだろう。この場に死体がないということは命からがら移動したのか。はたまた怪我をした振りをして身を隠しているのか。
言峰の無事より今は〈キャスター〉が優先だ。地下の礼拝堂へ繋がる階段を下りた先では、何故か〈アーチャー〉が遠坂と対峙していた。その状況はどう見ても遠坂が死ぬことを示している。今すぐ介入しなければ最悪の事態になる。階段を駆け下りることも面倒で踊り場から飛び降りた。その時、階段を駆け下りてくる足音が聞こえたが、構っている暇は無い。着地してから敵勢力に問いかける。
「単刀直入に聞く。これは一体どういう状況だ」
「別段、可笑しな事などないだろう。〈セイバー〉が〈キャスター〉の手に落ちた。どちらが優勢であるかは見ればわかるはずだ」
「…なるほど。今のお前は〈キャスター〉陣営に付いたというわけだ」
「理解が早くて助かる。あのような小僧に説明したところで、易々と受け入れてはくれないからな」
〈セイバー〉がいるかいないかで自分の陣営を決めるなど許せない。確かに最優のクラスの〈セイバー〉がいる陣営は有利だろう。だがそれでもマスターがいるからであって、〈セイバー〉単体での戦力ではない。
「〈キャスター〉がマスターとして相応しいと認めたわけか」
「マスターとしてだと?勘違いするな。私は有利な陣営について目的を果たすだけだ。そこに上下など関係ない。命令も自分自身に有益かどうかを判断して従うまでだ」
「そうかよ。お前は魂の底から腐った野郎だって事がよくわかった」
「いくらでも罵ればいい」
〈アーチャー〉が1歩踏み出す度に退いてしまいそうになる。サーヴァントとマスターでは眼に見えるだけの実力差がある。数日前は互角だったが、あれは〈アーチャー〉の油断と怠慢が働いた結果だ。本気を出した〈アーチャー〉なら俺たちは一瞬で消される。
「泉世・遠坂!」
上から聞きなじみのある声が聞こえた。天を仰げば飛び降りた状態の士郎が必死な形相で俺たちを見ている。
「《
着地した士郎が手にしていたのは二振りの刀剣。それも見覚えのあるよく知っている剣だ。何故それを士郎が投影できているんだ?それは本人にしか使用できない代物のはずだ。
「投影魔術?出来損ないの魔術師だと思っていたけれどそうではないのかしら。面倒な敵になりそうだから消してしまいましょう」
「待て〈キャスター〉」
泉世たちが〈キャスター〉の言葉に身構えた瞬間、〈アーチャー〉が介入してきた。その行動に疑問符を浮かべたのは〈キャスター〉だけでなく泉世たちも含まれていた。
「無抵抗でこの身を差し出したのだ。ここだけ奴らを見逃してやれ。どうせ取るに足らない魔術師だ。今の貴様ならあの程度障害にもなりはしないだろう?」
「何を今更。あまいのね貴方」
「何、一時は共に戦った仲だからな。最初で最後の慈悲ぐらいくれてやってもいいと思っただけだ」
貶すように泉世たちに視線を向ける。まるでもう用済みとでも言いたげな視線に凜は肩を振るわせている。マスターとサーヴァントという関係を築けていると思っていた自分が、心底恥ずかしいのだろう。
「慈悲深い自分の元サーヴァントに感謝することね。今回は見逃してあげるけど、次に余計な真似をすれば容赦なく殺すわ」
「…行こう。ここは手を出さずに去るのが得策だ」
無茶な投影で身体を痛めた士郎に肩を貸して、泉世は思うことはないとばかりに颯爽と歩き出した。その様子に冷静さを取り戻した凜は、何も言わずにあとをついて行く。その様子を〈アーチャー〉は当然だという表情で見送った。
3人は無言で帰り道を辿った後、いつも通りの夕食をすることになった。本来なら異常事態であるはずの今を、当たり前のように行動するのは如何なものか。正直、泉世はその行動に従うつもりはなかった。一刻も早く〈セイバー〉を救出しに行きたいと考えていたからだ。
もちろん士郎も同じ心境だ。元はと言えば、〈セイバー〉のマスターだったのだから、無理矢理連行されたことを良く思っていない。ましてやサーヴァントがサーヴァントを従わせるということが気に入らない。マスターとサーヴァントの関係は、それぞれの性格によって変わってくる。
第四次聖杯戦争での〈ライダー〉陣営でいえば、サーヴァントとマスターは王とその臣下。〈アーチャー〉陣営も似たようなものだった。〈キャスター〉陣営は、奇行をマスターとサーヴァント共々行っていたので除外する。〈セイバー〉陣営は、マスターと道具のような感じであった。
切嗣は〈セイバー〉のことを良く思っていなかったのが原因である。2人が相容れぬ存在だったのは、己が求めた《理想》が理解できなかったからだろう。切嗣の《理想》が多くの命の救済で、〈セイバー〉の《理想》が祖国の救済。
命を救う行動が同じであっても方法が大きく異なったことで、互いの《理想》を理解できなかった。切嗣は少数の犠牲を出しても大多数の命を護る。
〈セイバー〉は選定をもう一度やり直し、祖国の救済を行う。切嗣からすれば、多くの犠牲を出してでも祖国を救うことが。〈セイバー〉からすれば少ない数であっても、多くを生かすために少数を殺すことが。
互いが互いの《理想》を正しいと思わなかったが故に、協力関係も主従関係も築けなかった。いや、築こうともしなかった。
だが今の泉世と士郎は違う。相手の《理想》を優先しながら自分たちの《理想》を成そうとする。決して互いの《理想》を笑い飛ばしたり馬鹿にはしない。中身が違う《理想》であっても、追い求めることに変わりはないのだから。
怪我をしている士郎に変わって泉世と凜が台所に立つ。仲睦まじく料理をしていく2人の後ろ姿を見て、士郎は少しばかり嫉妬の意味合いを含めた視線を送るのだった。
「まずは情報を整理しよう。作戦を考えるのはその後だ」
夕食を終えて一服した3人は、これからのことについて話し合うことにした。
「今最も警戒すべきは〈キャスター〉陣営だ。〈ランサー〉はまったくもって行方不明だし、〈バーサーカー〉とイリヤは休戦協定でどうにかなってる。けど〈キャスター〉討伐ができなければ聖杯戦争に勝ち残れない」
「でもそう簡単には行かないわよ。白兵戦に長けた葛木と寝返った〈アーチャー〉に守られている〈キャスター〉。強固な防壁に囲まれた要塞を相手にするようなもんよ」
「ついでにいえば、〈セイバー〉が操られるのも時間の問題だ。いくら耐魔力スキルの高い〈セイバー〉でも、街中の魔力を集めた上に、霊脈の集まる教会を陣取っている〈キャスター〉には抗えない」
「つまりもう時間がないってことだな?」
士郎の言葉に2人が静かに頷く。〈セイバー〉が陥落すればそれこそ3人の勝利はもうない。最終的に〈バーサーカー〉と〈ランサー〉、〈キャスター〉の三つ巴になる。誰が有利なのかは正直測りにくい。〈ランサー〉の実力は未だに予測不明であるし、〈バーサーカー〉は〈セイバー〉を圧倒する実力に大量の魔力を保有するイリヤがいる。
〈アーチャー〉と共闘している〈キャスター〉だって一筋縄ではいかない。近接戦闘を得意としない〈キャスター〉は〈ランサー〉と〈バーサーカー〉には劣る。だがイリヤを超える無尽蔵ともいえる魔力を保有しているならば勝ち目はある。
分析すればするほど、泉世たちの立場がどれほど危険であるかがよくわかる。勝ち残るための作戦として何かを考えなければ、聖杯戦争に勝つことも生き残ることもできない。
「何かいい作戦はある?」
「怒らないで聞いてほしいんだけど。他のマスターと協力できないかな?」
「ほう」
「な、なんだよ」
意味ありげに言葉を発した泉世に、不満そうな表情で士郎が軽く睨む。泉世の反応は馬鹿にしたわけでも笑い飛ばしたわけでもない。自分と同じ考えに至ったことに素直に驚きながら喜んでいた。魔術師として生きると決めた10年間と聖杯戦争が始まって数日。たったそれだけの期間で、少なくない修羅場をくぐったことで作戦を提案する。
それは元々の士郎の才能なのか。それともこれまでの戦いで得た知識なのか。どちらであっても泉世にとっては嬉しいものだ。これから先を魔術師として生きていく人生では、これまでの戦いで知ったあらゆる情報が役に立つ。決して無駄になるわけではない。
「いや、俺も同じことを考えていた」
「奇遇ね。私もよ」
「お前ら…」
穏やかな笑みを浮かべた2人を見て、士郎は少しばかり気恥ずかしくなった。何か言われそうでもったいぶって言った自分を、恥ずかしいと思ってしまったのだ。
「で、士郎は誰と組もうと考えているんだ?」
「〈ランサー〉のマスターは消息不明だ。だったら休戦協定を結んでる〈バーサーカー〉が適切だと思う。ただイリヤスフィールがどう返事をしてくれるかわからない」
「当然だと思うわ。休戦協定を結んでいると言っても、それは〈セイバー〉がいて泉世がイリヤスフィールに渡せる情報がある間だけ。〈セイバー〉がいない今じゃ、泉世の情報にかけるしかないわ。泉世はどう思う?」
「イリヤに渡す情報は少なからずある。けどそれがなくなるのも時間の問題だ。今のうちに手を組むことが最善の策だと思う」
「決まりね」
3人の意見が合致したことで話し合いは終了した。
士郎は魔術を使った反動で体力を消耗していたらしく、風呂に入り布団を敷いて寝転がるとすぐに眠ってしまった。その様子を見ていた泉世は苦笑してしまう。だがその疲労を知っていたため、何も言わずに自室へと引き上げた。
敷いた布団に寝転がりながら思案に暮れる。イリヤと手を組むことになったが、果たしてイリヤは受け入れてくれるのだろうか。〈セイバー〉のいない泉世と士郎、そして〈アーチャー〉のいない凛などイリヤからすれば赤子同然だ。〈バーサーカー〉を使わずとも、自身の魔術だけで倒すことができるだろう。
仲間にする価値はないに等しい3人を受け入れるとは思えない。渡せる情報と言っても、泉世が持つ情報は限られている。
それに詳しく切嗣とアイリスフィールの話をしたこともない。思い出させたくないと思っていた泉世の優しさだが、それが裏目に出た結果だ。かといって泉世を責める理由にはならない。心身共に憔悴した切嗣に、無邪気に聞けるほど泉世は子供ではない。
イリヤと協力関係を築いて生き残るには、それなりの実力を見せなければならない。足手まといにならないような活動をし、イリヤに有益だと思わせる必要がある。
だが力で押し切れる〈バーサーカー〉に今頃必要なのかと思う自分がいる。知を必要としないだけの力を持つ〈バーサーカー〉。逆にいてもいなくとも変わらないのであれば、消される心配もないと考えたりする。
楽観視していると思われるような思考をしていた泉世の布団に、僅かな空気の流れが発生した。泉世が動いて発生したわけではない。外部からの作用によって風が発生したのだ。
「…少しだけここにいさせて」
「…お前か」
なんと泉世が眠る寝具にもぐりこんできたのは凛だった。泉世はもぐりこんできた凛を追い返そうとはしない。何故なら声をかけてきた凛の声音が、聞いたことのないあまりにも寂しそうだったからだ。普段の凛からは想像できない弱々しい声音を聞いて、泉世は邪険に扱うことができない。
「どうした?」
「〈アーチャー〉のことで悔しくて。1人じゃおかしくなりそうだったから」
「〈アーチャー〉の裏切りは予想外だが誰にも予測できなかった。遠坂が気にする必要はない」
泉世の言葉に下唇をかみしめた凜は、泉世の背中に抱き着いた。突然のことに反対を向いていた泉世が眼を見張る。
「おい、遠坂」
「お願いしばらくこうさせて。じゃないと私…」
「…いつまで経っても甘えん坊は変わらないんだな」
納得というか諦めというのか。反射的に身体を固くしていた泉世は、力を抜いて凛が抱き着きやすくさせる。そのゆるみを感じて凛が強く抱き着く。
「…〈アーチャー〉の言う通り、手段を選ばずに〈キャスター〉を倒しておけばよかった」
「遠坂の戦い方はまったく別だと思うけど」
「そうね。でもあいつの言う言葉をそのまま行動に移していたら、今頃〈アーチャー〉もこっちにいて〈キャスター〉を倒せていたかもしれない。でも現実はこれ。何一つできずにあいつは向こう側についてしまった」
「けどそれは結果論だ。もしああしていたら今はこうだったとか考えるだけ無駄だ。それを考えるのは、全てが終わった後で十分だと思う」
凛の弱気な発言に泉世は少々辛辣とも思える言葉を返す。だが決して泉世は凜を気づ付けたいわけではない。下手な慰めをして気分を害されたくない。凛の性格を知っているが故に、当然である現状を伝えて理解させる。
ずれた言葉ではなく現実を知らせて気付かせる。それが凜が立ち直るもっとも効果的な言葉だと知っているから。
「あんたも知ってると思うけど、私はいつも一番大事なことばかりしくじるのよ。二番か三番かそういうのはさらっとできるくせに、一番大事なものはてこずるんだ。〈アーチャー〉が裏切ったのもあいつだけの責任じゃないわ」
「…遠坂は何も間違ってない」
抱き着いていた凛の腕をほどいて泉世が寝返りを打つ。そこには涙で頬を濡らした凜が呆けた顔をしていた。その流れる涙を指で拭い、滑らかで艶やかな黒髪をなでながら泉世は続ける。
「
「…どうしてそう言い切れるの?」
「感かな?」
「…ばっかみたい」
泉世に対する言葉を口にした凛の顔は穏やかだった。さきほどまで落ち込んでいたのが嘘のように明るい表情をしている。窓から差し込む月明りで泉世の寝室が薄明るく照らされる。
「俺からしたら遠坂はまぶしい。そうやって誰かに相談することもせず、1人でくよくよしてる俺と大違いだ。俺はそうやって弱いところも他人に見せられる強さが欲しい。それにこれまで自分のやってきたことが、すべて正しいなんて言えない。言えたとしてもそれはつぎはぎだらけだ。言える為にも聖杯戦争を生き延びる必要がある」
「すべてはイリヤスフィールにかかってるわけね」
「他人任せは癪に障るけど。あ、そうだ見せておきたいものがあった」
布団から抜け出した泉世が、机の引き出しから取り出した何かを凛に渡す。それを見た凛が大きく目を見開いた。
「どうしてあんたが持ってるのよ…」
「あいつが落としていたのを拾ったんだ。これは士郎がお前に助けられたときに持っていた宝石だろ?これと同じものが遠坂の家にもあるのを見た」
「同じものが2つ?」
「10年前、遠坂が時臣氏から渡された形見だと言って見せてくれたのを覚えている。。形見が2つあるなんて可笑しくないか?」
「ええ、ありえないわこれは1つしかないのに。家にもあってここにもある。一体どういうこと?」
凛がわからないことに泉世がわかるはずもない。だが不可思議なことは確かだ。同じものが2つ存在しないはずなのに存在しているということが。
「わからないことを今ここであれこれ言っても仕方ない。明日のために英気を養っておくべきだ」
「ええ、そうね。じゃあ今日はここで寝かせてもらうわ」
「え…」
話が終われば自室(正しくは客間)に戻ってくれると思っていた。だが凛はここに残って朝を迎えるという。その申し出に泉世は直立不動になるしかなかった。
「な、なんで」
「別にいいでしょ?これが
「いやまあそうだが…」
これが藤村大河にバレたらどうしようかと悩む泉世だ。だが凛の頑固さを知っている泉世は、もう一度追い払おうとはしなかった。行動しようとすれば何されるかわからない。そう判断したのだった。
「時すでに遅しってやつか」
諦めを口にして布団へと潜り込む。掛け布団を持ち上げると、凛というか女性特有の甘い香りが漂ってくる。その香りを意識しないようにして、凛とは反対向きに寝転がり眼を閉じるのだった。
翌朝。何故かご機嫌な凛と、寝不足な様子で左腕をゴキゴキと鳴らす泉世が居間に現れた。その対極的な2人の様子に、士郎は首を傾げるのだった。
今日で7月も最後ですね。暑い日が続いている中でも感染も拡大しております。国民全員が団結して乗り越えることを目標に戦っていきましょう。