とある兄妹のデンドロ記録(旧)   作:貴司崎

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前回のあらすじ:兄「特典武具ゲット!」妹:「いいなー」


それでは今章のエピローグをどうぞ。


達成報告と打ち上げ

 □王都アルテア冒険者ギルド 【大狩人(グレイト・ハンター)】レント

 

「<UBM(ユニーク・ボス・モンスター)>を倒した⁉︎…………ゴホン! 失礼しました。……詳しいお話を聞かせて貰っても?」

「はい、わかりました。まずは…………」

 

 あの後、<UBM>【心蝕魔刃 ヴァルシオン】を倒した俺達はそのまま王都に引き返し、冒険者ギルドでアイラさんに調査結果の報告をしていた。

 …………その際、<UBM>関係については特に念入りに問い正されたが、俺が得た“剣型のペンダント”の逸話級特典武具【心身護刃 ヴァルシオン】の存在が決め手となり納得してもらえたようだ。

 しかし、名前からして武器かと思ったんだがアクセサリーなんだよな【ヴァルシオン】。

 

「…………成る程、報告はわかりました。…………しかし本当に<UBM>を倒してしまうとは……」

「今回は運が良かったんですよ。相手とこっちの能力が噛みあっていましたし。それに多分<UBM>としては経験不足だったんでしょう、特典武具を見ると逸話級だったみたいですから」

「…………普通は逸話級相手でも、多少運と相性が良かろうが勝てないものなのですが…………やはり<マスター>と言う存在は規格外ですね」

 

 実際、物理攻撃が効かず相手を拘束出来るシャルカさんのラフム、地属性の強力な拘束魔法が使えたエルザちゃんのアーシー、そして大物食い(ジャイアントキリング)に長けたフォルテスラさんとネイリングちゃんが居なければ倒すことは出来なかっただろう。俺とミカだけじゃ相手の動きを封じられず、切り札(オリジナルスキル)を当てられなかっただろうからな。

 …………後でミカに聞いた話だと、偽装を見破れず先に【ホブゴブリン・ソードマスター】を倒していた場合、高確率で()()()()()らしいしな。どうも【ヴァルシオン】にはまだ切り札があったようだ…………まあ、それも使われなければ意味は無いけどな。

 やはりミカの直感は初見殺し相手には天敵だな。【ヴァルシオン】も、もう少し偽装の使い方や立ち回りが上手かったら、あそこまであっさり倒される事は無かっただろうに。

 

「さて、<UBM>の発見に加えてそれの討伐までしてもらった以上、特別報酬は相当上乗せしなければなりませんね、何かご要望はありますか?」

「ん──俺は特典武具も得たし特に要望は無いかな…………皆はどうする?」

「私も今そんなに欲しいものがあるわけじゃ無いし……お金(リル)の上乗せでいいんじゃないかな」

「あっ、私もそれでお願いします!」

「俺もそれで構わないが…………シャルカはどうする?」

「私もリルの上乗せで、それが一番面倒が無さそうですし」

 

 その後アイラさんと話しあった結果、元々の報酬の十万リルに特別報酬の四十万リルを上乗せし、合計五十万リルが俺達にそれぞれ支払われる事になった。

 …………報酬が多すぎではないかとアイラさんに聞いたところ、「今回の【ヴァルシオン】はベテラン冒険者のパーティーを壊滅させていますし、存在が発覚していれば相応の額の懸賞金がついたでしょう。それに異常の調査どころか、その原因を解決した事も考えるとむしろ安いぐらいです。…………今回のクエストは調査依頼だったので上乗せ出来る報酬はこれが限界でした、申し訳ありません。ですが、今回の件で貴方達の冒険者ギルドで受けられるクエストは大幅に増えました。また、この件は他のギルドや騎士団の方へも伝えられるので、貴方達の王都での覚えは大分良くなるでしょう」とのこと。

 

「クエスト達成の報酬を支払ったので、今回のクエストは以上となります。今後も調査は続けられますが、<UBM>が討伐された事で異常は解決したと思われますから騎士団の方だけで大丈夫でしょう。…………最後に冒険者ギルドの職員として、そして王都に住むティアンの一人としてお礼を言わせてもらいます…………今回の異常を解決してくださり本当にありがとうございました」

 

 そうして、俺達の指名クエストは終わりを迎えたのだった。

 

 

 ◇

 

 

 冒険者ギルドを出ると、フォルテスラさんが話しかけてきた。

 

「レントくん、ミカちゃん、エルザちゃん、せっかくだからクエスト達成を祝して皆で打ち上げに行かないか?」

「打ち上げ?」

「ああ、俺とシャルカはよくクエストを達成したらパーティーメンバーと一緒に打ち上げをするんだ。それに、今回は<UBM>を倒したりもしたからな。それでどうだ?」

 

 打ち上げかぁ…………俺とミカはそう言う事はあんまりしないからな……いつもクエストが終わったら、適当に王都をぶらついた後ログアウトしてたからなぁ。

 

「俺は別にいいですけど……ミカはどうする?」

「私も別にいいよ〜、面白そうだし! エルザちゃんは?」

「お二人が行くなら私も行きます。……たくさんお金が手に入ったから懐にも余裕がありますし……」

「じゃあ皆で打ち上げに行こうか」

 

 こうして、俺達はフォルテスラさんの誘いで打ち上げに向かう事になった。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 □王都アルテア食事処<蜜熊亭> 【戦棍士(メイス・ストライカー)】ミカ

 

「それでは! 指名クエスト達成と<UBM>討伐を祝して、カンパーイ‼︎」

「「「「「「「カンパーイ!」」」」」」」

 

 私の音頭と共に打ち上げが開始された! 

 周りを見てみると、お兄ちゃんはフォルテスラさんやシャルカさんと一緒に、男同士で話したりご飯を食べたりしていた…………私とお兄ちゃんはお酒が飲める年齢じゃないしね。

 エルザちゃんを見てみると、自分もご飯を食べながらテイムモンスターにも食事を与えていた(この店はテイムモンスターOKだそうだ)…………後で聞いた話だと一番食費がかかるのはアーシーちゃんで、高価な鉱石や金属などを好むのだと、遠い目をして言っていた…………強力なモンスターの分燃費も悪いらしい。

 他には、ネイリングちゃんと【ワルキューレ】の三姉妹が話し込んでいた。どうも女性型の<エンブリオ>同士で色々話をしているようだ…………あと、人型の<エンブリオ>には特有の食癖があるらしく、【ワルキューレ】の三姉妹はエルザちゃんと同じものしか食べず、ネイリングちゃんは一口で食べられないものは一口サイズにカットしなければ食べないらしい。<エンブリオ>って本当に不思議だね。

 さて、私はどうしようかな…………あっそうだ、ちょっと気になっていた事があるんだよね〜。

 

「そういえばお兄ちゃん、手に入れた特典武具ってどんな性能をしているの?」

「ん? ……ああ、こんな性能だったぞ」

 

 【心身護刃 ヴァルシオン】

 <逸話級武具(エピソードアームズ)

 担い手の精神を縛り肉体に強大な力を与える魔刃の概念を具現化した逸品。

 装備者の魔力・技力を増大させ精神系状態異常への耐性を与えると共に、各種能力を増加させ魔力・技力を吸収し隠蔽・回復の能力を強化する。

 ※譲渡・売却不可アイテム

 ※装備レベル制限なし

 

 ・装備補正

 MP+[着用者の合計レベル]×5

 SP+[着用者の合計レベル]×5

 精神系状態異常耐性+([着用者の合計レベル]÷10)%

 

 ・装備スキル

 《強化護刃》

 《吸命転換》

 《陰装護刃》

 《陽装護刃》

 

「《強化護刃》は着用者の合計レベル分だけSTR・END・AGI・DEX・LUCを増加させて、《吸命転換》は自身が与えたダメージの二十分の一の数値だけMP・SPを回復させる、それで《陰装護刃》は自身の偽装・隠蔽系のスキルを強化して、《陽装護刃》は自身の回復系スキルを強化出来るみたいだな」

「ふーん、流石は特典武具だけあって既存のアクセサリーとは桁の違う性能だね」

 

 特典武具は獲得者に合わせてアジャストされるって聞いたから、殆どの数値で合計レベルを参照しているのはレベルが上がりやすいお兄ちゃんに合わせた結果かな? 

 そんな話をしていると、フォルテスラさんが話しかけてきた。

 

「二人は今後も王都で活動して行くのかい?」

「んー今のところはそうですけど……フォルテスラさんはどこか行くんですか?」

「ああ、俺とシャルカはこれからギデオンに行こうと思っている。…………実は前から決闘に興味があってね、ギデオンは“決闘都市”と呼ばれる程の決闘のメッカだそうだから一度行ってみたかったんだ。それに、今回のクエストでまとまった金が手に入ったしね」

「んー、そうですね! 私も他の街が見てみたくなりました‼︎」

 

 この無限に広がる世界のことを思いながら、私達の<Infinite Dendrogram>は続いていくのだった…………

 

 

 ◇◆◇

 

 

 □■ ??? 

 

 

【孤狼群影 フェイウル】

 最終到達レベル:37

 討伐MVP:【壊屋(クラッシャー)】シュウ・スターリング Lv48(合計レベル:48)

 <エンブリオ>:【戦神砲 バルドル】

 MVP特典:逸話級【すーぱーきぐるみしりーず ふぇいうる】

 

【絶界虎 クローザー】

 最終到達レベル:58

 討伐MVP:【闘士(グラディエーター)】フィガロ Lv46(合計レベル:46)

 <エンブリオ>:【獅星赤心 コル・レオニス】

 MVP特典:伝説級【絶界布 クローザー】

 

【心蝕魔刃 ヴァルシオン】

 最終到達レベル:46

 討伐MVP:【大狩人】レントLv32(合計レベル:132)

 <エンブリオ>:【百芸万職 ルー】

 MVP特典:逸話級【心身護刃 ヴァルシオン】

 

 

「…………ふむ、これは予想外の結果になったな」

 

 そう呟くのは<Infinite Dendrogram>を管理する十三体の管理AIの一人……<UBM>担当・管理AI四号“ジャバウォック”である。

 今、彼が見ているのは最近の<UBM>の討伐記録であり、そこには十を越える()()()()()()()()()()()()()が映し出されていた。

 

「地球の<マスター>達への最初の試練として、開始地点周辺での<UBM>投下又は作成する計画だったが、まさかこれほど多く討伐されるとは…………」

 

 今回の計画の都合上、そこまで強い個体は投入されなかったとはいえ、<UBM>は一番下の逸話級であれど同レベルのボスモンスターよりも強力である。なので、当初の予定では<UBM>と遭遇して窮地に陥る、又は敗北した<マスター>達の成長と<エンブリオ>の進化を促すカンフル剤としての計画だった。

 だが、<UBM>と遭遇した<マスター>達は、その才能や仲間との連携、或いは<エンブリオ>の特殊な能力でそれらを討伐していった。

 …………まあ、中にはティアンの超級職などに討伐された例もあり、計画前は多くがそうなる事も予想されていたが…………

 

「…………まあいい、むしろこれは嬉しい誤算と言う奴だろう。やはり苦戦とドラマの末に宝物を得る、それこそが英雄叙事詩(ヒロイック)というもの。私も今回の計画の為に<UBM>を作った甲斐があったと言うものだ。……それに地球の<マスター>達が思っていた以上に優秀な事も解った、これで()()()にも期待が持てるだろう」

 

 そうジャバウォックは満足そうな表情で頷いた。

 

「…………だが、そう解った以上、今後投入する<UBM>はより強力なモノにしなければならないな…………そうだな、生物に寄生し自己再生・自己増殖・自己進化を繰り返す粘菌型の<UBM>などはどうだろうか」

「バイオなハザードはやめてー」

 

 ジャバウォックが最終的に惑星を覆い尽くしたり、全生物の滅亡とかやりそうな<UBM>の思いつきを口に出すと、それに応える声があった。

 いつの間にか、ジャバウォックの背後に猫型のマスコットが存在していた。そのマスコット──管理AI十三号“チェシャ”は同僚に向かって声をかけた。

 

「取り返しのつかない様なヤツは<SUBM>だけで十分だよー。それにもう地球の<マスター>が来ちゃったから、今までの対処法は殆ど使えなくなってるんだからねー」

「熟知している。それで、何の様だ十三号」

「んーちょっと王国の方で気になる話を聞いてねー…………<ノズ森林>で起きた<マスター>と<UBM>の戦いのログを見せてほしいんだー」

「……? …………ああ、これだな」

 

 そこには五人の<マスター>と【心蝕魔刃 ヴァルシオン】の戦いの光景が映し出されていた。

 この【ヴァルシオン】はジャバウォックがデザインしたモンスターであり、使いこなせそうなモンスターの近くに投下したのも彼である。

 生物を殺害する程に強くなる特性と、強力な精神支配の能力からそれなりに成長する個体だと見込んでいたのだが…………

 

「ふむ……成る程、偽装スキルの不備を見破り支配対象の動きを拘束した上で、<エンブリオ>によって強化されたスキルで倒したのか…………確かに偽装スキルを使いこなすには【ヴァルシオン】は経験不足だった様だな。…………それで、この記録がどうしたんだ十三号、こう言ってはあれだがMVPに選ばれた彼は真っ当な方法で<UBM>を攻略しているぞ」

「あー気になっているのはMVPの彼じゃなくて、その妹さんの方なんだよねー」

「ん? ……そちらも特に不自然な点は見られないが…………」

「…………彼女のチュートリアルを担当したのは僕なんだけど、その時にこっちが何か言う前に真っ先に言われたんだー……“この<Infinite Dendrogram>は本当にゲームなのか”ってねー」

「…………ほう?」

 

 改めて記録を見ると、彼女は敵の攻撃を全て先読みしている様だった。さらに、一度打ち合っただけで【ヴァルシオン】が本体だと気付いていた。

 

「彼女にどうしてそう思ったのか聞いて見たけど“昔から勘が良くて、なんとなくそんな気がした”って言ってただけだからねー…………でも、僕は彼女と似たチカラを持っている人達を知ってたからねー」

「…………()()()()()先導者(ヴァンガード)】、確かその資格者には“危険を何となく探知する才能”があると聞いたことがあるな。だが、彼女は<マスター>である以上特殊超級職には就けないだろう?」

「そうだねー。……ああ、僕が彼女をどうこうしようとかは思ってないよー…………でも、僕達(管理AI)の中には融通が利かないのがいるからー」

セキリュティ担当(バンダースナッチ)か、確かに十号なら敵は轢き潰す以外の選択肢は取らないだろうな。実際、不正アクセスを試みようとした()()()()()()達は潰されている」

「アイツは色々加減が利かない……というより加減する気が無いからねー。だからちょっと気になってねー」

「そこまで心配する必要はないと思うわよ」

 

 突然聴こえてきたその声に二人が振り向くと、そこには一人の女性がいた。

 彼女──アバター管理担当・管理AI一号“アリス”は二人に向かって告げた。

 

「【先導者】の資質自体はただのセンススキルだから、<マスター>が似た才能を持っていても不思議じゃないわ。それに彼女からは異能の反応は見られなかったし、彼女達の行動ログを見ても今のところは普通のプレイヤーとしてこのゲームを楽しむつもりの様だから、特に問題は無いと思うわよ」

「その才能に関しては、あくまでただの直感の延長線上にあるものだからな。それに特殊な才能を持つ<マスター>は何人かいる。情報の取り扱いに関しても、情報収集に特化した<エンブリオ>が産まれるなどの可能性も議論した上で問題は無いと判断された筈だ」

「…………そうだねー、少し気を回しすぎたみたいだねー」

「まあ、<Infinite Dendrogram>はまだ始まったばかりだから、色々ごたつきはあるのはしょうがないわ」

「むしろ、正規の方法でログインしているならば、その様な才能の持ち主は歓迎するべきであろう。……その様な者達ならいずれは<エンブリオ>を<超級>……或いは()()()まで進化させる可能性も高いだろうしな。…………何にせよ楽しみながら強くなればいい、この世界(ワールド)彼等(マスター)にとっては最初から最後までゲームなのだからな」




あとがき・オマケ、各種オリ設定・解説

兄妹:この二人の<Infinite Dendrogram>に対するスタンスは“遊戯派よりの世界派”
・これまでのプレイ中に二人で色々話し合った結果、“デンドロはただのゲームでは無く、おそらくは一つの世界であり、そこで生きているティアンも一つのの生命であるのだろう”という結論を出した。
・だが、あまり入れ込み過ぎると現実での生活に影響が出るだろうとも思って、“あくまでただのゲームとして一歩引いた付き合いをして行こう”というスタンスを取る事にした。
・今回の事の様に、世話になったティアンの為に“ゲーム内の一人のプレイヤー”として手を貸したりする事は率先して行う。

【心身護刃 ヴァルシオン】:兄の初特典武具、逸話級のアクセサリー
・複数の手札を使い分ける兄に合わせて、多様な効果を持つ様にアジャストされた。
・……その結果、各スキル・装備補正が大きく弱体化&レベルが上がりやすい兄に合わせて合計レベル参照になった。
・スキルは全てパッシブであり、これはアクティブスキルを多く使う兄の負担を減らす方向でアジャストされたから。

《強化護刃》:《強化魔刃》がアジャストされた
・討伐数参照の割合強化から合計レベル参照の固定値強化になり、対応ステータスも減った。
・今のところはオマケみたいな効果である。

《吸命転換》:《吸命転換》がアジャストされた、名前は変わっていない
・元のスキルは直接攻撃にしか対応していなかったが、兄に合わせた結果攻撃全てに対応する様になった。
・その結果として、吸収効率は十分の一になった。

《陰装護刃》:《陰装魔刃》がアジャストされた
・狩人系の隠蔽スキルを持つ兄に合わせて、偽装・隠蔽スキル強化のパッシブになった。
・強化度合いは特典武具としては低め。

《陽装護刃》:《陽装魔刃》がアジャストされた
・【司祭】の回復スキルを持つ兄に合わせて、回復スキルの強化のパッシブになった。
・強化度合いは特典武具としては低め。

フォルテスラ:この後、ギデオンで後のライバルとの出会いを果たす

管理AI達:今回の件は大体コイツらの所為
・チェシャが妹のことを気にかけていたのは、チュートリアルの事の他に彼の言葉を受け止めてくれたからでもある。


読了ありがとうございました。これで今章は終了です。
次の更新は少し間が空くと思います。

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