それでは本編をどうぞ。
□<レーヴ果樹園> 【
「いや〜結構いっぱい果物が取れたね、お兄ちゃん」
「そうだな、【レムの実】以外にも桃っぽい【ピモの実】とか、イチゴっぽい【チェゴの実】とかあったな」
「見た目は現実の果物に似てるけど、味はかなり違っているから面白いよね」
あれから俺達は順調に果物狩りを進め、貰った小型アイテムボックスが八割ぐらい埋まったところで、制限時間が来そうだったので切り上げることにした。
「とりあえずこれで果物狩りは終わりだな。じゃあ果樹園の係員に精算して貰おうか」
「そうだねー…………ん?」
突然、ミカの表情がとても厳しいものに変わった…………これはまた何かを感じとったんだな。
「どうした? …………何か感じたんだな?」
「うん、この果樹園に危険が迫っているみたい。…………多分このままだと、此処に居る人達が大勢犠牲になると思う」
「そうか、原因はわかるか?」
「そこまではまだ解らないな……」
「わかった。じゃあ俺が周囲を調べるさ、…………《超広域脅威生物索敵》」
俺は《生物索敵》《殺気感知》《危険察知》《千里眼》を組み合わせた、広い範囲で脅威となるぐらい強い生物を索敵するオリジナルスキルを使った。
すると、確かにこの果樹園に近づいてくる複数のモンスターの反応を感知した。
「確かにこの果樹園に近づいてくるモンスターがいるな、数は五十ぐらい……亜竜級も三体ほど混じっているな」
「ふーん。…………多分そっちは本命じゃないかな?」
「まあ、今の俺達だけでも時間をかければ対処出来そうな数だからな。…………とりあえず係員の人に伝えに行こう」
そうして、俺達はこの異変を係員の人に伝える為に急いで走っていった。
◇
この事を伝えにいった係員達は、すでに果樹園内の人達を避難させ始めていた。どうやら果樹園を警備していた人達がモンスターに気づいていたようで、すでに王都の騎士団にも連絡が行っているらしい。
そして、それと同時に果樹園付近にいた戦える人間に迫り来るモンスターの迎撃や、避難する人達の護衛が依頼された。
当然、園内にいた俺達や月夜さん達<月世の会>のメンバーにも依頼が出された。
「レントくんにミカちゃん、なんか妙な事に巻き込まれたなぁ」
「月夜さん、貴女達も依頼を受けたんですか?」
「そうやえー。といっても今
「…………月夜さん達はモンスターの迎撃の依頼を受けるんですか?」
「そうなるなぁ。まあ、亜竜級含むモンスター五十体ぐらいなら
「…………俺達は避難する人達の護衛に回ろうと思います」
「ふーん、そっかー。…………そっちには
そう言った月夜さんは、<月世の会>のメンバーと共にモンスターの迎撃に向かっていった。
「…………これで良かったんだな?」
「うん、迫っているモンスター達は月夜さん達がいれば問題ないし、…………でも……」
そう言ったミカの表情が曇っていった。…………これは…………
「護衛する俺達の方が危険…………いや、俺達の身に危険が及ぶのか」
「うん。…………多分この後、私達は
「…………だが、そうしないと避難する人達が大勢犠牲になる、と……」
ミカが落ち込んでるのはそれが原因か。…………こいつにとっては、身内を自分の勘で犠牲にするのはまだ少しトラウマになってるな…………
「あまり気にするなよ、この世界では俺達は死んでも二十四時間ログインできなくなるだけだ。それよりもティアンの命を優先するのには特に文句はないぞ」
「それは分かってるんだけどねー。そういう結果になると解っていると流石に気分が滅入るよ。…………やっぱり、こっちの世界での遠い勘はなんかおかしいな、普通は危険には近づかない様に反応するのに」
「…………多分、こっちの俺達は不死身の<マスター>だからな。自分の危険よりも身近な不幸を防ぐことを優先しているんじゃないか?」
「…………んー、そうかもしれない」
…………あるいはそちらの方が自分の心を守れるから、ということなのかもしれないがな…………
【クエスト【護衛──レーヴ果樹園・王都間 難易度:八】が発生しました】
【クエスト詳細はクエスト画面をご確認ください】
…………じゃあ、クエストスタートだ。
◇◇◇
□果樹園・王都間道中 【
あれから、私達は果樹園内の一般ティアンの護衛として王都に向かっていた。
今のところ道中では何も起きていないけど…………私の勘だと、そろそろ襲撃が来るはず。
「お兄ちゃん、そろそろ来るよ」
「俺の索敵系スキルには反応が無いが、相当隠密に優れている敵の様だな」
さて、どこから来るか、………………下か!
「お兄ちゃん下! あと【
「分かった! …………《デトキシケイト・ゾーン》! 全員敵襲です‼︎」
お兄ちゃんが一定範囲内の病毒系状態異常を緩和するスキルを使い、さらに他の人達に敵が来たと伝えている。
その間に私は一本だけ持っていた【快癒万能薬】を飲み干し、勘が示した方向へと走っていく…………すると、その方向の
「そこか! 《グラウンド・ストライク》‼︎」
その尾に向けて私は【
その攻撃は地上に出ていた尾を叩き潰し、その
…………その攻撃に対して、相手は即座に私から距離を取って地上に出てきた。
「【蠱毒狩蟲 ラーゼクター】<
『………… KITI』
その<UBM>【蠱毒狩蟲 ラーゼクター】の姿は、身長約二メートルの人型をしている黒い魔蟲のモンスターだった。
でも、コイツから感じる危険度は以前戦った【ヴァルシオン】よりも遥かに上だね。今はこちらを警戒しているのか様子を見ているが…………あるいは【快癒万能薬】の時間切れを狙っているのかな?
さて、お兄ちゃんと避難している人達の方は…………
「《デトキシケーション》…………チィ! 【猛毒】【魔毒】【魂毒】【衰弱】【酩酊】【麻痺】の
「…………ここは私が! 【快癒万能薬】セット! 《皆癒の霊杯》‼︎」
お兄ちゃんが避難民達の解毒に苦戦していると、<月世の会>のメンバーの一人が手に持った杯に【快癒万能薬】を入れて振り撒いた。
…………すると、状態異常に苦しんでいた人達がみるみるうちに回復していった。
「これで状態異常は治った筈です!」
「ありがとうございます! <月世の会>の皆さんは避難民を連れて急いで王都へ、ここは俺とミカで食い止めます。…………【快癒万能薬】の効果が切れるまでは足止めしてみせます」
「‼︎ …………分かりました、ご武運を‼︎」
そうして<月世の会>の人達は避難民を連れて王都へ急いでいった…………と、やっぱりそう来るよね。
『………… KITI』
「私達を無視出来るとでも? 《ストライク・ブラスト》!」
「ここに奇襲して来たんだから、そう来るよな《モンスター・ハント》“魔蟲”《スプリット・アロー》!」
私達を無視して避難民の方に向かおうとした【ラーゼクター】に対し、その行動を先読みしていた私はその進行方向上に【ドラグテイル】の《竜尾剣》を伸ばして牽制し、さらにメイスから衝撃波を放った。
さらに、お兄ちゃんの【
『KIE‼︎』
それらの攻撃をヤツは
…………とりあえず避難民からは引き離せたかな。
「…………今《看破》したが、
「それであの機動、状態異常無効…………いや効果の反転かな?」
だとすると【猛毒】【魔毒】【魂毒】はそれぞれHP・MP・SP回復、【衰弱】がステータス倍加、【酩酊】が感覚の研ぎ澄まし、【麻痺】がAGIの上昇になるかな? …………だとしたらあの動きにも納得だね。
そうしていると【ラーゼクター】の方に変化があった。…………潰された蠍っぽい尾が再び生え、右手からは蟷螂の鎌、左手からは蜂の針が生えたのである。
そして、改めてこちらに向き直った。…………なるほど、避難民を追うのをやめた代わりにこっちを確実に殺しに来るか。
『…………KIE!』
「また毒ガス! ……いや、目くらまし…………横か!」
「……《透視》ターゲット“魔蟲”《アンチ・モンスター・スナイプ》!」
まずヤツは口から大量の瘴気を噴射し、それに身を隠して私の横から右手の鎌で斬りかかってきた。
それを私はかろうじて【ギガース】で防ぐもののSTR差で弾き飛ばされ…………そこに《透視》スキルでヤツを捕捉したお兄ちゃんの矢が襲いかかった。
…………だが、
『KIE!』
「がっ! …………《ブリーズ》!」
「お兄ちゃん⁉︎ ……チィ‼︎」
その攻撃をヤツは容易く躱し、反撃として左手の針を
だが、ヤツはそれもあっさりと躱して距離を取った。…………やっぱりAGIが違い過ぎるね、私のAGIは補正込みで三千ぐらい、お兄ちゃんは二千ぐらいだから攻撃を当てるのもままならない。
ヤツも決して深追いせずに引き気味に戦って来るから、このままだと【快癒万能薬】の時間切れになるね。
そして、多分次は…………
『KIE!』
「お兄ちゃん! …………クッ⁉︎」
「…………ま、弱った方を狙うよな……《瞬間装備》」
やっぱり、ヤツは負傷したお兄ちゃんを先に狙う事にした様だ。
さらに私の方にも尻尾から直径十メートル程の蜘蛛の巣のような網を、何発も発射して牽制してくる。その網は何とか躱せたものの、そのせいで私は足止めされお兄ちゃんのフォローには行けなくなった。
向かって来るヤツに対しお兄ちゃんは【ライトニング・デスジャベリン】を取り出して迎撃の構えを見せて…………突然、ヤツの足が
『KIE⁉︎』
「《
それは、お兄ちゃんの【
そこに間髪入れず、投擲系スキルと雷属性魔法を組み合わせたオリジナルスキルで槍を投擲した。…………あれは以前に私との決闘で使ったものの強化版で、仮に避けても地面に突き立った時に発生する雷撃でダメージを与えられる。
…………筈だったが、
『KIEEE‼︎』
「何ッ⁉︎ …………ゴハァ‼︎」
「お兄ちゃん⁉︎」
その投擲をヤツは
その際に鎌は砕けたもののヤツは意に介さず即座に拘束を抜け出し、再び生やした左手の針に
…………そして、お兄ちゃんは顔の穴全てから血を撒き散らして絶命した。
【パーティーメンバー<レント>が死亡しました】
【蘇生可能時間経過】
【<レント>はデスペナルティによりログアウトしました】
そんなアナウンスがお兄ちゃんの
『KIE!』
「感傷にも浸らせては…………くれないよね‼︎」
お兄ちゃんを仕留めたヤツは即座に右手の鎌を再生させ、さらに左手の針も右手と同じ様な鎌に変化させて、それらから複数の斬撃波を放って来た。
それを私は勘による危険感知で先読みして回避するか、【ギガース】や【ドラグテイル】で受ける事でかろうじて凌ぐものの、その隙にヤツはこちらに接近してきた。
『KAA! …………KIE!』
「また毒……いや! 酸の霧⁉︎ …………それに網まで‼︎」
接近してきたヤツは、口から強酸性の霧を吐き出してこちらの逃げ道を減らしに来た。さらに私が回避した方向に向かって、さっきも使った蜘蛛の巣状の網まで投げかけて来る。
これは完全にこっちの処理能力を圧迫しにきているね。…………ていうか、さっきからこちらへの対処がいちいち的確すぎ! ステータスでもスキルでも上回られている相手にそんな事やられると本当にどうしようも無いんだけど⁉︎
そんな事を繰り返しているうちに、私の身体には少しずつダメージが蓄積されていった…………そろそろ【快癒万能薬】の効果時間が切れるね。
「こうなったら覚悟を決めるしかないか。…………疾ッ!」
『KIE!』
私はヤツに向けて《竜尾剣》を突っ込ませ、さらに自分自身もヤツに向かって突撃した。
それに対しヤツは《竜尾剣》を弾き飛ばし、さらにヤツと私の間に酸の霧を壁の様に噴射した。そして
それらの攻撃により私は全身を焼かれ、右腕と左足を斬り裂かれその場で動きを止めてしまい、そこに接近してきたヤツの斬撃が私の首を薙ぎ……
「《インパクト・ストライク》‼︎」
『GAA!』
その斬撃を装備していた【救命のブローチ】が砕けるのを代償にして防ぐと同時に、片手で放ったカウンターのアクティブスキルをヤツに叩き込み吹き飛ばした。
…………この【ギガース】は<エンブリオ>、私には重さを感じさせないから片手で使う事も出来るんだよね。…………でも、
「流石に……
先程、私は副腕を使って時間差で放たれた斬撃で腰部の鎧の無い部分を斬り裂かれており、そのまま地面に倒れ伏した。
…………身体は半分以上は斬り裂かれているみたいだから、もうすぐ死ぬかな。
(でも、目的は果たせたみたいだし、構わないかな…………)
そんな私の目には、
【クエスト【護衛──レーヴ果樹園・王都間】を達成しました】
…………そのアナウンスに安堵しつつ、私はこのゲームで初のデスペナルティを受けたのだった。
【致死ダメージ】
【パーティー全滅】
【蘇生可能時間経過】
【デスペナルティ:ログイン制限24h】
◆◇◆
■【蠱毒狩蟲 ラーゼクター】
『………… KITI…………』
今、王都から全速力で離れていく【ラーゼクター】は、今回の狩りは完全に失敗だったと思っていた。
本来の標的だった人間達は、すでに街から出てきた人間達と合流していた。その人間達の中には、今の負傷した自分が戦うには危険な程の実力を持つ相手もいた。
なので、彼はその人間達が自身を狩ろうとする前に、全力でこの場を離脱することにしたのだった。
『………… KITI KITI…………』
また、彼は今回の狩りの失敗の原因は、左手に痣を持つ人間の能力を見誤っていた事だとも考えていた。
特に先程戦った二人には最初の奇襲を見破られたことに始まり、自身がやろうとしていた事の殆どを潰されてしまう形になった。
それに仕留めた時に得られる経験値も人間の割には少なかったので、そういう意味でも割りに合わない相手だった。
…………
『………… KITI KITI KITI…………』
今回の狩りで得たことは、街の側にいる人間達を狩るのはリスクが高すぎる事と、“痣持ち”の人間は標的としては割りに合わないという情報ぐらいだったな。
…………そんな事を考えつつ、彼は隠密系スキルを使って近くの森の中に消えていった。
あとがき・オマケ、各種オリ設定・解説
兄妹:今回初デスペナ
・伝説級<UBM>にいきなり遭遇して運良く勝てる、などという事は余程規格外な力を持っていなければ滅多に起きない。
・兄以上の万能性と妹以上のステータス、さらに戦術と技術と直感にも優れたほぼ上位互換の【ラーゼクター】相手に、真っ向勝負では流石にどうしようも無かった。
・ちなみに扶桑月夜含む<月世の会>戦闘メンバーと協力すれば勝てる可能性もあったが、その場合一般ティアンに多数犠牲が出ていた。
・ティアンの犠牲をゼロにする為には、本編の様に兄妹がデスペナになるルートしか無かった。
《グラウンド・ストライク》:【剛戦棍士】の奥義
・作中の様に地面の下の敵に使う他にも、巨大な敵の上で使う事で衝撃波により相手の内部にダメージを与えるという使い方も出来る。
・…………というより巨大な敵の内部を破壊するのが本来の使い方、上手く当てれば純竜級のモンスターも一撃で倒せる。
扶桑月夜:今回の裏側ではモンスターの群れ相手に大活躍
・実際、彼女達がいなければモンスターの迎撃にあたっていた警備のティアンが何人か死んでいた。
・今回は兄妹にクランのメンバーを助けられたからいずれ借りを返さなあかんなー、とも考えている。
《皆癒の霊杯》:<月世の会>の<マスター>【高位薬剤師】スズキ・ケンタのスキル
・杯の中に入れたポーション類を振り撒く事で、その効果を周囲に及ぼす事が出来るスキル。
・彼の<エンブリオ>【全癒霊杯 アムリタ】には、杯の中に入れたポーション類の効果増幅・連続使用時のデメリット軽減・味を良くするスキルなども有している。
・リアルでは複数の強力な薬を服用しながらの闘病生活を送っており、そのパーソナルが<エンブリオ>にも影響している。
・多分<月世の会>には、この手の回復・医療系の<エンブリオ>の持ち主も多くいると思う。
【蠱毒狩蟲 ラーゼクター】:割とチートな兄妹を三分以内に瞬殺するヤベー奴
・伝説級<UBM>だが、一番ヤバいのはステータスやスキルではなく戦術と技術。
・特に技術面は達人ティアン並みであり、モンスターとしての危険を察知する直感にも優れている。
・戦術面でも過去に人間と戦った経験から、【快癒万能薬】に対しては時間稼ぎ及び使用の隙をつく、【救命のブローチ】には時間差で攻撃する形で対処してくる。
・今回の経験から以後、人里付近を狩場にしたり<マスター>を標的にする事は、効率が悪くリスクも大きいのであまりしなくなった。
・STR・AGI・END・DEXの平均ステータスは五千前後だが、後述のスキルによるバフでAGI以外は一万、AGIは一万五千に届く。
《蠱毒瘴気》:【ラーゼクター】のスキルその一
・お馴染みの【猛毒】【酩酊】【衰弱】【麻痺】に加えて、MPを減らす【魔毒】SPを減らす【魂毒】の状態異常をもたらす瘴気を発生させるスキル。
・このスキルは使った時に自身にも同じ状態異常をもたらす無制御系のスキルであり、それ故に強度は非常に高く治すには【快癒万能薬】や超級職のスキルが必要。
・また、状態異常をどれか一つに限定して圧縮し、相手に各種耐性を無視して直接叩き込む《蠱毒絶殺》という応用スキルも持つ。
・兄を仕留めたのは【猛毒】に限定されたものであり、見た目は顔から血が出ただけだが、身体の中は毒による汚染を通り越してドロドロのスープみたいになっていた。
・ただし、無制御系のスキルを圧縮したため自身にかかる負担も大きく連発は出来ない。
《益毒反転》:【ラーゼクター】のスキルその二
・自身にかかっている状態異常の効果を反転させる。
・原作主人公のスキルと違いデバフは反転出来ないが、その分状態異常なら超級職のスキルでも問題無く反転可能で、敵から受けた者のみなどの制限も存在しない。
・このスキルにより《蠱毒瘴気》が完全にメリットスキルになっている。
・ただし、耐性を無視する《蠱毒絶殺》は完全には無効化出来ず自身にもダメージを受けてしまう。
《混成魔蟲》:【ラーゼクター】のスキルその三
・自身が倒して、その遺伝情報を摂取した魔蟲系モンスターのスキルを取得できるラーニング系スキル。
・また、遺伝情報を摂取した魔蟲系モンスターのスキル使用の為の部位を自身から生やす事も出来る。
・その応用で部位欠損も再生出来るが、HPが回復する訳では無い。
・作中では兄妹に使用したスキルの他にも、【テンプテーション・マンティス】などからラーニングした魅了・誘引系スキルでモンスターを果樹園に誘導したり、【デミドラグワーム】などからラーニングした《土中潜行》スキルで奇襲したり、索敵や隠密系スキルを使ったりもしていた。
・【ラーゼクター】は元々スキルの開発が得意だったので、ラーニングしたスキルを自身が使いやすい様に改造したりもしている。
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