それでは本編をどうぞ。
12/15 末妹の必殺スキルのデメリットを一部変更し、それに合わせて本文とあとがきの文章を一部変更しました。
3/12 メタル系モンスターが希少という事なのでボスモンスターの名前を変更しました。
□王都アルテア冒険者ギルド 【
こんにちは、ミュウなのです。今日も学校を終えた私と姉様は二人でデンドロのプレイを始め、今は冒険者ギルドで受けられそうなクエストを探しているのです。
ちなみに兄様は大学の方で予定があるという事で、今日は一緒じゃないのです…………やっぱり小学生の私や姉様と大学生の兄様では時間が合わない時も多いのです。
…………兄様がいないと<墓標迷宮>に探索は少し厳しくなるのです。主にアンデッドと罠への対処で。
「それに最近お兄ちゃん、ソロで行動する事が多くなっているしねー。何でも魔石職人ギルドの方で面倒な依頼を受けたからー、とか言っていたけど」
「まあ、兄様には兄様の予定があるから仕方がないですよ。それに私も上級職に転職出来ましたしフェイも
『僕も上級<エンブリオ>になって
そうなのです! まず私は【
格闘家系統の上級職である【武闘家】は徒手格闘時にステータスを上げるアクティブ・パッシブの各種バフスキルを覚えるのです。その特性はフェイが新しく覚えた必殺スキルとの相性もいいから、かなりの戦力強化になったのです!
…………まあ、その代わり攻撃用のアクティブスキルは強力なものをあまり覚えず、最大スキルレベルも低いですが、そこは技術でカバー出来るので問題無いのです。
「でも良いな〜、お兄ちゃんとミュウちゃんは必殺スキルを習得出来て。以前聞いた話だとエルザちゃんも習得したって話だしー…………なんか置いていかれた気がするなぁ」
「…………姉様は必殺スキルなんて無くても十分過ぎるぐらいに強いと思うのです。…………そもそも特典武具を二つも持っている時点で私達の中ではダントツで最強なのです」
『確かにね。…………普通に【ガーディアン・エレメンタルゴーレム】を粉砕していたし』
実際、今の私や兄様が一対一で姉様と戦えば高確率で敗北するのです。
その反則的な直感と圧倒的なステータス、更に特典武具の能力が合わさった姉様は純竜級のモンスターですら余裕で屠りさるのです。…………私や兄様がソロでは倒すのが難しい【ガーディアン・エレメンタルゴーレム】も、姉様の前では即座にミスリル素材に変わりますし。
あと現在就いている【
「さてと、そろそろ受けるクエストを決めないとね〜。何か良いの無いかなぁ」
「…………それならこの【王都・トルネ村間街道の【ブラックウルフ】の群れの討伐】のクエストはどう? …………討伐系のクエストの中でも交通の維持も含まれているから報酬も良いし……」
「成る程、確かに他の討伐系と比べても報酬が良いのです。…………って、葵ちゃん! いつの間に‼︎」
そう言って私達にクエストを提案してきたのは、私の同士でありフレンドの日向葵ちゃんでした。
…………本当にいつの間にか近くに居たのです……。
「…………私もちょっと冒険者ギルドにクエストを受けに行って、偶々ミュウ達は目に入ったから声をかけただけ…………それより久し振りにフェイをモフらせて欲しい」
「良いですよ。フェイも上級エンブリオになってから肌ざわりが良くなりましたのです」
『いや! ちょっとミュウ待っt…………ああ〜⁉︎』
そう言うと即座に葵ちゃんはフェイをモフモフし出したのです…………相変わらず二人は仲が良いのです。
「ふーん。…………最近の生態系の変化で王都周辺の街道に出るモンスターが増えてきたから、定期的にこう言うクエストが出されているみたいだね。…………まあ王都とトルネ村間の街道は利用する人が少ないからか、他と所と比べて報酬は少ないけど」
「でも、普通の討伐系クエストと比べれば報酬も比較的良いみたいですし、何より人助けになるのです!」
「…………討伐する範囲はそこそこ広いし一人だとキツイから、一緒にやりたいんだけど…………ダメかな?」
「大丈夫なのです! 一緒にやろうなのです!」
「他に良さそうなクエストも無いから別に良いよー」
そういうわけで【王都・トルネ村間街道の【ブラックウルフ】の群れの討伐】……クエストスタートなのです!
◇
「《インパクト・ストライク》!」
「《気功闘法》《ストレート》!」
『『GAAA⁉︎』』
そうして今、私達は王都からトルネ村に続く街道の近くで十数匹程度の【ブラックウルフ】の群れと戦っているのです。
まず姉様のメイスによる一撃が一匹の狼を叩き潰し、もう一匹を私が【武闘家】のアクティブスキルで自身にバフをかけた上で殴り倒しました。
「……《フレイムフィスト》」
『《ヒート・ジャベリン》!』
『『GAAA‼︎』』
すぐ近くでは敵陣に突っ込んだ葵ちゃんが炎を纏わせたパンチ──拳士系統と魔術師系統の複合下級職【
これは葵ちゃんの<エンブリオ>が炎熱系攻撃を吸収出来るので、「炎魔法で自分ごと敵を焼き払ってほしい」とフェイに頼んだからなのです…………最初は戸惑いましたが、今は大分慣れてきたのです。
「さて、そろそろ片付けようかな……《サークル・インパクト》《竜尾剣》!」
そう言った姉様がメイスで周囲の敵をまとめてなぎ払い、さらに背中の剣尾を伸ばして次々と狼達を貫いていきます…………正直、姉様一人でもこの群れの殲滅は余裕なのですが、私達に経験値を稼がせる為に序盤は手加減してくれていたのです。
…………そして本気を出した姉様によって、まもなく【ブラックウルフ】の群れは殲滅されたのです。
◇
「はーい、お疲れ様〜」
「…………お疲れ……」
「お疲れ様なのです。これでクエストは終わりでしょうか?」
私がそう聞くと、姉様は首を傾けました。
「んー、クエストの用紙には群れの数は三十匹以上と書いてあったし、この群れにもリーダーと呼べるような個体が居なかったから…………多分まだ居るんじゃないかな」
『成る程。…………じゃあこの群れは一体何だったんだろう?』
「…………偵察隊か先遣隊?」
「…………じゃあ本隊も近くに居るのですか?」
「多分ね〜。…………私の勘だけどここにいる群れはただの【ブラックウルフ】の群れじゃなさそうかな?」
キャアァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ⁉︎
そんな事を考えていると遠くの方から悲鳴が聞こえて来たのです。
「…………悲鳴?」
「姉様!」
「うん、行こうかみんな。…………あとミュウちゃんは現場に着いたら必殺スキルを使うことになるだろうから準備をしておいてね」
「分かったのです!」
『分かったよ!』
そうして私達は悲鳴が聞こえた場所に駆け出して行ったのでした。
◇
『『『GAAA‼︎』』』
「ヒィィィ〜〜ッ⁉︎」
『クッ! 数が多過ぎる‼︎』
悲鳴が聞こえた場所にたどり着いた私達が見たものは、三十匹以上の【ブラックウルフ】に囲まれて横転した馬車と、それに乗っていたらしい数人の
…………あの戦っている人は多分<マスター>だと思うのです。…………だって兜のデザインがプリキ○アの三十分後に放送している仮面ライダーにそっくりですし、その近くに<エンブリオ>らしきバイクが置いてあるのです。
あと、ティアンの方にも武装した人が二人程居ましたが、怪我をして倒れているのです…………その彼らを守っているので仮面ライダーさん(仮)は苦戦しているようなのです。
「私があの群れを殲滅するから二人はティアンの人達の怪我の治療と護衛をお願い。…………それとこの後
「分かったのです!」
「…………了解」
『分かった!』
「お願いね! ……《竜尾剣》《テンペスト・スマッシュ》!」
そう言った姉様は、背中の剣尾を伸ばしてティアンの人達に襲い掛かろうとしていた【ブラックウルフ】を切り裂き、そのまま群れの中に飛び込み風を纏ったメイスでもって敵を馬車から離れた所へ吹き飛ばしていきました。
…………その隙に私達は残りの敵を蹴散らしつつ馬車の方に近づきました。
『君達は……!』
「通りすがりの<マスター>なのです、覚えておくのです! フェイ!」
『《フォースヒール》!』
「…………とりあえずスズキさん謹製のポーションを使おう……」
「おお……!」「傷が……⁉︎」
フェイの上級回復魔法と葵ちゃんのポーションが傷ついた人達を治していくのです。
…………そして、そうしている間に姉様が周りの敵を殲滅し終わっていたのです。
『助けてくれて感謝する。……俺はマスクド・ライザー、この辺りをパトロールしていたら彼等がモンスターに襲われているのを見かけて助けに入ったのだが…………何分相手の数が多くてな……』
「礼なら後で受け取るよ。…………それにまだ終わっていないし…………ミュウちゃん」
「《気功闘法》《アクセラレイション》《ブーステッドパワー》《ディフェンスアップ》」
『《エンチャント・ストレングス》《エンチャント・エンデュランス》《エンチャント・アジリティ》』
『一体何を…………ッ⁉︎』
私とフェイは仮面ライダーさん…………ライザーさんの話を聞きつつも姉様に言われた通りに、必殺スキル発動の準備として私に各種アイテムや魔法などによる単体ステータスバフを掛けていったのです。
…………その行動を訝しんでいたライザーさんも迫ってくる気配に気づいた様なのです…………気配がした方向からは五十匹を越える数の【ブラックウルフ】と、それを指揮するリーダーがいたのです。
『【
「なっ‼︎」「そんな…………」
純竜級モンスターと、それに率いられた亜竜級モンスター三体の出現にティアンに人達の顔は絶望に染まりました。
…………向こうの足はかなり早いので、ティアンの人達を守るためには早急に一匹残らず殲滅する必要があるのです。
なので姉様はすぐに指示を出して行きました。
「ライザーさんは私達とパーティーを組んでアイツらの殲滅。ボスは私が倒すから三人は【亜竜黒狼】をお願い。ティアンの皆さんはなるべく一箇所に固まって動かないように、戦える二人は皆さんの護衛に集中してください。…………時間が無いので急いで‼︎」
『あ、ああ!』
「「わっ分かりました!」」
姉様の指示にパニックになり掛けていたティアンの人達が従って行きます…………こういう時には強く言ってしまえば言う事を聞かせられますからね、流石です姉様。
【マスクド・ライザーからパーティー加入申請が届きました】
【パーティー加入を許可しますか? Yes/No】
当然Yesなのです…………これで準備は整ったのです。
「ミュウちゃん、お願い」
『《エコー・オブ・トゥワイス》……ミュウ!』
「行くのです! フェイ!」
そして最後に自身に掛かっている全てのバフ効果を倍加させて、フェイが私の肩に乗り…………私とフェイの必殺スキルが発動したのです。
「『《
その宣言と共に私とフェイが一つとなったのです。その姿は髪のフェイと同じ色のメッシュがかかり、瞳も片方がフェイと同じ色をした私の姿なのです。
…………これが私達の必殺スキルの効果である『私とフェイを融合させる事』なのです。この状態になるとステータスが私とフェイのものをそれぞれ合計したものになり、スキルも二人が使えるものは全て使える様になるのです。
…………まあ、フェイのステータスはMP以外はAGIが少し高いぐらいですし、私が物理アタッカーなのでMPが低い事もあって
「それじゃあ行くね…………疾ッ‼︎」
『『『GAAA⁉︎』』』
そう言って姉様が
…………これが私達の必殺スキル第二の効果、『自身に掛かっている全てのバフ効果をパーティーメンバー全員に適用させる』事なのです。
この効果により私に掛かっていた強力なバフ効果が
…………そんな光景を見た【亜竜黒狼】の一匹が姉様に襲いかかって行きますが…………、
「邪魔、《スマッシュメイス》」
『GA……!』
それを先読みしていた姉様が無造作に放ったスキルによって瞬時にミンチにされ、そのまま姉様は【純竜闇狼】に向かって行きました…………正直、姉様一人でいいんじゃないでしょうか。
「…………おっと! そんな事を考えている余裕は無いのです。…………二人共、姉様のお陰で敵は浮き足立っているので今がチャンスなのです。このスキルの効果は五分しか持たないので早めに決着をつけるのです!」
「分かった…………【亜竜黒狼】の一体は私が倒すから、ミュウは護衛をお願い……ミュウのバフが切れたら詰むし……」
『それなら、もう一体は俺が請け負おう。……行くぞ! ヘルモーズ! ……《ストーム・ダッシュ》‼︎』
そう言ったライザーさんは自身の<エンブリオ>であるバイクに乗り、スキルを発動して上で敵の群れに突っ込んで行ったのです。
スキルの効果もあってか、道中の【ブラックウルフ】達を片っ端から弾き飛ばしながら【亜竜黒狼】に向かって行きました。
…………そして、それに気付いた【亜竜黒狼】がライザーさんに飛び掛かってきたのです。
『GAAA‼︎』
『ムッ! ……トウッ‼︎』
しかし、それを見たライザーさんは
『《ライザァァァキィィィック》‼︎』
『GAAAAAA⁉︎』
そしてそのままバイクの加速と跳躍の勢いを上乗せした跳び蹴りが【亜竜黒狼】に突き刺さったのです。
…………凄いのです! 生ライダーキックとか初めて見たのです! しかもバイクから跳躍してのコンボ技なのです‼︎
当然、その必殺のキックを受けた【亜竜黒狼】は跡形も無く爆散したのです! (してません。普通に倒されて光の塵になっただけです byフェイ)
「…………時間が無いから出し惜しみはしない……《
『GAAA!』
葵ちゃんの方を見ると、さっき見た時よりも
…………やっぱりああいう属性があった方が魔法少女らしいのです…………しかし! 必殺スキル使用中の私はフェイが覚えている魔法も使えるのですよ‼︎
と、言うわけで【ブラックウルフ】達が馬車に近づいて来るまで少し時間があるので、魔法を使って攻撃するのです。
「……“キュアップ・ラパパ”! 《マッドクラップ》! ……“ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー”! 《ウインドカッター》! ……“マージ・マジ・マジカ”! 《ファイアーボール》!」
『《ヒート・ジャベリン》…………ミュウ、今の《詠唱》は?』
「私が知ってる魔法の呪文なのですよ? …………やっぱり『リリカル・マジカル』とかの方が良かったです?」
『…………ミュウの好きにすればいいんじゃないかな……』
そんな会話をしつつ、敵の群れに向かって魔法を打ち込んでいきます…………ちなみに融合中も私とフェイは別々に意識があるので、今みたいにスキルを二人で並行して使うことも可能なのです。
…………どうやら敵のボスと姉様の戦いもそろそろ決着がつきそうなのです。
「これで終わりだよ!」
『! ……GAAAA‼︎』
姉様が【純竜闇狼】にトドメを刺そうと突っ込んで行くと、それを待っていた相手が今まで温存していた闇属性のブレスを放ったのです。
…………それを相手に向かって走っていた姉様は避ける事が出来ずに飲み込まれ……、
「《インフェルノ・ストライク》‼︎」
『⁉︎』
それすらも先読みしていた姉様は特典武具【ブラックォーツ】のスキル《闇纏》でブレスを透過して突破し、それに動揺した相手に炎を纏ったメイスによる攻撃を叩き込み粉砕しました。
◇
あれからボスを失って烏合の集と化した【ブラックウルフ】の群れは間もなく討伐されました。
そして私達はそのままティアンの人達をトルネ村まで護衛しました。どうも王都からトルネ村に向かう途中に襲われた様なのです。
『今回は本当に助かった。君達が来てくれたお陰でティアンに犠牲が出ずに済んだよ』
「いえいえ、どういたしまして」
「…………たまたま通りすがっただけだから……」
「<マスター>同士は助け合いなのです」
どうもライザーさんは日課のパトロールの最中に、あの馬車が襲われている場面に遭遇したようなのです…………やっぱり良い人なのです。
…………どうやら姉様も同じ事を思ったようなのです。
「じゃあライザーさん、私達とフレンド登録しませんか?」
『俺とかい?』
「はい! 日夜パトロールをして人々の為に戦っているライザーさんは凄くカッコ良かったのです! だから友達になりたいのです‼︎」
『! …………分かった。じゃあフレンド登録をしようか…………今回は本当にありがとう』
こうして、また一人私にこの<Infinite Dendrogram>での友達が増えたのでした。
あとがき・オマケ、各種オリ設定・解説
末妹:リアル仮面ライダーとフレンドになれて大満足
・プリキュアが一番好きだが、仮面ライダーやスーパー戦隊も見ている。
・必殺スキル習得後、ジョブビルドをこのまま物理特化にするかMPも上がる【魔拳士】系を取るかを悩み中。
・自己バフに特化した格闘系ジョブは黄河帝国周辺でしか就けないのが悩みどころ。
《気功闘法》:【武闘家】のアクティブバフスキル
・SPを消費して一定時間物理系ステータスを上昇させる。
・【武闘家】で覚えたこのスキルは、気功系スキルに特化したジョブで覚えたものと比べて最大スキルレベルは低い。
フェイ:必殺スキル初披露
・第四形態に進化した際の他の強化点は《エール・トゥ・ザ・ブレッシング》のレベルが四に上がった事、自身のMPの上昇、ステータス補正の上昇。
・アクティブスキルには長いクールタイムや発動条件があり、自身のステータスも上級ガードナーとしてはMPとAGI以外非常に低いが、その分<マスター>へのステータス補正はそこそこ。
《
・発動時には<マスター>と<エンブリオ>が接触していなければならず、制限時間は五分でクールタイムは二十四時間。
・パーティー内のメンバーの使役モンスターや召喚モンスターにもバフ効果は及ぶ。
・必殺スキルがこうなった理由は複数あり【フェアリー】の特性が『
妹:ヒーロー物ではウルトラマンが一番好き
葵ちゃん:気配遮断はリアルスキル
・今回の事は、現在<月世の会>メンバーがクランホームを建てる為の資金稼ぎをしているのがきっかけ。
【魔拳士】:魔拳士系統下級職
・拳士系と魔術師系の両方のスキルが使え、更に拳に各種属性を纏わせるスキルを覚える。
・属性を身体に纏わせるスキルは【魔法剣士】などの武器に纏わせるスキルと比べるとやや燃費が良いが、自分が制御出来ない程のMPを流し込むと自身もダメージを負う。
・葵ちゃんの場合は<エンブリオ>によって光熱系のスキルならダメージを吸収して、そのエネルギーを更にスキルに回せる為相性が良い。
ライザーさん:リアル仮面ライダー
・現在は王都・ギデオン・クレーミルを中心にパトロールしている。
・最初に苦戦していたのはティアンを守るためにヘルモーズから降りて戦わざるを得なかったから。
《ストーム・ダッシュ》:【疾風騎兵】のスキル
・騎乗時の速度を上昇させ、走行中に接触した相手に走行速度に比例した攻撃力を発生させる。
・要するにライダーブレイク。
【純竜闇狼】:今回の敵
・各種生態系の変動により王都周辺に住み着いたモンスター。
・人間に自身の存在を知られない様に隠密系のスキルを使ったりしていた。
・今回は群れの配下を多くやられた為、自身が仇を取ろうと出てきた。
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