おそらく今年最後の投稿になります、それでは本編をどうぞ。
3/1 あとがきで間違っていた部分を変更しました。
◾️<サウダーテ霊林> 【ハイエンド・タルタロス・リッチ】
『…………ようやくだ……ようやく儀式の準備は整った……』
自然ダンジョン<サウダーテ霊林>の奥深く、そこにある巨大な魔法陣の中心にある霊木の下で堕ちた【
『…………待っていてくれ……お前たち……すぐに永遠の命を与えてやれる……』
そう言って、彼は懐からアイテムボックス…………彼の妻子の遺体が入った【棺桶】を取り出し、魔法陣の指定の場所へと設置した。
『…………さあ……死者蘇生の儀式を始めよう……◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』
そう言った彼は霊木に触れながら儀式魔法発動の為の呪文を詠唱し始め、その呪文に呼応して魔法陣と霊木が光を放ち、魔法陣に刻まれた術式に従って周囲の魔力を吸収し始めた。
『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』
呪文の詠唱が進むと共に魔法陣と霊木の光が強まり、吸収した膨大な魔力を使って魔法陣に刻まれた術式が効果を発揮した…………順調に儀式を進めている様に見える彼だが、そこで二つのイレギュラーがあった。
まず一つ目はこの魔法陣に刻まれた術式は『あらゆるモノを知性のあるアンデッドにする術式』であり、彼はそれによって妻子の遺体をアンデッド化させようとしていたのだが…………魔法陣の特性上、その術式の効果範囲内には触媒である霊木が入っていた事。
そしてもう一つは彼が狂気の中で作り上げたその術式が、彼が思う以上の効果を持っていた事…………膨大な魔力を抱えながらもモンスター化しなかった程に安定していた樹齢数百年の霊木を
…………生前の彼ならばそれらの不備にも事前に気付く事が出来たが、今のモンスターとなり狂い果てた彼はそんな事にすら気付く事が出来なかった……。
『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️……! これは…………⁉︎』
『…………◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️‼︎』
術式の効果によりアンデッドモンスターと化した霊木は、その効果によって芽生えた知性により、自身に接触していた彼を敵性存在と認識した…………自身の妻子を蘇らせる為の術式だった為、アンデッド化した後の制御などは一切考えられていなかったのである。
『◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️‼︎』
『何を……⁉︎ ……ガアア‼︎』
…………そして、アンデッド化した霊木は自身を触媒として展開されていた魔法陣に干渉し、自身に蓄えられた膨大な魔力を術者である【ハイエンド・タルタロス・リッチ】に対して逆流させた。
更に魔法陣に刻まれた『アンデッド化』と『魔力吸収』の術式を無理矢理統合して、『アンデッドを吸収する術式』として起動させた。
『がアアアアアァァァ◾️◾️◾️◾️……』
『◼️◼️◼️◼️◼️◼️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️……』
突如、魔力を逆流させられた事で怯んでいた彼は吸収術式に抗う事が出来ず、そのまま彼の妻子の遺体と共に霊木アンデッドに吸収されてしまった。
…………だが、無理矢理統合した術式だったからか、或いは彼の狂気に侵された妄念が霊木に芽生えた知性を上回ったからせいなのか、その霊木と吸収された【ハイエンド・タルタロス・リッチ】は、その肉体と精神が混じり合って一つの
『…………◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』
変質したその姿は先程までの神々しかった霊木とは打って変わり禍々しいオーラを発しており、その上部には狂気に囚われた人の様な形のウロがあった。
…………そして、この儀式の術式が彼の頭の中にしか無く今後再現は不可能な事と、自然ダンジョン内の樹齢数百年の霊木が変化した事から、この樹木型アンデッドは
【(<
【(過去に類似個体なしと確認。<UBM>担当管理AIに通知)】
【(<UBM>担当管理AIより承諾通知)】
【(対象を<UBM>に認定)】
【(対象に能力増強・死後特典化機能を付与)】
【(対象を逸話級──【屍冥王樹 ハデスルード】と命名します)】
そうして生まれた【屍冥王樹 ハデスルード】には、たった一つの
…………故に【ハデスルード】はその意思に従って行動する。
『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』
まず【ハデスルード】は<UBM>化した事により動かす事が出来る様になった枝や根を触手の様に伸ばして周辺にあった木々に接触し、自身のスキルの一つ《冥樹屍変》を行使した……すると接触していた枝や根から禍々しいオーラが木々に流れ込み、それらの木々は
そのスキル《冥樹屍変》は魔法陣に刻まれていたアンデッド化の術式とアンデット吸収の術式が統合され、<UBM>化と共に【ハデスルード】の固有スキルとなったものであり…………その効果は自身に接触している生物に呪詛を流しこむ事でアンデッド化させ、更にアンデッドを吸収して自身を拡張・強化するスキルである。
『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』
その効果により周辺の木々がアンデッド…………【ハデスルード】と化し、更にそれらが周辺の木々をアンデッド化させる事で【ハデスルード】の体積はどんどん増えていき、それに合わせてHPとMPが上昇していく。
また、それと同時に第二スキル《魔力集積》──魔法陣の周辺魔力吸収スキルが【ハデスルード】の固有スキル化したモノ──によって周辺の魔力を吸収して、スキルにより消費したMPを回復していった。
『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』
…………そうして【ハデスルード】は残されたたった一つの思いに従い、<サウダーテ霊林>を呑み込んでいく…………
◇◆◇
□<サウダーテ霊林> 【
あれから休憩と各種準備を終えた俺達は、再び<サウダーテ霊林>奥地へ出発しようとしていた。
…………その時、森の奥からいきなり膨大な量の魔力が溢れるのを感知した。
「⁉︎ ……これは魔力か?」
『……しかも相当な大きさの魔力だね』
「……この森全体が騒めいているみたいなのです」
「なんか凄いゾワゾワするね」
それは魔法系のジョブに就いている俺や魔法に特化したガードナーであるフェイだけでなく、ミカやミュウちゃんでも感知出来る程の魔力だった…………これは急いだ方がいいかな。
「先を急ぐぞ……流石にこれはヤバそうだ」
「そうだね……私の勘でも『早く森の奥に行った方がいい』って出てるし」
「それでは急ぐのです」
そうして俺達は全速力で森の奥に向かって行った。
◇
森の奥についた俺達が見たモノは禍々しいオーラを放つ巨大樹木と、その周りで同じオーラを放つ木々の姿だった。そして全ての木々の頭上には同じ文字が表示されていた。
「《透視》《千里眼》……【屍冥王樹 ハデスルード】……<UBM>の樹木型アンデッドか?」
『……この禍々しいオーラを放つ木々の全てが<UBM>みたいだね』
「しかもコレ、周りの普通の木々もどんどん変質させているのです」
「コレは……どうも早めに倒さないと手が付けられなくなる気がするよ」
確かに、このまま<サウダーテ霊林>全体が<UBM>化したら、俺達ではどうしようも無くなるだろう。
…………だが、あの【ハデスルード】はどうも先程発生したばかりの様で、変質されている木々の範囲もまだ狭かった。なので今ならまだ俺達でも何とかなるかもしれない。
「……ミュウちゃんとフェイは必殺スキルの準備を、多分あの巨大樹木が大元だろうから、周りの木々を【ジェム】とかで破壊しつつあそこまで突っ込むぞ……《フィジカル・ブースター》」
「分かったのです……《気功闘法》」
『了解……《ホーリー・ブレッシング》』
「うん……多分それで大丈夫だと思うよ。ミュウちゃんの必殺スキルの時間内に倒す必要があるみたいだけど」
俺は皆に指示を出すと同時にミュウちゃんにSTR・END・AGI・DEXを上昇させるオリジナル単体バフスキルを掛け、ミュウちゃんとフェイも各種単体バフをかけて行く……ミュウちゃんにはあらかじめ作っておいた単体バフ魔法の各種【ジェム】を渡してあるから、それも使っていく。
…………だが、そうしているうちに向こうも俺達に気付いた様で、何体かのこの森で見かけた種類のアンデッドが
『『『『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』』』』』
「えっ、何あの有線ゾンビ共は。しかも
「おそらくアレもヤツの一部なんだろう……多分この森にいたアンデッドを取り込んだんじゃないか? ……MPを温存したいから【ジェム】も使って……《ピュリファイ・アンデッド》!」
「とりあえず迎撃するよ《ストライク・ブラスト》! 《竜尾剣》!」
向かってきた有線アンデッドに対して俺は【ジェムー《ホーリーライト》】を使って光の玉を出し、更に《詠唱》で強化した浄化魔法を放ってその一部を消滅させた。
更にミカがメイスからの衝撃波でアンデッドを砕き、背中から伸ばした剣尾で斬り裂いていく……が、それらの損壊はすぐに修復された。
「ええ、嘘ォ!」
「……
『『『『『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』』』』』
…………どうも《魔力感知》で感じ取ったところ、あの<UBM>は周辺の魔力を吸収している様で、それによって修復能力を使っていると思われる。
だが、アンデッドだからか浄化によって消滅したものは修復が遅いようだな……よし、アレを使うか。
『バフは掛け終わったよ!』
「よし、すぐに必殺スキルを。 それとミカ、アイツは周囲の魔力を吸収している様だから
「分かったのです《
「オッケー、これだね! ……《サークル・インパクト》!」
『『『『『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️⁉︎』』』』』
まず、ミュウちゃんが必殺スキルによってフェイと融合し、倍加した各種バフ効果が俺達全員に掛かった。
そして、俺の指示を受けたミカは【ジェムー《マナ・ディフュージョン》】を砕き周辺の魔力を拡散させ、掛かったバフによって可能になった超音速機動で敵を薙ぎ払い……再生は遅々として進まなかった。
……どうやら周辺の魔力を拡散させて、聖属性付与の攻撃をすれば再生はかなり遅らせられるらしいな。
「よし! このまま本体のところまで突っ切るぞ‼︎ 《バラージスロー》!」
「《ヒート・ジャベリン》!」
『《ホーリー・ジャベリン》!』
そして俺は前方に向けて八つの【ジェムー《エクスプロージョン》】を投げ込み、それによって起こった爆発で侵食された木々を吹き飛ばした。更にミュウちゃんも炎の槍と光の槍を放って木々を破壊していく。
……だが、相手も黙っている気は無い様で、侵食された木々から禍々しいオーラを弾丸にしてこちらに放ってきた。
『『『『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』』』』
「呪怨系攻撃来るぞ! 《カース・レジスト》!」
「《心頭滅却》!」
『《ホーリーライト》!』
「《闇纏》!」
俺は即座に呪怨耐性バフをミュウちゃんに掛けて、彼女も自身の状態異常耐性を上昇させるスキルを使った……攻撃の速度は亜音速にも届いていないから超音速機動が出来る今の俺達なら避けられるし、その余波も強化された耐性バフでレジスト出来るな。
……そしてミカは【ブラックォーツ】のスキルでその攻撃をすり抜けて、木々の方へ突っ込んで行った。
「《闇纏》解除! 《インフェルノ・ストライク》‼︎」
「前方以外の木々を妨害する! 《ロック・グレイブ》!」
『《ロック・グレイブ》!』
接近したミカは炎を纏ったメイスで前方の木々を消し飛ばして道を開き、前方以外には俺とフェイの魔法によって大量の石の槍が地面から生えてその動きを妨害した。
……だが、相手は残りの木々から触手の様なモノを出して開けた道を塞ごうとしてきた。
『『『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』』』
「このまま行くぞ、触手は各々で対処! 《ブレイズ・バースト》!」
「《テンペスト・ストライク》!」
「《ブラストナックル》!」
『《ホーリー・バースト》!』
そのまま前方に突っ込んだ俺は炎の奔流を放ち、前方の触手を焼き払った。そして二人も各々の攻撃や【ジェム】で触手を破壊しつつ前進していった……どうやら触手の量はそれ程多くは無い様だし、速度も亜音速にも届かない様だからこのまま突っ切れるな。
…………そして触手を突破した俺達は、どうにか【ハデスルード】の本体と思われる巨木の元にたどり着いた。
『『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』』
「いい加減に消し飛べ……《
一番最初に着いた俺は、その禍々しい巨木に向けて強化したオリジナルスキルによる黄金の火球──《クリムゾン・スフィア》をベースに聖属性魔法を合成した、火属性・聖属性複合広域攻撃魔法──を叩き込んだ。
放たれた火球は周辺の侵食された木々ごと【ハデスルード】を焼くが……その巨大な幹へのダメージは人の形をした禍々しいウロを中心に展開された結界によって阻まれた。
『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️』
「チッ、防御を固めていたか」
その巨木は枝葉こそ消滅していたが、幹の部分は丸々残っていた。更に周辺の魔力を吸収して急速に自身を再生させている……とりあえず【ジェムー《マナ・ディフュージョン》】を使い、周辺魔力を拡散させる事で再生を妨害しておく。
…………今の攻撃を防いで来るとなると、
「……という訳で、二人とも頼んだ」
「オッケー……ミュウちゃん、道は作るから《竜尾剣》!」
「分かったのです」
俺の指示に応え、まずミカが《竜尾剣》を射出して
そして、ミュウちゃんが巨木と繋がった
「《真撃》《インパクトフィスト》‼︎」
『《クリムゾン・スフィア》‼︎』
『◾️◾️◾️◾️◾️⁉︎』
そのまま【ハデスルード】に接近したミュウちゃんは【
…………その反動でミュウちゃんが距離を取ると、それと入れ替わる様にミカが前に出て巨木の消し飛ばされた部分に飛び乗った。
「これ以上再生されない様にキチンと砕いておくよ! 《グラウンド・ストライク》‼︎」
『………………⁉︎』
そして、足場にしていた【ハデスルード】に向かって渾身の一撃を叩き込み、残りの【ハデスルード】本体を粉々に破壊した。
「よしっ! 勝った! 第三部完‼︎」
「悪いが、それはまだ早いみたいだぞ。……周りの木々がまだ【ハデスルード】のままだ」
「本体を破壊したのにまだ生きているのですか⁉︎」
何と、本体を破壊しても侵食された木々の上には【ハデスルード】の文字があった…………だが、動きや再生速度は大幅に鈍っているみたいだな。
「どうやら大分弱っているみたいだし、このまま周りの木々を破壊するぞ。再生速度が落ちている今なら破壊しきれる筈だ……《エクスプロージョン》!」
「分かったのです、みんなで手分けして破壊しましょう! ……《ブレイズ・バースト》!」
『……もうあんまりMPは残って無いんだけど……《ヒート・ジャベリン》!」
「もう! 本当に面倒くさいねコイツ! ……この前ガチャで当てた【ジェムー《クリムゾン・スフィア》】をくらえ‼︎」
それから全員で魔法や【ジェム】を使って、侵食された周りの木々を破壊していった…………幸いな事にあの巨木を破壊されると再生能力や攻撃能力が大幅に弱体化する様で、木々を破壊するのに大して苦労はしなかった。
だが、周辺のアンデッドがこの騒ぎを聞きつけてこちらに向かってきたりしたので、【ハデスルード】に吸収されない様に倒す必要があった事は面倒だったが。
◇
【<UBM>【屍冥王樹 ハデスルード】が討伐されました】
【MVPを選出します】
【【ミュウ】がMVPに選出されました】
【【ミュウ】にMVP特典【冥樹霊冠 ハデスルード】を贈与します】
俺達がせっせと木々を破壊して周辺を更地にすると、突然<UBM>の討伐アナウンスが流れて来たので、それによって俺達は【ハデスルード】討伐が完了した事を認識した。
「あー! 疲れた〜。しばらくゾンビは見たくないよ。今回は最初から最後までRTAだったね〜」
「…………まあ、そうしなければ倒せなかっただろうからな」
「…………実に厄介な相手だったのです……」
『…………もうMPが空だよ……』
実際、俺達の到着が後一時間遅れていれば【ハデスルード】を倒しきるのは不可能だっただろう…………コイツはそれだけの相手だった。
…………そうして、俺達が強行軍の疲れから休んでいると……。
『…………ありがとう…………』
…………何処からか、そんな声が聞こえた気がした……。
「…………何故、あんなモンスターが此処に居たのでしょうか?」
「さーねー。…………私達に出来る事は手の届く範囲の悲劇を防ぐ事ぐらいだから、既に起こってしまった悲劇はどうしようもないし」
「俺達は所詮通りすがりの<マスター>だからな。…………今回は被害が大きくならない内に問題を解決出来たから、それでいいだろう」
…………こうして、俺達の<サウダーテ霊林>探索行は終わったのだった。
あとがき・オマケ、各種オリ設定・解説
兄:木々の伐採率はトップ
・今回の件で用意しておいた火属性・聖属性【ジェム】の殆どを使い切った。
・長く一緒に暮らしている為、三兄妹の連携能力は非常に高い。
《ブレイズ・バースト》:【紅蓮術師】のスキル
・炎の奔流を放射状に発射する魔法。
・《エクスプロージョン》よりも威力・効果範囲で劣るが、指向性があるので遥かに使いやすい。
妹:RTAしないと詰んでいた
・到着が早かった場合【ハイエンド・タルタロス・リッチ】と【ハデスルード】の連戦になっていたので、三兄妹でも高確率で負けていた。
・到着が遅かった場合でも【ハデスルード】が伝説級になっていて倒しきれなかった。
末妹&フェイ:今回のMVP
・特典武具の詳細は次回。
・ゼロ距離魔法は低い火力を補う為に考えたもので必殺スキル使用時の切り札。
・自爆ダメージは魔法ダメージ減少スキルでどうにかしている。
《心頭滅却》:【格闘家】で覚えたスキル
・自身の精神系・呪怨系状態異常耐性を上昇させ、自身への炎熱系ダメージを僅かに減らすアクティブスキル。
・【格闘家】以外でも東方の前衛系ジョブなどでも取得出来る。
・複数の効果があるが効果時間は短い。
《真撃》:【武闘家】の奥義
・次に使う格闘系アクティブスキルの威力・効果を三倍にするが、強化したスキルのクールタイムが十倍になるデメリットがある。
・このスキル自体のクールタイムは十分。
《インパクトフィスト》:【拳士】のスキル
・殴った部分の周辺に衝撃を伝播させる範囲攻撃スキルで、威力自体は他のスキルよりも低め。
・今回は必殺スキルによるバフと《真撃》の併用であの威力になった。
【屍冥王樹 ハデスルード】:今回のボス
・【ハイエンド・タルタロス・リッチ】とアンデッド化して霊木が融合して生まれた<UBM>。
・固有スキルの他にも【ハイエンド・タルタロス・リッチ】が使っていたスキルも使用可能(本編で使った呪詛弾や防御結界が該当)
・しかし、能力があっても知性が大幅に劣化しているため、生まれてすぐの状態では【ハイエンド・タルタロス・リッチ】よりも戦闘能力は低い。
・だが、成長性は非常に高く一時間もあれば伝説級<UBM>に、約一日で<サウダーテ霊林>を飲み込んで古代伝説級<UBM>まで成長していた。
・最初に融合して変質した霊樹が本体であり、破壊された場合スキル効果やステータスが大幅に低下する。
・その場合でも変質して取り込んだモノは全て【ハデスルード】のままであり、残っている質量次第では本体を再生させることも可能。
・ちなみに伝説級以上に進化していると本体を複製する事も出来る様になり、知性も強化されスキルを十全に使う事も出来る様になっていた。
《冥樹屍変》:【ハデスルード】のスキルその一
・触手を伸ばして接触した生物を呪詛で汚染しアンデッド化させ、更にアンデッドを自身の一部として取り込むスキル。
・生物をアンデッド化させる場合は対象の強度に応じた量の呪詛が必要で、汚染される途中で触手を切るなどすればアンデッド化は免れる。
・だが、呪詛を送り込まれた時点で何らかの呪怨系状態異常に掛かるので、触手に囚われた時点で自力での排除は困難になる。
・アンデッド化した生物は自身の一部として自在に動かせ、その部分のステータスはそのアンデッドのものに準ずる(有線アンデッドの触手を切断しても呪詛が抜けるまでは【ハデスルード】のままで、当然触手は繋ぎ直す事も可能)
・スキルの行使にはMPを消費するが、アンデッドを自身に一部として取り込む毎にHPとMPが上昇する上、後述の《魔力集積》があるので
・だが、今回は生み出されから間も無く戦闘になった為に取り込んだアンデッドの量が少なく、後述の理由でMPも少なかったのでその真価は発揮されなかった。
《魔力集積》:【ハデスルード】のスキルその二
・空間中の魔力を取り込んでMPを回復させるパッシブスキル。
・周辺の魔力量に応じてMPの回復量は変動し、<サウダーテ霊林>の様な魔力溜まりにいる場合にはMP切れなどまず起こらない程に回復する。
・だが、今回は儀式で消費したせいで周辺の魔力量が一時的に枯渇しており、更に【ジェムー《マナ・ディフュージョン》】の効果で周辺の魔力が拡散した所為でMPの回復量が大幅に低下していた。
《永業不屍》:【ハデスルード】のスキルその三
・MPを消費する事で自身のHPや状態異常を回復させるスキル。
・その再生能力は非常に高く普通の損傷なら即座に、アンデッドの弱点である聖属性攻撃によるダメージでも多少の時間はかかるが修復出来る程。
・だが、今回は前述の理由でMPが足りず、三兄妹の殲滅速度の方が上回った。
読了ありがとうございました、意見・感想・評価・誤字報告などはいつでも待っています。