とある兄妹のデンドロ記録(旧)   作:貴司崎

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いやぁ、デンドロのアニメは良かったですね! と言うわけでアルター王国一周旅行編第2章です。


それでは、本編をどうぞ。


アルター王国一周旅行・西の海
<ブリティス伯爵領>・現状確認


 □<ブリティス伯爵領> 【魔導師(ウィザード)】レント

 

 あれから俺達は<ニッサ辺境伯領>での観光を終えた後に、一通りの準備を整えてから次の目的地である<ブリティス伯爵領>へ向かう事にした。幸いな事に道中いきなり大量のアンデッドに遭遇したり、唐突に<UBM(ユニーク・ボス・モンスター)>が襲撃を仕掛けてくる様な事も無く実に平和な旅路だった。

 今は到着したこの領の領主が住む街<ブリティス>に滞在しながら、この街の観光したり時折冒険者ギルドのクエストを受けたりして旅行を満喫していた。街で話を聞いていると領主であるブリティス伯爵は善政を敷いており、領内も平和で領民にも慕われているみたいだ、

 

「いや〜、何事も無く実に平和だね。この街も穏やかな雰囲気で観光にはもってこいだし」

「この領内には港町もあるみたいなので、魚介料理が美味しいのです」

『本当に美味しいね』

 

 妹二人とフェイもブリティスの平和な様子には満足している様だ…………ちなみに今居るところはこの街にあるレストランの一つで、ミュウちゃんが言う通り魚介料理がうまい。

 …………そんな事を考えつつ料理に舌鼓を打っていると、同じく料理を食べていたミカが最近あった()()()()()()について聞いて来た。

 

「それでお兄ちゃん、()()()()に進化した<エンブリオ>の調子はどう?」

「どうと言われても、特に使い心地は変わってないな」

 

 実はこの領に着いてからしばらくして俺達が適当な宿に泊まって休憩を取った後にいつも通りオリジナルスキルの開発をしていたら、いつのまにか【ルー】の到達形態が『Ⅴ』になっていたのだ。

 …………前回進化したのがプレイを始めてからデンドロ内で一ヶ月半ぐらい経った頃、現実では八月始めの頃で、今は現実では九月後半だから現実では約二ヶ月、デンドロ内では半年ぐらい掛かっての進化だな。やはり<エンブリオ>が上級に進化すると進化速度が大幅に遅くなるという話は本当らしい。

 

「いいなーお兄ちゃん。私は進化まだなのに」

「と言っても、知っての通り俺の<エンブリオ>は進化しても戦闘能力が大幅に強化される訳じゃないしな」

 

 実際、俺の【ルー】が第五形態に進化した時の変化は《光神の恩寵(エクスペリエンス・ブースター)》のレベルが五になって獲得経験値が+300%になった事と、《百芸創主(スキルマイスター)》でオリジナルスキル作成に使えるジョブスキルの数が五個になった事、そして必殺スキル《我は万の職能に通ず(ルー)》によって就く事が出来るジョブの数が下級職が十個・上級職が五個だけ増えた事である。

 ちなみに必殺スキルの強化により、今現在俺が就けるジョブの数は下級職三十六個・上級職二十二個で、合計ジョブレベルは四千まで上げる事が出来る様になっている…………が、それはつまりジョブを取ってレベルを上げなければ強くはなれないという事だ。

 

「それでも強化された事にかわりはないでしょー。……今までの進化は私と同時期だったのにいきなり差がついたね」

「私は兄様達よりもデンドロを始めたのは遅かったので仕方がないのですが…………やっぱり羨ましいのです」

『うーん…………今までの感覚からすると僕の進化にはもう少しかかる気がするかな?』

「まあ、<エンブリオ>の成長には個人差があるみたいだからな。……それに俺の場合は必殺スキルのデメリットによる進化時の能力拡張制限があるからな、多分それの影響で進化が早まっているんじゃないか?」

 

 俺の【ルー】はそのデメリットの所為で進化時に既存スキルの強化しか出来なくなっているからな。その分だけ進化しやすくなっているのではないかと思うのだが。

 …………それに今は<エンブリオ>の進化よりも悩んでいる事があるからな……。

 

「今は【ジェム】生成の方が問題なんだよな」

「何で? お金が足りないとか?」

「…………私達も兄様の【ジェム】にはお世話になっているので、少しぐらいは出しますよ?」

「あーいや、そうじゃなくてだな……最近《百芸創主》で作ったオリジナル魔法スキルを【ジェム】に込める実験をしているんだが、どうも上手くいかなくてな」

 

 これまでの戦いで魔法を即時発動出来る【ジェム】は相当有用であると考えた俺は、オリジナル魔法スキルを【ジェム】に込める事が出来ないかと色々試していたのだ。

 …………【ジェム】での発動なら消費MPやクールタイムの問題は無視出来るから、オリジナル魔法スキルが大分使いやすくなると思ったのだが……。

 

「出来なかったの?」

「いや、<エンブリオ>で作ったオリジナル魔法スキルを【ジェム】に込める事は不可能ではないんだが……成功率に問題があってな」

 

 まず俺は手始めに魔法スキル一つだけを《百芸創主》のオリジナルスキル作成スロットに入れて、消費MPとクールタイムを引き上げて威力を上げた魔法を作った。そして、それを【ジェム】に込めてみたら、成功率自体はやや下がったものの見事に成功したのだ……まあ、これに関しては事前にミレーヌさんから『ベテランのティアン職人なら魔法の術式を【ジェム】に合わせて改造して込める事が出来る』と聞いていたので成功するとは思っていたが。

 そして次に複数のスキルを合成して作ったオリジナル魔法スキルを【ジェム】に込めようとしたのだが…………途端に成功率が下がったのだ。どうもオリジナル魔法スキルに使うスキルの数が増えると成功率が大きく下がる様だった。

 …………そして自分で上級魔法【ジェム】を作るには、一つにつき数万リルは掛かってしまう。

 

「まあ、成功率が下がるのは予想の範囲内だったが…………今の段階では成功率が低すぎてコストパフォーマンスが合わないな。もう少し【ジェム】生成の為の各種スキルレベルを上げないと使い物にはならないだろう」

「魔法スキル一つだけの方は使えるのでは?」

「そっちだと《百芸創主》で使うオリジナルスキルのスロットとジョブスキルを潰す事になるから俺自身の戦闘能力が落ちるな。強力な魔法スキルは自分で使うオリジナルスキルの方に回したいし。…………とりあえず、今後はもっと魔法系のジョブを取って、更にこの世界の魔法についての理解を深めていく必要がありそうだ。その為に【呪術師(ソーサラー)】や【魔導師】のジョブも取ったからな」

 

 俺が新しく取った【魔導師】は主に魔法拡張スキルや魔法を感知・解析するスキルなどを覚えるジョブで、多くの魔法を習得出来る【魔術師(メイジ)】と違い魔法スキル自体を補助・研究する事に長けている。また【呪術師】に関しては呪いのアイテムを作るスキル《クリエイト・カース・オブジェクト》が狙いで取った。

 …………一応、以前ミレーヌさんからこの世界の魔法についての基本ぐらいは教えて貰っているし、旅行に行く前に彼女から魔法に関する資料本を買った(買わされた)ので今後も魔法に対する研鑽は積んでいくつもりだが。

 

「俺の現状はこんなところだが……そっちはどうなんだ、ミカ?」

「私?」

「ほら、以前【戦棍王(キング・オブ・メイス)】に関わる手記を見つけたと言っていただろう。あれはどうなったんだ?」

 

 俺の質問への回答は終わったので、今度はこちらからミカに対して気になっていた事を聞いてみた。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 □<ブリティス伯爵領> 【鎧戦士(アーマーファイター)】ミカ

 

 お兄ちゃんが以前手に入れた【戦棍王】に従者の手記について聞いてきたね。やっぱり気になるよね〜。

 

「実を言うと解読と転職条件の絞り込みについては大体終わっているよ」

「本当なのです⁉︎」

「うん、幸いな事に内容は私でも読む事が出来たしね。…………この【戦棍王】さんが活躍していたのは、今から大体()()()()()()()の事みたい」

 

 この手記によると【戦棍王】に就いていた“彼”はとある傭兵団の団長をしていたらしく、その実力と人格から傭兵団のメンバーにも慕われていたらしい。その傭兵団は結構長い歴史を持っていた様で、組織として真っ当だったので民草からも慕われており、その団長は代々【戦棍王】のジョブを継いでいたと書かれていた。

 この手記に書かれていた彼は合計ジョブレベル五百に至る才能を持ち、戦棍士系統の上級職である【剛戦棍士(ストロング・メイス・ストライカー)】と【戦棍鬼(メイス・オーガ)】のジョブを極めていたそうだ。更に超級職に就く前から純竜級のモンスターをメイスの一撃で倒す程の戦闘センスを持っていたので、前団長から【戦棍王】のジョブを継承したと書かれていた。

 

「それから、その“彼”は前団長以上の実力を発揮してこの傭兵団を更に躍進させて、その後一つの国の専属傭兵団になったらしいよ」

「ほー、順風満帆に進んでいる感じだな」

「その【戦棍王】さんがその国のお姫様といい関係になったとかも書かれているね」

「お〜! ロマンスなのですね!」

「だったら良かったんだけどね〜。…………その後、その国は当時急速に勢力を強めていた【覇王】と呼ばれる人物が率いていた国と戦争になったみたい……」

 

 戦争が始まってしまったので、その国の軍隊と【戦棍王】さんが率いていた傭兵団が迎撃に向かった。そして、そこで見たものは…………たった一人で戦場に立つ【覇王】の姿だったらしい。

 …………そして、その【覇王】が剣を一振りすると、迎撃に出た人間は【戦棍王】さんを含めてほぼ全て()()()()と書かれていた。

 

「えぇ〜。…………いくらなんでも比喩表現ですよね?」

「私もそう思いたかったんだけど…………勘によるとどうも本当っぽいんだよね。…………この【覇王】は今から約六百年前、この世界を二分する程の大国を率いていたと伝わっている様だし」

「…………先代【技神】の例からしても、この世界にはデタラメに強いティアンがいる事もある様だな」

「そうみたいだね。…………幸いな事はこの話が六百年前って事ぐらいかな」

 

 流石の【覇王】様も六百年は生きられない…………よね? なんか凄い嫌な予感がするけど……。

 ちなみにこの手記はここで終わっており、書くのも憚れるのか【覇王】の詳細や登場人物の個人名などは意図的に書かれていない様だ。

 

「ふーん、そこまで聞くと少し読んでみたい気もするな」

「じゃあ読んでみる? ハイこれ」

 

 お兄ちゃんが手記を読んでみたいと言ったので、アイテムボックスから【戦棍王に纏わる手記】を取り出して渡した。

 それを手に取ったお兄ちゃんはパラパラと読み進めていくが…………次第にその表情が訝しいものに変わっていった。

 

「…………ミカ、本当にこの手記であっているのか? 主人万歳みたいな事しか書かれていなくて()()()()()()()()()()()()()()()んだが」

「え⁉︎ そんな事ないでしょ。だって表題にも【戦棍王に纏わる手記】って書いてあるじゃない」

「…………姉様、この本の表題には【我が主人に捧ぐ讃歌】と書かれていますよ?」

「え?」

 

 …………あっれれ〜〜、おっかしいぞ〜〜。なんかお互いの証言が食い違っているね。

 

「ふむ《鑑定眼》《魔力視》《術式解析》……駄目か。まだ低レベルの俺のスキルでは何も分からないな。…………なら《空想秘奥(ブリューナク)》《鑑定眼》…………やはり、この手記は高度な隠蔽が掛かっているな。おそらく、条件を満たした者にしか本当の文章を読む事が出来ない偽装が掛かっているんだろう」

「えっ⁉︎ マジで⁉︎」

「ああ、マジだ。…………本来の題名が【戦棍王に纏わる手記】ならば、おそらく条件は『【剛戦棍士】と【戦棍鬼】に就いている』とかだろうな」

「…………道理でロストジョブのヒントになる本が古本屋にバラ売りされている訳だ」

 

 この手記を買おうとした時、お店の人に変な目で見られたのはそのせいかな。

 …………しかし、手記にこれだけの高度な隠蔽が掛かっているとは思わなかったね。或いは【覇王】の目を誤魔化すために必要だったのか。

 

「とりあえず、これは俺達には読めない様だから返しておくぞ。…………それで、超級職の転職条件の方はどうなんだ?」

「うん、この手記の著者さんも転職条件の詳細については知らなかったみたいだけど、当時の【戦棍王】さんの行動や傭兵団の中にあった転職条件の噂とかは載っていたからね。そこから勘で導き出された条件は『【剛戦棍士】【戦棍鬼】のカンスト及び全スキル取得』と『メイスで純竜級以上のモンスターを()()()HPの大部分を削って一定数撃破』だと思うよ」

 

 手記の中では『彼はメイスにおける全てのジョブスキルを極めていた』とか、先代団長から【戦棍王】の継承をする時に『屈強なモンスターを戦棍の一撃で討伐せよ』と言われていたと書かれていたからね。

 その描写を見てから色々条件を考えていくうちに、直感が『これらの条件を満たした方がいい』と出たし、この条件で間違いないと思う。

 

「それに一つ目の条件は既に満たしているよ」

「姉様早いのです⁉︎」

「まあ、戦棍士系統のジョブスキルは全部取っておいた方がいい気がしていたしね」

 

 ちなみに【剛戦棍士】の奥義《グラウンド・ストライク》の取得条件は『メイスで亜竜級以上のモンスターのHPを50%以上削って倒す』で、【戦棍鬼】の奥義《インフェルノ・ストライク》の取得条件は『メイスの一撃のみで100体以上の相手を倒す』とかだった。それ以外のスキルも取得条件があるものが結構あったけど全て取得済み。

 

「それじゃあ、これから純竜級のモンスターはお前に譲ればいいか?」

「そうしてくれると助かるね。…………条件的に一人で倒さないとダメだと思うから、バフ効果の【ジェム】が欲しいかな」

「分かった、いくつか作っておこう」

「ありがとうね、お兄ちゃん。お代を出すからさ」

 

 これでなんとか超級職へ転職する目処がついたよ…………私の『遠い勘』では“なるべく早く就いていた方がいい”って出てるしね。これからは冒険者ギルドとかで純竜級モンスターの討伐依頼を受けていく事になるかな。

 まあ、旅行を楽しみつつ条件を満たしていこうか…………()()()()()それでいける気がするし。

 

「とりあえず次はこの領の港町に行くって事でいいかな?」

「はい! それでいいのです! …………海水浴とか出来ます?」

「うーん、この国の気候は温暖だから出来なくはないけど…………水中だと人間は弱いからね」

「この世界ではその手のアウトドアはあまり発達していないからな…………モンスターが居る所為で命がけになるし」

 

 …………山や海や空にモンスターが跋扈するこの世界で、アウトドアや旅行をするには圧倒的な実力か膨大な資金が必要だからね……。

 

「…………やっぱりそうですよね。分かってはいたのです」

「まあ、浜辺で遊ぶぐらいなら問題無いと思うよ?」

『ドンマイ、ミュウ』

 

 こんな感じで、私達は旅行を楽しんでいたのだった。




あとがき・オマケ、各種オリ設定・解説

兄:一足先に第五形態へ
・オリジナル魔法【ジェム】生成は今のスキルレベルだと安定した生産は難しい。
・しばらくはジョブレベルとスキルレベル上げに専念する予定。
・ちなみに兄のレベルが上がりやすいのは獲得経験値増加スキルのせいだけでなく、ソロでジョブクエストを受けたりレベリングをしたりしているから。

【魔導師】:魔導師系統下級職
・《ファイアーボール》などの魔法スキル自体ではなく、《魔法威力拡大》などの魔法拡張スキルや魔法を解析・研究するためのスキルを覚えるジョブ。
・上級職は【大魔導師(グレイト・ウィザード)】で、より高位の魔法解析系スキルや他者への魔法指導に適したスキルを覚えるようになる。
・だが、ベテランの魔法使いならジョブスキルの補助が無くても魔法の解析は出来る上に、魔法系上級職なら魔法拡張スキルもついでに覚えられるので、下級職の方はサブで取る事も多いが上級職の方は魔法の研究者以外にはあまり人気が無い。

《魔力視》:【魔導師】のスキル
・魔力を目で見る事が出来る様になるアクティブスキル。
・《魔力感知》との違いはあちらが周辺の魔力を感知するパッシブスキルで、こちらが一時的に魔法を見る事が出来る様になるアクティブスキルである事。

《術式解析》:【魔導師】のスキル
・発動している魔法の術式を知ることが出来るアクティブスキル。
・あくまで()()()()()()()()()()()スキルであり、その術式を()()()()()かどうかは使い手の頭次第。

妹:超級職への転職まであと一歩
・二つ目の条件はアイテムによる補助と直感による危険察知、そして自身の高ステータスでゴリ押す予定。
・兄の単独行動中は末妹と一緒に買い物や観光をしたり、ジョブクエストを受けたりもしている。

【戦棍王に纏わる手記】:【戦棍王】転職のためのキーアイテム
・これを書いた従者は【覇王】との遭遇で唯一生き残った傭兵団の団員。
・傭兵団や使えていた国、そして団長であった【戦棍王】の事を後世に伝える為にこの手記を書いた。
・だが、【覇王】への恐怖や唯一生き残ってしまった悔恨からか、手記からは固有名詞が全て削除されてしまっている。
・【覇王】の目を誤魔化す為の偽装を見破る条件は『【剛戦棍士】及び【戦棍鬼】のカンスト』であり、この条件は後世で【戦棍王】の座に就く者にかつての『彼等』の事を知って欲しかったからでもある。

【戦棍王】:戦棍士系統超級職
・六百年前まではとある傭兵団に受け継がれていたが、その傭兵団が【覇王】に消滅させられた為にロストジョブになった。
・正確な転職条件は『【剛戦棍士】及び【戦棍鬼】をカンストし、それらで覚えるジョブスキルを全て取得している事』と『一人で上級ボスモンスターをメイスによる一撃のみでHPを50%以上削った上で倒した(その攻撃による傷痍系状態異常などでのHP減少も含む)回数が30回以上』、そして『転職の試練を達成する』である。
・二つ目の条件は、戦棍士系統の隙の大きい高位のジョブスキルを相手の急所に的確に打ち込める技術や立ち回りを試す感じで設定されている。

末妹:この世界ではアウトドアがやり難いのがちょっと残念
・最近はレベルも上がってきたので、兄妹とは別にソロでジョブクエストを受けたりもしている。
・だが、ログインする時には母親との約束を守って兄妹と一緒。


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