それでは本編をどうぞ。
□<ブリティス伯爵領>港町ウェレン 【
俺達はあれから<ブリティス伯爵領>内を探索しつつ、領内にある港町ウェレンにやって来ていた…………ちなみに道中【
ちなみにミュウちゃんも【
「潮の香りがするのです!」
『これが海なんだね。僕は初めて見るよ』
「港町だからね〜。ちなみにこの港町に面している海は<西海>って言うらしいよ」
「この大陸の西側にある海だからな。あとこの港町に面している海には強いモンスターはあまりいなくて、だからこそ漁業が盛んらしいぞ」
と言うよりも、強いモンスターがあまり出ない海域だからこそ、この場所に港町を作ったみたいだな。
「さて、とりあえず観光をしつつ、この付近の純竜級モンスターの情報を探そうか。この領内での道中で何体かは倒せたけど、まだ転職条件を満たすには足りないしね」
「…………純竜級のモンスターはなかなか遭遇しないからな」
「見つかると良いですね、姉様」
ミカが【
ある時は街周辺に現れた【アーマード・ドラゴン】の討伐依頼において、ミカは相手の手足をへし折った上で頭部を《インフェルノ・ストライク》で消し飛ばした。またある時は農村近くで目撃された【
…………今のミカのSTRは各種補正込みで一万をゆうに超えるから、純竜級モンスターとてアクティブスキルを急所に当てられれば一撃で倒す事は難しくない。むしろ純竜級モンスターを見つける方が苦労する程だ。
「あ〜、どこかに純竜級モンスターの群れとか居ないかな?」
「…………流石に群れで来られると条件を満たすのは難しいだろう」
「それに純竜級モンスターの群れとか、この世界の人達にとっては大事件ですよ」
「分かってるよ、言って見ただけ。とりあえずここの観光と聞き込みを始めようか…………私の勘だと何かある気がするし」
どうやら、ミカはまた何か感じ取ったらしい…………また面倒な<
「じゃあ手分けして聞き込みをしてみるか。とりあえず三時間後に此処に集合で、何かあったら【テレパシーカフス】を使ってくれ」
「「『はーい』」」
そうして俺達は三手に別れて聞き込みを開始した。
◇
俺は妹達と別れてからしばらく街を歩いきながら、いくつかの店をめぐって買い物をしながら聞き込みを進めていた。
…………そして今は道端の魚の揚げ物買い食いしつつ、それを売っていた露店のおばちゃんに話を聞いていた。
「…………この揚げ物美味しいですね」
「そうだろう! これでもこの道で三十年はやっているからね。…………でも、最近は魚の在庫が少し不安でねぇ」
「何かあったんですか?」
「…………実は、最近この近くの海に厄介なモンスターが住み着いたみたいなんだよ」
…………詳しく話を聞くと、一週間ぐらい前からここの海に何処からか迷い込んできた強力なモンスターが住み着いてしまい、そのせいでしばらくここの漁師達が海に出られない日が続いている様なのだ。
「冒険者ギルドなどへの依頼とかは?」
「ここには冒険者ギルドなんて無いからねぇ。…………たまに出てくるモンスターもウチの漁師達が退治してしまうから、冒険者も仕事が無くて殆ど寄り付かないからさ」
…………この世界における【
「…………しかし、それだけ腕が立つ漁師達でも対処出来ないモンスターが住み着いたと」
「そうみたいなんだよねぇ。ウチの漁師達も頑張っているみたいだし、領主様にもこの問題について知らせたみたいだけど…………解決するのはいつになる事やら」
…………成る程、ミカが言っていた予感はこれの事かな。とりあえず話を聞かせてくれたおばちゃんに礼を言って、ミカとミュウちゃんに【テレパシーカフス】を使って連絡を取った。
「色々聞き込みをしてみたが、どうもこの近辺の海に厄介なモンスターが住み着いたという話を聞いたぞ」
『こっちでも似た様な話を聞いたのです。街の人達も困っているみたいなのです』
『私は港の漁師の人達に話を聞いたよ。どうも結構被害が出ているみたい…………それでお兄ちゃん、どうも怪我をしたり毒に侵された漁師の人がいるみたいだから治療出来ないかな?』
どうやら、ミカが一番この事件の核心に近づいているらしい…………あいつの直感を考えれば当然だが。
「分かった。じゃあ合流場所は港に変更するか?」
『そうしてくれると助かるよ』
『こっちも了解したのです』
連絡を終えた俺は怪我人の治療の為に急いで港の方まで走っていった。
◇◇◇
□<ブリティス伯爵領>港町ウェレン 【
「《デトキシケイト・ゾーン》……《魔法威力拡大》《デトキシケイション》」
『《魔法威力拡大》《フォースヒール》』
「「「「「おお!」」」」」
私からの連絡を受けて駆けつけてくれたお兄ちゃんとフェイちゃんが、怪我や毒で苦しんでいた漁師の人達を次々と治療していった。どうもこの街には回復魔法を使える人はいても、上級職である【
…………一通りの治療を終えると、この街の漁師達のリーダー格であるファーガスさんがお礼を言ってきた。
「助かったぜ、嬢ちゃん達。生憎と薬は殆ど切らしちまってたからな、この礼は後できっちりさせて貰うぜ。…………しっかし、<マスター>ってのは凄えもんだな、あっという間に治っちまった」
「お兄ちゃん達は上級職の回復魔法が使えますから」
後、この世界での魔法の効果は最大MP量と使用したMP量に比例するから、各々の<エンブリオ>の特性のお陰でMP量がもの凄い多い二人の魔法効果は高いしね。
「…………それで? この辺りの海に強力なモンスターが住み着いたと聞きましたけど、一体どんなモンスターなんですか?」
「…………まあ、嬢ちゃん達になら話してもいいか。…………今、ここの海に住み着いたのは【デッドリー・オーシャン・スライム】ってやつでよ」
詳しく話を聞くと、ある日突然その【デッドリー・オーシャン・スライム】が現れて、この辺りの海に居た他のモンスターを食い荒らしていったらしい。更には海に出ていた漁師達にも襲いかかってきて、彼等もどうにか迎撃しようとしたのだが……。
「結果はご覧の有様よ。…………何せスライムだから物理攻撃は効かねえし、強力な【溶解毒】と【腐食】の状態異常をばら撒く上に【オーシャン・スライム】種特有の再生能力まで健在と来た」
「成る程ね〜」
漁師達のメインの攻撃手段は物理攻撃であり、数少ない魔法も【蒼海術師】や【翆風術師】などの水・風属性攻撃だったのでスライムの《液状生命体》とは相性が悪く、更には漁船を【腐食】させられて移動もままならなくなった様だ。その上、相手は周辺の海水を吸収して自身の
…………ちなみに【オーシャン・スライム】種は基本的に海水を吸収して生活しているだけで他の生物を襲わない無害なモンスターであり、むしろ汚染された海水を積極的に吸収して無害化してくれる有益なモンスターの筈だと言う。
「だが、極稀に汚染された海水を吸収し過ぎて無害化しきれず、自身が猛毒を持つ様に変異してしまう事があるらしい。更にタチの悪い事に、そうなっちまった【オーシャン・スライム】は他の生物を積極的に襲う様になるって話だ。…………まあ、これはウチの爺様から聞いた話なんだがな」
「…………それはまた厄介な……」
…………デンドロのスライムは物理攻撃無効な上、HP=体積だから身体の大部分を消滅させるまで生き続けられる最強クラスの種族だからね。その上に強力な状態異常に加え、海でなら実質的に無限回復可能とか下手な<UBM>より厄介なんじゃ……。
「うーん…………出来れば海で戦いたくないタイプのモンスターだね。お兄ちゃんどうしようか?」
「…………とりあえず周辺の海ごと凍らせた上で、お前が砕けばいいんじゃないか? お前の【ギガース】なら相手がスライムでも関係ないだろう」
確かに、私の【ギガース】のスキル《バーリアブレイカー》込みの攻撃をスライムに打ち込んだ場合《液状生命体》を無視してHPを削れるから、攻撃力さえ足りていれば相手の
…………私達がそんな話をしていると、ファーガスさんがやや驚いた様に聞いて来た。
「…………嬢ちゃん達、まさかあいつを倒そうとしているんじゃ……」
「厳密に言えば、倒す手段は無くはない、という話をしているんですけどね。…………俺達には海上での移動手段がないので、討伐には貴方達の協力が必要ですが」
「私達をそのスライムの下まで連れて行ってくれるなら、多分倒す事は出来ると思うよ」
私とお兄ちゃんの言葉にファーガスさんはしばし考え込んだ後、意を決した様に顔を上げた。
「分かった、嬢ちゃん達にあのスライムの討伐を依頼しよう。…………ウチの領主様にも連絡はしたが、ここの騎士達であのスライムを倒すのは難しいだろうしな。当然、討伐の報酬は出すぜ」
「分かりました、その依頼をお受けします」
【クエスト【討伐──【デッドリー・オーシャン・スライム】 難易度:七】が発生しました】
【クエスト詳細はクエスト画面をご確認ください】
それじゃあ、クエストスタートだね!
◇
あれから私達とファーガスさんは一隻の小舟(漁船の殆どは【腐食】していて修理が必要だった)に乗って【デッドリー・オーシャン・スライム】が出没する海域に向かって行った。
ちなみに操船しているのはファーガスさん、曰く「今動ける人間はもう俺ぐらいしかいないからな。なに、これでも《操船》のジョブスキルは持ってる」との事。
「あのスライムは餌が多い場所に住み着いているからな! この時期のこの辺りには餌になるモンスターが沢山いるからな!」
「はーい! …………流石は漁師さん、私達じゃ場所の特定は無理だったね」
「俺達に漁の専門知識は無いからな」
この海の事はここの漁師さんが一番よく知っているだろうからね。それに私達では船を動かす事は出来ないから、海上の移動には制限が出来るし…………一応、今後の事も考えて短時間の間だけ水上歩行を可能とするアクセサリーをファーガスさんから借りておいたけど。
「それで、作戦はどうするのです?」
「ミュウちゃんがバフを掛けて、俺が凍らせて、ミカが砕く…………以上」
『シンプルだね……』
「まあ、無限回復するヤツに長期戦なんてやってられないからね。…………それに何かされる前に潰すのが一番効率がいいだろうし」
この世界での戦闘は初見殺しとメタの応酬だからね。だから、戦闘にすらさせずに初手で相手を倒して何もさせない事が一番重要なんだよね。
「問題は【ジェムー《ホワイト・フィールド》】が一つしかないからチャンスは一度だけだという事と、最初の奇襲でこの船が沈められる事なんだが……」
「うん、最初の奇襲は私が感知するよ。…………ファーガスさん! 事前に説明した通りにお願いしますね!」
「ああ! 分かってるよ!」
今回の作戦の為に、彼には事前に私が勘で敵の接近を感知出来ると話してある…………理由に関しては“<マスター>だから”でゴリ押したけどね。幸い漁師さん達に《真偽判定》持ちの人がいたから信じてもらえて、『<マスター>はすごいな』という感じで納得して貰えた。
…………そうして暫く海上を進んでいると、私の勘が敵の接近を伝えて来た。方向は……真下か!
「ファーガスさん! 真下から来ます‼︎」
「分かった!」
「『《
「《フィジカル・ブースター》」
私の警告と同時にファーガスさんが船の舵を勢いよく切りその場から離脱し、ミュウちゃんとフェイちゃんが必殺スキルで融合した。更にお兄ちゃんが融合したミュウちゃんに単体バフを掛けた上で、アイテムボックスから【ジェムー《ホワイト・フィールド》】を取り出していた。
…………それらの行動が終わった時、先程まで船が通っていた海中から赤黒い巨大なスライムが姿を現した。
『────────‼︎』
「早速で悪いが凍っておけ《
その【デッドリー・オーシャン・スライム】が海上に現れた瞬間に、そこに向かってお兄ちゃんが【ジェム】強化投擲スキルでもって【ジェムー《ホワイト・フィールド》】を投げつけた。そのジェムがスライムに当たった瞬間に白い球状の凍結領域が展開され、それが晴れた時には周辺の海域ごとスライムは完全に凍結していた。
「《アクア・ウォーキング》」
「姉様!」
「分かってる。じゃあ行ってくるよ」
更にお兄ちゃんはミュウちゃんに水上歩行を可能にする【蒼海術師】の魔法を掛けて、その効果がミュウちゃんの必殺スキルによって私にも伝播した。それを確認した私は海に飛び込み、事前に付けておいた水上歩行用のアクセサリーの効果と合わせ、可能な限りの速度で海上を走って氷漬けにされたスライムの下まで向かって行った。
しかし、海上には波があるからか結構走りにくいね……だったら
「《竜尾剣》!」
私は背の剣尾を伸ばし、氷漬けにされているスライムの天辺に突き刺して全力で跳躍し、更に剣尾を縮めて自身の身体をスライムの下まで引っ張っていった。そのまま剣尾をワイヤー代わりにして跳んでいき、スライムの頭上に着地した。
「よっと! ……まだ完全には凍結していないみたいだね。……でも、これで終わりだよ《不治呪瘴》《グラウンド・ストライク》‼︎」
そして、私は念の為に特典武具【ブラックォーツ】の攻撃対象に【再生阻害】を与えるスキル使った上で、外側だけ氷漬けにされているスライムに全力で【ギガース】を振り下ろした。その
その結果【デッドリー・オーシャン・スライム】は光の塵となり砕かれた氷の粒と共に宙を舞い上がった…………これなら《不治呪瘴》は要らなかったかな?
「よし! 上手く片付いたね。…………しかし、意外と綺麗な光景になったねぇ」
相手の討伐を確認した私は、光と氷の粒が舞う海上を歩いて船まで戻っていった。
◇
「野郎ども! 今日は宴だぁ‼︎」
『うおおォォォォ‼︎』
あれから依頼を達成した私達は漁師の皆さんに誘われて、【デッドリー・オーシャン・スライム】討伐祝いの宴に参加する事になった。出された料理は港町らしい海鮮料理で、漁師らしい大雑把なものだったけど結構美味しかった(お酒も勧められたけど、私達三人とも未成年だったので断った)
ちなみに討伐が終わって港町に帰った時に、ちょうどここに来たばかりのこの領の騎士達に遭遇したりもした。既に【デッドリー・オーシャン・スライム】が討伐されたと知るとポカンとした顔になったが、「領民の治療やこの領を襲った脅威を討伐してくれて感謝する」と言ってくれた…………実質無駄骨になったのに、特にそんな様子を見せずに感謝してくれるとかいい人達だったね。ここの領主が領民から慕われるのも分かる気がするよ。
…………そんな事を考えていると、ファーガスさんが話しかけてきた。
「よう嬢ちゃん、今回は本当に色々と助かったぜ。…………報酬に関しては領主様とも相談して、後でしっかりと払うぜ」
「いえいえ、どういたしまして。…………私達がアレを倒さなかったら被害が酷いことになる事が解っていたので」
…………さっき来た騎士達じゃ、あのスライムには勝てなかっただろうし。
「フーン、そういえば最初に俺達のところに来た時も、負傷した人間を見ずに『このままじゃ後遺症が残る人が出ますよ』とか言ってたな。…………なあ嬢ちゃん、その勘は生まれつきのものなのかい?」
「? ……そうですよ」
「…………ウチの爺様は元々グランバロアの人間でな、その所為か海に関する色々な話を知っていて俺も昔色んな話を聞かされたんだが…………その中にグランバロアという国を
「…………へえ、なかなか興味深い話ですね」
「あと、生まれつきそういう事が出来る人間は特殊超級職【
「いえ、面白かったですよ」
そのまま話を終えたファーガスさんは立ち去っていった…………フーン。
「…………【先導者】ねぇ……いつかグランバロアに行く機会があったら調べてみようかな?」
…………もしかしたら、私の生まれつきのこの力について何か分かるかもしれないしね……。
あとがき・オマケ、各種オリ設定・解説
兄:今回はサポート要員
・【テレパシーカフス】は旅行前に買っておいた。
・被害を受けたウェレンの人達では報酬を払いきれなかったので、連絡を受けたブリティス伯爵が領民を守ってくれた礼として報酬を払ってくれる事になった。
《アクア・ウォーキング》:【蒼海術師】の魔法
・効果対象が一定時間水上を歩く事が出来る様になる魔法。
・ただし波がある海上などを移動するには相応の慣れと訓練が必要。
妹:今回【先導者】について知った
・超級職の転職条件に関しては順調に達成中。
・ここしばらくはボスモンスター一点狙いで、他のモンスターは皆に任せているのでレベルの上がりはやや遅い。
《ギガント・ストライク》:【剛戦棍士】のスキル
・使用前と後に隙があるが、その分大威力の一撃を放つメイス用アクティブスキル。
・威力は《グラウンド・ストライク》に劣り衝撃波も発生しないが、打ち下ろすしか出来ないあちらと違って普通に殴れるので使いやすい。
・だが、妹は亜竜級までの相手なら下級職のスキルでも倒しきれるステータスを持つ為、あまり使われなかった。
末妹:サポート要員その二
・フェイが殲滅しているモンスターの経験値も入っているためレベルの上がりは比較的早い。
・補助はフェイや兄妹に任せて自分は戦闘能力に特化しようと考えている。
【蹴士】:蹴士系統下級職
・格闘系ジョブの一つで名前の通り蹴り技がメイン。
・末妹はジョブ枠をこのまま格闘系ジョブで埋めていく予定。
【漁師】:漁師系統下級職
・海版の【狩人】で海上・海中での対モンスター戦に長けている。
・覚えるスキルは海で行動する為の《水泳》《潜水》《操船》や水棲モンスターに対する特効スキルなど。
・上級職は【
ファーガスさん:ウェレンの漁師達のリーダー格
・合計レベルは300代後半のベテラン【大漁師】で、知識や判断力にも優れていて人望がある。
・人を見る目もあり三兄妹が領の騎士達よりも圧倒的に強い事を見抜いて討伐依頼を出した。
【デッドリー・オーシャン・スライム】:今回の事件の原因
・汚染された海水を浄化する【オーシャン・スライム】が短時間で大量の毒素を吸収してしまい、無害化しきれず変質してしまったモンスター。
・無害だった頃とは一変して周辺にいる生物を自身の毒で攻撃して捕食するが、海水を汚染する事は無いので海を汚すモノを排除するために変質していると言われている。
・スライムなので通用する攻撃が限られており、海水を吸収して再生するのでグランバロアなどでは非常に危険視されている。
・三兄妹はあっさりと倒した様に見えたが、それは念入りにメタを張って何もさせない様にしていたからで、もしまともな戦闘になっていたら地形などの要因で非常に不利になっていた。
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