とある兄妹のデンドロ記録(旧)   作:貴司崎

60 / 88
前回のあらすじ:三兄妹「漸く(四話ぐらいかけて)クレーミルに到着したぞ!」
※今回の話は以前にノベプラの方に投稿した話の加筆・改定版です。


それでは本編をどうぞ。
※4/19 あとがきの【防護術師】の説明を一部変更


ジョブクエストと掘り出し物

 □城塞都市クレーミル 【防護術師(レジストマンサー)】レント

 

「…………えーっと、これで依頼にあった【ジェムー《クリムゾン・スフィア》】は全部完成っと。…………次は【高位付与術師(ハイ・エンチャンター)】の各種上級単体バフ【ジェム】の作成だな」

 

 どーも、レントです。今は漸く到着した<クレーミル>で、資金稼ぎの為に一人で【魔石職人(ジェムマイスター)】系のジョブクエストを受けて生産活動の真っ最中である…………この前の【磁改奇馬 マグネトローべ】との戦いで【救命のブローチ】をはじめとした各種アイテムを消費してしまったので、その損失分を補填する為の資金稼ぎが必要になったんだよなぁ。

 …………ちなみに、ミカとミュウちゃんはクエストを受けながらモンスター狩りで資金稼ぎをしているので別行動である。

 

「まあ、スキルをオフにする事も出来るが…………上級魔法の【ジェム】は一つ十万リル以上と単価が高い分クエストの報酬もいいから、狩りよりもこちらの方が金稼ぎには向いているしな」

 

 込められた魔法が使用出来る使い捨てアイテムである【ジェム】を生産するには、生産スキルを使うための【魔石職人】と込める魔法を使用出来る魔法系ジョブに就いている必要がある。

 そして、上級職の魔法を【ジェム】に込める為には魔法系上級職と【高位魔石職人(ハイ・ジェムマイスター)】に就く必要があるので、一人の人間が作れる【ジェム】の種類は限られており、その結果として単価が高くなるのだ。

 …………最も、俺は自身の<エンブリオ>の必殺スキルでジョブ枠を大幅に拡張しているので多くの上級魔法【ジェム】を生産出来るのだが。

 

「と言っても、この()()()【ジェムー《クリムゾン・スフィア》】みたいに人気のある【ジェム】は結構決まっているから、クエストで作る【ジェム】は結構決まっているんだが」

 

 …………これは【ジェム】を生産する時には、まず使用した際どの様な形式で魔法を発動させるかを設定する必要があるのが原因である。

 例えば【ジェムー《クリムゾン・スフィア》】の場合、起動した際に一定時間後に魔法を炸裂させる様に設定する、或いは敵に対して火球を飛ばして攻撃する様に設定するなどの細かい発動形式を決めた上で【ジェム】を作成するのだが…………一つの魔石に込められる魔法の容量は決まっており、後者の場合“敵を識別する”や“火球を真っ直ぐ飛ばす”、“敵に当たった時点で炸裂させる”などの術式を組み込まなければならないので魔石の容量を圧迫するのだ。

 

「当然、組み込む術式の量が少なければ魔石の容量にも余裕が出来るし、その分魔法の威力を上げることが出来るからな。…………色々な設定を組み込むと手間がかかるし、下手をすればより上位の魔石を使う必要が出てくるから値段も上がるしなー」

 

 なので、お高い上級の魔法【ジェム】においては起動後一定時間で魔法が発動する、或いは起動後何かに当たった時に魔法を発動する【ジェム】を買ってそれを投げつける使い方が人気なのだ。

 上級の魔法【ジェム】を買える人間は殆どが高レベルだろうから、自前のSTRやDEXで投げつける方が射程・精度共に高いだろうしな…………ミスによる自爆には要注意だが。

 

「途中停止とかのセイフティ機能とかを付けても容量を圧迫するからな。…………各種単体バフ魔法の設定は即時発動かつ使用した人間のみを対象に発動する様に設定してっと……」

 

 この単体バフ魔法の【ジェム】や回復魔法【ジェム】も同じであり、対象指定の効果などと付けない方が魔法自体の効果は強力になるのだ。

 …………基本的に使い捨ての【ジェム】の用途は緊急時の切り札として使う事が多いので、使い勝手よりも威力・効果が高い方が人気なのである。

 

「一時期“【ジェム】生成貯蔵連打理論”とかもそれなりに流行ったけど、そこまで大流行はしなかったな」

 

 確かに、大量の【ジェム】を貯蔵して状況に合わせて使うのは強力な戦術なのだが…………前述した通り、買い揃える場合にはどうしても金が掛かるのだ。

 また、自分で生産する場合には、確かにコストは買い揃える場合に比べて十分の一ぐらいにまで抑えられるが…………今度はジョブが魔法系に偏るので投げる為のSTRやDEX、そして相手の動きについていく為のAGIが低くなるので投げるまでに潰されるのだ。

 

「使ったアイテムが戻ってくる決闘で【ジェム】投げ合戦が流行った時期もあったけど、闘技場の広さなら亜音速(AGI5000)も出して接近するか、高威力の射撃スキルがあれば対処可能だからランキングの上の方ではほとんど見なくなったが」

 

 噂によると【ジェム】を投げる相手に対して決闘ランキング上位の<マスター>はバイクで距離を詰めたり炎で魔法ごと焼き払ったり、或いは伸びる刀身で投げる前に切り裂いたり鎖を伸ばして発動前に投げ返して自爆させたりしているらしい…………こういう対策が出来るあたり、アルター王国の決闘ランカーはレベルが高いなー。

 

「…………そもそも、それだけの金があるなら高級な装備を買い揃えて、自分の<エンブリオ>にあった戦闘用のジョブに就いた方が大体の場合は強いしな」

 

 また、使ったアイテムが戻ってくる決闘に慣れすぎた所為で、それ以外の場所で【ジェム】の使用を躊躇ってしまい弱くなったというのも廃れた理由の一人ではある様だがな…………やっぱり、勿体ないオバケは怖いな。

 …………とはいえ、戦闘で使う手札の一つとして【ジェム】を使う人は普通にいるので、その分需要もちゃんとある。

 

「まあ、俺も全力で戦う時には【ジェム】を使うし、使いこなせれば強力な戦術なのは事実なんだが。…………【ジェム】生産と相性のいい<エンブリオ>を持つ<マスター>とかも居るだろうし」

 

 散々こき下ろしておいてアレだが、魔法をノータイムで発動出来る【ジェム】は強力なアイテムであり、俺もクエストでの生産の合間にちまちまと自分様の【ジェム】を蓄積しているしな。

 …………最も俺の<エンブリオ>はジョブ枠拡張がメインなので、生産行動自体に何か恩恵がある訳じゃないから【ジェム】の大量生産とかは難しいのだが。

 

「…………さてと、これで依頼分の【ジェム】の生産は終わったし、後は自分様に【防護術師】の各種レジスト系魔法の【ジェム】でも作って…………後は単体バフ魔法【ジェム】も作っておこうかな? 前回の戦いでも自分で全体バフ魔法を使いつつ【ジェム】を使って自己強化とかは出来たしな」

 

 ちなみに【防護術師】は各種レジスト系魔法を取得出来る魔術師系の下級職であり、防御の為のレジスト系魔法や各種回復系魔法は戦闘中に即時発動出来た方が便利だと思ったので取得した。

 …………本来なら【高位付与術師(ハイ・エンチャンター)】をカンストした後は騎兵系統の上級職とかを取りたかったんだが、転職条件に『騎乗しながらの戦闘』とかが条件に入っていたので転職するのは後回しにする事にした。

 その上でしばらくは街でジョブクエストで資金を稼ぎつつ、それによって獲得出来る経験値でいくつかの便利そうな下級職のレベルを上げる事にしたのだ。

 

「まあ、そのお陰で【カタログ】から()()()()()()()下級職を見つける事が出来たのは良かったが。…………よし! これで一通りの【ジェム】は作り終わったし、後はギルドに持っていくか」

 

 ◇

 

 

 あの後、一通りの【ジェム】生産を終えた俺は、クレーミルの魔石職人ギルドに依頼品を渡しに行っていた。

 

「では、依頼にあった【ジェムー《クリムゾン・スフィア》】を始めとする攻撃魔法【ジェム】一式と、上級単体バフ魔法及び回復魔法【ジェム】が完成したのでお納めします」

「ありがとうございます。…………それでは依頼品を確認するのでしばらくお待ちください」

 

 とりあえず依頼品を受付嬢さんに渡したので、俺は確認が終わるまでの時間ギルド内のロビーの椅子に座って、暇つぶしにジョブクエストの一覧が書かれた資料を見ながら待機する事になった。

 旅行中は何かと金が要り様だから、クエストでお金が稼げるのは嬉しいな…………【ジェム】には一定の需要があって、特に上級魔法の【ジェム】は供給が少ないからどこも不足しておりクエストに困る事は少ないのだが。

 

「レント様、依頼品の確認が終わりました」

「はい、今行きます」

 

 どうやら確認作業が終わったらしいので、俺は資料を置いて受付に向かった。

 

「依頼品は全て問題ありませんでした、こちらが報酬の五百万リルになります」

「ありがとうございます」

 

 やっぱり上級魔法【ジェム】作成依頼は資金稼ぎの効率がいいな…………その分、成功率も低くて制作時間も相応にかかるが。

 ステータスとスキルレベルが上がったお陰で生産の成功確率の方はだいぶ良くなったが、クエストをこなすにはそれなりの数の【ジェム】を作らなければならないから制作時間の方はどうしようもないしな。

 …………さて、後はどれぐらいレベルが上がったのかを確認してみるかな。

 

(ふむ、いくつかの依頼を達成したから【防護術師】のレベルは一気に上がったな。…………まあ、新しく取った【見習(ビギナー)】の()()()()()のお陰でもあるのだろうが)

 

 俺が【高位付与術師】をカンストした後に転職した【見習】はかなり特殊で、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を目的としたジョブなのである。

 そして、そのジョブスキルの中にはジョブクエストを達成した際に獲得出来る経験値量とジョブクエスト実行時のスキルレベルの上がり方を増幅させる《手習い》というものがあるのだ。

 …………本来ならその《手習い》は【見習】のジョブスキルなので、それ以外のジョブをメインにしている場合には()()()()()()()()()()()()使用出来ないのだが……。

 

(俺の【ルー】には下級職・上級職のジョブスキルをメインジョブによらずに使用出来る様にする《全技能(オールスキル)》があるからな。…………【見習】本来の使い方からはかなり外れるが)

 

 まあ、お陰でジョブクエストを受けた際に取得出来る経験値やスキルレベルの上昇率を上げる事が出来るしな…………今後は、こういうクセがあって使いにくそうなジョブも試していった方が良さそうだな。

 

「さて、とりあえずの資金稼ぎは終わったがどうするかな。…………しばらくは【ジェム】の制作はいいし、この街の観光でもしようかな」

 

 このクレーミルは城塞都市という通称があるだけあってか、高性能な武器・防具などの装備や各種アイテムを売っている店が多いらしいので、それらを見てみるのも悪くはないだろう。

 

 

 ◇

 

 

 そういう訳で、俺はただいま絶賛クレーミルの街並みを観光していた…………このクレーミルは多くの店が立ち並ぶ、とても活気があるものだった。

 そして、今はこの街でもかなり大きな防具屋にやってきていた…………武器に関してはエドワード達が作ってくれた弓と短剣がまだ使えるしな。

 

「ほう、高性能な防具が沢山置いてあるな。…………生産系ジョブに就いているティアンの数なら王国でも屈指という話本当だったみたいだな」

 

 なんでもこのクレーミルは数百年前の防衛拠点から発展した都市であり、それ故に戦争に使う武器・防具或いは各種アイテムや食料の生産を行う施設・人員が多く居住していたので王国でもトップクラスの生産都市になっている様だ。

 その上、この都市には街全体カバーできる程の範囲を持ち上級職の奥義ぐらいなら傷一つつかない強力な防御結界が張り巡らされており、元々は軍事拠点だったからか在中している騎士達の質も高いので治安も非常に良いのだ。

 

「…………まあ、その結界も超級職の攻撃を防げる程ではないみたいだが。…………この街も昔の戦争ではそんな感じで攻略されたみたいだし」

 

 この世界においては超級職の単騎突撃で拠点が攻略されるのは割とよくある話の様だ…………ウチの妹の一人も現在超級職に就いているので、そのデタラメさはよくわかる。

 …………っと、関係無い事を考えるのはここまでにして、商品を見ていこうか。

 

「とりあえず軽装の防具から見ていこうかな。…………今の俺の戦闘スタイルは魔法使い系だし、ローブとかマントとかないかな」

 

 ふむふむ…………おっ、この鎧はステータス割合強化の補正と高レベルな装備スキルが付いていてかなりの性能だな。製作者はゾラという人みたいで、値段も相応に高いがこの性能なら当然だな…………でも、俺の戦闘スタイルには合わないかな。

 コッチはタワーシールドか、妹達との連携を考慮して盾役系のジョブを追加で取ってみるか? …………いや、俺より遥かに強い上にまともに攻撃が当たる自体が殆どないあの二人をわざわざ守ってやる必要はないか。

 

「…………おっと、どうもこういう買い物の時は関係無い商品まで見てしまうな。…………《鑑定眼》で商品を見ると色々な説明が見えるから、ついつい読んでしまう」

 

 とりあえず軽装の防具が売っているエリアまで行ってみるか………………おっ。

 

「この【天威のブーツ】には、自身の()()()()()()AGIを固定値で上昇させる装備補正が付いているな。…………確かエドワードは以前“合計レベル分の固定値上昇補正が使われている装備が殆ど無く、そのせいで情報が少なくまだ作れない”と言っていたし、これは掘り出し物かな」

 

 …………何故、この『装備者の合計レベル分の固定値上昇装備補正』が付いている装備が殆ど無いのかと言うと、この補正は装備に付加する難易度がステータスの割合上昇に次ぐ程に高いのが主な原因なのだ。

 更に超級職に就いていない人間の合計レベルが通常最大五百な上、殆どのティアンがそれ未満の最大レベルしか無い以上この補正での上昇値は最大五百止まりであり、それなら普通の固定値上昇で五百以上にするか《◯◯増加》の装備スキルを付ける方が遥かに簡単なのである。

 また、超級職ならレベル制限はないが、そもそも超級職のステータスなら割合上昇の方がステータスが高くなるだろうしな。

 

「そりゃあ、最大で五百程度ステータスを上昇させる装備の値段が百万リル以上するんじゃ作る人も居なくなるよな。…………まあ、多くの下級職・上級職に付いている俺にとってはこちらの方が都合がいいんだが」

 

 よし! この【天威のブーツ】はお買い上げだな…………装備スキルが《拘束耐性》《麻痺耐性》《盗難防御》《破損耐性》といった、とりあえず付けておいて損はないものなのも高評価だ。

 お値段は三百万リルだから問題無く買えるな…………旅行資金はまた【ジェム】を作って売ればいいし。

 

「…………それに、この前の戦いみたいに【ヴァルシオン】が使えなくなる場面もあるかもしれないからな。出回っている数も少ないしなるべく買っておくべきだろう」

 

 そういう訳で、俺は【天威のブーツ】を手に入れたのだった…………後日、資金稼ぎの為に追加でジョブクエストを受ける事にもなったが。

 

 

 ◇

 

 

「うむ、今日は実にいい買い物だったな。…………此処は中々いい街だ」

 

 あの後【天威のブーツ】を買った俺は、しばらくクレーミルの観光を楽しんでいた。

 

「…………そろそろ、一旦ミカ達に連絡しておくかな」

 

 そして、俺はアイテムボックスから【テレパシーカフス】を取り出して妹達に連絡を入れた。

 

『…………あ! お兄ちゃん? 何か用?』

「今日のコッチの予定は大体終わったから連絡したんだよ。取り敢えず二百万ぐらい稼げたしな…………そっちは?」

『コッチも狩りはそれなりに上手く行ったよ。…………流石に一日で数百万稼ぐお兄ちゃん程じゃ無いけど』

『純竜級のモンスターを倒したりもしましたが、肝心の【救命のブローチ】は手に入りませんでしたしね。…………【健常のカメオ】は手に入りましたが』

 

 まあ、特定のアイテムをドロップ頼りで入手するのは難しいからな………え? 買い物しなければ五百万リルの【ブローチ】も買えたんじゃないかって?

 …………戦闘能力が上がれば【ブローチ】が必要な場面も少なくなる筈だから……。

 

「まあ、そこまで焦らなくても大丈夫だろう。…………そもそも、お前達は攻撃なんて滅多に当たらないだろうに」

『それはそうだけど…………ほら! もうすぐ“ハロウィンイベント”があるじゃない』

『イベントに備えて出来る限り準備をしておきたいのです』

 

 …………そういえば、そんなイベントがあると公式ホームページでやっていた様な……。

 しかし、現実ではもう十月も終わりだったな…………三倍時間のデンドロをやっていると時間感覚がズレるね。

 

「成る程、それじゃあイベントに向けて各々準備を進めておこうか」

『そうそう! せっかくのデンドロ公式イベントだからね!』

『楽しみなのです!』

 

 と、そんな感じ定時連絡は終了した。

 

「そうだな、俺も準備をしておくかな。…………まずは、イベント時の移動範囲を広げる為に【マグネトローべ】のMPをチャージしておこうかな」

 

 おそらく今の<マスター>で空中移動が出来る者は少ないだろうし、この【マグネトローべ】は大きなアドバンテージになるだろうからな。




あとがき・オマケ、各種オリ設定・解説

兄:今回は資金稼ぎ回
・よくジョブクエストで単独行動をしているが、そういった時にも妹達には定期的に連絡を入れている。
・後でちゃんと暇を見つけて旅行資金は稼ぎ直した。

【防護術師】:防護術師系統下級職
・【魔術師】の派生ジョブで、ほとんどの種類の《◯◯・レジスト》系魔法スキルを習得可能。
・上級職は【高位防護術師(ハイ・レジストマンサー)】で《ハイ・◯◯・レジスト》や《◯◯・レジスト・ウォール》などのスキルを取得することが出来る。

【見習】:見習系統下級職……というか下級職しか無いジョブ
・他のジョブスキルにはジョブクエスト実行時に必要なスキルをメインジョブが【見習】の間だけ取得出来る《技能練習》や、他人から指導されている時にそのスキルのレベルが上昇しやすくなる《師匠の教え》などがある(《技能練習》で取得したスキルの最大レベルは三)。
・そして【見習】()()をカンストした際に、【見習】のジョブスキルを他のジョブをメインにしていても使用出来る様にする《見習い卒業》のスキルを取得出来る(このスキルは【見習】以外のジョブに就いている場合にカンストさせた際には取得不可能)。
・つまり、まず【見習】に就いてジョブクエストでスキルレベルを上げつつ、《見習い卒業》によって取得したスキルのレベルを引き継いだり、引き続き使える様になった《手習い》などのスキルで以後に転職したジョブのレベルやスキルレベルを上がりやすくする為のジョブ。
・……だが、一番最初にわざわざ限られたジョブ枠を使ってステータスが殆ど伸びない【見習】に就くよりも、普通に下級職に就いた方が楽なので就く人間が殆ど居らずロストジョブ寸前だった。
・ちなみに兄は【ルー】のお陰で《見習い卒業》は必要なく、《手習い》以外のスキルはほぼ使わないので適当にモンスターを狩ってさっさとカンストさせた。

【天威のブーツ】:掘り出し物
・少し昔に作られたものだが、本編で語られた理由通りに値段が高く今まで売れ残っていた。
・しばらくの間は兄の常時装備になる予定。
・ちなみに、新メンバーが加わって個々の技術も上昇した今の<プロデュース・ビルド>なら、合計レベル分の固定値上昇補正付き装備も作る事が可能である。

妹達:デンドロの本格公式イベントを楽しみにしている
・ここしばらくは二人で純竜級モンスターの討伐依頼をして資金を稼いでいた。


読了ありがとうございました、意見・感想・評価・誤字報告などはいつでも待っています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。