□クレーミル領内 【
『GUGYAAAAAAAAA!!!』
さて、私達の目の前には片翼をもぎ取られ怒り狂った【グレーター・パンプキンドラゴン】が雄叫びをあげています…………もう一体のボスである【ジャック・デスサイズ・キラー】はミュウさんが相手をしてくれているので、出来るだけ素早く倒す必要がありますね。
「必殺スキルを使います! チャージは十秒、アリアとウォズ、フィーネとアーシーで! セレナは前衛、サフィアとアーシーは遠距離攻撃を防いで下さい、ウォズとは牽制、ヴェルフは私を乗せて回避!」
「「「「「了解!」」」」」
『《クリエイト・マッドゴーレム》ー』
『BAWU!』
私が指示を出すと共に、まずアーシーが全長十メートル程の泥製ゴーレムを作り上げて皆を守る壁にして、更に私の考えを読み取った【ワルキューレ】達が各々のポジションについていき、そしてヴェルフが私をその背中に乗せた…………【
…………その直後に眼前のドラゴンがカボチャ頭の口から大威力の火炎を吐き出して来ました。
「《ファイア・レジスト》《ワイドガード》!」
『《アース・ウォール》ー』
『
「《セイクリッド・サンクチュアリ》!」
その火炎に対して、前に出ていたトリムが自身の炎熱耐性を上昇させた上で防御範囲を広げるスキルを使い、後ろにいる同じ前衛アリアとセレナを火炎から庇った。更にアーシーが召喚しておいた泥製ゴーレムに加えて複数の土の壁を展開し、サフィアも広域に耐火効果を付与した結界を展開して他のメンバーを守った。そして、セリカが念のために全員に呪怨系や闇属性の攻撃を軽減する結界を掛けていく。
…………それに、今はミュウさんが強力なバフと持続回復を掛けてくれているので、防御していればこの程度の火炎では殆どダメージを負わず、更に《トリック・オア・トリート》による軽度の状態異常も即座に治ってしまうから楽でいいですね。
「《サンダー・スラッシュ》!」
『《レーザークロー》!』
『
「《アイス・ジャベリン》!」
『GYAAAAAAAAA⁉︎』
そして、攻撃直後で隙だらけの相手にアリアが雷を纏った剣で斬りつけ、セレナが光属性の爪撃をみまい、ウォズが風の刃を放ち、フィーネが複数の氷の槍を放ちました。
…………現在掛かっている強力なバフ効果もあって、それらの攻撃は相手の鱗を容易く砕いて相手に大ダメージを与えて行きます。
とはいえ、相手もボスモンスターなのでそう簡単には仕留められず、全身に
「ぐうぅ! ……これは⁉︎」
『チッ! 【呪縛】を掛けられたわね!』
「アーシー、足止め!」
…………どうやら、あのオーラには接触した対象に強力な【呪縛】を掛ける能力がある様です。
なので、私は直ぐにアーシーに相手の動きを止める様に指示を出し、同時に心の中で【ワルキューレ】達に足止めと【呪縛】を直してもらう指示を出しました…………それとほぼ同時に必殺スキルのチャージ時間が終了しましたが、今の状況では発動出来ないので一旦待機させておきます。
『《グランドホールダー》』
「《スナイプ・アロー》っす!」
まず、アーシーが地面から土の腕を複数召喚してヤツを捉えてつつ、残っていた泥製ゴーレムも纏わりつかせてその動きを鈍らせ、同時にリーファが命中精度重視の矢を放ちました…………が、その攻撃はヤツには大したダメージを与えられませんでした。
…………先程と比べるとダメージの入り方が悪いので、どうやらあのオーラは被ダメージ軽減の効果もある様ですね。
『
「サフィア、広域防御!」
…………とか考えていると、私が乗っていたヴェルフが警告を出したので、慌ててサフィアとトリムに指示を飛ばします。
その直後、ヤツは空中に大量の黒い玉を作り出してこちらに撃ちだして来ました。
『GYAAAAAAAA!』
「《サウザンド・シャッター》!」
『KYUUUU!』
その大量の黒い弾丸を前に出たトリムが障壁を作り出してその大部分を防ぎ、残りのうち後衛や動けないアリアとセリカに向かった攻撃をサフィアが展開した障壁が受け止めました…………何発かは私がいた方に抜けましたが、ヴェルフが事前に離脱していたので問題無く回避出来ました。
…………最近ヴェルフは《霊視》という感知系スキルの効果を上昇させるパッシブスキルを覚えたので、相手がどんな攻撃をしてくるのかも何となく解る様になっているみたいなんですよね。
「《魔法多重発動》《ディスペル・カース》!」
「《アイス・バインド》!」
そしてセリカの解呪魔法が二人の【呪縛】を解除し、フィーネの魔法による氷で出来た鎖がヤツを凍らせてその動きを止めました。
…………ここですね。
「《
『『『了解!』』』
アリアの呪いが解かれてヤツが攻撃直後のタイミングを見計らって私は必殺スキルを使い、アリアとウォズ、フィーネとアーシーをそれぞれ融合させて反撃を開始します。
…………まず、ウォズと融合したアリアが背中の翼を使い、超音速機動でヤツに向かって飛翔しました。
「《テンペスト・エッジ》! 《クインティブル・スラッシュ》!」
『GYAAAAAAAAA⁉︎』
そのまま接近したアリアは手に持った剣に強力に風を纏わせた上で五連続の剣撃を放ち、ヤツの身体を斬り裂いて行きます…………反撃にヤツも手足を振り回しますが、超音速で飛行するアリアには攻撃を掠らせる事も出来ていません。
…………私はアリアにそのまま攻撃を続けてヤツの注意を引きつける様に指示を出し、その隙に他のメンバーに攻撃の準備を行わせます。
「アリア! 離脱!」
「了解!」
「《ピアース・アロー》っす!」
『GYAAAAAAAA⁉︎』
そして攻撃の準備が終わったところでアリアを離脱させ、その援護の為リーファが防御貫通効果を持つ矢を放ち…………ヤツの目にオーラを貫通して突き刺さりました。
…………ふむ、目が潰された痛みでヤツが悶え苦しんでいますね。お陰で隙が出来たのでここで攻めましょう。
「……《クリムゾン・スフィア》!」
「……《ディバイン・クロス》!」
『GYAAAAAAAA⁉︎』
アーシーと融合したフィーネが大幅に増加したMPを使って巨大な炎弾をヤツに向けて放ち、その身体の三割程度を焼き尽くし片腕を【炭化】させました。
更にセリカが【
…………私はこのまま推し切れると思い、次の指示を出そうとしますが……。
『
「ッ! 全員突撃が来ます!」
『GUUUGAAAAAAA!』
その前にヴェルフが警告を発しながらその場を離脱したので、私は即座に全員に警告を放ち…………その直後にヤツは残った翼を全力で羽ばたかせて拘束を破壊し、そのままこちらに突っ込んで来ました。
『KYUU! KYUUU!』
「やらせない! 《カバーリング》! 《ギガンティック・ディフェンサー》!」
『GYAAAAAAAA!』
その突撃に対してサフィアが障壁を複数展開しますが、勢いを僅かに鈍らせる事しか出来ずに次々と障壁を砕かれて行きます…………が、その僅かに稼げた時間を使ってトリムが大盾を構えてヤツの前に立ち塞がり、【
「グヌヌヌヌヌヌヌ!」
『GYAAAAAAAA!』
トリムは辛うじて受け止めているもののヤツの突撃の威力を殺しきれず、そのまま後ろに地面を擦りながら下がって行き……。
『《シャイニング・バースト》!』
「《テンペスト・チャージ》!」
『GYAAAAAAAA⁉︎』
その直後、後方からセレナが放った光のブレスでヤツの片翼に風穴を開けて、更に上空からアリアが全身に暴風を纏ってヤツの背中に突撃してその身体を地面に叩きつけました…………それによりヤツの突進は止まったので、その隙にトリムはなんとか離脱出来た様です。
…………大ダメージを受けて身体がボロボロになっているヤツは、それでも立ち上がろうとしますが……。
「……《ホワイト・フィールド》!」
『GYAAAA⁉︎ …………』
トリムとアリアが離脱した直後にフィーネが極大の冷気を放ってヤツを凍らせてしまいました。
…………そして、離脱したアリアが急旋回してヤツの首に接近し……。
「《レーザー・ブレード》!」
『! ────────』
光を纏う剣を振り下ろしてその首を切断しました。
…………その直後、ヤツの身体は光の塵となったのでどうやら倒せたみたいですね。
「マスター! 敵の討伐を完了しました!」
「分かりました! ……では、急いでミュウさんの援護に向かいますよ!」
そうして私達は急いでミュウさんと【ジャック・デスサイズ・キラー】が戦っている方へと向かいました。
「ミュウさん! 大丈夫で……⁉︎」
『『『!』』』
…………そこで私達は、ミュウさんが
◇◇◇
□クレーミル領内 【
さて、ノリで仕合うと言ってみましたが、今の私はデメリットやクールタイムの所為で《ミラクル・ミキシング》《シャイニング・フィスト》《真撃》が使えないので、目の前に大鎌を構えている【ジャック・デスサイズ・キラー】を倒すには少々決定力が欠けているのです。
…………なので、基本的には時間稼ぎをするつもりなのですが……ん?
「ッ!」
そう考えいた時に私は目の前のヤツに違和感を感じ、更に
…………その直後、私の頭上で
『《魔法威力拡大》《ホーリーライト》!』
「シィ!」
『────!』
それとほぼ同時に、私と融合したフェイが事前に準備しておいた聖属性の光源を作る魔法を使うと、その光に照らされた様に殺気を感じた方向に
そして、私は屈んだままその影に《ハイキック》を当てて吹き飛ばし…………そこには先程まで私の目の前に居たはずの【ジャック・デスサイズ・キラー】の姿がありました。
「ふむ、分身……いえ、幻術ですかね。《魔力視》でも見破れませんか」
『それと姿を消す隠密スキルの組み合わせかな?』
『────』
そう、今私の目の前には
…………おそらく、姿を消すスキルを使いながら元居た場所に幻術で自分の姿を置いてこちらに接近したのでしょう。私も
幸い、攻撃する前後には《魔力視》や《心眼》で見破れるぐらいには効果が弱まるみたいですし、アンデッドだからか《ホーリーライト》でもスキル効果を弱められる様ですが。
『一応《ホーリーライト》は維持して、後《ピュリファイ・アンデッド》の準備もしておくよ』
「よろしくなのです。……さてっ!」
『──────!』
そうこうしているうちに、ヤツが複数の幻影を展開しながら大鎌でこちらに斬りかかって来たので、それらの斬撃を回避又は刃の側面を叩いていなしていくのです…………時折、幻影を目隠しにして来たりもしますが本体との見分けは付く上、長重武器である大鎌では振り下ろすか薙ぎ払うかしか出来ないので軌道を読むのは容易いのです。
…………最も、こちらもリーチの差でなかなか反撃の手が打てないのですが……。
『《魔法威力拡大》《ピュリファイ・アンデッド》!』
「ここです《ライトニング・ストレート》!」
『────⁉︎』
ヤツが攻撃するタイミングでフェイが発動した対アンデッド弱体魔法によって一瞬動きが鈍ったので、その隙に私は接近してカウンターの電撃拳を叩き込む事に成功したのです。
…………と言っても、霊体相手なので電撃によって動きが止まる事も無かったのでそのまま距離を取られ、弱体化してもボスモンスターとして相応のステータスがあるヤツを仕留めるには至りませんでしたが。
「……やはり、今の私では決定力に欠けますね」
『ボクが今使える攻撃魔法で仕留められるかどうかは半々かな?』
…………弱体化しているとはいえ超音速以上の速度で動いてますし、普通に技量も結構高いので高威力の魔法を当てるにはどうにかしてヤツの動きを止める必要があるのです。
やはり、エルザさんの方が片付くまで時間を稼ぐのが良さそうですかね…………それに、向こうの感じだともうそろそろ決着がつきそうですし。
…………そんな感じでしばらくの間ヤツとの攻防を続けていると、あちらのドラゴンの断末魔が聞こえて来たのです。
(向こうは片付いた様ですね。……では、こちらもそろそろ状況を動かしましょうか)
『……それじゃあ、反撃の準備をしておくよ』
どうやら色々と周りの状況が動いて来た上にヤツの戦い方もおおよそ把握出来たので、これまでの防御重視の戦闘から攻撃重視の戦闘に切り替えて行くのです。
…………ですが、ヤツも自分が不利な状況だと判断したのか、先程よりも激しい勢いで攻め立てて来ました。
『────!』
「疾ッ!」
私が接近して《ストレート》で殴り飛ばすと、ヤツは身を翻して反撃の横薙ぎを放ってくる様に見えたのでそれを捌こうとして…………その直前、大鎌が
そして、横薙ぎの体制だったヤツは振り下ろしの体制に変わっており、そのままこちらに大鎌を全力で振り下ろして来たのです。
…………どうやら、自分の身体に違う攻撃の仕方をする幻影を被せていたのでしょうね。
「ミュウさん! 大丈夫で……⁉︎」
『『『!』』』
どうやら、エルザさん達が来たみたいですね…………と頭の隅で考えつつ、私は目の前に振り下ろされる大鎌を
…………なかなか上手いやり口でしたが、私は既にヤツの戦い方を把握したので
なので、ワザと幻影に引っかかったフリをした上で、攻撃をギリギリまで引きつけつつ受け止めてその動きを止めたのです。
『《魔法多重発動》《ホーリー・ジャベリン》!』
『────⁉︎』
そして、攻撃を受け止められて動きが止まったヤツに向けて、フェイが至近距離から五本の聖なる光の槍を放ってその身体を貫きました。
…………ですが、大ダメージを与えたとはいえ仕留めるまでにはいかず、ヤツは後退しながら逃げようとしますが……。
「逃す気は無いのです。……
「《
『⁉︎────…………』
その直後、上空から放たれた聖属性を纏う矢に頭部のカボチャを撃ち抜かれたヤツはそのまま光の塵になったのです…………そして攻撃が放たれた方向の空を見ると、そこには【マグネトローべ】に乗って弓を構えた兄様とその後ろに乗る姉様がいました。
…………兄様達かエルザさん達が来るまで時間を稼ぐのが今回の戦闘の主目的でしたからね、それを忘れてはいないのです。
そして、そのまま二人は地上に降りてこちらに合流したのです。
「兄様、姉様、助かったのです」
「それはどうも。…………と言っても、俺はボロボロの相手にトドメを刺しただけだがな」
「私に至っては何もしてないしね〜。…………あっ! エルザちゃんは大丈夫だった?」
「ええ大丈夫です。…………全員無事でなによりでしたね」
とりあえず、これで片付いたみたいですね…………ボスモンスター二体同時とか最初はどうなるかと思いましたが、何とかなって良かったのです。
「それじゃあドロップアイテムを回収するか。…………二人は疲れているみたいだし今日はここまでにしようか?」
「そうしてくれると助かるのです」
「では、みんなも疲れていますしお言葉に甘えて」
その後、私達はボスモンスターがドロップした大量のイベントアイテムを回収して、そのままクレーミルに戻って行ったのです。
◇
「…………あの、私の配分が60%と多すぎるんですが……」
「いや、エルザちゃんとミュウちゃんはボスモンスターを倒しているし、それにエルザちゃんの場合テイムモンスターのお陰で複数人分働いているから、その分配分を増やすべきだと思うんだよ」
「実際、二人が稼いだ量は俺とミカよりも遥かに多いしな。それぐらいが妥当だろう」
「…………まさか、ボスモンスターがあれだけのアイテムを落とすとは思わなかったのです」
さて、あれからクレーミルに戻って来た私達ですが今日のイベントアイテムの配分で少しもめているのです…………具体的に言うとエルザさんが『自分の配分が多すぎる』と言い、それに対して兄様と姉様が『今日の活躍から言ってもこのぐらいが妥当』と主張する感じで。
…………その後、色々と議論は紛糾しましたが最終的にエルザさんが半分、残りの半分を私達三兄妹で分けるという感じで纏まったのです。
そして、エルザさんがログアウトする時間になったので、今日はこれでお開きになったのです。
「今日は一緒にイベントを回ってくれてありがとうございました!」
「うん、こっちも楽しかったよ! …………また一緒に遊ぼうね、エルザちゃん!」
「はい! それではまた」
そう言って、エルザさんはログアウトしていきました…………いつも身内でこのデンドロを遊んでいますが、やっぱり他のプレイヤーと遊ぶのも楽しいですね。
…………そんな感じで、私達はハロウィンイベントを満喫していったのでした。
あとがき・オマケ、各種オリ設定・解説
エルザ・ウインドベル:指揮は最低限で後はみんなに任せるスタイル
・文字通り以心伝心な【ワルキューレ】達や、全員頭が良く優秀なテイムモンスター達なのでその方が上手くいく。
・なので、普段から仲間同士の連携と信頼関係の強化を重視している。
・イベントの報酬は高価な素材を交換し、<プロデュース・ビルド>のメンバーに売り払った。
・必殺スキルはチャージが終わった後でもある程度の時間なら発動を遅延させられる。
ヴェルフ:危険察知能力と高いAGIを活かしてエルザを乗せて逃げる役
・《霊視》は感知系スキルで
・これにより、敵がどんな攻撃をしてくるのかを何となく読み取れる。
・後、このスキルは今後の進化先にも影響している。
《ディバイン・クロス》:【高位祓魔師】の奥義
・聖属性の光の十字架で相手を貫く攻撃魔法。
・突き刺さった十字架は一定時間残り続け、その間に継続ダメージと浄化効果を与え続ける。
《ギガンティック・ディフェンダー》:【盾巨人】のスキル
・盾による防御範囲を広げて巨大な相手の直接攻撃を防ぎ易くするスキル。
・相手の質量が大きい程防御能力が上がり、ノックバックし難くなる。
《シャイニング・バースト》:セレナの光属性ブレスを吐くスキル
・《ソルライト・レイ》との違いは周囲の光を収束させずに自分のMPだけを使って放つところで、その分燃費は悪く威力も低い。
三兄妹:イベントの報酬は全て兄が使う魔石を交換した
・その魔石を兄が【ジェム】に加工して、それらの【ジェム】とそれらで稼いだお金を妹達に渡している。
イベントボスモンスター:ドロップアイテムは3〜4パーティーに配分出来るぐらいの量
・【グレーター・パンプキンドラゴン】はHP・STR・ENDが高く空も飛べる上、状態異常を与える攻撃を放ってくる普通に強いボスモンスターとしてデザインされている。
・エルザ達も末妹の必殺スキルによるバフと状態異常回復が無ければあれだけ短時間で倒すのは難しかった。
・【ジャック・デスサイズ・キラー】はイベントアイテムを多く持った<マスター>を不意打ち・奇襲で倒す徘徊型ボスモンスターとしてデザインされた。
・姿を現した状態でも幻術と即死効果の大鎌による接近戦で戦うので非常に厄介なボスモンスター……だったのだが、アンデッド対策スキルを持ち超音速機動と幻術を見切る事が出来る末妹とは相性が悪かった。
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