とある兄妹のデンドロ記録(旧)   作:貴司崎

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前回のあらすじ(違):ホム『私の勝率は1000%』末妹「あなたを止められるのはただ一人……私なのです!」


それでは本編をどうぞ。


それぞれの戦い・中盤戦

 □アルター王国北部・クリラ村郊外 【突撃騎兵(チャージライダー)】レント

 

 さて、あれから【魔鉱蚯蚓 アニワザム】との戦いが続いている訳だが…………現在は比較的こちら側に有利な戦況になっていた。

 

「《エメラルド・バースト》! 《ロングスロー》」

『『『──────────!!!』』』

 

 まず、俺が【アニワザム】の周囲にいる防御用エレメンタル達を広範囲攻撃が出来る魔法や【ジェム】を投げつけて倒していく…………【アニワザム】本体には大して魔法が効かなくとも、その周囲の護衛エレメンタルを倒す事なら十分可能だしな。

 そして、ある程度エレメンタルを倒したところで直ぐにその場を離脱し……。

 

『バルドル、斉射』

了解(ラージャ)

『⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️!?』

 

 そうやってエレメンタル達の防御が薄くなったところに、シュウさんが【アニワザム】本体に砲撃を打ち込む事でダメージを与えていく…………どうやら、アイツはシュウさんの砲撃の様に強力に物理攻撃を防ぐには、自身と護衛のエレメンタル達の防御魔法を併用する必要があるらしい。

 なので、今のところはその繰り返しでアイツにダメージを与えられているのだ。

 

(召喚されたエレメンタルの半数以上は<バビロニア戦闘団>の皆さんや騎士団の人達の方に向かっているから、俺一人でもなんとか護衛エレメンタルを引き離す事が出来ているが……)

 

 ちなみに<バビロニア戦闘団>のメンバーは流石に優秀で、本人達の技量と連携そして各々の<エンブリオ>の力もありエレメンタル達とも十分に戦えている。

 一方、騎士団のティアン達は少し心配だったが、蓋を開けてみれば全員が魔物との戦いに特化した騎士系統のジョブに就いているのでエレメンタル相手の攻撃手段には困っておらず、リリィさんの指揮とそれぞれ鍛え抜かれた技量で問題なく戦えていた。

 それに、シャルカさんから『連携は上手くいっているから、取り巻きのエレメンタル達相手なら遅れをとる事はない』という連絡(戦闘団の通信系<エンブリオ>によるもの)もあったし問題はなさそうだ。

 

「とは言え、あちらはすぐに片付けられる訳でもなさそうだったし…………こちらも()()()()()()()()()()()()()()だろうがな。アイツは未だにただ地を這うだけで大した行動をしていないし」

 

 古代伝説級<UBM(ユニーク・ボス・モンスター)>がそこまでヌルい筈がない…………と、俺が考えていると、それに呼応するかの様に【アニワザム】がこれまでとは違った行動を起こした。

 

『⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️!!!』

「なっ⁉︎」

 

 ヤツはいきなり雄叫びをあげたかと思うと、その巨体を勢いよく持ち上げて頭から地面に突っ込み、そのまま地面を掘削して地中に潜っていったのだ。

 まあ、地中から出てきたんだから当然地面に潜る事も出来るのだろうが。

 

「不味いな、これでは攻撃が届かない」

 

 流石に俺の魔法もシュウさんの砲撃も地中にいる相手にはどうしようもない…………一応、俺が覚えている地属性魔法には地中に攻撃出来るものもあるが、その程度では地属性魔法に特化した<UBM>には効かないだろうし。

 さて、これまでのアイツの行動パターンからして、おそらく次に狙ってくるのは……。

 

「当然、自分にとって()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なシュウさんだよなぁ!」

『バルドル! 今すぐこの場から離れろ!』

 

 そう考えた俺はシュウさんの元へと全力で【マグネトローべ】を走らせ、彼もそれに気がついたのかバルドルをその場から離脱させようとしたが、その巨体と無限軌道という移動手段故にそこまでの速度は出せない様だった。

 そして次の瞬間、いきなりバルドルの下の地面が崩落してその船体の半分以上が地面に沈み、更にその地面が爪の様に変形してバルドルの船体に組み付いて身動きを封じたのだ。

 …………俺はどうにかシュウさんの元へとたどり着いたが、他の人達はエレメンタルの相手で手一杯の様だった。

 

『チッ! 地属性の拘束魔法か!』

「地面がいきなり陥没したのは……ああ、()()()のか」

 

 以前に調べた情報によると【アニワザム】は鉱物を食べるモンスターであるらしく、それならば地中の土などを食べてある程度減らしつつ地属性魔法で陥没させるぐらいは訳ないだろう。

 …………そして、“食べられた”という事はそこにヤツがいるという事であり……。

 

『⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️!!!』

 

 直後、バルドルのすぐ後ろから【アニワザム】が勢いよく地中から飛び出して来た…………不味いな、身動きが取れない今のバルドルはただの的だ。

 …………加えて、ご丁寧にもバルドルの各砲塔にも土が絡み付いてその動きを封じている。

 

『⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️!!!』

『『『『『──────────────────ー!!!』』』』』

 

 更に【アニワザム】は即座に大量のエレメンタルを召喚して俺とシュウさんに差し向けて来た…………しかし、あのエレメンタル達これまでのモノよりかなり速度が速い上に魔法も放たず一直線に突撃して来ているな。

 …………まさか⁉︎

 

「《バラージ・スロー》!」

 

 嫌な予感がした俺は、慌てて取り出した【エクスプロージョン】【スチーム・エクスプロージョン】【エメラルド・バースト】の各種広範囲魔法入り【ジェム】三つを投擲してした。

 放たれた三つの【ジェム】は計算通り、こちらに高速で向かってくるエレメンタル達とすれ違う直前に爆発し…………それに巻き込まれたエレメンタルは()()()()()()()()()()()()

 

「やっぱり()()()()()()()()()()か!」

 

 そいつらはエレメンタルの中でも希少な自爆能力を持ったヤツらだった…………攻撃に巻き込まれたヤツが爆発したところから、おそらく任意だけでなくHPがゼロになっても爆発する仕様なんだろう。

 幸い、俺は召喚出来るモンスターの中に《エクスプロード・エレメンタル》が居たから気づけて対処出来たし、それを見てシュウさん達も気が付いた様だ。

 

『チィ! やっぱり砲撃は効かんか!』

「数が多くて撃ち落としきれませんね」

 

 だが、どうやら自爆エレメンタルにも《精霊体》による物理攻撃無効を持っており、それらをこちらよりも遥かに多く差し向けられた所為でシュウさん達でも迎撃しきれない様だった…………そして、それらの自爆攻撃はバルドルの砲塔を集中的に狙っており、その多くが破壊されるなどかなりのダメージを受けていた。

 …………だが、追撃出来るタイミングにも関わらず、攻撃が終わった後に【アニワザム】は再び地中に潜っていった。

 

「このタイミングで地中に? 反撃を警戒したのかね?」

『それ以外にも何か目的がありそうだが…………とりあえずレント君、一旦バルドルの形態を変えて拘束から抜け出すから、ちょっと相乗りさせてほしいガル』

「私もお願いします」

 

 流石に二人は載せられないんだが…………止む終えずエフさんを後ろに乗せて、シュウさんは俺が片手持ちにするというやや無茶な方法で運ぶ事になった。だってシュウさん着ぐるみ着てる所為で後ろに乗せにくいし……。

 …………まあ、バルドルの形態を変える際は一時的に動けなくなるらしいシュウさんを近くの地上に運ぶだけだからこれでも問題は無いんだが。

 

「それでシュウさん、バルドルのダメージはどれぐらいで?」

『砲塔がかなり潰されたし、船体にもダメージがけっこうあるから巡洋艦での全力戦闘は難しいガル』

 

 うーむ、ヤツに対して数少ない有効打が打てたシュウさんのバルドルがそれだとキツイか…………そう考えていた時、クリラ村がある方角から()()()()()()()()()()()()()()()()凄まじい轟音が鳴り響いた。

 

『…………エフ、どうせ向こうの状況も見てるんだろ。何があった?』

「…………見えた範囲だと、この音はミカさんが【ギガキマイラ】を殴った所為で起きた音の様です」

「ああなるほど、奥義を使ったか」

 

 ミカの奥義を食らったのなら如何に古代伝説級<UBM>であっても一溜まりも無いだろう…………アイツの必殺スキルはデメリットがキツイ分反則的な性能だからな。

 …………その後、エフさんからの追加報告でミカのデスペナルティ、及び封竜王さんとフォルテスラさんがこっちに向かっている事、そしてミュウちゃんが精神干渉の大元の相手と交戦を開始した事を伝えられた。

 

「とりあえず、この事を伝える為にシャルカさん達と合流しませんか? …………どうも相手は()()()()()()()()()()()みたいですし」

『まだ出てこない以上はそういう事なんだろうな…………()()にしても時間がかかり過ぎだし、どうも操っている側の都合っぽいが』

「私としては、希少な取材対象を観察出来る時間は長いに越した事は無いので有難いのですがね」

 

 エフさんのブレ無さに俺とシュウさんは揃って白い目を向けつつ、そのままシャルカさん達と合流する為に移動していった…………【ギガキマイラ】が倒され、精神干渉の術者が補足されたにも関わらず時間を掛けようとしている黒幕の思惑は分からないが、今はそれを考えている余裕は無いしな。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 □クリラ村周辺・森林部 【武闘姫(マーシャルアーツ・プリンセス)】ミュウ

 

『──────』

『KETEKETEKETEKETEKETEKETE!』

『GAOOOOOOOO!』

 

 今、私の目の前にはパワードスーツを着た【ハイ・マインド・アバターホムンクルス】と、その配下の【トライホーン・ストライクビートル】【デュアルホーン・ライノセラス】が今にもこちらに襲いかかろうとしています。

 また、先程村の方から轟音が聞こえて来たのでおそらく姉様が敵を倒したのでしょう…………ですが、兄様の方はまだでしょうし、なるべく早く精神干渉の術者であるホムンクルスを仕留めねばならないのですが……。

 

『──行け』

『KETEEEEEEEEE!!!』

『GAOOOOOOOO!!!』

 

 そうホムンクルスが指示を出すと同時に【ストライクビートル】と【ライノセラス】がこちらに突っ込んで来ました…………仕方ない、とりあえずこの二体を倒しますか。

 …………と、思ったその時、私の目は突撃する二体の隙間を超高速で縫ってこちらに迫る()()()()を知覚しました。

 

『《スネーク・エッジ》』

「ッ⁉︎ 《硬気功》!」

 

 私は慌ててスキルで自分の手を硬化させた手刀で打ち払いました…………払ったそれをよく見ると、沢山の刃が紐で繋がれた所謂“蛇腹剣”というやつで、それはホムンクルスが来ているパワードスーツの右手甲部分から伸びていました。

 幸い《硬気功》を使っておいたお陰で、ダメージは手に僅かな切り傷を負う程度で済み…………直後、私の身体はまるで()()()()()()()()様にその動きを止めました。

 

「こ、れはっ!」

『KETEKETEEEEEEEEE!!!』

 

 その致命的な隙を相手が見逃す筈も無く、突撃していた【ストライクビートル】が背中の羽を広げて更に加速し、その三本のツノでこちらを串刺しにしようとしてきました。

 …………私の動きを止めた状態異常──おそらく精神系の【恐怖】──は《霊環付与》の効果で直ぐに回復しましたが、その時にはツノが私の直ぐ目の前にまで迫っていて回避は間に合わず……。

 

『《エアロ・ハンマー》!』

『KETEEEEEEEEE⁉︎』

 

 そうして迫っていた相手を、私と融合しているフェイが放った暴風が吹き飛ばしました…………突っ込んでくる連中を迎撃する為に準備しておいた風魔法が役に立って良かったのです。

 …………どうやら厄介な事に、あのホムンクルスの攻撃で僅かでもダメージを負うと状態異常にかかってしまう様ですね。

 

『GAOOOOOOOO!!!』

「《ファントム・ステップ》」

 

 そう考えている間にも残った【ライノセラス】が突撃して来たので、幻影を囮にしつつ回避し……。

 

『《チェーン・ケージ》』

 

 その回避直後の隙を狙いホムンクルスが()()()()()()から伸ばした二つの蛇腹剣を乱舞させ、更にこちらを包囲する様な連続攻撃を仕掛けて来ました。

 …………傷一つでも負ったら状態異常を食らって切り刻まれるであろう、その刃で出来た檻に対して私は……。

 

「《瞬間装着》! 疾ィッ!!!」

『────!』

 

 咄嗟に爪付きの手甲である【外装地竜の爪手甲】を装備して、全方位から立て続けに襲い掛かる剣尖をその手甲の爪部分で打ち払い、そうして無理矢理作った包囲の隙間から離脱する事で難を逃れました…………やはり、傷さえ負わなければ状態異常を食らう事も無い様なので、武器などで打ち払うか受け流すかするのが正解の様ですね。

 …………ラーニングした【爪拳士(クロウ・ボクサー)】のスキルを使う為に、ジョブクエストの報酬を使ってこれを買っておいて良かったのです。

 

『KETEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!』

 

 何とか凌いだのも束の間、吹き飛ばされた【ストライクビートル】が体勢を立て直してこっちに突っ込んで来たのです…………しかも【ライノセラス】もこちらに向かって来ていますし、ホムンクルスは遠間からこちらが隙を見せるのを待っていますね。

 …………ですが、さっきから使っている《第六圏》にはこちらに向かってくる()()が感知されているのです。

 

『《悪を蹴散らす嵐の男(ヘルモーズ)》《ライザーキィィィィィィィック》!!!』

『KETEEEEEEEEEEEEEEEEE⁉︎』

 

 まず、突撃して来た【ストライクビートル】の横合いからライザーさんが超音速に迫る速度の飛び蹴りを叩き込んで、相手の身体をへし折りながら吹き飛ばしました。

 そしてよく見ると、彼のスーツには先程乗っていたバイクの意匠がある追加パーツが付いていました…………お約束の強化フォーム(必殺スキル)ですね! 

 

「解放《グリント・パイル》!」

「解放《ダークネス・ジャベリン》!」

『GAAAAAAAA⁉︎』

 

 そして、あちらの【ライノセラス】の方にはサクさんとボウさんの放った、それぞれ三本の闇の槍と太いレーザーが突き刺さりました。

 

「べフィ! 行くよ! 《ブースト・スティンガー》!」

『GAAAAAAA!!!』

『GOOOOOO⁉︎』

 

 それで怯んだ隙にアマンダさんの槍撃とべフィちゃんの体当たりが直撃して、そのまま吹き飛ばされて行きました。

 …………皆さんがこのタイミングで援軍に来てくれたのは有り難いですね。何せ……。

 

「…………お陰で距離を詰められました」

『ッ!?』

 

 彼等の行動にホムンクルスの目が向いたお陰で、私が《気圏合一》で姿を消してヤツに接近する事が出来たのですから…………突如現れた私に相手はほんの僅かに動揺しただけで即座に対応しようとしました。

 

「《真撃》《粉砕拳》!」

 

 ですが、私にとっては【武闘家(マーシャル・アーティスト)】の奥義を乗せた上で、相手の心臓がある左胸を殴るには十分すぎる隙でした…………更に、使用した《粉砕拳》は《粉砕波動拳》の近接版で対象の元々の防御力をゼロにする効果があります。

 …………その一撃は狙い通り相手の心臓を打ち抜く……。

 

「……ダメですか」

『────!』

 

 事は無く、ただ相手を吹き飛ばしただけに終わりました…………どうやら、ただスーツが硬いだけで無く何か()()()()()()()を持っている様ですね。

 …………《第六圏》で探ってみると、どうやらダメージを受けた時に右手の【ジュエル】から何かの“気”が出ている様ですが……。

 

「あれは確か()()()()()()()()()()の……ああ成る程、多分《ライフリンク》ですかね」

 

 おそらく【ジュエル】内に入っているモンスターにダメージを移し替えたのでしょう…………どうりで、最初から攻撃しても大してダメージを負った様子が無い筈ですね。

 …………そう考えていると、ライザーさん達にやられた二体の様子がおかしい事に気付きました。

 

『KETEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!』

『GOAAAAAAAAAAA!!!』

『ッ⁉︎ こいつらあれだけのダメージを受けてまだ⁉︎』

「……いや、こいつら()()()()()()()()()ね」

「「マジで⁉︎」」

 

 どうやら、あの二体はご丁寧にも再生能力に特化したモンスターだった様ですね…………先程ライザーさん達が負わせたダメージも殆ど回復していってます。

 とりあえず、彼等と合流して情報を共有しておきましょう。

 

『…………成る程、そういう事か』

「強力な精神干渉に超音速機動、おまけに《ライフリンク》による耐久力とは……これは仕留めるのに時間が掛かりそうだねぇ」

「精神干渉に対しては私の必殺スキルによるバフが掛かっている間は大丈夫でしょうが……」

 

 問題は()()がいくつ残っているか分からない《ライフリンク》による身代わりですね…………兄様の為にもさっさとケリを着けたいのに、本当に厄介な相手なのです。




あとがき・オマケ、各種オリ設定・解説

兄&ニーサン&エフ:実は残り【ジェム】や砲弾が結構キツイ
・尚、エフは珍しい状況を三つも『取材』出来ているので機嫌が良くかなり協力的。

【魔鉱蚯蚓 アニワザム】:古代伝説級<UBM>の本領発揮
・召喚出来るエレメンタルには通常型・砲台型・自爆型・格闘型・防御型などいくつもの種類があり、大量のMPを使って強力なエレメンタルを召喚するなどの応用も可能。
・地面に潜っているのは鉱物を捕食する事による蓄積MP回復と、操っている【アークブレイン】が『()()()()の為にはなるべく長時間の戦闘を行う必要がある』と考えている故の時間稼ぎ。

末妹チーム:相手が思った以上に強く苦戦中
・サク&ボウ兄弟の魔法装填スキルは『発動した魔法をスキルでストックする』ものなので、《魔法多重発動》などのスキルを使って拡張された魔法をそのままストックする事も出来る(ただし、一つのストックにセット出来る魔法の総MPには上限がある)。

【外装地竜の爪手甲】:《グランド・メイル・ドラゴン》の素材で作られた手甲
・装備枠は腕部で高い装備攻撃力・防御力を持ち強度も高いが、スキルは《破損耐性》と爪部分を任意で出し入れ可能にする《伸縮爪》のみ。
・爪をしまった状態なら通常の格闘スキルも使える汎用性の高い装備だが、そこそこ重量があり腕部の動きが少し制限されるので末妹は普段使いしていない。

《エアロ・ハンマー》:【翆風術師】のスキル
・物理的攻撃力を持つ暴風を指向性を持たせて叩きつける風属性魔法。
・威力自体はそこまでではないが、発生が早く相手を吹き飛ばす事も出来るので近接戦では使いやすい。

《硬気功》:短時間肉体のENDを上げるスキル
・特定の部位のみに使う事でENDの上昇率を上げる事も可能。

《粉砕拳》:【粉砕王】のスキル
・効果は『殴った対象の元々の防御力をゼロにする』という《粉砕波動拳》の近接・簡易版。

《ダークネス・ジャベリン》:【暗闇術師】のスキル
・闇属性の槍を飛ばして攻撃する魔法で、闇属性魔法の中では速度が速く射程も長いので使いやすいスキル。

《ブースト・スティンガー》:【剛槍士】の奥義
・STRを大幅に上昇させ上で槍による刺突を放つスキル。

【トライホーン・ストライクビートル】【デュアルホーン・ライノセラス】:壁役兼身代わり役
・ステータス的にはHP・END特化の純竜級で、攻撃系のスキルを持っていない為に突撃ぐらいしか出来る事の無いモンスター。
・だが、お互いが近くにいる限り相互にダメージを超高速で回復し続けるパッシブスキル《相互互換自動回復》のスキルを与えられており、それ以外にも各種防御スキルを有しているので非常に倒しにくい。

【ハイ・マインド・アバターホムンクルス】:戦術は時間稼ぎ特化
・精神系スキル以外にも蛇腹剣の各種スキルや《ライフリンク》を与えられている。
・スーツに付けられた蛇腹剣には、与えたダメージに応じた強度で自身の精神系状態異常スキル効果を対象の耐性を無視して与えられるスキルが付いている。
・蛇腹剣による状態異常はスーツによる自動発動であり消費MPも少ないので、【アニワザム】の制御に殆どの精神干渉能力を費やしている状態で戦闘を行う為の装備でもある。


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