女子寮生活は難儀です   作:as☆know

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平凡な一般市民にも覚醒の可能性は秘められている

「────── と、言った感じでごぜーます」

「成程。大方、話の筋は理解したよ」

 

 

 ここは飛鳥の部屋。そう、飛鳥の部屋です。えっ、何故飛鳥の部屋にいるのかって?

 それは俺の部屋で来てもらおうとしたら『たまにはボクがキミを持て成すよ。何、ただの夜会だろう?』とか言われて、普通に飛鳥の部屋で話すことになった。よくわからぬ。

 

 

「んで、これが蘭子の音声データね」

「本当に用意周到というか。案外抜け目は無いね」

「まぁ、蘭子とPが軽い話し合い程度は出来るのはなんとなく知ってたけど、CDデビューともなると明確な意思疎通が取れなきゃこういう事態にもなりうるかなと思ってよ。やったことないけど、今回に限ってはな」

「相当、前回の事が応えたのかい?」

「うるせいやい」

 

 

 現在、今日あったことを伝えたうえで、蘭子の音声データを聞かせる所だ。とりあえず、これで蘭子の今日行っていたことの意味が理解できる。ようやく答え合わせというわけだ。

 

 

『神崎さんのイメージに合わせて、ダークな内容でと考えています。出来れば本格的なホラーを全面に……神崎さん?』

『こ、この紙片に紡がれしは過去の姿。既に魔力は満ち、闇の眷属たる時は終わりを告げた……今こそ! 封じられし翼を解き放ち、魂を解放させる時っ!』

 

「これは?」

「資料を見た時の反応だな」

 

『……企画の内容に、何か問題が?』

『具体的には、どこら辺が?』

『かつて崇高なる使命を帯びて! 無垢なる翼が黒く染まり! やがて真の魔王への覚醒が……!』

 

 

 うーん、やっぱり何度聞いてもわからん。最初の分はなんとなく終わりだとか、過去という文脈を使っている辺り、何かの終わりを意図しているのだろう。

 だが、その次の文がマジでわからん。真の魔王への覚醒ってなんだ?

 

 

『……今日は、もう良い。よもや、降誕の時を前にして、瞳が曇るとは』

「これが最後か」

「なぁ、これって『CDデビュー直前まで来たのに、Pさんは私の事をわかってくれてなかった』みたいな意味であってる?」

「……あぁ、恐らくその意図で合っていると思うよ。何故分かったんだい?」

「滅茶苦茶近くに超絶正確な翻訳の出来る幼女がいたことがつい3時間前に発覚した」

「アハハッ! キミは相変わらず面白い一途をたどるな!」

 

 

 飛鳥がこんなにわかりやすく爆笑してるの、俺見たことあったっけ。なんかある気がする。意外に無邪気な笑い方すんだよな、今目の前でやってるみたいにな。

 それにしても、みりあちゃんの翻訳ってマジで合っていたんだな。あの子はいったい何者なんだろうか。

 

 

「いやー、じゃあ答え合わせ……と行く前に」

「行く前に?」

「キミの見解を聞かせてもらいたいな。松井光。キミは今回の件、目の前で立ち会って、自分はどう踊るべきだと思う?」

 

 

 またちょっと蘭子に合わせたような独特の言い回しを……まぁ、元々か。

 

 蘭子も中々の曲者だが、飛鳥も飛鳥だ。

 意思疎通は容易いが、こういう自分自身との見解の相違に悩むような年代の人が、そうそう簡単に人の事を信じるわけないよね、というね。

 信じるわけないというか、一種の飛鳥からの挑戦状。もしくは、今自分のいる立場の理解度チェックかもしれない。

 こいつ、ただの中二病とは思えない鋭眼を持ってたりするからな。志希ちゃんさんに気に入られるわけだわ。

 

 

「どうするも何も、俺が直接手を下すような案件じゃない。違う判断をしてたら、この場で飛鳥に電話してたよ」

「それはそうだ。そして、ボクもキミの意見には賛成だ」

「そりゃどーも」

「これは蘭子と蘭子のPとの問題だからね。そもそも、この程度の事が障害になっているようでは、この先の活動もままならないだろう。壁には早いうちに当たっておくものさ」

 

 

 なんというか、全く同じ意見なのがちょっと不満というか、何とも言えない感情になるな。年下の女の子に見透かされている感じがする。

 そうやってウインクして確かめるような形でこっちの事を見るのもやめてほしい。非常に似合っている。顔が良い。

 

 

「浅いことを言ったり深いことを言ったり、なんか俺の事見透かしてるみたいだよ」

「買い被りすぎさ。あくまで子供のやる、ちょっとした御飯事に過ぎないよ」

「それにしては難易度高めだけどな」

「そうかな? 何事もコツを掴むことさ。それじゃあ、次は実践編と行こうじゃないか」

 

 

 そう言うと、飛鳥は俺のスマホを手に取り、音声データを巻き戻し始める。

 

 こんなレベルの高いハードモードおままごとがあってたまるか。全国の幼稚園児がカ〇カベ防衛隊みたいな演技力と感性をしているわけではないんだぞ。

 

 

「さて、まずは奇術の種明かしと行こう。先に言っておくと、ボクは蘭子の話す言語を完全に理解しているわけではない」

「ダウト。流石にそれはないだろ。この前だって電話だけで暗号を解いていたじゃないかい」

「残念。これがTruthさ、それを含めての種明かしだよ」

 

 

 パッと両手を広げて何も無いというジェスチャーをして見せる。元々洞察力や推察力は飛鳥自身高いものを持ってるだろうけど、意味を理解してないなんて話は無いだろう。

 

 

「いいかい。言語には必ず一貫性がある。蘭子の場合、『闇に飲まれよ』これは時間帯関係なく、挨拶の時などに用いられる。蘭子とコミュニケーションをとるうえでは、基本中の基本だ。だがしかし、これは例題であり、蘭子語における基本ではない」

「どういうことだってばよ」

「蘭子の話す言語は、基本的に動詞や形容詞などを、あくまで彼女が飲み込んだ世界の言語に置き換えている。『闇に飲まれよ』の場合は、一見挨拶に互換性が無い、蘭子語の定義に反する。いわば違反物資のようなものさ。彼女は日本語を彼女の中で再構築し、もう一度翻訳しているだけなんだよ。だから、このメカニズムを知らない人でも、意味が完全に不明となるパターンはかなり少なくなる」

 

 

 確かにそうだ。蘭子は難しい言い回しをすることが多いが、完全に言っている意味が分からないというパターンはかなり少なかった。大体はある程度何かしらの意図が読み取れたのだ。

 今回だってそうだ。過去の姿や終わりという文法から何かしらの事が終わった、訣別、別れ、終焉を意味していると取れる。

 

 

「さて、蘭子語を理解する簡単な方法は二つある。一つ、ボクの様に蘭子と似たような世界を自分の中で構築する。所謂、音楽で言う絶対音感さ。彼女の言語を聞いたときに頭の中で幾つかの分岐を作り、一番納得いく文に置き換えて理解する」

「俺とかPさんの年齢でそれはキツいな」

「そこでもう一つの方法さ。前後の文や情景、情報、状況。そして彼女自身を知ることで、選択肢を狭めていく。所謂、音楽で言う相対音感だ」

「蘭子自身を知る?」

「そう。会話には、口から発せられる言葉には、必ず何かしらの意味や意図がある。彼女ほど言葉に対してこだわりを持っている人物なら、余計にそうだろう。そこで役立つのが前後の文や情景、情報、状況さ。知識とは力なりだよ。さっき言っていた資料を見せてくれるかい?」

「お、おう」

 

 

 言われるがまま、持ってきた資料を飛鳥に手渡す。

 タイトルを見て、ぺらりと一枚捲った二枚目の資料を見て、一瞬ビクッと飛鳥の表情がこわばったが、すぐに飛鳥の目が納得の表情に変わった。いや、絶対に二枚目の人形の画像でビックリしただろ。

 

 

「所で、少し話は変わるが、光は蘭子が苦手なものを知っているかい?」

「蘭子の苦手なもの? 蘭子が苦手と言えば…………あっ! ホラー系か!」

「これでまずは情報が一つ埋まっただろう……ところで、今日って夜の予定は空いていたりするかい?」

「言うのを忘れたのは謝るけど、蘭子と一緒に寝てくれ。多分アイツも今日それ見たから寝れんと思うから」

 

 

 ずっと喉に突っかかってた違和感はそれか! いつかの食堂でそんな話してたな!

 いやー、本当にこういうのって抜けるまでに死ぬほど苦労する癖に、いざ抜けると苦しめられていたもののあっけなさに自分が情けなくなったりするんだよな。今まさにそれだわ。

 って言うか、飛鳥本当にホラー得意じゃないんだな。事故とはいえ悪いことをしてしまった。

 

 

「次は状況を埋めに行くとしよう。この資料を作ったのは光や蘭子のPと言ったね。簡単にはなるが、つまりこの資料は、Pが現在の蘭子に抱いている印象ととらえることが出来る。これはキミ達のPが、神崎さんのイメージに合わせてと発言していることからも取れるね」

「でもそれはPも自分で言ってたくね?」

「あくまで状況確認だよ。さぁ、もう一度流してみよう」

 

『こ、この紙片に紡がれしは過去の姿。既に魔力は満ち、闇の眷属たる時は終わりを告げた……今こそ! 封じられし翼を解き放ち、魂を解放させる時っ!』

 

「……これ、もしかして過去の姿って言うのは、この資料のイメージは今の私ではないってことか」

「そしてこのタイトル。『夜を統べる闇の眷属 この世に紅き血の惨劇を……』これを対象にして考えると、後に続く文脈は、私はもう眷属ではない。つまり、紅き血の惨劇を繰り広げる必要はない。そう取れるね」

 

 

 すげぇ、本当にパズルみたいに組みとけていく。前後の会話や状況、その時の情景、情報によってこんなにわかりやすくなるもんなのか。

 

 それと飛鳥が相対音感に例えた理由もわかった。絶対音感が、元より染みついた知識を自動的に変換させる能力だとすれば。

 相対音感は、いわば後から取り付けた知識を目の前の条件に当てはめていく作業。逆に言えば選択肢を狭める作業になる。取捨選択の問題というわけ。

 音楽をやってる身からしたら、これ以上分かりやすい例えは無かったな。蘭子語。奥が深い……

 

 

「さぁ、このまま次の……と、行きたいところだが。おそらく今のキミでは次の文は解けない」

「どうして? コツっぽいのは掴んだぞ」

「言語というのは非常に優秀でね。中には固有名詞と呼ばれるものがあるのは、勿論知っているよね」

「あぁ、英語で習った。アレばっかりは英語に訳す時も、日本語と発音は一緒なんだよな」

「だが、蘭子の使う言語に固有名詞は無い。厳密に言うと、あるにはあるんだが、彼女の中で完結しているから我々外国人が読み解こうとしても、基本的に語彙にはないんだよ」

「そんなことある?」

「あぁ、勿論あるとも。なんて言ったって蘭子の使う言語は、未だに未完成の欠陥だらけの言語だらけだからね」

「ボロクソに言うね」

「だが事実だ。そして、そこが何ともそそらないかい? 未完成のガラクタよりも可能性に満ちたものはこの世に存在しないじゃないか」

 

 

 めちゃくちゃ名言っぽく言ってるけど、要するにどこまで行っても現時点ではロマンあふれるオリジナル言語って事ね。

 確かに蘭子の使う言語は、基本的に何かを変換して作る文面だということは分かったけれども。確かに固有名詞の表現が使えないんじゃあ、どうしようもなくない。

 

 

「特にこの最後の場面。キミは『具体的』と聞いたね」

「そりゃあ聞くよ。具体案を聞けば相違点も見えると思うだろ。最悪飛鳥に頼ればいいと思ってたし」

「まぁ、ボクならわからなくもないが、今のキミ達には少々大きな壁かもしれないね」

「こんにゃろう……絶対解いてやんからな……」

「かの有名なFPSゲームではこういう言葉もあるらしい。『引くことを覚えろカス』とね」

「なんでそういうときにそういう無駄な語彙力あるん?」

「知識とは力だよ。光」

 

 

 ちゃんと真正面から満面のアイドルスマイルでとんでもない剛速球の煽りを食らってしまった。ちっきしょう、やってやっからな!

 

 

『かつて崇高なる使命を帯びて! 無垢なる翼が黒く染まり! やがて真の魔王への覚醒が……!』

 

 

 いや、やっぱり難しいわ。この文章。テストの最後に出てきたら捨てるような問題。

 かつて崇高なる使命を帯びて、無垢なる翼が黒く染まり、やがて真の魔王への覚醒が……って言われてもなぁ。一回心を中二病にしてみる。

 

 えーっと、とりあえずそれっぽい悪役とかライバルキャラを思い浮かべよう。ク〇パとかガ〇ンとかブラック〇ットとかキング〇ルールとかね。

 ダークっぽい、漆黒っぽい、魔王っぽい、暗黒っぽい、堕天っぽい……

 …………ん? 堕天?

 

 

「『かつて崇高なる使命』は神に仕える天使としての役目、『無垢なる翼が黒く染まり』、天使がよくわからんが下界に落ち天から離れ黒く染まる、つまり堕天の事。『やがて真の魔王への覚醒が』これはもしかして蘭子の事か? 堕天使って魔王になれたっけ? やべぇそういう知識が無いからわかんねぇ」

「キミは本当に凄いな! うん、うん。合格だよ。おおよそ80点といったところかな?」

「えっ、これで合格なの? なんとなくで適当言っただけなんだけど」

「案外人生そういう物さ。それじゃあ答え合わせと行こう」

 

 

 そういうと、飛鳥は改めて蘭子の音声を流し始める。

 なんかもう今日何回も聞いてきたから耳で覚えてきたわ。今なら詠唱できる。黒棺の次に詠唱できるようになるのがこれかぁ(涙目)

 

 

「これには少しばかりキリスト教の予備知識がいるんだ。堕天使ルシファーと魔王サタン。一度くらい聞いたことはないかい?」

「パ〇ドラとかモ〇ストで聞いたことあるわ」

「正解。あぁ言ったゲームは文字通り史実にある神話を取り扱ったものが多いんだ。宗教ではキリスト教やイスラム教で取り扱われる神話。国や民族ごとではエジプト神話、ギリシア神話、ローマ神話、ケルト神話、北欧神……日本や中国も勿論含まれる。果てには空想上の神話である、クトゥルフ神話などもね」

「神話ってそんなにあるんだ……」

「神々が起こす非現実的な伝説や御伽噺の数々。信じられないようなものを、世界各国の人々が今もなお、崇拝して信じている現実があるんだ。そんなモノに興味が湧かないかい?」

 

 

 そんな世界各国で神様が乱立したら、地球とか壊れたりしないのかなって、正直ちょっと不安にはなるよな。

 神や、天使、悪魔と言った大昔に存在したとされる今は見えないものが全国各地で信じられてきたって言うんだから、ロマンを感じないと言えばウソにはなる。

 

 

「ここで一つ、キミに新しい知識を授けよう。天から堕天し堕天使となったルシファーの別名だが、キリスト教においてはサタンや悪魔と同一の存在であるとされているんだ」

「堕天使とサタンが同一の存在…………あぁっ!?」

「気が付いたようだね。『かつて崇高なる使命を帯びて』『 無垢なる翼が黒く染まり』キミの大方の予想通り、天使が堕天使になる様子だ。そして最後『やがて真の魔王への覚醒が』天使が堕天使、堕天使が魔王になり覚醒する。つまり蘭子の言う具体例とは?」

「ホラーではなく、神話をイメージしたもの……って事か!」

「お見事。ちなみにこの知識は本やネットで得たものだからね」

「Wiki〇edia?」

「勿論さ」

 

 

 勿論さって言えることじゃないけどね、多分それ。

 いやー、それにしても時間がかかった。飛鳥という課金アイテムを使ってこれなんだから、Pさん一人でたどり着かせようとすれば、これ一生終わらないんじゃないか?

 いや、みりあちゃんに直訳してもらえばなんとか……いやでもみりあちゃんが理解できなさそうだし、みりあちゃんが理解する経路を使わずにそのまま直訳できたとしても、Pさんが神話を知ってないと詰みじゃねぇか! 無理ゲーじゃねぇかこれ?

 

 

「と、言うのが正規ルートさ」

「何その正規じゃないルートがあるみたいな言い方」

「あるとも」

「えっ」

「当たり前だろう? 道は一本だけじゃないんだ。障害物があれば避けて進むことも、掘って地下から潜り抜けていくことも、やろうと思えば空だって飛べばいいだろう」

 

 

 そんなこと言いだしたら何でもありだ。いや、神話自体何でもありみたいなもんなのか? ダメだな。もう頭が完全に神話に染まっている。

 これで明日から格好とか言葉使いが変わったら笑ってやってくれ。俺は無事でいられる自信がない。なんか中二病に男が多い理由が分かったよ。神話にはロマンが詰まりすぎてるわ。

 

 

「んな無茶なことを言うなよ。俺はともかく、Pさんに中二病的センスがあると思うか?」

「ボクは案外期待しているよ。Pさんと蘭子が歩み寄る、盤外戦術を。そのためにも、キミにはひとつのピースになってもらう必要が有るけどね」

「俺が?」

「あぁ、言わば道を示す案内人と言ったところさ。実は真実を知っている黒幕にはピッタリな役取りだろう?」

 

 

 こいつなんてセンスしてやがる。二宮飛鳥が決めたと言わなけりゃ、もう俺は脳死で『カッコイイ! その案乗った!』と言っただろう。

 尖った服装やセンスをしているけど、それを等身大の自分に当てはめて、なおも二宮飛鳥でいるこいつの実力なのか。名を残すアイドルってこんな化け物なのかよ。

 

 

「畜生……やってやらー!」

「それじゃあ、キミにはキミ達のPさんに送る特効薬を仕込んでもらわないとね」

 

 

 俺が裏方に回って手を下さないって言う判断を下した時から、もうずっと飛鳥に手綱を握られていたのかもしれない。こいつ本当に盤面コントロールが上手すぎる。個人的に奏と組ませたくない女の子、今のところNo1の座につかせてやる。いつか勝ってやるかんなー! ちきしょー!




熊本弁読解回でした。
実際の熊本弁専門家が身内にいないので幼稚な考察にはなってしまいましたが、こういう形の解釈もあるんだなと思っていただければ幸いでございまする。
蘭子Pってみんな神話や文学に強そう(偏見)

読者層気になるので知りたいアンケ

  • 男! 未成年
  • 女! 未成年
  • どっちでもないorわからん! 未成年
  • 男! 成人
  • 女! 成人
  • どっちでもないorわからん! 成人

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