鬼滅の刃 鬼喰いの仁者   作:怪獣馬鹿

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アニメで鬼滅の刃を見て、二次創作をやりたいなぁと思っていたのですが、忙しかったのと、原作が原作だったので下手に手を出すことも出来ずに悶々としてましたが、久しぶりにヴェノムを見て、こいつと混ぜたら、書けるかもと思い、やってみました。
人物設定は後書きに乗せます。
因みにこの話では原作の本編と全く合流しません。

全く合流しません。


約一名、原作の本編のキャラがいますが、殆ど空気です。
また、この話は原作だと響凱辺りの時期と考えて下さい。


鬼喰い

この世には、表舞台には決して歴史を遺していないだけで、人間の想像を上回る物が数多ある。

大正三年

大日本帝国

 

この国には人知れず、人々を食べ、人々を恐怖のドン底に叩き落とす怪物《鬼》と鬼を作り出す存在《鬼舞辻無惨》が1000年以上にも渡り存在してきた。

 

しかし、そんな鬼を殺す歴代の日ノ本の政府機関非公認の組織・通称《鬼殺隊》が存在していた。

 

鬼は人間とは比べ物にならないくらい強く、そして強くなれば強くなるほど《血鬼術》と呼ばれる千差万別の妖術を使えるようになる。

鬼殺隊も何百年と相手にしてきただけあって、とある技術を使う。

《全集中の呼吸》とも呼ばれる特殊な技術だ。

鬼殺隊はこの呼吸を使い、鬼を殺すのだが、人の腕も千差万別、当然死ぬ人間もいる。

 

 

 

 

 

千葉県にあるとある真夜中の森の中。

 

一人の鬼殺隊員が死にかけている。

その人間の名は、成田仁(21歳)

身長は180センチメートル

体重は85キロ

鬼殺隊の階級は甲

給料は1ヶ月、今にして100万円

さらに鬼の殺した数だけボーナスが出る。

鬼殺隊になったのは、孤児だった仁を育て上げたのが、たまたま元鬼殺隊員だっただけだ。

柱ではなかったが、甲まで上り詰めた女性だった。

そんな母親替わりをしてくれた人に毎日毎日逃げても逃げても強制的に鍛えられたお陰で強くなった。

 

今、彼は森の中の一本の木に背をもたれながら座っている。

しかし、脇腹には鬼の爪で引き裂かれたような深い傷。

左腕の肘は、完全に折れていて腕の骨が皮膚を突き破って外に飛び出している。

右足は、折れているが粉砕としか適切な言葉がないだろうと思うほど、ぐにゃぐにゃになっている、確実に足を切り落とすレベルだ。

最初はいつもの如く、1体か2体を殺して終わりかと思っていた。

しかし、同じ森なのに鬼が最低でも10体以上いた。

鬼殺隊も20人単位で行動したが、4体位倒して全滅。

鬼殺隊の最高戦力の《柱》がいたら何とかなったかも知れないが、いない人間に文句を言ってもしょうがない。

 

もしも仁が腕と脇腹の傷が無かったら、今、自分の右隣の地面に刺してる日輪刀で迷わずに足を切り落とし、それを囮に使って少しでも長く生きようとするが、この致命傷ではそんな気力すらも失せる。

 

全集中の呼吸でギリギリ永眠せずに済んでいると言った所だ。

森の中がガサガサと音を発てて、小鳥が空へ飛んでいく。

親代わりが施した地獄の修行で勘だけは異様に良くなったから、今どれだけの鬼が自分に向かってくるのが彼には理解できる。

 

東西南北から、気配がするしかも、数は少なくても五体以上。

鬼は徒党を組まないから、自分が死んだ後で死体の取り合いをするのだろう。

はっきり言って彼にとってみれば冗談じゃあないが、この体では逃げれないし、今生きていることさえ奇跡に近い。

 

彼は無事に近い右手で懐に手を入れて、中に入っていた物を取り出す。

 

それは煙草だった。

 

呼吸を使う鬼殺隊員にとって肺に悪影響を与える煙草は明確に隊律違反で持ってるだけでも減俸物だ。

だが、仁は少しくらい吸っても良いと考えてた。

しかも死にかけて後10分もしないうちにくたばり、尚且つ死体を喰われるのだから、煙草の一本くらい吸いたい。

そもそもこの煙草自体、そこら辺の鬼に殺されてた死体から逃げてる途中にくすねた物だ。

 

煙草を一本取り出し口に加えて、マッチに火を着けて火を煙草に移す。

 

血塗れな口で吸ってるから、血の味しかしないが気分は悪くない。

 

鎹鴉は、最初のまだ複数人で行動していた時に緊急連絡として呼ぼうとしたら、鬼に喰われた。

 

(あーあ、墓参りがまだなのに、いや、婆ちゃんの隣に入れられるから、墓参りどころじゃないな)

 

婆ちゃんとは母親替わりをしてくれた元隊員だ。

因みに昨年、肺癌で死亡。

 

(それから・・・・・やべっ、呼吸を止めたから、瞼が重く・・・)

 

口から煙草がポロリと落ちる。

 

仁が最後に見たのは、自分を食べようとしている10体の鬼が悪趣味にゆっくりと近づいてくる光景だった。

 

仁はそこで意識を失う。

 

●●●

 

「死んじまったか?死んじまったか?」

 

「さっさと食べないと不味くなる」

 

「俺のだ俺のだ」

 

「ふざけるな」

 

「腹ペコだぁ」

 

「俺の獲物だ」

 

「喰わせろ」

 

「肉を寄越せ」

 

「私の肉だ」

 

「僕のお肉だよぉ」

 

好き勝手に言いながら、近づく鬼たち。

誰が仁を食べるか言い争いながら、近づく。

全員、獲物は逃げないから、他の鬼をどうしようかと考えながら近づく。

 

しかし、そんな鬼たちの平和ボケも終わりが近づいてきた。

 

突然、ゴォォォォー!!

 

と言う音が上から聴こえてくる。

10体の内の誰が初めて上を見たのかは不明だか、そいつが上を見たら・・・

 

なんと火の玉が、自分達の方に向かってくるではないか。

 

それは隕石と呼ばれる物だが、鬼たちかそんな世俗を殊勝に勉強してる訳ない。

 

鬼たちは訳のわからん物が空から降ってる来るから、逃げる。

 

そして、隕石は仁の目の前に落ちた。

 

衝撃が辺り一面に響くが、仁は木を背もたれにしていたお陰で飛ばずにすんだ。

右足はちぎれかけ寸前だが、死にかけて気を失った仁には最早意味はない。

 

仁が死ぬのも後少しの所で、隕石から何か《奇妙な物》が出てくる。

それは、一言で表すなら、意思を持った黒い液体だ。

液体は、仁に向かって進む。

目の前にくると、なにやら仁に向かって物色をするが、数秒したら、仁の胸に飛び付く。

 

液体は仁の胸の中に消えていった。

すると、どういうわけか、脇腹の傷と左腕の傷、そして絶対に回復不可能だった右足の表面に黒い液体が流れる。するとそれらの致命傷が《直っていく》

治療のレベルではない、それ以上に根本から直されてるみたいだ。

 

傷を全て直すと、仁は目を開ける。

(あれ?俺?何で?)

確実に死期を悟っていたから、二度と目を開けるつもりは無かったのだが、黒い液体が直した為、目を開ける事ができた。

 

仁は一先ず、体の状態を確認する。

仰天物の大回復だが、あまりの状態の良さにもはや驚けない。

 

ゆっくりと、足の状態を確かめながら、立ち上がる仁。

立ち上がったら、その場で軽く二三回跳び跳ねる。

全く問題がない。

 

(どうなってやがる?)

 

仁は答えをすぐに出す必要がないと意図的に思い、刺していた日輪刀を抜き、森を出ようとする。

 

〔おい、その煙草を忘れるな〕

 

突然、仁の頭に響く幻聴。

仁はとっさに刀を構え辺りを見渡すが、何もいない。

仁の第六感の勘でさえ、誰一人として見つけられてない。

 

仁は、呼吸を使って落ち着く。

 

鬼がまたいつ来るかわからない。

早く逃げるべき。

 

冷静に考えて森の中を進もうとする。

 

〔だから、煙草を忘れるな〕

 

突然、隊服を誰かに後ろの襟を掴まれたような感覚になり、倒れる。

 

(どうなったんだ?俺?)

 

すぐに立ち上がり、仁は幻聴に従って、煙草を拾う。

 

(何でこんなもんに?)

 

仁は煙草を懐にしまい、走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁は知らなかったがこの煙草、実はかなり強烈な幻覚剤を使っている中毒性の高い麻薬で、さっきの黒い液体はそれにつられて仁の体に憑いたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の中を走り続ける仁。

超人的な速度で走っている。

走り続けて、川に出る仁

 

(一体、何が起こったんだ?)

 

〔お前にとっては良いことだ〕

 

また聴こえた幻聴、仁は足を止めて、声を出す。

 

「一体、お前はなんなんだ?」

 

幻聴は返事をしない。

仁は頭を冷やすために川の水で顔を洗おうと身を屈める。

水面には本来、仁の顔が写っているはずだったが、

 

写っていたのは見たこともない化け物だった。

白い脈が表面を走ってる液状の黒い体に、白とクリーム色の間のような巨大な半月の眼、裂けた凶悪な口に、そこから生える大量の牙に少しだけ見えるピンクと白の間の色をしてる歯茎。

 

こんな怪物は見たことがない。

 

仁はえもしれぬ恐怖を味わいながら、そっと自分の左ほほを触る。

認めたくはなかったが、この目の前の怪物は自分なのだ。

 

〔初めましてだな〕

 

「お前は、何だ?寄生虫みたいな鬼か?」

 

〔寄生虫だと!?〕

 

寄生虫と言う言葉にキレたのか、仁の背中から大量の黒い液体が後ろにある木々にくっつき、仁は後ろに物凄い速さで引っ張られる。

 

木にぶつかると両腕両足が引っ張られる。

仁は何とかこの状況から脱出しようとして力を入れるも全然脱出できない。

 

〔お前は大事な馬だ・・・だか俺を寄生虫と言うな〕

 

「この化け物・・・」

 

ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ

 

草木をわける音か聴こえて、仁はそっちを見る。

そこには、人間とほとんど同じ体型の鬼がいた。

 

「やっと見つけたぁ」

 

黒い怪物の拘束が解けて、仁は刀を構え、鬼と対面する。

 

〔おい、何をしてる〕

 

「この鬼を殺す」

 

〔周りがわからないのか?〕

 

「何!?」

 

仁は、周りを見渡す。

姿はまだ見えないが、音や匂いと第六感を駆使して対面してる鬼に隙を見せずに感じる。

 

冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に冷静にだ。

すると、確かに感じる。

バラバラに動いてて、しかも鬼の習性の共食いで二三体くらい既に他の鬼に喰われてる。

 

だが、仁とっては運の悪いことに、囲むようにして近づいてくるのだ。

 

(くそが!)

 

悪態をつく仁。

確実にまた死にかけるだけだと思っていた。

 

〔俺が力を貸そうか?〕

 

その怪物が提案してくるまで・・・

 

「お前のような得体のしれない鬼の力なんているか!」

 

〔俺は鬼じゃない!〕

 

「だったら、なんだ!?」

 

〔そんなの話してる場合じゃないだろ?前を見ろ〕

 

「え?」

 

仁が前を向いた瞬間、目に映ったのは、大口を開けて仁の顔を噛みつこうと飛んでくる鬼だった。

 

仁は咄嗟に刀を自分の目の前に持ってきて、刃を立てる。

刀は鬼の口を裂き、上顎と下顎を分けて、鬼はそのまま、仁の後ろまで飛んでいく。

地面には斬れた下顎が重力の流れに沿って落ちた。

 

〔危なかったな〕

 

「誰のせいだ!」

 

〔お前のせいだ!〕

 

「ふざけんな!!」

 

怪物と喧嘩を続ける仁。

怪物の声は周りには聞こえてないから、独り言を話してるようにしか聴こえてない。

 

〔また、来たぞ!〕

 

別の鬼が仁に蹴りを放つ。

仁は防御するが、鬼はそんなものお構い無しに仁を蹴り飛ばす。

 

ぶっ飛ぶ仁は、地面をゴロゴロと転がり続けて、木にぶつかり、漸く止まる。

 

すぐに起き上がろうとするが、先ほど下顎を切った鬼が、仁の首を掴んだ。

 

「アー」

 

下顎がまだ回復してないから、声ではなく音になってるが、明らかに仁を殺すつもりのようだ。

健在な腕が仁の首を容赦なく絞めて苦しめる。

あまりの苦しさに日輪刀を上に持ち上げる事すら出来ない。

 

〔お前が死んだら困るんだよ!〕

 

(絶対に断る)

 

〔死ぬぞ!〕

 

仁は考える。

はっきり言って死ぬほど助かりたい。

しかし、この怪物と取引をしたら、永遠に道を踏み外してしまう。そんな感じがするのだ。

 

ジチジチと首が軋んでくる。

 

〔おい!〕

 

〔お前が俺をなんと感じても良いがよ!お前が死んだら、俺も死ぬんだよ!俺の力を使え!〕

 

(断る!)

 

仁の首もそろそろ限界だろう。

 

〔お前の言うことは全て聞く!だから頼む!俺を殺さないでくれ!〕

 

(本当だな?)

 

〔本当だ!〕

 

「・・・・じょ・・・とう・・・だ・・・」

 

ほとんど声が出せない状態で気合いで声を出した仁。

 

すると、黒い液体が仁の全身を包む。

180センチの長身の仁の体は更に大きくなり、4メートルぐらいになり、水面で見た怪物そのものになる。

 

突然の変化に首を掴んでいた鬼はその手を弛めてしまう。

怪物は、仁の姿で持っていた日輪刀を掌から取り込んでしまう。

すると、怪物の白い脈が太くなり、黒かった猛獣のような手の爪は白くなった。

 

そして、今度は鬼の首を掴み返す。

 

『散々、やってくれたな?その目、その内臓、脳みそも旨そうだなぁ』

 

怪物は、裂けた口から長い舌を出して、鬼の頬を舐める。

 

鬼はそれを味わい、脱出しようとするが、全然できない。

 

『粋が良いのも好みだぁ』

 

怪物は、口を大きく開き、鬼の頭にかぶり付き、首から上を喰った。

首が無くなった鬼だった物は、そのまま地面に投げ捨てられて、塵と化した。

 

本来、日輪刀でなければ死体は塵にならないが、この怪物は日輪刀を取り込み、その性質を操れるようになり、鬼を喰い殺したのだ。

 

怪物は、先ほど蹴った鬼を見る。

鬼はガタガタを震えていた。

いつもよく見る共食いとは違う。

あの怪物は、無惨と同じだ。

自分達よりも上位の存在だ。

鬼は本能でそう感じた。

 

怪物は、鬼に対して裂けてる口で更に笑った。

 

『お前も旨そうだ、さっきの蹴られた分も含めて百倍で返してる!』

 

鬼は全力で逃げようとしたが、怪物は腕から触手を伸ばして、鬼を捕まえる。

鬼は必死で前に進もうと体を動かすもそんなのを嘲笑うかのように引っ張る怪物。

 

怪物は鬼の頭と首を掴み、引きちぎる。

血が流れる首と胴体。

それを愉快そうに食べる怪物。

 

食べ終わると、辺りを見渡す。

鬼はまだ見えなかったが、仁の勘と怪物自体がさっきから度々見せていた空間把握能力で、何処の位置に鬼がいるのかだいたいわかる。

 

『全部、食ってやるぞ!』

 

怪物は、そのまま森の中に消えていった。

 

 

 

 

●●●

とある鬼が森の中にいる。

その鬼は無惨から、《青い彼岸花》と言う物を探すという任務に着いていた。

 

鬼の名前は《猗窩座》

 

鬼の中でも特に強く、無惨が選別した直属の鬼《十二鬼月》の中でも3番目に強い鬼だ。

 

その強い鬼は、森の中で暴れまくる黒い怪物を見ていた。

 

(何だ?あの怪物は?)

 

そんな事を考えながら、猗窩座はその場を離脱する。

自分には、無惨様から勅命の任務に集中しないといけない。

そう思いながら、離脱した。

 

しかし、その時の猗窩座の腕は鳥肌になっていたのを猗窩座は認識しなかった。

 

 

●●●

怪物は、鬼を蹂躙していた。

ある鬼は、胴体を真っ二つに裂かれたり、ある鬼は足を掴まれて何回も何回も地面に叩きつけれた後に、武器として他の鬼に叩きつけれた。

そしてその後に丸呑みされた。

ある鬼は、両腕を引きちぎられて、泣き叫んでる時に何回も何回も蹴られて再生する暇もなく、蹴鞠のようにボコボコに蹴られて、首から血を大量に飲む吸血鬼のように喰われた。

ある鬼は、両足を掴まれて、右左と引き裂かれた。

 

残りの鬼は、その残虐な怪物の所業に怯えて逃げる。

怪物は、右手を刀に変化させた。

その刀は、先ほど取り込んだ仁の日輪刀と同じ造形だが、大きさがさっきよりも5倍近く大きくなっていた。

自分の体に合うように日輪刀そのものを変化させたのだ。

 

そして怪物は、一晩中かけて森の中にいる鬼の全てを皆殺しにしたのだ。

それは鬼殺隊が鬼を殺すのとは根本的に違っていた。

一言で表すなら、虐殺に近い。

 

朝日に照らされる怪物の黒い体は、徐々に仁の姿に戻っていく。

 

元の姿に戻った仁は、辺りを一面を見渡す。

鬼は死体を残さないが、大量の流れた血は別だ。

文字通り、血の海の中心に立つ仁。

肩から、黒い液体が出て来て宙に浮き、怪物の顔を作る

 

〔中々、旨かったな〕

 

怪物が、話す。

仁は、恐怖、戸惑い、悲しみ、怒り、感謝のありとあらゆる感情を込めて、怪物を見る。

 

〔どうした?仁?〕

 

「どうして、俺の名前を?」

 

〔取り付いたときに全て知ったからなぁ〕

 

「お前・・・鬼を・・・喰った」

 

〔飯だ・・・お前らが米を喰うのと変わりねぇ〕

 

「どうして、俺の体に?」

 

〔あの煙草の匂いがしたからだよ・・・〕

 

仁は、煙草を取り出して、捨てる。

当然だ、そのせいで訳のわからない怪物が取り付いたのだから、

 

〔まぁいいや、その代わり鬼を喰い続けろ〕

 

「何だと?」

 

〔それが無理なら、人を喰うぞ。鬼よりは不味いが、喰わないよりマシだ〕

 

「さっきまで自分の力を使えなかったのにか?」

 

仁がそう笑いながら言うと怪物は、そこら辺の地面から、石を口で広い噛み砕く。

仁は冷や汗をかく。

当然だ、さっきと全然やってることが違うのだ。

 

〔弱いやつは楽勝なんだよ・・・子供とかだったら、喰えるぞ・・・・・俺は弱いものいじめは嫌いだが、腹が減ってたら別だぞ?〕

 

怪物の声色から本気だってのが嫌でもわかる。

仁の勘もそうだと本能のレベルでわかる。

 

「良いだろう・・・その代わり人を喰うな」

 

〔取引成立だな?仁〕

 

「お前・・・名前は?」

 

〔俺の名前はヴェノムだ〕

 

「ヴェノム」

 

〔これから、宜しくな〕

 

こうして仁はヴェノムに協力することになった。

これは、慈しい鬼退治の物語ではない。

 

日ノ本一の仁者の鬼喰いの物語だ。




では、軽く人物設定です。

主人公

成田仁(21歳)

身長180センチ
体重85キロ
階級は甲

性格
仁と言う名前がついてるが本人は優しさとは無縁に近いと言って良いほど、自分本意。
やるべき事はやるってスタンスだが、非番の日は徹底的に自己中心的になり、他人との関わり自体ない。
富岡のようなコミュニケーションが取れないのではなく、休みの日は無駄に取りたくないと言うスタンス。
また鬼殺隊では珍しく、鬼自体に対して負の感情があまり存在しない。
これは自分の大切な人が元鬼殺隊ってだけで、鬼に殺されてないからと、どんな人間でも仕事での付き合いだけしかないから、同僚が殺されてもあまり何も感じてないのが理由。
鬼殺隊にいるのも単純に給料が良いからである。

撃破した鬼の数は49体(この話の半年前の時点で)
それ以降は、1体も鬼を撃破してなかった。
因みに甲になったのは、14歳(入団は13歳)
理由は、柱に昇格したくないから(五体満足に辞めれなくなる可能性が高い為)
それと後半年したら退職する気で給料もこれから後の人生の為に殆ど貯金していた。(現在の価値で1億以上)
残りの人生も農業も狩りも漁も出来るから、問題ないかと思っていた矢先に今回の騒動である。

イメージCV 神谷 明

趣味 キャンプ(と言うなのサバイバル生活)
料理(と言うなのカロリー爆弾作り、まともに全
部食べれるのは恋柱だけ)

呼吸の流派は水の呼吸。

過去に婆さんから徹底的に仕込まれた修行の内容は、年がら年中、真剣で朝昼晩、どんな状況でも関係なく基本不意打ちで追い回される。
その性か全集中の呼吸の常中も入隊前には修得
でないと寝てる時に反応が遅れて死んでたとの事(本人談)
呼吸を覚えて以降になって初めてまともな特訓が追加された。



ヴェノム

身体的特徴 黒い液体で変幻自在

性格
残酷な闘いをするが、本人的にはあれでもマイルド
仁の煙草に吊られてついたが、意外に気に入ってる。
てか、鬼が旨すぎて、仁から離れたくない。
食べるか闘うか、それを自慢するか位しか興味がない。

能力
超回復
超パワー
全身で日輪刀の効力を使える
毒関係の無効(毒は単純に好物)

映画版のヴェノム(2018)を元にしてるので蜘蛛の能力はない。

イメージCV 関俊彦(イメージはモモタロスと土井先生の中間)




独自設定
鬼にはヴェノムの大好物兼命の元に近いフェネルチルアミンが大量に含まれてる。

稀血と呼ばれる存在にはあまり含まれてない。

この物質を鬼以外から摂取するには麻薬(幻覚作用が強い)かチョコだけである。

鬼殺隊は煙草を全面禁止
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