ソードアート・オンライン 黒竜の剣士と焔の巫女 作:初めての
ご無沙汰しております。m(_ _)m
初めての、ですm(_ _)m
圏内事件スタートしかもアスナさん視点での執筆で、ちゃんとアスナさんらしく書けている自信が全く有りません(どれくらいかと言いますと何も準備していない素人がいきなり富士山を登頂する位)
なのでもしかしたら不快に感じられる方が出てきてしまうかと思いますが、どうぞご勘弁とご容赦を頂きたいと思います。
では、何時もの様に誤字・脱字はご容赦をm(_ _)m
薄暗い洞窟の中で広げた地図を眺めて居る私達、すると[血盟騎士団]の副団長が手を地図に強めに叩き付け皆の視線を集め。
???「フィールドボスを街中に誘導後総攻撃」
何てとんでもない事を言い出したから私はすぐさま。
アスナ「反対です。街中での戦闘が無事に済んだとしても、被害を受けた建物が元に戻るまで時間が掛かります。もし宿屋や道具屋などが破壊された場合暫くの間この町を拠点として使えません!!」
そう建物が戦闘で破損した場合ペナルティが発生して、修復時間が発生して修復中は建物に入れなくなってしまう。それにNPCとは言え人の形を彼らが私達のせいで一時でも死んでしまうのは流石に後味が悪すぎる。
反論した私を物凄い剣幕で睨みながら。
???「今回の作戦はこの俺[血盟騎士団]副団長ムツキに一任されている。従ってもらおう」
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暖かな日差しと心地いいそよ風を受けて町外れの街路樹に身体を預けて虚ろ虚ろしていると、あのじめじめした迷宮区に行くのが億劫になってくる。
アスナ「ふゎ~(今日はお休み)」
私は小さな欠伸を一つして微睡みに落ちて行く中。
???「アンタ」
アスナ(うん?)
近くの芝を乱暴に踏み鳴らす音と聞き覚えの有る少し低めの独特の声が聞こえて目を開けると、そこには案の定堅物副団長様(確かムツキ君だったかしら)が、何時もの不機嫌そうな顔を更に険しくしながら私を見下ろしている。
ムツキ「無駄な時間を使うな」
アスナ「無駄な時間じゃ無いわ」
私の返しに彼の苛立ちが強まったのが感じられる。そしてさっきよりも怒気の混じる声で。
ムツキ「皆帰るために戦って居る。なのにアンタは!」
いくら彼が怒って居ようと、私にははっきり言って関係ない。私はこの最良のお天気の中でゆったりと過ごすともう決めた後だし、今の私は梃子でも動かない自信が有る。・・・こんな風に考えられるのは間違いなくロゼのお陰ね。
だから彼に。
アスナ「だって、今日はこんなにいいお天気だもの、迷宮区に潜るの勿体無くて」
ムツキ「アンタッ!、分かっているのか? この世界で過ごせば過ごすほど俺達の時間が無駄になる」
アスナ「でも、今ここで生きている私達自身は現実よ・・・・・・貴方も横になって目を閉じれば分かるわ」
ムツキ「・・・・・・・・・」
ムツキ君の声が聞こえなくなって私はまた心地好い微睡みに身を任せた。
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アスナ「ふゎゎゎゎ」
少し大きな欠伸をして私は目を覚まし。
アスナ「ッ!!」
隣でスヤスヤと寝入っているムツキ君を見つけつい声を上げそうになったのを何とか飲み込んだ。
アスナ(確かに寝てみればとは言ったけど・・・)
完全に寝入っているそれもかなり心地良さそうに、もし脳波を計測出来たらδ(でるた)波が天限突破している気がする。全く、ついこの前ボス攻略の方針を巡って決闘(デュエル)までしたのに。と思い返して、ため息を付きながら、このまま方って置くわけにも行かないかなと思い彼が起きるまで付き合う事にした。
アスナ(それにしても、かなり大人っぽい寝顔よね。少しは肩の力を抜けば格好いいのに・・・・・・ハッ!!、私、今何を・・・)
一瞬で火照った頭を振って冷ましながら思考を中断して。
アスナ「・・・さてと」
私はアイテムストレージから料理のレスピを取り出して、以前作ったレスピの改善策を探しながらクールダウンとついでに、彼が目を覚ますのを待つ事にした。
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いつの間にか日が傾いて綺麗な茜色の空を見上げて私はハッ! とした。
アスナ(夢中に成りすぎちゃた)
新しく書き出したレスピと今度取りに行く素材を確認しながら種類別にしまっていると。
???「クシュン」
アスナ「??」
控えめなくしゃみが聞こえて来た方に振り向くと、ムツキ君が身体を起こしてキョロキョロと辺りを見回して私と眼があった。
アスナ「おはよう。良く眠れた??」
笑顔の私を寝ぼけ眼で暫くの見つめた後、信じられない物を見たような顔になって背中の大剣に手を掛け抜く寸前に、私は近くにあった塀の後ろに隠れて少しすると。
荒い息と共に"キンッ!!"と剣を鞘に納める音がした後に少し震える声で。
ムツキ「・・・っかい」
アスナ「へっ」
ムツキ「食事一回制限なし・・・それで貸し借り無しだ」
アスナ「・・・う、うん。分かったわ」
ムツキ君の提案を受けて私は彼と並んで歩いていく、夕焼けに染まる街を二人肩を並べて歩いていると時折、隣から"チラチラ"と視線を感じる。
多分早くお店に着きたいのに場所が解らないから、付いて来るしか出来なくて少し苛立って居るのかな、まぁ、私達それなりに有名だし周りの視線も気になるのかな。何て考えながら歩いていると目的のお店が見えてくる。
アスナ「彼処よ」
ムツキ「そうか」
前から一度来て見たかった落ち着きの有るレストランの扉をムツキ君が開けてくれて少し驚いていると。
ムツキ「悪かったな、似合わなくて」
ばつが悪そうにそっぽを向いて口を尖らせるムツキ君を見てつい吹き出してしまった。
アスナ「フフ。ごめんなさい、それとありがとうムツキ君」
吹き出してしまったお詫びに出来るだけ端の席に座り、注文を取りに来たウェイトレスのNPCに料理を頼んで待っていると。
ムツキ「・・・さっきは助かった。礼を言う」
アスナ「どういたしまして・・・それに私のせいでもあるから」
ムツキ「いや、まさか俺も無警戒で寝付くとは思ってい無かった。改めて礼を言う」
ひねくれ堅物副団長だと思って居たのに、素直にお礼を言った彼に驚いている私。
アスナ「正直驚いたわ、素直にお礼を言えるのね。もっとひねくれてる人だと思ってた」
ムツキ「余計なお世話だ。まぁ挨拶と感謝と謝罪は忘れるなと、お祖母様に叩き込まれた」
フッと優しく微笑みながら窓の外に眼を向けて黄昏るムツキ君に、"ドキッ!!"としてしまい一瞬で沸騰寸前まで熱くなった顔を"ぶんぶん"と振って熱を追い出し、早く脈打つ鼓動を必死に抑える。
アスナ(び、びっくりした。あんな優しい笑顔(かお)も出来るんだ)
ムツキ「??、どうかしたか?」
アスナ「な、何でもない」
ムツキ「?? そうか」
何回か深呼吸をして鼓動を押さえ込んで前を見ると、ムツキ君が怪訝な顔と訝しげな視線を同時に私に向けると言う器用な事している所に頼んだ料理が運ばれてきて、私はタイミング良く現れたウェイトレスのNPCに心の中でお礼を言いながら運ばれてきた食事に手を伸ばす。
少ししてサラダを食べていると彼が小さく呟いたのが聞こえた。
ムツキ「調味料が欲しい」
アスナ「君もそうゆう事気にするんだ」
ムツキ「素材そのままも悪くない、でもバリエーションは有って損はしないから」
アスナ「そうね」
レタスに似た葉をつつきながら、開発途中のマヨネーズの事を話そうか迷って居ると。
???「きゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃ!!」
アスナ「!!!」
ムツキ「外だ!!」
突然聞こえて来た悲鳴に椅子を弾き飛ばして立ち上がった私は、一目散に駆け出したムツキ君を追って外に飛び出し、悲鳴の聞こえた高い塔の有る広場に駆けつけた。
そして、私はあり得ない"モノ"を見た。
???「ぐぅ、あぁ、はぁ!」
塔のテラスからフルプレートアーマーを着込んだ男性プレイヤーが吊るされていて、その胸に血のような真っ赤な槍が深々と刺さって、時折血が噴き出す様なライトエフェクトが瞬く。
ムツキ「ロープを切る、アンタは下で受け止めろ!!」
アスナ「ちょ、ちょっと!!」
一言いい置いて塔の中に飛び込んで行くムツキ君を呆然と見送って直ぐに我に帰って。
アスナ「槍を抜きなさい!!」
と大きな声で叫ぶ。すると吊るされた男性プレイヤーが私の方を向いた後ノロノロとした動きで胸の槍を抜こうとする・・・けど。
アスナ(ッ!! 信号入力強度が弱い!!)
何度抜こうと試みても槍は"ピクリ"とも動かなかい、恐らく返しの多い槍の形状と恐怖で"手を動かす"と言う信号が混乱していてナーヴギアで読み取れなく成っているのかも知れない。
そして・・・・・・。
???「あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
一際大きな声をあげた後、大量のポリゴン片を撒き散らし男性プレイヤーは消えてしまった。
アスナ「クッ!!(落ち着いて、取り乱しちゃダメ。今優先すべきは)、皆さん決闘(デュエル)の勝利(ウィナー)表示を探して下さい!!」
混乱寸前の頭を何とか押さえ込み、この状況で最も可能性の高い選択肢を選ぶ。
そう町中でプレイヤーを死に至らしめる為には決闘(デュエル)の完全決着モードしかあり得ない。もしこの殺人が決闘(デュエル)を悪用した物なら私達の近場に勝利(ウィナー)表示が表れる・・・筈なのに。
???「ダメだ、三十秒経っちまった」
集まって居たプレイヤーの誰か時間切れだと呟き、それを聞いた私は落ちている真っ赤な槍を拾い塔の中に飛び込んだ。
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塔の中でムツキ君と合流して証拠品のロープを回収した後、この事件の最初の目撃者の[ヨルコ]さんから事情を聞いたけど。
ムツキ「収穫は無しか」
アスナ「そうね」
早くも行き詰まっていた、すると。
ムツキ「取り敢えず、ロープと槍は鑑定が必要だ。アンタ当てがあるか?」
アスナ「うちのギルドは、そろそろ皆が帰って来る頃だから忙しいと思う」
ムツキ「うちも同じだ」
今時間は調度、朝方プレイヤーと夜型プレイヤーの入れ替わりの真っ只中で、帰って来た人達とこれからダンジョンに潜る人達で職人クラスのプレイヤー忙しくて、とても頼めない。・・・それは、ともかく。
アスナ「ねぇ、その"アンタ"って呼び方止めてくれないかな?」
ムツキ「今言う事か」
アスナ「何だか気になちゃって。それにお互い知らない仲でもないでしょ。だからもっと楽に行きましょ"ムツキ君"」
ムツキ「はぁ、"アスナ"達のギルドは軽すぎると思うんだが」
ムツキ君がやれやれと言う風に呆れた声で、でも私の名前を呼んでくれた、その事に胸の奥がぽかぽかと暖かな"ナニ"かが灯ってとても幸せな気持ちになってくる。
アスナ「そうだ、エギルさんの所に行ってみない??」
私はふと攻略組の両手斧使いを思い出した。確か雑貨屋の経営もしているから鑑定スキルを持っているはず。
ムツキ「良いのか、あの人も今は忙しいと思うが」
アスナ「大丈夫よ。今からメッセージを送るし」
そう言いながらメッセージをエギルさんに送って。
アスナ「じゃあ。行きましょ」
ムツキ「あ、おい!」
弾む心を抑えながら転移門を目指して歩き出した私を追い掛けて来るムツキ君と一緒に、エギルさんのお店が有る"アルゲート"に向かう。
~ ただのお昼寝から難事件に遭遇してなんとも大変な日だけど、ムツキ君が名前を呼んでくれたこの日を私は忘れない ~
今回のオリキャラ
この作品のアスナさんのお相手で有る、ムツキ君の設定をここに置いておきます。
そこそこ名の有る家(結城家と同等)の息子で成績優秀、スポーツ万能な少年で手品が趣味。
厳格な父親のせえか口数が極端に少なく必要最低限の事しか喋らない為学校では一人で居ることが多い。SAOに囚われてからは原作アスナの代わりに血盟騎士団の副団長になり、自身がこのゲームをクリアし英雄と成ることで失態を取り消そうとしている。
武器は両手用直剣使い、威嚇スキルと隠蔽スキルそして視線誘導技術を組み合わせたシステム外スキル[幻影]を使い対人戦では負け知らず、対Mob戦でもかなりの強さを持っていて、[幻影]がそのまま彼の二つ名に成っている。
身長百六十七㎝程で短い銀髪に銀色の鋭い眼が特徴で、一見すると怖い印象を与える顔付きであるが本来はとても心優しい少年で有る。
プレイヤーネームの由来は誕生日が六月だから、だそうだ。
以上ムツキ君の設定でしたm(_ _)m