仮面ライダーガッコロンvs仮面ライダーヒカキソ 作:いちごDF
オールスターダストとの戦いから一年、平和な日常を取り戻した世界。
オールスターダスト計画によってスターダスト化されていた人々は元に戻り、家族との再会も果たした。
そのオールスターダストを倒した男、『平野明』は今はYouTuberとして生活を送っている。
「よし、今日の動画のネタはこれに決まりだ!」
『ガッコロンTV』というチャンネル名で活動している彼は毎日動画の撮影やネタ探しで大忙しだ。
「しかし、たった一年でここまで人気になるとは思っていなかったな...」
チャンネル名にガッコロンの名前を使っていること、そしてそのチャンネルの運営者が世界を救ったヒーローである平野明なので、それを知った人々が彼の動画やチャンネル登録をし、爆発的な人気を得たのだ。
明自身、最初は生存をしらせるため開設したチャンネルだったが、今では職業になっており、ガッコロンを金稼ぎ目的に使っていることをあまりいい思いをしていない。
だからといって生命線であるYouTuberをやめることもできない。
だからせめて、やり方は変わったとしてもみんなを笑顔にできるならばと動画投稿を続けている。
「よし、家に帰って撮影だ!」
明が大型ショッピングモールから出た瞬間、近くで大きな爆発音が聞こえた。
こんな平和な世の中に爆発?そう疑問に思った明は、逃げていく人を避けながら音が聞こえた方向へ進んでいく。
そして音が聞こえた場所へ辿り着くと、そこにはあり得ない後ろ姿が立っていた。
「お前は...オールスターダスト!!」
煙でよく見えないが、銀色の体色をしているためオールスターダストと判断した明。
なぜ倒したはずのオールスターダストが?と思ったが、取り敢えずこの場所からせめて移動させなくてはと、腰にベルトを巻こうとしたが...
「そうだった!もうベルトは使わないと思っていて家に置いていた...」
もうオールスターダストの脅威がないと思ってたので今この場で持っていないのも無理がない話だ。
ここに『門矢士』がいればまだどうにかなったかもしれないが、彼はもうすでに別の世界へ旅立っているので今この場にやってくることは望めない。
じゃあどうすれば?解決策を考え出そうとするとオールスターダスト?が明に向かって話かけてきた。
「ブンブンハロー平野明。Let’s異世界送り、やりましょう!」
オールスターダスト?がそう言い終わると、明の足元に魔法陣のようなものが浮かび上がった。
本能的に危険だと感じ取った明はその場から離れようとするが、足が地面にくっついているかのように足が動かなかった。
焦る明。そんな彼を無視するかのように魔法陣が輝き始める。
「今度こそお前を倒す。ガッコロン!」
さらに魔法陣の光が強く輝くと共に明の姿もその場から消えた。