仮面ライダーガッコロンvs仮面ライダーヒカキソ 作:いちごDF
「ここは、どこだ?」
オールスターダストと思われる存在によって、テレポートさせられた明。
常人であればパニックになるだろうが、数々の激戦を乗り越えた彼は冷静に現在の状況を理解しようとしている。
彼の立っている場所はビルとビルの間の狭い空間。光の刺す方向へ歩くと、そこにはスーツを着た大人や、制服姿の学生がバスを待っていたりしていた。どうやら移転先はどこかの街のようだ。
「最後に奴が言った言葉...うまく聞き取れなかったが、『ガッコロン』もいうワードは唯一聞こえた。奴は死んだはずのオールスターダストだと思っていたが別に確定したわけではない。奴の関係者か、それともGaccioか?」
唯一の悪Gaccio。バーチャルの世界に現れた存在。正体はその空間そのものであり、データを無造作に実体化する能力でガッコロンを苦しめた。
だが、Gaccioはバーチャルの存在。現実に現れるのは可能性が低いと考え、候補から外す。
残された候補は『オールスターダスト』関連のものしかない。
明は当初の通り、自分をここに連れてきた存在をオールスターダストと仮定することにした。
「さて、まずはここがどこなのか近くの人に聞くか...」
明は近くを歩いていた男性に声をかける。
すると声をかけられた男性は明の顔を見ると驚いた顔をして離れていった。
男を追いかける明だが、後ろから別の人物から声をかけられて足を止めた。
後ろを振り返るとそこにはサングラスをかけた一人の男が仁王立ちしていた。
「あなたは?」
「やっと見つけた『ヒカキソ』。これ以上お前に暴れさせないためにワイに倒されてもらおうか」
「ヒカキソ?誰だそれは?俺は平野明だ」
「そんな見苦しい嘘はつかんでええわ。どこからどう見てもお前はヒカキンや」
どうやら明を『ヒカキソ』という人物と勘違いしているらしい。
話が通じなさそうなので、いつも通りならばジクウドライバーを腰にセットし臨戦態勢を取るところだが、生憎と今はベルトがない。そのため明はその場を全力で離れることにした。
サングラスをかけた男はなにやら叫んでいるが、無視して鍛え抜かれた体を駆使し、街を駆け抜けていく。
「ここまで走れば大丈夫か?」
追ってきて無いことを確認して、一息つく。
「久しぶりに激しい運動をした...最近動画編集であまり運動する時間がなかったなぁ」
久しぶりの激しい運動に疲れた明はその場へ座り込む。
未知の場所に連れてこられたらと思えば、ヒカキソという人物に間違えられ追いかけられる。
やっと落ち着けると思ったが...
「ちょこまかと動きやがってシバくぞゴラァ!」
「なにっ!?いつの間に...」
残念ながらそれはまだ叶わなそうだ。
明がこの街にやってくる少し前。
とある場所で、明について話している二人がいた。
「平野明。ヒカキソに瓜二つな男、か」
「セイヤさん、その平野明という男はヒカキソの分身とかではないんすか?」
「いや、彼はこことは違う世界で世界を救ったことがある。僕はそれを間近で見ていた」
「俺、未だにセイヤさんが別の世界に行った話信じて無いんすけど...でもセイヤさんがそこまで言うのであれば、少なからず信用できる人物ってことはわかりました」
セイヤと呼ばれている男が机に置いていた『ジクウドライバー』と青色のライドウォッチを手に取る。
「ヒカキソがなぜ急に彼のことを気にし始めたのかわからないけど...でもヒカキソを止められるのは平野明しかないない」
「あ、そういえば平野明捜索に『母校』にいかせてよかったんすか?あいつ猿っぽいところあるし、区別つかなさそうなんだけど」
「その様子が容易に想像できるけど、明にはガッコロンの力がある。さすがの母校でもガッコロンについてちゃんと説明してるからわかると思うけどね。もっとも君が女の子を殴っていなければ君に任せていたよ」
そう言われた男は少し困った顔をした。
「申し訳ないっす」
「君は新たな武器を作ってくれ。ドクター初部があちら側になってしまってるからね。今頼れる発明家は君しかいないんだ。どう玉アホト君」
次回、仮面ライダーガッコロンvs仮面ライダーヒカキソ!
「ワイがポケモン界の王、母校や!」
「人間って危険なもの、なんか空気が読めない」
「こんちは!同車種ベローです」
「ヒカキソをどうにかしたい。どうしたらいいんです」
第3話、お楽しみに