平民の職業(パーティー)で魔王討伐なんて出来るわけない! 作:炭酸ルウル
「だ、大丈夫ですか?」
「う…うん、なんとかね…」
「くっそ!これどーなってんだ!なんだよこれ‼ 身動きがとれねぇ…」
「よくも、うちを苦しめてくれたな…?お前が気絶してろ!」
夏夜はハンマーで男を気絶させた。
「ぐはっ…‼ どはっ…・・・」
まずいな…残り二人だけになったが…俺を集中狙いしてきてやがる…きつい
「はるにい!伏せて!」
「っ…⁉」
遥人は汐莉に言われたとおりに伏せた
「んなんだぁ?んぐっっ‼」
「命中!」
「しーちゃんやるぅ!」
「汐莉さん‼ ナイスです!」
汐莉が投げた花瓶が遥人を抑えてた奴の頭にヒットした
「この…ガキ…っ‼」
「汐莉!危ない!」
「えっ…⁉」
「任せてください!」
琴乃花がさっき覚えたスキルで拘束しようとするが…
「くくくっ…俺には効かねぇんだよ…?俺はなぁ、自分自身を高温で囲むことができるスキルを持っている、だからお前の糸は俺の前じゃあ秒で溶ける!」
「なっ…⁉」
「んじゃ金髪のガキ…てめぇはいたぶって気絶させてやるよ…こっちに来やがれ!」
「しーちゃん‼」
「汐莉っ‼ …っん⁉」
「てめぇは…気にすんじゃねぇよ…?とっととくたばれやカスが…。」
「汐莉さん‼ 遥人さん‼ せめて!遥人さん‼拘束します!」
「んっ…⁉ くそが!しゃらくせぇ!!」
琴乃花は兄貴と呼ばれている男を拘束したが…自分の筋力だけで琴乃花の拘束を破った
「なっ…‼ 私の糸が…」
「琴乃花っ、ダメだ!こいつと俺らではレベルが違う…それじゃあ敵わない…」
「んくくく…そーいうことだ!」
「んぐっ‼」
「そんな…」
しーちゃん…遥人…うちは…どうすれば…うちもなにかスキルを…、なにか…。
「痛いっ‼ 放して‼ 髪引っ張らないでよ!痛い!」
「ギャーギャー喚くな…」
「しーちゃん!」
なにか…スキル…、っ‼ お願い!なんでもいいから出て!
「しーちゃんから…手を放せえ!このクソ野郎がぁぁぁぁ!」
夏夜がハンマーを男に振りかざした が 男は避け、ハンマーは地面をドォォン!と叩き割った…
「んっ…⁉」
―――その時だった…地面を叩き割ったハンマーからバチバチッ!っと火柱が発生した…次の瞬間、汐莉の髪を引っ張ていた男が突然、その火柱と共に吹っ飛んだ。
「んぐっ!がはっ…っ‼」
「えっ…⁉ 出た…スキル…?出た…」
「かやねえ‼ ありがとっ‼ 凄い!スキル!」
「そ、そうだね、あはは…。」
まさか…本当に出るとは…しかもこんな強力な…。
「かやねえ、さっきのスキルではるにいも助けてあげてよ!」
「う、うん‼ そうだね!くーらーえっ!!」
遥人と接戦をしていた兄貴と呼ばれている男の方に向かって地面を本気で叩くとさっきと同じように火柱が走り男を突き飛ばした
「んっ!」
「…っ⁈ 夏夜…?」
「遥人!うちのスキルだよ!」
「この短時間でスキルを覚えたのか…?凄いな…」
「遥人さんこの三人どうします?」
「そうか…琴乃花もスキルを習得したのか、んじゃあ後は俺と汐莉だけか…」
「そうですね」
「て…てめぇら…ブラックニルスをなめんなよ…もう生かさねぇぞ…皆殺しだ…。」
「くそっ…」
「俺の職業はな、木こりだ。スキルはな…これだよ。」
その言葉と共に手に持っていたナタを横に振りかざした瞬間荒廃していた家が真っ二つになり崩壊した。
「…っ⁉」
「これでお前らも…んはは…安心しろ、痛みはない、んじゃあ死ねや!」
まっ‼まずい…‼ どうにかしないと本気で死ぬ…。どうする…琴乃花のスキルで…ダメだ…夏夜のスキルもダメだ打つ前に殺られる…俺が何とかしないと…
頼む…神様…みんなを救えるスキルを発動させてくださぁぁぁぁい!!
(ねえ?それなんで神様に頼む?そこは女神に頼むところだぉぉ?)
え…っ⁉ 何この声…っ⁉