山吹色をもっと濃く【番外編】二人旅も........悪くない 作:スタプレ
「着いたーー!!」
「いえーい!」
さて我々は今どこにいるのかというと...愛媛県の松山市に来てます!
今回は四国をまわる旅で初日が松山、道後です。
「そういえば飛行機は大丈夫なんだね。」
「わしは急上昇急降下、ハイスピード、開放感のどれかが欠けていたら大丈夫じゃよ。」
「なんか変わってるね。」
「そうか?絶叫嫌いな人はだいたいそうだろ。」
松山空港からはバスで駅に向かう。
「最初はどこに向かうの?」
「松山の王道中の王道である松山城に行こう!」
松山市駅からはオレンジ色の路面電車に乗る。ここは吊り掛けモーターという唸る電車や、最新の電車も走るバライティ豊かな鉄道だ。この鉄道こそが伊予鉄という名前だが、一番の名物がある。その名物は.....と後からのお楽しみ。
古い電車に乗って右に曲がれば左にも曲がる。そしてすぐに最寄りの大街道停留所に着く。
「ねぇ、あの山登るの?」
「どうやらそのようだ。」
「結構きついよこれ。」
「でもロープウェイがあるからそれ使おう。」
便利なことに往復券と天守閣入場券がまとめ買える。
「リフトもあるね。さーやはどっちがいい?」
「私はどっちでもいいよ。」
「うーん.......じゃあちょうど発車時間だから行きはロープウェイで帰りリフトにしよう。」
ロープウェイの速度は意外に速い。しかし乗車時間は3分ぐらいと結構短い。
ロープウェイかリフトで楽してもまだまだ坂は続きますよ。
松山城は大きい(語彙力)
階段が急なうえに頭も注意しないとぶつける。
歴史は好きだがそんなに詳しくない人が色んな展示品をみたら
「はえ〜」
って言うしかなかった。
でも火縄銃を持って撃つ真似や、刀の重さが分かる体験も出来た。
そして天守閣。
「おーいい眺め!!」
「瀬戸内海がキレイだね曲!!」
「あぁ、結構高いから最高な景色だな。」
山の上にあり、天守閣も4階だてなのでそれなりの高さだ。
「まがり〜ご飯どうする?」
「実はネットで調べてみたんだ。何がいいかとね...」
「やっぱり鯛めし?」
「それは夜に食べそうだからやめとこう。」
「え〜。じゃあ何するの?」
「この辺にぃうまいラーメンや...」
「あ〜そういうのいいから。」
「泣くよ?」
「で?どんなラーメンなの?」
「ネギがたくさん入ってるらしい。」
「そのラーメン屋はここなの?」
「...」
着いたのは大街道から少し外れた飲み屋街。昼間だからほとんど閉まっている。
「ホントにここなの?」
「Google○生に聞いてみる。.........アッ」
「嫌な予感しかない。」
「ここ夜しかやってない。」
嘘やろおい。
「オススメの店が近くにあって助かった。」
「でもこのうどん美味しいよ。結果オーライだね。」
俺たちは伊予うどんを出しているお店にいる。
「しかし伊予うどんも美味しいなぁ。初めて聞いたよ。」
「うん。うどんと言ったら讃岐が有名過ぎるからね。」
ガイドによると讃岐うどんと伊予うどんは別物らしい。当然と言えば当然だな。讃岐うどんに対抗して独特な味を生むことに成功したとか。
「また食べたいね。」
「なかなか伊予うどんの店ないからな。次はいつになるのだろうか?」
そして道後温泉に向かうにはまた路面電車に乗る。本数も多いから地元の人も気軽に行けることだろう。
「ちょうど電車来たよ!」
「あ、さーや。これ道後に行かない。」
「そうなの?危ない危ない。」
全ての電車が道後温泉に行く訳ではないから注意してね。ちなみに堂々と行き先に書いてあるから落ち着いて見よう!
「曲、曲。今度こそ来たよ!」
「確かに道後に行く奴だけど、これは見逃そう。」
「え?なんで?」
「もうちょっとしたら来るから。」
そう、松山に来たならこれに乗らないと。伊予鉄名物のあれ。
「!?蒸気機関車が来た!?」
「これのために待ってたんだ。」
やって来たのはマッチ箱のような列車こと坊ちゃん列車!
小さい機関車に同じサイズの客車が2両。一見可愛く見えるが、近くに行くとなかなかの迫力がある。今はディーゼル機関車だが、当時は蒸気で走っていた。カッコよかっただろうなぁ...今もカッコイイけどね。
「皆様、坊ちゃん列車をご利用くださいましてありがとうございます!!」
車掌さんが改札してから大きな声で案内を始めた。音が凄いから叫ばないと聞こえない。ちなみに料金は800円。高めだが、明治時代の車両を忠実に再現しており、メンテナンスも考えると納得する。
外からみたらこの列車がタイムスリップしたように見えるが、こっちは街が未来に変わってしまったようだ。
「この列車だけ明治を走っているように感じる。」
「うん。なんか不思議だね。」
夏目漱石も短く感じた。その気持ちがよく分かる。明治の旅はあっという間に道後温泉に着いてしまった。
「やっぱりこの列車がタイムスリップしたように見えるね。」
「うん。また次の時代まで走って欲しいね。」
「あ〜たまらねぇぜ〜」
温泉は気持ちいい。異論は絶対認めん!!
早速旅館に着いた俺たちは温泉を楽しんでいる。
「まがり〜いる〜?」
壁越しに沙綾の声が聞こえる。
「いるよ〜」
「温泉気持ちいいね〜」
「そだね〜」
露天風呂で何してんだ俺たちは。
「明日もいい1日になるといいね〜」
「お、そうだな〜」
俺はニヤリと笑みを浮かべた。
沙綾はまだ知らない。明日カオスな日程があると言うことを。
あまり面白くなくてすみません。普通...でしたね笑
実は空港では機内に持ち込めると思ったバッグがギリギリダメで預けることになったりと普通中の普通とは言えないかも。
明日は何が起こるんでしょうね?僕も分かりません。
それでは次回もお楽しみに