インフィニット・ストラトス ~とある青年の夢~ 作:filidh
時間が経過し夜になり、みんなが夕食を食べている間に外に出る。
俺も飯を食いたいが…その前にやらないといけないことがある。
千冬さんいなくなったという事は……俺は外に出てあらかじめ確認していた場所へと向かう。
千冬さんに勘付かれないように動いたつもりだが……気が付かれてそうだなぁ…
まぁどちらでも問題ない、用があるのは……篠ノ之博士、いや篠ノ之束の方だ。
最悪…千冬さんにも同じことをしないとなぁ…やめたいけどこうでもしないと今後が危ない。
さて一応これからは自分らしく生きると決めたのだ、ヴァッシュならやらないだろうが……それを理由にして今後起きる事を無視するのはやめよう。
俺が目的地の近くに行くと話し声が聞こえる。
崖に腰掛けるようにして座る篠ノ之束、そして松の木に寄りかかって話している千冬さん。
「―――妹は華々しくデビューというわけだ。」
「すごい天才が居たものだねぇ。」
「ああ、すごい天災が居たものだ、かつて十二カ国の軍事コンピューターをハッキングしていた天災がな。」
今の話を聞いてようやく思い出せた。
あの白騎士事件、あれは篠ノ之束と千冬さんのマッチポンプだったのだ。
うわぁ…いきなりいやな事思い出した…って事は二人はこの世界を創り出した張本人って訳か…
さて…気配は消しているつもりだが……まぁばれてても関係ない。そのまま話に介入する。
「そして今回、一夏を目立たせるのに邪魔な奴の始末もかねてたって所ですかね?」
「!?……奏、どこまで聞いていた…」
「まぁ…あらかじめ知っている事だけですよ?例えば…白騎士のパイロットについてとか、マッチポンプについてとかですかね?」
「………ふぅーん、別に嘘をついてるわけじゃなさそうだね?それで?それがどうかしたの?」
と言ってこちらに笑顔を向けてくる束。
この人もある意味ヴァッシュと同じように常に笑顔だ。
だがヴァッシュの笑顔がさまざまな感情が混ざった物なのに対して…
彼女の笑顔からは何も感じない。
それに俺の先ほどの質問に対して答えは無しか……
俺は笑顔を作り話しかける。
「いえ?ただ単にどこまで知ってるかって聞かれてたと思いまして。いや、質問は聞いてたか、だったから言う必要はなかったかも知れませんね。」
「じゃあ何でここにきたの?」
「おっと?あの人間嫌いの篠ノ之博士からこんなに話しかけられるとは以外ですね。何も話すつもりがなかったで緊張しますよ。」
「………」
「……奏、いいからお前は旅館に帰れ。」
笑顔で束に対応する俺。
しかし千冬さんは俺が何をするつもりか勘付いているのか、俺を下げようとしてくる。
俺はそれを無視して話かける。
「さっきの話、箒を活躍させるための作戦でしたっけ?ああいうのはやめてもらいたいんですよ。そしてそれは……千冬さんも止めるつもりだったけど止められないですよね?」
「っ!?……」
「え~?でもちーちゃんが知らなかった―――」
「既に僕が情報を伝えてたんですよ。昨日あなたに操られた福音が来るってね。」
俺が笑顔を崩さずそう声をかけると束の笑顔が固まった。
いや、正確には初めから固まっていたのだが感情が少しもれたといったところだろうか。
千冬さんも何かいいたそうにしているが……できることならこの人のことを責めたくはない。
「でもそんなわけのわからない情報を信じる方がどうかしてるよ?」
「ですが当たっちゃいましたね?それも正確にここに襲撃に来ることまで。」
俺が笑顔で話しかけていると向こうが真顔に戻る。
まるで面倒だといった顔だ。
「………いい加減正直に何が言いたいか話したら?」
「では……これ以上一夏と箒を追い込むのをやめろっていってるんだ。」
こちらも真顔に戻る。
今回はうまくいった…だが次もうまくいくわけではないし…何よりあえてあいつらや周りを傷つける理由を放置しておくつもりは無い。
仮にこれがばれたらどうするつもりなんだ?
確実に束本人とさらに千冬さん…加えて一夏と箒も非難されるだろう。
巻き込まれたほうからすれば全員ただの加害者とその原因でしかないんだ。
しかし俺の言葉を聞いて束はおかしそうに笑う。
「あはは、お前と違って二人は強いんだよ?あれくらいなんて事は無いんだよ。」
「その結果一夏は昏睡状態、さらに箒はその責任を感じて折れそうになる……」
「でも結果的には起きたし立ち上がったよ?」
「ああ、でもそのせいで箒は一夏に引け目を感じ、さらに一夏も今自身のことを追い込んでるだろうよ。そして今回はうまく言ったからと言ってあいつらが受けた仕打ちは許せることじゃない。」
「でも二人ならそれくらいたいしたことないって言ってるんだよ。」
「あいつらが強くなるのにあんたが邪魔なんだよ。あんたの強さって言うのは昨日の一夏のあれのことなのか?」
「……」
それを言うと束は何も言わない。
束の反応を見る限り彼女は何も知らないといった感じか…
やはりこれはこの二人もわからないことなのか?
もしくはわかっているけどそれの理由はいえない、そして肯定しないという事は恐らく二人にとってもよくないものなんだろう。
だが束は俺の質問に答えることなく話を変える。
「……第一、私が箒ちゃんやいっくんを強くしたいのはお前には関係ないでしょ?」
「あんなことで手に入るのは強さじゃなくてただの力だ、あの二人が求めてるのは強さであって力じゃ無いんだよ。わかるか自称天才。」
「………お前本当に生意気だね。」
「よく言われますよ、自身の嫌なところを突かれた相手には。」
「………」
挑発するように話しかける。
それを聞いた束は崖から立ち上がると俺の方に歩いてくる。
それを見た千冬さんは声を鋭くする。
「おい、束。私の生徒に手を出すなと言ったはずだぞ。」
「………」
「千冬さん、いいですよ別に。この人多分自分たちは特別だって勘違いしてるだけですから。」
「奏!!挑発するな!!」
「だからこそ、こんな事をしたらあの二人がどれだけ傷づくのかがわからない。さらに言うなら俺がなぜこんなに自分に突っかかってくるのかもわからない。人の気持ちがわからないただの我侭なガキと一緒なんですよ、この人は。」
俺が呆れ顔でそういうと束は動いた。
確かにはやい、千冬さんもこのスピードじゃ、あの距離から間には入れないだろう。
動きも何か剣道のようなものの踏み込みの鋭さを感じそして俺に攻撃するためらいがまったくない。
だがこの程度
俺は全力で瞬間的に加速し、後ろに回りこみ後頭部に銃を突きつける。
恐らく二人からは俺があたかも瞬間移動したように見えていたはずだ。
ヴァッシュなら絶対こんな事はしないだろう…だがこうでもしないともっと被害が出る…
ヴァッシュになれない俺には最早この方法しか思い浮かばなかった……覚悟は出来ている。
「動くな。」
「っ!!奏!!馬鹿な事はやめろ!!」
「………」
「……あはは、言うだけはあるね、でもISを使ってそんな動きが出来たからって――」
「ではどうぞ?お得意のハッキングで俺を止めてください。」
束の兎耳が輝く。
恐らく何かかしらISの動きを阻害するものなんだろう。
だが現在初めからISの技術なんて一切使っていない俺にはまったく関係ない。
振り向きざまに俺を何か工具のようなもので攻撃してこようとしている束。
恐らく俺が動けなくなっていると思ったんだろうが…
再び後ろを取り、今度は相手を地面に押し込み手をひねりあげ拘束する。
もちろん銃口は後頭部に押し付けたままだ。
我ながら情けない方法だ…だがやったからには最後まで演じ通さなければ。
「記念すべき2回目の敗北おめでとうございます。」
「っ!!!」
「奏、いいからここは私に任せて下がれ。」
「ああ、力ずくで逃げようとしますか?どうぞお試しください。無理だと思いますけど。」
「奏!!いい加減にしろ!!流石に――」
「こうでもしてとめないと今度は本当に死人が出る!!一夏が落ちた事を忘れましたか!?あれは運がよかっただけだ!!もし一夏が耐え切れなかったらどうなったか千冬さんにもわかるでしょうが!!今回は何とかなった…だが次は死人が出るかもしれない!!」
「………」
ああ、もう……最悪…
こんな事がいいたいわけでも、千冬さんに吼えたいわけでも無いんだ。
俺がこういうと俺の下で束が笑う。
「あはは!!初めからそんな事は起きっこないのに何をいってるの!?」
「………じゃああの密猟者はあんたの想定内なのか?」
「当たり前でしょ?」
「ではその船が沈むことはありえないと?」
「……ルールを破った方が悪いってだけでしょ?そういうのはばれないようにやらないと。」
「その結果傷つくのが一夏や箒だってことがわからないのがあんたの限界か……それにばれなければ良いと…じゃああんたの罪、俺がばらしてやろうか?」
俺が満面の笑みでそういうと二人の反応が変る。
ああ、もう完全に悪役みたいな事やってるよ…でも…ハァ…やるしかない。
ここで俺が引いたら確実にもっとひどいことになる。そしてそれで一番傷つくのは箒と……千冬さんだ。一夏は……多分気が付かないな、うん。
「なんだ天才。俺があんたがハッキングをしたことを知ってる理由を考えなかったのか?
「な!?そんな……馬鹿な!?」
千冬さんが驚く。
だが俺の下になっている束の反応は冷静だった。
「……嘘だね。私がそんなミスをするはずないし……」
「じゃあ何で俺は知ってるんでしょうね?それもこれほど確信を持って。答えは簡単、『証拠があるから』ただそれだけですよ。」
「そんなことしたら…」
「ええ、あんたたち二人と俺の友人の一夏と箒もおしまいでしょうね、一気にテロリストとその親族だ。だが誰かが死ぬよりはずっと良い。」
「っ!!!そんな事やってみろ!?お前を―――」
「どうする?俺を殺すか?この状況でよく言えたものだな!?」
初めて束が俺に対して感情が篭った声をかける。
ああ、まったくうれしくねぇ……
千冬さんにも気を配っているが俺がどこからそのような情報を手に入れたか計りかねているようだった。………そしていつでも俺に攻撃できるようにしている。
うわぁ……やっぱり完全に千冬さんにも喧嘩売っちゃった……
結構ショックだ…泣きたい……
だがここでそれを見せるわけにはいかない…
あくまで不適に笑え、自身は今すぐにでも下にいる女性を殺すような人間だと思い込め。
「……それともゲームをしますか?」
「………何を言ってる。」
「簡単ですよ、俺は他を巻き込むような行為をやめさせたい、あんたは箒と一夏を強くしたい。だったら…あんたの襲撃を俺にすべて向けろ。もちろんまわりは巻き込むな。そうだな……学園卒業までに俺を殺せたら証拠は渡すし何より死人に口無しだ。さらに言うなら俺を襲えば一夏や箒も俺を助けるために戦うだろう。一応あんたの思い通りにはなるぞ?」
「………それでもし卒業までに殺せなかったら?」
「その後一切誰かを襲撃するような事や他人に迷惑をかけるな。」
「………」
「ちなみにお前が乗らないって言うのなら証拠は公開、さらにルールを破っても公開、もっと言うなら襲撃以外の方法、例えば他の政治的圧力で殺そうとしても公開してやる。」
そういうと束は俺にかなりの敵意を向けてくる。最早殺気だな。
しかし俺の要求……かなり一般的なことを言ってるよな。
『人に迷惑をかけるのをやめなさい』ってことと『犯罪なんて起こすんじゃない』ってことだ。
普通に守ってくれよ……頼むから…良い年齢でしょ?
俺はそんな事を気にもせず銃を押し付け、腕をねじり上げ拘束する。
「……殺してやる…」
「ルールに乗っ取ってくれるならいくらでも。後もう一言。」
「……」
「もし仮にそんな事関係ないって回りを巻き込んで暴れてみろ。どこに隠れようと、たとえご自慢のラボに隠れようと必ず見つけ出して産まれた事を後悔させてやるっ。」
そう言って俺も出せる限りの殺気と、銃を突きつける力を強くする。
一瞬怯んだように束の体が反応している……
はぁ……傍から見たら女性を銃で脅してる悪漢だよなぁ…俺…
そう考えながらもすばやく束の上からどけ距離をとる。
案の定俺が居なくなった後の場所に攻撃をしようとする束。
だが俺は既に距離をとっておりパッパと服をほろっていた。
「じゃあルールを守って楽しい殺し合いを。」
「……今殺してやろうか?」
「束!!」
「やれるもんならどうぞ?敗北数が増えるだけですがね。では後はお二人で、さようなら。」
そう言ってひらひらと手を振りながら背中を向けて歩いて行く。
途中俺は襲い掛かるかと思ったが…特になのもなかった。
二人が見えなくなるところまで離れ、さらに離れた海に行き……
盛大に落ち込む。
完全に砂浜に仰向けに倒れこむ。
……ああ、もっと良い方法はなかったのだろうか……
常に最善がわかる力がほしい…
これでは相手にただ喧嘩を売っただけだ。それもへたすりゃ千冬さん付き。
さらに言うなら……ミサイル事件の証拠なんてあるわけない。ただのブラフだ。
しかし俺はそれの詳しい内容を知ってるし情報元が割れる事は絶対に無い。
二人がわからないならそれはそれで一つの手札だ。
まぁ誰かに渡す事はできないけど。
それにこの銃…一応訓練用にもってきたこれ……
中から折って弾を確認すると空っぽだ、初めから撃つ気なんてありません。
ぶっちゃけ人の頭に銃を向けるのにもかなり抵抗ありました。
さらに言うと……完全に千冬さんに敵だと思われたよなぁ……
目に手のひらを当て考え込む…もう千冬さんと仲良くするのは無理だろう…
はぁ…洒落にならん…それに俺、今日どこで寝ようかな…
このまま部屋に戻って『やあ!!千冬さん!!さっきの話はどうなりましたか!!』なんてやる勇気は俺にはない。
そうだ、野宿をしよう。
そうと決まれば山にいって薪を集めよう。
時期的に温かいし……地面で寝ても…いや、ベンチもあったしそこで寝れば……
「ソウ?」
と声がかかる。
ヤバイ、テンション落ち込んでて気配とかもまったく察知してなかった。
手のひらをどかすとシャルロットは俺を見下ろすようにしゃがんでいる。
「………なにやってるの?」
「絶賛落ち込み中。」
「何があったの?」
「喧嘩を売ってきた。」
「誰に?」
「秘密。」
「…………織斑先生?」
「何でそう思うの?」
「う~ん……勘…かな?後答えなくてもいいよ?」
そう言ってシャルロットは俺の隣に移動して座る。
こいつ…俺が銃を持ってるのに何も聞かないのか……
とりあえず話はそらそう…
「突然だけどさ……千冬さんの事どう思ってるか聞いてもいい?」
「織斑先生?う~ん……最初思ってたより普通の女性だった。ソウのほうがよっぽど変。」
「そうか…普通か……」
そうなんだよな…誰だってミスもするし…弱みはある。もちろん千冬さんだってそうだ。
千冬さんがなぜ白騎士事件を起こしたかなんて知らないけどとりあえず俺の知ってる千冬さんはそんな事をすすんでやるような人じゃない。
何か理由があるんだろう…
ハァ…とため息をつく。
「ソウって…考え事してるといつもため息つくよね。」
「…そりゃ悩んでるからな、出るだろうよ。」
「………ねぇ最初にした指切り覚えてる?」
「ああ、また会おうって奴だろ?」
「じゃあ二回目の方は?」
「………一緒に遊ぼうだっけ?」
「惜しい、もしかしてソウ覚えてない?」
「あ~…ごめん覚えてない。」
「あはは、ひどーい。約束忘れてたんだ。」
「……面目ない。」
「そう言っても私もここ最近まで忘れてたんだけどね。」
そう言いながら笑うシャルロット。
しかしシャルロットは思い出したんだ…俺も思い出さなければ……
「……なんだったけ?本当に思い出せん…でも確かこんな感じの約束だったんじゃ…」
「ヒントは昔のソウ。」
「え?……野宿体験がしたい?やめといたほうがいいよ?」
「…ソウ私に野宿してたなんて言ってなかったでしょ?」
じゃあキャンプ?いやこれを聞く限り別なんだろう……
昔の俺…ホームレスになりたい、お風呂に入りたい、腹いっぱい飯を食いたい…
……あ、思い出した。
「旅行だ。」
「正解。なんだ覚えてたじゃない。」
「いやごめん、今まで完全に忘れてた。でもそういやそうだったなぁ……旅行か…」
「ねぇ落ち着いたら一回どこかいかない?」
「……在学中は難しいな…絶対誰か付いてくるだろうよ。」
「え?」
「うん?二人で行きたいって……あ。」
しまった、シャルロットは一度も二人でとは言っていない。
さらに俺もそれに気がついたときに変な声を出してしまった。
結果的に隠すことが出来ずに一人勘違いをしていたことがばれた。
ニヤニヤ笑いながら俺に問い詰めるシャルロット。
クソ、顔が赤くなっていく自覚がある…
「へー、ソウは二人で行きたかったんだ。」
「……いや?そう言う約束じゃなかったけ?」
「ううん、『旅行にいこう』って約束だったと思うよ?」
「そうだったけ?まぁ二人で行きたいのは本当さ。」
そう何でも無い様に言うと顔を赤くするシャルロット。
この程度のいじりで赤くなる程度で俺をいじろうとは百年早い。
今度は俺が笑いながら話かける。
「おいおい、いじるんだったら最後まで主導権握らないとこうなるぞ。」
「もう。そんな事言って。」
「あれ?僕はただ二人で行きたい言っていう本音を話しただけなんだけどなぁ~。」
「イジワル…」
と言ってシュンとするシャルロットを見てさらに笑う。
笑う俺を見てシャルロットも笑う。
「よかった。元気になったね。」
「ああ。…わるい、気使わせたか?」
「ううん。私がやりたいからそうしただけ。」
「……そっか…ありがとう。じゃあもうひとがんばりしますか」
「?何をするの。」
「千冬さんに会って来るわ。シャルロット助かった、ありがとな。」
「うん、がんばって。」
とりあえず千冬さんの真意を知らなければ…
強いて言うならこちら側なのか…それとも束側なのか。
正直どちら側でもかまわない、ただ人は死なせない…それだけだ。
そう考えて砂浜を離れようとすると遠くで音がする。
見ると……あの馬鹿共が暴れてる…しかもIS展開してるじゃねぇか!?
「うわぁぁぁぁあああああ!!」
「待ちなさい一夏ぁ!!」
「もう勘弁できませんわ!!」
「私の嫁としての自覚が足りん!!」
箒を抱えながら逃げまわる一夏。
三人は……一夏に恐怖を与えるのが目的か…まったく当てようとしていない。
………よし無視しよう。第一俺今IS無いし。
と思っているとシャルロットがISを展開する。
これはラファール・リヴァイヴ・カスタムIIか……毎回思うが長いな…
まぁシャルロットの烈風は一回壊れちまったしなこっちを使うのも当たり前か。
「なに…あれを止めに行くの?」
「え!?放置するの!?」
「いや……しばらくあのままで良いんじゃない?もう一夏関連の面倒ごとはごめんだよ…」
「……それもそうだね。もう少しおいておこうか。」
そう言ってISを展開した一夏とそれに抱きかかえられる箒。
さらにそれを追うように飛ぶ三人の姿をあきれ顔で見続ける俺と半分笑っているシャルロットだった。一夏…お前確実に学園に戻ってから地獄を見るはめになるぞ…
沈黙は会話の偉大な話術である。
自分の舌を閉じるときをしるものは馬鹿ではない。
~ウィリアム・ハズリット~
ということで……
束 に 喧 嘩 を 売 り ま し た 。
はじめは何とか仲良く~って考えたんですけどシナリオ上うまくいかず…
さらに言うとここで敵対させた方が面白そうだったんでこうしました。
はい、タグの『アンチヘイト』はこれのせいです。