十数年前より地球から多数のメガコーポが進出した異世界アルカピア。この世界に進出した所謂メガコーポと呼ばれるだけの大企業は数あるがその中でもACパーツ製造において高いシェアを持つ会社は三社ある。
まずシェア第一位はアメリカに本拠を置くスペリオルアーマメンツ社、通称SA。信頼性とコストパフォーマンスに重点を置いたパーツ群は途上国や傘下のアルカピア警備部隊から高い支持を得ている。
第二位は欧州発祥のクレッセント社。コストはかさむ物の洗練されたデザインと高い性能を有するパーツ群は専門家からも高く評価されている。また武装については実弾系を主とするSAとは逆にエネルギー系列を主としている。
そして第三位は日本のAEI(秋津国電子工業)。SAやクレッセントの半分以下の規模である物の、内装系パーツの開発に秀でており、また高い技術を基盤にした独特のパーツや武装は一部のレイヴンや軍人から熱狂的な支持を得ている。
その三つのメガコーポはアルカピアで最も普及した兵器であるAC(その理由については性能もあるが巨大な人型である点がアルカピアの人々に畏怖または尊敬の感情を呼び起こす事が多かった事もあるとか)の供給元である事からか積極的に各国の委任の元企業城下町や貴重資源の採掘場をアルカピア各地に建設している。このかつて帝国と呼ばれた地の東部に建てられた街もまたAEIによって建てられた城下町であった。
中心部には摩天楼の如きビルが幾つも連なり、その周辺には小綺麗なマンションが幾つも建つ。特に若手社員用と思われる質素なマンションからは階によっては外縁近くにある基地から飛び立つ輸送機や、行軍するAC、MTが一望できた。いわゆるミリタリーマニアなら大枚はたいてもこの部屋が欲しいだろう。
だがこの部屋の主である男にはそんな景色は興味の範囲外であるようだ。片付いた物の少ない室内に置かれたテーブルで朝食を食べている。髪を七三分けと呼ばれるサラリーマンチックな髪形に固めた男は窓より見渡せるACが歩行する光景よりも、ニュースや準備に余念がない。朝食の内容は白米に味噌汁と焼き魚、日本人としてはステレオタイプな物だ。
あらかた朝食を食べ終わり一息ついた男は付けていたソリッドビジョン型TVのニュースを見て顔をしかめる。またしてもアルカピアの企業城下町でテロが起きたのだという。テロは潜伏したテロリストによる爆弾テロ。亡くなった人間の中には彼の子と同年代の子供もいるらしい。
「またテロとは全く落ち着きませんね……」
男はやり切れないように首を振る。かつての地球の歴史で数え切れぬほどの例があるようにアルカピアにおける地球側の搾取の事例はそれこそ搾取的資源取引から、メガコーポ関係者の不当な釈放まで数えきれない。また地球側との交戦によって滅亡した国家の数も十指に余る。自然とアルカピアには反メガコーポ勢力が跋扈するようになりあちこちでテロや武力衝突が起きている。その中にはACを使ったものも多く含まれていた。
男の扱う端末に着信。着信元は日本で暮らしている妻からであり、出張に出る彼へのねぎらいとまた来週誕生日を迎える長男へのプレゼントの提案だった。その横には家族の写真が添付されている。
家族からの連絡に彼は顔をほころばせる。そこでそろそろ出勤すべき時間であることを思い出した。食器類をキッチンシンクに放り込み、出張に必要な物を揃えたボストンバックを掴み、上着を着込む。今回も難しい仕事だが家族のために頑張ろう。
ボストンバックの他に今日が回収日のゴミ袋を掴んでドアを開けると1階上に住むミスマーサがいた。彼女もまたゴミを出しに肩のだろう。
「おはようございますミスマーサ」
「おはようミスター。あら、そのバッグはまた出張かしら?」
「ええ、ちょっと厄介な仕事がありまして」
ぴこぴこと犬耳を動かして挨拶するマーサに男はボストンバッグを掲げる。中身は衣類や日用品以外も入っていて強化人間ではない彼には重いのだがまあ我慢だ。
「サラリーマンは大変ねぇ。うちの旦那は出張とかなくて良かったわ」
「ははは……その分給料はいいですからね、ま、家族の為です――――――今回も頑張ってきますよ」
男は朗らかにほほ笑む。その中に何処かサラリーマンに似つかわしくない不敵さがあったことにマーサはついぞ気が付かなかった。
異世界アルカピアは地球圏のメガコーポの急速な開発によって、繁栄を迎えた事は皆さまのご存知の通りである。新規に建設された各都市部には摩天楼の如きビルがそびえ立ち、現地雇用者に快適な生活を約束する集合住宅が山のように連なり、その間に派手な装飾の娯楽施設が堂々と立つ。そんな繁栄はここ十数年で定番の光景となったが中には開発が失敗したことももちろんある。アルカピア東部の廃市街にポツンと立つ、この塔もその一つだ。
塔自体は高さが数百メートルを超える立派なつくりだ。本来市街のシンボルだが開発を請け負っていたメガコーポの物理的な消滅と他社への吸収による方針転換を受け、運用は放棄されており、造り自体はしっかりとしている物のその中身は食い荒らされたかのように荒れている。今となっては害獣たちの寝床にしかなるまい。
そんなビルに近づいていくのは複数の飛行型MTとACを懸架した輸送ヘリだ。輸送ヘリを囲むようにダイアモンド型の陣形をとる彼らは良く言えばメガコーポの専横を許さぬ義勇軍。悪く言えば――――そしてこの世界の大半の人にとってそうであったが暴力的なテロリストであった。
首魁であるレイヴン、J・ファイターの搭乗するACの名称であるアポカリプサーの名称にたがわず彼らは極端なまでの反メガコーポ主義であり、メガコーポ所属の社員どころか租界に住むアルカピア現地民までも無差別に標的にする超過激派だ。
『こちらスカウト1。建物周辺には防衛システム及び護衛らしき熱源は確認できず。極秘行動があだとなったようですな』
先行する偵察型と呼ばれるMTが報告を行った。一王であるがレイヴンとして活動しているJ・ファイター以外の構成員が姿を現したのは他でもない。それは彼が受けた理由はミッションの内容―――――がこのビル内で極秘会談を行うというとあるメガコーポの幹部の暗殺ミッションが理由だ。
『ご苦労スカウト1。こちらJ・ファイター。これより作戦領域に入る。各員、自らの正義を示せ』
『了解っ!資本主義者の犬どもをローストチキンにしてやるぞ!』
『売他の息子どもめ…首を市街に吊るしてやる……!』
『正義の鉄槌を!』
無線越しのJ・ファイターの訓示に彼の部下たちは威勢よく答える。彼らの士気は高い。自らを正義と信じて疑わない彼らはその情報を受け無論喜んだ。様々な意味でガードが固くなかなか捉える事が出来ないメガコーポの幹部クラスにようやく天誅を下せる機会が来たのだ。これが喜ばずにいられようか。
だがしかし、彼らの盲目的な殺意は砲火を以て歓迎される事となる。
『よし各機体はロケット弾を準備。奴らの退路を断つことから……何ッ』
何か堅い物を穿つ音と共に輸送ヘリが傾ぐ。基本的にAC輸送ヘリは戦場に突入することが日常茶飯事なためかなり頑丈に作られている。しかし大口径のAC用火器の連発を受けたならば話は別だ。おそらくは対AC用の狙撃銃なのだろう。高い技量によりヘリの装甲が薄い箇所めがけて撃ち込まれた大口径徹甲弾はヘリをひしゃげさせた。
『奇襲だと…!糞め!』
巧妙な偽装の下に隠れていたのは企業標準型と呼ばれるAC2機。レイヴンの扱うハイエンドACには劣るものの、正規軍用のパーツをふんだんに使った彼らはおそらく背部のECMを利用して巧妙に隠れていたのだろう。1機が右腕のスナイパーライフルでヘリを狙撃し、もう1機がマシンガンの掃射でMTやヘリを抑える。そんなコンビネーションの前にヘリの撃墜は免れないと考えたJ・ファイターはAC懸架用のスリングを強制的にパージした。しかしヘリの速度により勢いがつきすぎた。ガラス張りの壁に勢いよく突っ込んでいく。
甲高い音を立ててビル内に突っ込んだアポカリプサーは高度な装甲に覆われており、ガラス如きが傷つけることはないが、巨大なビルの中は吹き抜けであり、そのまま落下していく。しかしJ・ファイターはレイヴンだ。自機のブースターを小刻みに吹かせて減速し着地を成功させた。
地響きを立てて着陸したアポカリプサーはチェーンガンやグレネードライフルで武装した重4脚型AC。その身に宿した大火力は本来ならば任務において如何なる妨害があろうと十分に役目を果たすはずだった。だが今はブザマに落下させられた。その事実にJ・ファイターは奥歯をかみしめる。
「罠か…ふん、しかし私のような真の正義の闘士を殺すには雑に過ぎるな」
上からはくぐもった爆発音が起きる。おそらくやられたのはMTに乗った彼の部下たちだろう。
「屍を積み重ねても事を成す、正義が足りなかったか…残念なことだ」
J・ファイターの呟きはどことなく無念そうである。彼は正義こそがこの世において絶対の物であり、死などすべての不利益は正義の不足によるものだと考えている。そんな彼からすると部下たちがレイヴンによって倒されたのは紛れもなく正義の不足が原因だ。
自らの歪んだ正義感を彼は顧みることはない。もしそんな人間ならそもそもテロなど起こさないだろう。
「だが私は諦めんぞ!必ずやここから脱出しまた正義の闘士たちを育て上げ、悪の枢軸たるメガコーポを滅ぼして見せる!そう、やがていつかは!」
『いいえ。それは不可能です。何故なら』
不意に響く声と共に正面のゲートが開いた。まばゆい外の光に一瞬J・ファイターは自らの行いが神に通じたのかと思ったが同時に聞こえてきた声により間違いだと気づいた。
其処に居たのは1機のAC細身の地味な暗色系にまとめられた2脚の機体の頭部は何処か昆虫めいており、背部には旋回性能の高いブースターを、右腕には回転式のハンドガンが、左腕には最強のブレード兵器と言われる月光が装備されている。それらの武装が意味する事はただ一つ。このACはこのビルの内側のような閉鎖空間での戦闘に特化しているという事だ。
『あなたにはここで果てていただきますので』
仄暗いビルの中に蒼三日月のような閃光がほとばしった。正式名称はMOONLIGHTと呼称されているAEIの技術の粋を集めた最高級ブレード兵器通称月光。その威力はACを一撃で両断するほどと言われているが今この場でも伝説とすら言われる威力をいかんなく発揮した。アポカリプサーの左腕が真っ二つに切断され空中を縦に数度回転すると爆散する。
「おのれ雑兵め!正義の使徒たる私に対して無礼な!」
アポカリプサーは脚部ブースターを起動して蛇行しながら後退し、チェーンガンを乱射する。薬莢がばらまかれる中大量の砲弾が解き放たれて廃ビルの壁に着弾し土煙と共に穴をあけていく。だがそれが月光を装備したAC――――データベースによるとAEい専属レイヴンの操るAC、オーガリーパーを捉えることはない。オーガリーパーの両肩に装備された三角形状のパーツがスパークと共に発光しアポカリプサーのFCSをジャミングしていたのだ。
『ハウンド1。先程破壊した左側、3時方向から回り込んでください。そちらからなら頭部パーツと干渉してチェーンガンも弾幕を張れませんから』
ビル内に放たれた無人機を介してオペレーターの指示が届く。対するオーガリーパーは軽量2脚特有の機動量を活かしてオペレーターの指示通り左側に回り込みハンドガンを発砲。装弾数は少ない物のライフル並みの威力を持つリボルバータイプハンドガンの弾頭がその高い破壊力でアポカリプサーを固める。
「ぐっ…おおおお!させるものかぁっ!!」
J・ファイターがアポカリプサーを旋回させるよりも、ハンドガンの弾倉が回転し弾丸が補給されるよりも早く背部のブースターを巧みに用いてオーガリーパーは弧を描くように接近。かすめるようにしてアポカリプサーの頭部とチェーンガンを切り落とす。
J・ファイターがチェーンガンをパージし左肩のパルスガンと右腕のライフルの狙いをつけるがもう遅い。まるでスケートするかのように回転しながら空中へ飛翔したオーガリーパーはハンドガンを再度発砲し、チェーンガンの弾倉を撃ち抜いた。
「がああああ!!」
弾倉を射抜かれたチェーンガンが爆発しアポカリプサーの下半身が爆炎に包まれゆく。だがJ・ファイターもさるもので爆炎により巻き上がった塵に隠れるように旋回すると実弾型EOや残りの火器、さらには本来ミサイル迎撃用の機銃までもマニュアルで展開して先程に倍する弾幕を張る。
軽量2脚の薄い装甲では小口径の銃撃でも損傷を与えかねないが、それはオーガリーパーを操るレイヴンも承知の上だ。飛び跳ねるようなジャンプでロックオンを切ると、崩落した天井の一部を盾にして弾幕を回避しアポカリプサーの反対側へと陣取る。
「クソっ……何故だ……何故私の、正義の邪魔をする!?私はこの穢れた世界を浄化する正義の使徒なのだぞ!?」
曳光弾により断続的に薄暗いビル内が照らされる中弾幕を張り続けるJ・ファイターは叫ぶ。一体何故メガコーポによる圧政を打ち破りこのアルカピアに光をもたらそうとする自分が何故、殺されようとしているのだろか?彼の感じるのは怒りと理不尽だけだった。
『なんともまぁ…あなたもレイヴンでしょうに良くもそんなことが言えますね。報酬の為に決まっているじゃないですか』
「何ッ!?」
何処か呆れたかのような声がオーガリーパーより響く。最初に一言発した後は無言だった敵からの通信は無常であった。
『このご時世には幾ら金はあっても足りません。あなたのようなバックがないうえに賞金がそこそこのレイヴンを有利な条件で狩る。そんな美味しい依頼を逃すわけないじゃないですか』
「し、資本主義者の犬め!呪われろ!呪われろぉぉっ!!」
『ハハハ何とでも行ってください。それに―――――』
そこで男の声が冷え込んだ。砕けた壁の向こう側から地獄の鬼火のようなオーガリーパーの緑色の相貌が見えた。J・ファイターは息をのむ。その目を見ていると自分の中の何かにひびが入る音がした。
『あなたのテロで死んだのは私の息子と同じ年の子でね。少々気が立っているのですよ』
ブースターの残光を引いてオーガリーパーが突進する。背中に背負ったブースターを小刻みにふかして不規則に動くオーガリーパーは地を這うような、ほとんどコア部分を地につけるかのような低い姿勢で、まるで立て板を転げ落ちるようにビル内を移動。弾幕をかいくぐるその動きは確実に逃げ場のないビル内の隅に追い詰められたアポカリプサーを目指していた。
「く、来るな!来るな来るな来るなあああああああああ!!!」
マズルフラッシュが幾重にも焚かれ、残光を引く弾丸が全力で発射される。相対距離は近づいている。が、アポカリプサーの攻撃は全く当たらない。幾ら近づいてもオーガリーパーには足らないのだ。
「来るな来る――――――うわあああああああああああああ!!!」
狂乱するJ・ファイターに対して最早オーガリーパーのレイヴンは無言。ただ一つだけ、左腕に装備した月光を撫でるように振るった。蒼三日月がただ一瞬のみ優しさすらある穏やかさで煌めいた。
すれ違うように駆け抜けたオーガリーパーの背後でアポカリプサーが死んだ昆虫のように目から光を失い、足を投げ出して崩れ落ちる。しかし機体は爆発しない。ただコックピットのみがごっそりと消失しただけの状態できしむような音だけを立てた。
崩れ落ちるアポカリプサーの背後で血ぶりをするようにオーガリーパーは軽く左腕を振る。いつの間にか外からも爆音は止んでいた。
AEI傘下の城下町は賑わいを見せていた。繁華街には十数年前までなかったこの世界に持ち込まれた灯がともり、街並みを照らしている。そんな人通りの絶えない町の一角の飲み屋で二人の男が肩を並べていた。
『次のニュースです。昨日夜11時ごろ、AEIのMT部隊が逃亡中のテロ組織、正当なる鉄槌の残党を殲滅したとのことです。この一連の作戦によってアルカピア東部から南部の治安は可全される見込みで―――――』
「おっ早速だがやってるな」
隅に立てかけられたTVがテロ組織壊滅の情報を伝えるとどことなく、男の片方は上機嫌そうだった。
「アイツらホントうざかったからなぁ…やっと滅んでくれて嬉しいよ。これで飲みに行く時間も作れるし」
「全くだ。主義主張の如何を問わず定時退社を邪魔する奴は死ぬべきだ」
男達は相槌を打ちあう。彼らは片方はAEI企業軍のACパイロット、もう一人は会計部所属の社員だった。大学の同期生である彼らは進んだ道は違えど馬が合う事もあって良く酒を酌み交わしているようだ。
「これもわが社の専属レイヴンのおかげだな。そういえば聞いたか?ウワサじゃあ例の組織のテロに遭った地域への見舞金が増額されたのはそのレイヴンが自分の追加報酬の一部を回したからっての」
「ないない。レイヴンてのは大なり小なり報酬が全ての奴ばかりじゃんか。会計やってると分かるけどあいつらホントがめついぞ。書類見ただけでもなんとしても追加報酬なり弾薬代なり持っていこうとしてるから」
会計部の男は今回の騒動にはまだかかわっていない。がレイヴンという奴らが非常にがめつい事は知っている。だがまがりながりにも何度かACパイロットとしてレイヴンと共に戦ってきたパイロットの男は違うようだ。
「でもレイヴンも一応は人間だからな…意外と人情家だったりもするかもしれんぞ。おっとすいません」
「いえいえ」
男は自分のカバンが隣席に座っていたサラリーマン風の男にもたれかかっていたことに気づき謝り、サラリーマンも会釈を返す。どこにでもいそうな七三分けの平凡そうな男だった。
続きは不定期連載な為来週以降となります。
なお冒頭で上げられた三社は
スペリオルアーマメンツ社=クレスト
クレッセント社=ミラージュ
AEI=キサラギ
みたいな感じです。
・レイヴン紹介
名称不明/オーガリーパー
主に暗殺や破壊工作を請け負うAEIの専属レイヴン。近接戦闘に長けており月光の一撃で何人ものレイヴンを屠ってきた。ACで縮地に近い真似ができる変態。どうやらサラリーマン風の姿をしており、日本に妻子を残して単身赴任しているようだ。
J・ファイター/アポカリプサー
チェーンガンを始めとして重武装の4脚ACアポカリプサーの大火力で敵を制圧するレイヴン。自らの殺戮を正義と信じて疑わない狂人であり、多数の人間を殺傷していた。ちなみに彼は地球の富裕層出身であり、一般的なアルカピアの反メガコーポ組織からも困惑と恐怖の目で見られていた。