ソードアート・オンライン~夢幻の戦鬼~   作:wing//

1 / 264
オリ主・ヒロイン・主要人物の設定やオリジナルスキルの詳細設定

※本編に関わるネタバレが多数含まれておりますので、最新話まで読み切ってから読まれることを推奨します(特にアリシゼーションに関しては武器に関するネタバレが多大に含まれておりますので、本当にご注意下さい!?)。

本編では書かない、裏設定もこちらに記載します




設定
キャラ設定


下記、ネタバレになります。閲覧にご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

フォン/音弥 蓮 

本作の主人公。メインウェポンは両手剣だが、全種類の武器が扱えるオールラウンダープレイヤー。

2006年9月9日生まれのO型(SAO世界軸において。本来は2001年生まれ)

(16歳(SAO時代)→18歳(フェアリィ・ダンス終盤)→19歳(アリシゼーション終了時)

 SAOの世界が小説である世界から迷い込んでしまった青年。VRMMOどころかゲーム経験自体が皆無だが、剣術の腕(全国優勝も狙えるのではと評価される程の剣の才能を持つ『天才少年』だったが、ある理由から大会に出場しなくなった)と高いマルチタスク処理能力、咄嗟の判断力に優れており、様々な装備を戦闘中に換装し、多種多様なソードスキルを使い分ける姿から『夢幻の戦鬼』の二つ名で呼ばれるようになる。

 ある日、学校帰りに偶然買った小説「ソードアート・オンライン」一巻を読んだあと、目を覚ませばSAOの世界に転入しており、当初は信じられなかったが、キリトやクライン、さらには茅場のアナウンスを聞いたことから、本当に自分が小説にあったデスゲームに巻き込まれたことを自覚する。そして、何故自分がSAOの世界に来てしまったのかを知るためにも、デスゲームを生き残る目的で前線プレイヤーとして闘うことを選ぶ。

 基本装備は攻防ともに自身にあった両手剣を装備しているが、全種類の武器を扱えるほどの器用さを持っていることから熟練度も全般的に上げており、50層到達までには全武器スキルの7割はカンストしていた。

 また、攻略のために新たなシステム外スキルや新スキルの開拓などを熱心に行っており、情報屋であるアルゴとは熱心に情報を交換する仲である。 スキルの総熟練度が高いことから、ユニークスキルである『幻想剣』を習得しており、フィールドボス戦を共にしたキリト(これには後々ユニークスキル『二刀流』を取得するのを知っていることからの打算もあって)、情報を集めてもらうためにアルゴにのみ当初は教えていた。

 アインクラッドでは、原作のキリトの動きを知っているため、第1層のボス戦・第74層のボス戦でキリトに助力している。また、圏内事件時、47層に現れた謎のダンジョンを攻略中に、ユウキと名乗る妖精と出会い、共にダンジョンを探索することになる。ボス戦では、二刀流と植物を操るボスに追い詰められるも、自身のピンチに加勢したユウキを救うために『幻想剣』を使い、ボスを倒す。ボス撃破後にユウキと再会の約束をするも、ダンジョン自体が消滅してしまい、後に別の形でその約束を果たすことになる。

 74層攻略後のキリトとヒースクリフの決闘からゲームクリアが近づいていることに焦り、ヒースクリフに互いの正体を打ち明けるも、ゲームをクリアすれば自身が消えてしまうかもしれないと言われ、絶望し動揺する。そのまま、答えが出ないまま時は進み、75層のボス攻略戦の日を迎えながらも迷っていたが、ボス戦前にキリトとアスナの会話を聞いたことから覚悟を決め、ボス戦後にキリトと共にヒースクリフの正体を暴いた。ヒースクリフとの一騎討ちでは、『幻想剣』で優位に立つも自分がイレギュラーであることを暴露され動揺、『神聖剣』の隠しスキルを使われ敗北する。しかし、頭に血が昇ったキリトを心意の状態によって導き、勝利をもたらした。

 

 フェアリィ・ダンスでは、最強のボス:グランドクエストの騎士長として、須郷によって世界樹に配置されていた。しかし、キリトの声に自我を見せるなどの反応が起きており、その後、世界樹の奥に来たキリトを半ば命令に従わされる形で攻撃し続けるも、キリトがマスターアカウントを掌握したことから自我が完全に戻り、支配から解放された。そして、キリトに最後のあいさつを済ませてログアウトする。

 だが、蓮が意識を取り戻すとそこは病院であり、現実世界においても、自身が「ソードアート・オンライン」の世界にいることを知り驚愕する。

 

 ファントム・バレッドでは、自身がいた世界とは異なるSAOの世界に慣れようと努力する中、菊岡から死銃事件について協力を求められ、キリトと共にGGOにコンバートすることになる。

 短時間で銃の戦闘に慣れ、盾と銃のカウンタースタイル、そして(本人は劇中気付くことはなかったが)ユニークスキルを偶然にも持っていたことも重なり、BoBを予選・本戦と順調に戦い抜いていく。キリトの後悔に関して自分なりのアドバイスを送り、自身は本戦で死銃の片割れと激戦を繰り広げ、勝利する。また、この頃から帰還者学校に通うためにマンションにて一人暮らしを始めている。

 

 キャリバーでは、剣道関係と実家の用事が重なり、ほとんど出番がない。

 

 マザーズ・ロザリオでは、キリトの後に『絶剣』ことユウキと戦い、途中から使用した幻想剣のスキルにより互角以上に戦う。OSS〈マザーズ・ロザリオ〉も大剣と片手剣のスキルコネクトで破り追い詰めるも、ユウキの言葉で彼女のことを思い出し、勝負が中途半端になってしまったことからワザと降参し、ユウキと再び戦うことを約束する。

 その後、ユウキからスリーピング・ナイツの事情を聞き助っ人を頼まれるも、自分よりも(全体指揮に慣れている)アスナを推薦する。その後、アスナがスリーピング・ナイツに加入したことを聞き、ユウキたちをサポートする側に回ることに。

 大型ギルドとの衝突では、キリトたちともに奮闘。幻想剣をフルに活用し、レイドパーティを壊滅させる。その後、自分とアスナとの関係に悩み、姿を消したユウキの真実と心情を理解した上で、活を入れ本音を引き出す。また、逆にユウキのアドバイスを受け、関係に悩んでいた両親とも仲を寄り戻している。

 ALO統一デェエルトーナメントでは、ブロック決勝でキリトと激突…幻想剣と二刀流の直接対決になる。序盤は一進一退の攻防を繰り広げるが、OSSとして二刀流のソードスキルを完成させていたキリトの猛攻を受ける。最終的には二刀流ソードスキルとスキルコネクトのぶつけ合いとなり、追い詰められるも、防具に隠していた手甲でキリトの武器を(戦闘当初からそれを狙っていたこともあり)破壊し、逆転勝利を収めた。

 決勝戦では、大剣と片手剣の二刀流でユウキと戦う。完全に互角の戦いを繰り広げるも、咄嗟のフェイントにより大幅に体力を削られてしまい追い詰められる。しかし、これまで明かしていなかった幻想剣のOSSで巻き返し、<マザーズ・ロザリオ>を破り優勝する。そのまま優勝した約束とのことで、大勢のALOプレイヤーの前でユウキに告白し、付き合うことになる。更には、両親の協力もあり、ユウキが退院した際に同居を始める。

 

 オーディナル・スケールではキリトと同じ片手剣を使用し、イベントボスとの激闘を繰り広げる。小隊での指揮能力やリアルで剣道をやっていた経験から、キリトと違い序盤からオーディナル・スケールの戦闘で実力を発揮していた。

 エイジ・カレット兄弟との最終決戦では、カレットの剣戟と言葉に押されながらも過去しか見ていない彼らの主張にブチ切れ、その剣戟を押し返す勢いでカレットを撃破する。その後、ユウキたちと共にSAOサーバーにて100層ボスと激戦を繰り広げ、スキルチェインで連続発動した幻想剣ソードスキルを、キリトの〈スターバースト・ストリーム〉と同時に放ちボスを撃破、現実世界でのイベントボスをも一掃し、事件の解決に貢献する。

 

 アリシゼーションでは、テストダイバーとしてUWにダイブし幼少期を共にダイブしたキリト、ユージオとアリスの四人で過ごすも、再度UWにダイブしてからしばらくするまでフラクトライトの記憶ロックによりそのことを忘れていた。

 和人がデス・ガン残党の襲撃を受け、菊岡の言動に疑惑を持ったことでプロジェクト・アリシゼーションの一部を知ることとなった。菊岡に不信を持ったことから危険を承知で和人と共にSTLでUWへとダイブすることを決意する。

 UW時に現実世界の記憶が残っていること、そして、何故か所持していた謎の大剣に疑問を持ちながらも、キリトと合流したフォンはユージオと再会する。

 ルーリッドの村から無事にセントリア修剣学院に2年を掛けて辿り着き、上級修剣士時には主席修剣士として過ごすも、傍付きのマーベルやティーゼたちを狙ったライオスたちの姦計に嵌り、ウンベールを殺害寸前まで追い詰めるなど禁忌目録を犯してしまい、セントラル・カセドラルへとキリト・ユージオと共に連行されてしまう。

 牢獄からの脱獄後、待ち受けていたエルドリエをキリト・ユージオと協力し撃破するも、デュソルバートの強襲を受け一旦退散、カーディナルの手引きでカセドラルの中でも閉鎖された空間である大図書室へと退避し難を逃れる。

 カーディナルからアリシゼーション計画の最終フェーズである人界とダークテリトリーの戦争のことを聞かされ、ラースの面々へと怒りを露わにする。そして、打倒アドミニストレータを目的にカーディナルとの協力体制を結ぶことになった。

 デュソルバートとの戦闘の最中、大剣の力の一つである妙技…大剣が様々な武器に変換する武装変換術(アームズオーダー)を発動し、ファナティオ一行、イーディスと整合騎士たちを次々と退けていくも、大剣の代償として頭痛に襲われるなど反動に苦しむ。

 更には、(大剣の記憶が不明なため、記憶開放術に関してはカーディナルから使用禁止の警告を受けるなどの制約がありながらも)整合騎士と化したユージオ戦においては、反動度外視で大剣の力を無理矢理開放するなど、なんとかアドミニストレータのところに辿り着くも、ソード・ゴーレムに為す術もなく完敗…シャーロットの犠牲により、カーディナルが参戦するも、ソード・ゴーレムの正体を知った彼女が抵抗することができなくなり、アドミニストレータに殺害される…という一つの可能性を大剣の力で幻視、その未来を変えるべく、カーディナルの制止を振り切り記憶開放術を発動…完全開放された大剣…映現世の剣の尋常ではない力でソード・ゴーレムを撃破、フラクトライトと分離を実現する。

 しかし、想定外の力の解放に五感のほとんどを一時的に失ってしまい、アドミニストレータの猛攻に瀕死寸前まで追い詰められるも、キリトの介入によって難を逃れる。そして、ダメージからなんとか立ち直ったことで、キリトの二刀流と自身の変幻自在な武装変化攻撃での連携により、アドミニストレータを互角以上に渡り合い、致命傷を負わせることに成功する。

 だが、映現世の剣の影響でいくつかの事実(後述参照)を認識してしまい、どこか情緒不安定な状態になってしまう。そこにオーシャン・タートル襲撃による影響でフラクトライトにダメージを受けてしまう。

 

 WoU編以降…ルーリッド編まで意識を失ってしまっていた。ルーリッドにて、意識が覚醒するものの、SAO以降の記憶を失ってしまっており、性格や言動まで多少の変化が見受けられている。しかし、ユージオ曰く本質事態は大きく変わっていないとのことで、自身の在り方に悩むアリスや自分の気持ちから逃げ続けているユージオに、嫌な役に回りながら発破をかけるなどぶっきらぼうではあるが気には掛けている。

ユウキとの再会時に不自然な言葉を零し、ユウキを強く拒絶するような態度を取ってしまい、未だに記憶が戻る気配がない一方で、自身を再度犠牲にしようとしたカーディナルの救援に、無謀と知りながら向かうなど、記憶を失う依然の行動に出るなど何かしらの痕跡は残っている模様。

 以上のこともあり、フォン自身は失った記憶を取り戻したくないと思っているのではないかと現状推測されている。

 

 

(以下、壮絶なるネタバレになります!)

 

 

 

 

 

 

【お前が…この世界で生きようとすること自体が…間違いだったんだよ…………そうだろ……俺…?】

 

 記憶喪失になっていた最大の原因…それは、自分がいるこの世界が「ソードアート・オンライン」の世界軸におけるパラレルワールドであること、そして、それを理解してしまったがために、『この世界に元々いたであろう音弥蓮の人生を奪ってしまった』という罪悪感から自身を守るためだったことが終盤で明らかに。

 比嘉達ラースの面々により、ユウキとSTLを介してのフラクトライトの接続で再覚醒が図られるも、その罪悪感から、ユウキとの深い絆、キリトたちとの思い出、これまでの出来事全てが逆に刃となって更にフォンを追い詰める形となってしまい、自身の罪悪感から生み出した『影の人格』に上述の台詞を言い渡されてしまい、絶望の淵に完全に沈んでしまう。

 しかし、映現世の剣の力で、自身のフラクトライトに残留していた『この世界の音弥蓮』の言葉から、「確かに奪ってしまったことも事実だが、ここまでの道を切り開いてきたのもまた自身だったからこそ」という事実に気付き、託されたものも償えない罪もどちらも背負うことを決めたことで、ようやく復活することができた。

 そこからは、ユウキを追い詰めていたリッパーを(数か月闘っていなかったブランクをものともせず)限界以上の力を引き出すことができるようになった映現世の剣で圧倒、ほとんど反撃を許すことなく撃破した上、シノンに止めを刺そうとしていたサトライザーを妨害することで一矢報いている。

 その後、窮地に陥っていたカーディナルやアスナたちの救援に駆け付け、PoHの深化をしていく友切包丁の心意によって予想外の反撃を受けるも、キリト復活までの時間を稼ぐことに成功した。

 そして、ユージオとアリス救援のためにキリトとアスナを行かせ、自身はPoHとの一騎打ちに挑むことに。武装変換術での多彩な攻撃と、友切包丁の尋常ではない能力がぶつかり合う一進一退の攻防を繰り広げ、最終的には心意を無効化する霊装心刀『雷ノ焔』で、複数の最上位『幻想剣』ソードスキルを繰り出し、映現世の剣と自身の心意の全てを織り交ぜた大技で、友切包丁を武器破壊、瀕死と化したPoHを再ログインできないようにするため、生き地獄に等しい精神世界の牢獄(武装変換術で呼び出した武器でのフラクトライトへの直接攻撃)に閉じ込め、限界加速フェーズとUWの脱出時間が迫っていることを知らされ、カーディナルたちUWの面々と別れの挨拶をして、ユージオたちと合流。

 ガブリエルと闘っているキリトが既にログアウトするのを諦めていることに、200年もの間、キリトだけを残していくわけにはいかないと自身も残ろうとするも、その行動を読んでいたアスナに代わられる形で、ユウキと共に現実世界へと帰還することとなった。

 帰還後、記憶を封じていた真実をユウキに打ち明け、本気で怒られたことでようやく自身の弱さを本当の意味で受け入れられるようになっていき、両親に対して「フラクトライトとリアルワールドの架け橋になりたい」という夢を見つけたことから、法学関係の道に進むことを伝えた。

 一方で、復活後からその危険性を感じていた映現世の剣のデータのサルベージを比嘉に依頼するにあたって、自身の秘密を打ち明ける。が、サルベージ自体は成功したものの、事故で剣を封印していたカーディナルのフラクトライトまでもが現実世界にきてしまい、ユウキの提案で自宅に彼女を引き取ることになったわけで…

 

 後日談にて、和人の協力の下、PC環境を一新するなどカーディナルを出迎える準備を終え、新しい生活を始めることになる。カーディナルの異変に気付くなど、実は薄々とカーディナルからの好意にも気付いており、ユウキとの関係とで悩み、中途半端な距離間を取っていたこともあり、カーディナルを傷つけてしまう。 

 そこで、前々よりカーディナルとの関係について覚悟を決めていたユウキの妥協案を受け、再度話し合いの場に向かい、彼女が背負っていた本当の重荷を理解した上で、自身の責任に転換させる形でカーディナルの想いを受け止めることを告げ、まさかのハーレムを持つことになる。

 ALOのログハウスでも三人での同居を開始し、恐ろしいほどに意思疎通が取れる想い人二人に翻弄されながらも楽しく過ごすことになった。

 

 本来、あり得ない1万1人目のSAOのプレイヤーである。デスゲーム当初は困惑していたが、持ち前の剣技と冷静な性格で徐々に頭角を顕にしていった。

 新生ALOでは、種族はレプラコーン(工匠妖精)を選択しており、唯一ユニークスキルを引き継いでいるが、非常時・本気の戦闘以外には使用しないようにしている。また、新生ALOでは、鍛冶・装飾屋『ファントム・クラウド』を営んでおり、そのクオリティと独創的なデザインから大人気である。

 WoU終盤においての活躍から、自他ともに「そろそろ本当に人間をやめようとしているのでは?」という疑念が沸き上がり、事件終息後は火消しに回ることになった。

 基本冷静な性格で、キリトたちに振りまわされるツッコミ役兼苦労人。ただし、ユウキ関連になると、無自覚でポンコツになる面も存在する。

 また、人の命・権利を踏みにじるような行為を嫌い、逆鱗に触れると普段とはうって変わって怒りの表情を見せるため、キリト以上に容赦のない行動に出ることも多い。しかし、一方的すぎる怒りをぶつけてしまう時もあり、UWでは行き過ぎた行動が時折見受けられるようになっていた。

 これは幼少期から『周りの期待に応えなければいけない・自分にできることはしなければならない』という思い込みから生まれた悪癖が原因。詳細は割愛するが、自分を大切にできない自己犠牲が過ぎる精神はここから由来しており、器用な性格・趣向が悪い方向にも働いた結果でもある。そこに小学生時代のトラウマが重なり、『自分は間違えてはいけない・正しいことをしなければならない』という歪な部分が形成されてしまい、他人のことであれば上記のように激怒するも、自身の為にブチギレるということがなくなってしまう=主人公気質を無意識のうちに作り上げてしまった結果になったわけである。

 もっとも復活後は、その辺りのことをしっかりと認識したのと、自身を受け入れてくれたユウキの存在もあって少しずつではあるが改善されつつあり、激怒することはあっても一定の冷静さが残っていることが多くなった。(尚更、性質が悪いとも言えるが…)

 

 

ユウキ/紺野 木綿季 

本作のメインヒロイン。14歳→15歳(アリシゼーション終了時)

同病院に入院していたフォンのメディキュボイドに影響され、SAOに混線したことで、フォンと運命的な出会いをした。

 

原作同様、HIVキャリアだったが、SAO開始の少し前に特効薬が完成し、その薬を服用することを承諾する。同時に、最悪の結果を想定し、メディキュボイドでの運用を開始する。

 

 SAOに巻き込まれた時には、ダンジョンのナビゲーター役として、光の集合体…妖精アバターの姿をしていた。この時、共闘したフォンと再会の約束をするも、ダンジョンの消滅と共に、SAOに入ることができなくなり、叶わなくなる。そして、SAOクリアの数日前に特効薬の効果でHIVが消滅し、根治する。そこから日常生活への復帰と経過観察を兼ねたリハビリを開始する。

 だが、フォンとの約束はずっと覚えており、ALOから解放され、病院をうろついていた蓮と偶然出会った時には、そのことを確かめようとするも、リハビリが途中の自身の状態では、何もできないと思い、その思いを胸に秘め、また蓮と再会できることを予感しながら別れる。

 

 マザーズ・ロザリオ編:助っ人を探す目的で行なったデュエルでフォンと再会する。最初は、互いに気付いていなかったが、ユウキが装備からフォンのことに気付き、ユウキの言葉でフォンもユウキのことを思い出す。

 1パーティでのボス攻略達成後、自身が、スリーピングナイツのメンバーのことを忘れ、楽しんでしまっていると思い込んでしまい、嫌悪感からALOから姿を消してしまう。しかし、和人の助言で現実世界で自身に会いに来た蓮と明日奈に、倉橋と共に、自身の真実を打ち明ける。だが、ALOでの独白時に、自身の本音を隠そうとしていることをフォンに見抜かれ、デュエルの末、その思いを爆発させる。

 ALO統一デュエルトーナメントでは、ブロック決勝でアスナを下し、フォンと本決勝で戦う。剣戟・ソードスキルの打ち合いの末、フェイントでの不意を突いた攻撃で、優位に立つ。だが、フォンの最後の隠し玉であるOSSでの反撃により、〈マザーズ・ロザリオ〉を破られ、敗北する。その後、フォンから告白され、これまでのフォンの行動力を思い出し、その告白に応え、恋人同士になる。

 フォンから、自身が別世界の住人であることを告白された時にも、普段弱さを見せない彼の支えとして、フォンのことを受け入れた。

 退院後、蓮と同居しており、自身が相続した家も、蓮と蓮と父親のおかけで、手放さないで済むようになった。

 

 アリシゼーションでは、シノンの依頼を受けたことでGGOデビューを果たす。(装備は防具はレンタルで、メイン武器の光剣はシノン協力のもとでフォンが資金を稼いで購入したものである)

 その後、和人が意識不明の状態になった後、蓮の様子がおかしかったことから、蓮の失踪にいち早く気付いた。そして、明日奈と共に蓮たちの跡を追い、神代凛子の協力を経て、オーシャン・タートルへとたどり着く。

 しかし、オーシャン・タートルがアメリカの特殊部隊による襲撃を受け、UWだけでなく、フラクトライトにダメージを負ったフォンたちに危機が迫っていることを知り、アスナと共にUWへと凍結されていた第5のスーパーアカウント『月夜神ルナリス』を使ってのダイブを決意する。 

 ダイブ直後、ユージオたちが暗黒騎士の一団に襲われているところに遭遇し、アスナの助力もあり、暗黒騎士アバターを使用していたあるプレイヤーの撃退に成功している。

 その後、フォンの記憶喪失のことを知り、ショックを受けると共にカーディナルとの邂逅を果たす。彼女の秘めたる想いを知り、その姿に何かを思うことがあったようで…終盤の脱出直前にもう一度そのことを持ち出すも、やはりカーディナルは同じ反応を返したことで、ユウキもそれ以上は何も言えなくなってしまった。

 終盤で特殊軍の一人でUWへと『死霊人形師』のアカウントでダイブしてきたリッパーの奇襲を受け、フォンを誘拐される。追撃のために戦線を一人離脱し、ルナリスの力と自身の地力で圧倒するも、フォンを人質に取られてしまい、形勢が逆転…呪いを全身に浴びせられ、斃れかけてしまう。しかし、(自身のフラクトライトに記憶としてあった)姉:ランの残留思念に支えられる形で、最後の力で奮起…心意により、OSS<マザーズ・ロザリオ>を放ち、なんとかフォンを解放するも、(死霊人形師のあるカラクリにより)生き残っていたリッパーに止めを刺されそうになるが、間一髪のところでフォンが復活したことで窮地を脱している。

 その後は、フォンとPoHが死闘を繰り広げる最中、(STLを通してフォンとフラクトライトが繋がっていたのが要因で)映現世の剣の本質の一端を垣間見て、フォンが勝つことを信じ、その行く末を最後まで見守っていた。

 現実世界に帰還後、アスナまでもがアンダーワールドに残った事を自分のせいだと責めてしまい塞ぎ込むも、フォンの言葉を受けたことで少しだけ持ち直し、逆にフォンの「自分はここにいるべきじゃなかった」という記憶喪失の真実を打ち明けた際の発言を元に本気で叱責し、改めて背負っているものを一緒に背負うと告げ、絆を更に深めた。

 今回の一件で菊岡に対し不信感が強く芽生えてしまい、態度に棘が出るようになるなど苦手意識を持ってしまった一方で、現実世界にやってきてしまったカーディナルを迷うことなく受け入れようとフォンに進言するといった行動にも出て、二人を驚かせていた。

 

 後日談にて、カーディナルことカナデを快く受け入れており、不審な行動に出だしたカナデに、『フォンがいつかいなくなってしまうのではないか』『フォンを繋ぎとめる人になってほしい』と不安と本音を打ち明け、カナデとの関係に悩むフォンにある条件付きの妥協案を提案したことで、カナデとも付き合えるように尽力した。

 カナデの真意や人柄を知ってからそれなり時間が経っていることもあり、カナデとの関係は良好。むしろ、なかなか手を出さないフォンに二人揃って揶揄う程に意気投合している。

 

 当初、使っていた片手剣『マクアフィテル』はフォンとの二度目のデュエルで破損してしまい、現在はフォンが作りだしてしまったユニークウェポン『女神の剣 イシスフィテル』を愛用している。

 現実世界の容姿は、カチューシャを着け、髪の長さは肩までのミドルショート。現在伸ばしている最中だったが、オーシャン・タートル潜入時に変装のために再度髪を短く切った(ちなみに、カットは明日奈にしてもらった)。

 ALOでは、インプ(闇妖精)のアバターを使用している。

 UWでは、アンダーワールドのプロトタイプ時に使用されていた、今は凍結されていた第5のスーパーアカウントである『月夜神ルナリス』を用いて、アスナと共に戦場に降り立った。

 

 

カーディナル/カナデ(ALOでのアバターネーム)

 UWでフォンが出会った大図書室の司書。その正体はUWのカーディナルシステムのサブプロセス。打倒アドミニストレータを目的にフォンたちと共闘体制を取る。

 原作ではアドミニストレータの策略により、死亡してしまう筈だったが、その可能性の未来を幻視したフォンが介入したことで大きく運命が変わった。

 WoU編のヒロイン。記憶を失う直前のフォンの言葉を受け再起、ベルクーリを通して人界軍を纏め上げ、来たるダークテリトリーの侵略に立ち向かおうとする。

 記憶を失ったフォン、心神喪失に陥ったキリトに自身が何もすることができず、フォンの態度に一抹の寂しさを覚えるなど、心境の変化が大きく見られるようになっており、ユージオたちにUW・キリトたちの真実を告げるなどの行動にも出るようになった。

 一方で、最高司祭の名を背負ったこともあり、自身を犠牲にしてでもという体制には更なる拍車が掛かってしまっており、人界軍の後方部隊が危機に陥った際には一人での足止めを買って出るといった行動にも出てしまっていた。

 しかし、元々は『秩序の維持を目的とした』カーディナルシステムのサブ・プロセスである彼女には、UW全ての命を奪うことができず(その際には右目の封印〈コード871〉が発動してしまう)、窮地に陥ってしまうも、記憶を失いながらも再度自身を助けに来たフォンの姿に、彼への想いに気付き、イレギュラーな立場でありながら、右目の封印を破り、アドミニストレータでさえ困難としていた複数の最上級神聖術を無詠唱・高速発動し、ダークテリトリーの一団を壊滅させることに成功する。

 その後、右目の封印を破った反動でしばらく意識を失っていたが、ユウキとアスナがUWへと降り立ったタイミングで意識を取り戻した。その後、フォンの現状を説明し、ユウキに殴られるような言動をわざとするも、自身の真意を見抜いたユウキがそれをよしとせず、和解することになる。また、ユウキの態度からフォンとユウキが恋仲であることを察し、自身もフォンに好意を持っていることを伝えるも、それをフォン自身には告げる気はないのだと話す。 

 WoU編終盤では、助力してくれたアスナやリズたちコンバート軍との(人界軍の中でもっとも事情に精通していることもあり)渡し役や指揮官でありながら戦線の維持のために前に出るなど活躍するも、圧倒的な物量で攻めてくる外国コンバートプレイヤーたちに追い詰められてしまう。しかし、ギリギリのタイミングで復活したフォン、キリトの活躍で窮地を脱する。

 戦争終結後は、管理プログラムである自分が必要以上にUWに関わるべきではないと(戦争以前から)考えていたこともあり、後のことをキリトたちに託し、自身は使い手がいなくなってしまった映現世の剣を人の手から遠ざけることをも同時に行う為、セントラル・カセドラルの96階にて眠りに就いていた。

 そのことを(記憶を消す直前に)星王キリトから聞かされていたフォンが(自身のエゴだとは分かっていても)封印の人柱から解放したい(映現世の剣のデータが危険すぎる為、UWに放置しておけないという理由もあったが)とのことで、剣のデータのサルベージを行った際、封印のために同調していたことが原因で、彼女のフラクトライトまでもが現実世界に渡ってしまうという事態が発生…再びUWに戻すことも困難だったため、ユウキの提案でフォンたちに一緒に住むことになり…

 

 後日談にて、フォンやユイの協力の下、現実世界での生活にも慣れてきた頃、自身が今の生活や幸せを享受していることに罪悪感を抱いてしまったことから、危険なダンジョンに挑むという暴挙に出ることが多くなった。

 これは、200年という長い時代、(事情が事情だったとはいえ)傍観者としてUWの歪みを見ていることしかしなかったこと、自身に最期まで貢献していたシャーロットへの罪悪感が原因であり、そこにフォンへの恋心が重なり、自身でもコントロールできないまでに荒れ狂ってしまっていた。

 一度はフォンを拒絶するも、自身の行動が『シャーロットのために、美しい景色が見れる墓にふさわしい場所を探そうとしている』ことだと気づいたフォンに、背負っていた全てをぶちまけ、それを理解した上で自分の好意までもを受け止めると宣言したフォン、無茶苦茶な癖に自分を否定せずに認めてくれたユウキの妥協案に、想いの丈を告白し、フォンと恋人関係になる。

 普段は通称「のじゃ口調」だが、フォンだけに甘える時には女の子らしい「わたし口調」になるなど、背負っていた荷を降ろせた分、感情豊かな一面が見えるようになっている。

 ALOでは猫妖精族アバターを選択し、フォンたちの中では希少な純魔法ディーラー兼バッファーを担っており、魔法を兼用せざるを得なかったアスナやリーファからは物凄く歓迎されることになる。

 

 

フィリア/???

SAO時代、フォンが突如として飛ばされ迷い込んだ『ホロウ・エリア』にて出会ったオレンジプレイヤーの少女。メインウェポンはソードブレイカータイプの短剣。

成り行きでフォンと共闘し、共に行動することになったのだが…?

 

 

キリト/桐ヶ谷 和人 

原作主人公。メインウェポンは片手剣・二刀流。

 『黒の剣士』の異名を持ち、その反射神経はSAOの中でもトップクラスのレベルであり、ALOやGGOでは魔法や(システムアシストがあるとはいえ)弾丸を切ったりしてしまう程。

 フォンとはSAO初期から共に戦い続けた戦友であり、数少ないフォンの真実を知る人物の一人。一方で見事なフラグ建築にフォンからツッコミやお小言を頂くのがどんどんとお約束になってきていたりする程、その信頼は固いものである(しかし、後述のようにこの関係がキリトの心に影を差しており…)。

 また、原作の相違点として、

・ALOで二刀流ソードスキルをOSSとして登録していること 

・フォンの介入により、死亡キャラが生存していることから、精神面での負担は減っているが、フォン自身の真実を知った時には、それを知らずに接していたことに負い目を感じていること

・スキルコネクトの最大連撃数が4→7にレベルアップしてる(フォンとの地獄の特訓の成果)

が挙げられる。

 

 アリシゼーションでは、原作同様にデス・ガン残党の襲撃を受け、意識不明の重体となってしまい、菊岡の策によりUWへとダイブすることになる。フォン・ユージオと共に2年をUWで過ごし、セントラル・カセドラルにて激戦を繰り広げることになる。

 フォンとの連携により、アドミニストレータを討つ寸前にまで追い詰めることに成功する…しかし、フォンと共にフラクトライトへ甚大なダメージを受けてしまい、心神喪失の状態になってしまう。

 

 WoU編では、原作同様に終盤まで心神喪失の状態に陥ってしまうが、復活したフォンの姿を目にした時に今までになかった反応を見せ、比嘉達ラースの面々によるSTLを介して、アスナ・シノン・リーファ・フォン…そして、予定にはなかったユージオのフラクトライトを接続しての再覚醒が図られ…

 キリトが自我を失った最大の理由は『フォンとの絆』そのものであったことが精神世界の描写にて発覚。長年独りであったキリトにとって、SAO序盤から背中を預けて戦い抜いてきたフォンの存在は、アスナとはまた違った意味での深い信頼を持っていたのに対し、それとは別に自身ができないこと・やれないことをしてみせるフォンに、憧れに近い劣等感(自分ではフォンに敵わない、頼ってもらえない)を覚えていた為に、フォンが秘密を抱えながらそれを隠していたこと、一番近くにいた筈の自分が心情含めて気付けてなかったこと、ヒースクリフに止めを刺されたことがトラウマになっていたことが判明。(実はこの点は、リーファの視点で描写されたフェアリィ・ダンス編の台詞においても示唆されていた)

 ユージオたちを含めた出来事も、フォンの活躍・犠牲があってこそのことであり、自身は何もできていない・誰も救えていないという罪悪感から、自身のフラクトライトを負のイメージで傷つけてしまったのが真相だった。しかし、フラクトライトを通して感じたアスナたちの想いを拒絶しようとした時、フォンとユージオの「キリトが隣に…友としていてくれたから自分たちも闘えた」のだという、罪悪感を否定する言葉を貰い、ようやく自分自身を赦すことができたことで意識を取り戻し、PoHに追い詰められていたフォンを救うという、これ以上ない程のタイミングで復活を遂げた。

 復活後は、PoHの足止め・決着を着けることを申し出たフォンから、ガブリエルがユージオとアリスを狙っていることを知らされ、(キリト自身のスペックを最大限に活かせるようにと)星薔薇の剣を託され、アスナと共に二人の救援へと向かう。ガブリエル戦では、底知れない力を発揮してくるガブリエルに終始圧倒されるも、起死回生の一撃として、夜空の剣・星薔薇の剣の記憶開放術で『アンダーワールドに存在する人々の心意』を集結し、剣に宿した<心意版スターバースト・ストリーム>を、そして、二人の心意に応える形で飛来した天日剣・青薔薇の剣との合同技でガブリエルを打ち倒すことに成功する。

 その後、ログアウトせずにUWに残ったアスナから事の経緯を聞き、フォンとユージオが残した映現世の剣・青薔薇の剣を回収し、(UW時間軸において)200年という時間の中、UWの平定・発展に尽力し、約一か月の昏睡状態を経て、現実世界においてアスナと共に意識を取り戻した。(その際、星王キリトとして、フォンにはカーディナルが映現世の剣の封印を担ったこと、ユージオ、アリスには、セルカがセントラル・カセドラルで二人を待ち続けることを選んだことを告げている)

 

 

アスナ/結城 明日奈 

原作ヒロイン。メインウェポンは細剣。 

 『閃光』と評される程の剣裁きを放つトッププレイヤーの一人。フォンとは紆余曲折あった末、主婦仲間(?)であり、背中を任せられる戦友となる。

 ユウキに色々と吹き込んでは(本人は一応善意のつもりだが)、フォンに制裁を受けていたりする。マザーズ・ロザリオ編では、自身とフォンの立場がよく似ていることに驚いていたりした。

 原作のように、アリシゼーションでは、ユウキと共にオーシャン・タートルへと潜入し、菊岡からアリシゼーション計画の一端を聞かされることになる。

そして、WoU編にて、スーパーアカウント01『創世神ステイシア』でユウキと共にUWへダイブし、ユージオたちを救援する形で降り立った。

 ユウキとフォンの存在があったことで、一番WoU編で出番を食われることになった(そのポジションであったリーファが原作同様の活躍をしているため、尚更目立つという)…と思ったが、キリトのことを置いてはいけないと考えていたフォンの思考を読み、ユウキの心情を理解していたからこそ、フォンの行動を制止し、代わりにUWへと残ったことで、キリトと共に200年をUWで過ごすことになった。

 

 

シリカ/綾野 珪子 

『竜遣い』と呼ばれるビーストテイマー。メインウェポンは短剣。

 使い魔であるピナとは固い絆で結ばれており、ピナを喪い、自身も命の危機に立たされたところをフォンとキリトに助けられたことで縁を持つことになった。

キリトに好意を抱いており、フォンに対しては兄に近い親近感を持っている。年が近く、帰還者学校でもクラスが同じの木綿季とも仲が良い。

 ALOでは猫妖精アバターを使っており、SAOと同じくビーストテイマーとしての能力をメインに発揮するデバファー兼サブディーラーを担当。アリシゼーションではシノンの依頼で、コンバートによるGGOデビューを果たした。

 

リズベット/篠崎 里香 

「リズベット武具店」という鍛冶屋を営むマスタースミスの少女。メインウェポンは片手棍。

 シリカと共に素材の相談に訪れたフォンに勘違いでメイスの一撃を叩き込むという衝撃的な出会いをしている(理由はアスナをデュエルで泣かしたため)。

 誤解が解けた後は同じ鍛冶師として、フォンと鍛冶談義を交わすことが多くなる。キリトへと好意を抱いているものの、親友のアスナを思って一歩身を引いている…が、完全に諦めているわけではないので、シリカと共にフォンの胃痛の原因となっていたりする。(WoU編終盤では完全に宣言している)

 WoU編中盤にて、ALOプレイヤーへの演説の際、以前にフォンに掛けられた言葉と、キリトたちや彼らが守ろうとしているものへの想いから、折れることなく自身の心の言葉を吐露し、コンバート軍が結成のための橋掛かりとして活躍した(彼女のこの動きで、アルゴたちがその姿を他のVRMMOにも伝えたことで、原作よりも少し多くコンバート軍の人数が増え、原作にはいなかった面々が参戦することにもなった)

 

 

ユイ 

キリト・アスナの娘で、本来はSAOにおけるカウンセリング用AIの少女。

 本作では、物語がフォン視点で進むため、フォンは一方的にその存在を知っていたが、互いに知り合ったのはフェアリィ・ダンス編が終わった直後だったりする。

マザーズ・ロザリオ編から本格的に登場するようになる。

 WoU編では原作同様にアスナたちの危機をリーファやリズたちに伝えたことで、残りのスーパーアカウントである二女神たちやコンバート軍が参戦するきっかけを作った。現実世界にやってきてしまったカーディナルには、(前々から憧れがあったのか)お姉ちゃんポジとして色々教えようと気合が入りまくっている(フォン曰く、年齢が逆転している姉妹、というなんとも複雑な関係)

 

 

クライン/壷井 遼太郎 

ギルド『風林火山』のリーダーを務める男性。メインウェポンは刀。

 風貌が野武士のような顔立ちで、服装・装備も和風のものを好む。女好きでだらしない面も多いが、義理堅い面を持つ好青年で、フォン・キリトたちの兄貴分として彼らを気にかけている。

 フォンにはタメ口で話すように言うなど(リアルネームで話す時にはフォンも敬語を使っている)、距離感は近く、フォンも本心では頼りになる大人だと感じている。が、本作だとトラブルの原因になることも多々あったりする。

 WoU編にて、UWへのアカウントコンバートを巡るALO内での取りまとめを巡り、ユージーンと決闘、魔剣グラムの能力に窮地に陥るも、フォンの助言を思い出したことで逆転での辛勝を収め、説得のきっかけを作り出した。

 

 

エギル/アンドリュー・ギルバート・ミルズ

180㎝近い身長にスキンヘッドが特徴のアフリカ系アメリカ人。メインウェポンは両手斧。

 故買屋を経営し、リアルでもカフェバー「ダイシー・カフェ」を営んでいる。クライン共に頼りになる大人の一人で、フォンが唯一相談を持ち掛けている人物だったりする(既婚者であり、人生の先輩として豊富な経験を持っていることで自然と相談してしまうらしい)。

 ちなみに、フォンのアルバイト先もエギルのお店である。受験に伴い、バイトを辞めることをUWから帰還後にフォンから告げられるも、大学入学後にまた再開してもいいという形で快く承諾したという裏話が存在する。

 

 

リーファ/桐ヶ谷 直葉 

フェアリィ・ダンス編のヒロイン…なのだが、本作ではバッサリと出番がカットされてしまっている不憫なヒロイン。その分、マザーズ・ロザリオ編からの登場は多くなっていたりする。メインウェポンは長刀。

 キリトとは血の繋がっていない義妹であり、(小説第1巻しか読んでいないため、原作知識がアインクラッドの一部までだったこともあり)ALO以降の話を知らなかったフォンはSAOで話に聞いていただけの知識しか持っていなかった。兄の知り合いで、数少ない男友達(かつ年が一番近い)こともあって、キリトやアスナに聞きにくいこと(SAOでの話など)をフォンに尋ねるなどしている。

 WoU編では、原作同様にスーパーアカウント『地母神テラリア』を使い、UWへとダイブ。不具合(ダイブに使用したSTL8号機の設定が不十分だったせい)で一人孤立するも、オーク族の長であるリルピリンの信頼を勝ち取る、リルピリンたちを家畜としてしか見ない暗黒術士長ディーを討ち取る、シェータとイスカーンら拳闘士たちの救援に駆け付けるなど、(本作での不遇っぷりを晴らすかのように)活躍する。一方で、彼女視点でのフェアリィ・ダンス編でのキリトの姿が簡単ながら描かれ、意外なことが明らかになる。

 

 

シノン/朝田 詩乃 

ファントム・バレット編のヒロイン。メインウェポンは対物ライフル(GGO)・弓(ALO)。

 GGOにて、死銃の調査に来ていたキリト・フォンと共闘し、短い期間ながら背中を預けられる仲間となった。

 キリトに対して随所でアプローチを掛けるなど、他のヒロインたちよりも行動に出ることが多い(もちろんその度にフォンが頭痛を抱えていたりするのはお約束)。

 弓・ライフル共に長距離狙撃を得意とするスナイパーであり、メンバーの中でも冷静なため、フォンが何かをやらかした時は彼女がツッコミに回ることが多い。

 WoU編では、原作同様にスーパーアカウント『太陽神ソルス』を使い、コンバートプレイヤーに包囲され掛かっていたアスナたちを救援する形でUWに降り立つ。しかし、降臨直後にリッパーの強襲を受けたことで、フォンが攫われてしまう事態に…その後は、アスナの頼みで、ユージオたちの方へと救援に向かい、再びサトライザーのアバターをコンバートしてきたガブリエルと壮絶な射撃戦を繰り広げる。瀕死になりつつも、サトライザーの半身を吹き飛ばしかけるダメージを与えることに成功するが、ユージオに一矢報いられた件も重なり止めを刺されそうになる。しかし直前に復活したフォンが事態に気づき、介入したことで難を逃れた。

 

 

ユージオ 

 UWにダイブしたフォンとキリトが最初に出会った世界の住人。アリシゼーション編のもう一人の主人公。メインウェポンは片手剣。

 フォン、キリトと幼少期を共に過ごすも、その記憶は本人には残っていない・・・はずだが、北の洞窟での一件で何かを思い出したようで・・・?

 フォンたちのおかげで『ギガスシダーを切り倒す』という天職を終えたことで、過去に禁忌を犯したことで連れ去れてしまった幼馴染のアリスを探すために央都へと向かうことになる。

 禁忌目録を破った後から前向きな行動も見え始め、感情的に動きやすくもなっていることからフォン・キリトからはユージオ自身も『A.L.I.C.E.』に覚醒しているのではないかと推測されている。

 キリトからは〈アインクラッド流剣術〉を、フォンからは試合に基づいた実践訓練を受け、その実力・才能を徐々に露わにし、32番目の整合騎士として、フォンと対峙した際には秘奥義と神聖術の混合戦法、3連続でのスキルチェイン、青薔薇の剣の武装完全支配術を自在に操るなど、相対したフォンを一度は敗北寸前までに追い詰めたほど。

 WoU編では、主人公の一人として、UW視点での語り部を担う。

騎士であるアリスとの立ち位置に悩みながらも上手く接していく。しかし、ルーリッドの村人たちのアリスへの対応、記憶を失ってしまったフォンの言動、記憶を取り戻したアリスが戦場に戻ることを決意していることなどが重なり、精神的に絶望しかけるも、フォンの言葉に、自分の立ち位置と気持ちを再度認識、人として、剣士として大きく成長…ルーリッドへのダークテリトリーの侵略をアリスと共に退け、戦場に帰還する彼女の隣へと一緒にいることを約束した。

 アリスへの恋心を強く認識しているが、相思相愛に関わらずイマイチ踏み切れていなかったが、随所でアプローチしていく一方で、ダークテリトリーとの戦争で自分やアリスが命を落としてしまう可能性を危惧し、その想いを告げることを躊躇っていた。

 開戦前、戦争に参加するための力量を見せるためにエルドリエと決闘し、ギリギリの攻防で勝利を収め、開戦直後も危機に陥ったファナティオと四旋剣の救援に入り、ジャイアント族族長を打つために助力するなど、獅子奮迅の活躍を見せる。

 しかし、人柱による犠牲を払うことで放たれた暗黒術式『死詛虫』を引き付けるために、囮となったエルドリエの死を眼前で目撃し、最後の願いを託されたことと、仲間を犠牲にするダークテリトリーの戦法と自身が何もできなったこと、更にはアリスの悲痛な叫びを聞いたことで、怒りと覚悟が限界にまで達したことで、暗黒術士団への特攻の最中、心意の極致『心意の破界鎧』を発現。強化された青薔薇の剣の完全武装支配術で軍団を壊滅寸前にまで追い詰め、アリスと共に止めを刺した。

 精神的にも大きく成長し、暗黒騎士の上位アカウントを使用していたPoHとも互角以上に渡り合う程の強さを持つも、ベルクーリから『自身の命を軽く扱いすぎていること』を決闘に近い形での果し合いで指摘され、再度自身が闘う理由を問われ、その考えを改めた。そして、その場に居合わせていたアリスに想いを告げ、自分の弱さを見せ、彼女の弱音すらも受け止める覚悟を伝えたことで、遂に結ばれることとなった。

 終盤では、遂に直接介入してきたベクタ(ガブリエル)の強襲によりアリスが連れ去られてしまい、その光景が幼少期のトラウマでもあった整合騎士(デュソルバート)にアリスが連行されていくのと被り、ブチギレて戦場を飛び出して追撃戦に移る。

 追ってきたベルクーリのお陰もあり、追いついたベクタにイーディスを加えた三人で闘いを挑む。怒りで冷静さを欠いていたことと、ベクタの能力「フラクトライトへの強制介入操作」で当初は圧倒されるも、精神世界で自身が闘う理由を思い出したことで唯一能力を無効化することに成功し、限界以上にまで心意を引き出したことで両目が金色に変わる現象を起こし、ベクタとの激戦を繰り広げる。

 まともに闘っては勝ち目がないベクタに対し、ベルクーリの策に乗り、唯一ベクタの心意を無効化できる自身が接近戦を挑み時間を稼ぐことに。イーディスの援護を受けながら、ベクタの言動に反論するような形で互角以上にまで剣を交え、本気を出したベクタの一撃で重傷を負うも、自分たちを侮っているその慢心を突く形で反撃の大技を繰り出す。そして、見事な連携でベクタに時穿剣の記憶開放術「裏斬り」を喰らわせ、誰一人犠牲になることなく勝利を収めた。

 その後は、シノンの言葉に従い、アリスと共に「果ての祭壇」へと向かい、キリトの活躍もあって、無事に現実世界へと渡ることに。キリトとアスナが現実世界への帰還後は、ストレスや多忙が重なったことで家出(ラースからの失踪)を行い、キリトの自宅へと行ってしまうも、彼の言葉に幾分か救われ、そして、UWへの新たなる接続ルートが見つかったことで、アリスと共にようやく故郷へと帰還することが叶った。

 後々、ALOへとダイブすることが決まったが、急遽それが決まったのにはフラクトライトを取り巻く状況に大きな変化があったわけで…

 飛竜は氷のような鱗を持つ雌竜『凍華』をカーディナルから託され、初戦闘に関わらず、ルーリッドでの闘いでは、ユージオの頼みに応えるようにその力を存分に発揮した。

 

 

アリス・シンセシス・サーティ/アリス・ツーベルク

アリシゼーション編のヒロイン。フォン、キリト、ユージオの幼馴染。メインウェポンは両手剣。

 禁忌を犯したことでセントラル・カセドラルに連行されてしまい、その才能をアドミニストレータに目を付けられ、シンセサイズの秘儀を受け、別人格を植え付けられた上で整合騎士にされてしまう。

 当初はフォンたちと敵対していたが、外に放り出された時に自身を助けてくれたキリトの言動から彼を信じるようになる。

 WoU編では主人公の一人。カーディナルの進言により、ユージオたちと共にルーリッドの村へと向かうことになる。村での生活に安堵するも、それと共にいつまでも『騎士』としての偽りの自分が存在することに心を痛めており、フォンの言葉に背中を押され、騎士としての人格を消してでも本来のアリスに返そうと試みる。しかし、映現世の剣を通して、気持ちを通わせたことで人格が統合され、アリス・ツーベルクを主人格として、記憶を取り戻すことができた。

 しかし、ダークテリトリーの魔の手が迫っていることをエルドリエから知らされ、戦場への帰還を決意…これ以上、ユージオたちを巻き込まない様に本心を隠してまで、武力行使してまで拒絶する。だが、それを飛び越えて戦場に駆け付けてくれたユージオの言動に本心を打ち明け、共に戦場へと向かうこととなる。

 記憶と人格が統合されたことで、ユージオへの恋心を強く認識するようになるものの、ユージオが歩み寄ってくれることを待っている…が、ティーゼとの話に嫉妬するなど、乙女心全開の態度を露わにすることもある。

 状況が刻一刻進む中、ユージオとの距離間を少しずつ詰めていく、開戦直後に大規模神聖術による先制攻撃という大役をも見事果たすも、暗黒術式『死詛虫』から人界軍を守ったエルドリエの戦士を眼前で目撃してしまい、心が完全に折れ掛かってしまう。しかし、エルドリエが最期に残した言葉と、戦場に向かったユージオの姿が支えとなり、持ち直し戦場に復帰した。

 その後もなんとか気丈には振る舞っていたが、ユージオの告白時には、ユージオまでもがいなくなってしまうことを危惧し、当初はそれを拒絶してしまう。しかし、それすらも受け入れるというユージオの言動に勇気をもらい、ようやく結ばれることとなる。

 終盤で、ベクタ(ガブリエル)に一度拉致されてしまうも、ユージオ、ベルクーリ、イーディスの活躍で奪還され、シノンの助言に従い、ユージオと共に「果ての祭壇」を目指すことに。到着直前で、サトライザーのアバターで再ダイブしてきたガブリエルに追いつかれてしまう。自分たちが逃げる時間を稼ごうと雨縁・凍華が対峙するも、あと一歩で返り討ちになるところでキリトが介入し、神聖術で幼少期にまで退化させることで保護した飛竜たちの姿に安堵する。そのまま、キリトの助力もあって、無事に現実世界へと渡ることができた。

 その後は、現実世界でサンエモンの体で活動しており、対外的には騎士時代の口用で、凛子たち身内には素の態度で接している。プチ家出では、フォンのマンションにやってきて、彼らを大いに慌てさせた。そして、UWへの新たなる接続ルートが見つかったことで、ユージオと共にようやく故郷へと帰還することが叶った。

後々、ALOへとダイブすることが決まったが、急遽それが決まったのにはフラクトライトを取り巻く状況に大きな変化があったわけで…

 

 

シグ/速水英雄 

 オリキャラ。SAO生還者で、現在は経済学部の大学に通う一年生。情報屋であるアルゴの相棒を務めることから、『鼠のボディガード』の二つ名を持つ。メインウェポンは刀、サブは暗器などの投擲物。

 VRMMOはSAOが初めてだが、βテストに参加していた経験があり、βテスト時は父親(VRMMO経験者)と交代でプレイしていた(そのため、ダイブ毎に闘い方が異なっていたため、キリトやアルゴの記憶に残っていなかった)

 本格サービス開始時に、父親よりも先にダイブしていたため、SAO事件に巻き込まれる形になった。βテストの経験と父親からの教えもあって、序盤からかなりの実力を持つようになる。しかし、ある事件をきっかけに第一線を退き、下層のプレイヤーを助けると言った慈善活動を行うようになった。

 アルゴと知り合ったのも、調査の途中で聞きに陥った彼女を救ったことが契機で、そこから妙な関係になり、時折パーティを組むようになり、紆余曲折の末に交際することになった。

 戦法は居合術を主戦法とした一撃必殺か、短剣と暗器を織り交ぜた暗殺術のどちからを相手や状況に合わせて使い分ける。そのため、モンスターよりも対人戦の方を得意とする。

 スイッチが入ると、雰囲気が一気に変わり、口調も冷たいものに変わるため、知り合いからも恐れられることが少なくない。また、相手によって話し方を変えることも多いため、一人称が『僕・私・俺』とコロコロ変わることも珍しくない。

 総合的な情報収集能力はアルゴに一歩劣るが、SAO時の裏に関する話の情報収集力はアルゴを凌駕していた(それがきっかけで、アルゴにある疑いを持たれることになるのだが…)

 ちなみにアルゴとの交際は親公認(父子家庭ではあるが…)、時折自宅にアルゴを泊めていることも多い…補足:父親は市役所勤め。

 初登場はマザーズロザリオ編でのスポット登場だったが、WoU編にて、本格的に再登場。智将モーティマーと決闘し、ワイヤーと居合OSSにより圧倒し、UWへのアカウントコンバートの説得のためのきっかけを作ると共に、他のVRMMOプレイヤーへの声掛けのための材料を作り出した。

 

 

アルゴ/保坂朋

SAOの元ベータテスターで『鼠のアルゴ』という二つ名で通る凄腕の情報屋。メインウェポンは短剣だが、あくまでも自衛で使用することが多い。

 初期からキリトを通してフォンとも知り合っており、「フォン坊」の愛称で彼を呼んでいたりする。フォン自身も様々なスキルの発現方法を発見しては報告しているため、仲は良い。

 本作では『鼠のボディガード』という名の凄腕プレイヤーと共に活動しており、ALO以降もVRMMOで活動しているなど原作とは大きく異っていたりする。

 WoU編にて再登場。シグと共に、ALO以外のVRMMOプレイヤーへの協力を取り付けるために奔走し、アインクラッド解放団・元月夜の黒猫団といった面々がUWを知るきっかけを作り出した。

 

 

 

〈SAO・ALO スキル〉

ユニークスキル:「幻想剣」

習得条件:武器スキルの総熟練度を最も早く7割以上にし、かつスキル習得数が100以上。

 本来存在しない11番目のユニークスキル。フォンがデスゲームに参加したことで、カーディナルが新たに作成したスキル。そのため、茅場もこのスキルが出現していたことには驚いていた。

 幻想剣は、与えるダメージに1,5倍の追加補正、ソードスキルの硬直時間の減少、スキル熟練速度がアップ(熟練度によって成長し、最大2倍)、そして各種武器に固有の特殊能力が1つずつ付与される。

また幻想剣自体のソードスキルは奥義も含め5つのみだが、装備する武器によって性能や連撃数が異なるため、その性能を完璧に把握していなければ使いこなせない。

 

システム外スキル:スキルチェイン

幻想剣を習得したフォンが、必死の努力の末、開発したシステム外スキル。

ソードスキルを硬直なしで連続発動する、反則級のスキル。ALOでも使っているスキルコネクトの元となったスキル。当初は、3連撃までしか使えなかったが、ヒースクリフとの最終決戦では、驚異の5連撃まで発動していた。SAO限定スキル。しかし、もともとは実験エリアであった『ホロウ・エリア』で適応が検討されていたスキルが使用可能になったことが意味することとは・・・?

 

〈GGO スキル〉

盾派生スキル 『幻影の盾』

 ユニークスキル。GGOに詳しくないフォンは、コンバートしたことで反映されたスキルの一つだと思い、盾スキルだと勝手に解釈してしまっていた。SAO・ALOで使用していた『幻想剣』がGGO用に変化したスキル。某泥棒の神(笑)がフォンのアバターをALOにも適応できるように改造した際に、『幻想剣』も使用可能なようにプログラムを設定した結果、GGOで『幻影の盾』に形を変えることとなった(つまり、コンバートするゲームが違えば、他のスキルへと変化する可能性もあり・・・まさしく、『幻想剣』)。

 効果は、予測線に合わせて、盾を構えた際、連続で5発まで弾をオートで弾く『オートバッシュ』。クールタイムが存在し、3秒間時間を置かないといけないため、連続発動は不可。逆に、5発弾くまでに3秒が過ぎれば、カウントがリセットされるため、手動で弾くのか、システムで弾くのかを選択する判断力が問われる。また、バッシュに成功した場合、手動・オートに関わらず、盾の耐久値の減少を無効化する。また、盾での打撃ダメージを1,5倍にし、急所にヒットした場合、気絶のデバフを付与する。シールドの種類は問わない。

 ちなみに、BoB終了までフォンはこの事実に気づいておらず、後日、シノンに指摘されて知るという裏設定がある。

 

システム外スキル クイックドロー

 フォンが使う、高速での武器持ち変えスキル。ALOで二つ以上の武器を運用することが多くなったフォンが、無意識のうちに使用するようになったスキル。

 GGOでは、メイン武装である、ハンドガン、ショットガン、マシンガンを瞬間的に持ち変えることで、反撃する隙を与えずに相手を攻撃することに成功している。

 

〈UW〉

映現世の剣(うつしよのけん)

 再度UWへとダイブした際にフォンが最初から装備していた大剣。包括する記憶は『平行世界の肯定・否定』『太陽と月』『日食・月食』。

 形状はトゥハンドソードに近く、刃幅が少し細めであり、両刃に整った刃文は薄らとした蒼色が特徴的。刃の中央には模様が刻まれおり、刃の中心を境に上下に連なっている(表面にのみ刻まれており、右側は上から下へ、左側は下から上へと読む形になっている)。フォンが剣の真意を理解したことで銘を名付けた。名前の由来は『世界を映し出す剣』、『現世に虚世を紡ぐ剣」。

 その正体・考察に関しては、一番下の項にて記載している為、そちらを参照(アリシゼーション・WoU編だけでなく、本作の基盤に関わる盛大なネタバレに繋がる要素ともなりますので、閲覧には最新の注意を払って下さい)

 基本時は大剣の形状を取っているが、用途によって大剣を含めた3つのモードを使い分けることを主戦法とする(後述参照)。ここでは能力解放段階に分けて解説していく。

●初期段階(UW再ダイブ時~修剣学院)

 UW再ダイブ時には既に装備していたが、果ての山脈でのゴブリンたちとの戦闘を経験するまで(レベルアップ)はまともに振るうことができずにいた。オブジェクト操作必要権限の数値が計測不明だったが、天命は青薔薇の剣よりも少し多いくらいだったので、同程度の神器ではないかとフォンたちは思っていた。

 修剣学院に入学してからは、フォンがUWにて2年を過ごしたことで世界との親和性が高まったことで、近似の平行世界(原作SAO・ゲーム版SAO)の記憶を夢でフォンに見せることで剣の真意をフォンに気付かせようとするなど、大剣自身に何かしらの意思がある動きを見せていた。現段階では、ほとんどの能力が使えず、ソードスキル(秘奥義)も3連撃までしか発動できなかった(但し、心意による上書きで上位ソードスキルを発動させることは可能)。

 

●一部能力開放状態(デュソルバート戦~ソード・ゴーレム戦)

 カーディナルによって、武装完全支配術を開放された状態。フォンが剣の記憶の一部を知ったことで特殊な術:武装変換術(後述参照)を使用できるようになった。武装変換術を使う度に記憶を取り込む性質なため、武装変換術を使う度に天命が増加するという特性が追加されている(本編ではファナティオ戦後にフォンとユージオが気付いた。記憶開放術初使用後は消失している)。 

 当初は武装完全支配術の用途や武装変換術の要素をフォンが理解していなかったが、それに気付かせるように大剣が反応を起こしているなど、フォンの感情にリンクするような反応が見られるようになった。

 能力・反動に関しては後述参照。

 

●能力完全開放状態

・大剣モード(セーブモード)

 基本時・武装完全支配術を使用時の形態。別名セーブモード。この状態では、『平行世界の肯定』・『日食』の記憶を体現している。

 能力は武装完全支配術・武装変換術を主としており、ありとあらゆる平行世界の記憶に干渉し、それを剣に取り込み、フォンたちがいる世界(以下SAO世界)に合わせて再反映させる能力を持っている。

 武装変換術で変化させる様々な武器は、実は元の世界とは少し異なる武器である(その世界の記憶を持った、SAO世界にもしも存在したらという設定で具現化した武器という認識)。そのため、変換させたばかりでも、フォンは自在に武器を扱え、武装完全支配術を容易に行使することができる。

 しかし、当初はフォンが映現世の剣の真意を理解できていなかったため、一度呼び出した武器カテゴリーを連続で呼び出すことはできず(10種類の武器を呼び出せば、制限はリセットされる。理由は薙刀モードを参照)、各能力を使用するたびに頭痛に襲われていた(記憶開放術を初使用してからはその反動はなくなっている)。

 映現世の剣自体の武装完全支配術は『二つの力を統合し、想像を超えた強力な一撃』。術の構成はこれまで呼び出してきた武器2種類の特性を組み合わせた本来あり得ない一撃を放つ大技。劇中では以下の技を発動している。

 

 ○『星風の神槍』

 星創甲『光絆撃』と縁勇弓『神繋』を組み合わせた貫通性を超絶強化した光風の巨槍。カセドラルの壁を単体で打ち砕き、イーディスが捨て身で放った記憶開放術を外部へと吹き飛ばした。

 ○『堕天氷龍拳』

 フォンがアドミニストレータへと放った拳型の衝撃波。蒼輝勇槍『天零』と仮天混合剣『ルシファー』の力を掛け合わせた技であり、イメージは堕天使と龍神の強力な一撃。牽制で放つも、ソード・ゴーレムによって阻まれ無効化されてしまう。

 ○『覇王の輝翼盾』

 魏王覇鎌『絶』が持つ覇気で光翼盾『霧霞』の防御能力を超絶強化した武装完全支配術。エネルギーで構成されたピンクと水色の二組4枚羽の翼であらゆる攻撃を防ぐ。フォンの感情・気によって防御力が上下する特性があり、アドミニストレータの神聖術を防ぐも、ソード・ゴーレムとの連携攻撃まで耐え切れず、フォンが記憶開放術を使う直前に砕かれてしまった。」

 ○『光翼と月翅の円舞曲』

映現世の剣の武装完全支配術で、光翼盾『霧霞』と白古擲球『頑駄鎚』を統合させた技。全てを切り裂き飛翔する光翼と全てを無へと還す月翅のエネルギーを宿した片手剣たちから、レーザーの如く周囲360°を薙ぎ払うように回転しながら放つ超範囲攻撃。

言ってしまえば、『光の翼』と『月光蝶』のエネルギーを『ローリングバスターライフル』形式でぶっ放すものを想像して頂ければ大体合ってます。

 

 

決まった型がないため、その場その場での即興技になるという多様性を兼ねた術になっている。但し、この術を使うと、武装変換術での武装完全支配術・記憶開放術とは異なり、映現世の剣自体の天命を大きく損耗する。更にフォン自身にかかる負担もかなり大きい。

 この剣の包括する『平行世界の肯定』の記憶通り、武装変換術で再反映させた武器を記憶する力があり、それを元に武装完全支配術を行使している。一つの記憶を使いこなす能力が全形態中で最も高く、力を抑える(セーブ)・記憶を保存(セーブ)することが別称の由来となっている。

 

 

・二刀流モード(セパレートモード)

 大剣を構成した二つの剣へと分離する形態。

 

 ○天日剣 (てんじつけん)

 映現世の剣を構成する二剣の一つ。別称:片陽の剣。内包する記憶は「太陽」。刀身の表面には黄金の古代文字が刻まれており、『生は太陽から生まれ、全ての命を支える炎なり』と書かれている。本来はUWが作られた際にデータのみ存在していた神器の一つで、能力の高さから存在が危険視されたことで削除された剣。設定では偶然UWに墜ちてきた太陽の欠片から作られた片手直剣とされている。

 刀身は太陽を表すかのような黄色が混じったような赤色であり、振るうだけで陽炎により対象を焼き切る特性を持つ(生半可な武器・防具であれば、容易に切断する)。

 この状態でも、武装変換術は行使可能であり、劇中ではキリトに二刀流を使わせるために他のSAO世界で顕在した赤薔薇の剣へと姿を変えた。また、夫婦剣である月影剣と同時に武装変換術を行使できるため、二種類の違った武器を同時に運用することができる。そのため、映現世の剣の中で汎用性・サポート能力(仲間に武器を貸す)に優れた形態でもある。

 武装完全支配術は蓄積してきたエネルギーを陽炎として剣から放出して、威力を超絶強化する術。蓄積したエネルギーとは、時間経過や剣の使用、各術式・ソードスキルの行使などが該当し、映現世の剣として過ごしてきた期間も計算に入れるため、武装完全支配術を使うまでの時間で効果が大きく増減する。劇中では、アドミニストレータへの決定打として使われ、2年間という時間とセントラル・カセドラルでの激闘を経て蓄積されたエネルギーが一気に爆発した。記憶開放術はリソース元である太陽の欠片を召喚するものだが、劇中では未使用のため効果不明。

 尚、この状態では映現世の剣の武装完全支配術・記憶開放術は使えない。

 

 ○月影剣(げつえいけん)

 映現世の剣を構成する二剣の一つ。別称:片陰の剣。内包する記憶は「月」。刀身の表面には銀白の古代文字が刻まれており、『月は全ての命の眠りを見守り、死と抱き合う慈愛なり』と書かれている。本来はUWが作られた際にデータのみ存在していた神器の一つで、その特殊性から存在が危険視されたことで削除された剣。設定では偶然UWに墜ちてきた月の欠片から作られた片手直剣とされている。

 刀身は月の光を表すかのような真っ青なもので、その斬撃は全てのバフを無力する(攻撃するだけでバフ消しするようなもの)。

 この状態でも、武装変換術は行使可能であり、劇中ではアドミニストレータの攻撃・武器に合わせて様々な武器へと姿を変えた。また、夫婦剣である天日剣と同時に武装変換術を行使できるため、二種類の違った武器を同時に運用することができる。そのため、映現世の剣の中で汎用性・サポート能力(仲間に武器を貸す)に優れた形態でもある。

 武装完全支配術は元々備わっているバフ消しの効果を強化し、対象のレベル・ステータスを初期値に戻す『零の月雫』というレーザーを放つ技。効果が絶大な分、隙も大きく、直線状にしか放てない・心意では防御可能という弱点も存在するため、アドミストレータ戦では未使用。記憶開放術はリソース元である月の欠片を召喚するものだが、劇中未使用。

 尚、この状態では映現世の剣の武装完全支配術・記憶開放術は使えない。

 

 

・薙刀モード(リリースモード)

 記憶開放術状態で使用する専用形態。二つの剣が柄頭で合体したことで、刃の向きが異なる薙刀の形状を取っている。映現世の剣の真なる力を解き放った形態でもある。包括する記憶は『平行世界の否定』・『月食』。

 ありとあらゆる平行世界の記憶を集結させたことにより、あらゆる理を斬り裂く力を持っている。記憶開放術は平行世界の負の側面…一つの世界を肯定することで、他の世界を否定する…パラレル理論の裏の顔を表現しており、フォンが対象としたものだけを斬る反則的な能力を持つ。

 また、その能力はフォンが剣を振るった斬撃線上に効力が及び、振るった瞬間に能力が発動した上で、対象の概念を斬るため、一切の防御が通用しない(心意は例外だが、生半可な心意ではそれすらも貫通する)。更に斬撃線上という平行線上全てが攻撃対象となるため、フォン自身が剣をどう振るうかで攻撃範囲をある程度調整ができるため、相手がどこにいようが、何人いようがお構いなしに効果を及ぼすことができる。

 恐ろしく強力な形態だが、弱点もいくつか存在する。まず、攻撃対象がフォンの視界に入っていなければ、効果が及ばない(何かしらの方法で相手の位置を特定したとしても、フォンの視界上にいなければ攻撃できない…裏を返せば、遠くにいようともフォンが見えてさえいれば攻撃範囲に入ってしまうことになるのだが…)。

 また、斬る概念を複数指定することができない。細かく設定することはできるが、『Aは命を、Bは武器だけを』…といった個別の指定はできない。一振りで一つの概念を斬るため、『命を奪う』という意識で剣を振るえば、敵の中に救いたい人がいたとしても、対象全てを即死させてしまう(尤もこちらも『悪意のある者だけ』といった条件付けである程度の絞り込みは可能で、剣を振るう範囲を調整することでもある程度はコントロールができる)

 そして、最大の弱点は使用回数が存在すること。術を発動してから3回までしか能力を行使できず、(使用回数が残っていても)他のモードに切り替えたり、3回全てを使い切ってしまえば、(仮想世界の時間内で)24時間は使用できなくなる(但し、薙刀として使用することはできる)。

 だが、その弱点を補って余るほどの異常なまでの攻撃性能を持っており、攻撃だけでなく防御にまで転用できる大剣モードと違い、『否定』という負の面を十二分に体現している…だが、全てを否定・拒絶する力が刀身自体にも宿っていることから、薙刀の刃であらゆる攻撃を防ぐといった手法を取ることもできるため、実は破壊する力だけではなかったりする(その際には上記の使用回数制限は考慮しない…しかし、使い切ってしまっていれば効力は発生しない)。劇中では、ソード・ゴーレムの攻撃を『拒絶すること』で物ともせず、圧倒的な力で瞬殺した上で、変換されたフラクトライトとゴーレムを能力で切り離すといった奇跡ともいえる現象を起こした。

 一方で、本来は武装変換術で100を超える武器を反映させ、映現世の剣の真意を理解したことで初めて使用できる形態だったのだが、セントラル・カセドラルでの立て続けの激戦による酷使、そして、アドミニストレータへの怒りが頂点に達したフォンの感情に応える形でイレギュラーな形で発現してしまった。そのため、今までにない反動がフォンを襲い、五感のほとんどを一時的に失ったフォンはあわやアドミニストレータに殺されそうになってしまった(音は全く聞こえず、触覚・嗅覚・味覚はなくなり、視界はモノクロ一色に染まってしまった)。

 なお、この反動は初使用時がイレギュラーでの発動だったため、起きたものであり、以降は全ての能力を使用する際の反動はなくなっている(全ての平行世界の記憶を読み取ったこともあるが、フォンが映現世の剣の真意を理解したため)。

 

 

武装変換術(アームズオーダー)

 大剣の力の一つ。武装完全支配術・記憶開放術とは異なる術。

大剣から様々な武器に変化させることができ、初めて使用した際には自動で変化していたが、次第にフォンの意志である程度のコントロールができるようになった。武器それぞれに武装完全支配術や記憶開放術が存在する。

 その真価は様々な平行世界から記憶を読み取り、SAO世界にもし存在したらという設定で武器として再反映させる能力。かなり万能な能力にみえるが、いくつかの制限も存在し、

●SAO世界を侵食し切ってしまうような記憶は読み込み不能・もしくは一部しか反映できない(どこぞの万能兵器を呼び出したら、それこそ一人無双になってしまうから)

●平行世界から来てしまったフォンだからこそ使用できる→平行世界の存在を認識している人物でなければ行使できない(知っているだけでは×。実際にそれを経験しているフォンだからこそであり、フォンの真実を知っているユウキ・キリトは使用できない)

●STLでダイブしている時にしか使用できない(逆にいえば、STLでダイブすれば、どのVRMMOでも使用可能になるのだが…)

などが存在する。

 

~その正体について~

 現時点ではほとんど不明。比嘉曰く、『並行世界から来た蓮のフラクトライトに結びつかれた何か』が元のデータであり、それが上記の夫婦剣のデータと合体し、映現世の剣となったのではと推察されており、蓮をSAO世界にやってこさせた元凶と見られているが、結局その正体も目的も現段階では分からずじまいとなっている。

 ユウキや比嘉の意見として、『世界を描き出す筆』『世界の扉を開くための鍵』という見方も取られており、剣としての側面よりもそちらの方がしっくりくるという感じになっている。

 また、あまりにも危険な存在であるため、WoU編以降はデータをUWからサルベージされ、データを二つに分けて、蓮と比嘉がそれぞれ管理する形で保持している。

 

 

幻想剣・オリジナルスキル・OSS一覧

●ソードスキル

鞭単発拘束ソードスキル『キャドール』

淡い水色のライトエフェクトが特徴の鞭系初級ソードスキル。熟練度に関係なく、まず最初に習得するスキル。攻撃力はないが、敵を拘束することができる。成功率・拘束の維持時間に関してはステータスとスキルの熟練度によって増減する。

 

鞭単発投撃ソードスキル『リスロウ』

淡い赤色のライトエフェクトが特徴の鞭系初級ソードスキル。熟練度が50を超えたら取得できる、熟練度アップでは初めて覚えることになるソードスキル。単発攻撃としてもそのまま使用できるが、何かを掴んで投擲することで真価を発揮するソードスキル。ダメージ値に投擲したものの重量に比較した追加値を加算できる。

意外な使い方として、プレイヤーを投げ飛ばすという連携技にも使えるが、(投げる方も、投げられる側も)余程の上級者でなければかなり難しい。

 

鎌4連撃ソードスキル<シェーブオ・スクエア> 

ディープイエローのライトエフェクトを纏う連撃ソードスキルの一つ。名前から分かるように鎌版<ホリゾンタル(バーチカル)・スクエア〉。

鎌ソードスキルの中でも癖がなく、移動しながら攻撃できる利便性に長けていることから、SAO時代は多くのプレイヤーが使用していた。斬撃の軌道が平行四辺形を描くように連撃を放つ。

名前の由来は英語で削り取る『shave off』を捩ったものに、スクエアを組み合わせたもの。

 

鎌3連撃ソードスキル〈グレイズ―ル〉

 灰色のライトエフェクトを纏い、右・左と袈裟斬りのように鎌で相手を抉り、最後に水平斬りで相手の胴体を一断するソードスキル。初級と中級の相中に位置する威力を持つ。

 名前の由来は灰色を意味する『グレイ(gray)』を捩ったもの。

 

鎌6連撃範囲ソードスキル〈シックルタント〉

 薄青のライトエフェクトを纏い放つ範囲ソードスキル。鎌を頭上に掲げ、そこから大きく振り回すようにして放つ6連撃。威力的には中級でも高めの位置に入り、混戦時には大いにその威力を発揮する。

 名前の由来は鎌を意味する英語の『シックル(sickle)』と六分割の英語『sextant』を組み合わせたもの。

 

鎌重単発最上位ソードスキル〈シャドウネット・プレイーター〉

黒紫のライトエフェクトを纏って発動させる最上位ソードスキルの一つ。

発動時、武器の1.5倍に値するオーラを纏い、下から斜め上に全身を軸にして斬り開く大技で、STRだけでなくAGIのステータスまでをダメージ値に換算するシンプルながら、威力の高い大技。現状、ミトが使える最大火力の技の一つ。

 名前の由来は影を意味する「シャドウ」に、捕食者を意味する『プレデター』や網で捕まえるといった言葉を捩って組み合わせ、アスナが使う〈フラッシング・ペネトレイター〉の対義語を意識したもの。

 

 

●《OSS》

両手剣5連撃OSS〈アドバス・バリスタ〉

高速3連突きの後、右、左の順で斜め十字2連切り上げを繰り出す。

フォンがスキルコネクトの初撃用に開発したOSS。

 

幻想剣18連撃OSS〈マージニック・ステラファントム〉

フォンが、キリトとの二刀流OSS開発特訓に付き合った際に、完成させた切り札の一つ。幻想剣以上に、反則的な威力を持つため、フォンはこのOSSを封印していた。両手剣、片手剣でそれぞれ高速の4連突きを繰り出し、交互に切り下げた後、クロスした腕をそのままで、バック転しながら交差切りを繰り出す。そして、着地後、交互に4連撃の斬撃を繰り出し、オーラを纏い、刀身が伸びた片手剣と両手剣で同時に相手を切り裂く。属性は光・闇・風。

技の名前の由来は英語の「マージ」(併合・溶け込む)、イタリア語の「ステラ」(星・星光)、英語の「ファントム」(幻)の組み合わせ。

自身の技術と幻想剣を混ぜ合わせ、〈スターバースト・ストリーム〉の動きを参考にしているため、その名前を一部使おうと思い、フォンが考えた。

一撃ごとに、幻想のような星の光が煌めくエフェクトが発生する。

 

幻想剣OSS 秘封『鳳桜ノ命雷』

 幻想剣≪両手剣≫最上位超重単発ソードスキル〈エンド・オブ・フォーチュン〉に、霊装心刀『雷ノ焔』が混ざり合ったことで生まれた大技。

正確にはソードスキル(OSS)ではない新たなる剣技であるが、便宜上OSSという形に分類される。ライトエフェクトは白銀蒼の燐光と翡翠の霊雷光。

 モーションは〈エンド・オブ・フォーチュン〉そのものだが、放つ直前に武器の記憶からオーバーフローした霊雷光の身体を持つ『神狼』と『鳳凰』を巨刃に宿し、降り落ちた神雷と共に技を放つものとなっている。

 その威力は計り知れず、理屈や常識といった範疇では言い表せない超常的なものとなっており、光と同等以上の速さで放った一撃は、負の心意と殺してきた人の魂を吸うかの如く凶化されていた『友切包丁』を容易く破壊し、PoHに致命傷を負わせたほど。

 但し、フォン曰く『あの技をもう一度再現することはそう簡単にはできない』と言わしめる程に繰り出すこと自体が困難な技で、肉体・精神共に極限状態で、心意を最大限にまで引き出している状態でやっと発動できる。

 

刀OSS〈居合術『奪命』〉

 SAO時代から独自に放って来た居合術をOSSへと昇華させたシグの必殺の一つ。

抜刀から納刀までの動作が全く見えず、ソードスキルを発動させると見せかけて、普通の抜刀術を喰らわせるなどフェイントと織り交ぜることも容易い剣技。

 一方で、太刀筋は変わらない・単純すぎるという弱点もあるため、一度喰らった相手には警戒されてしまう。また、キリト・ユウキにはギリギリ見切られてしまうため、反射神経が優れた相手には分が悪い。

 強弱ははっきりしているものの、シグが使うOSS抜刀術の中では、地上・空中問わず最も使いやすい技でもある。

 

刀7連撃OSS〈刹那五月雨〉

 シグが使うOSSの一つ。右、左、右と斜めに切り上げ、高速の3連突きを放った後に、空中から強力な斬撃を食らわせる。広範囲と重攻撃を見事に組み合わせた技(言うなれば、無双ゲーに出てくるような技)。キャラエピ『キリト編②』でも、キリトの窮地を救う際に使用したのはこの技。

その際に、斬撃と共に、雨が敵を打ち貫くようなエフェクトが発生する。

 

【幻想剣ソードスキル】

共通固有効果:与ダメージ1.5倍、ソードスキル硬直時間の緩和(幻想剣の熟練度によって変動。マスタリー時、最大2秒短縮(但し、0.5秒より短くなることはない))、スキル熟練度のアップ(幻想剣の熟練度によって変動。マスタリー時、最大2倍)

 

●《片手剣》…固有効果:片手剣・幻想剣ソードスキルの基礎威力と(最高ダメージを与えられる刀身の)レンジを1.5倍に強化する(スマブラのマルスやロイの剣ダメージ増減の仕組みを連想してもらうと分かりやすい)

 

重2連撃ソードスキル〈ブレイス・ホイール〉

〈ヴォーパル・ストライク〉のように突進突きを放ち、突き刺した所を軸に回転切りを放ち、敵を抉りとるように攻撃する。オーディナル・スケールで初使用した。

 

8連撃ソードスキル〈クロス・バレット〉

斜め十字、水平切り、垂直切りの4連撃後、高速の4連突きを繰り出すソードスキル。8連撃の後、十字架と斜めになった十字架が重なった紋章が現れる。

 

10連撃ソードスキル〈ドロップ・アウト・レイン〉

十字切り、両肩、両足、両腕と舞うように8連撃で相手を切りつけ、最後に回転切りでの二蓮撃を繰り出す高速連撃。

 

7連撃最上位ソードスキル〈ファントム・スイープ〉

袈裟切り、逆袈裟切り、兜割りの3連撃から、高速の3段突きを繰り出し、止めに大回転切りを繰り出す。このソードスキル発動時、刀身にオーラが付与され、片手剣ではありえない威力・攻撃範囲での攻撃を繰り出す。

名前の由来は『幻を打ち払う・片付ける』という意味から。

ALOでは、風属性4割、一割ずつ火・水・雷・土・光・闇といったオール属性を持っている。

アリシゼーション後日談でも登場し、キャラエピ『ユウキ編』では、特殊な事情によって、ユウキもこのソードスキルを発動させるなど、結構出番は多い方。

 

 

●《両手剣》…固有効果::ソードスキルによるバフ効果と効果時間が1.5倍増加、ソードスキル発動中は状態異常までを無効化する『ウルトラアーマー』状態と化す(但し、バフ消しなどの攻撃には効果が及ばない。また、あくまでもソードスキル発動中のみなので、硬直解除後は状態異常の効果が発生する)

 

単発ソードスキル〈フォール・ルイン〉

振りかぶりからの強力な一撃を繰り出す。発動時、全能力アップのバフがかかる。また、硬直時間が0,2秒とかなり短い。

 

8連撃ソードスキル〈クアンタム・カウント〉

上段からの振り落とし4連撃からの切り上げの4連撃を繰り出す。命中した対象に、1撃ごとに防御・スピードを下げるデバフを1スタック必中で付与する。1スタックごとに5%下げ、この効果は最大10スタックまで重複する。

 

重単発ソードスキル〈トルネイド〉

下から掬い上げるように重い一撃を放つ。ノックバック率が異常に高く、相手の防御が高いほど、効果が大きくなる。

 

重3連撃ソードスキル〈クラッシュ・エンカウンター〉

武器破壊効果があるソードスキル。右、左と高速の斜め十字切りを繰り出し、その交差点に、剣に回転を加えた突きを繰り出す。十字切りの交差点に突きがヒットした場合、貫通ダメージ、武器・防具に与えるダメージが3倍になる。

 

超重単発最上位ソードスキル〈エンド・オブ・フォーチュン〉

オーラによって伸び、三つに分かれた剣先の両手剣で相手を薙ぎ払う、火・水・風・土の4属性混合ソードスキル。決め手として、フォンが多用するソードスキルの一つ。

名前の由来は『定めを破壊する・運命に終止符を打つ』という意味。

 

 

●《細剣》…固有効果:全ステータスを1.3倍アップ、通常攻撃に残撃が発生する(ダメージを与えた時、そのダメージ値の10%を追加ダメージで与える)、20%の確率でダメージを無効化。

 

8連撃ソードスキル〈エイトニング・カウント〉

高速での8連突きを縦横無尽に動きながら、繰り出す。その動きはまさしく、義経の『八艘飛び』を連想させる。名前の由来は『八艘飛び』と某ガンダムの仮面キャラの二つ名『ライトニング・カウント』より

 

遠距離ソードスキル〈ランバルト・ノイン〉

その場から、高速の突きを空気弾として放つことができるソードスキル。9連続まで突きを放つことができ(途中の任意解除も可能)、使い方によっては一方的な攻撃を仕掛けることも可能だが、硬直時間が4秒と長めで、また、ソードスキル発動中はその場から動けなくなるという相応のデメリットも存在する。

 

6連撃最上位ソードスキル〈ゼクス・ペンタグラム〉

 白黄色のライトエフェクトを宿して放つ細剣系統最上位ソードスキル。

初撃を喰らわせた相手を中心に六芒星の軌道を描くように高速移動しながら、残りの突き5連撃を喰らわせる技。

 ダメージにAGI値を割合加算するだけでなく、技を放つスピードが速ければ速いほど、威力が底上げされるという特性を持つ。また、発動中はウルトラアーマー仕様で技が中断されることはないが、ダメージは受けなくなっているわけではなく、発動中、受けるダメージが二倍になってしまうデメリットがあるため、キリトやユウキといった反射神経が優れている相手には反撃を受けてしまう為、相性が悪い。

 ALOで使用した場合、光属性を宿す。

 

超重単発変動ソードスキル〈バックル・ウォートン〉

 薄白青のライトエフェクトが発動時には宿る幻想剣ソードスキル。

 かなり特殊なソードスキルであり、ソードスキルを発動させ構えている時間によって威力と効果が増減するという特性がある。

 構えてから0~1.99秒ではリニアー以下の威力(ライトエフェクト:薄白青)、2~4.99秒で中級ソードスキル級の威力にクリティカルダメージを2倍(ライトエフェクト:水色)、5秒~9.99秒では最上位ソードスキルと同等&対象に確定ノックバックを発生させる&確定クリティカル&クリティカルダメージ1.5倍(ライトエフェクト:青色)、そして、最大となる10秒以上だと…5秒以上の能力に加え、同条件でこのソードスキル当てる度にダメージが乗倍化していくというとんでもない威力上昇効果が加わる。(ライトエフェクト:黒に近い程に濃い青色。一回目で2倍、二回目だと4倍、三回目で8倍…といった感じ。但し、相手が変わった場合カウントはリセットされる)

 上記だけを見れば、溜め時間は仕方ないとしても十分強力なスキルのように思えるが、連発や常時使用ができないデメリットが二つ存在する。まず、発動してから構えて溜めている最中に身動きが取れない上に一度発動すると中断することができないこと。そして、それに続く形で、相手にヒットしようと外れようと、ソードスキル発動後に装備している細剣の耐久値がゼロとなり破壊されるというもの。そのため、発動後は手ぶらとなりほぼ無防備と化す(フォンには高速換装スキルなどがあるため、一応フォローはできるが継続戦闘ができないことはやはり不便なことが多すぎる)その代わりにこのソードスキルには硬直は存在しない。

 技名の由来は背水の陣の英単語『Backwater formation』を捩ったもの。

 

 

●《短剣》…固有効果:幻想剣ソードスキル使用時、分身が発生する(分身は攻撃すれば消えるが、どちらが本体かは完全にランダム。その上、攻撃判定を持つため、一回で二回分のソードスキルを繰り出しているようなものになっている)、クリティカル発生率・クリティカルダメージを1.5倍増加、急所への攻撃した時のダメージが2倍になる。

 

多重4連撃ソードスキル〈アザー・ワンズ・ストライク〉

攻撃の直前で、本体と分身の2体に分裂し、挟み込むように4連撃を喰らわせる。

残像の攻撃にもヒット判定があるため、実質8連撃の攻撃から、多重連撃ソードスキル扱いとなっている。

 

多重8連撃ソードスキル〈クロノ・エデンズ〉

分身し、ステップと共に高速の8連撃を繰り出す。その動きがまるで天使が躍っているかのように見えるのが技の名前の由来。

 

多重6連撃最上位ソードスキル〈ファントム・ボーン・ダスト〉

スキル発動と共に分身、そのまま、分身と共に空中から切りかかり、高速移動での5連撃を喰らわせる。その攻撃があまりにも早すぎることから、本体・分身とともに残像が発生し、さらに分身したように見える。

名前の由来は海賊ガンダムのタイトル。意味としては、『消えては、また現れる幻想の星屑』。

 

 

●《片手棍》…固有効果:武器・部位攻撃時に、耐久値に与えるダメージが2倍、幻想剣ソードスキルで攻撃する際、装備を含めた体重に応じた補正値がダメージに加算される。

 

重単発ソードスキル〈ネギルインパクト〉

対象に強力な内部振動を与えるソードスキル。

幻想剣の武器破壊促進効果に加え、このソードスキルにもその効果が含まれるため、クリーンヒットした時には、フロアボスの武器でさえ、破壊する。溜め攻撃が可能で、威力倍加が可能

 

超重単発最上位ソードスキル〈アブスターディ・ターミネイター〉

ソードスキルのライトエフェクトとオーラにより疑似的に巨大化した武器で前方を薙ぎ払う。

単純かつ大振りでのソードスキルのため当たりにくくにいが、ダメージに自身の防具のパラメータを攻撃力に変換・相手の防御力を無視・攻撃した相手のパラメータを1分間30%低下させる、といったえげつないバフ・デバフを併せ持つ。 

名前の由来は英語の「absurdity」と「terminator」で、直訳で『理不尽を終わらせる者』。

ALOでは雷属性を宿す。

…出したはいいが、名前を勘違いしてて、一時期違う技名になっていたのは致命的な失敗…!

 

単発ソードスキル〈シェペリング・カウンター〉

薄紫色のライトエフェクトが特徴の幻想剣ソードスキルの一つ。

カウンター専用ソードスキルであり、攻撃力が相殺した相手の技に依存するという幻想剣の中でもかなりの変わり種。一方で、相殺した対象を必ずノックバックさせるという強力なジャマ―効果を持ち(これはボスモンスターに対しては明確な隙を作り、対プレイヤーに対しても連撃ソードスキルを初撃で無効化することを意味する)、更に相殺したダメージの20%を固定で与えるという能力をも持つ。

一方で、弱点も存在し、まず相殺によるノックバック効果は、同じ相手に短時間で連発すると効果が薄れたり不発になりやすくなる(ポケモンでいう「まもる」の連続使用みたいな事例)。また、後者の固定ダメージに関しては、なんと自分までも同じダメージ値を受けることになるため、ボスモンスターの攻撃などを安易に相殺しようとすると、HPを一気に全損してしまうリスクが存在する(プレイヤーとボスモンスターとではHPやステータスの差が大きいのも珍しくないため)

名前の由来は痛み分けを意味する英語『sharing the pain』を捩って、カウンターとくっつけたもの。

 

投擲兼用ソードスキル〈デスペラート〉

山吹色のライトエフェクトが特徴の幻想剣ソードスキルの一つ。

一言で言うならば、まさしくハンマーブーメラン。それだけ聞けば、投擲スキルとなんら変わりないが、このソードスキルの最大の特徴は直撃か防御された場合、システムアシストによって必ず上空に舞い上がる点である。つまり、当てさえすれば武器の回収が容易であるという利点があり、直撃した場合には対象を3秒間スタンもさせる(防御された場合は1秒)ため、追撃を容易にしやすくなることから初動・奇襲として使いやすい技(ソードスキル硬直時間も0.5秒と短い)。

反面、躱されると武器が上空へと舞わないという致命的な弱点も存在し、そもそも投擲した武器の速さもそこまでスピードがあるものではないため(注意さえしていれば、誰でも避けられるぐらい)、技を外すと無防備と化するリスクが存在する。(といっても、フォンには高速換装スキルがあるので多少のカバーは可能なのだが)

技名の由来は命知らずを意味する『Desperado』。複雑な技名が最近多かったのでちょっとシンプルにしたかったのもあって(苦笑)

 

●《刀》…固有効果:幻想剣ソードスキル発動中、一部ステータスを他のステータスに変換する(詳細は各ソードスキルを参照)、ソードスキルのバフ効果が2倍になる。

 

単発ソードスキル〈霧霞〉

高速の一撃を放つ。モーションに関係なく、どの体勢からも放つことができる。

このスキル発動中、AGIを1,5倍に強化するも、自身のSTRが半減する。

 

単発最上位ソードスキル〈俊過瞬刀〉

目に見えないスピードで居合切りを放つ。その攻撃はフォン自身も認識できておらず、攻撃を受けた相手も数えきれない斬撃を浴びることになる。このスキル発動後、30秒間全ての能力を2倍にするが、時間終了後、全ての能力が元々の25%まで低下し、HPが2割まで減少する。

名前の由来は春夏秋冬の当て字で、『一瞬で季節さえも過ぎ去ってしまうほどの速撃』。

UW使用時は心意により技の性質が変化し、攻撃対象の目の前へと瞬間移動して技を放つようになった。尚、UWでは心意による発動なため、上記デメリットは存在せず、この時だけフォンの右目が金色に変わっている。

 

超高速単発ソードスキル〈瞬葉〉

高速の抜刀術で、敵を切り裂くソードスキル。スキル発動時、防御力の80%をAGIに変換する。あまりにも早すぎる一撃は、キリトレベルの反応速度でやっと防げるスピードである。

 

神速5連撃ソードスキル〈五行流星〉

上段から繰り出す5撃同時に放つ神速のソードスキル。そのスピードはキリトでさえ見切れず、ユウキでようやく目に捉えることができる程。

頭・右手・左手・右太もも・左太ももを狙うため、五芒星を描くように斬撃を放つのが名前の由来。

 間合いに入る直前に超加速するため、ソードスキルの打ち合いでも大体勝てるが、SAO・ALOで使用すれば、使用直後にHPが1、回復が(アイテム・魔法を含め)全て無効化な上に、防御力が0となる超絶なデメリットが存在する。この技で仕留められなければ死するのみ、という概念からなる技でもある。尚、UWでは心意による発動なため、上記デメリットは存在せず、この時だけフォンの右目が金色に変わっている。

 

●《曲刀》…固有効果:相殺時のノックバックを緩和、AGI値を2倍に強化、対モンスター攻撃時にダメージが2倍、対プレイヤー時には被ダメージを70%に軽減する。

 

9連撃ソードスキル〈ラクティア・シェイド〉

朱色のライトエフェクトを纏う曲刀で幻と実剣の斬撃を放つソードスキル。刀身が分身し、斬撃が3つ放たれるように見えるのが特徴。

モンスター相手には効果はないが、対人戦においては絶大な効果を発揮する。規格外の反射神経を持つ者にとっては全ての斬撃を目で追ってしまうため、かなり厄介なソードスキル。

 

7連撃ソードスキル〈リバティス・レディール〉

黄色のライトエフェクトを刃に宿し、八の字を描きながらどんどん斬撃の威力とスピードが上がっていくソードスキル。技を使えば使う程、スタックが溜まっていき、威力とスピ―ドが上がっていく(但し、戦闘が終わるたびにスタックはリセットされる)。ボクシングでいうデンプシロールみたいな攻撃モーションが特徴。

 

11連撃最上位ソードスキル〈アフタージュ・フレーム〉

淡い紫赤色のライトエフェクトを宿して発動する曲刀系統最上位ソードスキル。

右斜め斬り上げを初撃で放ち、右斜め袈裟斬り、空中三連撃での乱舞、肩を狙った二連突き、そして、横、縦、斜めの回転を加えた五連撃を最後に放つ。

ソードスキル発動中、使用者のAGIのステータスを二倍にする共通効果があり、対象がプレイヤーだった場合、出血・防御ダウンのデバフを必中で、対象がモンスターだった場合、弱体(AGIを20%ダウンさせる状態異常。ステータスデバフと重複可)・攻撃ダウンのデバフを必中で付与する上に、時間による解除がないため、対象に回復アイテムを(モンスターに対しては何かしらのスキルを)使わせなければならないため、妨害技としては恐ろしい程優秀である。更に無効化でなければ、耐性を無視して付与するため、初見ではまず対策が取れない。

 その分、最上位ソードスキルでありながら、他武器種の最上位ソードスキルと比較すると、威力が少しばかり低いという特徴もある(それでも、既存下位ソードスキルと比較すれば、余裕で上回ってはいるが…)

ALOで使用した場合、火・闇の属性を半分ずつの割合で持つ。

 

3連撃ソードスキル〈ラック・アクローチ〉

 琥珀色のライトエフェクトを放つソードスキル。

逆三角形を描くように逆さになった底辺から時計回りに三連撃を繰り出す。モーション時間が短い以外に、確定でデバフを付与する追加効果があり、プレイヤーに対しては一秒ごと0.5%ずつHPかMPが減少するデバフを、モンスターには攻撃力・防御力・スピード・抵抗値・回復力のどれかを20%低下させる。

 確定デバフを与えられる強みがある分、(特に対モンスター)ランダム性が強い部分も否めず、与えるデバフは選べず重複する可能性も大いに考えられるため、そう意味では確実性に欠けるともいえる。(同じデバフが付与された場合、効果時間が延長される)

 

3連撃ソードスキル〈カースト・キリング〉

 紫色のライトエフェクトが特徴の幻想剣ソードスキル。

レベル差・体格差・ステータス差などなど…あらゆる差によって威力が増減する特性を持つ。この差は上下というよりも、使用者と比較してどれだけ乖離があるかによって増減するという変わった換算方法を取っている(例えばフォンよりもレベルが100上の相手であっても、レベルが100下であっても、フォンからすると同じ100レベルの差があることになるので、ダメージ上昇量は同じになる。逆にフォンと全く同じレベル・ステータス・体格etc…クローンのような全く違いがない相手では減少しまくってダメージがゼロに等しくなると認識してもらえれば問題ない)

 基本的にモンスター相手となると威力が減衰しにくいため、武器固有効果も合わさって対モンスター用に使われることが多い。

 技名の由来はカースト制度とジャイアント・キリング。上下層共に効果があることから、卑下を込めての命名(対象によってはまさしく弱い者いじめになりかねないので)

 

 

●《槍》…固有効果:攻撃時、武器を振るう速度に1.5倍の補正効果。戦闘中、5秒ごとに攻撃・防御力が元の値の1%ずつ上昇していく(最大50%)。

 

単発超範囲ソードスキル〈トライ・エルスパイラル〉

跳躍し、地面に槍を突き刺した所を中心に、多数のエネルギー状の槍が周りを攻撃する。ダメージ量はそこまで高くはないが、高確率で束縛(移動・スキル・魔法の使用不可)のデバフを6秒間付与し、強化バフを解除する。

 

超広範囲多重ソードスキル〈イーティング・ブリンガー〉

大きく回転し、使用者を中心に斬撃の竜巻をおこす。

周りの物体を引き寄せる効果があり、巻き込まれた敵は、高速の斬撃を浴びた後に、大きく吹き飛ばされる。

元ネタは次元覇王流『旋風竜巻蹴り』

 

多重変質最上位ソードスキル〈レギオス・ヴォルメント〉

超高速での槍の乱撃を放つソードスキル。幻想剣の槍ソードスキルでもかなり特殊なスキルであり、槍の種類によって効果が大きく異なる。

 ランスのような重槍だと超強力な突きを放った後、味方全体の状態異常・デバフを解除し、3秒間ダメージを無効化させる(ノックバックは発生する)。但し、盾を装着していなければ発動できない(基本、SAOでは槍は両手装備での扱いだったため、実質発動不可の状態だった。二刀流との併用が前提だったのではないかとフォンは推測している)

 一方、薙刀やショートランスであれば、プレイヤーのAGI・STRに比例し、超高速の乱撃突きを繰り出す。ほとんど見切れないスピードでの連続突きに、武器自体にライトエフェクトによるダメージが付加されているため、かすっただけで直撃と変わりないダメージを受ける。但し、あくまでも連撃数・攻撃スピードはプレイヤーのステータスに則ったものなので、プレイヤーの肉体を考慮していないことから発動後の反動がとてつもなく大きい。SAO・ALOでは腕に違和感を覚える程度だが、ペイン・アブソーバーが適用されないVRでは全身に激痛が走るほどのレベルである。

 

重単発投擲ソードスキル〈二クスプロード〉

 黄緑色のライトエフェクトが特徴の幻想剣ソードスキル。

 投げた槍が爆発する…というシンプルなソードスキルである。まぁ、幻想剣ソードスキルらしい非常識な能力だが。この爆発する槍は防御力を無視するため、装甲が厚いモンスターに大ダメージを与えたりタンク重視の装備すらも一発で大破させる高威力技なのだが、爆発する関係上、投げた槍は破損するのは当然であり、しかも投擲距離も5メートルとそこまで長くないのが弱点(逆に距離が近いと、自身が爆発に巻き込まれるという弱点もある)

 余談だが、投擲するためか、(SAOでは)両手で扱うことが前提の槍を片手で投げるモーションとなっている。

 技名の由来は爆破するの英単語『explode』とニトロをかけあわせたもの…爆発と思いついて連想したものを組み合わせただけのシンプルな理由。

 

 

●《両手斧》…固有効果:相手の基礎防御力・防御バフを無視してダメージを与える(但し、一部防御スキル・防御魔法(ALO以降)は貫通不可。例として、ユニークスキル『神聖剣』など)ソードスキル発動時、斬撃にショックウェーブが加わる。

 

2連撃最上位ソードスキル〈ランダウン・スロチャーム〉

 鈍い水緑色のライトエフェクトを宿して放つ両手斧系統最上位ソードスキル。

身体をのけ反らせるように振りかぶって放つ振り下ろしから、追撃の振り下ろしか、打ち上げかを選ぶことができる不規則な型を持つソードスキル。

 最上位系統に違わない、ソードスキルのダメージ計算時、STR価を3倍にして加算するという威力強化もそうだが、何よりも2連撃目を状況に応じて選択できるという、既存ソードスキルの常識をぶっ壊す、虚を突くにはふさわしすぎる特異性を持つ。

 また、初撃を受けた対象は必ずバウンドするという特性もあるため、もし初撃を直撃で喰らえば、2撃目はほぼ必中という仕様。その分、発動までのモーションがあまりにも大きすぎる為、それ相応の隙を相手に作らせる必要がある。

 ALOで使用した場合、水3割・土7割の属性攻撃値を持つ。

 

重単発ソードスキル〈エアルバイトゥ〉

 黒色のライトエフェクトが特徴の幻想剣ソードスキル。

その場で跳躍してから真下へと斧を振り下ろすシンプルなソードスキルだが、幻想剣ソードスキル特有の特殊効果はもちろんあり、対象が浮いている場合(判断としては地面と接していないこと。壁に張り付いている場合も有効)に与えるダメージ値を1.5倍にし、更に使用者がいる高さに応じて更に威力が上昇するようになっている。

 対空能力に優れているため、蜂系や鳥系相手にも少ない打数が有効打を与えられる…ように思えるが、両手斧自体がそこまで小回りがよくないため、本当に両手斧だけで戦う人にとってはというレベルに留まっている。

 では、飛行が主流であるALOなら活躍できる…と思われたが、流石に飛行環境において後者の『高さによる威力上昇』は環境を一変させかねないとシステムに判断されたのか、SAOとの環境差ゆえにか、飛行中(正確には翅を出している時)には後者の効果が適用されなくなっている(翅をしまえば効果は適用される…ある意味落下速度を合わせた重い一撃を放てるが、空振れば大きな隙となりかねないリスキー技と化す)。

 技名の由来は大気を意味する英語『エアリアル』と、食い込む・齧り付くなどの意味を持つ英語『bite into』を組み合わせたもの。対空技ということで、なんとなく響きを求めてのもので特に考えはなかったり…決してどこぞの魔女が駆るMSに引っ張られたわけではないです(他の技名考えていた時に、メルクワンとかメリクリウスとかも候補にありましたけど)

 

高速6連撃ソードスキル〈アインズ・ストラップ〉

 灰色のライトエフェクトが特徴の幻想剣ソードスキル。

 背中に着く直前にまで両手斧を振りかぶり、そこから縦回転しながら前方に移動するソードスキル…と幻想剣の中ではとてつもなく珍しい特殊効果がないソードスキル。なのだが、技の形状自体が既に特殊で、攻撃中に少しでも触れれば6連撃がヒットする仕様となっている(システム的にそう認証されている)ため、防御や受け止めようとするのは完全な悪手であり、武器で弾こうとすれば逆に獲物を弾かれ直撃を見舞うことになるという結構凶悪なスキルでもあったりする。

 一方で分かりやすい弱点も存在し、あくまで縦方向に高速回転したまま前方に突っ込むだけの技なので、ガラ空きとなる側面からの攻撃には滅法弱い。

 名前の由来はモチーフとなった元ネタ、Vガンダムで知られるSFS『アインラッド』から。あっちは側面への攻撃への対処も完璧でしたが。

 

 

●《弓》…固有効果:50%の確率で矢が筒に再補充される(直前に放った矢と同質のものが矢筒にリサイクルされるようなもの)、弓弦を引く際のモーション負担を緩和(つまりは、素早く矢を番えられるということ)

 

魔法兼用連射ソードスキル〈ヘクセレイ・アンフィニ〉

MPを消費し、魔法の矢を放つソードスキル。MPが続く限り、矢を放ち続けることができる。一回弓を引くたびに10発の矢を放ち、着弾すると大爆発を起こす。

モーションは弓ソードスキル〈ワイド・ショット〉に酷似している。

 

超重単発ソードスキル〈グリューエン・インパルス〉

射程距離ゼロ距離の超威力の矢を放つ。弓ソードスキルの中では、異端の超接近型ソードスキル。攻撃と共に、爆発でプレイヤーを後方へ無理矢理吹き飛ばし、対象を強制的にダウン状態にする。対人戦で真価を発揮するが、ボス戦でも、ダウンを取りたいときに重宝する。

 

拡散ソードスキル〈クラウン・ブランチング〉

 時間差で枝分かれに拡散し続けていく魔法の紫矢を放つ変則ソードスキル。攻撃範囲は優れているが、矢の速度自体がそこまで早くないため、牽制や迎撃、対モンスターで使用することが多い。ちなみにUWでの使用だったため、この時だけフォンの右目が金色に変わっている。

 

分割ソードスキル〈メタモルドナ〉

白緑のライトエフェクトを宿した矢を放つソードスキル。

一定距離に達したところで矢が二つに分かれ、曲円を描くように左右から挟み撃つように攻撃するソードスキル。一見便利そうに見えるが、矢が分かれる距離は決まっており、更には攻撃する距離も一定…つまり、軌道そのものが決まっているために、ただ単発に放つと読まれやすいという弱点がある。また、威力は別れた矢それぞれに半分づつに分けることになるため、減衰しやすいという面も…

一方で、どの体勢からも放つことができるため、乱れ撃ちの中に紛れ込ませて撃つことで混乱・不意打ちを狙うことができるという強みも存在する。

 

超重撃最上位ソードスキル〈ケラブフォス・ヴェロス〉

 弓系統の幻想剣最上位ソードスキル。光と雷の属性を半分ずつ持つ。

 技を放つまでに一分間の構えを要する大技であり、この時に移動したり、もしくは攻撃を受けると技がキャンセルされてしまう(硬直は発生しない)。

 但し、その威力はデメリットを補うほどであり、フォンが多用する幻想剣《両手剣》最上位ソードスキル〈エンド・オブ・フォーチュン〉と同等でありながら、速度はキリトやユウキでさえ見極められないものを持つ。また、距離があればあるほど威力が加算するという能力を持つ。

 しかし、威力に比例して放った時の反動も大変大きなものになっており、重装備をしてなお10cmほど後退ってしまうほど(普通の装備で放てば、反動に負けて後方に吹っ飛ぶ)

 名前の由来はギリシャ語で「光」を意味する『フォス』、「雷・雷鳴」を意味する『ブロンテ―』・『ケラヴノス』、「矢」を意味する『ヴェロス』を組み合わせたもの。

 

 

●《手甲》…固有効果:HPが多いほど攻撃力に強化補正が掛かる(満タンの時には50%増加。但し、HPが75%以下になると効果を失う)、HPが少なくなるほど、攻撃力・防御力・AGI値・ソードスキルに強化補正が掛かる(HP50%以下より発動し、HPがレッドの段階で各値を100%増加)

 

超重単発ソードスキル〈ゼーロイバー・フェアダンプ〉

装備した手甲で相手に強力な一撃を与え、時間差でオーラによるパイルバンカーで攻撃する。元ネタは『スカルヘッド・ナックルガード』

 

 

●《鞭》…固有効果:攻撃力(というよりも与ダメージ値)が半減する代わりに一撃のヒット数が2倍となる。(強制であるため、任意解除が不可能)蛇腹剣時には、MPの量が少なければ少ない程にクリティカル率アップと弱点ダメージ補正が効果として追加される(最大35%増加)

 

8連撃ソードスキル<スネーク・アグリゲート>

翡翠色のライトエフェクトが特徴のソードスキル。

 初撃がヒットした瞬間、残りの7連撃が蛇の如く自動で振るわれ、一秒にも見ない高速連撃で敵を圧倒する。但し、初撃がヒットしなければ、残りの7連撃も発動せずに硬直に襲われることになるため、発動には注意しなければならない。

 幻想剣ソードスキルは、最上位系統以外はALOにおいては属性がつかない仕様になっているが、鞭系ソードスキルだけは単体属性にはなるが付与されており、このソードスキルには風属性の特性を持つ。

 元となったのは『八岐大蛇』。「8」のスネークに、技名の「アグリゲート」は英語で集合体を意味する単語の一つ。

 

単発拘束ソードスキル〈タインバウンド〉

 赤紫のライトエフェクトが特徴のソードスキル。

効果としては敵を鞭で拘束した後に、締め付けによる防御無視の固定ダメージを与えるもの。防御力を無視するため、打・闇属性の固定ダメージをそのまま敵に与えられることからタンクビルドのプレイヤーや、防御の硬いモンスターに有効である。

 その反面、敵の身体のどこかを鞭で拘束しなければならない上に、締め付けるまでに拘束が解除されてしまうとダメージが発生しないため、タイムラグとSTR値が高い敵には拘束を解かれやすいという弱点が存在する。

 「蛇腹剣」スキルで使用した場合、炎属性に変わり、更に耐性無視の効果が追加、等分割した刃の数だけ固定ダメージを連続して喰らわせるというえげつない効果が加わることになる。(さらに加えるならば、巨体であればあるほど刃に触れる面積が大きくなるために、ダメージも増加する)

 

幻想剣《鞭》複撃最上位ソードスキル《ボイド・カーネイション》

 発動時は真っ白なライトエフェクトを宿すが、その直後に各属性の色を宿した6つの鞭に分裂する最上位ソードスキルの一つ。

 上記のように、強力な6本の鞭を同時に叩き込む、6連撃ではなく、6連同時攻撃を可能とする大技。それぞれに、火・水・風・雷・光・闇の属性が宿っており、更に、各属性に個別で付随する特殊効果も存在する。

 しかし、同時に6つの鞭を振るう関係上、ダメージのフィードバックも6つ分同時に受けることになるため、そう意味ではエルドリエが愛用していた霜鱗鞭には劣る部分がある。

 名前のモチーフは輪廻転生を意味する英語の「reincarnation」、無効にするの英語「void」を捩ったもの。6つに鞭が別れるのは、輪廻転生に密接に関わる六道を意味するもの。

 

 

●鎌…固有効果:常時HPが減少していくデバフが掛かるも(最大HPの0.3%/秒)、全ての与ダメージ値が1.5倍+ダメージの半分値、HPを回復する。

 

幻想剣《鎌》単発範囲ソードスキル〈ブラッド・パイルド〉

 真っ赤なライトエフェクトが特徴なソードスキル。

地面に突き刺すことでその前方に扇情的に広がる血槍で範囲攻撃するソードスキルだが、HP量によってその内容が変化する特徴がある。

 HP量が多いほどに攻撃範囲が拡大するも一発当たりのダメージが減り、逆にHPが少ないと範囲が減少する代わりに威力が上がり、さらにクリティカル率も上昇する。

 また、この攻撃が直撃した敵を必ず中へと浮かせるという利点もあるため、味方の次の攻撃に繋ぎやすいという側面もある。

 

 

●その他

バトルスキル〈セイクリッド・ソング〉

発動すると、3秒間強力な状態異常耐性を付与し、その間に受けた状態異常に対してのレジスト時間(回復するまでの時間)を大幅に短縮することができる。強力なバトルスキルだが、発動するまでに10秒の時間を要することと、リキャストするまでに3分掛かるのが欠点。

 

体術スキル〈影畔〉

片足から繰り出す体術スキル。ノーモーションで繰り出せ、スキル硬直の時間も短いので使い勝手はいい…のだが、発動時間が短いのでスキルコネクトで使うには扱いづらく、与えられるダメージも小さいことから不意打ちや距離を取りたい時に使うことが多い。

いわゆるヤクザキック。

 

体術スキル〈馬蹴掌〉

左足を軸にして、放つ低空中飛び回し蹴り。モーションが大きいものの、放つまでのスピードはかなり早いうえ、遠心力までもが加わることで体術スキルの中でも上位の威力を持つ。

 

バトルスキル<ロオリーシャウト>

 〈バトルシャウト〉の上位互換系スキル。説明は本文で語っていたようなもので、ようするに『取り扱い注意!』という、一歩間違ったら害悪レベルになりかねないスキル。

 

盾スキル『イノセンス・プロテクト』

 盾スキルの中でも高位に位置する防御スキル。

装備している防具の物理・魔法の抵抗値が高い方で、その防御力の150%を加算した障壁を盾の前方に発動する。この障壁はあらゆる攻撃を左右に分散する特性があるため、後方の味方を守ることに特化している

 但し、発動後に1分間使用者の攻撃力が半減するデメリットが存在する。クールタイム2分。

 

 




投稿に比例し、こちらも随時、更新していきます

大剣の武装完全支配術・武装変換術に関する情報を更新しました(09/20)

登場人物に関して大きく更新しました(10/2)

映現世の剣・ソードスキルに関する情報を超絶更新しました(11/15)

WoU編の更新に伴い、キャラ設定(フォン・ユウキ・キリト・ユージオ・アリス・カーディナルの項目)を大幅に更新しました(2021/4/18)

ユウキの項で、スーパーアカウントに関する情報を微修正しました〈細かい設定は後日記載。簡易解説はtwiiterをご覧下さい〉(2021/05/04)

各キャラをWoU編中盤の状態まで大きく更新。
新たにオリキャラ:シグの項目を追加(2021/08/08)

映現世の剣・幻想剣ソードスキルに関して少しだけ更新(2021/11/28)

WoU編を反映させた状態に更新。キャラに関する項目、武器・ソードスキルに関して更新(2022/03/03)

主要キャラの情報を加筆(2022/09/04)

ソードスキル関連について最新のものにまで追加&追記・誤記訂正&オリジナルの基本ソードスキルとその他スキルの項目を追加…現在、オリジナルの魔法に関してのリストも作成しようかと思案中(2022/11/16)

新章更新に伴い、フィリアの項目を追加(2023/01/08)

ソードスキルリストを最新のものに更新&幻想剣の共通・各武器固有効果の詳細を追加(2023/04/13)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。