ソードアート・オンライン~夢幻の戦鬼~   作:wing//

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さてと…お話はUWへと戻ります。
ここから何話かに分けて、開戦直前のお話になっていきます。

そんなわけで、予告していたようにバトル回となります。
後の展開考えると、どうしてもユージオとこの人の衝突が避けられなかったので、ユージオに暴れて頂くことになりました。
この際、ユージオの闘い方や方針を決めようかという思惑もあります(後書きにて解説しようかと思います)

そして、ベルクーリの物分かりの良さ(笑)こういう時、年長者がとても活き活きしそうだなと思うのは気のせいでしょうか?

それでは、どうぞ!


第ⅩⅥ話 「不仮借の矜持、譲れぬ想い」

凍華に乗ってどれぐらいの時間が経っただろうか…後ろに乗せているフォンもようやく飛竜の感覚に慣れてきたらしく、今は高度から見る地上の光景を呆然と見ているようだった。

 

(星を見ている時もそうだったけど…今のフォンは何を思って、何が見えているんだろう)

 

ふとそんなことを思った僕は、後ろ目で未だに色を失っている彼の左目を見ていた。見た目だけは完全に視力を失くしているように見えるその目は、彼曰く見えているらしい。

 

それでも…その左目を通して、彼は一体何を見ているのだろうか…

 

その答えを知ることができれば、フォンの記憶は戻るのだろうか…

 

何故かは分からないがそう思った僕は、フォンに気付かれる前に僕は視線を前方へと戻した。いつまでもジロジロと見るのは失礼だと思ったし、もうそろそろ山脈を超える頃だったので、視界を確認しようと思ったのだけど…

 

「ユージオ!見えてきたわ…!」

 

隣を飛ぶ雨縁から聞こえてきたアリスの言葉に、僕は慌てて前方…その遥か先に見えた光景を視界に捉えた。山脈を超え、雲を抜けた先…多くの旗と兵舎、そして、散り散りに点在する人の影…そこが僕たちの目的地である人界軍の駐屯地であった。

 

目的地までラストスパートの加速を掛けた凍華たち…一気に駐屯地が近づき、兵士たちの訓練の掛け声と闘気が少しずつ感じ取れてきた。そして、僕たちの飛竜が近づいてきたことに気付いたのか、近くにいた飛竜が雄たけびを上げていた。

 

もしかすれば、今の雄たけびで向こうも僕たちの存在に気が付いたかもしれない…とにかく着地しなければと、僕たちは凍華たちに高度を下げるように指示する。先程の飛竜のすぐ傍に着陸した凍華と雨緑…流石に3度目となると、僕も凍華の乗り方に慣れ、問題なく着陸することができた。

 

雄たけびを上げた飛竜が、凍華たちの姿を見て、嬉しそうな鳴き声を上げていた。もしかしたら、セントラル・カセドラルにいた時に仲良かったのかと思いつつ、先に凍華から降りた僕は、フォンが降りるのを手伝っていると…その人はやってきた。

 

「アリス様!お待ちしており……貴様らは…!」

「…ご無沙汰しております…エルドリエさん」

 

喜びの笑顔で駆け寄ってきた騎士…エルドリエさんは僕とキリトたちの姿を認識し、その表情を歪めた。いきなりそんな表情をするのは失礼だとは思うが、エルドリエさんからすれば、セントラル・カセドラルの庭園で敗北し、整合騎士たちを倒し、アドミニストレータを討った僕たちのことを良く思っていないことなど…むしろ当然と言っていいだろう。

 

それでも、挨拶をしないというのも無礼だと思い、僕はできるだけ感情を押し殺して頭を軽く下げた。だげど、僕の挨拶を無視し、エルドリエさんはアリスへと疑問を投げ掛けた。

 

「アリス様…これはどういうことですか?何故、彼らがここにいるのですか…!?彼らは…」

「…エルドリエ。言いたいことは分かります…ですが、彼がここに来たのは、ユージオ自身の意思です。私が止めたところで彼はここに来るつもりでした。ユージオ自身が闘うと決めたのです…そう決めた以上、私に止める権利はありません」

「…っ…!納得できません…私は師の帰還を望んでいましたが…いくら戦力が足りないからと、咎人である彼の力を借りるなど…!」

「エルドリエ……それは…」

 

「もしも僕たちが咎人だと言うのなら、尚更僕はここから離れるつもりはありません」

 

「…ユージオ…!」「…っ!?」

 

エルドリエの言葉に困った様子のアリスの前に立ち、僕はその言葉を放った。無視してもなお、僕が出てきたことに驚くエルドリエさんと、言葉を遮られたアリスからそんな声が漏れていた。

 

「貴方が言う様に、混乱を引き起こした僕たちは真っ先に責任を取らなければならない…そんな咎人であっても、僕は剣士です。だからこそ、責任を果たせとおっしゃるのなら、剣を振るいます…そのために僕はここに来たんです…戻れと言われても戻る気はありません!」

「ふざけるなぁ…!?いくら整合騎士たちを倒すことができたとはいえ、たかが一般民が戦争に加わろうなどと…!」

「そこまでだ!!」

「「「っ…!?」」」

 

僕が退く気がないと理解したエルドリエさんから怒りの籠った声が放たれた。このまま一触即発になるかと思われたが、その場に割り込んできた声に僕たち三人は視線を向けられてしまった。

 

「そうかっかするなよ、エルドリエ…そして、久しぶりだな、嬢ちゃん、氷の坊主」

「お、叔父様…」「…ベルクーリさん」

 

背後の丘から姿を現したのは整合騎士長…僕がカセドラルで相対した最強の騎士ベルクーリ・シンセシス・ワン…その人だった。軽装のまま、ベルクーリさんの武器…神器『時穿剣』を担いだまま、彼は僕たちの方へと降りてきた。

 

「ふむ…嬢ちゃん、少し見ない間に顔が少しふっくらとしたかい?それに雰囲気も…かなり柔らかくなったようだな」

「ご無沙汰しております」

「ああ…坊主…ユージオも故郷でずっとのんびりしていたというわけじゃないみたいだな…体格はあの時とほとんど変わっていないし…どうやら一皮剥けたようだな。纏う雰囲気がかなり変わってやがる」

「鍛錬が日課となってましたし…それに、ルーリッドでも色々あったものですから…」

「そうか…(ほう…なるほどな。そういうことか…)」

 

僕らを一瞥しただけで、まるで見透かしたかのような言葉を放つベルクーリさん…僕たちの姿に何かを思ったのか、何故か感心している様子だった。

 

「騎士長…!これがかっかせずにいられるわけがないでしょう!?」

「だから、落ち着けよ、エルドリエ…何に怒っているのかは知らんが、ユージオの実力を疑うのだというのなら、俺が保証する」

「なぁ…!?」

 

ベルクーリさんの僕を擁護する発言に、エルドリエさんの言葉が止まった。

 

「俺はこいつとセントラル・カセドラルで闘った…がむしゃらでまだまだ粗い剣筋ではあったが、ユージオは武装完全支配術を限界まで使いこなし、相打ち覚悟で俺を倒した……こいつ一人が加わってくれることは、かなりの戦力になると俺は考えている。

それはカーディナル殿も同じ意見だ…だからこそ、カーディナル殿はユージオにも飛竜…あの誰にも仕えることのなかったじゃじゃ馬娘を授けたんだからな」

「あ、あの暴れ飛竜を…この者を主として認めたというのですか…!?」

 

(えっ…!凍華ってそんなに性格悪かったの…!?甘えん坊な感じだったから、おとなしい良い子だと思ってた!?)

 

ベルクーリさんの言葉とエルドリエさんの驚きように、僕も内心驚いていた。横目でアリスにも確認を取って見たが、小さく頷いた彼女はそれが事実だと肯定した。そのまま信じられない目で僕は凍華を見るも、気付くことなく彼女は雨縁と共に例の飛竜との再会を喜んでいた。

 

「…っ…!それでも、私は認められません!いくら騎士長のお墨付きであろうとも、あのカーディナルとかいう女の推薦であり、我らと一度は敵対した彼をわが軍に迎え入れるなど…到底納得できません!!」

「はぁ…お前さんも頑固だな。だったら、一体どうしようって言うんだ…?」

 

頑なに自身の主張を曲げないエルドリエさんに、流石のベルクーリさんもやれやれといった表情を浮かべていた。(もう好きにしろみたいなどこか諦めた表情…ではないと信じたい)そのまま、事態の解決方法をエルドリエさんへと委ねた。

 

ベルクーリさんの言葉を受けたエルドリエさんは、僕の方を見たと思えば、

 

「彼に…一対一での決闘を申し込みます…!」

「っ…!?」

「エルドリエ…!それは…!?」

「わが師が何と言おうとも、こればかりは譲れません!貴様も剣士だと言うのなら、私に剣でその実力を認めさせてみろ!」

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

まさかの提案にアリスから反論の声が上がるも、それすらも聞き入れないエルドリエさんの決意は固かった…説得することは不可能だと悟り、不安げなアリスの視線と、判断を委ねるといったベルクーリさんの視線が、僕の元で交差した。

 

一息吐き、覚悟を決めた僕は真剣な表情をしたエルドリエさんの目を真っ直ぐ見て答えた。

 

「その決闘…受けて立ちます……整合騎士エルドリエ殿」

 

 

 

(どうして…こうなった…!?)

 

エルドリエさんの決闘の申し出を受け入れ、兵舎の中でも拓けた場所へと移動した僕たち。そのまま決闘がすぐ始まるかと思っていた僕だったが…まさかの事態に内心途方に暮れていた。

 

「おいおい…エルドリエ様が決闘をするんだって…!」

「相手は…子供か?」

「いや…あいつは最高司祭代行の秘蔵っ子らしいぞ?」

 

そう…エルドリエさんが決闘をするという話が兵士たちへと伝わり、その話を兵士伝手に聞いた整合騎士たちまでもが知り、ベルクーリさんが兵士たちにとっても良い経験に

なるだろうと判断したために、僕とエルドリエさんの決闘の場を観戦する人だかりの輪が出来上がってしまっていたのだ。

 

アリスとベルクーリさんだけが立会人かと思っていた僕は現状の事態に物凄い圧を心で感じていた…キリトはよくこんな状況でウォロ先輩と闘っていたなと思ってしまう程だ…ちなみに、フォンは全く興味ないとのことでキリトを連れて寝屋へとさっさと向かってしまった。(薄情だと感じた僕は決して間違ってないと思う!)

 

周りを見渡せば、見知った顔も見られる…セントラル・カセドラルで闘ったデュソルバートさんやファナティオさん、暗殺されそうになったフィゼル・リネル…さん(?)、更には四旋剣の方々や見たことない整合騎士の人も…そういえば、カーディナルさんやイーディスさんが見えない…そんなことを考えていると、

 

「…余裕だな?相手から目を離し、周りの光景を見るなど」

「えっ…い、いえ…!まさか、こんな大人数に見られながら、試合をするなんて思ってもみなかったので……すみません!?」

「…っ!?」

 

エルドリエさんの視線が更に厳しいものに変わった…怒らせるつもりはなかったのだが、僕の態度にエルドリエさんの不満が更に高まってしまったようだ。今にも斬りかかってきそうな闘気は、セントラル・カセドラルでキリトたちと一緒に闘った時よりも濃く感じた。

 

「これより、整合騎士エルドリエ・シンセシス・サーティワンと剣士ユージオによる決闘を執り行う!決着は急所への寸止め…多少の負傷でも、戦闘不能と判断するまでは止めはしない!武装完全支配術の使用は許可するが、記憶開放術や周囲へ被害が出る攻撃は禁止する!両者、それでいいか?」

「はい!」「問題ありません」

 

立会人兼審判を務めるベルクーリさんが、真剣な態度で僕たちに確認してくる。二人して、同時に答えたことで、決闘が同意されたことでベルクーリさんが開始の合図を告げる。

 

「それでは、両者…抜刀!」

「っ…!」

 

その言葉と共に青薔薇の剣を抜き、いつもの構えを取る…対するエルドリエさんも騎士剣を抜いた。変わらずぶつけられる闘気につばを飲み込み、剣を握る手に力が籠る。

 

(勝てる、のか…?あの時はキリトやフォンがいて…エルドリエさんも油断していた。フォンも言ってたけど、あの時勝てたのは偶然…)

 

あの時とは違い、相対するのは本気のエルドリエさん…ベルクーリさんにも相打ちでようやく引き分けられたというの、勝つことなどできるのかという考えが僕の胸を掠める…だけど…

 

「…っ…(ユージオ…!)」

(…!そうだ…アリスと約束したんだ…隣にいるって…!だから…勝てる、勝てないじゃない…やるんだ!!)

 

ベルクーリさんの背後で不安な表情をした彼女が見え、僕の頭からそんな恐怖など消え去ってしまった。今の僕にできることは持てる力を出し切り、全力をぶつけて闘うことだけだ。その想いと共に剣を構え直す。

 

「…始め!!」

「っ…でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」「うおおおおぉぉぉぉぉ!」

 

全力の咆哮と共に剣がぶつかる…優先度で優っている筈の青薔薇の剣を騎士剣で受け止めるエルドリエさん。力を込めるも、鍔競り合いは拮抗したまま…しかし、余裕という姿ではないようで全力で僕と剣をぶつけあっていた。

 

「「くぅ…!はぁぁぁぁぁ!!」」

 

鍔競り合いのままでは意味がないと悟り、僕たちは互いに距離を取り合い、再度剣を交える。しかし、流石は北帝国代表剣士にして四帝国統一大会の覇者…隙のない剣戟を嵐の如く繰り出していくエルドリエさんに僕はいつしか防御に回ってしまっていた。

 

これが本気を出したエルドリエさんの剣技だと驚きつつ、その早すぎる剣になんとか食らいついていく。ベルクーリさんの剣技とは全く異なる…しかし、洗練された剣は、僕を否定するなど当たり前といってもいい程の実力だった。

 

「…流石はエルドリエ様だな…あの小僧、防ぐのがやっとじゃないか?」

「だな…騎士様が決闘をするからと聞いて見に来たが、時間の無駄だったか」

 

「…分かっておらぬな」

「そうですね」

「えっ…?」「何が、何が…?」

 

兵士たちが一方的な試合運びになってしまっていると思い、各所から不満の声が漏れ始める中、整合騎士…ユージオと対峙したことのあるデュソルバートとファナティオが呆れた表情と共にそんな感想を漏らしていた…それがどういう意味か分からず、フィゼル・リネルから疑問の声が上がる。

 

「…見ていれば、分かる。この試合…どう転ぶか、分からぬぞ」

「「……?」」

 

曖昧に答えたデュソルバートが視線を決闘へと戻したことで、大人しく二人も決闘の行方を見守り続けることにした。この場にいる者の中で、ユージオが防戦一方になってしまっていると思っていない者は限られた者だけだった。

 

それを理解しているベルクーリの後ろで、決闘を見守っているアリスの手には力が籠ってしまっていた。

 

(…ユージオ…!?)

 

そんな思惑が起こっているとは知らない僕は…冷静にエルドリエさんの剣裁きを見極めていた。

 

(っ…確かに今まで受けてきた剣の中で一番早い…!けど…!?)

 

頬や腕に少し剣傷ができていたが、最小限度の被害に抑えることができていた…そして、ようやく目もエルドリエさんの剣に慣れてきた。

 

「…っ!?(こいつ…まさか…!)」

「…!はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

連撃を完全に捌き切り、反撃の一撃を繰り出す!しかし、咄嗟に回避したエルドリエさんには届かず、僕の剣は空振るが…僕の頭に焦りはなく、落ち着いたまま、エルドリエさんの姿を目で追えていた。

 

(…確かに私が圧倒していた筈なのに…いつの間にかこちらの剣技に順応しているだと…さっきほどの一撃も、今度は避けられるかどうか…)

「…ふぅ…(いける…エルドリエさんの剣についていける…!)」

「ならば…これならどうだぁ!!」

「秘奥義…!?それなら…!」

 

普通の剣技ではなく、秘奥義を繰り出してきたエルドリエさんの動きに合わせ、僕も剣を下方に構え、秘奥義を発動させ迎え撃った。エルドリエさんが放ったのは、ザッカライト流〈蒼風斬〉…それに対し、僕が放つのは…

 

「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「はあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

秘奥義がぶつかり合い、周囲に突風が巻き起こる…互いに譲れない思いと共に剣が拮抗するも、先に動いたのは僕だった。一撃目がエルドリエさんの剣から離れると、押し勝ったという勢いでエルドリエさんが剣を振るおうとしてくるが…その剣は僕には届かなかった。

 

「…なぁ……二撃目!?」

「っぅ……でやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

そう…エルドリエさんは初めて見た筈だ…他の流派とは異なるアインクラッド流の連撃秘奥義を…僕が放ったアインクラッド流剣術2連撃秘奥義〈バーチカル・アーク〉の二撃目に目を見開くエルドリエさん…対応する暇などあるわけもなく、青薔薇の剣が騎士剣ごとエルドリエさんの体を後方へと吹き飛ばした!

 

まさかの2連撃に不意を突かれたエルドリエさんは吹き飛ばされつつも、体勢を空中で整え、無事に着地していた。そして、整合騎士であるエルドリエさんが押し負けたことに周囲は言葉を失ったようで、先程の喧騒が嘘のように静まり返っていた。

 

「…一度だけでなく、二度まで不意打ちを受けるとは…」

「…少しは認めてもらえましたか?」

「そうだな…確かに貴様の剣の腕が確かであることは理解できた…しかし、私を納得させるにはまだまだ…だからこそ、私の持てる全力で君を倒すとしよう!」

 

セントラル・カセドラルでの闘いだけでなく、純粋な剣での決闘でも自分が押し負けたことを…意外にもエルドリエさんは素直に認めていたようだった。これで決闘を終わりにしてくれるかと淡い希望を抱いたが、もちろんエルドリエさんがそんなことを思っているわけもなく、騎士剣を鞘に納めたエルドリエさんは…

 

「我が意思に応えよ!エンハンス・アーマメント!!!」

「っ…!(武装完全支配術…!?)」

 

エルドリエさんが持つ神器…『霜鱗鞭』を抜き、武装完全支配術を解放した。その威力と脅威は、以前闘った時にこの身で味わっていたのでよく知っていた。そして、真の力を解き放った霜鱗鞭の力を目にしたのは初めてだった。

 

「さぁ…ここからが本番だ。いくぞ!」

「くぅ…!?」

 

そのエルドリエさんの言葉に応えるかの如く、霜鱗鞭が光と共に分裂していく…その鞭が七つの頭を持つ蛇の様に分かれ、僕の元へと襲い掛かってきた。先程の剣技など遊びだったかように、恐ろしい速さの乱撃に再び僕は防御へと徹した。

 

以前、キリトが『鞭はリーチが長い分、切り返しに難がある』と言っていたが…そんな助言など嘘だと言わんばかりに、七つの鞭が縦横無尽に前面から襲い掛かり続けてくる。

 

一撃が致命傷になりかねない攻撃が、時には時間差で、時には同時に…複数の蛇の頭が襲い掛かってくる様は…エルドリエさんがどれだけ霜鱗鞭の使い方を熟練してきたのかを証明するかのように乱撃だった。

 

なんとか速さに目が慣れても、この七つの乱撃を捌きながら反撃することなど、不可能に近かかった。どうにかして鞭の数を減らさなければ、勝機はなかった。

 

「はぁ…はぁ…!ぐぅぅぅ!?(このままじゃやられる…!)」

 

今使える秘奥義では、例え秘奥義連携で7連撃以上を繰り出せたとしても、こうも距離が離れてしまっていては本命の一撃をエルドリエさんに叩き込むことが出来ない。

 

だからといって、青薔薇の剣の武装完全支配術で霜鱗鞭を封じようとしても、技の範囲が広すぎるせいで、無造作に放てば周囲の人たちを巻き込みかねない…今の状況では威力をコントロールする余裕なんてないのだから尚更の話だ。

 

次々と迫り続ける蛇撃の嵐に精神的にもどんどんと追い詰められているような錯覚を覚える。なんとか防御できているも、押し切られてしまうのは時間の問題だった。

 

(あの鞭の嵐をなんとかしないと…!考えろ……必ず勝機はある。相手の動きを…鞭の軌道を……鞭?)

 

青薔薇の剣で全ての乱撃を紙一重で捌き続けながら、僕はエルドリエさんの動きを観察し続けていた…なんとか隙を見つけようと思考を重ねている時だった。僕の脳裏にあの時の光景が蘇った。

 

セントラル・カセドラルで闘った時…フォンが不意打ちでエルドリエさんが持つ霜鱗鞭を打ち落とした時のことだ…その記憶が僕にあることを気付かせてくれた。そして、反撃に転じるべく、覚悟を決めた僕は…迫り来る蛇鞭たちに突っ込んだ!

 

「覚悟を決めての特攻か…!?その意気は良し…しかし!」

「っ…(狙うは一点…!多少の怪我は…)承知の上だ!!」

 

僕の動きにエルドリエさんも迎撃するべく、霜鱗鞭を振るう。その意志に従い、再び四方八方から蛇鞭が襲い掛かってくる…それを急所と腕・足以外の防御を捨て、ギリギリで躱していく。そして、僕の正面へと蛇鞭の一本が襲い掛かってきた時…僕が待っていた勝機が訪れた。

 

「っ…そこだぁぁぁ!」

 

正面から迎え撃つように青薔薇の剣で蛇鞭を貫く。勢いを殺された蛇鞭だったが、動きが止まった僕を残りの6つの鞭が襲い掛かろうとしていた…けど、

 

「…!たかが一つを潰したぐらいで…!これで終わりだ…!」

「いいえ…それはこっちの台詞ですよ、エルドリエさん…エンハンス・アーマメント!!!」

「なぁ…!?本当に武装完全支配術を…!?」

 

蛇鞭たちが襲い掛かってくるよりも早く、青薔薇の剣の力を解き放つ…青薔薇の剣から異常な冷気が一気に解き放たれ、エルドリエさんから驚きの声が出ていた。

 

霜鱗鞭の乱撃に惑わされていたが、神器であろうと霜鱗鞭は手持ち武器であることには変わりない…化物蛇の如くいくら鞭が7つに分かれようと、その大元となる体は同じ…全ての頭が体で繋がっている…それは、一つの頭から柄を通じて氷を伝わせることができるということだ。

 

地面を伝わせれば周りに被害が出るのなら、伝わせる部分を狙い縛ればいいのだ…そして、青薔薇の剣の永久凍土が伝わる速さは、エルドリエさんが対応するよりも早かった。

 

「くっ…そんな!?霜鱗鞭だけを凍らせたというのか…!?」

「っ…今だ!!」

 

咄嗟に霜鱗鞭を手放したことで自身が凍ることを阻止したエルドリエさん。まさかの眼前の光景に動揺していたが、その隙を逃すわけにはいかなかった。凍り付いた蛇鞭から剣を抜き、勝負を決めるべく、一気に彼の元へと駆け出した。

 

「……!まだだ…私はエルドリエ・シンセシス・サーティワン!!整合騎士としての誇りのためにも、負けられぬのだァァァァ!?」

「なぁ……腕を犠牲に…!」

 

その咆哮と共に、凍り付いた霜鱗鞭を拾い上げたエルドリエさん…その腕に氷が伝わりながらも、霜鱗鞭を持ち上げた。そして、僕は見た…エルドリエさんの意志に応えるかの如く、凍り付いていた霜鱗鞭が振動する様を…その瞬間、霜鱗鞭の氷が次々と砕け散っていった。

 

「くっ…(まさか…エルドリエさんの意志に…心意に応えたっていうのか…!?)」

 

続々と復活していく蛇鞭たち…その矛先はまさしく蛇の如く、僕を仕留めようと迫って来ていた。しかし、エルドリエさんを射程距離に捉えるまであと少しという位置にいた僕に、ここで引き返すという選択肢は残っていなかった。

 

もしここで退いてしまえば、もう次はない…ここで止まったら、僕の覚悟はそこまでだったということになる…その一心で僕は最後の勝負に出た。

 

「ぬぅぅ…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

青薔薇の剣を大きく構え、秘奥義を発動させる。アインクラッド流2連撃秘奥義〈スネーク・バイト〉…左右交互に繰り出す水平2連撃で二本の蛇頭を弾き飛ばす。しかし、今度は4本同時に氷から解き放たれた蛇鞭たちが上空前方から襲い掛かってきていた。

 

「アインクラッド流…ホリゾンタル・スクエア!!」

 

その追撃を、僕も秘奥義連携で次なる秘奥義を放ち、空中で舞いながら打ち落としていく。秘奥義の勢いで飛び上がった僕は最後の一撃…3技目となる決定打をエルドリエさんへと叩き込むべく、剣の矛先を定めた。

 

(このまま…!落下する勢いと共にバーチカルを叩き込む!)

「おおおおおおおぉぉぉぉ!霜鱗鞭!!」

「…そんなぁ…!」

 

エルドリエさんの叫びと共に、最初に凍らせた蛇鞭が息の根を吹き返した。主を守る最後の盾として、眼前へと立ち塞がり、僕は言葉を詰まらせる。

 

(駄目だ……このままバーチカルを放ったとしても、霜鱗鞭の威力に相殺されて、エルドリエさんに届かない…!秘奥義連携もこれ以上は撃てない!?負ける…!)

 

秘奥義連携を放てる時間は限られている…けど、このままじゃ押し負けてしまう。そんな迷いが僕の心を揺さぶっていた時…

 

「…ユージオ!!」

(アリス…!?)

 

その声が耳に届いた…顔を見なくても、その声色で誰の声か、どういった思いが詰まっているのか…理解できた。

 

(そうだ…アリスと約束したんだ…!ずっと一緒に、隣にいるって…だから……だから…!)ここで、負けるわけにはいかないんだぁぁぁ!!」

 

その咆哮と共に僕は青薔薇の剣を背後へと振りかぶった…その動きは無意識だった。その時、体が勝手に動いたのは偶然か、それとも必然か…

 

心意の力を解放し、未知なる姿と化した(キリト)が悪魔の道化を貫いたあの技を…

 

意識を失う直前に見た、赤き陽光の炎を纏った(フォン)が最恐の独裁者へと引導を渡したあの技を…

 

一度も放ったことがないその技を…彼らが放っていた時の姿を強くイメージし、青薔薇の剣へと込めるように前方へと突き出した。

 

「…ぐぅぅ!はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

青薔薇の剣に一瞬真っ赤なライトエフェクトが映ったが、その色を掻き消すかのように青薔薇の凍気がオーラを形成し、轟音と共に僕の体は下前方へと突進した。そして、それを迎え撃つ蛇鞭とぶつかったが、一瞬の均衡の末に蛇鞭は砕け散り、僕の剣はそのままエルドリエさんへと向かっていた。

 

「なぁ…!?」

「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

後先など考えず、最後の力を込め、僕はエルドリエさんの体を貫こうと、その勢いへと身を任せて…

 

「そこまでだ…!」

「「っ…!?」」

 

その言葉と共に腕に大きな衝撃が走り、剣筋が大きくずらされた。同時に剣戟の威力を殺され、僕は地面に激突することなく、不時着することができた。一瞬何が起こったのか分からず呆けてしまったが、見上げた視線の先にいた人物…ベルクーリさんがしかめっ面をしていることから、状況がようやく飲み込めた。

 

「ったく…確かに多少の怪我は目を瞑るつもりだったが、殺し合いは禁じた筈だぞ。まぁ、もっと早く止めれなかった俺も悪いということで多めに見てやるとするか…二人とも、大丈夫か?」

 

時穿剣で、僕の放った最後の一撃を強引に受け逸らしてくれたようだ。ベルクーリさんの言葉に寸止めでの立ち合いだったことを思い出すも、僕もエルドリエさんも完全にそのことが頭から抜け落ちてしまったようだ。

 

立ち上がり自分の体を確認するも、ベルクーリさんが上手くいなしてくれたことで大きな怪我はしていなかった…地面に突き刺さってしまった青薔薇の剣も、天命が減っていること以外は目立った損傷はなく、ホッと一息吐きつつ、ベルクーリさんに答える。

 

「ベルクーリさん…僕は、大丈夫です」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「エルドリエ、呆けているところ悪いが…これで文句はないだろう?」

「っ……え、ええ。認めざるを……得ません」

「よし…この決闘、剣士ユージオの勝利とする!」

 

「「「「「……おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」」

 

ベルクーリさんがそう宣言して一拍…周囲から歓声が爆発した…いきなりの大音量に驚き、遅れて耳を塞ぐも、耳がキーンとなってしまい手遅れだった。

 

「凄かったな、今の!?あれが騎士様たちが使う武装完全支配術か…」

「エルドリエ様の霜鱗鞭にも圧倒されたが、あの剣士の剣…まさかあれも神器だったとはな。しかも、互角以上に剣技をぶつけるなんて…」

「誰だよ、勝ちが見えた試合だなんて言った奴……どちらが勝ってもおかしくない決闘だったぞ?」

「俺たちよりもかなり下の子があんな剣術を使うとはな…見たことない流派だが、どこの学院だ?」

 

決闘前とは真逆の声が聞こえ、皆の視線が僕に集まっていた。逆に整合騎士たちは感心しながらも、先程の決闘についてそれぞれの意見をぶつけているようだった。今にも問い詰めてきそうな周囲の気配にどうすればいいかと困惑していると、

 

「…コホン!決闘はこれにて終了とする!ほら、各自持ち場に戻れ!騎士たちは指揮を執り、小休止を挟んだ後、兵士たちの鍛錬を再開させろ!各自解散!…やれやれ…」

 

周囲にいる騎士・兵士たちに号令をかけるベルクーリさんは少し疲れた様子で口調を元に戻し、今度は僕へと声を掛けてきた。

 

「ユージオ…お前さんもさっきの決闘で少なからず切り傷を負っただろう?服も余波でボロボロになっちまってるな…新しい物を用意させるから、準備ができるまで少し休んでいろ……アリス!」

「…!は、はい…!」

 

騎士長口調のベルクーリさんにいきなり名を呼ばれたアリスは一瞬驚きながらも、こちらへとすぐに駆け寄ってきた。何事かとアリスが疑問符を顔に浮かべていると、

 

「お前さんはユージオの怪我の手当をしてやれ。あっちに誰も使っていない天幕がある。別命があるまで、二人ともそこで待機しているように…いいな?」

「は、はい…」「…分かりました」

「ならば、すぐに行け。…エルドリエ、お前さんの霜鱗鞭もさっきの攻防で酷く天命を損耗した筈だ。夕方には、補給部隊と共にカーディナル殿が合流される。その時に天命の回復をお願いしろ…話は俺からも通しておくから、それまでは自身の天幕で体を休めておけ」

「……かしこまりました、騎士長」

 

ベルクーリさんとエルドリエさんのそんな会話を耳にしながら、僕は先を行くアリスの後を追ってその場を後にした…のだけど…

 

(…なんか怒ってる…?)

 

先程からアリスが一言も話さないのだ…その背中からは何と言えばいいか、彼女の怒りを感じるような気がして、僕は内心少し恐れていた。

 

しかし、そんな僕の気持ちとは裏腹に天幕へと着いてしまい、アリスは無言で先に中に入ってしまった。仕方なく僕も後に続いた。中は物置にされているのか、整理整頓された武具たちが並び、小さなテーブルと椅子が3脚だけ置かれていた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

だが、中に入ってもアリスの様子に変化はなく、こちらにも振り返ってくれない彼女にどうしようかと思った僕は、恐る恐る彼女へと問い掛けた。

 

「あの…アリス…もしかしてだけど、怒ってる?」

「…すぅ…怒ってる…」

「えっ……ど、どうして…?まさかと思うけど、弟子のエルドリエさんが負けたからとか…?」

「…ユージオ、私を更に怒らせたいの?」

 

一番の可能性を言ってみたのだが、正解どころかとんでもない地雷を踏み抜いてしまったらしい…怒気どころか殺気までもがアリスから一瞬流れた気がした。下手に言葉を発せない状況に困惑が深まっているところで、ようやくアリスがこちらを向いてくれたのだが…

 

「…ううぅ…!馬鹿…!?」

「おっと…!」

「馬鹿…ユージオの馬鹿!?なんであんな無茶をするのよ!見てるこっちはずっとハラハラさせられたのよ!?それなのに、武装完全支配術を使っている霜鱗鞭に突っ込んで、相殺しようとするなんて……心臓が張り裂けるかと思ったじゃない!?」

「…あー……ゴメン」

 

そう言われてようやく分かった…涙と共に軽い拳をぶつけてくるアリスがどれだけ僕のことを心配してくれていたのかを…本当は僕とエルドリエさんが決闘することになってから、ずっと心配してくれていたのだろう。

 

それなのに、あんな試合運びを見ていれば、何度も馬鹿呼ばわりされてしまうのも致し方ないことだろう。けど、ああでもしないとエルドリエさんに勝つことなんてできなかったし、それに…

 

「本当にゴメン…だけど、君と約束したから…そのためなら、あんな馬鹿気たことをしたって、勝たなきゃと思ったんだ」

「…ユージオ…貴方、卑怯だわ。そんなこと言われたら、こっちは何も言えなくなっちゃうじゃない…」

「アハハ……ゴメン」

「でも…カッコ良かったわ…」

「えっ…?」

 

僕の言葉にそれ以上反論することができなくなったアリスに軽く睨まれる。そこは僕も譲れないところだから許してほしいと思っていると、ポツリと漏れたそんな感想がアリスから聞こえ、思わず聞き返してしまう。

 

「…カッコ…良かったって言ったの……二度も言わせないでよ」

「う、うん……」

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

まさかそんな感想を言われるとは思ってもみてなかったので、顔が熱くなってしまった。眼前のアリスも顔が真っ赤になっており、恥ずかしさの余り、二人とも黙り込んでしまった。

 

「……!ほら、さっさと治療しちゃいましょう?いつまでもそんなに沢山の切り傷を残してたら、どんどんと天命が減っちゃうし…すぐに神聖術を使うわね」

「う、うん…お願い……そうだ。青薔薇の剣の天命もかなり減ってしまったんだけど…」

「それは後で砥石を使って回復させられるから、大丈夫よ。ほら、剣よりもまずは貴方の方よ。早く椅子に座りなさい!」

「分かった、分かったから!座れるから、強引に引っ張らないでよ…!?」

 

昔のような感じで僕を椅子に座らせようとするアリス…そんなやりとりに懐かしさを覚えつつ、僕はおとなしくアリスの治療を受けることになった。そんな僕たちを…

 

「…やっぱりそういうことか…」

「閣下…盗み聞きは感心しませんよ?」

「ファナティオか…これは盗み聞きじゃなく、騎士長として部下の成長を見届ける義務であってな」

「そんな言い訳が通用するとお思いですか?そんなことはいくらでも天幕にてお聞きいたしますので…ついてきてもらえますよね?」

「…分かったから、その怒気を抑えてくれ…お前にそんなものを出されては、いくら俺でも流石に効くものがある…」

「……でも、良かったですね。アリスにも良い人ができたみたいで…カセドラルで対峙した時とは比べ物にもならない闘い方をしていて、あの彼が同一人物なのかと疑ってしまいましたよ…」

「仮にも俺と引き分けたんだ…嬢ちゃんを預けるだから、あんくらいはしてもらわないとな…それに、今は一人でも戦力が欲しいからな。さっきの決闘でユージオの実力は軍の皆には伝わっただろう……さてと、それじゃ気付かれる前に退散するとするか」

「そうですね…でも、盗み聞きしていたことはしっかりと話を聞かせてもらいますからね…閣下?」

「…(誤魔化せなかったか)」

 

ベルクーリさんとファナティオさんが仲睦まじく会話しながら見守っているとは全然気が付いていなかった。

 

ファナティオさんの折檻の目にベルクーリさんはやれやれといった様子で彼女と一緒にその場を後にしたということにすら、僕たちは最後まで気が付かなった。

 




『最後の最後でイチャつくじゃねーよ、そこ…』
と、フォンがいたら、間違いなくツッコミを入れてそうなラストの終わり方ですみません…でも、後悔はしてません!(そして、さりげなくベルクーリとファナティオを絡ませるというオチ)

そんなわけで、ユージオ対エルドリエ…正真正銘の真剣勝負回でした。
セントラル・カセドラルでは、フォンとキリトとの三人掛かりでの、隙を突いての辛勝でしたが、今回はユージオの成長とその片鱗が更に垣間見えた勝利となりました。

一応名言しておきますが、作者は別にエルドリエとかが嫌いとかそういうわけじゃないです(何か損な役割ばかり押しつけてるかもしれませんが、なんやかんやで騎士の中ではイーディスの次に出番多いじゃないでしょうか?)
この後の話で、しっかりと挽回させますので、エルドリエ好きの方々、ご安心下さい!

さてと…今回、ユージオの基本的な立ち回りを細かく書いたつもりですが、
基本的にユージオは自身の力を過信しない、堅実な戦い方をするイメージを持たせています。なので、その剣型も守り寄りのカウンタータイプを意識している形を本作では取らせて頂きました。(ス〇ー・ウォーズのオ〇=ワンみたいな感じですね)
まぁ、師匠二人が攻撃型や特殊戦法型だったので、そのフォローをしていたら、自然とそうなる感じもあるのですが…(笑)

次回は、お待たせしました…!遂に傍付きトリオの再登場回でございます。
というわけで、アリスが大変なことになります…

それではまた!

紫様信仰者さん、
ご評価ありがとうございました!

以下の戦い方のうち、見てみたい・好みだというものはどれですか?

  • 様々な武器を換装し続ける暴れ無双
  • 武器射出無双(ゲー●・オブ・バビ●ン)
  • 過剰威力での殲滅無双
  • 精神かつ覇気的要素での威圧無双
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