ソードアート・オンライン~夢幻の戦鬼~   作:wing//

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散々考えました…他のルートはないのかと…
ですが、全てが良い方向に傾くことなどあり得ない、という譲れない考えも作者にはありまして、フォンを闘えない状態にした時からこのお話は考えておりました…

だからこそ、一番サブタイに悩んだお話でもあります…
いくつもの候補からピッタリだと思ったのは、自分がガンダムオタクだからかもしれないです。

それでは、どうぞ!


第ⅩⅩⅢ話 「命、散って…」

「各員、準備はいいな?」

 

作戦の開始時間となり、凍華に騎乗した僕は同じく遊撃部隊を率いるアリス、ベルクーリさん…そして、整合騎士のレンリさん、シェータさんと共に部隊の先方を切ることとなった。

 

今回の作戦において、僕たち遊撃部隊の目的は敵の分断と各個撃破…東の大門を抜け、敵に奇襲を仕掛けることで、本命である敵指揮官、もしくは暗黒十侯の何人かを誘き寄せることが狙いだ。

 

そして、僕たちが陽動を掛けている間に、フォナティオさんが指揮を執る残りの部隊も南方向へと進軍し、有利な地形を見つけたところで陣を再度展開、体勢を整える…奇襲と進軍を一度に行うのが、この作戦の真の目的だった。

 

レンリさんはさっきの戦闘で第二部隊左翼の指揮を執る筈だった整合騎士で、補給所に迫って来ていたゴブリンたちのほとんどを一蹴し、更には族長までもを仕留めたのだという。

 

とてもリゼルが言っていたような腰抜けには見えないのだが…さっき挨拶をした時、何故か真剣な目を向けられたのだ。終いには、

 

「君の言葉があったからだよ……本当にありがとう」

「は、はぁ…?」

 

お礼までも言われてしまい、どういうことかと更に疑問が深まった。ちなみに呼び捨てにしてくれと言われたが、流石に同い年(のような容貌をしてても、騎士であるレンリさんもきっと見た目に沿わない年数を生きているのだろうと思ったのもあるが、)の整合騎士を呼び捨てにする度胸はなく、僕はさん付けで彼を読んでいた。

 

そして、もう一人の騎士、シェータさんはと言うと…とにかく静かな方だった。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

作戦の前の顔合わせでも一礼されただけで、それ以上は何も言うことはないらしく、僕の方がどう接するべきか困惑してしまったほどだ。表情すら全く変えることない上に、動く音すら聞こえない気がするのだが…

 

ちなみに、アリス曰くシェータさんは『無音』という異名を持っているらしい…何故かすんなりと納得してしまった。特技は『何でも斬ること』だそうで、凄腕の騎士なのかと驚いたが、何故かアリスは彼女を苦手そうにしており、

 

「以前、『金木犀の剣の元となった樹がまだあったなら、是非とも斬れるかどうか試したかった』と言われたのよ…私の剣を見ながら…」

 

…美人だと思ったが、その物騒な発言にアリスに同情してしまった。まさかとは思うけど、神器を斬りたいとか…半永久的に再生するセントラル・カセドラルを斬りたいとか考えたりとか……いや、それ以上考えるのは止めよう、触れてはいけないような気がする。

 

…ともかく…レンリさん、シェータさんとも挨拶を終え、準備が完了したところで、ベルクーリさんから僕たちと部隊に確認の合図が飛んできた。その合図に僕たちが頷いたことで、ベルクーリさんから号令が発せられた。

 

 

「よし……出発だ!!」

「「「「…(コクッ!)」」」」

 

先頭を飛竜…星咬と共に飛翔したベルクーリさんに続くように、アリスたちもそれぞれの飛竜を飛翔させ、それについていくように僕も凍華へと指示を出す。僕たちの動きに合わせ、兵士たちも動き始める。

 

「…(エルドリエ…)」

(アリス…やっぱりエルドリエさんのことが…)

 

前方を行くアリスが後方…待機している残りの人界軍へと視線を向けたことに気付いた。おそらくさっきのエルドリエさんとのやりとりのことを考えているのだろう。

 

作戦の準備に追われたこともあり、あの後もエルドリエさんと話す時間は取ることができなかったのだから尚更だろう。それでも…アリスも騎士として、今すべきことへと意識を切り替え、視線を前へと戻していた。

 

「…っ…なん、だ…!?」

 

谷を飛んでいき、少しして…嫌な気配と共に悪寒が体を走った。それは本能ではなく、経験…青薔薇の剣の力を使う時によく感じる…大量の天命が放出される感覚によく似ていたのだ。それも尋常ではない量のそれを…青薔薇の剣が感じ取っているように思えたのだ。

 

「…アリス…何かが変だ…!」

「ユージオ…?変って一体……っ!この音…術式の多重詠唱!?そんな馬鹿な…この辺り一帯には、もう大規模術式を使えるような神聖力は残っていない筈なのに…!」

「っ!?奴等……なんて真似を!?」

 

止まらない悪寒に、僕はアリスへと違和感を訴えた。僕の様子から異変を感じつつも、それが分からないでいたアリスが首を傾げようとした時…前方から何かの声が聞こえてきた。

 

それが、敵の術式であると気付いたアリスだが、彼女の言う様にこの辺りに溜め込まれていた神聖力はアリスの術式によって、そのほとんどが使われてしまった筈だ。だが、ベルクーリさんはその理由に気付いたようだ。

 

「ベルクーリさん、敵は一体何を…!?」

「ダークテリトリーの奴らめ…足りない神聖力を補うために、自分たちの兵を生贄にしやがったんだ!」

「「「…っ!?」」」

 

ベルクーリさんの言葉に僕たちは思わず言葉を失う。それは…自分たちの仲間の命を犠牲にしてまで、奴らは何かしらの術式を発動させようとしていることに他ならなかった。

 

どうして青薔薇の剣が反応したのかがよく分かった…青薔薇の剣の記憶開放術も凍らせた対象の天命を放出させる力…それによく似た現象に剣が共鳴したのだろう。

 

しかも、敵は前方からこちらを狙い打てるのに対し、こっちは狭い谷を飛竜で飛んでいるのだ。咄嗟に回避しようにもその手段すらも限られてしまっており、もし躱し切れたとしても、今度は後方から侵攻中の兵団に術が直撃してしまう可能性も大いにあった。

 

焦る僕たちを捉えたのか…大量の命を犠牲に完成させられた大規模暗黒術式が、僕たち目掛けて放たれた!

 

「くっ…接近してこちらに引き付ける!何が何でもついてこい!!」

 

それが誰に向けられた言葉なのかなど一目瞭然だった…ベルクーリさんの言葉に頷く暇もなく、暗黒術は僕たち目掛けて迫って来ていた。

 

「…今だ!上昇!!」

 

ベルクーリさんの合図が聞こえ、僕は凍華の手綱を大きく引いた。素人である僕が乗っているにも関わらず、雨縁たちにも劣ることのない動きで急上昇した凍華…彼女の能力の高さに感心する暇もなく、後方から追ってくる暗黒術へと背中越しに視線を向ける。

 

僕たちを追尾してきた暗黒術だったが…その術が半分に分かれ、谷の方向…兵団が進軍する地表へと進路を戻してしまうのが見えた。このままでは、兵団に多大な犠牲が出る…そう思った僕は、

 

「…っ…いかん…!なぁ…ユージオ!?嬢ちゃんも…待て!お前たちの剣じゃ、あの量の死詛虫は…!?」

 

背後からベルクーリさんの焦った声が聞こえるも、そんなことなど気にしている時間などなかった。すぐ後方からはアリスも追ってきてくれていた。こうなったら、再度接近して、僕たちの方に術の狙いをつけさせるしかなかった。

 

しかし、凍華たちが追い付くよりも、暗黒術の方が先に兵団へと辿りついてしまう程、もう既に術と兵団との距離がほとんどない状態だった。このままでは間に合わない…!そう思った時、

 

「…!飛竜…あれは…!」

「エルドリエ!?」

 

前方の兵団の背後…そこから飛竜が飛び出してきて、暗黒術の方へと向かっていくのが見えた。それが…エルドリエさんだと分かり、アリスから悲痛な声が出ていた。

 

「駄目、エルドリエ!?その術は貴方の武器では…!?」

「霜鱗鞭に宿りし古の大蛇よ!お前も蛇の王ならば、あれら如きの長虫の群れなど喰らい尽くして見せろォォォォォ!!!」

 

その咆哮と共に、エルドリエさんは飛竜を上昇させ、暗黒術を自身へと引き付けた。上昇する直前、エルドリエさんと僕たちの目線が合った…合ってしまった。

 

『後は…頼む』

「っ…!?」「…!」

 

微笑みと共に、そう言ったようにエルドリエさんの口が動いた。それを見た僕とアリスは一瞬反応するのが遅れた。そして、エルドリエさんは…霜鱗鞭の真なる力を解き放った。

 

「さぁ、目覚めよ!リリース・リコレクション!!」

 

霜鱗鞭の記憶開放術…鞭の元となった大蛇がその姿を現し、数多の蛇頭が鞭から現れる。その術に反応してか、ベルクーリさんたちを追っていた筈の暗黒術までもが、エルドリエさんに惹きつけられたかのように、彼へと向かっていった。

 

「こっちだ!汚らわしい蟲どもめ?!」

「っ…駄目です!?エルドリエさん、逃げて下さい!!」

 

エルドリエさんを食らおうと暗黒術が迫り、術を喰らい尽くそうと霜鱗鞭から解き放たれた蛇たちが次々と襲い掛かっていく。蛇たちは暗黒術を喰らっていくも…次第に量に押されてしまい、蛇鞭の牙を擦り抜けた術がエルドリエさんへと迫りつつあった。

 

「凍華!頼む…もっと速く……速く飛んでくれぇぇ!?エルドリエさんが…?!」

『グルルルル!!』

 

このまま見ていることだけなどできず、僕は凍華へと叫ぶ。僕の言葉に応えようと凍華が速度を上げるも、空中を飛び回るエルドリエさんとそれに追い縋ろうとする暗黒術にすぐに追いつくことができるわけもなく…

 

「っ…!?ごはぁ…があああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!」

「エルドリエさん!?」

 

霜鱗鞭を掻い潜った暗黒術が遂にエルドリエさんの体を捕えてしまった…悲痛な叫びが彼から漏れ、食らいついたにも関わらず、暗黒術はエルドリエさんの体を呑み込もうと、彼の全身を侵食し続けていた。

 

「エルドリエさん…!もう…もういいですから?!逃げて…逃げて下さい!?」

「く、るなぁ…!?……っ…」

 

近づく僕に気付いたのか、なんとかそう言葉を絞り出そうとしたエルドリエさんの体が…一瞬硬直したかと思えば、飛竜から落下しようとして…

 

「ぬぅぅ…!まだ、だ……!?ぬおおおおおおおおおおおぉぉぉ?!!」

 

誰かがエルドリエさんの背中を押したかのように…崩れ落ちそうになっていたエルドリエさんはその体を振るい起し、手放してしまっていた手綱を右手で掴み直した。霜鱗鞭を持つ左手は未だに術に食われつつも、更に上昇していくエルドリエさん。

 

「まだだ!まだ…倒れぬわけに行かぬのだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「エルドリエさん…!」

 

今も尚、凍華は必死に速度を上げてくれていた…それでも、エルドリエさんの決意に応えるかのように、彼の飛竜が急上昇していく。それに追い縋ることができず、僕は届かないと分かりつつも、エルドリエさんへと手を伸ばしていた。だけど…

 

「…ふっ…(アリス様…)」

 

地上の部隊に被害が及ばない高度にまで達したところで、全ての力を使い果たしたかのようにエルドリエさんの体が遂に飛竜から落ち…完全に術に食われたエルドリエさんの体が上空で大爆発を起こした。

 

「っ…ううぅぅぅ……おおああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?」

 

視線の先で起こった出来事に…胸中を抉られるかのような感覚に襲われ、僕は叫んでしまっていた。それが後悔なのか、怒りなのか、悲しみなのか…言葉に表すことのできない何かを留めることができず、僕の絶叫がその場に木霊する。

 

「っ…エルドリエェェェェェ!」

 

アリスの叫びに、我へと返った僕…爆発から落ちる何か…力尽きたエルドリエさんが落ちてくるのが見え、彼を助けようとアリスが雨緑と共に向かっていたのが見えた。だけど、

 

「っ…まさか…!」

 

爆発から出てきたのはエルドリエさんだけではなかった…落ちてくるエルドリエさんとは真逆…爆発の上から現れたのは、生き延びた暗黒術の一部だった。更に、今度はアリスを狙おうとしているようで、上空で再び集結しようとしていた。

 

「もういいだろう……いい加減にしろォォォ!?」

 

伝わる筈がないと分かりつつも、僕は怒りの咆哮と共に青薔薇の剣を抜いた。そして、凍華へと怒号を飛ばす!

 

「撃て、凍華!凍てつかせろ、青薔薇!!エンハンス・アーマメント!」

『グルオオォォォ!!』

 

凍華の口から放たれた息吹が暗黒術へと当たり、狙いが僕たちへと移った。しかし、術が僕たちへ向かってくる前に、僕は息吹へと青薔薇の剣へと突き刺し、武装完全支配術を発動させた。

 

本来、青薔薇の剣の武装完全支配術は剣を地面や対象へと突き立てることで発動させることができる…しかし、凍らせる物体があるのなら、空間においても発動させることができる筈…青薔薇から発せられた永久凍土が息吹を伝い、暗黒術へと辿り着いた。術の習性なのか、集結していた暗黒術は一つ残らず逃げることができず、瞬く間に凍り付いてしまった。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

飛ぶこともできなくなった暗黒術は重力に引かれ、そのまま地面へと落下していった。それを見届けることなく、僕はエルドリエさんを救出したアリスの元へと向かった。

 

落下していった氷は地面で砕け散り、完全に消滅した。

 

 

 

「アリス!エルドリエさんは……っ!?」

 

着地したアリスの元へと駆け寄り、エルドリエさんの安否を問うおうとして、言葉が止まった…止まってしまった…

 

霜鱗鞭を握っていた左腕はボロボロになっており、下半身…腰から先が失われており、大量の血がエルドリエさんから流れ落ちていた。

 

「エルドリエ!?目を…目を開けなさい!?許しません……勝手なことをして…こんな形で私を置いていくなど…絶対に許しません!?」

「…っ…師、よ……ご無事、でし、た、か…」

「ええ…ええ!無事でしたとも…!そなたのお陰で…私も皆も…!」

「そ、うです、か…それは…よかっ…た…」

「もういいです、エルドリエさん!もう話さないで…!?すぐに…すぐに治療しますから!?だから…!」

「…よ、い…も、う…だめなこ、とぐら、い…分かる…」

「何を言っているのですか!?私は言った筈です!私にはそなたが必要なのだと…!こんなところで死ぬなんて…もう…」

 

駄目だってことなんて頭では分かっていた…それでも、何かをしないと壊れてしまいそうで…目の前のこの人をただただ死なせてたくないという思いが募る一方で、何もすることができないという思いも重なり、嗚咽と共に涙が零れる。

 

アリスもそんなエルドリエさんの状態を分かりつつも、現実を認めたくなく、涙を零していた。

 

「アリ、ス…様…貴女は…もっと多くの人に必要とされて、おられ、ます…ユージオにも、私にとっても…それは、同じです……私は、それを…独り占め、したく…だから、貴女の笑顔を…うみだ、せる…彼に嫉妬…してしまい、ました…何と小さい…な男だったか…」

「そんなことは…そんなことはありません!?そなたが傍にいてくれたことは、私にとって救いだったんです!大した実績もない小娘にも関わらず、貴方は私の弟子になってくれた!?

貴方が仕えてくれたから…支えてくれたから、私も騎士としての日々を過ごしてこれたの!それはこれからもそうです…まだまだ貴方には教えることも、共にやりたいこともあるの…!貴方にだって、取り戻さないといけない大事な人が…記憶がある筈よ!?こんなところで終わりだなんて…絶対に許さない!許さないんだから!!」

「フフッ…師よ…いつもの口調は、どこに…いったの、ですか…?」

「お願い…お願いだから、帰ってきて…貴方は私の弟子なんでしょ!?弟子が師を泣かせるなんて……!」

「ええ…ゆる、されない…ことです……でも、もう充分…です…私はもう……充分頂きました…」

 

騎士の口調など忘れ、アリスはエルドリエさんに言葉を掛け続けるが、彼の反応は次第に弱くなりつつあった。それでも、最後の力でエルドリエさんは言葉を絞り出す。

 

「師よ、そして…我が友よ…今、こそ…好機です…策が、失敗した…敵を討つ…には……今しかありません…」

「いや…いやよぉ…!そんなことを言わないでよ…エルドリエ!?」

「ユ…ジオ……我が師のことを…頼む…君に、なら……任せられる…」

「エル、ドリエ…さん……」

「…アリス、様…泣かないで…どうか、良き、未来を……ユージオと…お作り、ください………」

「エルドリエ…?……エルドリエ!?!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「いや………いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

「っ……!」

 

アリスの悲鳴が木霊するも…彼はもう応えてくれなかった。

 

そして、その木霊に…僕の心で何かが砕けた。

 

「…アリス…」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「君はここにいて…最後までエルドリエさんと一緒にいてあげて…」

 

僕の声にすら反応しなくなってしまった彼女にそう言葉を掛け、僕は立ち上がる。今、僕がやるべきことは…エルドリエさんの亡骸を悲愴に打ちひしがれることじゃない…やるべきことはエルドリエさんが遺してくれた。

 

その場を後にしようと、凍華の方へと向かおうとした時だった。

 

「行かないで……ユージオ…」

「…!」

 

祈るように、懇願するように呟いた彼女の言葉が背中に刺さった…だが、それを今だけは聞き入れるわけにはいかなかった。

 

「…来い、凍華!!」

 

その言葉を振り切る様に僕は凍華を呼び、その場から飛び去った。

 

 

 

〈アリス View〉

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

私の言葉に止まらず、ユージオは行ってしまった。

 

私はその場から動けず、飛んでいく彼を見ていることしかできなかった。

 

このままでは…ユージオまでもが死んでしまうかもしれない…

 

頭では分かっていても、体が…心が動いてくれない。

 

敵の狙いが光の巫女だと…私だというのなら、エルドリエを殺したのは私だ…それだけじゃない…人界軍・ダークテリトリー共に、この戦争で死んでいった者全てが、私のせいで死んだといっても過言じゃない。

 

私がみんなを殺した…私が全ての原因…

 

『どうか、良き、未来を……ユージオと…お作り、ください…』

「っ…!?」

 

全ての思考が闇に塗りつぶされそうになった時…脳裏にエルドリエの最期の言葉が蘇った。エルドリエは最後まで私のことを案じてくれていた。

 

私の両手は血に染まり過ぎている…そんな私に未来を作れと彼は言った。

 

「…エルドリエ…」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

もう何も言ってくれないエルドリエの体が光に…神聖力へと変わっていく。夜空へと昇っていく光は瞬く間に消え、私の元には霜鱗鞭が遺された。

 

「そうね…そうよね…貴方が私を尊敬してくれていたのなら、その想いにこの私が応えないわけにはいかないわよね…」

 

泣いてる場合じゃない…悲しんでる場合でもない…今の私のやることなど決まってる。エルドリエが救ってくれたこの命を…彼がやってくれたことを無駄にするわけにはいかない。

 

「泣くことも悼むことも…あとでいくらだってできる…!だから…エルドリエ…貴方も、私に力を貸して…!」

 

遺された霜鱗鞭を力強く握りしめ、涙を振り払ない、私はその場から立ち上がった。

 

「来て!雨緑、滝刳!」

 

私の呼び掛けに二匹の飛竜は雄たけびと共に応え、私はすぐさまユージオの後を追った。

 

〈アリス View End〉

 

 

 

『行かないで……ユージオ…』

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

…先程のアリスの言葉が頭の中にずっと響き渡っていた…

 

凍華に乗り、谷底を駆けていく僕はずっと考えていた。この戦争は本当に正しいことなのかを…

 

オーガ族の言葉…ダークテリトリーの中には戦わされている者もいること…

 

仲間を犠牲にしてまで、暗黒術を使った敵にためらいはなかったのかと…

 

エルドリエさんがああなったことが…これが戦争だからという理由で片づけてしまっていいのかを…受け入れてしまっていいのかと…

 

『それに…お前のその怒りも迷いも決して間違ってはいないと思う。けど、それを向ける相手を間違えちゃ駄目だ。剣を向ける時と同じだ…ただ憎しみをぶつければ、その憎しみはまた違った憎しみを生むだけだ。それだけは…いや、そうしないようするのは難しいだろうな』

『あの人たちは自分たちを絶対の善と言い、お前にとっては絶対の悪だったんだろうけどさ…俺たちもあいつも生身の人間なんだ』

『そんな善悪の区別なんて…多分誰にも決められないんだろうな。その人の中での信念があるのなら……尚更だろうな』

 

あの時…セントラル・カセドラルでの激闘の中…フォンとキリトが語ってくれた言葉が脳裏に浮かんでいた。

 

あの時の僕は…二人の言っていることが分からなく…いや、受け入れることができないでいた。力を持つ者は、それをそれに見合った義務を…為すべきことに正しく使うべきなんだって、僕は思っていたからだ。

 

だから、アリスが連れ去られた時も、ティーゼたちがライオスたちに襲われた時も、アドミニストレータがソード・ゴーレムなる狂気の人形を作ろうとしていた時にも…僕は怒りを覚えずにはいられなかった。

 

だから…僕はそうならないようにしようと心に誓っていた。アドミニストレータに操られ、フォンに刃を向けてしまったことから…もう二度とそんなことをしないように…心を強く持とうと思ってきた。

 

だけど…それでも、僕の心はそこまで強くなかったようだ…

 

今の僕を動かすのは間違いなく怒りの感情が中心となっていたからだ。

 

エルドリエさんを殺されたことにも怒っているのも事実だが…何よりも、誰かを犠牲にしていいということを、敵が当然のように考えていることに怒りが優ってしまっていた。

 

これでは敵もアドミニストレータがしようとしたことと何も変わらない…キリトとフォンがそれを阻止しようと奮闘したにも関わらず、それらを否定されたかのような気がしたのだ。

 

何よりも…こんな形で失われる命があっていい筈がない…!それは人界だって、ダークテリトリーだって、変わらないことの筈だ…!

 

(アリスだって…あの術で多くの命を奪ったことを後悔しているというのに…!)

 

なんでさっき胸が痛んだのかが分かった…

 

自分がまたしても、見ていることしかできなかったから…

 

アリスが連れ去られる時も、キリトとフォンがアドミニストレータに立ち向かっていく時にも…そして、ルーリッドで一度アリスに拒絶された時も…

 

力を持った筈の自分が何もできなかったのが悔しかったんだ…!

 

皆を守るって…アリスの涙を見たくないからと思って、戦ってきたのに…それをまたしても守れなかったことが嫌だったんだ…!

 

(キリト…フォン…ゴメン。僕は…これから罪を犯す…!!)

 

もし友がここにいたら、再び僕の行為を止めようとしてくれただろうか…それとも、僕が決めたことだからと同意してくれただろうか…

 

どちらにしろ、今から僕がするのは…感情に任せたただの暴力だ。だけど…この怒りは決して間違いじゃないと僕の心が…魂が叫んでいた。

 

「凍華…威嚇で息吹を撃て…その後、急上昇!」

『グルル!!』

 

谷の出口が再び見え、僕は凍華へと指示を出し、青薔薇の剣を抜刀する。その直後、凍華の口から息吹が放たれ、奇襲を受けた敵陣に動揺が走った。そして、敵から注目を浴びた凍華が上昇しようとした瞬間、僕は彼女から飛び降りた。

 

敵陣…暗黒術士団から凍華目掛けて暗黒術がちらほらと撃たれ始めるが、飛び降りた僕には気付いておらず、僕はその真っただ中へと落ちていた…敵が僕に気付いた時にはもう既に射程範囲内だった。

 

「…ううううああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

重力の加速までも上乗せされたアインクラッド流両手剣秘奥義〈アバランシュ〉を放つ…落下の衝撃を相殺しただけでなく、その場にいた暗黒術士たち数人が宙を舞った。

 

「て、敵襲…!?」「きゃああああぁぁ!?」「た、退避!」

 

「っ…はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

敵陣に単身乗り込んできた僕に、敵は完全に混乱し切っていた。元々接近戦が得意でないとのもあるのだろうが、暗黒術士たちは逃げ惑うことしかできずにいた。そんな敵に関わらず、僕は次々と敵を斬り伏せていく。

 

「おのれぇ…!ええい、狼狽えるなぁ!?敵はたかが一人!?遠方から狙い撃て!」

「…っ!?」

 

正気かと思えるような指示が聞こえ、剣を振るいながらその声の持ち主へと視線を向ける。高台が搭載された馬車…そこにいたのは暗黒術士を束ねるであろう長らしき女性の姿があった。

 

味方がこうも密集している状況で術を放てなど…味方がどうなろうと構わない思考を当然のように持っている人物なのだと、僕に理解させるには充分過ぎた。奴の周りの術士たちも戸惑っているようだが、

 

「ここで奴一人に好き勝手にさせるわけにはいかんのだ…!これ以上の失敗は…王になるであろうこの私が、こんなところで終わるわけにはいかんのだぁ!システムコール!バースト・アウト!!」

「くぅ…!?」

 

周囲の反対を一蹴し、奴は味方ごと消し去るつもりで、僕へと蛇を暗黒術を放ってきた。咄嗟にそれを躱すも、僕の近くにいた術士たちに当たり、その体が溶けてしまっていた。

 

「アハハハハハ!そうだ!この私が…この私が立てた策が失敗続きであることなど、あってはならぬことなのだ!?死ねぇ、人族!!」

「お前…お前だけは…?!」

 

仲間が死んだことなど気にする様子もなく、自身のことばかりを述べる奴の姿が…あの女のやっていることを許してはならないと、青薔薇の剣を握る力が一層強くなる。

 

「何をしている!さっさとあの人族を殺せ!焼き払え!」

「「「「「……システム・コール………バースト・エレメント!」」」」」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

女の指示に従い、僕から離れていた術士たちが一斉に術を放とうとしていた。僕の近くにいた術士たちは絶望し、叫ぶ者もいる中…僕は冷静だった。

 

頭の中が怒りに支配されているというのに、嫌に冷静だった。

 

それは覚悟を決めたからかもしれない…もしくは、これからすることを分かっていながらやると決めたからかもしれない…後悔することに慣れて切ってしまったかもしれない…

 

「死ねぇェェ!この人族がぁぁぁぁぁ…!!」

 

「…すぅ……リリース・リコレクション!!」

 

女の呪詛など僕の耳には入ってこず、迫ってくる数多の暗黒術を前に…青薔薇の剣の真なる力を解き放った。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「なぁ……なんだ…これは…!」

 

一瞬の輝きの後…その場には静けさが漂っていた。

 

全ての時が止まってしまったかのように錯覚してしまう程、ほとんどの生き物が音を立てることなくその場に顕在していた…いや、正確には動くことすらができなくなっていた。

 

そんな中…咄嗟に部下を盾にすることで直撃を防いだ暗黒術士の長…ディー・アイ・エルは目の前に広がる光景に、そんな言葉を零すことしかできないでいた。

 

残っていた暗黒術士団全てが…永久凍土に包まれ、身動きが取れなくなっていたからだ。ユージオの近くにいたかどうかに関わらず、この戦場にいた全ての人物が凍り付いていたのだ…その現象が、ユージオの持つ青薔薇の剣の記憶開放術であるということは認識できたが、ここまで広範囲に及ぶ力だと思っておらず、ディーは現実を受け入れられずにいた。

 

(しかし…ここまでの術を至近距離で放てば、あの人族も無事では……なぁ…)

 

自身の足首までもが凍土に襲われていたが、それはユージオも同じだと思い、ディーが視線を向けるが…その予想は裏切られることとなる。

 

術の中心…永久凍土の発生源にユージオはいた…しかし、その姿は先程までとは大きく変わっていた。

 

青薔薇の剣の記憶開放術…それは、凍土に閉じ込めた相手の天命を開花した薔薇によって神聖力として放出させる広範囲攻撃…暗黒術士団を贄に薔薇の大群が咲き乱れ、大量の神聖力の光が飛び交う中…

 

その剣士の姿は、騎士へと変わっていた。

 

青薔薇の剣を模したかのような透き通るような氷鎧…整合騎士の鎧に酷似しているが、薔薇を模した飾りが鎧の所々に刻まれており、周囲の生花に対し、無機物の薔薇が対照的に映えていた。

 

「…すぅ……っ!」

「…?!!」

 

神聖力と凍気が入り乱れる中、伏せていた表情を上げたユージオの目を見たディーは思わず息を呑んだ。

 

怒り、悲しみ、後悔…そして、決意の光を宿したその両眼はこれまで見せたことのない表情をユージオの顔へと表し、その目には涙が溜まっていた…その涙は、自分の力が及ばなかったことにか、多くの命を一瞬にして奪おうとしたことにか…

 

「あ…ああぁ……システムコール!?バースト・アウトォォ!?」

 

ゆっくりと…だが、確実に自身の元へと迫るユージオの姿に、凍土に拘束されているディーは恐怖した…そして、ユージオを迎撃すべく、暗黒術…死詛虫を再び放った。錯乱しかかりながらも、高速詠唱で高度の術を放ったディー…エルドリエを死へと追いやった全てを喰らう呪蟲がユージオへと襲い掛かろうと…

 

パキィ…!

「…なぁ…そ、んな…!」

 

 

…死詛虫がユージオを襲うことはなかった…いや、襲い掛かるどころか、辿り着くことすらも敵わず、ユージオに直撃する寸前で死詛虫は一瞬で凍り付き、地面に落ちて砕けたのだ。まさかの光景が信じられず、今度こそディーは言葉を失くした。

 

ユージオは神聖術はおろか、青薔薇の剣さえも振るう様子がなく、身動き一つ起こさず、死詛虫を完全に無効化してしまったのだ。

 

あまりにも不可解な現象に気を取られてしまったディー…再び術を放とうとするも、上空からの援軍に気付くことができずに…

 

「放て、飛竜たち!!」

『『『ゴオオオオォォォ!!!』』』 

「しまっ……きゃあぁあああ!?」

 

上空で待機していた凍華と合流し、戦場に駆け付けたアリスの号令により、3匹の飛竜たちがそれぞれの得意属性のブレスを放った。凍り付いていた暗黒術団は防御できるわけもなく砕け散り、ディーの乗っていた高台も直撃を受け、彼女は地面へと放り出される。

 

「…咲き乱れなさい…花たち!エンハンス・アーマメント!!!」

 

止めの追撃と言わんばかりに、アリスは金木犀の剣を掲げ、武装完全支配術を発動させる。刀身が無数の黄金の花びらへと変わり、天命を放出させ続ける敵を屠っていく。

 

「ぐぅ…ば、バカなぁ…!こんな……こんなことがあってたまるものかぁ!?この私がァァ!…っ…!」

 

地面へと投げ飛ばらされた衝撃を堪えながらも体を起こすディー…口からは現実逃避とばかりに罵詈雑言が飛び出すが、その背後に殺気を感じ、思わずその場から飛びのいた。そして、それが功を制した。

 

「がぁぁああ…ああああぁぁぁぁぁ?!?!」

 

飛びのいた直後、一直線に放たれた閃光…巨大な斬撃がディーのいた場所へと襲い掛かり、回避が間に合わなかった彼女の右手を斬り落とした。

 

「…ふぅぅぅ……!」

 

放たれた斬撃は氷のように儚く砕け散り、その一撃を放った主…ユージオは静かに息を吐いていた。記憶開放術で放出され続けている敵の天命を青薔薇の剣へと集め、先程の一撃を放ったのだ。

 

これが暗黒十侯であるディーでなければ、直撃を食らい天命を全損していたことだろう。だが、彼女の負った傷も深く、異常なまでの力を放つユージオと、整合騎士のアリス二人を敵にして、勝ち目など見える筈もなく、彼女は完全に錯乱していた。

 

「ちくしょがああぁぁぁ!?クソ!!こんな場所で死んでなるものかぁ!?世界の王になるであろうこの私がぁ…こんなところで死んでいいものかぁぁぁ!?」

 

呪詛と共に、ディーは式句を唱える…斬り落とされた自身の右腕を蹴り飛ばし、なんとそれを媒介にして暗黒術で大爆発を起こしたのだ!まさかの敵の行動にユージオの視界が塞がれ、上空にいたアリスがディーを追撃しようとするも、凍り付いた味方を盾にし、更にはその体を媒介にして、ディーはその場から空間暗黒術にて脱出することに成功した。

 

しかし…それは部下であった暗黒術士団を見捨てたことに等しく…

 

「(逃げられたか…でも…!)…はぁああああぁぁぁぁぁ!!」

「屠りなさい、花たち!」

 

ディーの追撃を断念した二人は、青薔薇の力を更に強め、天命を搾り取った敵の氷は砕け散り、金木犀の花たちは残った敵を一人残さず粉砕していく…暗黒術士団が全滅するまでそう時間は掛かりはしなかった。

 

その光景は遠くに位置していたダークテリトリー本陣からも見えていた。暗黒術士団が全滅したということを察した指揮官…暗黒神ベクタだったが、その感情は全く動くことはなかった。せいぜい動かせる駒がまた一つ減ったのだとばかりにしか認識していなかった。

 

「我が名はアリス!」

「っ…!?」

 

次なる手をどうするかと、退屈そうに頭を働かせていたベクタの耳に、通信機を通してその声が届き、ベクタの表情が初めて大きく変化した。

 

「我は整合騎士アリス・シンセシス・サーティ!!人界を守護する三神の代行者…光の巫女である!我が前に立つ者は、悉く聖なる威光に打ち砕かれ、永久の凍土にて全てを奪われることとなることを覚悟するがいい!!」

 

「…おぉぉ…アリ、ス…?フフッ…アリシア…!」

 

上空に掲げられた金木犀の光が、地面を覆う永久凍土にも反射し、遠くにいたベクタからも、その姿が高貴な者に見えるよう、今のアリスは光り輝く姿へと見えていた。

 

ベクタの笑みが歪に、そして、望んでいたものをようやく見つけたられたような喜びを表すかのように動いた。

 

ガブリエル・ミラー…オーシャン・タートルを襲ったアメリカの特殊襲撃部隊を率いるリーダーである彼は、比嘉がロックをし忘れていたダークテリトリー側のスーパーアカウント『暗黒神ベクタ』のアバターを使い、アンダーワールドへと降り立っていたのだ。

 

遠くに映るアリスの姿を…子供の頃、『人の魂に触れたい』という唯一快楽を感じる自らの欲望に従い殺害したガールフレンドの姿と重ね、彼は長年の狂気が今度こそ満たされることに興奮していた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

…そんな思惑が起こっていることを知らないユージオは、上空で宣言するアリスの姿をジッと見つめていた。鎧は未だに彼の体に纏われており、その表情は一つの極致へと至った真の剣士のものとなっていた。

 

自らを『光の巫女』と称し、囮になろうとする最愛の人を必ず守り抜く…託された願いを背負い果たすのだと…その目には絶えることのない光が宿り、翡翠の目が、一瞬金色にブレていた。

 

 




いかがでしたでしょうか?

 ルーリッド編にて、(特にユージオに関してはそうですが)散々精神的に二人を追い詰めていたのは、この展開への布石のためでもございました。
 決闘も和解も、全てはこのお話のために追加した要素でございます。過去にアリスを連れ去られ、キリトやフォンがああなりつつも、今までユージオの周りで誰かが死ぬということはありませんでした…
 強くなった今でも、またしても自身の力が及ばず、深い後悔を負いますが、精神的にも成長を遂げていたユージオはそれだけではなく、エルドリエの誇りと願いをも背負い、遂に完全覚醒致しました……そこら辺の詳しいお話は次回辺りで解説予定です。
 
 そして、次回は遂に…遂に彼女たちがUWへと降り立ちます!その前に、ユージオが奴と対峙することにもなるのですが…ちなみにユージオとアリスがくっつくのはもうしばしお待ち頂ければと思います…

 そういうわけで、次回から一気にお話が進んでいくかと思います!
それでは!
 
 

武器解説に関して、新調と古いものだとどちらがいいですか?

  • 物語の語り部を新調版
  • 今までと同じ旧式版
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