ソードアート・オンライン~夢幻の戦鬼~   作:wing//

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アリシゼーションにて一気に武器の量が増えましたので、
今まで登場してきた武器と含めて、こちらで解説していきます。

番外編で解説した武器、そうでなかった武器もこちらに記載しております。

もちろんネタバレ前提ですのでお気をつけください。



オリジナル武器解説

〈アインクラッド〉

〇防具『コート・オブ・ディープブルー』(第3話…第1層LA報酬)

 原作のキリトが手に入れた『コート・オブ・ミッドナイト』の色違い。デザインも少しだけ異なっており、オリジナルに比べて、裾が少しだけ短く生地が分厚くなっている。効果として、最大HP・防御力をかなり上昇させる。後に登場する基本装備『蒼炎の烈火』のカラーはこの防具が元になっている。

 

〇ショートランス『マガ・ジュネス』(第5話)

 銀色の一本槍。一本の木が槍に巻き付いているかのようなデザインが特徴的。スピード・状態異常付与に特化。元ネタは、作者がハマっていたスマホゲーム「ブレフロ」の初期キャラの一人が幻想進化したときの武器。

ALO以降はデータの破損により失われてしまった為、登場していない。

 

〇防具『羽休めのブーツ』(第5話…名前なしで登場)

 シリカに譲った白い羽のデザインが入った自作のブーツ。疲労軽減、AGI補正、攻撃速度強化の効果がある。実は隠しステータスとして、空中におけるダメージを強化補正する効果もある。

元ネタはなし。

 

〇片手剣『ログ・マルコス』(第6話)

 赤の宝珠が柄頭とナックルガードに着けられた片手両刃剣。金と黒のアクセントが特徴的。

STR・VIT値が少し高めのオールラウンダーウェポン。

元ネタなし。

ALO以降はデータの破損により失われてしまった為、登場していない。

 

〇防具『蒼炎の烈火』(第6話)

 フォンが主に使用する基本装備。元々はどんな状況にもある程度対応できるようにと超汎用型装備をコンセプトした防具だったが、50層直前にて発現したユニークスキル〈幻想剣〉の効果を最大限に発揮するため、あらゆる武器の使用をも想定したオールラウンダー装備として完成させた。

 戦闘開始時や強敵との闘いで重宝され、50層以降のフォンはこの恰好をしていることが多い。階層を重ねる事に強化されていき、『G〇(グレード:数字)』で強化段階が表されている。例えば、ユウキと隠しダンジョンに挑んだ際には『G3』、最終話でのヒースクリフとの戦闘時は『G8』となっていた。

元ネタは『モンスターハンター』から飛竜『リオレウス亜種装備』を更に軽装にしたものの、兜なしバージョン。

 ALO以降はデータの破損により失われてしまったが、使い勝手の良さから新生アインクラッドで手に入れることができた素材でリメイク防具である『蒼炎の烈火 Ver2』として、ALO以降も基本装備として愛用されている。

(また、SAOとALOでデザインの細部が異なっており、SAOでは青を基調に黒と緑のアクセント色の鎧だったが、ALOでは緑のアクセントが消え、色合いも深い蒼色が全体的に増している)

 

〇片手剣『アサルト・サヴァイブ』(第6話)

 刀身が薄いブルー、柄が蒼と黄色の配色、ナックルガードが持ち手の部分まで保護している片手直剣。

AGI超特化型で、幻想剣とスキルチェインの使用を前提に性能がチェーンされている。

元ネタは『V2ガンダム アサルトバスター』。

 ALO以降はデータの破損により失われてしまったが、片手剣『クロス・サヴァイブ』にデザインが引き継がれている。

 

〇両手槍『鬼電』(第8話)

 赤と黒のカラーに、黄色の雷模様が入った、少し大きめの両手槍。AGIが高めのオールラウンダーウェポン。攻撃時に赤い雷を纏うようなエフェクトが発生する。

元ネタはなし。

 ALO以降はデータの破損により失われてしまった為、登場していない。

 

〇両手剣『エンプレス・ジェイル』(第10話)

 フォンが主に使用する両手剣。STRとAGIに重きを置いており、両手剣の中でも少し小さめだが、柄の部分に嵌っている蒼輝の宝珠とサファイアブルーの刀身からかなりの業物であることが見ただけで分かるようになっている。設定として、蒼き炎を司る神獣の加護が宿っているとされている。

名称の初登場は第10話からだが、実際には『蒼炎の烈火』と同時に作成した武器であり、第6話以降の 名称のない大剣は全てこの剣を指している。

剣の名前の元ネタは『モンスターハンター』から古龍『ナナテスカトリ』。名前以外は全く関係なかったりする。

 ALO以降はデータの破損により一度失われてしまったが、使い勝手の良さから新生アインクラッドで手に入った素材で作り直されている。

 

〇防具『デュアロ・デイナソー』(第12話)

 ブラウンを基調とした、分厚いコートと作業着を掛け合わせたようなデザインの破壊・攻撃重視の鎧。頭部を保護するためのテンガロンハットに近い帽子も装備している。攻撃・防御性能に重きを置いており、多少の攻撃を無視しての強引な攻撃が可能でゴーレムや防御の高い相手には有利に立ち回れるがだ、重量によるスピードの低下・小回りが利かないことが弱点。メインウェポンは片手棍・両手斧・手甲(ALO以降)。

元ネタは『モンスターハンター』から角龍『ディアブロス』。

 ALO以降はデータの破損により一度失われてしまったが、新生アインクラッドで手に入った素材で作り直されている。(描写はないが、マザーズ・ロザリオ編:第3話のボス戦ではこの防具を使用している)デザインの変更は特になし。

 

〇片手棍『フェイタル・アウト』(第12話)

 黒をメインカラーに灰色と骨のような飾りが目立つ片手棍。武器破壊に対する効果にボーナス補正効果を付与することができるため、幻想剣の片手棍ソードスキルとの相性がとても良い。その分、作成するにあたって、ドロップ率が低い鉱石・化石系素材を大量に必要としたとフォンは語っていた。

元ネタは『モンスターハンター』から古龍を喰らう古龍『ネルギガンテ』。

 ALO以降はデータの破損により一度失われてしまったが、新生アインクラッドで手に入った素材で作り直されている。

 

〇防具『柴・真剣烈火』(第12話)

 赤き炎と紫の雲模様が特徴の和装束。和服という見た目に反し、STR・AGI超特化型の超高速・機動戦闘用防具。幻想剣≪刀≫ソードスキルの特性を踏まえ、防御を捨てた高速での一撃必殺を狙うことを目的としている。 

名前の元ネタは『侍戦隊シンケンジャー』。

 ALO以降はデータの破損により一度失われてしまったが、性能を見直し、デザインを引き継いだ『闘剣止水・柴』として生まれ変わった。

 

〇刀『真猛丸』(第12話)

 『柴・真剣烈火』と幻想剣ソードスキルに合わせてチューンされた、STR・AGI極振り型の刀身の模様が薄い赤、鞘に金色のアクセントが加わった刀。抜刀系攻撃にダメージ補正をプラスする。

名前の元ネタは『侍戦隊シンケンジャー』。

 ALO以降はデータの破損により一度失われてしまった失われてしまった為、登場していない。

 

〇片手剣『オニキス・トルゥース』(第13話)

 フォンが最終決戦直前に作り上げたSAO時代最後の剣。黒の刀身に、柄が銀と蒼の配色の片手両刃剣。迷いを抱いていたフォンが、キリトとアスナの会話を聞いたことで決心し、万が一の事態を考慮した最後の切り札。

 ユウキと攻略した隠しダンジョンのボスドロップアイテム『霊華の蜜石』(生物や精霊の魂が結晶化した蜜石。武器素材として使用すれば、剣に希少な効果を付与する)・『希樹の琥珀』(古代樹と古龍の血が混じり合った琥珀。武器素材として使用すれば、武器の性能を限界まで底上げする)の二つを使用しており、後述のユウキの愛剣となる『女神の剣 イシスフィテル』の素材にもなった。

 STR・AGI・VIT特化型。ソードスキル強化・攻撃速度アップ・使用者の全能力を底上げ……更に、心意による効果で使用者にスキルチェインの効果を付与する。

元ネタはなし。

 相続スキルによって、所有権はフォンからキリトへと移っていたが、(須郷がフォンのアバターデータをALOにも適応できるように改造した余波もあって)幻想剣関連のアイテムを素材にしていたため、『ユイの心』と共にキリトのストレージに保存されていた。ALO事件終息後、キリトからフォンに返却された。

 

〈ファントム・バレット〉

〇ショットガン『ヴァルキリー Mk2』

〇サブマシンガン『LMG 月光』

〇ハンドガン『SPB NightSky Mk2』

 フォンがGGOにて使用した銃火器たち。「フェイタル・バレット」からの流用。キリトと違って、フォンは菊岡に武器の手配を頼んだため、下記の光剣・盾と共に実質無料で手に入れている。

 

〇変式複合盾『フレキシブルガードレス』

 濃厚な紺と薄い青色の二色カラーの楕円六角形型の盾。素材は上位特殊合金を三つ組み合わせた複合シールド。実弾・光弾共に強い耐性を持つ。盾の裏側に一つオプションを装備することが可能で、本編では超合金の移動兼拘束用ワイヤー、光剣を装備していたが、他にもトリモチランチャー、小型ガトリングガン、ダミーバルーン、パイルバンカー、ミサイルランチャーが装備可能。

 ユニークスキル『幻影の盾』の効果も相まって本編でかなりの活躍をする一方で、BoB予選決勝で相手に投げつける、本戦決勝にて相手にアッパーカットをお見舞いするなど、使用が想定されていない殴打武器としても高い性能を見せつけていたりする。

元ネタは『機動戦士Zガンダム』より『ガンダムMkⅡ』のシールド。

 

〇光剣『フォトン・ソード』

 正式名称『カゲミツG6』。キリトが持つ『カゲミツG4』と同型の光剣だが、バッテリーがキリトのものより少なく、攻撃力がその分上昇しており、刀身も水色である。フォンは最後の切り札として盾に仕込んでおり、逆転の決定打を放った。

 …指摘されるまで、色違いの光剣は名前が違うのだと知らなかった作者の無知がバレた武器でもあります(苦笑)

 

〈マザーズ・ロザリオ〉

〇片手剣『クロス・サヴァイブ』(第1話)

 翡翠の刀身に、柄が蒼と黄色の配色の片手直剣。バランスの取れた高性能な剣で、我流二刀流・片手剣をメインに闘う時に重用される。他の武器との同時運用を考慮しているため、かなり軽い。

 SAO時に使用していた片手剣『アサルト・サヴァイブ』の近似武器で、デザインの一部を引き継いでいる。

 

〇長槍『ウォズデランス』(第5話)

 両手持ち用の長槍。ライトグリーン調の鉄鉱石と雷の碑石が素材の槍。攻撃・防御力が高めの試作武器。

元ネタは『仮面ライダージオウ』より『仮面ライダーウォズ』と専用武器『ジカンデスピア』。

実は書いている途中、その場の思い付きで作った武器だったりする。

 

〇『闘剣止水・柴』(第5話)

 SAOで愛用していた『柴・真剣烈火』のリメイク防具。刀をメインとした闘いで使用する。リメイク元より、更に攻撃・スピード面を重視しており、『やられる前にやる』『防御よりも速度優先』を方針にした侍のような和風の着物。基本カラーは赤色の炎と白雲。

 

〇刀『真影』(第5話)

 黒と灰色の刀身が鈍く光る刀。AGI寄りの性能を持ち、特殊効果として攻撃時のスピード・AGIが高い程、攻撃力にボーナスを加える。また、炎と闇属性を持つソードスキルもダメージをアップさせる。

元ネタはなし。

 

〇片手剣『女神の剣 イシスフィテル』(第10話)

 フォンが作り出してしまったユニークウェポン。紫ベースの黒の刀身で、ナックルガードと柄の部分に花と蔓の模様が特徴の万能型片手両刃剣。刀身に沿ってALOにおける古代語が刻まれており『数多の妖精の力となり、祈りを叶える剣』と記されている。

 武器の設定として、「女神から勇者が与えられた剣であり、その能力は使い手と共に成長していったといわれる。邪を払い、使用者の道を切り開く力を持つ、神器の一つと伝えられている」とされている。

 刻まれている古代文字のように所有するプレイヤーによって特殊能力が変わるという、武器版幻想剣といった性能を持っており、プレイヤーメイドなため分類は古代級武器だが、性能は伝説級武器と謙遜ないものである。

 

〇細剣『ノブリス・ロメン』(第10話)

 突きをメインとする、緑と黄色のエペのような刀身の細剣。試作武器の一つで性能評価実地中。

 

〇ショートランス『マガツノミヤヅチ』(第11話)

 黒と黄色の二つの雷が織り交じったような模様が特徴の槍。STR・VITに重きを置いており、機動性を残しながらも防御寄りの戦闘やパリィでの迎撃を得意とする。 

 元ネタはなし。

 

〇盾『ドボルベルク』(第11話)

 古代遺跡系のダンジョンに出現するゴーレムタイプのモンスターからドロップしたアイテムで作成された盾。耐久性が高く、打撃攻撃に対する防御においては鉄壁な性能を誇るが、魔法や属性付きソードスキルには弱いといった一面がある。

 元ネタはなし。

 

〇弓『風月の灯』(第11話)

 風を具現化したような弓。全ての矢に風属性を自動付与するため、放つ矢の速度は速いのだが、威力が普通の矢に比べると減少してしまうデメリットが存在する。弱点属性への特攻攻撃や連射による迎撃がメインとなる。

 その性能と軽さから、フォンの弓での戦闘スタイルや幻想剣ソードスキルとの相性が良い。

元ネタはなし。

 

〇防具『縁結を背負いし者』(第11話)

 狩人を思わせるかのような緑色の軽装装備。弓をメインに闘うことを想定しているため、被弾を少なくするために軽量装備となっており、空中戦でもその真価を十二分に発揮できる。SAO時代にはなかった防具で、ALOで新たに作ったものである。 

元ネタはなし。

 

〇防具『第8騎士団の鎧』(第11話)

 防御・タンク要素を重視した西洋鎧の防具。メインカラーは白と銀に、アクセントである赤の一本ライン。機動性を捨て、重量と防御力の高さをメインに防御や重槍での反撃をメインとした戦法を得意とする。

元ネタは『機動戦士ガンダム 第08小隊』と後期主人公機『ガンダムEz8』。

 

〇重槍『エレファス・ボーデン』(第11話)

 灰色の西洋時代に使われていたデザインの重槍。防御力を上昇させるだけでなく、ボス級の攻撃を何度弾いても問題ないレベルの耐久度を持つ。ちなみに、重そう=象=エレファス…という安直なネーミングで作った武器だったりする。

元ネタはなし。

 

〇短剣『メップ・ザンバー』(第12話)

 刀身が少し反り返っている刀身が少し長めの短剣。刀身のカラーは薄い青。DEX・AGI重視の取り回しにも優れた性能を持つ。両手剣・片手剣との併用も前提に作られている。実は、SAO時代にシリカに譲った短剣の発展版だったりする。

元ネタは『機動戦士クロスボーン・ガンダム』。

 

〇防具『骨織りの海装束』(第12話)

 紺色の軽装に灰色のマントが特徴の防具。SAOで愛用していた防具のリメイクで、元の防具は『骨繋ぎの賊装』だが、元の防具は未登場という珍しい防具。

 短剣や片手剣を主体とした軽装備でのスピード戦法を得意とし、スキルコネクトや交互の武器による連撃が主流。また、右肩に巨大なドクロの手甲が仕込まれており(ALOからの装備)、アンバランスかつトリッキーな動きだけでなく、隠し玉としての奇襲にも使える。

元ネタは『機動戦士クロスボーン・ガンダム』。

 実はワイヤー関係の武器も登場させようかと思っていた経緯があり、鞭関係の武器を使用するのもこの防具を重用することが想定されている。

 

〈その他〉

〇『魂白の願念』(前日譚:バーサス)

 SAO時、未だに未完成だった全性能面において高性能な防具。白に蒼と金色のアクセント、竜の紋章が所々に刻まれたコートに、紺色のアンダーアーマーの鎧。見た目は軽装に近いが、『蒼炎の烈火』を超えるスペックを持ち、その発展版でもあり、フォンが自身の技術の全てを投入していた防具。

 細部の調整が完了しておらず、実践での運用が終わらないまま、74層の一件を迎えてしまった為、未使用に終わったまま、ALOにコンバート時のデータ破損により失われてしまった。

 フォンのフラクトライトのセルフイメージにより、SAO・ALOのデータが同時に反映されたSTLのテストダイブだからこそ、発現した防具。

元ネタはなし。

 

〇曲刀『砂漠鳥の懐刀』(前日譚:バーサス…名前なしで登場)

 淡い黄色の刀身が特徴な曲刀。短刀に近い形状で、柄の元には滅多に目撃することができない砂漠鳥『エレクティアス』の涙が結晶化した碑石が埋め込まれており、使用者の防御力・スピードを上昇させる効果がある。

 実はSAO時に作成していた高性能な曲刀だが、ALOにコンバート時のデータ破損により失われてしまった。素材もかなり貴重なもので、再度作成するのは骨が折れそうだとフォンは落胆していた。フォンのフラクトライトのセルフイメージにより、SAO・ALOのデータが同時に反映されたSTLのテストダイブだからこそ、発現した武器。

 

〈Cardinal Heart〉

〇鞭「ラナウ・エルドール」

フォンが使用していた茨の蔓を模した鞭。何度か強化を重ねられたことで、まだ発展途上ではあるが、その性能は古代武器級に差し迫るものになっている。

VITに重点を置いた耐久性の高い武器で、付随効果として敵を拘束中に微量ではあるが継続ダメージを与える。

 

〇鎌『クロノ・スワール』

 鎌のカテゴリーに属する武器。等級はエピック(本作だとエンシェント(古代武器級)の一つ下のクラス)

 フォン自作の武器の一つ。最近作ったもので、まだまだ発展途上中。STR・AGI値に優れている。刀身から柄まで真っ黒だが、重厚感を与えるそれは、防具次第では使用者を死神にように見せることもあるほど。

 SAO時代に使用していた武器を元に再設計されたものであり、空中戦ができるALOに合わせたものになっている。

 名前の由来は「黒(クロ)」と「ノワール(黒)」の文字を組み合わせて捩ったもの。どこぞの『オ●ブダークノワールブラックシュバルツ』に影響されたのかもしれない…(「同じこと繰り返してるだけなんだよ? 何なの? アホなの?」と突っ込むのはなしです!)

 

〇怪風海『ジーク・テンペスト』

 両手棍(片手棍よりも大型で、取り回しに苦労する分、威力・攻撃範囲が強化された両手持ちの派生武器)のカテゴリーに該当する古代級武器。

 風を想像させるような旗飾りがついた灰色の巨体に対し、持ち手が細長いというアンバランスな構造となっているが、その見た目からは信じられない威力を弾き出す攻撃特化仕様の武器。

 元ネタは「ゼルダの伝説 風のタクト」にあった武器アイテム「ハンマー」。意外に色々と使い道があって、お世話になって人も多いのでは?作者は一時期ハンマー縛りプレイで遊んでいたことがありました(苦笑)

 

〇炎棘鞭剣『フレガンズ』

フォンが「蛇腹剣」スキル開放に伴い、試作した属性付きの古代級武器。

見た目は普通の細い片手剣だが、MP消費によって炎の刃を宿した蛇腹剣として展開することができる。炎属性ソードスキルを使った場合にその威力を底上げする能力を持つ。

 ちなみに、フォンが鞭スキルをマスタリーしたのが本章の2話にあたる特訓回のお話であり、この武器が作られたのは本話の一日前…つまり作ってすぐに作り主によって酷使されてぶっ壊されたという、ちょっとかわいそうな背景を持っていたりする。

 名前に棘が入っているのは、素材に薔薇系統のアイテムがあったから。

 

〈キャラエピソード①〉

〇細剣『ノビロリティ・ロメン』

 細剣に属する武器の一つ。

 マザーズ・ロザリオ編で登場した「細剣『ノブリス・ロメン』」の完成形。古代級武器の一種。AGI主力のSTRとDEFも高い刺突をメインとした細剣。エメラルドの宝珠に白と青を基調とした貴族剣に近いデザイン。

 

〇曲刀『ゴジ・サーペンティア』

 曲刀に属する古代級武器。フォンの自作武器の一つ。

薄い緑の刃を持つ少し刀身が長めの曲刀で、ナックルガードに青の宝石が象られた蛇の装飾がある。AGIに重きを置いた汎用装備。

 

〇重盾『パラギアス』

 盾に属する古代級武器。フォンの自作防具の一つ。

鏡を思わせるような光沢を持ち、真円形の白銀に金の円装飾が施された盾。重装備ではあるが、物理・魔法に対して高い防御力を持ち、殴打・投擲武器としても使えるよう、耐久値が高めになっている。

 

〇装飾『ヴァリアブル・イルモバ』

 両肩に装着する形のオプション装備。フォンの自作防具の一つ。

 エメラルドカラーの宝石を中心とした楕円形の追加装甲。魔法に対する抵抗値を一つにつき2%(両肩に装着するため4%)上昇させる。また、魔力によって走行時の空気抵抗を減らす効果がある。

 初登場のユウキ編に引き続き、カナデ編でも登場したいわゆるオプションパーツ。

 

 

●武装変換術で呼び出した武器たち

〈アリシゼーション〉

〇武装変換術で反映させた武器

・蒼輝勇槍『天零』(そうきゆうそう:てんれい)

 長槍のカテゴリーに属する武器。穂先は戦斧に近く、青と金がメインカラー。

持つ者に勇蒼竜神の力を与え、一度振るえば全てを凍りつかせ、打ち砕くことで使用者の道を切り拓くとされている氷槍。

 武装完全支配術は竜魔神を象った氷の化身を前方に放つ大規模攻撃。記憶開放術は凍った瞬間に対象を砕くことで滅する破壊の凍土を放つ超大規模攻撃。

 初使用時はフォンが大剣の真意をまだ理解できていなかったため、十二分に力を発揮できていなかったが、アドミニストレータ戦では専用装備である『蒼輝龍の翼衣』を纏ことで真価以上の力を発揮して、ユージオの青薔薇の剣との合同技でアドミニストレータを追い詰めた。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)はスマホゲーム『ブレイブフロンティア』から主人公の頼れる戦友【氷勇の神皇騎カル】

 

・白古擲球『頑駄鎚』(はくことうきゅう:がんだづち)

 ハンマーのカテゴリーに属する武器。誰がどう見たってガン〇ム・ハンマーの形をしている。

 太古から伝わる兵器。髭が生えた機械人形が多くの敵を屠ってきたとされている。特殊な素材で作られており、ハンマー本体にも機械的なギミックが搭載されていることかかなり高度な技術が使われているとされているが、詳細は不明である。

 武装完全支配術ではハンマーが高速回転し、ブースターが点火して威力が増加する。ちなみに記憶開放術はハンマーが超巨大化するという代物だったりする。

フォンが大剣の真意をまだ理解できていないため、十二分に力を発揮できていない。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『∀ガンダム』(ちなみにTVアニメの中でも、ハンマー使用の回に『野蛮な兵器』と称した敵が返り討ちにあった記憶があったので、台詞で流用したりしてます(笑))。

実は当初二振りのハンマーに変わるという構想だったが、流石にフォンが振り回している姿が想像しにくかったため、一つのハンマーだけになった経緯がある。また、武器が破損したら大剣に戻るということを証明した武器だったりする。

 

・魏王覇鎌『絶』(ぎおうはがま:ぜつ)

 鎌のカテゴリーに属する武器。死神のような大鎌ではなく、少し小さめで扱いやすいサイズの鎌。

『外史』と呼ばれる世界において、魏の覇王が使っていたとされる武器。元々、自身の長所・弱点を理解した上で本武器を運用していたという説があり、この武器を伝い、覇王の力を使用者に付与すると言われている。

 フォンが大剣の真意をまだ理解できていないため、十二分に力を発揮できていない。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『真・恋姫夢想』より魏の王:曹操こと華琳が愛用していた武器『絶』。多分この方の前で男女尊卑の話題を出したら、容赦なくかつ心が折れるまで論破してくれそうだと思ってのセレクト。

 

・光翼盾『霧霞』(こうよくだて:きりがすみ)

 盾のカテゴリーに属する防具。黄色をベースに青と白のアクセントが特徴的なメカメカしいデザインの盾。

 盾の中でも大型のタイプになり、味方だけでなく身を伏せれば自身の身を守ることもできる。機械型の盾であるため、ギミックも細かく盾以外の機能も備わっており、盾というよりも複合兵装型盾という代物に近い。内部にエネルギー機構を擁している。

 武装完全支配術では、盾の横部分からエネルギー体の翼が出現し、飛行できるほどの推進力・翼を盾に重ねることでの防御能力の強化などを行うことができる。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『Vガンダム』よりV2ガンダムの『光の翼』と『メガビームシールド』。サブタイの『光を放ちし者』の半分の意味はこっちだったりする。

 ちなみに、フォンが大剣の真意をまだ理解できておらず、十二分に力を発揮できていないこともあり、一度大剣に姿を戻さないと他の武器に変化できないということが描写された武器でもあったりする。

 

・縁勇弓『神繋』(えんゆうきゅう:かみつなぎ) 

 風を模した水色の意匠が入った黄色をベースカラーの弓。中央部には緑・赤・青の属性石が組み込まれている。耐久度もそれなりにあるが、武器を何度も受け止めれるわけではない。矢に強力な風を纏わせることができる。

 幾度も世界の危機を救ってきたとされる勇者が使っていたとされている弓。危機によって、活躍した勇者は違う人物だったが、それらに共通した特徴として緑の衣装にとんがり耳が共通していたという。この弓は普通の矢だけでなく、神々の遣いである巫女の力が分けられた神石により、様々な属性の矢を放ち、時には魔王さえも退ける光の矢を放ったと言われている。

 武装完全支配術は風だけでなく、火・氷の矢も放てるようになる属性の全開放。記憶開放術ではあらゆる邪を祓う『光の矢』を放てるが、弓本本体への負荷が余りにも大きく、一度使えば大剣へと戻ってしまう。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『ゼルダの伝説』から『勇者の弓』に『時のオカリナ』で登場した3つの秘石と『トワイライトプリンセス』の『疾風のブーメラン』の要素を組み合わせたもの。

実はファナティオ戦でミラーシールドを出そうとしていた案もあったりしたのは余談である。

 

・星創甲『光絆撃』(せいそうこう:こうばんげき)

 手甲・足具のカテゴリーに属する防具。防具ではあるのだが、用途が完全に攻撃仕様というチグハグな性能を持つ。

 周囲の粒子を自身の力に変えることができる試作兵装。基本武装を失った際やここぞという時に使うことを想定された防具であり、肉弾戦においてその真価を発揮する。装着者の身体能力を飛躍的に上昇させるが、それに比例してかかる負担も大きいため、人間が使用することを想定されていない。

 武装完全支配術は発動時に周囲の神聖力を限界まで吸収し、装着者の身体を極限まで強化する。この際、発動している神聖術すらも神聖力に還元して吸収することが可能で、それは武装完全支配術も例外ではなく劇中ではイーディスの影ノ傀儡すらも吸収した(尚、吸収できるのは発動時のみ)。

 記憶開放術は吸収した神聖力を変換し、放出するもの。放出された神聖力はありとあらゆる神聖術を静止させる特性を持っており、劇中では闇斬剣の記憶開放術を一時的に押し止めた(尚、静止・停止させるだけであり、無効化するわけではない)。

 超接近での戦闘スタイルと爆発的な推力、術を無効化してからの奇襲といった超攻撃的な戦法が取れる一方で、装着者には高速移動によるGを含め、常時恐ろしいほどの負担がかかっており、吸収できる神聖力が少なければ真価を発揮できず、時間・攻撃・移動ごとに蓄えらている神聖力はどんどんと減っていくため、長期戦では自壊してしまう危険性を孕んでいる(それを証明するように、劇中ではフォンが反動に耐えられず吐血し、記憶開放術発動時も神聖力不足で短い間しか効力が発動しなかった)。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『ガンダムビルドファイターズ』よりスタービルドストライクのRGシステムやディスチャージシステム。続編で登場する主人公機の一体ビルドバーニングガンダムの要素も少し入っている。

 ちなみに、デュソルバートの熾焔弓やファナティオの天穿剣の攻撃も吸収可能だが、斬撃を残すベルクーリの時穿剣や刀身自身が花びらに変わるアリスの金木犀の剣の攻撃といった実物を伴う攻撃は吸収できない。

 

・仮天混合剣『ルシファー』(かてんこうごうけん)

 片手剣のカテゴリーに属する武器。柄には羽と華が集結したような豪華な装飾がなされている直剣。

 使う手に堕天使の加護と力を与えるとされている神剣。使用者の力を底上げするが、この剣には堕天使の力だけでなく、魂までもが封印されていると言われており、その力は未知数である。

 青薔薇の剣と互角に打ち合える性能だったが、フォンが本心では迷いを持っていたこと、度重なる激闘での疲労により真価を発揮できずに大剣へと戻ってしまった。

 フォンが大剣の真意をまだ理解できていないため、十二分に力を発揮できていないが、武装完全支配術は敵の秘奥義を無効化して倍返しの一撃を繰り出すカウンター、記憶開放術は堕天使の拳を召喚して、敵味方問わず辺りを荒野へと変える程の拳のラッシュを降らせる。

 モチーフは『ペルソナ3』から主人公が使う最強武器の一つ。ちなみに作者が好きなペルソナは『イザナギ』と『ノルン』。

 

・不知火刀『黒暁』(しらぬいとう:くろあかつき)

 刀のカテゴリーに属する武器。二種類の異なる黒から成る刀身が特徴な刀。鞘は黒一色に金の桜装飾が施されている。

 ある若き剣士が愛用している逆刃黒刀。元々は黒刀ではなかったが、幾多の激戦を潜り抜けた際に破損した逆刃刀に、ある家に伝わる当主が持つとされている黒刀を融かし合わせて生み出された。元々の武器は純粋な刀で炎を生み出す力はなかったが、剣士が重用した剣術や意思までもが武器に宿され、使用者の意志が尽きぬ限り、力を貸し続ける武器と化した。

 逆刃刀であるため、殺傷能力は高くはないが、武器の性能は青薔薇の剣と互角以上に打ち合えるまでに高い。武装完全支配術が二種類存在し、刀身から全ての術・物・傷・疲労といったありとあらゆる異常を焼き尽くす『不知火の炎』を放つ常時発動型、刀身から記憶の元となった8枚羽の不死鳥を呼び出して周囲を不知火の炎で焼き尽くす範囲攻撃を使用できる。どちらも追加装備である『不知火の翼衣』により、効果を強化できる。

 未使用だが、記憶開放術では不死鳥と一体となり、ありとあらゆる攻撃を炎の体により無効化する状態になれる。

 一見するとかなりのチート武器に思えるが、実は不知火の炎は人を傷つけることができない炎(吹き飛ばすことはできる。人を燃やしたり、火傷を負わせるといったことができない)なため、攻撃性能は全くといってない。あくまでも、使用者の障害を取り除くことを目的としたものであり、刀自体の性能が高いといっても、使用者の腕が伴っていなければ、鈍と化するハイリスクハイリターンの武器となっている。

(元の使用者の性格や武器に対する意図が大きく反映されたからとも言える。また、ユージオを殺すのではなく、助けるために倒そうとするフォンの意志に反応した結果でもある)

 フォンの意志に応える形で大剣が発現させた武器であるため、その性能を十二分に発揮出ているが、大剣の真意を理解せずに使用しているため、反動も凄まじいものとなっている。

WoU編終盤で再登場。実は、フォンがS.O.状態になったことで呼び出せるようなる筈だった最上位武器の一つであり、ユウキの回復、他の武器の反動を緩和するといった目的で多用された。

 モチーフは前日譚「バーサス」で登場したオリキャラ『櫻木総司』と愛刀『黒暁』。

 

・赤薔薇の剣 

 原作で登場した赤薔薇の剣とほぼ同一の剣。フォンたちがいるSAOで存在したらという設定で武装変換術で再反映された神器。劇中ではキリトが二刀流として使用した。当初はフォンが映現世の剣の真意を把握できていなかったため、近似する世界の武器は反映させることが難しく、アドミニストレータ戦でようやく呼び出すことができたが、それはフォンにある驚愕の事実…自分がいる世界が原作とは異なる分岐に至った『ソードアート・オンライン』の世界の一つ…パラレルワールドであることを知らせてしまい、剣から読み取った記憶でユウキの最期やカーディナルとユージオの結末までもを知ってしまったことで、精神的負荷が大幅に掛かってしまい、オーシャン・タートル襲撃が重なったことでフラクトライトに甚大なダメージを受けてしまうことに…

 

・将銀槍『ライドスパーク』(しょうぎんそう)

 長槍のカテゴリーに属する武器。槍刃や本体の至る所がクリスタルで構成されており、武装完全支配術時には術に対応した色へと変化する。

 ある未来から来た戦士が使っていた光の槍であり、シンプルな形状ながら、数多くの強敵と闘ってきたにも関わらず全く傷ついたことのない耐久度を持つ。しかし、その真価は様々な神秘な力を行使することにあり、使用者の意思や状況に応じた力を発揮する。

 武装完全支配術が一つに限らず、炎石を召喚する、強力な雷撃を放つ、浄化の光を撃つ、周囲に癒しの光を振り撒くetc…槍というよりもソーサリーロッドとしての側面が強い。記憶開放術は銀河の光を放つ貫通性の高い大規模範囲攻撃。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『ウルトラマンギンガ』と彼が使う武器『ギンガスパークランス』。名前は主人公「礼堂(らいどう)ヒカル」と組み合わせたもの。ちなみに、ギンガ自身が未来から来たウルトラマンとの設定なので、「将銀槍」の「将」→将来・未来、「銀」→ギンガ(銀時ではありません!)という意味だったりもする。

 作者がニュージェネの中で一番好きなウルトラマンだったりします(ストリウムやギンガビクトリーもいいとは思うけど、素体が一番好き)。

 

・絆虹装『クロスザナウム』(ばんこうそう)

 戦爪のカテゴリーに属する武器。クリスタルのような素材で構成された長爪と胸元を覆う装甲が特徴。武器と防具が一体となっているため、戦闘用アーマーといった意味合いが強い。

 人と怪獣…本来、多くが相容れない筈の両者だが、両者の絆を信じる一人の科学者によって作られたアーマーの一つ。その中でも、科学者が最も信頼していた怪獣の力を模したアーマーであり、防御力だけなく、超振動を生かした爪による攻撃は、衝撃波を飛ばす遠距離・相手の武器・防具を容易に破壊する近距離両面において大きく効果を発揮する。

 武装完全支配術は、爪を高速振動させることでの攻撃能力の強化を図る常時発動型。この状態であれば、衝撃波を放つことも可能であり、劇中ではX型の衝撃波を飛ばし、追撃の一撃でアドミニストレータの槍を破壊した。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『ウルトラマンX』よりモンスアーマーの一つ『ゴモラアーマー』。名前の由来は「クロス」→エックス、「ザナウム」→必殺技『ザナディウム光線』から。ちなみに別称の「虹」は最終話や強化形態から取っている。

 実は当初はアドミニストレータに完全破壊される予定だったのですが、シナリオ変更により半壊で済みました(笑)

 

・極金輪『朝陽』(きわみかなわ:あさひ)

 短剣・投擲のカテゴリーに属する武器。赤・青・黄色の複数の円刃が回転するクローであり、刃自体を射出することも可能なため、チャクラムとしての側面が強い。

 ある光の兄弟戦士が使用していた武器。時には喧嘩し、仲違いし…それでも家族として戦い続けた絆の結晶でもあり、刃には兄弟と妹のパーソナルカラーが反映されている。絆を信じるかどうかで威力が増減し、その力は絶対に滅ぼすことができないとされていた者さえも打ち滅ぼした程の可能性を秘めている。

 劇中では絆虹装『クロスザナウム』が破壊されたために繋ぎの武器として登場。アドミニストレータの斧と撃ち合い、すぐさまキリトと攻撃を交代した。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『ウルトラマンR/B』より合体戦士『ウルトラマンルーブ』が使用した専用武器『ルーブコウリン』。色合いはその上位互換である『ウルトラマングルーブ』のもの。名前の由来は主要人物の一人のものから。

 本当はこの武器でアドミニストレータの金属無効の仕掛けに気付く予定だったのですが、『この武器の刃って金属じゃなくね?』と思って、変更になった結果、出番が大きく減りました(実は武装完全支配術も使用する予定でした)。

 

・境鏡『星ノ真』(きょうかがみ:ほしのまこと) 

 投擲のカテゴリーに属する武器。全体が鏡で構成された特大ブーメランであり、光や景色を反射するため、使う場所によっては奇襲用の暗器としても使用できるが、素材の点からある弱点が存在する(後述参照)。

 鏡の国で闘う戦士が使用していた武器の一つ。鏡と現実…虚像と実物が交わり合う中で生まれた脅威を取り除くために使われる。境鏡と呼ばれる武器にはそれぞれ個性が備わっており、星ノ真は割れる鏡の如く、物力を受ければ無数に分裂するという特性を持っている。

 武装完全支配術では、攻撃を受けるたびに分裂する特異性を発揮することができる。分裂する度にブーメラン自体は少しずつ小さくなるため、分裂後には短剣として手持ち武器としても使用できる。だが、炎や錆が弱点であり、それぞれの攻撃を受けると分身が維持できなくなってしまう。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は鏡の世界…というオリジナル武器に該当する。

 上記の理由からこの武器が登場することになって、急遽考えたオリジナル武器になります。イメージ的には『犬夜叉』で出てくる『飛来骨』をイメージしてもらばそのまんまかと。

 

・光翼絆弓『ニューコックス』(こうよくばんきゅう) 

 弓のカテゴリーに属する武器。ライフルを弓に転換したようなメカメカしい形状が特徴的。

 データを装甲として纏う戦士の一人が使っていた兵器を模した武器。本来は広範囲に複数のビームを自由自在な軌道で放つ兵装だったが、弓で再現するのは難しく、連射性とエネルギーの収束率に性能を絞った経緯がある。本来の武器とは大きくかけ離れてしまったが、その威力は破格なものとなっている。

 劇中では、幻想剣《弓》拡散ソードスキル〈クラウン・ブランチング〉を放つために使用(本来想定された用途に近いソードスキルを使用しようために呼び出された形)。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は前日譚『バーサス』で少しだけ登場した『アイグレアスガンダム』の下位互換形態の一つ、V2ガンダムとνガンダムの要素を組み合わせた『V2クロスν』という機体。名前の由来は「νガンダム」と『V2クロスν』の専用武器である「ビーコックスマッシャープラス」から。

 実は『V2ガンダム』繋がりとのことで、ファナティオ戦で登場した盾と名前が共通しているという裏設定があります(光翼で共通させております)。

 

・夢ノ槌『ハルドローウィング』(ゆめのつち)

 ハンマーのカテゴリーに属する武器。桃色をカラーに打撃面にはトレードマークの星が描かれている。全力で振るえば炎の一撃を放てるが、どうして炎が出るのかは原理が分かっていなかったりする。

 ある星の戦士が時たまに使用していた大槌。あらゆる敵を吹き飛ばし、障害物を粉砕することができる万能武器だが、その分入手できる機会も少ない。どちらかといえば、ある大乱闘で使用されることが多いかもしれないと噂されていたりもする。 

 劇中では空中にいるアドミニストレータに一矢報いるために、キリトを打ち出す用に使用された。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『星のカービィ』よりコピー能力である『ハンマー』。名前の由来は 『戦艦ハルバート』に振るの英語『スウィング』を組み合わせたもの。「夢ノ槌」は『夢の泉』や『星の夢』から取っている。

 ハンマーで誰かを打ち出すのはロマンではないでしょうか?…そんな考えから生まれた武器だったりします。

 

・神貫雷弓『エシュオン』(しんかんらいきゅう)

 弓のカテゴリーに属する武器。白を基調に、蒼玉の装飾が複数装備された雷弓。別称:神を穿つ雷弓。

 人を滅ぼそうとした神に立ち向かった異界の英雄の一人が使っていた雷弓を再反映したもの。大切な人のため、共に闘う仲間のため…その想いに応えた雷弓は神を穿つ一撃を放ち、戦局を大きく変えたとされており、使用者に雷煌穹の加護を与えるとされている。

 武装完全支配術は敵の上空に矢を放ち、雷雲から神をも貫いた雷矢を降らせる超強力な一撃を放つ。攻撃するまでに多少のタイムラグがあるため、仲間との連携で放つことが多い。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)はスマホゲーム『ブレイブフロンティア』からパルミナの四戦士の一人『雷煌の蒼穹神ロクス』と彼の武器『神貫雷弓「エシュオン」』。

 

・双絆盾『エクスプリズマー』(そうばんじゅん)

 盾のカテゴリーに属する防具。表面がクリスタルで構成されており、内部が仕切りによって4分割されている。その硬度から打撃武器としてもある程度使用できる。

 二人組の探偵が変身する戦士が使っていた武器の一つ。本来は剣と盾のセットだったが、能力が高すぎたため、盾の能力だけを特化させた形で反映された。あらゆる神聖術を組み合わせたり、逆に相手の放った神聖術を倍返しにして放つなど、対魔法特化型盾となっている。

 武装完全支配術が2種類存在し、神聖術を無詠唱かつ高速で4つまで収束して放つ攻撃型・相手の神聖術を4つまで吸収して倍返しにして放つ防御型である。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『仮面ライダーW』から『仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーエクストリーム』と専用武器『プリズムビッカー』。名前の由来は『エクストリーム』と『プリズムビッカー』の掛け合わせ。

 前日譚「バーサス」で少しだけ出したのもありますが、ここまで来たならダブルも出してしまおうと思い切った結果の登場です(そのせいで、アドミニストレータが滅茶苦茶強敵になってしまいましたが…)。意外に仮面ライダー関係の武器が出せてないと思ったのも要因の一つです。

 

・聖救手『神ノ道化師』(せいきゅうしゅ:かみのどうけし)

爪(ナックル)のカテゴリーに属する武器。

左手に装着される少し大きめの黒曜石を感じさせる聖爪と、白緑の光を灯した道化師を思わせるローブが左肩を起点に体に纏まれている。また、フラクトライトの状態を可視化する呪いのレンズが左目に強制装備される。

人とアクマ…どちらも存在も不可欠で、どちらも救いたいと…道を見失いかけていた中、自分が為したいことを見つけた聖職者の少年の心に応え、真なる姿を発現させた聖遺物を模した武器。

 本来のものとは異なり、装着式武装のため、体力の消費が大きい・(武装完全支配術発動中)天命が徐々に減少していく(0.1%/秒)といった反動が存在するが、デフォルト状態でも呪術・状態異常に強力な耐性・ダークテリトリーといった闇・暗黒属性系に特攻ダメージを与える力を持つ。

武装完全支配術を発動する、上記の能力を強化(耐性→無効化、特攻→超特攻)、さらに纏っているローブが自由自在に形を変えられるようになり、攻防共に尋常ではない凡庸性を発揮する(全方位防御・身体の拘束・範囲攻撃などなど)

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『D.Gray-man』より主人公『アレン・ウォーカー』とイノセンス『神ノ道化(クラウン・クラウン)』。

復活シーンが未だにカッコよすぎて覚えているのと、ある意味でフォンと似ている描写が多かったこともあり、対死人形特化装備としての選出。

 

・超死炎手『イクスチェーロ』(ちょうしえんしゅ)

手甲(ナックル)のカテゴリーに属する武器。

黒を基調としたグローブに、甲の部分には紋章が刻まれた水晶が埋め込まれているのが特徴で、天命を元に通常とは異なる炎を放出することができる。

『いつも眉間に皺を寄せ、祈るように拳を振るう』…力でも、地位でも、富でも、名声のためでもなく…友達を、大切な人を、家族を…自分が守りたいものの為に、上記の言葉のように闘い抜き、成長してきた「あまりにも優しすぎる」少年が愛用していた武器。

天命・神聖力を糧に「調和の炎」という自然界のものとは異なる超圧縮エネルギーを秘めた炎を放つことができる。また、この炎には触れた対象を自然に還す・周囲のものと同調させるといった特殊性があり、飛行にも使える推進力・圧縮エネルギーを防御を無視して直接叩き込むといった接近性においては類を見ない力を持つ。

デフォルト状態でも十二分に強いが、武装完全支配術が炎を一点に集約させるガントレットに変化させる攻撃形態・マントを展開しあらゆる攻撃を調和化を応用して無効化する防御形態の二種類が存在するなど、状況によって即座に対応することができる。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『家庭教師ヒットマンREBORN!』より、主人公『沢田綱吉』と専用武器『Xグローブ』。

子供の時にはよく分かってなかったが、高校生になってから改めて未来編以降読んだら、再燃したなという懐かしい思い出…作者的には白蘭との最終決戦が一番好きですね(年代がバレるわ!?)

・一角獣盾『ポジビリーシールドWH』(いっかくじゅうじゅん)

盾のカテゴリーに属する防具。

三枚一組の白き装甲を持つ盾。武装完全支配術状態では、更に中心の装甲部分がX状に開き、心意を力へと変えることができる。

『…それでも…!』…どんな悲劇を目にしようと、幾多ものの障害が立ち塞がろうと、それがどれだけ困難ことで難しいことでも…一人の少女のために走り、自身の心が感じたことを実現しようと、少年が操った可能性の獣が持つ盾。

ある程度の心意を扱えるものでなければ、ただの盾としか使用できない…しかし、武装完全支配術以上の状態になった時、使用者の心意に応じてその能力を限界を知らずに上げることができ、未知なる力を応用した防御壁・意志のみで自在に操ることができるなど、心意に特化した仕様となっている。また、力を解放している時には燐光が装甲から漏れるが、使用者の心意によって光の色が異なる。(フォンの場合は白銀と蒼)。ちなみに、WHは「Will of Hope(希望の意志)」の略称。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『機動戦士ガンダムUC』より、主人公機『ユニコーンガンダム』と『シールドファンネル』。

サイコフレームと心意の組み合わせがあまりにも良すぎたなと…実はプロットの段階ではビームマグナムを出す案もあったりしました(ある理由でボツとなったわけすが…)

 

・山吹輝槍『アルケーミハーツ』(サンライトランス)

槍のカテゴリーに属する武器。

銀槍に山吹色のアクセントが加えられたショートランス。内部がエネルギーの増減によって拡張するようになっており、ショートランスから大剣にまで幅広く変化する凡庸性・破壊力を持つ。

その熱血漢・正義感から、命を失い、そして、新しい命を貰ったことで日常から非日常へと足を踏み込み、自分を犠牲にしてまでも、知人だろうと、見知らぬものだろうと、相容れることのできなかった敵であろうと、救おうと必死にもがき続けた少年のもう一つの命が武器の形として具現化した槍。

上記のように、武装完全支配術では、内部エネルギー部分が使用者の呼吸・意志によって増減し、最大解放時には月にまで単独で飛翔できるほどの威力を単体で発揮する。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『武装錬金』より主人公『武藤カズキ』と『サンライトハート改(プラス)』。

そもそも主人公の顔デザインがこのキャラを元にしているのと、作中でもライバルから『偽善者』されている繋がりでの選出。

 

・海賊鎖剣『ムラマサ』(かいぞくさけん)

蛇腹剣(片手剣と鞭)のカテゴリーに属する武器。メカニックな部分が多く、一見すればドクロの装飾が柄部分にある片手剣にしか見えないが、刀身と柄の部分にチェーンが仕込まれている。

幾多ものの激戦を潜り抜け、人の中にある可能性を信じ続けた海賊の少年…例え、自分が犠牲になろうとも、守るべきもののために、そして、想い人とは違う方法であっても進もうと、最後の闘いに準備された機体が持っていた武装を組み合わせ、模倣したもの。

デフォルトでは、ただの片手剣だが、武装完全支配術状態では蛇腹剣としての機能が発揮され、攻撃範囲の拡張・刀身、チェーン部分の隙間から圧縮されたエネルギーの刃が形成される攻撃力の超絶強化といった真価を発揮する。また、刀身とチェーンは分離が可能で、敵をチェーンで拘束・掴んで捕縛してぶん回して周囲を巻き込むといった妙技も行うことができる。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『機動戦士クロスボーンガンダム』より『クロスボーンガンダムX1 フルクロス』と武装『ムラマサブラスター』と『シザー・アンカー』。

 

・土着神具『八百万ノ輪』(どちゃくしんぐ:よおろずのわ)

チャクラム(投擲)のカテゴリーに属する武器。

外観はただの鉄の輪に見えるが、神具の一種であり、その威力は外見とは裏腹に尋常ではない破壊力を持っている。

山の神であり、遥か古代は「ミシャグジさま」と呼ばれる土着神として祟り神達を束ねていた者…今は外の世界で消えた物、忘れ去られた物、存在を否定された物がが集うある世界に住む八百万の神が使う神具の一つ。

デフォルト状態で投擲物としては異常な威力を持つが、武装完全支配術状態では当たる度にその数を倍化していく能力を持っており、必ず使用者の手元に収まるよに戻ってくるという扱いやすさでも、他の武器と併用しやすいという特徴がある。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『東方Project』より、守矢神社の一柱『洩矢諏訪子』とスペルカード『神具「洩矢の鉄の輪」』。

他にも、十六夜咲夜、レミリア・スカーレットを模した武器を出そうと考えていたのですが、シナリオ的にボツに…おふらいんシリーズかどっかで紹介するかもしれません。

 

・影侵狼剣『楓牙』(えいしんろうけん:ふうが)

細剣のカテゴリーに属する武器。

刀身から柄、鞘といった全てが黒一色というシンプルな配色に、獣の剛毛がアクセサリーとして装飾されている侵食された聖剣の一つ。

森に棄てられた赤ん坊と、偶然出会った森の支配者である『影の神獣』…奇妙でありながら、普通ではない親子となった彼ら…しかし、突如として、別れがやってきた時、少女の本来在るべき姿を伝えると共に、悪意に染められた勇者に一矢報いるべく、聖剣を奪い、自身の魂を獣が込めた時に生まれたイレギュラーな武器。

武装完全支配術で、60秒という時間制限はあるが、影の世界へと入り込むことができ、そこからの奇襲・一方的な遠距離攻撃を可能とする、まさしく影の支配者のための武器といっても過言ではない性能を持つ。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『影獣の愛娘』…という設定のオリジナル。

映現世の剣では初めて呼び出した細剣カテゴリーの武器。アリシゼーション前半では、アドミニストレータの主武器は細剣のイメージが強かったので、敢えてワザと出してなかった為でした(なので、わざと武器アンケートからも省いたわけです)

 

・赤鳥冒鎚『バンカー・ジグソー』(せきちょうぼうつち)

片手棍のカテゴリーに属する武器。

赤い羽根の鳥を模し、先端部分には黄色いくちばしを模したパイルバンカーが仕込まれており、軽い見た目・打撃音に関して、威力はかなり高い。

ブラックジョークを時折言いながらも、邪悪(で我儘で、歌・クイズ好き)な魔女の野望を食い止めるべく、クマとトリのコンビの力を模倣した武器の一つ。

武装完全支配術状態は、無敵かつ高速で前方へと貫通力の高い突撃攻撃を放つ一点集中攻撃を放つ。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『バンジョーとカズーイの大冒険』より、主人公の一人『カズーイ』。

子供の頃、『クランカーのどうくつ』の進め方が全く分からずリタイアし、小学生の自分に『ゲームってこんなに難しいんだ』と概念を植え付けたゲーム。(しかも、人生で初めてやったゲームがこれ。次点が星のカービィ64…中学の時にリベンジして、1・2共に全クリしてやりましたが…!)

 

・重醒甲剣『キングブレイド』(じゅうせいこうけん)

黄金の刀身に紺碧のアクセントカラーが入り、右腕部分にまで及んだ大型小手までが一体となった武器。

運命と闘い、そして、友を救うために、誰もが予想しなかった方法で未来を選択した戦士が使用していた武器。

武器自体の攻撃力も高いが、その本来の能力は右小手に装填されたレリーフの組み合わせによって発揮される能力。攻撃ごとに13枚のレリーフを入れ替えることができ、特定の組み合わせ時に武装完全支配術を発動することで、その組み合わせによった特殊な攻撃を放つことができる。一方で、組み合わせを間違えれば、スカとなり、技は発動しないというギャンブル性が強いというデメリットも存在する。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、『仮面ライダー剣』より『仮面ライダーブレイド キングフォーム』と専用武器『重醒剣キングラウザー』と強化アイテム『ラウズアブゾーバー』。

クラインにオンドゥル語言わせてたら、まさかの武器登場です。平成最強フォームの中ではラスボス感もあって、作者の中では上位で好きなフォームです。ちなみに、技を放つときの気合は狙って書いた確信犯です。

 

・西鎧超剣『バロムグリャム』(せいがいちょうけん)

大剣のカテゴリーに属する武器

黒き刀身に銀の刃、そこに黄色の蔦のような模様が絡まった装飾が特徴的な大剣の中ではスマートな形をしているが、刃から溢れる威圧と力は尋常なレベルではない。

『俺は何者にも屈しない……俺を滅ぼす運命にさえ!』…力がなかったから、自分が弱かったから…絶望と屈辱を味わい、強くあらねば手に入れることは愚か、生きることもできない…弱者を虐げる仕組みができてしまっている世界を破壊し、新たな世界…今度こそ弱者が踏みにじられない世界を創ろうと、強さを求めて孤高の道を進んだ戦士が使っていた大剣。

デフォルトで全ステータス強化・HPリジェネが発生する代わりに、しっかりとした自我を持っていなければ精神(フラクトライト)が崩壊するリスクを背負っている。また、武装完全支配術中はそこに一定時間体を煙に変えることができるようになり、記憶開放術は自己強化バフ全てを解除し、掛かっていたバフ効果を倍増した上で自身の部位一点に集中させることで、防御・バフ無視(解除ではない)の超絶した一撃を叩き込む(ほぼ一撃必殺で、心意による防御すら無視する)。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『仮面ライダー鎧武』より『ロード・バロン』と専用武器『グロンバリャム』

なんでしょうね…平成ラスボスの中でぶっちぎりで好きなんですよね。生き様も、ラストも、その後も…敵である筈なのに、目を奪われるぐらい演者さんが熱演されてて…そういった理由と、敵の武器であっても呼び出せるということを証明するための選出でした。

 

・吸命霊槍『ゼッシード』(きゅうめいれいそう)

槍のカテゴリーに属する武器。

赤・青・黒のいくつもの機械パーツが組み上げられたランス。ブースターが二つ付いており、急加速での一撃離脱戦法や短時間であれば空中戦を行うことができる。

繊細かつ敏感すぎる感受性でいくつもの悲劇と別れを、刻の涙を流しながら宇宙を駆けながら闘い抜いた少年が登場していた機体の力を模した武器。

武装完全支配術は、残留信念(心意の欠片)を集め、物理常識を超えた一撃を放つ。記憶開放術では、その上で周辺に生きる全ての心意の力までもを少しずつ借り、超常的な力を発揮する。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『機動戦士Zガンダム』より後期主人公機『Zガンダム』。

テレビ版の「ここからいなくなれぇ!?」という決め台詞が好きすぎましたね…でも、劇場版の「女たちのところに戻るんだ!」も好きですね…ちなみにですが、スイカバーとは口が裂けても呼称しないようお願い致します。

 

・戦恋葉刀『一千ノ輝』(せんれんようとう:いっせんのかがやき)

刀のカテゴリーに属する武器。

武装変換術で呼び出してきた武器の中では、これといった特徴がない珍しくシンプルな武器。しかし、そこに秘められた記憶…内包された力は一線を画する。

闘いこそが自身の生き甲斐…!時には周囲を振り回し、時には自身の好奇心の赴くままに即行動、しかし、その実力・剣裁きに仲間を思う気持ちはまさしく将軍としての器にふさわしい、ある外史で活躍した女性将軍が愛用していた刀。

映現世の剣と性能が似ているが、そのコンセプトは全く異なっており、こちらは一つの条件カテゴリー群によって武器たちを呼び出すものになっている。武装完全支配術で今まで武装変換術で呼び出してきた武器を任意の数、自由自在に呼び出すことができる。また、武装完全支配術状態で呼び出すこともできるが、使用者に掛かる負担も増し、それらの武器は他者に使わせることはできない。

一方、記憶開放術は呼び出した武器の記憶を元に、その世界にあった全ての武器(神器級かどうかを問わず)を自由自在に呼び出すことができ、それらを他者に使わせることもできる。

フォンがS.O.状態になったことで呼び出せるようになった最上位武器の一つであり、能力発動時にフラクトライトに掛かる負担も大きくなっている。そのため、武装完全支配術は30分、記憶開放術は2時間と一度使用すると、次に使える様になるまでそれぞれ時間が掛かる。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『戦国†恋姫』より『足利 一葉 義輝』と彼女のお家流『三千世界』。

・零絆超弩『ウルティアース』(れいばんちょうど)

弩弓(弓)のカテゴリーに属する武器。

銀白のボディに、弓の各所部分に蒼輝の水晶が埋め込まれた弩弓。弓でありながら、人の身長の1.5倍はあろう大きさで、取り回しも悪いが、その威力・射撃速度は破格の威力を誇る。

『俺に限界はねぇ!』…その言葉を体言するかのように、様々な宇宙にて激闘を闘い抜いてきた光の国の若き最強戦士が、人の心の光の結晶が集結したことで生まれ、ある者から授けられた神器を可能な限り反映させた武器。

元の武器自体があまりにも尋常ではない力を持つ神器であり、ほとんどの機能が再現できていない。しかし、人の心の光が集結した武器ということで、生きる者たちの希望といった善の心意を集結させることができる神器として、弩弓として反映させることに成功した。

武装完全支配術は神聖力をチャージし、星をも抉る一撃を放つ超大規模攻撃…しかし、フルチャージするまでに3分も時間が掛かるという致命的な弱点が存在する。しかし、記憶開放術では善なる心意をも集めることで、チャージ時間を秒で終わらせることが可能で、その威力も星を穿つまでのものに高められる。

だが、無理矢理反映させた武器ということもあり、どちらの力を使った場合でもすぐさま映現世の剣に戻ってしまうという弱点も存在する。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『ウルトラマンゼロ』と神器『ウルティメイトイージス』。

 

・器才芸鋏『創乙』(きさいげいばさみ:そうおつ)

様々な色の糸が結びついた裁ちばさみ。使用者のイメージを元に、創造・修復・改造を行う奇跡の道具。

自分が創りたいものを色々な人に使ってもらいたい、のんびりと過ごせられるように快適なものを生み出していきたい、時にはゆっくり、時には忙しく…社会に疲れた若き青年が、快適な生活を作っていく中で愛用していた道具の一つ。

武装完全支配術は、あらゆるものを修復・強化する『創造』。一見地味な能力だが、対象物を強化修繕することもできれば、機能を失くしてしまうこともできるため、搦手で並行して使うと結構えげつないこともできたりする。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、脳裏に浮かんだものを次々と想像しては自由に想像できる能力を持った現代人が異世界に転生したら…という設定のオリジナル。

 

・紅魔血槍『運命ノ霧』(こうまけっそう:うんめいのきり)

槍のカテゴリーに属する武器のひとつ。

血のように真っ赤な洋風デザインのショートランス。能力発動時には、槍の先端に装飾された二つのルビー石が霧を思わせるような炎を揺らめかせる。

今は外の世界で消えた物、忘れ去られた物、存在を否定された物がが集うある世界に突如現れた紅の館の主…運命を操る程度の能力を持つ、500年以上の歳月を生きてきた吸血鬼の少女の力を模した武器。

攻撃力はそこまで高くはないが、自在に炎の槍を放つことができるソーサリーロッドに近い。しかし、この槍の神髄は攻撃力ではなく、その精密性と攻撃範囲にある。武装完全支配術状態では、自分の思うがままに炎の槍を出現させ、狙った場所を的確に狙うことができる。その追従性は、一度狙われれば確実に当たる…ピンポイントでの必殺確中回避不可攻撃を広範囲で可能。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『東方Project』より、永遠に紅い幼き月『レミリア・スカーレット』とスペルカード『神槍「スピア・ザ・グングニル」』。

 

竜守流円『エルトレ』(りゅうしゅりゅうえん)

魔法杖のカテゴリーに属する神具。

水竜の羽ばたく翼を模した、加護を受けた短めのソーサリーロッド。振るうだけで、水竜の加護の光水を周囲に振り撒く。

とある砂漠の部族に崇拝されていた、水の神官であり人の姿をした水竜が愛用していた神具。

武装完全支配術では、水竜の加護を癒しの雨として広範囲へと展開することができる。この癒しの雨は、広範囲での超絶回復だけでなく、神聖力の回復・魔法耐性(防御力)を回復中増加させるという支援能力も兼ね備える、ヒーラーとバッファーを同時に担うこともできる高い汎用性を持つ。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、バトルRPG『キングスレイド』より、ヒーラー『ライアス』とその専用武器。

 

・全界召腕『ギアサモンガー』(ぜんりょくしょうわん)

手甲・魔法武具のカテゴリーに属する武器の一つ。

白・赤・黄・桃・青の五色のギア五枚と、金色の五枚のギア…計10枚のギアが組み合わさったガントレット。能力を発動させるためにギアを回すと、軽快な音楽が流れるが、それに見合わない強力な力を秘めている。

『全力ゼンカイ!』…その言葉と共に、あらゆる平行世界の力を悪用する組織と戦う、一人の人間と4人の別世界の住人たちが使う正義の力を集約させた武器。

武装完全支配術では、武装変換術で呼び出した武器を装備した使用者の分身を最大4体まで召喚することができる。分身の能力自体もオリジナルと変わらず、武装完全支配術・記憶開放術、更には翼衣の力まで使用することができる。

しかし、強力な力を持つ分、デメリットもそれ相応に大きく、分身一体に対して天命(HP)の最大値20%を消費するだけでなく、分身が受けるダメージや疲労、武器の反動は全てリアルタイムでオリジナルに還元されてしまう。そのため、ただただ分身を無造作にふやしてしまうと、オリジナルが動けなくなってしまうという弱点が存在する(但し、他の武器と併用することで多少は軽減させることは一応可能)。

フォンがS.O.状態になったことで呼び出せるようになった最上位武器の一つ

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、スーパー戦隊そのものをテーマにしたスーパー戦隊『機界戦隊ゼンカイジャー』。

作者はゼンカイジャーにドはまりしております(そして、まさかテーマが被るとは思ってもみなかったです(苦笑))

チートアイテムではありますが、その分反動も大きなものにしないと釣り合わないのではと思っての武器でもありました…実は、最初は反動なしの設定で考えていたりして…(黒笑)やっぱり45年分の歴史を背負うのはかなり大変ということもあるんでしょうね(それらの力を模したアイテムのギアを開発した主人公の両親って凄かったんですね)

 

・古稀樹槍『狭界』(こきじゅそう:きょうかい)

槍のカテゴリーに属する武器の一つ。

腕を覆い隠すかのような、古代樹を思わせるかのような外観の重槍。槍でありながら、生きているような見た目で、破損したとしても時間が経てば修復されている。

10に分けられた小国たちの中央にそびえる強大な樹を模した武器。

武装完全支配術では、使用者をウルトラアーマー(スーパーアーマーに状態異常無効)状態にし、防御力を攻撃力に加えた強力な突撃を放つ大規模攻撃。そして、記憶開放術は、重槍を古代樹に見立て、地面に沈めた槍から大量の根を放出し、地面から敵を絡め捕り、地中に引き込む大技。その後、根でじわりと敵の天命などを吸い取っていき、使用者に還元する。また、この術は武器を他の物に変えようと、使用者がその場にいる限りは持続する。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、世界樹の恩恵と破壊をそれぞれ受け入れ、10の種族に分けられた国における運命に導かれし壮大な冒険譚…という設定のオリジナル武器。

 

魔狼牙『フェンリース』(まろうが)

爪・籠手・脚具のカテゴリーに属する武器。

魔狼の腕爪と脚爪を模した武具で、俊敏性に富んでいるだけでなく、その狼爪による強力な斬撃や、魔狼が得意とする魔法を絡めるといった多彩な攻撃手段を組み合わせる戦法を得意とする。

元は魔族の上位に属していた魔麗狼だが、自身を倒した異世界から転入した青年と共に生きることを選んだ者の本来の力を宿した武器。

デフォルト状態でかなりの俊敏性・反応速度の向上の恩恵を得られるが、武装完全支配術では同時に二つまでなら、高速移動・重力操作・対魔無効などなど…といった魔狼が得意としていた魔法を行使できるようになる。記憶開放術では、武器と一体化することで魔麗狼の本来の姿を借りるような形で擬狼化し、元となった力全てを行使できるようになる。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』のメインヒロイン『フェンリース』。

ちなみに、どうして主人公を読み取ってないのかというと、あまりにも規格外すぎて映現世の剣の条件上、キャパシティオーバーに該当するため。(まぁ、その周りもかなり規格外ばっかりなのですが、主人公はその中でも飛び抜けているわけで…)

また、このPoHとの最終決戦では、各武器の選出理由にSAOキャラをイメージしたものという条件があり、本武器の場合だとフォンとこの作品の主人公の立場が少し似ていることからの選出。(二人とも別世界からの転入者(もっとも、フォンの場合は原因不明であるのに対し、向こうは勇者召喚という形での呼出しという違いはありますが)、主人公のステータスがあるレベルから全て∞表記(≒夢幻)という類似点)

 

氷華麗神『宝剣レクシーダ』(ひょうかれいしん)

細剣のカテゴリーに属する武器。

常に氷鱗を振り撒く、薔薇をモチーフにした祭具らしく装飾が施された神器。攻撃対象・その範囲を瞬く間に凍り付かせるその力は、人の身にはあまりにも大きすぎる程に測り知れない。

 ある異世界において、人々を滅ぼそうとした神々の進行に立ち向かおうとした者たちがいた…その中でも、自国の民を守るべく、民や友を失いながらも闘い続けた『六英雄』の一人である女性が使っていたとされる長剣。

 武装完全支配術では全ステータスの強化・強力な天命(HP)自動回復が発動し続け、一振りするだけで斬撃線上を凍結させる力を持つ。記憶開放術では、上記の能力に加え、一撃のヒットが3重になってダメージ加算(分かりやすくいえば、1度に3ヒット分のダメージが計上されるようになる※3倍ではないのが味噌)されるようになる『氷華麗の懸命究撃』も発動するが、代償として上記のHPリジェネが追い付かない程の継続ダメージが発生する。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)はスマホRPG『ブレイブフロンティア』より選べる初期キャラで、六英雄の一人『聖氷の大女神セレナ(☆7)』。

SAOキャラのイメージでは、『細剣』からアスナ、武器自体の装飾・ゲーム内での攻撃エフェクトに『氷の薔薇』があることからユージオを連想させるものとなっている。

 

勇地究盾『グレイフォース』(ゆうちきゅうたて)

戦盾のカテゴリーに属する防具であり武器。

太陽によく似た橙色の紋章が刻まれたイエローカラーの盾。真ん中部分で半分に分かれる構造となっており、両腕にそれぞれを装備すれば内蔵されている超鋼の勇爪が現れて武具としても使用できる。

電子生命体の中でも、勇気の感情によって究極の進化を果たした者が常に身にまとっていた武器と防具を一体化させる形で反映させた武器。

武装完全支配術では、使用者の勇気に反応し、その攻撃力・防御力を比例する形で底上げる。また、記憶開放術では、大気の神聖力を両腕に集約・増加させて高熱球として放つ大規模攻撃、盾状態では巨大化・防御力の超絶強化といった力を行使できる。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『デジモンアドベンチャー』より究極体デジモンの一体『ウォーグレイモン』とその武器である『ブレイブシールド』と『ドラモンキラー』。

SAOキャラのイメージでは、『大地』の名を冠する必殺技を持つことから『地母神テラリア』アバターを使っていたリーファ、『勇気』に関連していることから名前繋がりでユウキを連想させるものとなっている。

 

友凍究矛『サジタリウス・レイ』(ゆうとうきゅうほこ)

短刀・装具のカテゴリーに属する武器であり装具。

青を中心とした白のアクセントカラーが入った8本の短光刀。手持ちで装備できる二本以外を装備できるよう、専用のショルダーラックが背中に装備されており、単独での高速飛行を可能とさせる機動力アップのための推進機器としても、短刀たちを合体させることで長光刀・光剣といったものへも利用できる複合兵装。

電子生命体の中でも、友情の光によって究極の進化への道を開きつつある者の力を、その行く末にある究極の力をも併せて反映された武器。

 武装完全支配術を発動させると、8つの短光刀が起動状態になり、エネルギーの刃を形成することでの攻撃力アップ・リーチを拡張し、腕部・背後・脚部それぞれに装着を変えることで、推進力の強化、短時間の高速飛行を可能とする…但し、(使用者が生身の人間であるため)超スピードに対する対策はないため、Gによる反動は受けるため、長時間の運用・多用は難しい。

 記憶開放術は、任意の短光刀を操り、対象・範囲を取り囲むような形で瞬間的に凍結し、手元に残っている短光刀の限界を超えた出力である赤きエネルギーの刃で敵を斬り割く、瞬間的火力の高い大技を繰り出す。しかし、出力に短光刀が耐えきれないため、一度しか使えないという弱点が存在する。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『デジモンアドベンチャー』より完全体の強化形態にあたる『ワーガルルモン サジタリウスモード』と、その進化先である究極体デジモンの一体『メタルガルルモン』。

SAOキャラのイメージでは、氷の機械武器・単独での飛行能力、更に矢に関連した『サジタリウス』を冠する名を持つことから、GGOで出会い、『太陽神ソルス』アバターを使っているシノンを連想させるものとなっている。

 

魔聖騎槍『ギル・デューク』(ませいきそう)

槍のカテゴリーに属する武器。

ある世界における最も硬いとされる電子金属が素材の重槍。白銀の槍身に赤と金色のアクセントが加わった配色。持ち手が装備者の腕を覆い隠すような形状をしているため、細やかな動きは得意ではないが、その突進力・操縦性は聖邪混沌の力と相まって他の追随を許さない。

電子生命体の中でも、ウィルス種でありながら、究極の聖なる騎士として目覚めた聖邪一体の力を持つ者が使用していた聖重槍。

 武装完全支配術は、聖なる力を纏い、一点突破の突きを放つ大技。敵が邪悪(属性・精神・種族など、どれか一つでも負のジャンルに当てはまれば)であればあるほど、ダメージが大きくなる特効攻撃。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『デジモンテイマーズ』より究極体デジモンであり、「聖騎士軍団ロイヤルナイツ」の一体に数えられる聖騎士型デジモン『デュークモン』。

SAOキャラのイメージでは、騎士を思わせるデザインからアリスたち整合騎士を、聖騎士でありながらウイルス種であることからイスカーンたちダークテリトリーを…言ってしまえば、種族が何であれ、その在り方・生き方を決めるのは当人次第ということを連想させるものでもあったことからの選出。

 

電跳繋仂『零壱』(でんちょうけいじょう:ゼロワン)

脚具のカテゴリーに属する武器。

召喚時は様々パーツが組み合わさったようなバックパックの形で待機形態となっており、武装完全支配術・記憶開放術発動に合わせて使用者に装備される。

太ももから下部分に黒いアンダーアーマーが生成され、その上からライトイエローの装甲版に近い脚具が装着され、右目・耳に情報端末兼処理機能システムを複合した光学モニターを搭載したインカムが装備される。また、完了と同時に余剰エネルギーが放出・装着完了を知らせる音声が流れる。

『お前を止められるのはただ一人……俺だ!』人と人工知能…両者が歩み寄り、新しい未来と時代を切り拓けると信じ、何度も絶望に堕とされながらも、最後には人が生み出してしまった最大の悪意の予想をも超えた未来を作り出した、若き社長であり戦士に変身していた青年実業家が使っていた力を模したもの。

 武装変換術は、一定グレード以上の物体を素材として、武器の記憶を元に生き物をモチーフとしたメカニカルモデル…指示によって一定の動きを取らせることができるロボットを生み出すことができる。

 しかし、この武器の真骨頂は記憶開放術にある。記憶開放術状態では、使用者の脳と直接リンクし、経験・記憶などを媒介に敵対する相手の情報を分析、あらゆるパターンを想定し、最善手での攻略・撃退方法を提示する加速思考、音を置き去りにする程の高速移動でそれらを実現するといった対人性能に特化した力を発揮する。言ってしまえば、闘えば闘う程に敵の情報が使用者に蓄積されるため、闘っていく程にどんどんと学習していくといっていい武器。その反面、敵の力が未知数・情報が出そろっていない序盤では真価を発揮できない場合があるという弱点も抱えているが、そもそもの能力の都合上、肉体的・思考的反動もかなりなものがあるため、記憶開放術は武器自体に掛かる負担も考えると、10分程度しか維持することができない。そのため、短期決戦で用いられることが多いことから、上記のデメリットは敵が予測不能な力を発揮してきたとき、もしくは、予測はできても回避することが絶対にできない攻撃をしてきた時といった場面に限られる。

…余談だが…『零壱』は略称であり、正式名称は『飛電試作零式跳躍機械装具壱型』であり、あまりにも『長い』『堅苦しい』『読んでて頭が痛くなる』との苦情が勃発して、「零」と「壱」の文字を取って略称が決められ、「ぜろいち」の読みをもじって『ゼロワン』と呼ばれるようになったとのこと。

モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は令和ライダー一号の『仮面ライダーゼロワン』より、ある意味でゼロワンの最終形態にあたる『仮面ライダーゼロワン リアライジングホッパー』。右耳に装着される情報端末は作中に登場するヒューマギアのヘッドホン状の耳部パーツ『ヒューマギアモジュール』にそっくりであり、そういった意味ではヒロインの『イズ』も該当する形になる。

ちなみにもう一つの最終形態であり、ゼロワンを超えたライダー『仮面ライダーゼロツー』は条件上キャパシティオーバーにあたり、映現世の剣では読み込み不可。

SAOキャラのイメージでは、(後述の翼衣の力で)アンダーワールドの基幹プログラムに接続・人工知能に感情はあるかどうかというテーマをモチーフにした作品でもあったため、キャラとしてはカーディナルが対象となるが、アリシゼーションのお話そのものが該当すると言ってもいいことからの選出。

また、『人の悪意』というテーマも含むため、似たような立ち位置にいるPoHに対する武器として、これほど適したことはないのではという意味もあってのセレクト(そう意味では、菊岡に対する意味も含むことに…)

アリシゼーションを締めくくる最終決戦で、この武器だけは絶対に外せないと思ってました!最終回も劇場版も…もう本当に良かったとしか言えないです!

 

・霊装心刀『雷ノ焔』(れいそうしんとう∶いかづちのほむら)

刀のカテゴリーに属する武器。

見た目は普通の日本刀。その青白き刀身には不思議な波紋が映っており、起源は数百年前の時代のものになるが、刀身どころか全ての部分が経年劣化どころか、常に最高の状態が維持されている。能力発動時には、白緑の霊光が刀身に宿り、悪しき力を焼き払うことができるようになる。

ある村に残された伝承に記されている霊刀…その担い手として選ばれた少年が、闘いの中で絆を育んだ女性と、旧新の友たちと共に鎮めた堕神獣の正しき加護をも取り込んだ神霊刀を反映させた武器。

武装完全支配術では霊力の一部開放による対霊への特化能力を発揮するだけだが、この武器の真骨頂は記憶開放術にある。

真の使い手としてふさわしい者が記憶開放術を使うと、使用者の心意を媒介に正・負問わずあらゆる心意を無効化する『零の心意』、『感覚拡張』により人の五感を無意識で働いている部分の受容能力を最大限にまで拡大し、あらゆる事柄に対し直感という形で働きかける補助、そして、この状態の神霊刀は使用者の心が折れぬ限り破壊されることはなくなる、という対人戦超特化仕様へと切り替わる。但し、ふさわしくない者が使用すれば、記憶開放術は使えないばかりか、武装完全支配術の力さえも酷く不安定なものでしか引き出せないというデメリットがある。 

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、番外編でも少しだけ登場した、特殊な感性を持つ若き剣士『霧屋玲』と持ち主として選ばれた霊刀『雷の焔』…なので、オリジナル武器。

 フォンの性格やスタイルは、この主人公とその仲間の一人を組み合わせたのをベースにしていたり…そういったメタ的な意味でも手に馴染んでいるように感じた訳で…

 ちなみに…この一つ前に出た武器から、狼と名のついたこの武器に対して、『283』とか『ゴリライズ』とか『貴方はゴリラですか?』みたいなワードを連想された方は、「頭令和」になりすぎてますのでお気を付け下さい…もちろん、こんな注意書きを書いている作者の頭は「半分平成・半分令和」になってると思われます(笑)

 

・万華瞳刀『呪千黄泉』(まんげどうとう∶じゅせんよもつ)

長刀のカテゴリーに属する武器。

3メートル近くある刀身を誇り、技を発動させていないにも関わらず、刀身が揺れめくように見えるオーラを放つ、霊刀の一種。

ある一族に伝わる瞳術…その中でも、禁術を使用した者を止める為に生み出された禁術の力を模倣した霊刀。

 そのあまりにも巨大すぎる刀身と、精神を斬ることしかできない性質(斬ろうとしても、肉体を擦り抜ける)ため、取り回しが利かない・攻撃力が皆無と点から戦闘には全く向かない…が、その真の能力は常識を凌駕する。

 武装完全支配術状態では、霊体・魔法・精神…といった非物質を斬ることができるようになるが、記憶開放術では、相手のフラクトライトの記憶を読み取り、『対象の最も目を背けるであろう記憶を半永久的に見せ続ける』という一種の精神制圧攻撃を使うことができる。この攻撃から抜け出る為には、その記憶から目を背けずに向き合うことが求められる為、人によってあっさりと抜け出すことができれば、永遠と記憶を彷徨い続けることにもなりかねない。

 また、記憶開放術の反動もそれ相応に大きく、使用者のフラクトライト・肉体に多大な負担を掛けるのはもちろん、使用者の意図が介入しない為、相手がどのようや記憶を見るかを把握できない。また、人工フラクトライトが喰らった場合、ほとんどが耐えきれず崩壊する、STL以外のプレイヤーだと効果が及ばない、といった酷く使用が限定されてしまうことが多い。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、『NARUTO』より、『うちはイタチ』が使用した写輪眼系統瞳術『イザナミ』。武器の形状は、彼が使っていた『須佐能乎』が持っていた『十拳剣』。

 ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの要素も混じってますけど、出口がある分、こちらなのかなと…(黒笑)

 名前の由来は伊邪那美(伊邪那岐もですね)の言い伝えに出てくる「1日に1000の人間を殺す」という呪言と、その舞台となった『黄泉比良坂』より。作者は『ペルソナ4』でその存在を始めて知りました。

 

・次元跳脚『時駆得』

 脚装具のカテゴリーに属する武器。

膝下まである黒いメカニカルなブーツ。足首部分には羽と時計を模したパーツが装着されており、脚部分にも青色の幾多物の幾何学模様が刻まれている。

 とある機械工学が異常な進化を遂げている世界にて、長距離三次元移動を目的に開発された機具。場所か座標さえ分かっていれば移動できるが、完全に使いこなすにはかなりの時間が掛かる上に、そもそもの適正にあった者ほとんどいないため、量産されることはなかったとか…

 武装完全支配術は上述した、イメージした場所への瞬間移動能力。一回移動する度に地面を蹴る、両脚を叩き合わせるといった衝撃を必要とするため、短距離移動での攻撃・隠密からの奇襲には向かない。

 一方、記憶開放術は周囲一定の範囲に『計測領域』と呼ばれるフィールドを一定時間発生させ、フィールド内に存在するもの(人・物を問わず)の配置を自在に入れ替えることができる。但し、術中は使用者はあまり動くができなくなるといった弱点が存在する。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、機械工学が発達した超近未来世界…といった形のオリジナル武器。

 あったら便利だなと思う、装着式どこでもドア…ただ、説明通りに制御は難しく、疲弊していたフォンが座標計算に失敗して、ユウキと落ちかけたのはお約束ということで。

 

幻氷絆界『星薔薇の剣』(げんひょうばんかい)

 片手剣のカテゴリーに属する武器。

元はアドミニストレータ戦で呼び出した赤薔薇の剣だが、そこにフォン自身の心意が織り交ざられたことで鏡のように透明な色と化した薔薇剣。刀身には光を反射し、幾多ものの燐光が輝く、星々の光を思わせる細工が施されている。

 青薔薇の剣と同様の力を持つだけでなく、この剣の独自の力として、『昇華』・『同調』という力を持つ。

 『昇華』に関しては、同時に発動させた別の神器の武装完全支配術・記憶開放術を一段階以上、更に上に能力を引き上げることができる。上昇幅はその武器との相性によって変動し、最も相性がいいのは夜空の剣、青薔薇の剣、映現世の剣であれば、心意にもよるが無限大の力へと引き上げることもできる。

 そして、『同調』は近くに青薔薇の剣(もしくは赤薔薇の剣)、映現世の剣:セパレートモードの夫婦剣が近くにある場合、この剣とそれらの力を倍増させる。そして、使用者の意思を汲み取り、自在に操ることができるようになる。

 基本、神器での武装完全支配術・記憶開放術は(映現世の剣といった一部の例外を除き)同時使用することは不可能とされているが、星薔薇の剣はどの武器とでも同時に発動させることができる。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、原作『ソードアート・オンライン』より、『赤薔薇の剣』にフォンの心意が加わったことにより昇華された、半分オリジナル武器。

 実は、この武器を呼び出す布石として前半ラストで『赤薔薇の剣』を呼び出したわけだったりします。あの時は、WoU編がこんなに長期化するとは思ってなかったのに…(苦笑)

 

《翼衣シリーズ》 

 映現世の剣を完全に使いこなすことができるようになったため、同時に発現した能力の一つ。武器に合わせた専用の翼衣を纏うことで武器を記憶を限界以上にまで引き出すと同時に他の能力を得ることもできるが、フォン自身やフラクトライトへの影響もかなり大きなものとなってしまうリスクが存在する。以下、劇中登場の翼衣一覧。

 

・映現世の翼衣(うつしよのよくい) 

 映現世の剣専用装備。武装変換術で変化させる各種武器への適正も高く、どんな武器であってもかなりの相性を持つ。この衣自体に意味はなく、左目が銀色に変わることと同じく、フォンが映現世の剣を完全に使いこなしている証明みたいなものである。第40話で登場した『不知火の翼衣』は、元はこの翼衣が変化したものであり、各種武器専用の翼衣に変化する際には一瞬でこの翼衣から変化する。 

 元となっているのはフォンがいるSAO世界そのものであり、フォンやユウキ、キリトたちのパーソナルカラーを表す一本線がアクセントとして入っている白銀(というよりも純白に近い)のローブの形状。この翼衣のみ、フォンにかかる負担は全くない。

 純白の色合い・他の翼衣に変わることから、様々な世界を映す・色に染まりやすいといった意味合いから、映現世の剣そのものを表しているとも言える。

 

・不知火の翼衣(しらぬいのよくい) 

 不知火刀『黒暁』の専用装備。深紅の衣に、腕や裾の部分に紫色の稲妻のアクセントが特徴。

 黒暁が放つ不知火の炎を強化する力を持ち、翼衣自体からも大量の炎を放つことが出来る。使用者の身を守る・不知火の炎で心身を回復させるといった他に、翼衣を他者に渡すことでもその能力を譲渡することができる。劇中では、青薔薇の剣の記憶開放術からキリトとアリスを守ったが、その代わりにフォンは自身の防御がおざなりになってしまった。

 また、使用者の五感を超絶強化する能力もあり、その場に応じて効果が発動する。劇中では、視覚強化によって、フォンはユージオの攻撃を全て見切っていた。

 モチーフは「櫻木総司」のパーソナルカラー。紫電は彼のヒロインのパーソナルカラーから。

 

・蒼輝龍の翼衣(そうきりゅうのよくい)

 蒼輝勇槍『天零』の専用装備。氷の威力を高めるだけでなく、フォンに移動速度の向上や飛行能力を付与する。翼衣の中ではフードを被るタイプなため、フードに着いた二本の青い装飾が龍の角を想起させるようなデザインとなっている。

 モチーフはスマホゲーム『ブレイブフロンティア』から主人公の頼れる戦友【氷勇の神皇騎カル】

 

・重醒甲の翼衣(じゅうせいこうのよくい)

重醒甲剣『キングブレイド』専用装備。

効果は『キングブレイド』の武装完全支配術発動に求められる13枚のレリーフを自在に操作できるようになる…言ってしまえば、ハズレの組み合わせを失くし、好きなようにレリーフを操れるという、弱点を失くすどころか、強化へと転換してしまうというもの。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は、『仮面ライダー剣』より『仮面ライダーブレイド キングフォーム』とその能力そのもの。

ポーカーにおいて好きな手を組み合わせられるという、インチキといってもいいほどの能力。ただ、スートがスペードしかないため、作れる役に限りはある(ロイヤルストレートフラッシュが作れる時点で大したことではないかもしれないが)

 

・戦恋葉の翼衣(せんれんようのよくい)

戦恋葉刀『一千ノ輝』専用装備。

効果は武装完全支配術・記憶開放術のフラクトライトに対する負担を無効にする。また、『外史』関係の武器であれば、6つまで術を行使しているかどうかに関係なく呼び出すことができる。

あくまでも無効化するのは術発動関係のみなので、武装変換術の軽微な負担・翼衣自体の負担は掛かるため、多少の反動は負うことになる。

 モチーフ(読み込んだ世界の記憶)は『戦国†恋姫』より『足利 一葉 義輝』。

 見た目が武器の持ち主によく似たものに変わるため、見方によっては女装しているともいえるわけで…(真剣に闘ってるので、そんなこと誰も指摘できる状況でもなかったわけですが…)

 

・氷華麗の翼衣(ひょうかれいのよくい)

氷華麗神『宝剣レクシーダ』の専用装備。氷の透明さを表すかのように透き通った衣で、衣の所々には簡易的なものではあるが、祭具を模した模様や装飾が施されている。

 特殊効果は、天命(HP)が2割を切った時、天命を全損した場合に一度だけ無条件で天命を5割まで回復して復活、5秒間無敵状態、30秒間全てのステータスを爆発的にアップするといった解除不可なバフを付与することができる。但し、30秒が過ぎると強化状態は解除され、その後、あらゆる能力(武装完全支配術・記憶開放術含む)が使用不可となる。

 モチーフは、六英雄の一人『聖氷の大女神セレナ(☆7)』と一定レア以上から使用できるようになる『UBB(アルティメットブレイブバースト)』と呼ばれる超必殺技に該当するものと、『エクストラスキル』というユニット個体の特殊能力を模したもの。

 

魔聖騎の翼衣(ませいきのよくい)

 魔聖騎槍『ギル・デューク』。鎧を思わせるような硬質な翼衣であり、この翼衣に限り、フードを被ったままの状態がデフォルトであるため、外見は赤のアクセントが入った銀白の鎧を纏っている騎士に見える形になっている。

特殊効果として、槍と対となる専用装備:魔聖騎盾『ギル・クリムゾン』を召喚することができる。この盾自体も武器でもあり、盾に刻まれた紋章から、邪悪を滅ぼす聖なる光を放てるとかなんとか…

 モチーフは武器に引き続き、聖騎士型究極体デジモン『デュークモン』。

 

電跳の翼衣(でんちょうのよくい)

 電跳繋仂『零壱』の専用装備。ライトイエローの配色で夜でもよく目立つ色の翼衣で、フードの部分には目を連想させる二つの赤い丸と、触覚のような二本の黄色いアンテナらしくものが装飾として施されている。

 しかし、その特殊効果は見た目以上にデタラメなもので、装着者の脳をアンダーワールドの基幹プログラム…つまり、『ザ・シード』に接続するといったもの。これにより、元々の能力であった『使用者の経験・記憶を媒体に情報処理・演算を行う』を、『アンダーワールド全ての情報を元に情報処理・演算を行う』という、余りにも規格外な力へと昇華するわけである。その力は、何千億通りのパターンを想定し、瞬時に最適解を算出することができるという…ある意味チートに等しい能力ではある。

 但し、管理者権限能力を手に入れた訳ではなく、あくまでも基幹システムからの情報捻出・演算の代理・併用処理に利用しているだけに過ぎないことに注意。また、心意といったシステム外による力には対応し切れないことがあるという弱点は変わっていない。

 

・霊装心の翼衣

 霊装心刀『雷ノ焔』の専用装備。

儀式の際に着るような和装のような衣で、その見た目・雰囲気からして人外のものである霊力でできている。装備者の心意に同調する特性がある。

 特殊能力として、装備している武器の種類を問わず、あらゆるソードスキルを発動できること。また、属性はそのソードスキルに依存する形になる。

 

・万華瞳の翼衣

 万華瞳刀『呪千黄泉』の専用装備。

赤銅色の炎鎧を被ったかのような霊装を模したような翼衣。

 特殊能力として、記憶開放術の反動を半減(それでも、使用後、フォンは立てなくなりそうな程の反動を負っていた)し、記憶解放術を喰らった対象を破壊不能オブジェクトである『無黒の秘封石』に閉じ込める効果を追加する。




2021/11/28 武器解説追加(追記中)

2021/12/23 現状のお話まで解説・反映完了

2022/01/23 WoU編での全武器反映完了&一部に補足事項・説明追加
後日、マザーズ・ロザリオ編で書き洩らした武器など補足予定

2022/11/16 最新話までの情報に更新。オリジナル武器と映現世の剣で呼び出した武器とを分別。

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