オリ主の戦い方にも、ご注目ください!
それでは、どうぞ!
「しまった、遅刻だ・・・!」
翌日 昨日の夜、和人から自身もGGOにログインすることを聞き、一緒にBoBの予選に参加しようということになったのだが・・・
今日に限って、先生から用事を頼まれてしまったのだ。和人は先にログインして、準備しておくと、別行動になったのだが・・・
予想以上に長引き、俺は慌てて、バイクに飛び乗り、菊岡さんが用意してくれた病院へと向かっていた・・・一体、誰に説明しているのだろうか、俺は・・・
そんなかんやで、やっと病院に到着し、指定された病室にノックすると、看護婦さんが出迎えてくれた。
「おや?もしかして、君が音弥蓮くん?」
「そうです」
「そっか、初めまして!私は安岐ナツキです、よろしく!」
「よろしくお願いします・・・ええっと」
「ああ。桐ヶ谷君とは、リハビリの期間中に担当させてもらってたの。
その縁で、今回、私が桐ヶ谷君と君のバイタルチェック及び体を診ておくから」
「・・・なるほど。そういえば、菊岡さんは?」
どうして、彼女が担当として、選ばれたのか疑問に思っていると、理由を話してくれた。そして、さらに気になったことを尋ねてみた。
「ああ、外せない会議があるそうよ。これ、伝言」
と、安岐さんから手放された手紙にはこう書かれていた。
『報告書は桐ヶ谷君と相談しながら、店で教えたアドレスに頼む。経費は任務終了後、報酬と併せて支払うので、請求すること・・・・・追伸 美人看護婦と個室だからといって、若い〈グシャ!!!〉』
(・・・あの野郎!?今度もっと高い物頼んでやる!!!)・・・すぐにログインできますか?」
「あー・・・はいはい。大丈夫よ」
手紙を途中で握りつぶし、次回、あの眼鏡顔が引きつる程に、高い物を頼んでやろう、そう心に固く決めた。安岐さんも俺の反応に、触れない方がいいと分かったのか、すぐに準備を始めた。
「・・・それじゃ、服脱いで」
「・・・・・えっ?」
「電極を張るのよ。ほらほら、桐ヶ谷君が寝てるベッドの、奥のベッドに移動して」
その言葉に従い、服を脱ぎ、電極を張って、ベッドに寝た。
「多分、戻ってくるのは和人と同じだと思います。それまで、お願いします」
「はーい。体はしっかり見てるから、安心していってらっしゃい」
その言葉に頷くことで返し、アミュスフィアは被り、深呼吸してからその言葉を発した。
「リンク・スタート!」
目が覚めると、昨日泊まった宿屋だった。ここら辺はALOと一緒らしい。
(ともかくキリトと合流しないと・・・)
時間はあと5分で、BoBのエントリー締め切り時間になろうとしていた。
キリトのことだから、なんとかして準備できているだろうが、エントリーの締め切り時間までは気づいていないだろう。俺がそんなことを考えていると・・・
「早く!急がないと!?」
「ま、待ってくださいぃ・・・!」
「・・・うん?」
バギーから飛び降りた二人の女性が総督府に駆け込んでいくのが目に入った。
・・・というか、黒髪の女の子の声に聞き覚えがあった。
(ま、まさかな・・・別人、だよな・・・?)
俺は自分の予測をあり得ないと、首を振りながら、振り払った。そうだ、そんなことがあるわけない、あってたまるか・・・ないよな・・・?
すると、
「おい、聞いたか!?なんでもレアアバターが現れたって、話?」
「聞いた、聞いた!!なんでも可愛い男の娘の・・・確か、F一三〇〇番系だろう?」
俺の疑念が確信に変わった瞬間であった。
俺は肩を落としながら、とりあえず無事にここまでたどり着いたことにほっとするのだった。
(ともかく、声を掛けないと・・・キリトたちは・・・エレベーターか)
エレベーターに乗るキリトたちを発見するも、声を掛ける前に、エレベーターが行ってしまった。おそらく、更衣室に行くのだろう。俺も別のエレベーターに乗って、更衣室の階へと向かった。更衣室のフロアにつき、男子更衣室に入ろうとしたときだっ
た。
「最低!!!!!」
女子更衣室から怒鳴り声が聞こえ、誰かが放り出されてきた、のだが、
「・・・キ、キリト、さん?」
「・・・も、もしかして・・・フ、フォン?」
その反応に、キリト本人であることを確認しながら、俺は戦友に対して、何から聞けばいいのか分からず、困惑していた。
「すまない、俺の連れが失礼なことをした」
「・・・別にいいわよ。あんたが悪いわけじゃないし、こいつが男だって、知らなかったこっちにも少しは落ち度があるし」
水色の髪の少女は俺の謝罪にそう言った。あの後、着替え終えた彼女に事情を説明し、必死に謝ったおかげか、機嫌は直ったようである。キリトもほっとして・・・
「その変態野郎には、私の弾丸をぶちこんでやるけどね」
「お、お手柔らかに・・・・・」
前言撤回・・・確実に獲物として、ロックオンされたようです。
「・・・そういえば、まだ名前を聞いてなかったわね」
「ああ、そうだったな。俺はフォン、キリトと同じゲームをやってて、その縁で一緒にGGOを初めたんだ。よろしく」
「よろしく・・・ってことは、あなたも始めたばかりで、BoBに参加するの?このゲームを甘く見すぎなんじゃない?」
「・・・心配ありがとう。でも、俺もキリトもそれなりに修羅場を巡ってきてるから、そう簡単にはやられないと思うぜ?」
「・・・へぇ、凄い自信ね・・・まぁ、とりあえず上がりましょう」
シノンの提案に俺たちは再びエレベーターへと上がった。
会場に移動し、始まるまで俺たちはシノンからBoBのレクチャーを受けることになり、壁際のテーブルに腰かけていた。
「とりあえず、最低限のことだけ説明しておくわ。
カウントがゼロになったら、全員予選一回戦の相手と、二人だけのバトルフィールドに転送されるの。フィールドは1キロ四方の正方形。地形・天候・情報はランダムね。決着したら、勝者はこの待機エリアに転送されるわ。
次の対戦者が決まっていれば、すぐに二回戦がスタート・・・その繰り返しね・・・質問ある?」
俺とキリトは首を横に振った。
「そう・・・それとキリト、必ず決勝に来なさい。そこで教えてあげるから」
「何をだ?」
「・・・敗北を告げる弾丸の味」
・・・そういったシノンからは、歴戦を潜り抜けてきた凄みを感じた。
彼女は一筋縄ではいかない、そうとも感じた。それに対し、キリトは・・・
「楽しみだな・・・でも、そういう君の方は大丈夫なのか?」
逆に挑発し返していた・・・流石はキリト、というべきなのか。だが、
「予選落ちなんかしたら、今度こそ引退する・・・今度こそ・・・・・
強い奴らを、全員殺してやる・・・!!!」
「「・・・・・!!」」
その台詞に俺はキリトの方を見ると、目が合った。
どうやらキリトも同じことを感じたようだ。その時、
「遅かったね、シノン」
一人のプレイヤーがこちらに近づいてきて、声をかけてきた。
銀灰色の長髪のプレイヤーだ。
「こんにちは、シュピーゲル。ちょっと予定外のことが起きてね・・・あれ、でも、あなたは今回出場しないじゃなかったのかしら?」
彼は照れくさそうに、頭を掻いた。
「いや、迷惑かと思ったけど、シノンの応援に来たんだ。ここなら、試合も大画面で中継されるしね・・・その人たちは?」
「ああ・・・さっき知り合ってね。BoBについて、色々教えてたところなの。彼はシュピーゲル。リアルでの友達で、彼にGGOを教えてもらって、私も始めたの」
「・・・そうなんだ。どうも、初めまして」
「初めまして」
「どうも・・・」
シュピゲールの挨拶に俺とキリトはそろって、頭を下げながら返した。かなり礼儀正しく、育ちの良さがなんとなく出ている・・・そういう家の子なのだろうかと思ったのは、俺の感想だ。
「そうそう、その黒の長髪、男だから、騙されないでね」
「え、ええっ!?・・・もしかして、さっき騒がれてた、レアアバターの!?」
「あー・・・キリトって言います。男です・・・」
「・・・フォンです。よろしく」
またしても『女』として見られていたことにキリトのテンションは下がりぱっなしだ。そんなやりとりをしていると、
『大変長らくお待たせしました。ただいまより、第3回バレット・オブ・バレッツ予選トーナメントを開始致します。エントリーされたプレイヤー・・・・・・・・・・』
予選開始を告げるアナウンスが流れ、会場を盛大な拍手と歓声が支配した。
「それじゃ、本選まできなさいよ、二人とも。特にキリト・・・あなたは私が決勝で倒してあげるから、必ず来なさい!」
「・・・お手柔らかに頼むよ」
「・・・ファイト・・・」
シノンの言葉にキリトは顔を引きつらせていた。流石に不憫に思い、俺はキリトの肩を叩きながら、応援の言葉をかけた。
そして、カウントがゼロになったとともに、俺達は転移の光へと包まれた。
転移されたのは、どうやら待機場所だったらしく、真っ黒な空間に、対戦相手とステージ情報が表示されたウィンドウが表示されていた。対戦相手は・・・
【ジェノス】だそうだ。ステージは廃墟のようだ。
「とりあえず、武器を装備しとくか・・・」
ステータスウィンドウを操作し、昨日選んだ武器たちを装備していく中で、俺は先ほどのシノンの言葉を思い出していた。
『今度こそ・・・・・強い奴らを、全員殺してやる・・・!!!』
(・・・まるで、自分に言い聞かせてるみたいだったな)
一瞬、彼女が死銃なのではないかと思ったが、あの録音データの声とは印象がかけ離れていた。死銃のあの声は、まるで、自分はここにいるぞ、と宣言しているように感じた。
そんなことを考えていると、準備時間のカウントはもう10秒を切っていた。
「すぅぅ・・・まずは予選を勝ち抜かないとな・・・!」
深呼吸をし、意識を試合に切り替えた直後、再び転移の光が視界を支配した。
転移された先は、廃墟の交差点・・・だったらしき場所だった。車の残骸やボロボロのビルが目立つステージだ。そんなことを考えている時だった。嫌な予感がし、その場から飛んだ。直後に弾丸が俺のいた場所に飛んできた。
「くっ・・・意外に近くにいたのか!?」
車を盾にしながら、俺は敵の位置を探った。顔を出しながら、索敵していると、予測線が俺に伸びてきた。瞬間、またしても銃撃された。
(・・・数メートル先・・・交差点から15、6mってところ・・・武器はライフル
か・・・)
予測線から、敵の位置を把握した俺はハンドガンを右手に握り、距離を確認した。
作戦は簡単だ・・・近づいて撃つ・・・初心者の俺が狙撃やらなんやらできるわけがない。
だったら、これまでの経験を生かして、戦うしかない・・・
「大丈夫・・・銃撃は予測線が教えてくれる。撃つ場所さえ、分かるなら・・・」
自分に言い聞かせるように俺は左手に装着したそれを確認しながら、車から飛び出した。
「・・・突っ込める!!!」
俺の行動に、流石の相手も動揺を見せていたが、さすがはベテラン。
冷静にライフルを構えた。そして、予測線が三度、俺に向けられた。
それに対し、俺は・・・左手に装備したそれ・・・携帯型小型シールドを展開した。それを見た相手は笑った・・・おそらく貫通できると思ったのだろう。
弾丸が放たれた音と共に、衝撃が俺を・・・襲わなかった。
「っ・・・なに!?」
俺はシールドで弾丸を弾き飛ばした。直撃する瞬間に、盾で銃弾を逸らしたのだ。
俺は速力を落とさず、一気に相手に近づいていく。
「こ、このぉ!このぉ!」
相手は動揺し、次々とライフル弾を放つが、狙いが定まっておらず、俺は予測線でそれを回避し、当たりそうなものは盾で弾き飛ばす。そのまま、ハンドガンを構え、
(この距離なら、関係ないだろう!!)
走りながらなので、バレットサークルがブレブレだが、俺はハンドガンを乱射した。
数発が相手に当たり、相手が体制を崩した。そこに、左手のシールドからワイヤーを射出し、相手の体を拘束して、こっちに引き寄せた。
「・・・終わりだ・・・!」
ハンドガンをショットガンへと持ち変え、こっちに飛んできた相手の体をそのまま打ち抜いた。
体を拘束された相手はなす術もなく、そのままショットガンを全身に浴びた。
そして、相手の体から『Dead』の文字が浮かんだ。
「・・・ふぅ。なんとかなったな」
ショットガンを肩にかけ、シールドワイヤーを収納し、俺は両手をはたいた。
すると、転移の光が俺を包んだ。
どうやらさっきの待機エリアに戻されたようだ。ということは、次の相手がまだ決まっていないのだろう。キリトたちがどうなったのだろうかと思い、周囲を見渡している時だった。
『お前、本物、か・・・?』
「っ・・・!?」
背後から突然声を掛けられ、慌てて後ろを向く。振り向いた先には、真っ赤な目のアバターが背後に立っていた。
気配を全く感じなかった・・・
俺が動揺していると、奴は再度問いかけてきた。
『・・・お前は・・・本物か?』
オリ主のスキルについては、次話更新時に、後書き・設定で詳しくご説明します
あと、オリ主の持っている盾は、ガン○ムMr-llⅡが使っているものをご想像下さい。
あれ、そのものです
次回 14日0時更新予定