ちょっとだけネタバレをすると、『混ぜるな危険を実際にやってみた』です。多分、皆さんがちょっとは思ったことがあることだったかと思います。
それでは、どうぞ!
「…フィリアァァァァ!?」
背後から突如として剣を突き付けられたフィリアの姿が目に飛び込み、俺は叫んだ。マズい…心臓を一突き、クリティカルダメージだ!このままじゃ、フィリアのHPがすぐに尽きる!
しかし、俺の懸念は意外な形で外れることになる。
「…えっ…あれ…?」
(剣が一人でに抜けた…?それに、フィリアのHPが全く減っていない)
刺さった方向とは逆に剣が動き出し、そのまま何事もなかったようにフィリアからその刃を抜いた。刺されたフィリアも何が起こっているのか分からずにいるようで、少しばかり落ち着いた俺もパーティ表示をフィリアのステータスを見ると…全くHPが減っていなかった。
あまりにも奇怪なことが連続して続くことに頭の処理が追い付かずにいると、フィリアを刺した剣は宙を飛び、佇むキリトの元へと飛来し、
…カランカラン…パシッ!
持っていたダークリパルサ―を無情にも放り捨て、飛来した剣を左手に取った。その行動一つに、対峙する相手が俺の相棒ではないことを確信した。
『これより、ホロウ・エリア実装テスト…最終シークエンスを開始します』
「…ふざけたことしやがって…このゲームのシステムには人の感情って奴がないらしいな」
その一連の様を、そして、今、前方にいるあいつの虚像を前にして、俺は怒りを覚えていた。あいつが…自分のためにリズが必死になって作ったあの剣を簡単に放り捨てるわけがない…その様を虚像がやったことだと分かりつつも、見せられたことに、あいつらの想いを、その心を踏みにじられたような気がしたのだ。
「ユニークスキルにはユニークスキルをってか…死んだ目をしたキリトの偽物と戦うことになるなんて、一体誰が予想できるかよ…!」
怒りを覚えたのはそれだけではない…目に一切の感情が籠っていない、虚ろな視線で俺を捉えている奴に、思わず舌打ちをしたくなった。誰が好き好んで、親友と殺し合いをしたいと思っているのか…思わず、これもホロウPoHが仕掛けていたのかと思ってしまう程に悪趣味な仕掛けだった。
「なに、あのプレイヤー…片手剣を二つ同時に装備してる…そんなことできるわけが…!」
「簡単なことだよ、フィリア…あいつも俺と同じだからだ。どうやらホロウ・エリアのシステムは残酷な上に、とても冷静に対処法を差し向けてくるらしい」
「フォンと同じ……っ!?まさか、あの人もユニークスキルを…!」
「そうだ。そして、俺が知る中で、SAOの中でも最強のプレイヤーで、俺の相棒の…あいつこそが『黒の剣士』という二つ名を持つプレイヤーのホロウだ」
「…最強……もしかして、フォンが何度も口にしていた相棒って人…!」
フィリアの方もようやく我に返ったらしく、虚像の姿に驚きを隠せないでいた。どうやら障壁は文字通り壁となっており、フィリアはこちらに入ってくることができないようだ。
簡単に俺が種明かしをすると、すぐさま虚像が二刀流スキル…ユニークスキルを持っていることを把握したフィリアが驚きのあまり口を手で覆っているのが視界の端に見えた。
『なお、テスト完了後、ホロウ・データのアップデートが開始されます』
「本当にいい趣味してるぜ…ここにきてこんなあくどいことをしてくるとは…最後は俺とホロウの最強プレイヤーを戦わせて、勝った方が生き残り、そして、ホロウが勝てば、ホロウ・エリアとアインクラッドが入れ替わる…ってことか」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
無機質なシステムアナウンスが告げた内容に、俺は苦笑しながら両手剣『エンプレス・ジェイル』を静かに握り直していた。対する虚像…ホロウキリトは一切の言葉を発することなく、静かに二つの剣を構えた。
「虚像なら容赦する必要もないな…悪いが、気味の悪い偽物はさっさとぶった斬ってやらないと気が済まないんだ。恨むなよ!」
その言葉を皮切りに、勝負の火ぶたが切られた!
先手はホロウキリトの一撃だった。予想を遥かに超える超スピードで俺に肉薄したかと思えば、黒剣による上段の一撃を見舞ってきた!
(速い…!?)
咄嗟に両手剣で受け止めるも、俺の知るキリト以上のステータスによる動きに反応が遅れてしまった。そのままのスピードでもう片方の剣をも加えた乱撃が放たれる!
「っ…!(たまに練習台となるキリトの二刀流よりも剣戟のスピードが速い…!でも、対応しきれない速さじゃない!?なんとかしのいで、反撃の機会を…!)」
次から次へと繰り出される乱撃は確かに速いが、だが、キリトのホロウであるせいか、その動きはほぼそっくりと言っても差し支えなかった。
ホロウPoHと異なり、むしろ読みやすいだけに対処はしやすい。それでも、攻撃の手数が二倍というのは厄介だった。攻撃特化の速撃など、攻撃しているだけで防御を同時にしているようなものだ…命が懸かった勝負ならなおさらだ。
ソードスキルでの挽回も一手だが、硬直した隙をあの猛攻を受けたりすれば、あっという間にHPを削られる。ここにきて、相棒の頼り強さが敵に回るとは…よくキリトが「お前は敵に回したくない」と言っていた気持ちがよーく分かった!?
だが、反撃のチャンスはある…ホロウといえども、プレイヤーと変わりはないのだ。だから、ここまで攻撃して攻め切れなければ…取ってくる手は変わらない。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
二つの剣を同時に回転斬りのようで大きく振るった一撃を使わせて、わざと両手剣で受け止めて、後方へと大きく下がった!そして、距離が離れたところで、ホロウキリトはソードスキルを発動させようと…
「…そうくるよな!」
二刀流ソードスキルはキリトとの特訓で全部把握している。ライトエフェクトの色と初動モーションで予測することはできる!黄色色のライトエフェクト…ということは、7連撃ソードスキル〈カウントレス・スパイク〉だろう。
俺の予想通り、菱形を二つの剣で描く二つの二連撃を初撃として、続けて放たれる垂直同時斬りからの右剣による突き技…冷静にそれらを捌き切り、硬直により隙が生まれたホロウキリトに、反撃の一撃を見舞うべく、俺は幻想剣ソードスキルを…
「…なぁ!?」『・・・・・・・・・・・・・・・・』
喰らわせようとして発動させた幻想剣≪両手剣≫単発ソードスキル〈フォール・ルイン〉が宙を切ったことに、俺は思わず驚くしかなった。だが、驚いたのはそれだけが理由ではなかった。
その原因を俺は目で追えていた…だが、信じられなかった。硬直に襲われる筈だったホロウキリトがそれを無視したかのように、なんと横っ飛びしてソードスキルを躱したのだ。それは俺が使う技術連携によく似た…いや、それ以上のチートスキルだと理解したのは、回避したホロウキリトが追撃のソードスキルを発動させようとしたのに対し、咄嗟に技術連携でソードスキルを発動させたのと同時だった。
…ガキィン!!
両手剣単発範囲ソードスキル〈サイクロン〉と二刀流2連撃範囲ソードスキル〈エンド・リボルバー〉の同時連撃がぶつかり、衝撃により俺たちは互いに後ろへとノックバックした。
(二刀流の超高速連撃にソードスキルの硬直なしだと…クソッ!本当に厄介な相手だ…!その上に、さっきの反応速度…まさか、キリトの反射神経の良さまで模倣しているっていうのか…これじゃ、本当にキリトと闘ってみたいじゃないか…!?)
ソードスキルの硬直無視にも驚いたが、それ以上にフォール・ルインに反応してみせたホロウキリトの反応の良さに俺はある確信を持ち、心の中で舌打ちをした。
硬直を狙うこともできず、しかも生半可な攻撃は全て見切られるというおまけ付きだ。本当に…敵に回したくないというのはこういうのを言うんだよな。
「上等じゃねぇか…」
負けるわけにはいかないと、勝ち筋が次々と潰されているというのに…それでも、どこか気持ちが高揚して、口角が僅かに上がるのを感じた。今、思えば、キリトと本気で闘ったことは一度もなかった…それもあって、目の前の虚像の強さに感じる部分があった。
僅かにできた仕切り直しの時間にて頭をフル回転させ、俺は仕掛けることにした…素早く右手でメニューを操作し、『高速換装』スキルを発動させる!防具を変えるのでは、武器を追加で装備する。
左腰に曲刀『砂漠鳥の懐刀』を、背中に両手斧『ラーバ・ソリッド』を装備する…本来であれば、幻想剣専用防具の『魂白の願念』を装備して実施するフル装備なのだが、『蒼炎の烈火G8』にも複数の武器を携行できるようにテストを兼ねて小改造を施していた。
しかし、仕様を想定していた『魂白の願念』とは異なり、重量バランスが著しく悪化するため、本来は戦闘に向かない。だが、今はそんなことは関係なかった。
『………!』
そんな俺の動きに構うことなく、ホロウキリトは猛攻を再開し始めるべく、駆け出した!先程と変わらないスピードだが、それが命取りだった。突進を予想していた俺は両手剣をすぐさま手放し、そして…
「おらぁ!」
『…?!』
その場でバック転する要領で両手剣を前方へと蹴り飛ばした!まさかの奇襲に流石のホロウキリトも反応が間に合うも、予想外の一撃に防御の体勢が崩れたものになってしまった更に猛スピードで迫っていたこともあり、距離を詰め過ぎていた。
確かにホロウキリトのステータスは高い…下手をすれば、俺やキリトよりも上なのだろう。だが、決定的に足りていないものがあった…それは経験だ。
どんなに目がよくても、どれだけ高いステータスを持っていたとしても…初めて見る攻撃にはどうしても反応が些か遅れてしまうのだ。あのキリトでさえそうなのだ…記憶が毎回リセットされるホロウ・プレイヤーからすれば、スキルを介しない初見の技は対応するのに僅かに遅れが生じ、そして、そこに付け入る隙ができる!
「うおおおおおおおおおおおぉぉぉ!」
バック宙からの着地と同時に、両手斧を構え、防御を崩していたホロウキリトに重い一撃を掬い上げるように見舞う!流石のホロウキリトも防御するのがやっとらしく、なんとか二剣で受け止めるも…今度こそ完全に防御がおざなりになった。
そこに、俺は更なる追撃を…放つように見せかけて、今度は両手斧までも遠心力を生かして、ホロウキリト目掛けて投げた!連続での投擲攻撃に、二度目ということもあって、ホロウキリトは模倣した反射神経で見切り、防御を…
『…っ?!』
両手斧を受け止め、弾き落とそうとしたホロウキリトの身体が硬直した。それは己の身体に違和感を覚えたからで、聞いているかどうかに関わらず、俺は奴に告げた。
「さっきと同じと思ったら大間違いだ…おまけつきだからな」
種明かしは簡単…両手斧を投げる際、片手で投げていたのだ。そして、フリーとなった左手で、両手斧の影になるようにこっそり抜刀していた曲刀を投擲していたのだ。初めてやった曲芸技だが、意外と上手くいったことにホッとしつつ、俺は既に奴の眼前にまで接近していた。
刺さっていた曲刀の柄を再度握り、そのままソードスキルを発動させる!この体勢からでは単発技しか放てないが、十分だった。
「はああああぁぁ!!」
ライトエフェクトが刃に宿ったのと同時にすぐさま曲刀を振り抜く!曲刀単発範囲ソードスキル〈フェル・クレセント〉の直撃は、ようやくホロウキリトのHPを僅かに削り取った。
(…ソードスキルの直撃で1割の半分くらいかよ。でも、これなら奴のHPを確実に削っていける。今度は大技を…エンド・オブ・フォーチュンで一気に削れれば…)
ダメージの反動で動けなくなっているホロウキリトの隙を突き、近くに落ちていた両手剣と両手斧を素早く回収する。
この連携が通用するのはよくてあと1、2回だろう。つまり、あと1、2回で一気にHPを大きく減らす必要がある。そうなると、直撃を与えるとしても、大技…その中でも、最上位ソードスキルの〈エンド・オブ・フォーチュン〉か〈ランダウン・スロチャーム〉といったところか。
そんな算段を頭の中で立てていると…
「ぐぅぅ…!?」
「なぁ…フィリア…!?」
静かに俺たちの闘いを見ていたフィリアから苦痛の声が聞こえ、どうしたのかと思い、視線を向けると…フィリアが苦しそうにしゃがみこんでいたのだ。どういうことかと驚いていると、その原因はインターフェイスに表示されていた。
(フィリアのHPが…半分近くにまで減ってる!?なんで………っ!まさか…)
フィリアに異変が起こったのは、ホロウキリトにダメージを与えたのとほぼ同時だった。そして、戦闘が始まる前に、フィリアはホロウキリトが左手に持っている剣で突き刺されたにも関わらず、何も異常が起こらなかった…いや、違う。目に見えていないだけで、実際には起こっていたのだ。
ダメージ共有…あの剣…無駄に刀身が虹色で、柄が半月のような宝剣に近い形状をしたもので、てっきり高ステータスな武器だけかと思っていたのだが、まさか、そんな反則的能力を持っていったということなのだろう。
「フィリア、HPの回復を…!」
「う、うん……ヒール!…っ、フォン、あれ!」
「…!くそ、そういう仕様かよ」
まずはフィリアに回復するように指示を飛ばす。なんとか不快感から回復したフィリアが回復結晶を発動させて、HPを全快にさせる。しかし、次に叫んだ言葉に、俺は前方へと意識を向け、迫ってきていたホロウキリトのHPを見て、舌打ちをした。
フィリアのHP回復と共にホロウキリトのHPも全快していたのだ。つまり、フィリアとホロウキリトのHPは連動しており…半分近くまでホロウキリトのHPを削れば、フィリアのHPはゼロになってしまうわけで…
(ホロウキリトを倒そうとすれば……フィリアが死ぬ…!?)
まさかの策に俺は究極の選択肢を突き付けられていた。このままホロウキリトを攻撃すれば倒すことはできるだろう。だが、それは、フィリアを殺すことに等しい。しかし、このまま、ホロウキリトに負ければ、アインクラッドとホロウ・エリアがひっくり返ることになる。
詰み将棋に近い状況に、俺は打開策を探るべく頭を図らせるが、そんな暇を与えまいとホロウキリトは猛攻を仕掛けてきた!
これまでの攻勢が遊びだったかのように…硬直を無視できることをいいことに、二刀流ソードスキルを連発してきたのだ!
(この構えとライトエフェクトは…マズい!?)
動揺のせいで完全に反応が遅れ、水色のライトエェフクトが宿った二剣を見て、回避は不可能と判断し、咄嗟に両手斧を盾にするように構えた俺に…高速の超連撃であるあいつの十八番の技が繰り出された。
驚異の16連撃…二刀流16連撃ソードスキル〈スターバースト・ストリーム〉の剣檄が無慈悲に両手斧を切り刻み、最後の突きにより破砕してみせた!
その衝撃を押し殺し切れず、斧を砕いた一撃は俺の右肩を貫き、そのまま吹き飛ばした!
「ううぅ……くぅ、ヒール!?」
その一撃でHPの3割を削られた…オブジェクト化していた回復結晶を使用し、減っていたHPを回復させるも、ホロウキリトは無慈悲に追撃を仕掛けてきた。ジェット音と共に時間差の連撃突きを繰り出す二刀流重2連撃〈ダブル・サーキュラー〉が迫っていた!
それをなんとか右に飛び込み転がる形で回避し、すぐさま両手剣を構える!だが、打開策はなきに等しく…攻撃が実質封じられてしまった俺は、ホロウキリトの猛攻を受けることしかできずにいた。
「…フォン…!」
二刀流ソードスキルが、嵐の如く次々と繰り出されてくるのをなんとか避けながら、反撃の方法を考えるが…全ての攻撃手段がホロウキリトにダメージを与えてしまうことになり、俺の手札をほとんど不能としていた。
〈ナイトメア・レイン〉、〈カウントレス・スパイク〉、〈デッド・インターセクション〉…あらゆる二刀流ソードスキルを使ってくるホロウキリトに対し、俺はなんとか両手剣と幻想剣ソードスキルを駆使し、捌き、直撃を避ける…だが、次第にダメージは蓄積し、HPが半分を切る前に回復結晶で回復するという繰り返しをするのにも限界があった。
残り二個のうち一個である回復結晶を使ったのは…まさかの二刀流最上位ソードスキル…27連撃の〈ジ・イクリプス〉をなんとか凌ぎ、HPをレッド直前にまで削られた時だった。
「はぁ…!はぁ…!はぁ…!はぁ…!ぐうぅ…うううぅぅ!?」
次々と迫りくる死の刃を幾度となく凌いできたが…もう色々と限界が迫っていた。まだ回復ポーションが残っているが、この猛攻の前では回復に時間がかかるポーションでは間に合わない。
その上に、防御だけとはいえ、死の刃による連撃を相殺し続けてきたことで、身体の方も限界が迫っていた。何度となくソードスキルを弾き、捌いてきたことで…両手剣を握っていた両腕が悲鳴を上げているかのように、重く感じていた。
「…もう…いい……」
「はぁ……はぁ……」
その声が聞こえたが、俺は聞こえないふりをした。だが、そんな俺にも聞こえるように、彼女の悲鳴が戦場に木霊した。
「もういい…もういいから!?フォン、反撃して!私のことはいいからぁ!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
その声を聞くだけで、彼女が涙を流していることは見なくても分かった。またしても、心配させて…俺自身を大切にしていない姿を見せてか、あるいは、自分のために俺がこうなっていることにか…いや、きっと両方なのだろう。そんな思いをしてほしくないと思いつつ、約束を破ってしまっている俺はきっと酷い奴なのだろう。
「お願い…フォン、もういいの…私のためにあなたが死んだら、私は…私のことなんてもういいから…お願いだから、戦って!」
「うるさい、黙ってろ!?そんなこと、二度と言うなぁ!?」
「っ!?」
『どうでもいい』…その言葉が耳に届き、俺は思わず怒鳴るように叫んだ。例え、それで俺がどんな目に逢おうとも…もうフィリアにあんな顔を…自分に絶望させるような姿をさせたくはなかった。
だからこそ…この勝負だけは絶対に負けるわけにはいかなかった。こんな理不尽な運命が…フィリアの運命だっていうのなら、そんなものは俺が…!
負けてなるものかと改めて覚悟を決めた俺を嘲笑うかのように…〈ジ・イクリプス〉でも俺を仕留めきれなかったホロウキリトは…これまで見せたことのない構えを取り、構えた二剣から見たことない勢いのライトエフェクトを放たれていた!
(…完全に仕留める気だな。なんとか相殺できるか……あと少し、もう少しなんだ…)
両手剣も防具も俺の身体ももう限界の寸前だった…だが、ここまで耐えてきたのには理由があった。もう少し…あと僅かの筈なのだ。ここを凌げれれば…その思いと共に気合を身体に張り巡らせるために、深く息を吸い…そして、両手剣を構えた!
「『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』」
互いの刃にライトエフェクトが宿り切り、勝負を決めようとする互いの意思がぶつかり合うかのように睨み合う。そして、次の瞬間…
「うおおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!」『…!』
俺の咆哮と無言の駆け出しが重なり、ソードスキルが解き放たれた。高速の無数の回転切りを放つ奴に対し、俺は幻想剣ソードスキルを繰り出した!8連撃ソードスキル〈クアンタム・カウント〉が無数の回転切りを相殺していく。
しかし、8連撃では相殺が足りず、技術連携で単発ソードスキル〈フォール・ルイン〉と単発重単発ソードスキル〈トルネイド〉を続けざまに繰り出すも、残りの連撃のうち、技術連携の隙間を狙われ、いくつか掠めた!
だが、それでもまだ奴の攻撃は終わらず…なんと二剣の刀身が延びた同時連撃を放ってきた!
「っ…まだぁぁ!?」
まだ終わりじゃないと…その意気込みと共に、技術連撃で最上位超重単発〈エンド・オブ・フォーチュン〉で同時連撃を相殺する!しかし、それが終わりではなかった。水平同時斬りの次に、今度は垂直同時斬りが迫ってきていた。
(ここだぁ…!?)
もう既に麻痺していて腕の感覚がないに等しい手を無理矢理操り、意識をなんとかふんばり、4度目となる技術連携を発動させ…両手剣最後の幻想剣重3連撃ソードスキル〈クラッシュ・エンカウンター〉を繰り出す!
左右切り上げの斜め十字斬りにより、ホロウキリトの一撃を逸らし…だが、やはり現実は無慈悲だった。ホロウキリトのソードスキルはまだ終わりではなかったのだ。斜めに振り被った二剣が俺を叩き斬ろうと迫って…
「おおおおおおおおおおおおおぉぉぉ!!!」
それでも…負けじと残っていた〈クラッシュ・エンカウンター〉の最後の一撃…3連撃目となる突進突きを放つ!ソードスキル同士がぶつかり合い、一瞬拮抗するも…それはほんの一瞬だった。
バキィン!?ズバァン…!
俺の放ったソードスキルは両手剣の破壊と共に無効化され、余波の斬撃が俺の身体を大きく斬り裂いた!
(いや…もう止めて…!?)
ホロウ・プレイヤーが放った大技を真正面から迎え撃ったフォンを見ていることしかできず、私は心の中でそう叫んでいた。
そして、ソードスキルのぶつかり合いが終わり、両手剣の破壊と共にもろに直撃を喰らったフォンがこちらへと吹き飛ばされてきた!
「フォン…?!」
障壁に叩きつけられたフォンはそのまま脱力したかのように地に落ち、その衝撃もあり、装備していた武器や防具が崩れ落ちていた。
両手剣だけでなく、装備していた防具や曲刀までもがもう形を為さないほどに破壊されてしまったのだ。いや、そんなのはまだいい…!あの大技の最後の一撃をもろに喰らったフォンのHPが急激に減り続けていたのだ…!
(お願い、止まって……お願い!?)
半分も余裕で切り、イエローからレッドまでも止まることなく減り続けるHPを前に、私はもう祈ることしかできなかった。それでも、HPの減少は止まらず…もう駄目かと思った矢先、僅かな部分を残し、フォンのHPが残った。
しかし、吹き飛ばされ、障壁に激突したせいか、地面に倒れ込んだフォンは動く気配がなかった。
そんなフォンに止めを刺そうとしていたホロウ・プレイヤーだが…さっきの大技の反動のせいか、すぐに動けずにいるようだ。
「フォン!?しっかりして!早く…早く逃げて!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なんとかフォンを呼び起こそうと叫ぶも…彼はピクリとも動いてくれなかった。障壁を叩きながら、何度も…何度も何度も呼びかけるも、フォンが動く気配がなかった。
(私の…せいだ…)
私が無理を言ったから…
私がここについてきたか…
私がいなかったら…
…フォンがこんな目に逢うことはなかったのに…
「…っ!フォン、立って!?お願い…もういいから…もう私のために頑張らなくていいから……!?」
悔しくて、辛くて、嫌で…見ていることしかできない自分があまりにも惨めで…そんな苛立ちをぶつけるかのように、短剣を障壁に突き付けるも…傷一つつけることができずに、私は涙を零すことしかできなかった。
「…お願い…もういいの…私のことなんて放っておいって…私のために、命を賭けないで……私のために、フォンに死んでほしくない……そんなの絶対に嫌なの!?」
届かないかもしれなくても…叫ばずにはいられず…でも、もうこれ以上見ていることができず、現実から目を背けるように私は視線を落としてしまった。
「…そんな悲しいことを…言うなよ…」
「…っ!?」
その声が聞こえ、私の顔は自然と上がっていた。そこには…
「フォ、ン…?」
肩で息をしながらも、なんとか立ち上がっていたフォンの姿があった。
「(…数秒、意識が飛んでいたみたいだな…やべぇ、身体が鉛のようっていうのはこんな感じなんだろうな。動かすこと自体が億劫に感じる)」
意識を失っている間、何かが聞こえていた…それがフィリアの声だとはなんとなくは分かっていたが、意識を失っていたせいか、はっきりとは覚えていない。だが、
「…お願い…もういいの…私のことなんて放っておいって…私のために、命を賭けないで……私のために、フォンに死んでほしくない……そんなの絶対に嫌なの!?」
そんな言葉が聞こえた時、俺の意識ははっきりと覚醒した。こんなところで…寝ている場合ではないと…そんなことをフィリアに言わせていいわけがないと、俺は持てる気力を振り絞り立ち上がった。
「…そんな悲しいことを…言うなよ…」
「…っ!?フォ、ン…?」
声を出すのもやっとだったが…そんな酷い状態にも関わらず、頭だけは何故かはっきりとクリアになっていた。最悪の状態にも関わらず、思考だけはよく回っているというべきなのか…そのまま息を軽く吸い、俺は右手でメニューを開きながら、フィリアに言葉を飛ばす。
「…約束、しただろう。必ず、フィリアを…あっちの世界に帰してみせるって。だから、もう泣かないでくれ…ちゃんと約束は果たすからさ」
「…フォン……でも…!」
「あの時の約束の……まだ答えを聞けてないしな…」
「…っ!?」
「全部を…諦めなくていい。最後の最後まで…諦めるな。もしも自分を信じられないって言うなら、お前を信じる俺を信じろ!!どんな絶望の前でも…必ず俺が助けに行く…!だから…!?」
思ったままに、心に従い言葉を紡いでいく…通常操作で残っている最後の武器である片手剣『アサルト・サヴァイブ』を装備し、剣を抜く。
「お前の命を俺に預けてくれ、フィリア…!!」
「…!……うん…!うん!信じる…信じてるから……だから!?」
最後の回復結晶を砕き、HPを全快させる。俺が復活したことに、ホロウキリトも再び構え…先程と同じ異常な威力を持つ超連撃のソードスキルを繰り出そうとしていた。
「お願い…勝って、フォン!?」
「…!当たり前だぁぁぁぁ!!」
彼女の願いに応えるように、俺は魂の底からそう叫んだ。
その勢いのまま、片手剣を両手で握り、八相の構えを取る。それにより、片手剣の刃に紫色のライトエフェクトが宿る。それと同時にホロウキリトの方も準備も整い、
「『…っ!?』」
先程とは異なり、即座に飛び込んだ俺たちは肉薄したのと同時に剣を互いに振るった!さっきと同じように相殺し合う結果に終わろうと…
バキィン…!?
『…?!』
…となることはなかった。鈍い音ともに、これまで表情を一切変えることのなかったホロウキリトの目が大きく見開かれ、初めて動揺の様が見れた。
「よう…武器が壊されるのは初めての経験か?俺が防御ばかりしていると思っていたら…残念だけど…」
見開かれた目は…自身の左手に持っていた剣に…フィリアを貫いた片手剣に注がれていた。そこには、刀身が根元から折れ、砕き散った刃の残骸が宙に舞っている様が映っていた。そして、その後に目線を移した俺の獰猛な笑みが映っているように見えた。
これは一か八かの賭けだった
ホロウキリトとフィリアのHPを連動させているのは、フィリアを突き刺した、ホロウキリトが左手に持つ宝剣の効果だった。つまり、逆に言えば、あの剣さえ無効化してしまえば…それが俺に最後に残された…ほとんど手を潰された中で残された最後の一手だった。
武器破壊…これまでただ単に二刀流ソードスキルを受け続けてきたわけじゃない。左手の宝剣だけにダメージを蓄積させ、破壊できないかと狙っていたのだ。だが、やはりボスが使う剣のせいか、その耐久値は馬鹿げていた…〈クラッシュ・エンカウンター〉の最後の一撃で柄に罅が入るのを見るまで、ほとんど諦めていたところだった。
「俺は……この瞬間を待っていたんだぁ!?」
だが、二つのうち一つの賭けには勝ち…そのまま発動させていた片手剣の幻想剣ソードスキルの軌道のままに連撃を繰り出す!
放つ直前に三つに分かれた刀身を回転斬りの要領で、相手を三回斬りつける技…幻想剣≪片手剣≫9連撃ソードスキル〈キューブドネス〉による残り同時三斬撃の2連撃…計6連撃がホロウキリトのHPを1割削った。
「ううううおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ!!!」
ここだ…ここで削り切らなければ、勝機はないと…俺は残る力を振り絞り、技術連携を発動させる!
逃げようと後退したホロウキリトを逃がさまいと距離を詰めるべく、赤いライトエフェクトを宿した刃による突進突きを放つ!そのまま突き刺した箇所から回転斬りでホロウキリトの身体をHPと一緒に、重2連撃ソードスキル〈ブレイス・ホイール〉で抉り斬る。
そして、二度目の技術連携で放つのは10連撃ソードスキル〈ドロップ・アウト・レイン〉…ホロウキリトの全身をこれでもかと切り刻み、最後に二連撃の回転斬りを繰り出す!
その勢いのままに、四つ目となる幻想剣ソードスキル…8連撃ソードスキル〈クロス・バレット〉による二重の十字架を模した斬撃を叩き込む!
そして、最後…これまで連続して放つことができた最高連続成功数である4度目の技術連携で放つのは…
「ファントム・スイープゥ!!」
刀身がこれでもかと伸びた幻想剣≪片手剣≫最上位ソードスキル〈ファントム・スイープ〉による7連撃の超強力な斬撃だった!
袈裟切り・逆袈裟切り・兜割り3連撃、そこから高速の3段突きに、止めとなる大回転斬りでホロウキリトの全身にびっしりと斬撃の雨を喰らわせたことで、ホロウキリトのHPは大幅に削り切ろうと…
『…~~~~~~~~~~~~~~!!』
(っ…!?まだ、抵抗する力が…もう一撃を…けど…)
言葉を発していないが、何かを叫ぶかのようにホロウキリトが声を上げていた。どうやらもう一押しが必要なようだが、技術連携はもうこれ以上放つことが…
『お願い…勝って、フォン!?』
「っ…!?うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
彼女のその言葉が、俺の頭を響き、全てを賭けるかのように全神経を集中させた。目の奥が沸騰したかと錯覚したかのように熱くなり、それと同時にクリアになっていた頭から、全ての思考が完全に消え去った。
それと同時に俺の身体は本能に従い、動いていた!
「…貫けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
…奇跡と言ってもおかしくない…これまで成功したことのなかった5度目の技術連携によって、発動したソードスキルにより、俺の身体が前方へと無理矢理引っ張られた!
そして、奇しくもホロウキリトが最後の抵抗として放ってきたのも同じソードスキルで…真っ赤なライトエフェクトを散らし、二つのソードスキル…片手剣重単発ソードスキル〈ヴォーパル・ストライク〉がぶつかった。
「『…!?』」
ぶつかった剣の反動で、剣の軌道がズレた…そして、俺たちの身体は交差し…互いの刃が最奥へと到達した。
「『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
場を沈黙が漂っていた…声を発していないことで、俺たちのそれも響くことはなかった。横から見ていたら相打ちのように見えていたかもしれないが、その結果は全く異なるものだった。
『……?!』
ホロウキリトの放った一撃は、俺の首元を掠めてはいたが、外れていた。そして、俺の放った一撃は…ホロウキリトの胸元を見事に貫いていた。
眼前にあったホロウキリトの目が再び大きく見開かれ、信じられないといった表情をしていたが、
「この程度であいつを真似られると思うな…あいつの剣はもっと重く、もっと力強かった。あいつを模倣しようなんて…百年早いんだよ、この偽物野郎…」
負けた理由が分からないとでも言いたげだったので、敢えてそう告げてから、俺は刀身を振り払うようにホロウキリトを斬り捨てた。
斬り捨てられたホロウキリトは最後まで驚愕の表情を崩すことなく、そのままポリゴンとなって崩壊していった。そして、
『…これにて、ホロウ・エリアの実装にかかる最終シークエンスを終了します。検証結果は…実装は見送り、アインクラッドの運営に関してはこれまで通りとします』
「終わった…んだよな…?」
『最終シークエンスが終了したことで、高位プレイヤー以外のロックを解除します』
その言葉と共に、俺は彼女の存在を…彼女の安否を確認しようと振り返った。そこには恐れもあった…もう一つの賭け…もしも、あの宝剣を破壊したとしても、HPが連動していたら、彼女は…
もしかしたら、俺がこの手で殺してしまったかもしれないという恐怖が頭を駆け抜けたが、それでも、振り返らないという手は俺にはなく、視線を向けると…
「…フォン……私、生きてる……生きてるよ…!」
涙を零しながらも、笑みを浮かべている彼女の…フィリアの姿がそこにはあった。こうして、二つ目の賭けにも勝ったことに…フィリアを守り切れたことに安堵した俺は、完全に緊張の糸が切れてしまい、
「…よ…った……フィ……」
そこで、俺の意識は完全に途切れてしまった。
オリジナルスキル・武器解説
●幻想剣≪片手剣≫9連撃ソードスキル〈キューブドネス〉
紫色のライトエフェクトが特徴の幻想剣ソードスキル。
両手で八相のように剣を構えた後、振るう直前に刃が三つに分かれるソードスキル。クリティカルが発生しない代わりに、三又に分かれた剣檄を高速回転斬りの要領で3回連続で振るうため、三又×3連撃=9連撃の大ダメージを瞬間的に叩き込むことができるソードスキル。
一方で、使うと幻想剣スキルのことが露見してしまうことと同義であるため、公表するまで使用することができなかったスキルの一つ。
●幻想剣≪二刀流≫固有スキル
ホロウキリトに適用された幻想剣スキルに、二刀流スキルを設定した際の固有スキル。幻想剣が他の武器スキルと重複して使用できることから、ホロウ・エリアのシステムが対フォン用に設定した。
・二刀流ソードスキル使用後のスキル硬直を無効化。
・ソードスキルのダメージが1.5倍
・二剣の攻撃が同時に当たった場合、ダメージ計算を二倍にする
・スキルホルダーの攻撃が常時防御無視となる
・受けるダメージが1.5倍になるデメリット。その代わり、受ける最大ダメージが一定値を超えた場合、一度だけ無効化する(1日1度限定)
●幻想剣≪二刀流≫22連撃奥義ソードスキル〈ネビュラレイド・エンプレス〉
水色(右手の剣)と緑色(左手の剣)のライトエフェクトが纏い放つ、最上位ソードスキルを超える技…奥義ソードスキルと呼ばわれる技の一種。
高速連続回転斬りによる16連撃からの、3連続の二剣同時攻撃を繰り出す。二刀流の高速連撃をこれでもかと生かしたソードスキルであり、その威力も最上位ソードスキル、そして、幻想剣ソードスキルさえも超える。
さらに、このソードスキル発動時には幻想剣≪片手剣≫の固有効果まで上乗せされる上、刀身が伸びることから、同じユニークスキルプレイヤーが対峙しても、相殺するのがやっとのレベル(神聖剣スキルの防御でさえ、一気にHPを削られる)
ホロウ・システムがフォンを確実に倒すために、ホロウキリトに設定した実装が見送られていたスキルの一つ。一方で、大元としては二刀流ソードスキルでしかないため、剣が破損などすると途中でスキルが解除されるという弱点がある。
元ネタは、ゲーム原作版の秘奥義に属するソードスキル「ネビュラレイド・エンプレス」。
●片手剣『偽輝剣ベロシアスブレイン』
ホロウキリトが左手に持っていた、実装はされていないが、アインクラッド100層クラスさえも余裕で屠れるほどの威力を持つ片手剣。
SAOをヌルゲーにしてしまう程の凶悪な効果を持つに留まらず、ホロウ・エリアのシステムによって、フォンを確実に殺すために特殊効果として「ファーストアタックにてダメージを与えた対象と装備者のHPを連動させる」が施されている。
一方で、ゲームシステムの関係上、片手剣であり武器でしかないため、破壊されると恩恵が消えるという抜け道がある(それでも、耐久値も馬鹿高いため、強力なソードスキルをこれでもかと叩き込まなければならない)
二刀流と幻想剣スキルって組み合わせたらどうなるのか…誰もが絶対に想像したことでしょう。結果は見ての通りでした…うん、混ぜるな危険ですね。
そういうわけで、ホロウキリトとのラスボス戦でした。
強力なスキルや武器に、人質まで取って…どんだけフォンを殺したいのか、このシステムは…
まぁ、幾ばくか逆鱗に触れるようなものなので、逆にフォンの諦めない精神に火を着けたわけですが…
結論として、いくら強力なスキルや武器や作戦を用いても、結局使う側の力量や心構え次第で、ひっくり返ることもあるというわけです。
これが本物のキリトなら、確実にフォンが負けてましたね…逆も然りです(その逆のお話は別の形でやろうかなと思ってます)
ちなみに最後の一撃…ヴォーパル・ストライクを放った時のフォンは心意発動状態となっていたため、実は金色の目になっていました。(その辺りの描写は次回で)
ということで…これで、当初登場させていた武器群の幻想剣ソードスキルは、片手剣を最後にに全て出し切りました!本章の最大の目標は達成……って、大事なのはそこじゃない!?
ラスボスを撃破し、ようやく長かった前半戦であるホロウ・レトロスペクトも終わりを迎えます。
次回、最終話…そして、語り終えた後に待つものとは…
お楽しみに!
(頑張れば、今日中には更新するかもです…!)
→無事に書き上がったので、本日21時に投稿します!
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