お気をつけ下さい。
ちなみに自分・・・エグゼイドは3番目に好きです。
ギャグ要素だけなら、圧倒的に1位です。
・・・話が脱線しました
それではどうぞ!
「じゃ、その時はこれでいいのかな、アスナ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スリーピングナイツとのボス攻略会議中・・・
オブサーバーとして、俺も参加していたのだが・・・アスナの様子が変だった。
ユウキが問いかけても、何か考え込んで、聞こえていないようだった。
「アスナ?ア~スナ!」
「うわぁ!え、ええっと・・・
ユウキとジュン、テッチがフォワードで、タルケンとノリがミドルレンジ、
シウネーがバックアップ、よね?そうなると、私は後衛に入るのは一番良いよね?」
「ゴメンね。アスナ、あんなに剣も使えるのに」
「気にしないで、ユウキ」
「それに、あくまでもこの配置は初期配置だ。戦況やボスの動きによって配置を変えることは、1パーティでボスに挑む際にはかなり重要になってくるしな」
「うん。それに、ジュンとテッチにはバンバン叩かれてもらう予定だから」
「「・・・ウェェ」」
そう言ったアスナは元に戻ったようだが・・・どこか無理をしているように俺には見えた。
それはユウキも同じだったようだ。ボス部屋を覗きに行こうと、迷宮区へと移動しようとした時、俺はユウキに呼び止められた。
「ゴメン、フォン・・・もしかしてボクたち、アスナにかなり負担をかけてるのかな?」
「・・・いや、そんなことはないはずだ。けど・・・」
心配そうにそう尋ねるユウキの言葉に、なんとか答えたかったが・・・
言葉を濁し、そう答えることしかできなかった。あの回線切断の翌日、アスナから お礼と謝罪があったのだが・・・理由に関しては教えてくれなかった。
・・・その日から、アスナの表情に陰りが見え始めたのだ。
「・・・・・そう、なのかな」
「・・・俺も事情は聞けてないけど・・・少なくとも、俺の知ってるアスナは責任感が強い女性だ。そこは切り替えてくれるはずだ」
「・・・うん」
・・・とは言ったものの、ユウキの表情はまだ沈んでいた。それを見た俺は・・・
「フォ、フォン・・・!?」
ユウキの頭を撫でていた。よく分からないが・・・そうすべきだと思ったのだ。
「ユウキがそんな顔してたら、駄目だろう?
ユウキが笑ってなきゃ、アスナだけじゃない、スリーピングナイツの皆だって、不安になっちまうだろう?」
「・・・うん・・・!」
「・・・よし、なら行こうぜ」
どうやら少しは元気が出たようだ。ユウキはいつもの明るさを少し取り戻したようで、先に皆に合流しに行った。
(・・・・・家族の問題、か・・・)
アスナの問題を考えた時、両親との関係を思い出した。
(俺も・・・人のこと、心配してる場合じゃないよな)
そう考えながら、俺も皆と合流するため、歩きだしたのだった。
「でやぁぁぁぁぁぁ!」
掛け声と共に、ユウキの一撃がリザードマンをポリゴンに変えた。
「「「いぇぇい!」」」
見事なコンビネーションでモンスターを倒し、ハイタッチしあうユウキたち。
「凄いね・・・」
「ああ。一応、消耗を抑えるために俺が戦おうと思ってたけど・・・杞憂だったな、そんな心配」
アスナの感想に同意し、俺は改めてスリーピングナイツの力に驚いていた。
確かに・・・この実力なら1パーティでのボス攻略に挑もうとするのも理解できる。
「あっ!あれがボス部屋だね!」
そうこうしている内にボス部屋の前に着いたのだが・・・
「待って、ユウキ!」「待て、ユウキ!」
アスナと俺は経験からその気配に気づき、ユウキを制止した。
アスナは杖を取り出し、呪文を唱え始めた。隠蔽を見破る『使い魔』を呼び出す召喚魔法だ。呼び出された小魚の使い魔は空を泳ぎ、何もない空間を破り、隠れていた3人のプレイヤーの姿を露わにした。
PKかと疑い、俺が両手剣を抜こうと背中に手をまわすと・・・
「ス、ストップ、ストップ!?戦う気はない!」
「なら、武器をしまえ!」
「わ、分かった・・・!」
リーダー格らしき人物が仲間に指示を出し、武器をしまい始めたが、俺は警戒を解くことなくいつでも戦闘に入れるように構えていた。
「連中がまた抜刀しそうになったら、すぐに『アクアバインド』をかけて」
「分かりました。ううん!ALOでの対人戦は初めてですの!ドキドキしますね!」
アスナも警戒したまま、シウネーに指示を出していた。
「PKじゃないなら、何が目的で隠蔽していたの?」
「待ち合わせなんだ!仲間に会うまで、モブにタゲられるのが面倒なんで隠れてたんだよ」
「・・・どう思う、フォン君」
「・・・・・一応筋は通ってるな」
「そうね・・・分かったわ」
俺とアスナも警戒を解いたことで、相手も一安心したようだった。
「私たち、ボスに挑戦しに来たんだけど・・・そっちの準備がまだなら、先にやらせてもらってもいいわね?」
「ああ、もちろん」
プレイヤーたちはすんなり譲り、ユウキ達はボス部屋へと近づいていた。
俺の出番はここまでだと思い、ユウキたちがボス部屋に向かっていくのを見ていると、
「俺たちは、ここで仲間を待つから・・・・・まぁ、せいぜい頑張ってくれよ」
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
その含みのある言い方に、何かを感じたが・・・気にしてもしょうがないと思い、無視することにした。
ユウキたちは最終確認をして、ボス部屋の扉を開いた。とりあえず、俺は戻ろうかと考え、ボス部屋に背を向けた時だった。
「フォン!!!」
「・・・うん?」
「・・・・・行ってくるね!!!」
「・・・ああ、頑張れよ!」
ユウキの言葉に、そうエールを返し、手を突き上げた。その時だった・・・
(うん・・・?今、何かいたような・・・)
ボス部屋に入って行くユウキたちの近くに小さななにかがいたような気がしたのだが・・・
見間違いかと思い、俺はあまり気にすることなく、転移結晶を取り出した。さっきのパーティもまた隠蔽魔法をかけたようで姿が消えていた。
「転移」
そのまま俺も迷宮区を後にしたのだった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・やっぱり待つのって、暇だな」
「・・・そうだな」
とりあえず、ユウキたちが戻ってくるまで、キリトのログハウスにお邪魔することにしたのだが・・・やることもなく、キリトと暇を持て余しており、さっきからこんな会話が続いていた。
えっ、ユイちゃん?さっきからキリトの頭の上で寝ている。そんな時だった・・・
「よう。元気か、キー坊!」
「アルゴ!」「アルゴさん!」
「おっと、フォン坊もいたのか・・・丁度良かった」
情報屋のアルゴさんだった。いつもはメッセージでやりとりしてから、会う手順を踏むアルゴさんが直接訪ねてくるなんて、珍しいことだった。
「二人に聞きたいことがあったんだ・・・このギルド、知ってるか?」
そういって、ウィンドウを表示させ、ある画像を見せてくれた。
・・・その画像には・・・
「あれ、このギルドマークは・・・?」
さっきボス部屋の前で出くわしたパーティが所属していたギルドのものだった。
「おっ、どうやらフォン坊は知ってるみたいだな・・・」
「このギルドがどうしたんだ、アルゴ」
「ああ。実はこのギルドなんだが・・・ここ最近、25層、26層のボスを立て続けに攻略していることでかなり注目されているだが・・・・・どうにもきな臭い噂が絶たなくてな」
「・・・・・なるほど。それでアルゴさんが調べているわけですか」
「ああ。何か知っていることがないかと思って、キー坊たちのところに来たってわけだ」
どうやらそういうことらしい。アルゴさんが動いているってことは、かなり疑わしいということだろう。それを聞いた時、さっきの出来事を思い出していた。
「・・・アルゴさん・・・そのギルドにはどんな噂があるんですか?」
「ええっとな・・・ボスの立て続けの攻略の他に、ボスに挑もうとするパーティへのブロック、闇討ち、集団リンチもしてるじゃないかって噂があるんだが・・・」
「証拠がない、と・・・」
「・・・そういうことダ」
(・・・・・ボスの立て続けの攻略か・・・)
そう考えた時、さっき見た、小さな何かが引っかかった。
もしあれが・・・闇魔法の他人の視界を盗み見する『ピーピング』の使い魔だったとしたら・・・?
それを25層・26層の時、スリーピングナイツがボスと戦っていた時にもしていたとしたら・・・?
アスナに事情を説明していた時のユウキの言葉を思い出した。
『25層も26層も挑んだんだけど・・・あとちょっとのところで負けちゃって・・・その後、すぐに他のギルドにボスを倒されちゃったんだ』
(・・・偶然にしては出来すぎてる・・・!)
そう思った時、さっきの男の言葉になぜ引っ掛かったのかに気付いた。
「・・・マズイ!」
「っ!?フォン、待て!ユイ、起きてくれ!」
「ふぁぁ?パパ・・・?」
最悪の予想が頭をよぎり、俺はログハウスを飛び出した。俺の姿から尋常でないことを悟ったキリトもユイちゃんを起こし、俺の後に続いた。
「お、おい!フォン坊!?キー坊!?」
アルゴさんの呼びかけを無視し、全速力で俺は27層の迷宮区に向かった。
「それじゃあ、そのギルドがそんな非合法な方法でボス攻略をしているってことか!?」
「多分な・・・俺の憶測だけど、いくらなんでも連続でボス攻略なんて話が出来すぎてる!」
全速力で移動しながら、キリトに事情を説明し、俺たちはボス部屋を目指していた。
その説明に、キリトもどこか怒っているようだった。流石のユイちゃんもかなりお怒りのようでずっとだんまりだった。
「それで!どうするつもりだ!」
「とりあえず、ユウキ達がもう一度ボスに挑めるように俺達で足止めを・・・待った!?」
作戦を伝えようとしたところで、索敵スキルに何かが反応があった。キリトも気付いたようで、俺たちは物陰に隠れた。
すると、大勢のプレイヤーがボス部屋がある方向へと走って行くのが見えた。
そのプレイヤーたちは・・・あの問題ギルドのプレイヤーたちだった。
「・・・・・増援か」
「ああ・・・けど、好都合だ」
そう言って、俺とキリトは頷き、そのプレイヤーたちの背後へと気付かれないようにくっつき、そのまま移動し始めた。
そして、ボス部屋へと近づいた時、ボス部屋の前にいるプレイヤーの集団とスリーピングナイツとアスナが見えた。おそらく、アスナたちもこのギルドたちの不正に気付いたのだろう。既に戦闘態勢に入っていた。
「・・・(ちらっ)」
「・・・(コクッ)」
アイコンタクトを取り合い、俺とキリトはそのまま加速し、システム外スキル『壁走り』で前にいたプレイヤー集団を、壁を走ることで置き去りにし、そのままスリーピングナイツを守る位置に着地した。
「悪いが、ここから先は・・・」
「通行止めだ・・・!」
両手剣を抜き、プレイヤーたちに向けて構え、キリトは片手剣『ユナイティウォークス』を地面に突き刺し、制止の言葉をかけた。
「フォン!」「キリト君!」
俺達の登場にユウキたちも、ギルドプレイヤーたちも驚いていたが、リーダー格らしいサラマンダーの男が前に出てきた。
「おいおい、ブラッキー先生に、夢幻の戦鬼さんよう・・・いくらあんたらでも、
この人数を相手に二人で戦うのは無理じゃね?」
「どうかな・・・試したことないから分からないな」
「フルレイドのパーティなんて戦う機会なかったしな」
「ほんじゃ、たっぷり味わってくれ!メイジ隊・・・焼いてやんな!」
リーダーの指示でメイジ部隊が魔法を詠唱に入った。だが、俺たちはそれに対し、笑みを浮かべ、迎え撃った。
キリトは片手剣を地面から抜き、ソードスキルの構えに入り、ユイちゃんはキリトから離れた。放たれた高速の3つの魔法が俺達に迫るが・・・
「ぬん!ふっ!はぁぁ!」
片手剣7連撃ソードスキル〈デッドリー・シンズ〉で全ての魔法を切り裂いた。 システム外スキル『魔法破壊』だ。
「うっそぉ・・・・・」
「魔法を・・・切った・・・?」
「偶然じゃなくって・・・?」
ユウキを始めとしたスリーピングナイツたちは驚くしかなかったようだ。
「あ、あんな早いの、切れるのかよ・・・」
「ぐ、偶然に決まってる!メイジ隊、今度はどでかいのをぶちこんでやれ!」
今度は巨大な魔法を撃ちこんでくるつもりらしい・・・メイジ部隊がもう一度詠唱を始めた。
それなら今度は俺の番だ・・・そう思い、俺は両手剣に付与魔法をかけ、水属性を付与した。
「喰らいやがれ!」
そのまま、号令と共に大火球が放たれたのだが・・・
「・・・はぁ!!」
その火球を俺は両手剣で真っ二つにした。そのまま火球は二つに割れ消滅した。
「フォ、フォンさんも・・・魔法を斬った!?」
「しかも、ソードスキルなしで・・・?」
「嘘だろう・・・!?」
シウネー、ノリ、ジュンが良い反応をしてくれる一方で、ギルドプレイヤーの皆さんは・・・
「なんだそりゃ・・・?」
信じられない物を見たような表情をしてくれていた。
「俺はこれを『魔切相殺(スペルインターセプト)』って呼んでるよ。俺にはキリトみたいにソードスキルで魔法を確実に切るみたいな芸当は難しいもんでね」
「そうか?どんな高速魔法も、対物ライフルの弾丸よりは遅いからな」
もちろん、そんなことを聞かれてる訳でないことは理解しているが、俺とキリトは軽口を叩くように答えた。
「じ、陣形を整えろ!!」
リーダーの指示に、困惑しながらも奴らは動き出した。
その間に俺は《高速換装》で『闘剣止水・柴』と刀『真影』を纏い、
キリトは『エクスキャリバー』を装備し、二刀流で構えた。
「ここは俺たちが死守する!」
「その間に、ユウキたちはボス部屋に!!」
「「うん!」」
キリトと俺の言葉にユウキとアスナが答え、スリーピングナイツもボス部屋をブロックしているパーティと戦闘に入った。
「く、くそぉ!怯むな、相手はたかが二人だ!」
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」「た、助けて!?」
その時、ギルドプレイヤーの後ろの方から悲鳴が聞こえてきた。そこには、
「まったく・・・ゲームであっても最低限のマナーはあるはずだ。
・・・お前たちはやりすぎだ」
「よう、キリト、フォン!助けに来たぜ!」
プレイヤーたちを屠っていくシグさんとクラインの姿があった。
「シグさん!」「クライン!」
「ま、まさか・・・鼠のボディガード!?」「う、嘘だろう・・・なんでここにいんだよ!?」
どうやらアルゴさんが援軍を呼んでくれたようだ。これならなんとかなるかもしれない。キリトの方を見ると肩に乗ったユイちゃんがアスナに向けて、サムズアップしていた。
「「行くぞ!!!」」
そして、俺とキリトもギルドプレイヤーに突撃した。
「キリト、前方の敵と魔法の迎撃頼んだ!俺は後ろに引っ込んでる奴らをやる!」
「分かった!」
キリトにそう頼み、俺はスピードを落とさぬまま駆け、刀を抜く仕草に入った。
「ちぃ、タンク!あいつらを近づけさせ・・・えっ!?」
「・・・遅い!」
リーダーは指示の途中で間抜けな声を出していた。
・・・無理もない。先ほどまで遠くにいた俺がいつの間にか、目の前にいたのだから・・・そのまま、俺はリーダーの男を『真影』で切り裂いた。
幻想剣《刀》超高速単発ソードスキル〈瞬葉〉・・・正確には居合型ソードスキル。このスキルはAGIをソードスキル発動中、数倍にする・・・代償として、防御力が80%低下するという諸刃の剣でもあるが・・・初撃で使えば、まず避けることはできないだろう。
事実、リーダー格のサラマンダーは反応することもできず、一瞬でリメインライトに変わったのだから。
「リ、リーダー・・・?」「な、なにが起きたんだ!?」
案の定、突然ブレインがいなくなったことで、パーティは混乱状態になった。
ならば、次に狙うは・・・
「っ・・・!」「ヒ、ヒーラーを守れ!奴は早いぞ!」
・・・と、流石は大型ギルド・・・何人かは状況を理解し、混乱から抜け出したようだが・・・
「確かに、頭を潰したのなら、次に狙うは補給線や回復部隊・・・けど、」
「う、うわぁぁぁぁぁ!!」
「相手の裏を斯くのも、兵法なり・・・なんてね」
ヒーラーを襲うと見せかけ、今度はメイジ部隊を強襲した。
慌てて、ロッドを振るってきたが・・・それを躱し、あっという間にメイジ部隊の二人を倒す。ますます相手は混乱していく。
「ひ、怯むな!あ、相手はたかが四人だ!?」「囲め!!」
「しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
まずは突出している俺を叩こうと、360度から武器が襲ってくるが、それを刀単発範囲ソードスキル〈旋車〉を放ち、一気に吹き飛ばす。
そのままクールタイムを終えた《高速換装》を使い、『蒼炎の烈火 Ver2』を纏い、長槍『ウォズデランス』を装備し、そのまま、ソードスキルを放つ。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
幻想剣《槍》単発超範囲ソードスキル〈トライ・エルスパイラル〉・・・跳躍し、地面に槍を突き刺した直後・・・俺を中心とした広範囲にエネルギー状の槍が地面から多数に飛び出し、プレイヤー達を襲う。
このスキル、そこまで大きなダメージは与えられないが・・・
「な、なんだ!?」「か、体が・・・動かないぞ!?」「ま、魔法も使えない!?」
約6秒間・・・拘束のデバフを与える。この間、相手は動くことはおろか、魔法・スキルを使うことでさえできなくなり、さらにかかっていたバフも解除する。
欠点はリキャストが5分と時間がかかることと、攻撃範囲が大きすぎるため、味方が近くにいた場合に使えば、確実に敵味方問わずに攻撃してしまうこと・・・さらに
硬直時間も2秒と長い。
「今だ!」
俺の叫びにキリトたちはそれぞれの獲物にオーラを纏わせ、得意技を放った。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
片手剣ソードスキル〈シャープネイル〉〈ホリゾンタル・スクエア〉〈バーチカル・スクエア〉〈レイジスパイク〉〈ノヴァ・アセンション〉・・・それらをスキルコネクトによって次々と放つキリト。
「・・・ふん!」
レジェンダリーウェポン『シスクード』でOSS〈刹那五月雨〉で高速抜刀から4属性混合の7連撃を放ち、属性余波でプレイヤーを吹き飛ばすシグさん。
「でりゃぁぁぁぁ!」
刀5連撃最上位ソードスキル〈散華〉で確実に一人ずつ仕留めていくクライン。
そして、
「みんな、避けてくれよ!
・・・これで、ラストだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
残ったプレイヤーを片付けるため、俺は全員に散開を促してから、ソードスキルの構えを取った。
幻想剣《槍》超広範囲多重ソードスキル〈イーティング・ブリンガー〉・・・槍を片手で大きく振り回しながら、体を回転させた俺は小さな竜巻となった。そのまま、残ったプレイヤーを吸い寄せ、斬撃の竜巻で切り裂いていく。そのまま数秒回転し続け、ソードスキルが解除された時には
「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」
物言わぬ大量のリメインライトと
「・・・・・(気持ち悪い)」
〈イーティング・ブリンガー〉の余波で顔を青くした俺とキリトたちだけになっていた。
俺たちの完全勝利だった。
次回 SAO~夢幻の戦鬼~
「ア、アスナ・・・ボ、ボク・・・!?」
「ユ、ユウキ!?」「待て、ユウキ!?」
「ええ。僕はユウキ君・・・紺野木綿季さんの担当医です」
「このメデキュボイドはな・・・終末期医療を目的としたものなんだ」
「・・・フォ、フォン・・・?なんで知ってるの・・・!?」
「俺もこのメデキュボイドを使っていたことがあるからさ」
『Yの秘密/真実を求めて』
これで決まりだ・・・!
【ソードスキル解説】
幻想剣《刀》超高速単発ソードスキル〈瞬葉〉
高速の抜刀術で、敵を切り裂くソードスキル。スキル発動時、防御力の80%をAGIに変換する。あまりにも早すぎる一撃は、キリトレベルの反応速度でやっと防げるスピードである。
幻想剣《槍》単発超範囲ソードスキル〈トライ・エルスパイラル〉
跳躍し、地面に槍を突き刺した所を中心に、多数のエネルギー状の槍が周りを攻撃する。
ダメージ量はそこまで高くはないが、高確率で束縛(移動・スキル・魔法の使用不可)のデバフを6秒間付与し、強化バフを解除する。
幻想剣《槍》超広範囲多重ソードスキル〈イーティング・ブリンガー〉
大きく回転し、使用者を中心に斬撃の竜巻をおこす。
周りの物体を引き寄せる効果があり、巻き込まれた敵は、高速の斬撃を浴びた後に、大きく吹き飛ばされる。
元ネタは次元覇王流『旋風竜巻蹴り』
ちなみに、竜巻から斬撃のソニックブームを飛ばす、という案もあった
刀7連撃OSS〈刹那五月雨〉
シグが使うOSS。右、左、右と斜めに切り上げ、高速の3連突きを放った後に、空中から強力な斬撃を食らわせる。
その際に、斬撃と共に、雨が敵を打ち貫くようなエフェクトが発生する。
まさかの、オリキャラ登場です。
シグは、現在プロット作成中のもうひとつのSAO小説の主人公です。ヒロインは・・・察して頂けると助かります。
次回やこの後のお話でも、ちょこっと出ます。
ちなみに、フォンたちはSAOでシグと知り合いになってる・・・そういう設定です。
次回更新 30日 0時予定