ソードアート・オンライン~夢幻の戦鬼~   作:wing//

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思った以上に、戦闘シーンが短くなりました(笑)
次回はがっつり書きますので、ご容赦下さい。

初っ端から甘々空間形成されてますので、ご注意下さい。

それではどうぞ!


第6話 「ボスラッシュ」

「それじゃ、明日奈。また今夜ね!」

「うん。あとでね、木綿季」

 

明日奈の家に和人が行くことになり、木綿季を迎えに行くこともあって、一緒に明日奈の家へと向かった俺達。和人と入れ替わりで出てきた木綿季をバイクに乗せ、帰路に着いた俺達。どうやら、明日奈と木綿季は今日、カラオケに行くことになっているらしい。

 

だが、俺はある考えごとをしながら、俺はバイクを運転していた。すると・・・

 

「ねぇ、蓮・・・何かあった?」

「・・・・・やっぱり分かるか?」

「うん・・・だって、いつもの蓮じゃないもん」

 

木綿季にそう聞かれ、隠し通せないと思った俺は正直に話すことにした。

 

「木綿季はさ・・・もし、悲しいことや辛い記憶を消せるとしたら、嬉しいか?」

「・・・・・そう聞かれたの?」

「・・・SAOの記憶なんて消した方がいいんじゃないか・・・そう聞かれたんだ」

 

重村教授に言われたことを思い出し、木綿季に打ち明けた。あの時は、感情のままに反論してしまったが・・・冷静となった今、本当に正しかったのかどうか、迷っている自分がいたのだ。それこそ、忘れたくないと思っているのは、自分が平行世界の人物で、そう感じているからなのではないか・・・和人たちも本当は忘れられた方がいいのではないか・・・そうではないと頭では分かっていても、不安に感じたのだ。

 

俺の話を聞いた木綿季は少し考えてから、話し始めた。

 

「・・・確かに、そんな記憶は捨てたいと思ったことはあるよ?忘れられたら、どんなにいいことだろう、って考えたこともある・・・・・でもね、蓮。僕はそれでも覚えていたいと思うんだ」

 

なんとか言葉を見つけながら、木綿季は言葉を続けた。

 

「今の僕があるのは、そんな記憶も全部ひっくるめて、僕を創ってくれてるんだって、僕は思うんだ。自分が覚えておきたい記憶だけなんて・・・それこそ空っぽのまんまじゃないのかな?今、こうして、蓮と一緒にいられるのも、そんな積み重ねのおかげだと僕は思う」

「・・・・・そっか。そう、だよな」

「うん!・・・って、れ、蓮!?」

 

木綿季の言葉に、どこか安心した俺はそのまま木綿季をベッドへと押し倒していた。慌てる木綿季は顔を真っ赤にさせていたが、抵抗は全然しなかった。

 

「・・・ありがとう、木綿季。ちょっと勇気がほしかったんだ」

「・・・・・勇気、ついた?」

「・・・・・もう少しだけ、分けてほしいな?」

「いいよ・・・それじゃ・・・」

 

そう言って、木綿季は俺の唇を奪った。ソフトなキスだが、それだけで木綿季の想いが伝わってきた。

 

「・・・まだ、足りない?」

「いや・・・もうMAXだよ。木綿季、明日奈の記憶は必ず取り戻す。だから、明日奈のことを頼んでいいか?」

「・・・うん。任せといて!」

 

俺のお願いを、木綿季が笑顔いっぱいで応えてくれた。

 

「だけど・・・一つだけ、約束して?」

「・・・なに?」

「・・・・・絶対に無事に帰って来てね?」

「ああ・・・!」

 

その言葉に強く頷き、今度は俺が木綿季の唇を奪った。そのまま、約束の時間まで俺たちはイチャつくのだった。

 

 

 

明治神宮・・・20時45分

 

(和人の奴・・・どこにいるんだ!?)

時間になっても、待ち合わせ場所に来ない和人を探して、俺は神社の中を走っていた。すると、警備員と誰かが話しているのが見えた。それは・・・

 

「キリト!」

「っ・・・フォン!?」

「なにやってんだよ!もうイベント始まるぞ!」

「わ、悪い!とりあえず、行きながら話すよ!ありがとうございました」

「すみません、失礼しました!」

 

警備員さんにお礼を言ってから、俺たちは駆け足で移動を始めた。和人曰く、フードの少女・・・悠那に会ったらしい。明日奈の記憶を取り戻したいのなら、ランクを上げるようにと言われたらしい。

 

事情を聞き、滑り込みでボス戦に参加した俺たちは、実質二人でボスを相手取っていた。

 

「キリト、スイッチ!」

「おう!はあぁぁぁぁぁぁ!」

 

ボスの振るう腕と同一化している剣を弾き、キリトがラストアタックを決める。リザルト画面を確認せずに、俺たちは次の戦場へ駆け出した。

 

『昨日と同じように、現在20から30層のボスが次々と都内に出現しています!』

「最短ルートで全て倒す!」

「ユイちゃん、こっちにもナビをくれ!道案内よろしく!」

『はい!』

 

オーディナル・スケールを解除し、バイクにまたがり、次の目的地へ向かう。

 

ボスバトルに乱入し、二人のコンビネーションで倒しては移動、倒しては移動・・・

 

それを繰り返す内に、俺たちは最後の一体である28層ボス『ワーヒラ・ザ・ブラックウルフ』と対峙していた。

 

ガキィン!

「ぐぅう!このぉ!」

 

歯を剣で受け止め、カウンターで一撃を喰らわせる和人、俺もそれに併せ、足にダメージを与えていく。そして、一定ダメージを受けたボスはその体を煙に変えた。

 

「ふっ!はぁ!」

「ぜやぁ!せぁぁ!」

 

スピードと三次元空間を生かした突撃を、俺と和人は交互にパリィしていく。

 

「お、おいおい・・・ほとんど二人でダメージ与えてるぜ?」

「すげぇ・・・」

 

周りのプレイヤーたちは俺たちに圧倒されているようだが、俺も和人も連戦状態で、何を言っているのかまで、聞き取る余裕がない状態だった。それでも、俺と和人は、他のプレイヤーに目もくれず、ボスに猛攻を仕掛けた。だが、

 

『WOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!』

「これは!?・・・危ない!」

 

ボスの大技が発動し、いつもの癖で他のプレイヤーを突き飛ばしたせいで、俺は回避できずに影の針に串刺しにされてしまった。HPがどんどん減っていき、焦るも・・・残り2割のところで、減少が止まった。

 

(あ、危ねぇ・・・!?)

 

大技を繰り出し、パターンとしての突進を繰り出してきたボスに、

 

「決めるぞ、フォン!」

「ああ!」

 

和人がボスの体を突き刺し、俺はその下をスライディングで滑り込み、切り裂いた。

その挟み攻撃により、最後のボスも光の粒子へと体を分解させたのだった。

 

「はぁ・・・はぁ・・・!」「・・・ふぅぅぅ・・・」

 

息を整えながら、俺と和人は自身のランキングを確認していた、俺が8位、和人が9位にまで上昇していた、すると・・・

 

「コングラチュレーション・・・!」

「「・・・・・!!!」」

 

俺達に拍手を送りながら、嗤うエイジがいた。

 

「やっと・・・このゲームでの戦い方を学んだようですね。黒の剣士さん、無限の戦鬼さん」

「っ・・・お前ぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

エイジの言葉にキレた和人が斬りかかるも、すんなりと投げ飛ばされてしまった。

 

「(今の動き・・・?)キリト・・・っ?!」

「おとなしくしてもらえますか?音弥さん」

 

エイジの動きに違和感を覚え、和人に助太刀に入ろうとしたところで、尚也に剣を突き付けられた。俺は思わず、尚也を睨んでしまった。

 

「・・・怖い顔だ。そんな顔もできたんですね?」

「・・・お前達の目的はなんだ?アスナの記憶を返してもらおうか?」

「・・・・・慌てないでください。今、兄さんから招待状が届いたはずです」

「(・・・こいつら、兄弟なのか?)招待状・・・?これのことか?」

 

尚也の言葉から、エイジと尚也が兄弟であることを知った俺は、『E』という差出人からのメールを開いた。

 

『ユナのライブに来い。そこで『閃光』の記憶を返してやる』

 

と書かれていた。

 

「ユナの代わりにご褒美を差し上げますよ。行くぞ、カレット」

「・・・うん。はぁぁぁ!」

「「っ!?」」

 

尚也・・・エイジにカレットというプレイヤーネームで呼ばれた彼は剣撃で煙幕を作った。煙が晴れたころには、二人とも姿を消してしまっていた。

その場には、俺と和人だけが残されていた。

 




尚也の『カレット』というプレイヤーネームは英語の『現在』を意味する『Current』から来ています。『時代』を意味するエイジとの関連が由来です。

次回は、エイジ・カレットとの決戦になります。
その前に、短編の投稿ですが・・・(笑)

次回更新 15日0時予定

まだ構想段階ですが、番外編でアリシゼーションの前日譚になる『バーサス』のお話を書こうかと考えてます。フォンの相手はどういった相手がいいでしょうか?(アクセル・ワールドのキャラはなしの方向で考えてます。アリシゼーション編に登場する武器に関連した相手を想定しています)

  • 日本刀を使う『麒麟児』と呼ばれた青年
  • ガンダムの力を身に纏い、世界を救った少年
  • 霊刀に選ばれた『鬼神』の覇気を持つ少年
  • 別作品の『二人で一人の仮面ライダー』
  • 全部(作者が死にます)
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