D story   作:Azzoo

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前回までのあらすじ
ぬえからの電話。挑戦状。乗り換えの報告。
ねじまがった運命は、自分で引き戻すしか方法はないのさ…。


第29話「代車の仮面をかぶった怪物」

―――― 埼玉県某所 フリー新聞記者クラブ事務所―――――

ぬ「チッ。切っちゃったよ。」

 

文「そりゃあ、仕方がないですね。って、切られちゃだめですよ!まだ予定の一つも話してないのに!」

 

ぬ「じゃあもっかいかけなおせばいいじゃないかよ。」

 

再び事務所の電話が鳴る。

(ガチャッ

レ『いや、すまなかったね。切っちゃって。』

 

文「ふぅ~。よかった。かけなおしてくれて。」

 

レ『とりあえず、日にちと時刻指定だけ言ってちょうだい。そしたらすぐ切るから。』

 

文「2日後に19:30でお願いします。」

 

レ『ということはバトルは3日後ね、わかったわ。』

 

(ガチッ

――――――群馬県某所 サンドガレージ会議室 17:00――――

レ「今回の相手は埼玉記者クラブらしいところよ。」

 

魔「記者・・・クラブ?」

 

レ「そうなのよ。ま、一応走ってはいるみたいだし、相手してあげなさい。」

 

魔「そういわれてもな~。」

 

レ「今回の相手だけど、射命丸と封獣よ。」

 

フ「ぬえちゃんか~。記者としてやってるの?」

 

霊「それには私が答えるわ。一言でいうと、私に因縁つけてきた、ということよ。」

 

フ「因縁?」

 

霊「そうよ。つけるのは・・・私の方なんだけどね。」

 

咲「何かあったの?」

 

霊「ええ。実は昨日・・・車をブローさせちゃったの。」

 

咲「え!?」

 

フ「それほんと!?」

 

魔「そうか…。私が誘ったばっかりに…。」

 

霊「別に魔理沙が謝ることなんてないわ。むしろお礼を言いたいぐらいよ。」

 

レ「そういえば、霊夢はどうするの?ダウンヒル代表として出られるの?」

 

霊「もちろん出られるわよ。代車で出るけどね。」

 

レ「代車?」

 

霊「そうか、皆にはまだ話してなかったわね。じゃあ、会議が終わったらガレージに来て。その代車ってやつを見せてあげるから。」

 

レ「まあ・・・。いいわ。じゃあ、今すぐ見に行きましょう。伝えることは、あと時刻ぐらいだから。」

 

魔「お、おう。で、いつなんだ?」

 

レ「明日よ。」

 

魔「え!?」

 

フ「え!?それほんと!?」

レミリアの言葉に動揺を隠せない魔理沙とフラン。

 

レ「冗談よ、冗談。明後日よ。」

 

咲「あんまり変わってない気が…。」

 

レ「しょ、しょうがないじゃない。むこうがそう言ってたんだし。」(震え

 

魔「ま、仕方ないって言われればそうだな。」

 

フ「速く見に行きたい!」

 

レ「そうね、じゃあ早速案内しなさい。霊夢。」

 

霊「案内しなくてもわかるでしょうが…。」

 

―――――サンドガレージ 工場内――――

その姿を見た4人は驚愕した。それは明らかにディーラーで手に入るようなものではなかったかからだ。

霊「さーて、これが私の代車よ。質問は一人1つまでだからね!」

 

咲「え…?これが代車?」

 

魔「まったく理解できないんだぜ…。」

 

霊「そうに決まってるじゃない。今までダウンヒルエースだった私がわざわざノーマルしか売ってないディーラーに頭下げて『直してくださいお願いします』なんて言う?最悪、『ここまでやられちゃうと手の付けようがありません。』っていわれてつぶされる可能性だってあるのに。」

 

魔「ま、それもそうだな。」

 

レ「ねえ…。霊夢。」

 

霊「うん?どうしたのレミ。」

 

レ「これってどこかのデモカーじゃない?私もブローしたS2000の改修のためによく秋名に行くんだけど、最近よく見かけるようになったのよ。このシビック。」

 

霊「勘が鋭いわね…。大当たりよ。これは・・・えっと、『屠自古レーシングモデラー』だった気がするわ。『ちょっと治るまでこれ乗ってろ』って言われたのよ。」

 

フ「ねえ?霊夢。このシビックちょっと見てもいい?」

 

霊「別にかまわないわよ。」

 

フランがジャッキを持ち、シビックの下に回る。

フ「どれどれ~。」

 

今までペンライトをまわし回っていたが、その動きがぴたりととまり、下から出てくる。

フ「霊夢。この車使うと、たぶん私いらない人になっちゃうな。」

 

霊「そんだけやってあるの?」

 

フ「うん。おそらく、この状態だとエンジンも相当やりこんでるみたいだね。セッティングもロードスターのときとは比べ物にならないぐらい霊夢に合ってるものだよ。今日乗ってきてるなら、わかるでしょ?」

 

霊「う…うん。まあ、ロスタの時よりも乗りやすいっちゃあ乗りやすかったわね。」

 

霊夢は顔をくもらせながらも、自分の意見を正直に話す。

 

レ「と、とにかく。専業のフランがそう言うなら、今度のバトルは出られそうね。」

 

全員がうなずく。

そういうと、チーム全員が解散。それぞれ明後日の準備に入るのであった。

 

―――――2日後 サンドガレージ―――――

ギギギギギギギギギギギギギギギギギ・・・・・・

ゆっくりとガレージのシャッターが開く。

 

霊(さて・・・復讐しにいきましょう。あの憎きぬえに。)

 

―――――裁きの雷を・・・!

 

ブオン!ブオン!

ブオオオオオオォォォォォォォォォォォー―――ン

 

霊夢は2回ふかし、ゆっくりとガレージを出る。

後続もそれに続く。

 

――――――土坂への道中 関越道―――――

レ「ねえ?咲夜。」

 

咲「なんですか?お水なら、はら。」

 

レ「あいっかわらず人使いが荒いわね…。まあ、もらっとくけど。」

 

(ゴクッ

レ「zzzzzzzzz・・・・・・・」

 

咲「おやすみなさい、お嬢様。」

(ひどっ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

魔「なんだろうな・・・妙だ・・・・。変な感じがする…。昨日までは何ともおなかったはずなのにな…。」

 

―――――――土坂 往路スタート地点 p.m.19:35――――――

スタート地点をふさぐように、2台の車があった。エボⅢとGT-R32だった。

文「ったく~。遅いですね~。」

 

ぬ「せっかちだね、あんたも。」

 

文「おっ、来ましたよ~!お~い!」

 

ぬ「あんまり出しゃばらないでくれよ、はずかしい。」

 




次回予告
進んだ道はもう戻れない。後戻りはできないんだ…!
次回ついに因縁戦。霊夢VSぬえ!









リハビリ会なんでこれくらいで勘弁してくださいくださいお願いします
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