D story   作:Azzoo

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前回までのあらすじ
知られざるハクの過去を知った魔理沙。
そして、白魔理沙の正体とは!?


第32話「白魔理沙」

魔理沙は朝の3:45ぐらいに就寝したためか、昼間に飯で起きた以外はほとんど寝ていた。

それを不安に思ったメンバーたちが、動き始める。(ただのおしゃべり)

―――土坂頂上 午後16:00―――――――

レ「なんか、魔理沙すごい寝てない?」

 

霊「そう?あー…。でも、まあ、そういわれてみれば、そうかもね。昼に起きたとき以外は、寝てるもんね。」

 

レ「フランたちも、ね。」

 

霊「まあ、朝聞いた話だと、フランは早朝に一回、目が覚めてそれからしばらく眠れなかったそうなのよ。」

 

レ「あーだからかな。おそらく咲夜も同じ理由かと―――」

 

霊「咲夜は日常の疲れでしょjk。」

 

レ「言われてみればそうかもね。(笑)」

 

――――そして、夜が来る。明かりのない夜中が。

 

―――――土坂頂上 午後19:30―――――

文「わざわざ1日伸ばしてくれるなんて、さすがですね。」

 

レ「皮肉っぽい。」

 

フ「文さん、ぬえちゃんに似てウザくなってきてる気がする。」

 

咲「というかウザい。」

 

霊「おっ、そうだな。」

 

文「あやややや…。」

 

魔「なにしてんだ?文。さっさと車並べて始めようぜ。」

 

レ「妙に乗り気ね。昨日とは大違いなんだから。」

 

魔「そりゃ、そうだな。だって今の私は昨日の私とは違う。それを今からお前らに見せてやるよ。」

 

ハク「そうだね。」

 

止まっていた2台の自動車。FDとエボⅢがそれぞれ往路のスタート地点を目指す。FDからは何かが漂っているようだった。

 

――――――土坂 往路スタート地点 午後19:45――――――

魔「どっちが先行にするんだ?」

 

文「また私が先行でもいいですかね?」

 

魔「分かった。」

 

咲「それじゃあ、カウント行きます!」

 

「5!4!3!2!1!Go!!」

 

ドギャギャギャギャギャギャギャギャ………

 

文(さーて、頂上での自信のほうを拝見させていただきますよ。)

 

魔「ハク。あの時の融合、あれやるぞ!」

 

ハク「は!?あれって、私が実体化しないとできないんだよ!?針助君だっていないんだし…。」

 

魔「ごちゃごちゃ言ってても仕方ないだろ。今はバトルなんだから、勝たなきゃ終わんないぞ!?」

 

ハク「分かった。魔理沙がそこまで言うなら、私やれるだけやってみるよ!」

 

魔「そう来なくっちゃ!それじゃ、行くぞ!」

 

ハク「うん!!」

 

FDが光り始める。

文「え!?何が起きてるんです!!?」

 

モブ30「なんかひかり始めたぞ!?」

モブ31「いったい何が起きてるんだ!?」

 

そして…光の中からは、白いFDが現れた。

白魔「そうだ!やればできるじゃないか。」

 

(そ、そうだね・・。できたね。)

 

白魔「それじゃ、いくぞ!」

 

文(…!ペースが…上がってる!?)

 

前回、エボⅢにどんどんと離されたポイント。今度はFDが差を詰めている。

文「な、何が起こってるんです!?」

 

白魔「文。ペースが乱れてるぜ!そんなんじゃあ、私には絶対に勝てないぜ!」

 

FDがスッとエボの前に出る。

文「な!?」

 

白魔「これで…チェックメイトだ!」

 

文(まだだ・・。まだ私は諦めない!)

 

エボは必死に隙を探しに行くが、FDには一切の隙さえもなかった。

アウトインアウトのしっかり取れた自信のあるラインどり。アクセルに迷いがない。踏むところは踏んで、ドンピシャのブレーキタイミング。

 

文(クッ…!どれだけ隙がなかろうと、私は絶対にあきらめるもんか!抜くポイントはいくらでもある!それを見極めていけばいいだけの話なんだ!)

 

白魔「文のやつ…。まだあきらめてないな。もうちょっとペースを上げてちぎるか。」

 

(わかった。)

 

さらにFDのペースがグンと上がる。

文(くそっ!なんで追いつけないの!)

 

――――――土坂頂上――――――

ブロロロロロロロオオオオオオン

 

レ「来たわ。」

 

霊「ええ。」

 

2人の目の前を、白いFDが通過する。

レ・霊「え!?何今の!?」

 

霊「ねえ、レミ。これって、魔理沙とブン屋のバトルよね?」

 

レ「え、ええ。そうよ。」

 

霊「何で白いFDが混ざってるのよ?!」

 

レ「知らないわよ!ちょ、ちょっと咲夜に聞いてみる。」

 

レミリアは1号車の中からトランシーバーを取り出し、咲夜につなぐ。

レ「ね、ねえ咲夜?」

 

咲『なんですか?』

 

レ「あなたがカウントした時、FDは何色だった?」

 

咲『もちろん、黄色でしたよ。』

 

レ「こっちでは白いFDが通り過ぎてったんだけど。」

 

咲『え!?それほんとですか!?』

 

レ「ほんとじゃなかったらなんでわざわざトランシーバーなんかにかけてるのよ。」

 

咲『と、とにかく、そちらに向かいます!』

 

レ「わかったわ。」

 

咲夜は急いでFCに乗り込み、頂上を目指す。後ろにはフランが寝ている。

 

咲(まだフラン寝てるし・・。ま、まあ起こさなきゃいいべ。)

 

咲夜はFCを飛ばす。

 

フ「むにゃむにゃ…。あ、咲夜おはよ~。」

 

咲(なぜ今起きるんだ~!!)「お、おはようございま~す。」

 

フ「あの。疑問が二つあるんだけど。」

 

咲(今聞くな!あとだ!後で聞け!)「なんですか?」

 

フ「まず一つ目に。今何時?」

 

咲(あ?知るか!)「だいたい8時ぐらいですかね。」

 

フ「じゃあ二つ目。なんで今動いてるの?」

 

咲「ちょっと頂上のお嬢様から連絡がありまして。」

 

フ「ふ~ん。どんな?」

 

咲「詳しくは、頂上で話しますよ。」

 

フ「分かった。」

――――――土坂頂上 午後20:03――――――

咲夜とフランが頂上に帰ってくると、魔理沙が帰ってきていた。バトルは決着がついていたのだ。

レミリアと霊夢が魔理沙に詰め寄っていた。

 

レ「ねえ!魔理沙!あなたちゃんとバトルしてたわよね!?あ、咲夜!」

 

魔「な、なあ助けてくれよ咲夜。なんか変なこと聞いてくるんだ…。怖くて仕方がないんだぜ!」

 

咲「助けてくれと言われても・・。私はカウントした時のことしか知らないし…。」

 

霊「そうよ!だいいち―――」

 

魔「あーもう!わかった!私の口からちゃんと説明する!だから落ち着け!」

 

レ「お、おう。」

 

フ「・・・・・・?」

 

魔「白いFDに乗ってたのは私だ。それはな・・。この、」

 

魔理沙がFDのボンネットを開く。

 

魔「このエンジンに取りついている幽霊、ハクと融合した姿が、お前らの見た、白いFDだったってわけさ。」

 

霊「取りついている…幽霊!?」

 

魔「そうさ。」

 

フ「なるほど…。これですべて合点がいった。」

 

魔「…フラン?」

 

フ「魔理沙。そのFDって、この世界に来てからずっと乗ってるんだよね?」

 

魔「ま、まあな。」

 

フ「私と魔理沙でバトルしてた時、どんどんあり得ないほどにペースが上がっていったんだ。それはおそらく、このハクちゃって子と魔理沙が融合仕掛けてたんだよ・・。わかりやすく言うと…そうだなぁ、気が高まるとか、同じこと思ってるっていうか?とにかく、そんな感じだったんだよ。」

 

魔「なるほどな…。」

 

ハク「ふ~ん。」

 

霊「だ、誰!?」

 

ハク「私だよ。今魔理沙にご紹介を預かりました、ハクでございます。」

 

ハクが実体化して現れる。

レ「あんたが…魔理沙の言うハクってやつなのね?」

 

ハク「そうですよ。」

 

フ「ふ~ん。あなたがそうなのね?」

 

ハク「あなた、ずいぶんと私のこと詳しく言ってくれるね?」

 

フ「それはどうも。」

 

ハク「とにかく。これからも、私は魔理沙のFDにいるつもりだから。以後お見知りおきを。」

 

ハクが再び、幽霊となってFDに吸い込まれる。

レ「さて、帰りましょうか。着いたら休暇を取りましょう。そうね…2週間でいいかしら?」

 

フ「わかった!」

 

咲「賛成です!」

 




次回予告
休暇中はバッサリカット。
次回からは新たなステージへ…!






今回からだいぶ戻ってきた気がします。
これからも更新続けていくつもりなんでよろしくお願いします。
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