D story   作:Azzoo

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前回までのあらすじ
前回、バトルに負けて落ち込むナズーリン。
そして、星の浮かない表情のわけとは。


第36話「全開走行(意味深)」

 

 

―――…。負けた、か。―――

 

 

スピンしたS14から降りたナズーリンがポツリとつぶやく。

ナ「……。(ため息)私…。もう一度やりたいな…。今度は、私のギャランで。」

 

―――――命連寺(仮)前駐車場 午後21:15―――――――

2台が戻ってくる。

フ「あ、二人とも帰ってきた!」

 

2台がそれぞれの陣地で停車する。

ム「お帰りなさいです。なんだか、うかない表情ですね。」

 

ナ「ああ。なんか、鮮やかすぎて何も言えないんだ。なにもかも。」

 

星「鮮やか?」

 

ナ「星ちゃんも、あいつらの後ろを走ってればすぐにわかるさ。昨日のプラクティスで相当のことをこのコースから学び取ってる。恐ろしいよ。私は少し寺院で座禅でも組んでるから、後は任せたよ。星ちゃん。」

 

星「うん。わかった。」

 

そういうと、ナズーリンはとぼとぼとした足取りで寺院のほうへ向かう。

その後姿には、哀愁さえ感じられた。

星「恐ろしい…か。」

 

ム「どうかしたんですか?」

 

星「いや?でも、一つだけ私にも引っかかることがあるんだ。」

 

ム「引っかかること?」

 

星「昨日私、興奮して眠れなかったんだ。それで、少しだけ走っとこうと思ってさ、エボのほうに向かったんだ。すると、…。」

 

ム「すると?」

 

星「ここからは大声禁止だよ?」

 

ム「わかりました。」

 

星「魔理沙が幽霊らしき何かと話していたんだ。」

 

ム「!!!」

 

星(言っといてよかった…。)

「だからさ、幽霊が取りついていたやつと戦うってのもなぁ…。ってさ。」

 

ム「それは違いますよ。」

 

星「どういう意味?」

 

ム「相手が誰だろうと、全力で相手するだけじゃないじゃないですか。」

 

星「それそうだな…。やれるだけやってみる。いや、私にできることを全力でやる。」

 

ム「その意気です。」

 

 

―――――GodWings側

フ「お帰り!霊夢。」

 

霊「ただいま。フラン。後、なんかごめんなさい。」

 

フ「私なんか霊夢に謝られるようなことしたっけ?」

 

霊「セットのことなんだけど、全然気にする余裕なかったわ。」

 

フ「ああ、なるほど。」

 

魔「それだけ速いやつってことなのか?」

 

霊「詳しいこと言うとまた違ってくるけど、大体あってるわ。」

 

魔「分かった。私もそれなりの覚悟で臨ませてもらうぜ。」

 

霊「その意気よ。」

 

魔「これに、ハクのこともあるんだ。こう思うと、うずうずしてきた…!なあ、レミ。もう下行っててもてもいいか?」

 

レ「ええ。いいけど…。まだバトルの予定時間までかなりあるわよ?」

 

魔「いいんだ。どうせ、やることはハクのアップぐらいだし。だからいいだろ?」

 

レ「なら…いいけど。」

 

魔「よし、行くか!」

 

キュルルルルルルグオオオォォォォォぉぉぉぉぉ――――ン!!!!!

FDのエンジンが勢いよくかかる。

ハク「もうバトル?わかった。じゃあ行こう!魔理沙。」

 

魔「おう!」

 

咲「ちょーーーっとまって。」

 

魔「なんだぜ?咲夜。」

 

咲「どうせ行くなら私もつれてって。」

 

魔「別にいいが…。下まで飛ばすぜ?」

 

咲「別にかまわないわ。フランが霊夢の助手席にいて余裕だったように、私もそうしたいの。」

 

魔「お前も私の助手席には何度も乗ってるし、別にそこに対抗心持たなくてもいいんじゃないかなーと思うんだけどな。ま、咲夜にはカウントもやってもらうし、良いだろう。速く乗んな。」

 

咲「ええ。じゃあお願い。」

 

咲夜が助手席に乗り込む。

ハク「ああ、私の席が…。」

 

魔「別にいいじゃねぇか。」

 

咲「ごめんなさいね。(汗)」」

ハク「魔理沙。」

 

魔「なんだぜ?」

 

ハク「まじで本気で飛ばして。そうじゃないと私怒るから。」

 

咲(あ、この人絶対キレてる。)

 

魔「了解だぜハク。じゃあ咲夜、くれぐれも舌をかまないように身構えとけよ?」

 

咲「(ため息)わかったわ。」

 

ブおおおおおおおおおオォォォォォォォォォォォォォン

星「お、あっちも出てるみたいだな。私ももう出ようかな。」

 

ム「もう出るんですか?」

 

星「ああ。」

 

そうつぶやきながら、星はエボのほうに向かう。

ム「星さん。」

 

星「なに?」

 

ム「頑張ってください!」

 

星「言われなくともそのつもりだよ。」

 

エボに乗り込み、エンジンをかけ、GodWings側に近づく。

星「ねぇ、レミリアさん?」

 

レ「どうしたの?」

 

星「バトルを少し早めてくれないか?」

 

レ「そうはいっても…いいの?」

 

星「こっちは準備万端だよ。」

 

レ「(ため息)わかったわ。今行った魔理沙には連絡入れとくから。」

 

星「あんがとさん。」

 

ブロッブロロロオオオォォォォォォォォォーーーーー

レ「(ため息)バトル…か。私もなんかやってみたくなったわ…。」

 

フ「何?姉さんバトルしたいの?」

 

レ「なんかさ、ほら、私って管理する場じゃない?だからさ、こうやって走り屋を管理する場になるわけじゃない。」

 

フ「まぁ、そうだね。」

 

レ「こうやってみると、昔、私が走り屋側だったころの気持ちを思い出すなぁってさ。」

 

フ「ふ~ん。」

 

―――― 一方その頃FDの中では

咲(あ…あれ?私…なんか動けない…!こんなもんだっけ?あれ…?)

「ね、ねえ魔理沙。」

 

魔「なんだぜ?」

 

咲「あんた魔法使えないわよね?」

 

魔「そんな当たり前なこと全開走行中に聞かないでほしいぜ。」

 

咲(やべぇ…。恐ろしすぎて震えが止まらん…。やべぇよ…やべぇよ…。)

 

―――――――もみじライン上りスタート地点 午後21:21――――

咲「はぁ…。はぁ…。」

 

魔「大丈夫か?」

 

咲「大丈夫なわけn…あ…やべぇ…ちょ…やばぁ…もう…逝ったー(チーン)」

 

魔「咲夜!?」

 

咲「zzzzzzzzzzzz・・・・」

 

魔「なんだねてるのか…。起きろー夜ですよー。」

 

咲「ヘベシッ!あ、あれ?私確か…上で…って魔理沙?私なんでこんなとこにいるの?私確かk(ヘブシ!」

 

魔「あー危ねえ危ねえ。あそこにいたころの記憶が戻りかけてたぜ。」

 

咲「あ、ああ魔理沙。うっ…ちょっとまだ気持ち悪い…。」

 

魔「おおう。少し休んでな。」

 

―――――――10分後

魔「咲夜―。起きろー。」

 

咲「ん・ああ、魔理沙おはよう。」

 

魔「気分のほうはどうだ?」

 

咲「まだ眠い…。でも、大丈夫。」

 

魔「分かったぜ。」

 

星「じゃあカウントできるんだね?」

 

咲「あれ?星ちゃん。どうしてここに?事情は魔理沙から聞いて。」

 

魔「お前が眠ってから2分ぐらいたって、こいつが来たんだよ。」

 

咲「ってことはバトルは私待ち?」

 

星「そういうことになるね。」

 

咲夜は恥ずかしそうにして、急いで道の真ん中に向かう。

咲「それじゃあ、バトル始めるわよー!」

 

魔(何事もなかったかのように言いやがったぞこいつ。)

 

バトルする2人も急いでそれぞれの車に乗り込み、発車の準備をする。

咲「カウント行きます!」

 

「5!4!3!2!1!GO!!」




次回予告
VS星戦開幕。
このバトルで、どれほど星の走りはGodWingsに通用するのか…。

前回からの今回で詐欺してしまって申し訳ございませんでした
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