D story   作:Azzoo

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前回までのあらすじ
アリスは帰った。そしていよいよ、バトルの交渉へと乗り出すレミリア。


第41話「迷走」

その後1日。レミリアは何とかMRSとのバトル交渉にこぎつけ、3日後。塩那峠にてバトルすることになった。

――――翌日 13:30 サンドレーシング 会議室 ――――――

レ「それじゃ、会議始めるわ。今回の相手はMRSよ。」

 

霊「え?MRSって、トヨタの?」

 

レ「違うわよ。――魔理沙?説明できる?」

 

魔「無理。」

 

レ「OK。じゃあ私から説明しよう。まずはチームメンバーから。アリス、パチュリー、魅魔。」

 

魔「へ?師匠もいるのか?」

 

レ「ええ、そうよ。場所は塩那峠。今回も、栃木ね。」

 

霊「メンバーの変更とかは?」

 

レ「そんなもんないわよ。」

 

霊「おい」

 

レ「じゃあ、バトルは4日後。解散。」

 

咲「あの、」

 

レ「ん?何?咲夜。」

 

咲「このくだりいらなくないですか?」

 

レ「ではここで、メンバー全員に一瞬で今までの情報をすべて伝える方法を考えよ、ただし決して周りに知られてはならない。」

 

咲「そんな方法すぐに思いつくわけないじゃないですか。」

 

レ「ではこの方法で決定。解散。」

 

そういうと、メンバーたちは会議室を去る。

レミリアは大きくため息をつく。

レ「故郷に帰ってみようかな…。」

 

そう呟く。

レ(私に求められるものは…指揮力…。あの人なら…)

 

哀愁漂うレミリアの姿を、咲夜は見つめずに作業に取り掛かった。

レミリアは一人、栃木の研究所へと向かう。

 

――――――午後14:25 栃木某所研究所―――――

 

レミリアは、もともと自分がいつも停めていたところに自分の車を止め、正面玄関から、研究所の中に入る。

ドアが開くと、そこには、受付のミスチーがいた。

ミ「あの…ここは関係者以外立ち入り…ってレミリアさん!?どうしたんですか?」

 

レ「やぁ、ミス。お久しぶり。」

 

ミ「その言い方やめてください。」

 

レ「ところで、所長に合わせてくれる?」

 

ミ「いいですけど…認めてくれるかわからないですよ?」

 

レ「いいのよ。認めてくれないなら帰るだけだし。」

 

ミ「一応、相談してみますね。」

 

―――――十数分後――――

ミ「やっぱり駄目ですって。」

 

レ「分かったわ…。」

 

ミ「何かあったんですか?私でよければ相手になりますよ?」

 

レ「いや、いいのよ。ひょっこりとここにきてしまった私が悪いんだから。」

 

ミ「は、はぁ…。」

 

レ「じゃあね。ミス。」

 

ミ「だからその言い方やめてください。」

 

レミリアが手を振りながら、正面玄関から出ていく。

レ(ダメ…か。ま、わかってはいたけど…。)

 

そういいながら、駐車場に向かう。駐車場には、ついこの前帰ってきたS2000があった。

あのころとは違い、エアロはついてない。

レ(いろは…か。)

 

レミリアはとりあえずいろは坂でも攻めてみることにした。

――――第2いろはスタート地点 エネ○ス前――――

 

太(あなたが悩んでいるのなら…解決してあげるわ。でもね…あなたはもうここの子じゃないの…。)

 

ブロオオオオオオオオォォォォォォ-----

太「いいわ・・そんなに教えてほしければ、バトルで身に着けるといいわ。ま、最初からそのつもりだけどね。」

 

そう呟くと、エンジンをかけ、ふかし始める。

レ(前に誰かいる…。まさかあの茶色のワンエイティ…!所長じゃないの!!?)

 

太(試してあげる…今のあなたをね。)

 

S2000が横を通り過ぎると、180SXが発進する。

もちろんすぐには追いつかないが、太子用に特別チューンされた180SXだ。

第2や、第1いろはで数少ないヘアピンから立ち上がって数秒のアクセルできっちりと加速できるような仕上がりになっている。なにせこの太子は所長だ。所員には負けたことがない。

レ「さ~て、どう出る?所長。」

 

太(……!)

 

太子が集中モードに入る。こうすると、太子は誰とも話さなくなる。

レ(やはりそう来るか…。ならっ!)

 

レミリアも集中する。

 

 

―――――バトルの結果はレミリアにはわかっていた。

 

 

―――もとより、自分の師匠ともいうべき相手だ。

 

 

―――――それなりの覚悟も自分には出来ていない。

 

 

――――だから、負けるのは当然…なはずだった。

 

 

――――だが、違った。

 

 

―――――どんなに 抜けるポイントでも、

 

 

―――――どんなに、ミスをしても、

 

 

―――――抜いてこない。

 

 

そうこうしていううちに、いろは坂の分岐点に来てしまった。

すかさずウインカーを光らせるS2000。

すると、2台共に路肩に停まる。

そして、車から2人が出てくる。

レ「所長…お久しぶりです。」

 

太「あなた…悩んでるんですってね。ミスチーから聞いたわ。走ってても、迷いがビンビンと伝わってくる。」

 

レ「所長…。」

 

太「確かに私にこの所を任された身だけど…そこまで悩むことじゃないのよ。」

 

レ「へ?」

 

太「私は、ただ確認してほしい。それだけよ。」

 

レ「そこは別に悩んでいるところではないんです。私が悩んでるのは、リーダーとしての悩みなんです。」

 

太「リーダーとしての…?ま、まぁとりあえず場所を変えましょう。」

 

レ「は、はい。」

 

レミリアと太子は場所を近くのカフェに変え、再び話始める。

レ「で、さっきの続きなんですけど…。最近、私から一歩引いて活動してるように思えてくるんです。」

 

太「はぁ…。まあ、それくらいは、誰でも感じる域よね。」

 

レ「それでです。それで悩んで来たんです。」

 

太「そうね…それぐらいなら、私にもアドバイスできそうね。」

 

レ「は、はぁ…。」

 

太「耐えなさい。」

 

レ「へ?」

 

太「みんな、そうなのよ。離れていくのが怖い。そう言ってくるのよ。そこで一歩耐えれば、きっといいチームになると思うわ。」

 

レ「は、はい。」

 

太「と。いうことよ。あとは自分でじっくりと考えるといいわ。お会計は私がやっといてあげるから。」

 

そういいながら、太子は去る。

レ((ため息)一歩先…か。)

 

それから、レミリアは閉店まで考えた。

 

 

―――――自分がいるべき場所とは。

 

 

―――――自分がやるべきこととは。

 

 

―――――自分の居場所とは。

 

 

―――――チームのために何をすればよいのか。

 

 

―――――すべてをまとめて考えた結果が、これ。

 

――――――――私はメンバーでもなければ、リーダーでもない。

 

 

―――――――今のメンバーは、皆初心者なんだ。

 

 

――――――――私が個別に指導してあげなければ、生き残っていけない。

 

 

―――――独自でなければ負ける。

 

――――――そう結論を出し、

――――――― 一人、サンドガレージに向かうのであった。

 




次回予告
次回からは、いよいよ敵地に乗り込む。
そして、いつもより多めのプラクティスをこなす。
――――なぜ多いのかって?
それもレミリアが教えてくれるさ…






更新遅れてすみません、ほんと。
スカイプも始めましたし、1日、目を休めるために昨日はパソコン触ってませんし、
明日も手伝いに行かなきゃならないので更新は無理です。
もしかしたら、こんなことが今後多くなる可能性があるので、ご理解の方お願いします。
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