考えがまとまれば即実行。
こうしなければ、達成できないことだってあるんだ…。
――――――サンドレーシングガレージ 午後22:10―――――
レミリアは帰ってきた。このチームを変えるために。
シャッターが開きっぱなしのガレージの中に入る。
車を降り、閑散としたガレージを見つめるレミリア。メンバーたちは、練習に行っていて、いないようだ。
レ「このチームを変える…か。」
そう呟くと、舎内のほうに向かっていく。
これからチームのメニューを考えるのだ。
バトルまでの期限は、あと2日。
時間はあまりに少ないが、レミリアには迷いなどなかった。
―――――翌日 サンドレーシング 会議室 午前9:00――――
この時、メンバー全員が会議室に集められた。
メンバーたちはわけもわからず困惑していた。
そこに、メンバーのリーダーである、レミリアがやってくる。そのレミリアの目は曇りなき綺麗な目だった。
レ「みなさんおはよう。」
魔「おはよう…なんだけどさ。」
レ「どうかしたの?」
魔「なんだってここに集めたんだぜ?」
霊「そうよ…。」
フ「まったく意味が分からないよ。」
レ「そうね。ここに集めた意味について話すわ。さっそくだけど、昨日いなかったことを謝るわ。ごめんなさい。」
魔「は、はぁ。」
レ「昨日は自分のことについて悩んでたの。そして、一つの結論にたどり着いたわ。」
そして、メンバーはその一言に驚愕した。
レ「今日限りで、私はこのチームのリーダーを辞めるわ。」
霊・フ・咲・魔「はぁ?リーダーを辞めるぅ?!」
魔「そ、それって…!?」
レ「言葉の通りよ。リーダーを辞めるの。それと、咲夜とフラン。あなたたちも、メカニックを辞めてもらうわ。」
フ「まったく意味が分からないよ…。」
レ「そうね…言い方を変えると、『メカニック限定で活動するのは禁止』ってことよ。」
咲「メカニック…限・・定…?」
レ「そうよ。あなたたちにも、きちんと走ってもらうわ。もちろん、公式戦でもね。」
魔「それで…?私たちは?」
レ「あなたたちには、抽象的なところに集中してもらうわ。」
魔「抽象的?」
霊「それって?」
レ「そこらへんはまだ決まってないわ。あとあと決めていくつもりよ。」
魔「は、はぁ。」
レ「とにかく、今日の車の整備はあなたたち『だけで』やってもらうから。さ、取りあえず行った行った。」
魔「は、はあ。」
困惑しながら、部屋を出るエース2人。
そして・・・・
レ「残った2人には、これから走り込みをしてもらうわ。コースは…秋名と赤城を交代交替でやってもらうわ。そして、今日の設定タイムは、秋名が3分20秒、赤城が2分40秒よ。このタイムを切ったら帰ってきてもいいわ。」
フ「は、はぁ。」
咲「乗ってくのは愛車でいいんですか?」
レ「ええ。それじゃあ行ってらっしゃい。」
フ「ちょっと待って。姉さんは何かするの?」
レ「私?私はエースたちのお☆手☆伝☆い☆よ。」
咲(うわぁ。)
フ「それじゃ、行こう咲夜。」
咲「あ、はい。」
それから1時間。エースたちはメカニック作業に少しずつ慣れてきたころ。
咲夜とフランは秋名でのタイムアタックを終え、赤城でのTAに取り掛かっていた。
2人とも相当詰んだようで、疲れていた。
そして、赤城の頂上で休んでいた。
フ「ふ~ぅ。ほんとに秋名では詰んだね。」
咲「そうですね。」
そういいながら、フランのGT-Rはスタート地点に付く。
フ「さ、とっとと終わらせて速く戻ろう」
咲「(うなずく)5,4,3,2,1、GO..」
飛び出していく、白のGT-R。
咲(今までは…見てるだけだったから、何でもないように思えてたけど…。いざやってみるとなると、かなり体力的にきつい…。最初に決めようとしても侵入の仕方とかが中途半端で結局つぶれるし…あとあとやろうとしても、最初の疲れがあとあとで来て、集中できない…。これほど難しいことを、うちのエースたちは簡単にこなしていたのか…。それにペース配分も考えないといけないから、頭も使う。きつい…。)
そういいながら、頂上の案内店で買ったソフトクリームを舐める。
タイムは自己計測。麓の駐車場のところについた時点でストップウォッチを押し、頂上まで上がってくるというものだ。
―――――40分後―――――
フ「ふぅ…。やっと終わった。こっちは2,3本走っただけで終わった。」
咲「じゃ、帰りますか。」
フ「そうだね。」
――――サンドレーシング ガレージ――――
魔「えっと…。これをこうして…こうか。」
レ「そうそう。」
魔「よっしゃ。終わったぜ。」
霊「こっちも終わったわ。」
レ「じゃあ、そろそろ休憩しましょうか。」
そこに、フランのGT-Rと咲夜のFCが帰ってくる。
フ「姉さん帰ってきたよ~。」
レ「あら、フラン、咲夜、お帰り。ちょうど休憩しようと思ってたのよ。2人もどうぞ。さ、魔理沙と霊夢は車どかして。」
霊「(ため息)はいはい。」
こうして、1日が終わっていった。体力的に疲れたのか、夕方には全員へとへとだった。
そして、夜のプラクティスでメンバーは、レミリアの行っていた意味がわかっていた。
メカニックだった咲夜とフランは、データのさらに意味が分かるようになり、エースの霊夢と魔理沙は路面の状態や、車の状態が少しずつ分かるようになっていた。
改めてレミリアの偉大さに感激した1日だった。
そして翌日…。いよいよ遠征に行く日。
メンバー全員が勝ちたいと思って臨めば、それほど大きい自信はないだろう。
―――――サンドレーシングガレージ 午後15:30―――――
4月後半の暖かい日差しがかかるこのころ。
ガレージのシャッターが上がり、4台の車たちが塩那目指して走り出した。
シビック、FD、サポート車2台。
これから始まる、展開を誰も知るわけがなかった。―――
―――――――塩那峠頂上 駐車場午後19:50――――
モブメンバー1「上がってきます!ゴッドウイングスです!」
パチェ「ついに来たわね…レミ。楽しみにしてたわ…。この夜を。」
ア「バトルは明日だけど?」
パ「い、いいのよ!会えればそれでいいんだから!」
魅「それより2人とも、やることはわかってるな?」
??「仮にも魔女だったんだし、頼むわよ。」
パ「そ、それぐらいわかるわよ。やればいいんでしょ、やれば。」
ア「それよりさ、何で母さんたちが出ないのさ。」
魅「だって…魔理沙に会うのなんか恥ずかしい…というかもう八方ヶ原が地元だって言っちゃってるし。」
??「私もねぇ~。会いたいのはやまやまだけど、明日予定あるし…。」
ア「どーせ誰かとデートでしょ?」
??「それ以上いけない。」
モブメンバー2「そろそろ来ますよ!」
魅「それじゃ、そろそろ行くわ。」
??「それじゃあね。アリス。」
ア「はぁ…。ま、やるしかないんじゃない?パチェ。」
パ「それもそうね。ま、やれるだけやってみるわ。」
そういうと、2人ともに愛車に乗り込み、塩那峠を下る。
モブメンバー2「なぁ?そういえば2人は何をやってるんだ?」
モブメンバー3「ありゃ?おまえ知らないのか?あれはなんでも魔女の儀式って言われてるんだ。」
モブメンバー2「魔女の…儀式?」
モブメンバー4「さ、そろそろ俺たちも行こうぜ。」
モブメンバー2・3「お、おう。」
そういうと、モブメンバーたちも引き上げる。
GodWingsが駐車場に来たときは、まさにもぬけの殻だった。
レ「ふぅ…。あれ?誰もいない…?」
咲「誰も…いないですね。えっと…MRSのメンバーも?いないんですかね?」
フ「私の目が正しければ…そうだね。」
魔「なんか、舐められてる感じだぜ…。」
霊「とにかく!やるしかない。でしょ?レミ。」
レ「そ、そうね。それじゃ、いつものよろしく。」
メンバー全員がうなずくと、メカニックは担当の車に乗り込む。
エースは自分の愛車に乗り込み、魔理沙、霊夢の順に走り出す。
ア「こっちは準備できたわ。パチェ。」
パ『ええ。こっちもよ。』
ア「おっと、先に出るわね。」
パ『ええ、見せてあげましょう。』
―――塩那(ここ)の恐ろしさをね――――
次回予告
魔女の2人、アリスとパチェ。
そして魔女の儀式とは一体……。
はい。更新できないかもとか言ってすみませんでした。