猫達の恩返しは異世界放置   作:黒猫黒

3 / 7
主人公の眷属(自称)の話
キャットファイト(直喩)
ハーレム(雄雌混合全て人外)

自分は羨ましいです


外伝
主人公が産まれた日


主人公の屋敷の下には小さくか弱い消えかけの妖怪が居た

 

気がつくと知らない場所に居て

見た事の無い物ばかりの世界に居た

幸い魔力はあるが

混乱している所を襲われ

何回も死にかけたが何とか生き延びてきた

 

もうこの世界に来て何十年も経つが

霊力が体に合わなかったのだろう

小さな弱い妖怪のままだった

この世界は常に息苦しく、生き辛い

あちらの世界ではそれなりに強かったのに

こちらの世界では圧倒的弱者だ

 

またその日も悪霊に襲われ取り込まれそうになり

何とか逃げ延びた先が床下であった

 

たまたまここに来たのでは無く、まだ産まれてもいない様な微かな気配だが暖かく優しい霊力に惹き寄せられて縋るような思いでここまで来たのだ

 

屋敷に近付く頃には大量の霊力が辺りに溢れ出していた

 

その日は主人公が産まれる日

出産直前の為主人公の霊力が、大量に漏れだしていた

 

屋敷の下に妖怪が居る事を

当主は気づいていたが悪意は感じられず弱い妖怪の為見逃された

 

当主は漏れだした霊力に妖怪が押し寄せる事を予想し

屋敷に結界を張る

結界を張ったことにより屋敷の下に居た小さな妖怪も一緒に守られる事になる

 

襲ってきた悪霊が透明な結界の向こうから

床下を覗き込みこちらを見ている

結界が消えた瞬間に取り込まれ消えてしまうのだろうと恐怖で小さな体が震えていた

 

そうこうしていると屋敷の周りが妖怪に埋め尽くされる

見渡す限り妖怪だらけだ

 

辺りが一際騒がしくなる何事かと思うより先に上の方から漏れだしていた霊力が膨らみ弾ける

今まで感じた事の無い様な強大な霊力

暖かく優しいさっきの気配が産まれたのだ

 

その時玄関の方から強い意思を持つ声がする

悪意の無い妖怪のみ屋敷に入れると

条件は小動物に変化する事だった

 

普通の妖怪達は小動物なんかに変化すると力が使えなくなり周りに他の妖怪がいる所でそんな事をすれば一瞬で襲われてしまう、自殺行為だ

 

だが大妖怪達は違う身の内に秘めた強力な霊力は小動物に変化しようが使えなくなる事は無い

 

実質大妖怪だけを屋敷に入れると言っているのだろう

我先にと小さな鼠に変化し屋敷に入ろうとした大妖怪が結界に弾かれる

 

さっきの声がする、呆れたような声で

 

「悪意の無い者だけ、と言っただろう

大切な孫を良い様にしようなんて私が許す訳無いだろうに」

 

弾かれた大妖怪は目を回し配下の妖怪達が回収する

 

他の大妖怪達が小動物に変化し続々と屋敷に入って行く

何て羨ましい私も消える前に一目でも良いからこの優しい気配に会いたかった

しかし私が結界を出た瞬間にじっと私を見つめるおぞましいそこの悪霊に襲われるだろう、いっその事消える事を覚悟して玄関まで駆け抜け様か

たどり着く前に絶対に襲われるが

 

その時床板の一部が開き光が差す

玄関から聞こえた声がする

 

「どうも産まれたばかりの孫が床下を向いて泣くんだ。お前はあの子に気に入られたのかも知れない、入っておいで」

 

急いで小さな黒い猫に変化し床下から屋敷に上がる

この人間は屋敷の当主らしい

当主は私の目を見ると驚いた様だが優しく抱き上げてくれた

大人しく当主に連れられあの優しい気配の部屋に案内される

部屋に入った瞬間大妖怪達の霊力で消滅しそうになるが何とか持ち堪える

 

当主が赤子の顔のすぐ側に私を下ろす

暖かく優しいあの気配の子だ

赤子が私に手を伸ばし触れようとする

急いで私からも近づき何とか触れて貰う

 

触れた手が暖かい。この世界に来て初めて幸せを感じるこのまま消えても悔いは無い、とても幸せだ

 

触れた部分から霊力が流れ込む

何をと思っていると私の体に光が集まり弾ぜる

光が収まると身の内に感じた事の無い霊力を感じる

一瞬にして私が生まれ変わる

消えかけの小さな妖怪だったのに筈なのに

今はこの場で1番、霊力の強い大妖怪だ

驚きで固まると驚いたのは私だけでは無い様だ

 

「この子は強大な力を持っているとは思っていたが、他者にあれほど霊力を渡しても全く力が変わらない…これは…」

 

当主が考え込む

 

他の大妖怪達が話かけてくる

 

「お主何者だ、その身から霊力とは別の力を感じる…それは魔力か?どういう事だなぜ魔力が使える」

 

当主が訪ねる

 

「魔力かい、やっぱりねその黄金の瞳はあちらの世界の者だろう」

 

私はこれまでの事を話す

もともとあちらの世界の生き物だという事

ある日気がつくとこちらの世界に居た事霊力が体に合わなかった事

襲われるばかりの弱い妖怪だった事を

 

当主が納得した様に頷く

 

「そう言う事かお前は世界を越えて来たんだね、こちらの世界には極たまにそう言う者来るんだ」

 

「そんな事が本当に?

あれは伝説の類の話だと

確かに極希に魔力を持つ者は居たが」

大妖怪は首を傾げる

 

「どうだいお前はあちらの世界に帰りたいのかい?

その身はこちらの世界じゃお前の言う様に生き辛い筈…ん?

お前何か変化して無いか外じゃ無く内側の方が」

 

言われて気づく霊力が体に馴染み息苦しさは無く魔力と霊力が混じり手足の様に自由に操る事が出来る

これもこの赤子が…いやこのお方、主様が

主様を見ると私に力を渡して疲れたのかすやすやと眠っている……愛しいなぁ

 

「そうみたいですね体に変化があった様で魔力と霊力が混じり自由に操れます」

 

「何?そんな話は今までは聞いた事が無い!

確かに今のお前の力は歴代最強クラスだが

その力はとんでもないよ!」

 

「それに今までは

あちらの世界に帰りたかったですけれど

今は主様がいるこちらの世界が良いです」

 

「主様?この子の事かい!

確かに妖怪は自分の認めた強い者を主とする事があるが人間に付くなんてお前も変わってるね」

 

「こちらの世界の常識は知りませんから、私は愛しい方と共に在りたいだけです」

 

「ははは!気に入ったよ

だがこの子を主とするなら今のままじゃ駄目だ力の強さだけじゃこの子を守れないよ

幸いこの場にはこの子を慕う大妖怪達が大勢いる力以外の事も教えてもらいな」

 

大妖怪達が此方を見ている

主様を守る為ならばどんな事でも

「はい。

皆様よろしくお願いします

主様を守る為お力を御貸しください」

 

産まれたばかりの大妖怪、黒猫の猫又は

他の大妖怪達に頭を下げる

 

・・・・・・・・

 

この時黒猫の事を妬ましく、疎ましく思う存在も居た

 

まだ主人公が母親のお腹の中に居た頃

 

妊婦を襲おうと近づくとその腹の中に眩い魂が在ることに気づく一目見て虜になってそれからはずっと側に居た

まだ人間の形にもなっていない小さな塊の時から

 

愛しい愛しいこの魂に少しでも近づきたい、あわよくば気に入ってもらい愛でて欲しい

 

居なくならない様に一時も目を離さず産まれるまでずっと見ていた

 

暖かく優しいあの魂に相応しくなるように

人も動物も妖怪も何もかも襲うのを止めた

 

血にまみれ薄汚れた体も

触れて貰える様に日々霊力で清め真っ白になった

 

そこまでしてやっと産まれて来た魂と出逢えるその時に邪魔者が入った

 

真っ黒の薄汚いあの雌猫が

妾が触れようと、近付こうとしたその時に

当主に連れられ部屋に入って来た

あろう事か薄汚い体に触れて貰いその身の力を分けて貰っていた

妬ましい

その場所は妾が居る筈の

妾の居場所の筈

 

ずっと側に居て、触れて貰う為に身を清め

殺生も止めた

なのにあいつは何事も無い様に

横から奪うつもりなのか

 

許さないそんな事を許せる筈がない

あいつを喰らいその身の力を手に入れれば

その場所は妾の物だ

 

待っていてください貴方様、邪魔な雌猫を消し必ず貴方様の元に

 

白猫の猫又は瞳を血のように紅く染め

怪しく嗤う

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

今の白猫は知らない

未来の自分が黒猫に襲いかかるも毎回片手で倒され

悔しそうにぐぬぬ顔を晒すのを

 

主人公はたまに黒猫と白猫がじゃれて居るのを見かけ微笑ましそうに

仲が良いなと笑っていた




猫又 人化可能
黒猫は黒髪ストレート
金色の瞳
体型はスレンダー
160cm Bカップ
主人公は普通の猫と思っている

通称黒

猫又 人化可能
白猫は白髪ふわふわ広がる
紅色の瞳
体型ボンキュボン
短気
怒ると髪の毛が毛先から赤く染まる
165cm Eカップ
主人公は普通の猫と思っている

通称白

体型の話の時だけは白猫は黒猫に勝てる為
頻繁に話題に出してはぼこぼこにされる

ヒロインアンケート 貴方の好みは?

  • ロリ 幼女
  • 巨乳
  • デレデレ
  • ヤンデレ
  • ケモミミ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。