ハイスクールG×A   作:まゆはちブラック

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幻覚宇宙人 メトロン星人 登場!


第48話「狙われない星」

北川町。近代化が進み、高台な建物が建ち並ぶ中、昭和の雰囲気を残す数少ない町だ。

その影響もあって過疎化が進んでおり、住民の大半は高齢者が占めている。

 

これはこの町にあるアパートの一室のプランターにひっそりと植えられた1輪の花から始まるお話なのです……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある都内の大通り。その日の昼はいつも以上に不穏で慌ただしかった…。

 

 

ダァンッ!ダァンッ!

 

「うぉわぁぁあぁぁぁーーーーーー!?来るなっ!来るなぁぁぁぁぁっ!!」

 

『きゃあぁぁーーーっ!!』

 

『わぁぁぁーーー!?』

 

 

工場の作業服を着た男が錯乱し、ライフルを手に近寄らせまいと威嚇射撃しており、大通りは悲鳴が飛び交っていた。

路上には近くにいた、または止めようとした4~5人の男女が倒れており、ぐったりとした体からは血が溢れている。

 

 

「ママ、怖いよ~~!」

 

「何あれ?薬中?」

 

「すっげ!マジやべぇ!」

 

 

ある人は怯え、ある人は興味本位で見物し、ある人はこれは面白いと言わんとばかりにカメラやビデオに収めてSNSを投稿する―――多種多様な目的を持った人だかりが男を囲んでいた。

 

その時、騒ぎを聞き付けた数台のパトカーと1台の装甲車が野次馬の間を潜り抜けて現れる。

装甲車から武装警官が颯爽と降りて、人々に被害が及ばない様に横1列の隊列を組む。

 

 

「う"ぁ"あ"ぁ"ぁぁぁーーーーーーーっ!!」

 

ダァンッ!ダァンッ!

 

『わぁぁぁーーーーー!!?』

 

 

警官隊の登場で更に混乱した男はライフルを四方八方に乱射する。

放たれた銃撃音と悲鳴が町中に響く。

 

 

カチッ…!カチッ…!

 

「っ?!」

 

 

だが、弾は有限ではない。むやみやたらと発砲した為、弾切れを起こしてしまった。男は焦って何度も引き金を引いても何も出ない。

 

 

「かかれっ!」

 

 

弾切れがわかると否や、警官隊は手に持つライオットシールドを前に突撃すると、男を中心に輪を作って取り囲むと、男が抵抗する間も与えず取り押さえた。

 

 

「離せ!離せぇぇーーーっ!!――っ!」

 

 

確保されても尚ジタバタと抵抗していた男だが、次の瞬間、目を見開くと、糸が切れた人形のように気を失った。

 

この騒ぎは鎮圧したが、瞬く間にSNSやメディアによって拡散され、多くの人が怒りと不安を感じた。

 

しかし、出来事というのはすぐに忘れ去られるものだ。

しばらく立てばその話題を話す人は少数となり、次第に頭から消え去り、そのことすら話すものはいなくなる。

そんなものだという者がほとんどであろう。

 

だが、人々は思わなかったことだろう。

この騒ぎが混乱の始まりだということを……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――3日後。エリアルベース コマンドルーム

 

 

我夢「また錯乱事件ですか?」

 

石室「ああ。また昼頃、熊本県の市街地にある花屋の店主が突然錯乱し、暴れ出したそうだ」

 

 

目を丸くして訊き返す我夢に司令官・石室は静かに言葉を返す。

――また。そう、この様な暴動事件は3日前の事件を皮切りに全国各地、昼頃に頻繁に起きているのだ。

 

 

アザゼル「これで44件目だぞ。冥界、天界、他の神話勢力含めりゃ、100件以上……」

 

 

コマンドルームの中央のデスクにグタ~と顎を乗せて座るアザゼルはくたびれた顔でぼやく。

アザゼルの言うように暴動事件は人間界のみならず、悪魔や天使達にも影響を及ぼしている。

その対処に各勢力の首脳も追われていた。

もちろん堕天使の総督であるアザゼルも参加せざるを得ず、そのせいでろくに眠れない状況が続いて、心身共に疲れて果てているのだ。

 

そんなアザゼルに我夢は苦笑しつつも、訊いておきたいことを訊ねる。

 

 

我夢「それで錯乱した人は?」

 

アザゼル「…ん?ああ、案の定『わからない』の一点張りだよ。暴れた動機や暴れた時の記憶がサッ~パリないんだってよ」

 

石室「警察側も同じ答えだそうだ」

 

我夢「そうですか…」

 

 

気だるそうなアザゼルと石室の補足を聞き、我夢は顎に手を当てて考え込む。

この関連性に当然他の人達も『何か共通する原因があるのでは?』と頭に浮かんだが、どこを何を探しても一向に手がかりが掴めない。

我夢も電磁波の影響か何かと思って調べたが、それらしい反応が観測されなかった。

 

じゃあ一体何なんだ?そんなことを考えていると、石室は話を切り出す。

 

 

石室「これを受けて日本内閣は明日の深夜0時に『緊急事態宣言』を発令するそうだ。原因が掴めるまでは必要最低限の外出は控え、出来るだけ在宅するようにとのことだ」

 

 

その話にこの場にいる皆は静かに頷く。

今日の正午。錯乱の原因は外にあると考えた内閣は経済・ライフラインに必要不可欠な施設・機関を除き、全ての店や催し等を禁止することに決定した。

出来るだけ遠出や長い時間の外出を控え、社会人や学生は遠隔で業務・学習を行う決まりとなっている。

もちろん、我夢が通っている駒王学園も例外なく行うことが決まっている。

 

 

石室「アザゼル。堕天使側の見解は?」

 

アザゼル「ああ。俺んとこもそうするつもりだ。ま、他んとこの勢力もやるだろうさ。まあ、忙しいことにゃあ変わんねぇがな」

 

 

そうぼやきながらアザゼルは背伸びしてふぅ~っと軽く息を吐く。

規制させても法を破る輩はいるのが常だ。そういった連中を取り締まる為、常に目を光らせなければいけないので石室達は休めない。

 

更に後から聞いたことだが、魔王サーゼクスは『人間の真似事をしろというのか!』と四の五の文句を言う派閥を説得するのにかなり苦労をしたそうである。

 

石室は軽い笑みを浮かべ、我夢へ顔を向ける。

 

 

石室「我夢。進境があるまでしばらく待機だ。リアス達にもそう言っておいてくれ」

 

我夢「は、はい!では、失礼します」

 

アザゼル「おお。待たな~…」

 

 

一礼して自動扉から出ていく我夢をアザゼルは机にとつ伏せながらバイバイと手を振って見送る。

自動扉が閉まり遠ざかる足音が聴こえなくなると、アザゼルは「はぁ~…」と嘆息しながら体を起こす。

 

 

アザゼル「……大丈夫かね~。この規制で更に事態が悪化する気がするが……」

 

石室「出来る限りのことはやったんだ。その時はその時だ…」

 

 

アザゼルの懸念に石室は苦い声で同調しつつ、窓から見える遠い空の景色を見据えた。

その見据える瞳は不安の影がこもっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、翌朝。日本国が緊急事態宣言を発令し、学校や飲食店等は全て休みとなり、いつもなら聞こえてくる生活の音はほぼなく、すっかり静まりかえっていた。

 

そんな静かな朝。兵藤家ではいつもの様に一誠達がリビングに集まり、各々朝食を摂っていた。

とはいってもリビングも改築されたことによって、大食卓といった方が適切だろう。

 

 

リアス「気分が悪いわね…」

 

 

朝食中、険しい顔を浮かべたリアスは読んでいた朝刊新聞を机へ放り投げる。パサッと乾いた音が鳴ると共にリアスが見ていた記事が露になる。

『○○○国 日本大使館襲撃!』と銘打たれた見出しの記事には、海外にある日本大使館が民衆のデモによって襲われ、職員・無関係の者含め多くの負傷者が出たと書かれている。

その大元の理由は日本で起こっている件の錯乱事件で、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という何とも自分勝手なものだ。

 

 

ロスヴァイセ「他国でも日本人の入国や移住した人を追い出そうとしているみたいですよ」

 

木場「それに錯乱した人の家族の家に石を投げたり、ネット上に誹謗中傷を書き込んだり、犯罪まがいなトラブルも多発………こんなことを平気でやれる神経が知れないね」

 

ゼノヴィア「馬鹿が…!」

 

イリナ「そんなことしたって何の解決もならないのに…」

 

 

朝刊の内容に加え、ロスヴァイセと木場の話にゼノヴィアは怒りの声をもらし、イリナは悲しそうな顔を浮かべる。

――――いくら不安だとはいえ、何の関係もない人々を巻き込むのは間違っている。

その気持ちはこの場にいる皆も同じで、一部の身勝手な人間に対し、怒りを覚えていた。

 

そんな暗い空気に包まれる中、

 

 

パンッ!

 

『っ?!』

 

 

と大きな音がリビングに響き、皆はハッとなって顔を向ける。音の発生源は既に朝食を食べ終わった一誠のごちそうさまの合掌からだった。

 

 

一誠「ふぃ~~!ごっそさん!………って、あれ?みんな、どした?」

 

『……ぷふっ!』

 

 

陽気な一誠だったが向けられる視線が気になり、きょとんとした顔を浮かべ、皆の顔をキョロキョロ見る。

重たい空気とミスマッチしたその表情―――妙にツボにはまった皆は堪えきれず、一斉に吹き出す。

 

 

一誠「な、何だよ…。いきなり笑いだして…」

 

我夢「…ははっ!いや、イッセーってどうしているだけでも面白いんだって」

 

一誠「はぁ?おいおい、それって褒めてるのかよ?」

 

 

笑いを堪えて話す我夢に一誠は釣られ笑いながらツッコむ。この何気ないやり取りだけですっかり暖かい空気に包まれた。

 

 

リアス「ふふっ。いい意味で捉えていいじゃないのかしら」

 

一誠「部長が言うんなら、そうしますっかね!んじゃ!俺、買い出しに行ってきま――」

 

《ピンポーン!》

 

 

一誠がにこやかな笑顔で席を立った矢先、玄関先からインターホンの音が鳴り響いた。

 

 

リアス「郵便?」

 

一誠「あ、俺取ってきますよ」

 

 

訝しげな顔を浮かべる面々にそう言うと、近くの戸棚から印鑑を取り、玄関へ赴く。

 

一誠はドアスコープから覗くと、そこには黒いハットを被り、黒いスーツを着た人物が何かが入っている段ボールを両手に抱えて立っていた。

ハットを深く被っているせいで目元はよくわからないが、体格や口元でしわが深い高齢の男ということがわかった。

 

 

「おはようございます。アーシア・アルジェント様のお宅はこちらでお間違いないでしょうか?」

 

一誠「はい、そうすけど……どちら様です?」

 

「ああ、すみません。私、悪魔郵便のものでして……。只今、転送魔法陣に手違いが発生して送れなくなり、直接お届けに参りました」

 

一誠「ああ~」

 

 

配達屋の男の言葉で一誠は納得する。

基本魔法陣で転送する悪魔郵便もたまに直接届けにくることを前に聞いたことがある。それにアーシアが前に花か何かを頼んでいたのを思い出した。

 

疑う必要がなくなった一誠は扉を開けると、商品を受け取り、差し出された書類に印鑑を押す。

 

 

一誠「わざわざすみません!忙しいのに疑って…」

 

「いえ。大変な時期、ですからね。それでは失礼します」

 

一誠「はい」

 

 

男はハットのつばを下げて軽くお辞儀をすると、踵を返して歩き出す。

一誠も受け取った荷物を両手に抱え、家の中へ入る。自動的に扉がゆっくりと閉まっていく中

 

 

「では、()()()()()()()()…」

 

一誠「?」

 

 

男がぼそっと漏らした意味深な呟きが耳に入り、一誠は振り向くが、気付いた時には既に扉が閉まっていた。

 

何だったんだ?と一誠はあの言葉の意味に首を傾げるが、別に意味がないとすぐに頭から消し去ると、皆が待つリビングへ戻った。

 

 

リアス「イッセー、郵便?」

 

一誠「はい、そうでしたよ。ほれ、アーシア。前に頼んでた花だぞ」

 

アーシア「すみません、ありがとうございます!」

 

 

アーシアは爽やかな顔で荷物を受け取る。気になった皆が見守る中、段ボール箱の包装を丁寧に丁寧に開封していく。

最後の包みを開け、中から現れたのは暗い黄色と明るい赤色の花弁が特徴な植物の煙草に似た花だった。

 

 

朱乃「あらあら、綺麗な花ですわね」

 

我夢「これも冥界の植物なのかな?」

 

木場「う~ん。見たことないけど、もしかしたら新しい品種なのかもね」

 

 

その植物の美しさに皆が各々感想を漏らす。一誠はそんなに興味がないのか「ふ~ん、そうなのか」と言うだけだ。

 

 

アーシア「いい匂い――――」

 

 

アーシアが顔を近付け、花の香りを嗅いだその時だった。

周りには見えないが真っ赤な光が照らされると、その天使の様な顔は目付きの悪い悪魔の様な形相に変わった。

アーシアは鋭い目付きで近くにいる朱乃へゆっくりと顔を向けると、食事に使ったフォークを片手に持つ。

 

 

アーシア「う"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っ!!」

 

『!!?』

 

 

そして、次の瞬間。アーシアは獣の様な叫びをあげると、フォークを手に朱乃へ襲いかかった。

間一髪気付いた皆はすぐさま避けると、ゼノヴィアとイリナがアーシアを取り抑える。

 

 

イリナ「アーシアさん!一体全体どうしちゃったの?!」

 

アーシア「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っ!」

 

 

イリナは取り抑えながら語りかけるが、正気を失っているアーシアの耳には入っておらず、激しく抵抗するだけだ。

 

 

ゼノヴィア「アーシア。すまん!」

 

アーシア「―――っ!」

 

 

ゼノヴィアは首筋に手刀を叩き込むと、その衝撃でアーシアは気を失った。

静まり返ったリビング。しばらく誰も一言も話さないのは突然のアーシアの豹変ぶりに声を失ったからだった。

 

 

我夢「な、何だったんだ?一体…」

 

ゼノヴィア「とりあえず、アーシアを休ませなくては…」

 

イリナ「私も手伝うわ!」

 

 

気絶したアーシアを抱えるゼノヴィアにイリナが付き添う。

2人が部屋を出ると、皆は困惑した顔を浮かべながら話し出す。

 

 

リアス「アーシア……何があったのかしら?」

 

ロスヴァイセ「まるでニュースの事件の様に錯乱してましたね…」

 

我夢「もしかして、この花のせいじゃないでしょうか?」

 

 

ああだこうだと意見が交わされる中、我夢は先程配達された花を指差す。確かにアーシアはこの荷物が届いてから奇行に走った。関係あるのかもしれない。

それを聞いた木場は包装に使われていた段ボールの表に付いている郵便票を見て得心する。

 

 

木場「我夢君。これを届けた配達会社は偽物だよ」

 

我夢「え?」

 

木場「ほら、この会社のロゴ。雨水に晒されても消えない様に防水の魔法を込めたインクを使っているはずなのに滲んでるじゃないか」

 

我夢「本当だ…」

 

 

木場の言う通り、指差している配達会社のロゴは雨水が当たったかの様に滲んでいた。本物の悪魔郵便であれば、絶対にあり得ないはずだ。

偽装配達……錯乱花……謎の配達員……。これらからリアスは仮説を立てる。

 

 

リアス「…この花を嗅いでアーシアはおかしくなった。偽の配達員はそれを持ってきた……。その男はこの花で錯乱させて、私達を仲間割れさせようとしたのかもしれないわ」

 

我夢「それって…」

 

リアス「ええ。もしかしたら、一連の錯乱事件の黒幕かもしれないわ。XIGの一員である私達を潰す為に……」

 

 

リアスの話を聞き、皆は圧巻する。

今は休止しているが、錯乱事件の調査や対応はXIGも参加している。特に武装が強いXIGを潰すのは妥当だ。

 

その話を聞き、一誠は悔しげに拳を握りしめる。

 

 

一誠「くそ…!そうだとわかってたら、アーシアをあんな目に…!」

 

リアス「イッセー、悔しいのはわかるわ。でも、まずは犯人のことを調べる必要があるわ。我夢。あなたにこの花の分析を任せるわ」

 

我夢「はい!結果が出しだい、すぐに連絡します!」

 

リアス「ええ、頼むわ」

 

 

リアスの頼みに我夢は自信満々な声で応えると、錯乱花から花粉が舞わない様に袋で覆うと、すぐさま部屋を出た。

 

 

リアス「男の素性はとりあえずチームリザードに任せるわ。イッセー。隣町の警察署に聴き込みに行くわよ」

 

一誠「…聴き込み?錯乱事件の人にですか?」

 

リアス「そうよ。もしかしたら何か重要なことを思い出しているかもしれないわ。朱乃。留守の間、頼むわね」

 

朱乃「はい。お気をつけて」

 

 

朱乃にそう言い残すと、リアスは一誠を引き連れて警察署へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隣町の警察署。この警察署では3日前に起きた錯乱暴動事件の犯人が収監されている。

今思えば、現在続いている錯乱事件の発端ともいえるだろう。

 

警察官の付き添いの元、案内されたリアスと一誠は取り調べ室の前に着いた。

勿論怪しまれない様にXIGの隊員服を着ている。

 

 

コンコン…

 

リアス「失礼します」

 

 

リアスはノックしてドアを開けると、2人は室内へ入る。

室内には机にあるライトスタンド以外明かりがなく、窓も閉められており、壊されない様に格子で厳重に取り付けられる。

ドラマでよくある取り調べ室の風景だ。

 

その薄暗い室内には錯乱を起こした加害者と取り調べを行う灰色のスーツを着込んだ中年の刑事が机を挟んで座っており、見張りの警察官2人が壁際に立っていた。

 

リアスと一誠が後ろの壁際につくと、刑事は話し始める。

 

 

「…いつも通り、あの時の記憶が無くなる前のことを話してもらおうか」

 

「…!」

 

 

中年の刑事の問いに俯いていた男はビクッと肩を震わせて顔を上げると、覚えている限りのことを話し始めた。

 

 

「…はい。えぇと……いつも通りの昼休みでした。コンビニで買った弁当を近くの公園で食べてたんです。それでその日は時間がまだあったんで、公園から1キロ先にある古い銃砲店に立ち寄ってて……」

 

「そこで記憶がなくなって、次に目覚めた時には署に連行されてたと…」

 

 

刑事が続けて言うと、男は頷く。

刑事はまた手がかりなしと落胆しそうになるが、男は口を開く。

 

 

「ただ…」

 

「ただ…?」

 

「今日うっすらと思い出したんですけど、記憶が無くなる直前に()()()()を嗅いだ様な…」

 

「「!?」」

 

「花?」

 

 

男の証言に刑事が首を傾げる中、リアスと一誠を目を見開く。アーシアが錯乱した原因も“花”を嗅いだからだったからだ。

もしかしたらと思うや否や一誠は身を乗り出して訊ねる。

 

 

一誠「そ、それで!!どんな花だったんですかっ!?」

 

 

あまりもの迫力に男はビクッと一瞬怯むが、頭に手を当てて記憶を絞り出すと

 

 

「……えっ、と。暗い黄色と明るい赤色の花でしたよ。煙草の花に似たやつ」

 

「「!!」」

 

 

花の特徴を聞いてリアスと一誠は確信する。アーシアの件とこの一連の錯乱事件は同一犯によるものだと。

 

 

瀬沼「失礼します。リザードの瀬沼です」

 

 

そんな中、チームリザードのリーダー瀬沼が入室する。

その登場に刑事達が驚く中、瀬沼はリアスと一誠がいることを確認すると、口を開ける。

 

 

瀬沼「お二方。花の分析結果、及び黒服の男の身元についての報告に参りました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

警察署を後にした瀬沼、リアス、一誠は瀬沼が運転する車に乗り込み、どこかへと走っていた。

瀬沼は運転席にあるスイッチを押すと、後部座席に座る2人の眼前にモニターが出現すると、我夢の姿が映される。

 

 

リアス「我夢。分析結果が出たのね?」

 

我夢「はい。アーシアの脳波を計測したところ、脳内のセロトニンが著しく減少していました」

 

一誠「セロトニン?」

 

 

何のこっちゃと頭をひねる一誠を見かねた我夢は

 

 

我夢「ストレスを抑える脳内物質さ。それが少ないと、イライラしたり不安になりやすくなるんだ」

 

一誠「なるほど~…」

 

 

我夢の補足に一誠は感嘆しながら相槌を打っていると、我夢は本題に戻る。

 

 

我夢「そこも問題なのですが、一番の問題は幻覚作用があることなんです」

 

リアス「幻覚作用?」

 

我夢「ええ。あの花の花粉には麻薬の様に感覚、精神共に支障をきたし、強い幻覚をもたらす効力があるんです。嗅いだ人は周りが敵に見える幻覚が」

 

 

我夢の話を聞いてリアスと一誠は嗅いだ人が突然暴れ出すメカニズムがわかった。

脳内のセロトニンで減らして精神を不安定にさせた上で、周りが敵に見える幻覚が働くことで、安心を得る為に目の前の敵を排除しようという生存本能を強く刺激させることだと…。

 

これで黒服の男が花粉をばらまき、人々を錯乱させているのはわかった。しかし、一誠には気がかりな点があった。

 

 

一誠「でもよ、花粉って風とかに乗って広がってくんだろ?それだと花の近くにいた俺達や一部の奴以外が錯乱してないのは何でだ?」

 

リアス「確かにそうね」

 

 

一誠の疑問にリアスは同意する。

スギやヒノキ等の花粉は風に乗って飛んでいき、多くの花粉症持ちの人々に多大な影響をもたらす。

3日前の錯乱事件だって暴れた男以外にも周りに嗅いだ人がいる筈だ。ピンポイントに暴れさせるのには無理がある。

その疑問に我夢は頷き

 

 

我夢「うん。でも、この花粉は光に当たって10秒もしないうちに死滅する特殊な特性があることがわかったんだ。僕達が錯乱しなかったのもリビングの光に照らされていたからだよ」

 

リアス「…っ!なら、今まで原因を掴めなかったのは()()()()()()()()()()()()()だったなのね!」

 

一誠「だから錯乱事件が起こるのは晴れた日の昼ばかりだったのか…」

 

 

その特性を聞き、リアスと一誠は合点がいった。

道理で一向にそれらしい原因が見つからず、昼ばかりに事件が起こるのかを。

我夢が話し終えると、瀬沼が話を引き継ぐ。

 

 

瀬沼「私からの調査報告ですが、兵藤 一誠さんが目撃した男はいずれも犯行現場にいることが判明しました。身元を洗いざらい探しましたがどこにも見当たらず、地球外から来た存在が濃厚と」

 

リアス「地球外から来た存在……さしずめ宇宙人ってことかしら」

 

 

そう呟きながらリアスは眉をしかめる。

それもそうだ。この地球を荒らすだけでなく、妹同然のアーシアをも手にかけたのだから。

 

 

リアス「瀬沼。それでその男の居場所は?」

 

 

リアスは運転席にいる瀬沼に問いかけると、瀬沼はハンドルをきりながら真剣な面持ちでこう答えた。

 

 

瀬沼「ここから北西30km……北川町に」

 

 

そう告げると瀬沼は車を北川町の方角へ走らせた。

車に揺られながらリアスと一誠は遠い先へ見据えた。

この先に待ち受ける元凶へと…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車を走らせること1時間。瀬沼は駒王町から遠く離れた北川町にある古くさいアパートの前に車を止めた。

アパートの壁はあちこちボロボロになっており、改装した跡がなく建っているのが不思議と思うくらいだ。

エンジンを止めた瀬沼はアパートの2階の一室に指差す。

 

 

瀬沼「あれが敵の潜伏場所と思われるところです」

 

一誠「よし!さっそく殴り込みに――」

 

リアス「待ちなさい。イッセー」

 

 

瀬沼の話を聞き、意気込んだ一誠は車を降りようとするがリアスに右腕を掴まれる。

 

 

一誠「何するんです?!」

 

リアス「相手を許せない気持ちは私も同じよ。けど、ここで下手に動いたらせっかくのチャンスが無駄になるわ」

 

瀬沼「リアスお嬢様の言う通りですよ。例の男はパターン通りであれば、後30分でここを通りかかります。今は待ちましょう……」

 

一誠「…っ、はい……」

 

 

2人の説得を受け、一誠は思い止まる。

悔しい気持ちはリアスだって同じなのは一誠にはわかっていた筈だ。

――皆がくれたバトンをここで落とす訳にはいかない。一誠はスゥ…と深呼吸して心を落ち着かせると、ジッと待つことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアス「……変じゃない?」

 

一誠「…変?」

 

 

それから28分後。すっかり空は夕陽に包まれ、カラスの鳴き声が聞こえるだけの沈黙の中、リアスが唐突にそんなことを言い出す。

首をひねる一誠が訊き返すとリアスは頷き

 

 

リアス「どうしてわざわざ花を私達に届けに来たんだって。直前にすり替えるか何かすればいいのに直接よ?これじゃ、自分が犯人だって教えている様なものだわ」

 

一誠「ああ~…」

 

 

リアスの疑問に一誠はなるほどなるほどと頷く。

リアスの言う通り、花を送る為にわざわざ赴く必要がなく、むしろリスクを大きくさせている。とても隠密行動する者のやることじゃない。

 

 

瀬沼「誰か来ましたよ」

 

 

―――それは自信ありの挑戦か、はたまた罠か。

黒幕の矛盾した行動に一誠とリアスは考えていると、瀬沼の声が聞こえ、2人は息を潜め、瀬沼が見つめる方へ目をやる。

そこには一誠が今朝あったあの黒服の男が両手両足を激しく振って軽やかにアパート目掛けて走る姿があった。

 

一誠の目撃情報通りの風貌に如何にも怪しい足取り……3人はこいつが犯人で間違いないと確信していると、黒服の男はアパートの中へ入っていった。

 

 

リアス「瀬沼。ここで待っていてちょうだい」

 

瀬沼「大丈夫ですか?」

 

リアス「平気よ。何かあれば連絡するわ。行くわよ、イッセー」

 

一誠「はい!」

 

 

黒服の男がアパート内へ入るのを見計らったリアスは瀬沼にそう告げると、一誠と共に車を降りると、男の跡を追ってアパートの中へ突入した。

 

気を引き締める2人は夕陽の光が僅かに差し込む薄暗い空間の中、階段1つ1つをゆっくり慎重に上がる。

まるで魔境の様に先へ進むにつれ暗くなっていく狭い通路を進んでいく。

横切る部屋はどれも空きっぱなしで内部は朽ち果てており、通路は空き缶やガラス片といったゴミが散乱して踏む度にジャリジャリと音が鳴る。

天井や壁は蜘蛛の巣だらけで、長年誰も住んでいないのかが伺える。

 

荒れ果てたアパート内を眺めつつ探索する2人。

いつどこからか来てもいいよう警戒しながら進み、通路の突き当たりに迫った時だった。

 

 

バンッ!

 

一誠「うおっ!?」

 

リアス「きゃっ!?」

 

 

突然近くの扉が勢いよく開いた。2人が怯んでいると、中から出てきた何者かに腕を掴まれ、部屋へと連れ込まれた。

2人が部屋に入るのと同時に扉はひとりでに閉まった。

 

体勢が崩れた2人は互いの安否を確認する。

 

 

リアス「平気?」

 

一誠「はい。何とも…」

 

「無理やり連れ込んで悪いね」

 

一誠「…あっ!てめぇはっ!」

 

 

ふいに声をかけられ、2人は見上げると息をのむ。

眼前にはあの黒服の男が口角をあげてこちらを見下ろしていたからだ。

黒服の男は被っていた黒いハットを取ると、その顔は露になる。

温厚な顔ながらも気品漂うその姿勢や口調は紳士の佇まいを感じさせる。

そんなことを2人が思っていると、黒服の男はハットを胸に当てて、一礼する。

 

 

「ようこそ、リアス・グレモリーに兵藤 一誠………いや、ウルトラマンダイナ。私は君達が来るのを待っていたのだ」

 

一誠「…っ!?どうして俺のことを!」

 

「ハッハッ!そんな細かい話は後でいいじゃないか。ささ、こちらへ座って話そうじゃないか?」

 

 

黒服の男の態度に調子が狂う2人だが、促されるまま奥の居間へ進むと、手前に2枚、奥に1枚敷かれた座布団の間にちゃぶ台が置かれた畳の部屋に案内された。

 

黒服の男は座布団の上へあぐらをかいて座る。

罠があるのかと警戒する2人だが、黒服の男に早く座れとアイコンタクトを送られると渋々従い、ちゃぶ台を挟んで座る。

 

敵である筈なのに客人として歓迎され戸惑う2人に黒服の男はどこかから取り出したジュース缶の様なもののプルタブをカシュ…と音を立てて開けると、1人ずつ眼前に差し出す。

差し出された缶を見て、一誠とリアスは怪訝な顔を浮かべる。

 

 

リアス「何よこれ?」

 

眼兎龍茶(めとろんちゃ)。私の母星の名物だ。毒なんか入っていないさ。安心して飲みたまえ」

 

一誠「…」

 

 

薦められても訝しげにする2人だが、黒服の男が眼兎龍茶を美味しそうに飲む顔に思わずゴクリと喉を鳴らすと、薦められたままグイッと飲むと、濃厚な味わいが口に広がり、喉を潤わせた。

後日、一誠が1年分の眼兎龍茶をプレゼントされるのは余談である。

 

何やかんやで飲み干したリアスは眼兎龍茶の空き缶をちゃぶ台に置くと、黒服の男を見据え

 

 

リアス「…歓迎してくれて感謝するわ。でも、私達の名前を知ってても私達はあなたの名前は知らないわ。お互いに名前を教えるのがマナーというものじゃないのかしら?」

 

 

不敵な笑みを浮かべ、挑発気味に投げ掛ける。

その言葉に黒服の男はハッとなると、「これはすまない」と言うと、飲んでいた眼兎龍茶をちゃぶ台に乗せる。

 

 

メトロン星人「私は地球より遠く離れたメトロン星からやってきたメトロン星人だ」

 

 

自己紹介し終えた瞬間、黒服の男は本来の姿へと変わる。

赤、青、黄の派手な体色。イカに似た頭部の側面は右左合わせて計8つの発光体があり、上から下へスムーズへ点滅を繰り返している。

 

睨みをきかせる2人をよそにメトロン星人はちゃぶ台をトントンと軽く叩くとどこかからか、部屋中にクラシック音楽が流れ始める。

2人は一瞬不思議そうにキョロキョロと辺りを見渡すがすぐに切り替えると、メトロン星人を問い詰める。

 

 

リアス「あなたの陰謀は全て明るみになったわ。大人しく降伏しなさい…!」

 

メトロン星人「ハッハッハッ!陰謀なんか考えてないさ。侵略する気もないよ」

 

一誠「なら、とっとと帰れ!」

 

メトロン星人「ハハッ、落ち着きたまえ。そうカッカッしなくとも迎えの宇宙船が来しだい立ち去るさ。私は暴力を好まないのでね。…その前に何故今回の計画を起こしたのかを話そう」

 

 

鋭い目付きで睨み付ける一誠の迫力に動じずなだめると、メトロン星人は計画の経緯を長々と語り出した。

 

 

メトロン星人「昔、母星から選ばれた私はこの地球に降り立ち、侵略の機会を伺っていた。同族から、『地球人は互いにルールを守り、信頼しあっている』という話を聞いた私はその信頼を崩せば自滅し、簡単に侵略できるのではと思い、錯乱効果がある花粉をばら蒔いた」

 

 

嬉々とした様子で語るメトロン星人だったが、途端に呆れた様子に変わる。

 

 

メトロン星人「だが、この地球は何だ?ちょっとしたミスや話し方で揉め、互いに手を取らず、陳腐なことをするだけ。君達も見ただろう?この星の有り様を。これを見て私は確信したよ、『侵略する価値なし』と」

 

 

そう言ってメトロン星人はちゃぶ台に置いていた眼兎龍茶の残りを飲み干すと、話を続ける。

 

 

メトロン星人「地球は環境豊かだ。空は染み渡り、海は青く、大地は命溢れている。おまけに資源も豊富ときたもんだ……。宇宙全体見てもこれ程魅力溢れる星はそうそうない。だが、その魅力があるあまり、私利私欲の為に環境を破壊し、土地を争い合う。放っておいても自滅するのがこの星の運命なのさ。私はその手助けをしただけまでさ」

 

「「…」」

 

 

その言葉に2人は言葉を詰まらせる。

メトロン星人の言う通り、世界中がパニックとなっているのにも関わらず、地球人は手を取らず、互いを信じず消し合う。自滅する運命なのかもしれない…。

そんな暗い考えを浮かべていると、メトロン星人は一誠へ顔を向けると、予想外の言葉をかける。

 

 

メトロン星人「ウルトラマンダイナ。どうだい?私と一緒にメトロン星へ来ないか?」

 

一誠「何っ!」

 

メトロン星人「地球に選ばれたからとはいえ、恩を仇で返す地球人を守る義務なんてないだろう?同じ宇宙から来た者同士、遠い宇宙へ旅立とうじゃないか。どうだ?」

 

 

メトロン星人からの思わぬ誘いに一誠は一瞬、動揺する。確かに力を望んだとはいえ、使命まで背負う必要はないかもしれない。

 

だが、一誠はその首を振った。縦ではなく横に。

 

 

メトロン星人「ほう?」

 

 

メトロン星人が意外そうな声をあげると、一誠は口を開き

 

 

一誠「…確かにこの地球は侵略する価値すらもない残念な星になったかもしれない。それが正しいといっても、お前がやってることは侵略に変わりないんだ!」

 

リアス「そうよ!イッセーの言う通りだわ!」

 

 

そう言い放つ一誠に合わせて、リアスも同じだと物言う。

すると、メトロン星人は「ハッハッハッ」とこれは愉快だと言わんばかりに笑う。それと合わせるかの様に室内に流れていたクラシック音楽もいつの間にか止まっていた。

ひとしきり笑うと、フジツボの様な目で2人で見据え

 

 

メトロン星人「ハッハッ…そう言うと思ったよ。断られては仕方あるまい。では、私はそろそろ失礼させてもううよ」

 

「「!?」」

 

ガシャアァァンッ!!

 

 

話し終えた瞬間、メトロン星人は天井を突き破って巨大化した。

巨大化したメトロン星人の重さに加え、元々痛んでいたアパートは倒壊し始める。

瓦礫が雪崩の如く落ちてき、床が崩れ始め、足場がなくなる中、一誠はリアスを抱き寄せるとリーフラッシャーを取り出し

 

 

一誠「デュワッ!」

 

 

といつもと違う力強い掛け声と共に眼前に掲げると、展開したクリスタル部分から溢れた白い光に包まれると、ウルトラマンダイナに変身した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕陽に包まれた北川町。昭和の名残がある建物と近代化した建物が混雑する町並みが広がっており、夕陽を受けて照らされている。

昔と今……双方に丁度挟む川の水面には町の情景を眺めるメトロン星人が映っていた。

 

 

ダイナ「ハッ!」

 

 

川の反対側にダイナが宙で1回転して登場する。

しかし、ウルトラマンの登場にもメトロン星人は気にも止めず、町を眺め続ける。

 

 

メトロン星人「しかし、この地球の夕焼けは綺麗だ。いくら町が国が変わろうとも、自然の美しさには変わらない。同士が気にいる理由がわかったよ」

 

ダイナ「うるせっ!さっさと帰れ!」

 

メトロン星人「そう言われなくとも、ほら」

 

 

カッカッするダイナにメトロン星人はある一方の空を指差す。指差す方角からは枝豆を真ん中で折った様な赤いフォルムの宇宙船がやって来た。

振り向いたメトロン星人はダイナへ手を振った。

 

 

ダイナ「…ッ!」

 

 

思わず手を振り返してしまった自分に驚くダイナだが、次に前へ意識を向けた時にはメトロン星人の姿はなく、既に宇宙船に乗り込んでいた。

 

 

ダイナ「…」

 

 

メトロン星へ帰る宇宙船をダイナは攻撃しようともせず見送った。

宇宙船が見えなくなってもダイナはしばらく夕焼けに包まれる空を見上げ、ポツンと佇んでいた。

その心情は何とも言えないものだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、メトロン星人は地球を去りました。

見切りをつけても尚、人々を錯乱させたのは一体何故なのでしょうか?

 

それはともかく、彼は帰還した母星で過ごしてるのでしょうか?

それとも新しい星を侵略しに行ったのでしょうか?

 

ですが、ご安心下さい。

私達が住んでいるこの地球には決して来ないでしょう。

 

え?何故ですって?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――我々人類は今も昔も変わらず、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから……。

 

 

 




次回予告

藤宮が帰ってくる!
まだ人類を憎んでいるのか!?
またガイアと戦うつもりなのか!?

次回、「ハイスクールG×A」!
「再会の空」!


藤宮「再び、あの扉を開けるんだ!」




メトロン星人の言うように我々人類は自滅する運命なのでしょうか?
人類は永遠にわかりあえないのでしょうか?

あなたはどう思いますか?
感想欄にて是非意見を聞かせて下さい。

アンケートの結果、我夢の今後はハーレムにすることに決定しました。あまり恋愛描写は得意ではないのですが、精一杯頑張っていきたいと思います。

D×Dのキャラにパワーアップアイテムを授ける?

  • 授けない
  • 小猫に授ける
  • 朱乃に授ける
  • 木場に授ける
  • サイラオーグに授ける
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