マグマ怪地底獣 ギール 登場!
松田「改めて見ると、すごい迫力だよな…」
元浜「ああ、でも
我夢「…」
僕は生まれて初めて自分の目を疑っている。
今は昼休みに入り、僕ら4人は教室でイッセーのスマホでニュース映像を観ていた。
昨日、あの時に報道テレビ局「
ちなみに「コッヴ(C.O.V.)」とは「Cosmic Organism Vanguard(前衛宇宙生物)」の略で、僕がつけた名前である。
僕が何故疑問に思っているのか。昨日、コッヴによって駒王駅付近は破壊され、壊滅状態だった。が、今朝早く家を出て駒王駅付近を見てきたが、まるで
それだけでなく、ニュースやこの学園を初め、この駒王町の住民までもが元浜の言うように「町が破壊されなかった」と言っているのだ。
我夢「(何故みんな、僕と記憶が違うんだ…?)」
一誠「おーい」
我夢「(まさか!?コッヴの能力か?いや、そんな知能はなさそうだったし…)」
一誠「おーーーーい!!」
我夢「うわっ!?なっ、何!?」
我夢が思考の渦にとらわれようとしたとき、一誠が大きな声を出した。それを聞いた我夢は驚いた表情をして、一誠の方へ顔を向けた。
一誠「いや、さっきから難しそうな顔をしてるから気になってさ。具合悪ィのか?」
我夢「あはは!いや、全然大丈夫だよ!今日の夕食について考えてたんだよ」
一誠が不安な表情で聞くと、我夢は笑いながら適当なうそでごまかした。
一誠「……、そうか!あんま無茶すんなよ!」
一誠はしばらく考えると、笑顔で我夢の左肩に手をおいて言うと、4人は再び昨日の出来事について話し合った。
女子「あ、あの…!高山君!///」
我夢「ん?」
しばらく4人で話し合っていると、1人の女子が顔を赤めながら我夢に話しかけてきた。
女子「あの、物理のここがわかんなくて…」
女子は持っていた物理の教科書を開き、わからない場所に指を指した。実は我夢はいつも学年1位であり、世界でもトップクラスの成績をもっている天才である!
我夢「うん、わかった!教えるよ!」
女子「本当!?ありがとう!//////」
我夢は笑顔でそう言うと、女子はその笑顔で更に顔を赤め、笑顔でお礼を言った。
我夢「4人とも、この娘に勉強を教えないといけないから、この話は今度ね!」
我夢は4人にそう言うと、女子の後をついていった。
一誠「我夢…」
松田「くっそーー!何で我夢ばっかり!?」
元浜「俺たち、『モテない同盟』の裏切り者がぁぁーーーーーーーー!!!」
一誠は羨ましそうな表情で呟き、松田と元浜は悔しそうに涙を流しながら叫んだ。
時が経ち、放課後の時間になった。
我夢は帰りの支度をしていると、廊下の方が女子の声で騒がしくなってきた。
声はどんどん近くなっていき、教室の出入口には女子が溢れかえっていた。その中心には金髪に目の下に泣きぼくろがあり、端正な顔立ちをした美少年がいた。
その美少年の名前は、「
我夢や一誠と同じ駒王学園2年で、文武両道かつその端正な顔立ち、物腰の柔らかさから我夢と同じくらい女子に人気があるのだ。
木場「『高山 我夢』君って、どこにいるかい?」
片瀬「高山君なら、あそこの席に座っているよ!//////」
木場「そうか、ありがとう♪ニコッ」
木場が周りの女子に聞くと、片瀬が我夢のいる方へ指を指した。それを聞いた木場は爽やかな笑顔で感謝の言葉を言うと、女子の大群の中からまっすぐ我夢のところまで歩いていった。
木場「君が『高山 我夢』君?」
我夢「そうだけど…、何の用?」
木場が本人確認のため我夢に質問すると、我夢は何かしたのかな?と思いながら答えた。
木場「ぼくは3年の『リアス・グレモリー』先輩の遣いでやってきたんだよ。先輩が君に用事があるからって」
我夢「先輩が…、僕に…?」
松田「くそーーーー!ついにリアス先輩まで!!」
元浜「うらやま…、いや!この女たらしめーーーっ!」
木場が笑顔でそう言うと、我夢は疑問の表情を浮かべ、我夢の近くにいた松田と元浜は、また悔しそうに滝のような涙を流しながら叫んだ。
木場「一緒についてきてくれるかい?」
我夢「あ、ああ!いいよ!3人ともごめん!今日は先に帰っててくれる?」
木場についていくことにすると、我夢は4人にそう告げた。
「キャー!木場君×高山君よ!//////////」
「当然!木場君が攻めで、高山君が受けよね!」
「何言ってるの!?木場君が受けで、高山君が攻めよ!」
一誠「…」
何やら周りの女子たちが危ない発言をしているが、我夢は頭に入れないようにして木場の後をついていった。
その様子を一誠は後ろから真剣な表情で見ていた。
しばらく我夢は木場の後をついていくと、今は使われていない筈の旧校舎が見えてきた。
木場はその入口の前で止まると、振り返って爽やかな表情で我夢に説明した。
木場「ここが僕たち、『オカルト研究部』の活動拠点だよ。もちろん、学校には許可をもらって使わせてもらっているよ」
我夢「へぇ~~…」
「オカルト研究部」。駒王学園の多くある部活の1つだが、その活動内容は不明で、部室も存在するのかもわからない部活である。
そのオカルト研究部の部室がここにあると知り、我夢は納得したように頷いた。
木場は説明をし終えると、もっと詳しい話は中でしようといい、木場と我夢は旧校舎の中に入っていった。
木場「ここがオカルト研究部の部室だよ」
我夢「こ、ここが…」
旧校舎に入り、木場が案内した部屋は、電気をつけておらず、代わりにロウソクで部屋を照らしている大きな部屋だった。
周りには謎の言語が書かれている本が収納されている本棚や、絵画、謎の彫刻などオカルトチックな物が置かれており、床には魔方陣が描かれた布が敷かれていた。
我夢はそれを見て、ここの部長は随分とオカルトなんだなぁと思った。
我夢が中央にあるソファーを見てみると、白髪で小柄な体格の少女がソファーでお菓子で食べて座っていた。
木場「彼女は1年の『
小猫「どうも…(コクッ)」
我夢「よろしく!」
我夢は彼女の名前は聞いたことがある。
「塔城 小猫」。駒王学園の1年で、その可愛らしい容姿から学園のマスコット的な存在であることを元浜たちから聞いたことがある。
小猫は我夢に挨拶をし、我夢は笑顔で彼女に言葉を返した。
紅髪「待たしてしまったわね」
しばらく我夢たちが待つと、紅髪と黒髪の少女が2人、少し申し訳なさそうな表情で部室の入口から入ってきた。
紅髪「紹介するわ。私は3年の『リアス・グレモリー』。こちらは同じく3年の『
朱乃「うふふ、よろしくお願いしますわ♪」
我夢「あ、はい。僕は『高山 我夢』です!よろしくお願いします!」
赤髪の少女、「リアス・グレモリー」と黒髪の少女、「姫島 朱乃」が微笑みながら自己紹介すると、我夢も自己紹介をした。
我夢「ところで、何の用件で?」
リアス「それは今から説明するわ。と、その前に…」
???「うわっ!?」
リアス「盗み聴きは良くないわよ、2年生の『兵藤 一誠』君?」
我夢が何の用件か聞こうとすると、リアスはそう言いながら入ってきたドアを思いっきり押し開くと、何者かが悲鳴をあげて倒れた。それは先程教室で別れたはずの一誠であった。
一誠「す、すみません!どうしても気になっちゃって!それに俺と皆が記憶がおかしいのと関係があるかも知れないって思って…」
我夢「あれ!?イッセーも昨日のことを覚えているの?」
一誠「え!?我夢もなのか!?」
一誠はリアスに盗み聴きした理由を話すと、我夢は驚きながら一誠に問うと、お前もか!?と言った表情で一誠は言葉を返した。
朱乃「部長、どういたしますの?」
リアス「な、何故この子が
朱乃がリアスに一誠をどうするかを聞くと、リアスは記憶が書き換えられてないことに動揺しながらも朱乃に言った。
リアス「とりあえず、2人共。『オカルト研究部』へようこそ…、『悪魔』としてね。」
我夢&一誠「「え?」」
バサッ
リアスがそう言うと、部員全員の背中からコウモリのような翼が出てきた。
その光景に我夢と一誠は目を丸くした。
リアス「『オカルト研究部』とは表向きのために作った私の趣味。本当は私たち、『悪魔』たちが活動するためものなの」
我夢&一誠「「は、はぁ…」」
リアス「私たち悪魔は『記憶を書き換える』ことができるの。それで、駒王町や世界中の人々の記憶を少し変えさせてもらったわ。
と言っても、あくまで書き換えるだけだから、出来事自体を無かったりすることはできないわ」
我夢「な、なるほど…」
一誠「それでみんな記憶が違っていたのか…」
リアス「そして、私が呼んだ理由はこれにあるの…」
リアスが我夢と一誠に説明すると、2人は朱乃に出された紅茶をすすり、驚きながらも説明を頷いたりしながら何故記憶が違うのかを納得して聞いていた。すると、リアスは懐から1枚の写真を取り出すと、それをテーブルに置いた。
我夢「こ、これは!?」
一誠「え!?嘘だろ!?」
リアス「あの時に現れた巨人はあなたよね?高山 我夢君?」
その写真には巨人から人間へと姿を戻す我夢が写っていた。
一誠「我夢が…、巨人?」
一誠は信じられないという表情を浮かべながら写真と我夢の顔を交互に見ていた。
我夢「……、確かに昨日現れた巨人、いや、ウルトラマンは僕です。ですが、それで僕たちに正体を明かしてまで呼んだ
一誠「本当の理由?」
リアス「さすが、駒王学園1の天才。鋭いわね…」
我夢は観念したのか、リアスに
リアス「私が呼んだ理由は、私の『眷族』になって、『怪獣』たちを鎮圧して欲しいの!」
我夢「『眷族』?『怪獣』?」
リアスは我夢に本当の理由を言うと、我夢は新しく出てきた未知の単語に困惑していた。
リアス「まずは私たちの歴史について話す必要あるわね」
そう言うとリアスは、悪魔の他に『堕天使』、『天使』という存在が居ること、それら『三大勢力』が大昔に地球で長きに渡る戦争が起きたこと、更に2体のドラゴンが戦争に乱入したことで悪魔のトップである魔王が戦死し、戦争は終結したこと、戦争の原因で三勢力とも甚大な被害が起き、多くの純血悪魔が戦死したこと、そして今はお互いの勢力が均衡状態であること、そしてこの駒王町の管理は自分が任されていることを話すと、部長席の引き出しから赤いチェスの駒のようなものを取り出し、それを我夢たちの前に置いた。
リアス「そして、これが悪魔を増やすために冥界が作り出されたアイテム、『
我夢「『
リアス「これを使えば、どんな種族も使った者の眷属として悪魔に転生できるわ。ただし、これは私のような上級悪魔にしか使えないけどね。そして、これが悪魔になったときのお仕事と特典よ」
リアスは疑問になっている我夢に
我夢「なるほど、それで僕を眷属にして悪魔側にすれば、他の勢力からの奪い合いがなくなると考えたからですね?」
リアス「その通りだわ。あとさっき言っていた『怪獣』というのは元々、冥界や天界に住んでいた生物が戦争の影響で空間に歪みができて、そこを通って逃げ出したのが地球の環境に合わして進化していったものなの」
我夢は資料を読み終え、リアスに質問すると、リアスはそう答え、我夢は納得したように頷いた。
リアス「つい最近まで怪獣たちは眠りについていたの。でもあの宇宙怪獣が来たときに各地に眠っていた怪獣が目覚めてしまったの!」
リアスは申し訳無い表情で語ると、
リアス「そこで押しつけがましいけど、あなたにお願いがあるの!私たちの存在を人間に知られるとまずい……。だから、あなたがあの巨人になって怪獣たちを鎮圧してほしいの!」
リアスは座っていたソファーから前のめりになってその豊満な胸を揺らしながら我夢に頼んだ。
我夢はしばらく考えると、
我夢「わかりました!僕を眷族にしてください!
僕も一緒に戦いたいんです!」
リアス「よし!決まりだわ!兵藤 一誠君はどうするの?」
リアスは我夢が眷属になることに喜ぶと、先程から黙っている一誠の方へ視線を向けた。
一誠「くかー…くかー…」
一誠は心地良さそうに鼻ちょうちんをつけながら寝ていた。
その様子を見て、我夢とリアスはずっこけた。
リアス「い、いつから寝てたの?」
朱乃「うふふ、部長が地球での大戦の話をしてるときからですわ」
リアスが起き上がりながら朱乃に尋ねると、朱乃はうふふと笑いながら答えた。リアスはため息をつきながら座っていたソファーに座り直した。
木場「とりあえず起こさないとね」
我夢「木場君、待って!僕に考えがある!」
木場が一誠を起こそうと近付こうとすると、我夢は木場を止め、隣で寝ている一誠に近付き、耳元でささやいた。
我夢「『マウンテンガリバー5号』、始まるよ~!(ボソッ)」
我夢がボソッというと、
一誠「えっ!?もうそんな時間!?」
一誠は飛び上がるようにして起きた。ちなみに「マウンテンガリバー5号」とは、一誠が好きな特撮ロボット番組である。
一誠「話が長ったらし過ぎて寝ちまったよ~、ところで!もう始まってんのか!?」
我夢「ごめん、一誠を起こすためにうそついたんだ」
我夢がそう言うと、一誠はなんだぁ…と言いホッとした表情で納得した。
オカルト研究部メンバーは、そんなんで起きるのかよと心の中でツッこんだ。
その後、起きた一誠に我夢が簡単にリアスがした話を説明すると、自分も眷属になると言い、転生の儀式を終えた。
リアス「2人共、改めて歓迎するわ!ようこそ、『オカルト研究部』へ!私のことは『部長』と呼びなさい」
こうして、我夢と一誠はリアス・グレモリーの眷族となった。
リアスは我夢と一誠に今夜はぐれ悪魔、つまり主を裏切った悪魔の討伐があるので、時間と場所を告げ、必ず来なさいと言うと、2人を帰らせた。
他の部員も次々に帰り、部室にはリアスと朱乃の2人だけになった。
朱乃「リアス。高山君はわかるけど、『
リアス「えぇ、私も何故眷族にしたのかわからないけど、彼は
朱乃「あらあら、うふふ…。リアスらしくないわね」
朱乃はその答えに微笑えんだ。
リアス「(何故、そんなこと思ったんだろ…?)」
リアスは心の中でそう言いながら、しばらく考えたが結局わからずじまいだった。
深夜3時。まだ多くの人々が寝静まっている時間に数人の男女が、人里離れた、とある廃工場の前にいた…。
それはリアス率いるグレモリー眷属だった。
リアスがまだ悪魔になりたての2人に今夜のはぐれ悪魔討伐の内容を詳しく説明すると、一行はリアスを先頭に廃工場の中へと入って行った。
リアス「出てきなさい!はぐれ悪魔『バイサー』!
あなたには討伐依頼が来ているわ!!」
リアスが廃工場の中で大きな声でそう言うと、機材の影から上半身は裸体の女性、下半身は何とも言えない醜い化け物の形をしたはぐれ悪魔、「バイサー」が姿を表した。
一誠「ゲッ!気色悪ィ~~…」
バイサー「ケッケッケッ…、旨そうなにおいがいっぱいだ…」
一誠がその姿を見ると、正直な感想を言った。我夢も同じ気持ちだった。
リアス「グレモリー公爵の名にかけて…、バイサー!あなたを消し飛ばしてやるわ!」
バイサー「ほざけぇーー!その髪のようにお前を真っ赤に染めてやるわぁぁーーーー!!」
リアスがビシッと指を指しながら言うと、バイサーはこちらに襲いかかってきた!
リアス「裕斗」
木場「はい」
部長が呼ぶと木場が腰に帯剣していた剣を抜き、バイサーの前に立ち塞がった。
我夢はまずい!と思い、懐から光電子管を取り出そうとすると、リアスは手で待ってというように制止した。
リアス「2人とも、今から悪魔の駒の性質について説明するわ。まず、裕斗の駒は『
リアスの説明を聞きながら、我夢と一誠はバイサーの攻撃をものすごいスピードでかわしている木場に驚いていた。
リアス「そして裕斗の最大の武器は――、剣」
リアスがそう言うと、木場は剣でバイサーの両腕を一瞬で切断した。
バイサー「ぎゃぁぁぁぁあああーーーーー!!」
バイサーの両腕からは大量に血が噴き出しており、バイサーは切断された痛みで絶叫していた。
バイサーがもだえている中、バイサーの足元に小猫がいた。
リアス「小猫の駒は『
バイサーは小猫が近くにいることに気付き、その大きな両足で踏み潰した!
一誠「小猫ちゃん!」
我夢「部長…」
リアス「大丈夫、心配しないで…。小猫の駒の性質は至ってシンプル―――」
2人は不安な表情を浮かべるが、リアスは安心してと言い、駒の説明をすると、踏み潰されたはずの小猫は無傷で、バイサーの両足を両腕で持ち上げていた!
リアス「馬鹿げた力と圧倒的な防御力!あんなはぐれ悪魔ごときじゃ小猫は潰れないわ!」
小猫「………えい」
バイサー「ぐぎゃゃあぁーーーーーー!!!」
小猫はバイサーの巨体を持ち上げると、上へ軽く投げ飛ばし、落下してきたバイサーを我夢たちとは反対の方向へ殴り飛ばした!
この光景を見た2人は目が点になり、驚愕した。
リアス「最後は朱乃ね」
朱乃「あらあら、うふふ…わかりましたわ、部長♪」
朱乃は嬉しそうに了解すると、殴り飛ばされたバイサーに歩いていった。
リアス「朱乃の駒は『
バイサー「ぐぎゃばあぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!」
朱乃は片手をあげると、バイサーの上空に雷雲のようなものが浮かび、次の瞬間、そこから激しい雷がバイサーに降り注いだ!
バイサー「か…、か……」
朱乃「あらあら、まだまだ元気そうですわね…♪次はもっと強くいきますわよ!」
バイサー「ぐっぎゃっばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!」
朱乃はうっとりした表情でそう言うと、先程よりも激しい雷をバイサーに落とした!
リアス「朱乃は魔力を使った攻撃が得意なの。彼女が特に得意なのは雷…。そして、何より彼女は『究極のS』なの…」
朱乃「うふふふふふ…、まだまだいきますわよ♪」
リアスはさらっと言っているが、2人は嬉しそうに笑いながらバイサーに攻撃を続けている朱乃の表情に青ざめていて、話が入ってこなかった。
リアス「大丈夫よ、朱乃は味方には凄く優しいから」
一誠「ほ、本当ですか……?」
我夢「………!?」
リアスが安心してと言うが、一誠は苦笑いで答え、我夢に関しては口をあんぐりと開けて固まっていた。
朱乃「あらあら、もう限界かしら?トドメは部長、お願いいたしますわ♪」
朱乃が満足そうな表情で言うと、リアスは真剣な表情で黒焦げになっているバイサーの前に歩いていった。
リアス「何か言い残すことはあるかしら?」
バイサー「……殺せ」
リアス「そう…、消し飛びなさい………」
バイサーの遺言を聞くと同時にリアスは禍々しく赤黒いオーラを纏い、とてつもない魔力の塊を放つと、バイサーは跡形もなく文字通り消し飛んだ…。
一誠「あ、あの部長…」
リアス「どうしたの?」
一誠「俺たちが4つずつ使った駒って…」
リアス「もちろん『
それを聞いた瞬間、一誠は最弱の駒で転生した事でショックを受け、膝から崩れ落ちた。
リアス「…以上が悪魔の駒の性質についてよ。何か質問があれば………、我夢?」
我夢「………」
一誠がショックから立ち直り、2人に質問はあるかと聞くと、我夢が複雑でどこか悲しげな表情をしていることに気付いた。
リアス「我夢、あなたは本当に優しいのね…。でも彼らを野ざらしにすると、罪のない人々が危険にさらされるわ…」
我夢「部長、わかっています…。でも彼女も以前は僕らの様に生活していたと思うと悲しくて…。すみません、頭ではわかってるんですけどいざ殺すとなるとどこか辛くて………」
一誠「我夢…」
我夢がそう言うと、オカ研メンバーは複雑な表情を浮かべた。
我夢「でも、僕決めたんです。こn……」
我夢が続けて言葉を言おうとしたとき、外から大きな物音と地響きがなった。
一行が外に出ると、体は灰色のダンゴムシのような装甲を持ち、赤く輝く瞳を持った4足歩行の怪獣、「ギール」が地中から出現した!
ギール「ギシャオォーーー!!」
ギールは雄叫びをあげると、市街地のある方角へ歩いていった。
我夢「部長…、僕がさっき言おうとしたこと、ここで言っていいですか?」
リアス「えぇ、言ってごらんなさい…」
我夢「ありがとうございます…」
我夢はオカ研メンバーから少し前へ進むと、後ろにいるリアスに振り返らずに発言の許可を聞いた。
リアスが許可を出すと、我夢は感謝の言葉を言った。
我夢「僕は誰かと争うことは好きじゃありません!ですが、この光を手に入れた時から決めたんです!地球を、人類を救えるなら僕は守るために戦うんだって!」
我夢は懐からあの赤い光が入った光電子管を取り出しながら言葉を続けた。
我夢「だから、僕の戦いを見守って下さい!」
我夢はそう言いながら光電子管を右斜め上に掲げると、赤い光に包まれ、ウルトラマンガイアに変身した!
ガイアは上空で地上にいるオカ研メンバーへサムズアップすると、ギールの元へ飛んでいった。
ガイア「ダァァァーーー!!」
ギール「!?」
ガイアはギールを妨害するように前で土煙を立てながら着陸した。
ガイア「デュアッ!」
ギール「ギシャオォーー!!!」
ガイアはファイティングポーズをすると、ギールは雄叫びをあげながら突進してきた!
ガイアは避けようと思えば避けられたが、彼の後ろには市街地があるので、避けず、ギールの突進を腰を低くして真っ正面から受けとめた!
ガイア「グアァァァ……」
グググググ……
ガイア「デュアーー!」
ギール「ギシャオォーー!?」
ガイアは踏ん張りながらギールの上体を起こすと、赤いエネルギーを纏ったパンチでギールの顔面を殴り、ギールは仰向けに倒した!
一誠「よし!いいぞ!そのままいけるぜ!」
一誠がガイアの活躍に嬉しそうに言うと、
木場「一誠君、戦いは何が起きるかわからないよ…」
木場は一誠にそう呟いた時、ガイアが上空にぶっ飛び、
こちら側に仰向けで倒れた!
時はガイアがギールを殴り、仰向けに倒したところに遡る。
勢いついたガイアは仰向けでジタバタしているギールに追い討ちをかけようと思い、ギールに馬乗りになり、パンチやチョップのラッシュを仕掛けた。
ギール「ギシャオォーー! 」
だが、怒ったギールは腹にある第2の口を開くと、馬乗りになっているガイアにマグマ弾をガイア目掛けて発射した!
ガイア「…!?グアァァァァァーーーーー!!」
それをまともに受けたガイアは上空に吹っ飛び、地面に背中から落ちた!
吹き飛ばされたガイアは怯みながらも立ち上がった時、
ギール「ギシャオォーー!!! 」
ガイア「グアァァァァァァァァァァァァーーーーーーー!!!」
元の体勢に戻ったギールは追い討ちとばかりにガイアに第2の口からマグマ弾を連射し、全弾命中したガイアは再び仰向けに倒れてしまった!
ガイア「グ、グアァ…」
[ピコン]
ライフゲージが青から赤へと変わり、点滅を始めた…。
一誠「我夢!」
ギールはとどめとばかりにガイアを押し潰そうとしていた。その光景を見て一誠は叫んだ。
一誠「くそっ、俺にも戦う力があれば…!」
リアス「一誠、悔しいけど私たちは見守るしかないわ…」
そう、今飛び出せば、悪魔という存在が人間に知られる可能性がある。記憶を書き換えればごまかすことはできるが、永遠に隠せるとは限らないのである。なので、こうやって見守ることしかできないのである。
一誠とリアス、その他オカ研メンバーは不安と苦渋の表情で戦いを見守っていた。
一方、ガイアは
ギール「ギシャオォ!ギシャオォーー!」
ガイア「グァ、ァァァァァァ…」
この状況をどう脱出するかを両腕で踏ん張りながら考えていた。
作戦はすぐ浮かんだが、どれも非現実ばかりで今の状況を変えられるものじゃなかった。
[ピコン]
何よりライフゲージの点滅がガイアの思考をあせらせていた。
こうしている間にもギールの重さにだんだん耐えられなくなってきており、体の大半はギールがのっかかっており、目前にはギールの下顎があった。
ガイアは完全に押し潰される数秒という中、突然ある出来事が頭の中を映像のようによぎった。それは小猫がバイサーと戦っている場面だった。
ガイア「グァ、ガァァァァ…!」
ギール「?」
ガイア「デュアッ!」
ギール「!?」
ガイアはこれしかないと思い、両腕と両足に力をこめ、ギールの胴体の中心に持ってくると、思いっきり力をこめて、ギールを上空へ飛ばした!
ギールは驚いていたが上から攻撃してやろうと思い、腹にある第2の口を開き、マグマ弾を発射しようとしていた。
ガイア「ダァァァァァァァァァーーーーー!!」
ギール「ギシャオォーーーーーーーーーーーーー!?」
ガイアは第2の口が開いたことを確認すると、思いっきり飛び上がり、ギールの第2の口を腹ごと拳で貫いた!
ガイアは貫いた拳を抜き取ると、ギールを地面目掛けて投げつけた!
ギールは腹を貫かれ、更に投げつけられた痛みでのたうち回っていた。
ガイア「ディア!ガァァァァ……!」
ギール「ギシャオォーー!!!」
ガイア「デュアァァァァァァーーーーーーーーーーーーー!!」
ガイアは空から降りてくると、のたうち回っているギールに向かって、「フォトンエッジ」を放った!
直撃したギールは刃で切り裂かれたようなエフェクトが入ると、
ドガァァァーーーンッ!
大きな爆発音を立てながら爆発四散した!
ガイア「デュアッ!」
ガイアは勝利に喜んでいるオカ研メンバーに向かって頷くと、どこか遠い空へ飛んでいった。
一誠「あいつ行っちまったよ…」
木場「そうでもないみたいだよ」
一誠が呟くが、木場が一誠の肩を叩き、ある方向を指を指すと、
我夢「おーーーーい!」
我夢が爽やかな笑顔で手を振りながらこちらに向かって、走ってきた。
朱乃「うふふ、高山君。お疲れ様ですわ♪」
我夢「姫島先輩、ありがとうございます!あと、僕のことは『我夢』でいいですよ」
朱乃「あら、私のことも『朱乃』でよろしいですわ。『我夢君』、改めてお疲れ様ですわ♪」
我夢「はい、『朱乃さん』!改めてありがとうございます!」
一誠「我夢、お疲れ!」
小猫「………先輩、お疲れ様です」
木場「我夢君、お疲れ様!」
リアス「我夢、よくやったわ!お疲れ様!」
2人がにこやかな表情で話していると、朱乃に続いて他のオカ研メンバーが我夢に慰労の言葉をかけた。
リアス「さぁ!2人とも、私の眷属になったからにはもっと強くなってもらうわ!明日からビシバシ鍛えていくわよ!」
我夢「えぇ~~~~、そんなぁぁーーーー!」
リアスの言葉に運動が得意な一誠はともかく、運動が苦手な我夢はこの世の終わりみたいな顔をして叫んだ。
その様子を見た我夢除くオカ研メンバーはおかしそうに笑った。
ほのかに明るい朝日がそんな明るい彼らを照らしていた……。
次回予告
海外から赴任してきたシスター。
???「邪魔よ!」
天使のような彼女を狙う怪しい集団の目的は?
次回、「ハイスクールG×A」!
「癒しの聖女」!
その涙をぬぐうのは誰だ!
良かったらコメント、感想よろしくお願いいたします!