歩む人生は熾天使と    作:白い虎

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どうも、白い虎です。とある事情によりこのサイトから離れていました。
いつかはもう一度書こうと思っていたので今日から書かせてもらいます。

因みに前回書いていたもの異なる描写があるので・・・



1.歩む人生は熾天使と

???side

 

そこは戦場だった。

周りには『コウモリのような羽』『黒く染まりきった羽』『白く輝くが、そことなく輝きを失っている羽』を持つものたちが転がっている。

 

その戦時中に龍たちの介入があった。

 

異なる羽を持った勢力三つは一時休戦と言うことで手を取り合った。

 

その結果莫大な被害をもたらした龍たちは封印された。

 

そうしてもう一度戦争が始まった。

 

しかし、そこにもう一つの介入があった。いや、もう一人のと行ったほうが正しいだろう。

 

そいつは四つの能力を持つ。

 

『春』『夏』『秋』『冬』。

 

そして十二の種類がある。

 

『睦月』『如月』『弥生』『卯月』『皐月』『水無月』『文月』『葉月』『長月』『神無月』『霜月』『師走』。

 

すべての能力と種類を使い戦争に介入してきた。

 

『春』は戦争した負傷者に癒しを。そして新たなる恵みを。

 

『夏』気持ちの切り替えを。

 

『秋』準備を。

 

『冬』は戦争の終わりを邪魔するものを消した。

 

彼はたった一人で戦争を終わらしたのである。

 

世界は彼を称えるだろう。

 

故に彼は自然と神に等しい存在へとなった。

 

sideout

 

side主人公

 

「ガブリエルー、来たぞー」

 

俺は目の前に広がる、大きな家の前で叫ぶ。その家はかなり大きい、一つの学校かなんかじゃないかと思う。

 

「はーい、待ってくださいね。しわす」

 

俺の名前が呼ばれ俺は構える。

 

「えいっ」

 

上から、掛け声が聞こえてきてある人物が落ちてくる。それを俺はさっき構えたままうまくキャッチする。

 

「なんでいつも 飛び込んでくるんだ?ガブリエル」

 

「んふふ、なんかこう、ラブラブな感じがしませんか?」

 

ガブリエルよ、君のラブラブは少しずれているような気がするよ。まあ、それでもいいんだが。

 

「もう、俺たちはラブラブだろガブリエル?」

 

耳元で呟く。ガブリエルは少し顔を赤らめ微笑む。

 

「もう、しわすったら」

 

俺たちの周りにはラブラブオーラが浮かんでいた。そして、そこに割り込んできた人がいた。

 

「はい、早く準備してくださいねー。もうそろそろ転移魔方陣が準備できますからね」

 

「なんだよ、ミカエル。俺たちのことを嫉妬か?堕ちるぞ」

 

少しからかうように言うとミカエルは言った。

 

「違いますから。ちゃんとあなたたちが愛し合っていることはわかっていますから、映画にも劇にもなっているんですからね。もはや知らない人が今の天界いないぐらいじゃないですか?」

 

そうである。俺とガブリエルが付き合い始めて少ししたぐらいに、天界芸能ニュースみたいのに取材され、テレビに報道されてそれが大ニュースになった。それがきっかけにどんどん取材が来て、俺たちの『大恋愛ストーリー』みたいな映画や劇ができたのである。

 

「そうだな、ガブリエルは『天界一番の美女!』って言われるくらいだからな。まあ、俺にとっては世界一だけど」

 

「しわす……」

 

「ガブリエル……」

 

「はいはい、じゃあもう面倒くさいんで転移しますよー」

 

今面倒くさいとか聞こえたんだが。あれでいいのか!?熾天使。それでいいのか!?天界トップ。そのようなことも聞こえずに俺たちは転移させられた。

 

★☆☆

 

「わー、凄いです。ここが私たちの新居ですね」

 

「ああ、そうだ俺が四日間頑張って働いて新しい家に引っ越すことができたんだ」

 

人間世界にある新居の家の前に来ていた。四日間で新居を買うことができる仕事なんかそうそう無いが。勿論あれだよ安全な仕事だよ、最高ランクの魔獣を狩ったり、希少素材を持ってきたり。別に麻〇運んだり、殺し〇だったりじゃないよ。

 

「あ、そういえばしわす」

 

「なんだ」

 

「先に今日はここを管轄としてる、グレモリー家の次期当主に挨拶を行きますよ」

 

「わっかた、じゃあ家に荷物を置いて行くか」

 

俺たちは今、擬似空間に荷物をしまっているが、魔力を使うことになるので置いていくことにした。

 

「すごいですね、何度も見ても。中を見てもすごいですね」

 

俺たちは今寝室にいた。本当は別々にしてもいいのだがガブリエルが「私たちは常に寝るときは一緒の布団です!」的なことを言ってこうなったわけである。

 

「えーと、私の荷物は。〇〇〇に〇〇〇に、〇〇〇ですね」

 

なんかさっきから言えないことを言ってる気がするんだが……。てか熾天使なのにどうやってそんなん物を手に入れたんだよ。現在の熾天使や天使は少し特別である。元々の『神』が作った『システム』を俺が熾天使メンバーの意見を取り入れて、改造したのである。勿論その代償は大きく、二日間ほど眠っていた。いや、ゴロゴロしていたと言ったほうが正しいだろう。

 

「準備できましたよ」

 

「よし、行くか」

 

「はい」

 

俺とガブリエルは家から外に出てグレモリー家の次期当主のもとに行く。

 

「場所はわかってるのか?」

 

「はい、会談の時に一度だけ行きましたから」

 

「そうか」

 

素っ気ない話をして目的地へと向かった。

 

次回に続く……




コメント・感想・誤字脱字報告待っています。

小説を久しぶりに書いたので少し日本語が変なところがあると思います。

指摘お願いします。

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