ダンまち×鬼滅   作:猫丸2号

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冒険

ミノタウロス戦終了します❗

 

あとUA20000越えました!

ありがとうございます

 

 

 

 

──────────

 

 

 

砂塵が舞う

4つの金属音がルームに響く

その4つの金属音のうちの2つ

優真とミノタウロスの戦いは優真の劣勢が続いていた

 

小刀で切りつけるも皮を薄く裂く程度でもはや傷とも呼べないようなダメージしか与えられない

対して相手(ミノタウロス)は攻撃を避けられようとその余波でダメージを与えることが出来る

 

(このまま同じ事をしていても勝ち目はない。

とにかく受けるダメージを減らしつつ、相手の隙を見つけ出す。)

 

水の呼吸 玖の型 『水流飛沫』

 

『水流飛沫』は水の呼吸の中でも回避や移動に特化した技であり、横の動きだけでなく天井等も用いた縦の動きで相手の攻撃をかわしつつ、敵の隙を探っていく

 

(今まではギリギリで避けるしかなかったから気づかなかったけど、剣での振り下ろしの攻撃をした後の次の動き出しまでに少しだけ時間が他の攻撃よりもかかってる。)

 

立ち回りを変え、回避に専念している為これまで見えなかったものが見えてきたり、考える余裕が生まれてきていた

 

(とはいえ攻撃をするチャンスがあっても今のままじゃダメージを与えられない。手詰まりか。)

 

そう考えたがそれでも思考を止めない

 

(考えろ。俺には何がある。武器は小刀と折れた刀だけ、これだけじゃ致命傷は与えられない。

なら、他には何がある?持っていたポーションはさっき吹き飛ばされた時に全部潰れた。

後は魔法...そうか!直接傷が付けられなくても魔法を使えばやりようはある)

 

そう考えた優真はミノタウロスから距離を取った場所で動き回るのを止める

 

そして紡ぐ

勝利のための詠唱(うた)

 

「リンク・フィンブル・シンゼステ」

 

魔法によって周りに冷気を出現させる

そして、それを小刀に集中させる

 

(先ずは攻撃を避けつつ、手数重視の連撃で相手を削る!)

 

フゥゥゥ───

 

呼吸を深める

短い時間でより多くの攻撃を与えるために今までとは違う呼吸の型を繰り出す

 

相手の剣での振り下ろしの攻撃を横に避け、相手の懐に近づいて行く

 

只でさえ負けていた間合いの長さが武器が変わったことにより、更に開いてしまっている

そのせいで前よりも近づくまでに受ける攻撃の回数が増えてしまっている

 

追撃として繰り出された蹴りを斜め上に飛んで回避し、すれ違いざまに自分が使える技の中で最大の連続攻撃を放つ

 

花の呼吸 伍の型 『徒の芍薬』(あだのしゃくやく)

 

腕、胴体、足に向けて一瞬の内に合計9回の連続攻撃を放つ

さらに、武器に纏わせておいた魔法により傷口ごと凍らせていく

 

「何なんだあの動きは...」

 

狼人(ウェアウルフ)の青年ベート・ローガはその動きにベルの時と同様に驚愕する

 

「ああ、確かにレベル1とは思えない動きだ。」

 

小人(パルゥム)のフィン・ディムナもそれに同意する

 

「だが、白髪の少年とは違い武器が弱すぎる。あれではろくな傷も与えられないぞ。」

 

ハイエルフのリヴェリア・リヨス・アールヴは冷静にそう呟く

 

「それじゃあ手詰まりってこと?」

 

「あの子にこれ以上出来ることが無ければね。」

 

アマゾネスの双子の少女、ティオナとティオネのヒュリテ姉妹がそう言う

 

「ティオネの言うとおりこれ以上出来ることが無ければいずれヤられてしまう。恐らく魔法を使って相手の動きを鈍らせたいんだろうけれど、あれでは浅すぎてあまり効果が出ないだろうね。」

 

フィンはそう呟く

 

それは優真自身も分かっている

故に自分が持っている全ての手札(カード)を切る

 

「コネクト・ルクス」

 

再び優真を光が包み込む

(フィンブル)(ルクス)の二重のエンチャント

正真正銘、今の優真が出せる全力

それを以てミノタウロスを倒しにかかる

 

強化されたステータスを最大限に活かし、攻撃を避けつつミノタウロスの懐に潜り込む

 

花の呼吸 肆の型 『紅花衣(べにはなごろも)

 

下から上へとまるで衣のような捻れる斬撃を放つ

 

狙うは関節

膝や肘等を攻撃し凍らせていく

 

「魔法の同時使用だとっ!」

 

ベートはその光景に眼を疑う

 

「いや、もしかしたら元々二属性のエンチャント魔法だったのかもしれない。」

 

「そんな事有り得るの?」

 

「無くは無いんじゃない?魔法だけじゃなくてスキルも人それぞれな訳なんだし。」

 

リヴェリア、ティオナ、ティオネがそれぞれ自分の考えを言っていく

 

「確かに魔法には驚かされたが、それ以上に注目すべきは彼の技だよ。」

 

「技?それだったらアルゴノゥト君もスゴいじゃん?」

 

フィンの言葉にティオナが疑問を口にする

 

「確かに白髪の彼もスゴいが、着物の彼はあの武器でミノタウロスに傷をつけている。

いくら魔法で強化されているとはいえ、そうそう出来ることではないよ。」

 

「だが、どれだけ技が優れていようと、あれじゃあ何時までたっても決定打は与えらんねえぞ。」

 

「確かにその通りだが、効果は出てきているようだぞ。」

 

そう言ったリヴェリアの視線の先

ミノタウロスは見るからに動きが鈍り始めていた

 

蟲の呼吸 蜻蛉の舞(せいれいのまい)複眼六角(ふくがんろっかく)

 

強烈な踏み込みから一気に間合いを詰めミノタウロスの左足に一瞬で6回の突きを放つ

突き技だった為かなりの深さの傷が入る

 

「左足を奪った!」

 

ティオナが興奮しながら言う

 

だがこの技でも致命傷を与えることは出来ない

だからこそ『滝壺』の更に上

特殊な条件とはいえ、それを上回る威力の技を繰り出す

 

水の呼吸 拾の型 『生生流転(せいせいるてん)

 

優真は回転しながらミノタウロスに向かって行く

相手の攻撃をかわしつつ、すれ違いざまに攻撃をする

最初は皮を切る程度だった優真の斬撃は徐々に威力が上がっていき血を出させる程になる

 

「成る程。回転するごとに威力が増していく斬撃か。」

 

フィンは観察眼を持ってその技の性質を見抜く

 

「だが、隙も大きい。恐らくだが細かい攻撃で相手の動きを鈍らせたのはこのためだろう。」

 

「じゃあ、このままいけば勝てる?」

 

「それは無理だろ。そのうち対応され出し始める。多分だが、あの技を出している間はさっきまでの様な動きは出来ないんじゃねえか。」

 

リヴェリアが感心したように呟き、ティオネがそれに質問をし、ベートがそれに答える

 

ベートの言った通り『生生流転』を使っている間は水の呼吸の持ち味である変幻自在な歩法が使えなくなってしまう

 

だからこそ、優真はそれを決め手とするのではなく次に繋ぐための布石とする

 

ミノタウロスの振り下ろしの一撃を避け、すれ違いながら右足を切りつけ凍らせる

両足を奪われた為、ミノタウロスの動きが一段と鈍くなる

 

そして優真を見失わないようにと振り返ったミノタウロスの魔石がある胸へ向けて持っていた小刀をおもっいきり投擲した

 

『生生流転』によって溜まっていた遠心力全てを乗せての全力の投擲

ミノタウロスの体が僅かに浮くほどの一撃が胸に突き刺さる

 

だが

 

「浅い...」

 

優真の放った小刀は確かに胸に突き刺さったが、魔石には届かなかったのだ

 

「武器を失ったのに倒せなかったら、もう...」

 

「いや、まだだ。」

 

ティオナの諦めた様な言葉をフィンが否定する

そのフィンの視線の先では優真が前傾姿勢になり、折れた刀を両手に握りしめている

 

地を割るほどの踏み込み

その踏み込みを以てミノタウロスとの間合いを一気に詰めにかかる

 

「バカが。どれだけ速くてもその動きじゃあ良い的だ。」

 

「そんな、優真様っ!」

 

ベートの呟きにリリが悲鳴ともとれるような声をあげる

 

ミノタウロスは向かってくる優真に狙いを定めようとする

その刹那、優真の姿がブレた

 

ムカデが地を這うかの様な四方八方にうねる動きで相手に的を絞らせず、地を割るほどの踏み込みで一気に間合いを詰める

 

ミノタウロスは優真を見失った為、一瞬動きが止まってしまう

そしてその一瞬がミノタウロスに取っては命取りだった

その一瞬のうちに優真はミノタウロスの懐に入り込む

狙うは胸に突き刺した小刀

その柄の部分にピンポイントで全力の突きを放つ

 

蟲の呼吸 蜈蚣ノ舞 (ごこうのまい)百足蛇腹(ひゃくそくじゃばら)

 

優真渾身の突きが狙い通り柄に当たる

元々刺さっていた小刀を更に奥まで射し込む

ピシッという魔石が割れる音とともにミノタウロスの体は灰になって崩れ落ちた

 

(勝った...のか?)

 

朦朧とする意識の中で呆然とそう感じる

 

(ベルは...どうなって...)

 

ベルのことを探そうとするも、心身ともにボロボロだった優真はベルの叫び声とその後に響く轟音を最後に、意識を手離した

 

 

 

──────────

 

 

 

「信じられないな。」

 

フィンは目の前の光景に対して呆然と呟く

レベル1のそれも駆け出しの冒険者がそれぞれ単独でミノタウロスを撃破など考えられないからだ

そしてもう一つ青い着物の少年の戦い方がどことなく彼らに似ているのが気にかかる

 

「リヴェリア、あいつらのステータスは?」

 

「私に盗み見をしろというのか?」

 

「あんなの見てくださいって言ってるようなもんだろ。」

 

上半身の衣服が無くなり、立ったまま気絶しているベルを示しベートがリヴェリアに言う

リヴェリアは仕方なくベルに近づき、そのステータスを見て息を飲む

 

「何してんだ、早く言え!」

 

急かす様に言うベートに対しリヴェリアは微かに笑いながらその結果を告げる

 

「アビリティオールS」

 

「「っ!」」

 

それを聞き全員が驚きをあらわにする

 

「彼らの名前は?」

 

フィンのその質問にリヴェリアが答える

 

「青い着物の子は恐らくだがレフィーヤが話していた冨岡優真という少年だろう。白髪の子は分からないが...」

 

「ベル。」

 

リヴェリアの言葉に反応するようにアイズがベルの名前を口にする

 

「ベル・クラネル」

 

彼女にしては珍しく、少しだけ嬉しそうに───

 

 

 

 

────────────

 

 

冨岡 優真

 

取り敢えず頑張った 超頑張った!

お疲れ様✨

今まで花の呼吸を使わなかったのに、特に理由はない

忘れてたとかそういうことはない

ないったらない

 

 

フィン・ディムナ

 

ロキファミリアの団長にして『勇者(ブレイバー)』の二つ名を持つレベル6の第一級冒険者

一族再興のためオラリオに来て冒険者となる

何か危険な事とかが起きそうになると親指がうずき、それによって回避している

頭脳明晰で勘が良い

 

 

リヴェリア・リヨス・アールヴ

 

ロキファミリアの副団長

九魔姫(ナインヘル)』の二つ名を持つ第一級冒険者

オラリオ最高の魔導師と言われている

将来的に世界を見て回りたいと思っているためレフィーヤを自分の後釜として育てている

エイナの母親とは友人

 

 

ヒュリテ姉妹

 

アマゾネスの双子の姉妹

姉がティオネで妹がティオナ

見分け方は簡単で巨乳が姉でまな板が妹

ティオネの二つ名は『怒蛇(ヨルムガンド)

ティオナは『大切断(アマゾン)

ティオネはフィンが大好き

ティオナは英雄譚が大好き

 

 

ベート・ローガ

 

ツンデレ狼

口は悪いけど根は良い人?みたいな人の典型

二つ名は『凶狼(ヴァナルガンド)

 

 

リュー

 

ちょまっ....ゴシャッ...グシャ

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

はい、という訳でミノタウロス戦終了

倒し方は予想できましたか?

何か出しきった感が有って疲労が....

とはいえまだまだ続くのでこれからもよろしくお願いします

 

最後にお気に入り登録等をしてくださった皆様ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

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