ダンまち×鬼滅   作:猫丸2号

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二つ名

あ~~~~~~

 

短いです。

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

「『リトル・ルーキー』?それがベル様の二つ名ですか?」

 

「うん...どう思う?」

 

「なんというか無難だな。」

 

「やっぱり優真もそう思う?」

 

豊穣の女主人のテーブルの1つ

ランクアップ祝いという事で集まったベル、優真、リリの三人の話題はやはり二人に与えられた二つ名についての事だった

 

「神様は普通で良いって言うんだけど...」

 

「そうですか?私は好きですよ『リトル・ルーキー』」

 

声のした方を向くとシルとリューの二人が飲み物と料理を持って来ていた

 

「ランクアップおめでとうございます、冨岡さん。それからクラネルさんも。」

 

「今日はたくさん御飲みになっていってくださいね。なんといったって今日は御二人の祝賀会ですから。」

 

その会話を聞いて周りが騒がしくなってくる

 

「おい、まさかアイツらって。」

 

「ああ、最速でレベル2になった奴らだ。」

 

「もしかして僕達の事言ってる?」

 

「ええ、名を挙げた冒険者の宿命みたいなものです。」

 

ベルの不安そうな問にリリが答える

 

「見られるのあんまり好きじゃないんだけど...」

 

「人気者になったと思えば良いんですよ。」

 

「それに、この先冒険者として活躍していくのであればこんな事は日常茶飯事になってきます。早めに慣れた方が良い。」

 

そう言いながらシルさんとリオンさんの2人は席に着く

ちなみに席は

リリ・ベル・シル向かい側に優真・リューの順番

 

「あれ、御二人はここに居て良いんですか~?」

 

ベルに気があるシルに敵対心剥き出しのリリが二人に聞く

 

「私達を貸してやるから、存分に笑って飲めと、ミア母さんからの伝言です。」

 

(ミ、ミア母さん...!)

 

リオンさんから聞いた言葉に感動しミアさんを見るとサムズアップを返してくる

 

どことなく大人の男のカッコよさを感じる

例えるなら、どこぞのアラサー独身教...ゲフンゲフン

この例えは止めておこう

抹殺のラストブリットが飛んできそうだ

 

そんなふざけた事を考えながらもしていた感動はリオンさんの次の言葉で苦笑いへと変わる

 

「後は金を存分に使えと。」

 

(ミ、ミア母さん...)

 

此方をニヤニヤしながら見てくるミアさんに何とも言えない視線を送るが、これもあの人なりの優しさなんだろうというのは勿論わかっている

 

「じゃあ、遠慮なく。」

 

そんな言葉と共にグラスを上げるベルに続き各々が自分のグラスを掲げ

 

「「乾杯!!」」

 

その掛け声でパーティーが始まった

とは言っても話の内容は二つ名に関する事のままである

 

「そういえば優真の二つ名は何になったの?」

 

「確かに優真様のは聞いていませんでしたね。」

 

「どんな二つ名になったんですか?すごく気になります。ね!リュー。」

 

「ええ。」

 

(何だろう、期待されてる感が有って言いづらい...)

 

しかし隠すようなことでもないので答える

 

「俺の二つ名は───

 

 

 

 

「『青い蝶(ユリシウス)』、ですか?」

 

「ああ、それが優真の二つ名だ。」

 

豊穣の女主人に行く日の昼過ぎごろ

ミアハファミリアのホーム『青い薬舗』で優真は主神であるミアハから自分の二つ名を聞いていた

 

「由来は俺の羽織の柄ですか?」

 

「それも有るが、優真の人助けが街で結構話題になっているらしい。それに見れば幸せになれるという青い蝶を重ねてこうなった。」

 

 

 

─────て感じです。」

 

ベル達にその由来も含めて二つ名を教える

 

「カッコいい!カッコいいよ優真!」

 

「そうですね。それに優真様っぽくてぴったりだと思います。ただ、人助けをしていたというのは知りませんでした。」

 

「そうなんですか?私達はお客様からたまに〈青い蝶柄の羽織を着た冒険者が困っているところを助けてくれた〉って話を聞くので知っていましたよ。」

 

「ええ、顔を赤くさせた女性が多いですが。」

 

リオンさんは何故か此方をにらんでくる

 

「あの、何で睨んでくるんです?」

 

「知りません。」

 

聞いてはみたがリオンさんがプイッと横を向いてしまった為、前に座っている三人に助けを求めるが、ベルは俺と同じで何も分かっていないらしくキョトンとしていて頼りにならず、両隣に座っている二人にはやれやれという風に呆れられてしまった

 

解せぬ

 

 

 

その後近くに座っていた冒険者達と一悶着在ったが、ミアさんの一喝で終了

俺達は中層に行く前にパーティーメンバーを増やした方が良いというリオンさんのアドバイスに従い新しいパーティーメンバーを探すことになった

 

余談だがその次の日のリオンさんとの修行は、ランクアップした事を差し引いても過酷でしたまる

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

優真

 

二つ名が決まった

やったね( ≧∀≦)ノ

新しい日輪刀を手にいれる為ベルと一緒にヘファイストスファミリアを訪ねる予定

 

 

リュー

 

何となく優真にムシャクシャして修行を厳しくしてしまった事を反省中

やはり私はやり過ぎてしまう

 

 

ここで大正こそこそ噂話

 

優真の二つ名が大きい派閥じゃないのにまともな物になったのはミアハの人(神?)柄故

やはりミアハ様は偉大である

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

という訳で二つ名が決まりました

結構良いと思うんですけどどうでしょう?

 

次回は新しい日輪刀を手にいれる予定

予定!

 

 

最後に、此処まで読んでくださった方、お気に入り登録等をしてくださった方ありがとうございました!

 

 

 

 


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