ダンまち×鬼滅   作:猫丸2号

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ヴェルフ・クロッゾ 2

悲鳴嶼さんってステータスとか呼吸無くてもミノタウロスぐらいなら殴り倒せそうw

 

茶々丸愛してる

 

 

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顔から突っ込み事件の翌日

リリがお世話になっているノームのおじさんが風邪を引いてしまい看病をしたい、という事でダンジョン探索が中止に

 

それなら装備を新調しようというヴェルフさんの提案で、俺とベルはヴェルフさんの工房に行くことになった

 

いつも通り人の往来の激しいオラリオの道を歩きながら、優真は昨夜ミアハとしたヴェルフに関する会話を思い出していた

 

 

 

「ミアハ様はクロッゾという名前について何かご存知じゃありませんか?リリはすごい魔剣を作る能力で名を挙げた鍛治一族の家名で今は没落してしまったって言ってたんですが。」

 

「クロッゾという一族については概ね優真がリリルカから聞いた通りだ。クロッゾの一族が作る魔剣は森を焼き、海を割ったとまでは言われている。」

 

思っていたよりも遥かにスケールの大きい話しに唖然としてしまっている自分にミアハ様は更に驚きの情報を伝えてくる

 

「それから、これはヘファイストスから聞いたことなのだが、そのヴェルフという者はクロッゾの魔剣を打てるらしいのだ。」

 

「ええっ!」

 

「ただ、その子は魔剣を打たないそうだ。」

 

「何でですか?」

 

「そこまでは教えてもらえなかったが、どんな条件だろうと頑なに打つことはないそうだ。」

 

「そうですか...。」

 

何でヴェルフさんは魔剣を打たないのだろうか?

何か訳があるんだろうか?

等と考えていたのだがどうやら着いたらしいので取り敢えず考えるのを止めてヴェルフさんの工房に入った

 

 

 

 

工房の中は鎚等の鍛治道具や槍や剣などが置いてあったりと、典型的な鍛治場の様な感じだった

 

「それで、お前らはどんな装備が欲しいんだ?専属契約を結んだんだ、何でも作ってやるぞ。」

 

「僕はこのライトアーマーを頂けただけで充分です。」

 

「俺は日輪刀を作って貰えれば。」

 

「なんだお前ら、それだけで良いのか?もっと欲張った方が良いぞ。最善の用意をするのも冒険者の仕事だぞ。」

 

ヴェルフさんの言葉に確かに、と納得したのだが自分の戦闘スタイル的に防具はあまり適さない

 

その為どうしようかと思っていたた時ふと、ヴェルフさんがいつも手に何かを着けていたのを思い出したので聞いてみることにした

 

「あの、ヴェルフさんがいつも手に着けてるやつ有るじゃないですか。」

 

手甲(てっこう)の事か?」

 

「そうです。それを作って欲しいです。」

 

「手甲だけで良いのか?鎧とかも作れるぞ。」

 

「その事なんですけど、自分の戦闘スタイル的に鎧とかの体を圧迫する物はちょっと。」

 

「それなら戦闘衣でも作ってやろうか?それなら体も圧迫しないし、多少は傷も防げるぞ。」

 

「本当ですか。お願いします。」

 

「ああ、任せろ。後はベルだが...。ベルそれは何だ?」

 

ヴェルフの視線の先にはベルの腰に巻き付けてあるミノタウロスの角があった

 

「これはミノタウロスを倒した時のドロップアイテムです。換金しようにも何だか手放せなくなっちゃって。」

 

「なら、それを素材にして作るか?」

 

「そんな事も出来るんですか?」

 

「ああ、出来るぞ。」

 

「お願いします。」

 

「おう、任せろ。」

 

 

それからヴェルフさんは武器を打っている間にいろんな話をしてくれた

 

武器とは最後まで持ち主と共に在る物なのに、持ち主を残して先に砕けてしまう魔剣が嫌いだということ

魔剣は使い手を腐らせ、鍛治師の矜持すら無くしてしまう、だから気にくわないんだと

魔剣を名を挙げる為の道具としか見ていない人ばかりで辟易していたと

だから魔剣を打たない

 

そして俺達がヴェルフさんの事を知っても魔剣を欲しがらなかった事が嬉しかったとも言ってくれた

 

 

 

 

「よし、出来たぞ。」

 

日が暮れ始めたころ、俺達の武器が完成した

ベルはナイフにしたみたいだ

 

「それじゃあ名前をつけないとな。ベルのはミノタウロスの角から作ったから牛若丸...いや、ミノタンにしよう。」

 

「いやいや、牛若丸で良いじゃないですか!」

 

ヴェルフの口から出てきたかなり変わった名前にベルが必死に抗議する

 

自分の時はどんな名前になってしまうんだろうか?という不安を抱きながら見ていると、何とか牛若丸に決定したらしく、ベルが本気で安心していた

 

「さて、次は優真のだが...取り敢えず日輪刀の色を見てから考えるか。」

 

「刀の色ですか?」

 

日輪刀をよく知らないベルが疑問を口にする

 

「ベルは知らないのか?日輪刀は持ち主によって色が変わるんだ。赤だったり青だったりピンクだったりもするんだぞ。」

 

「そうなんですか。何かカッコいいですね。」

 

「そうだろ。俺も優真の色が気になるんだ、一気に抜いてみてくれ。」

 

「それじゃあ、いきますよ。」

 

二人に見つめられながら優真は日輪刀を引き抜く

すると刀の色は変わっていき黒と青紫の間のような色になった

 

「変わった色だな。青とか赤が多いって聞いたんだが。まあ、いいか。さて名前は暁夜(あかづきよ)...いや、よっちゃんに──「暁夜で!」

 

ヴェルフさんが言い切る前に食いぎみで言う

 

「そうか、ならまあ、暁夜でいくか。」

 

何とか普通の名前になってホッとしているとヴェルフさんが話しかけてくる

 

「なあ、ベル、優真。会ったばかりの俺に信用全部預けろっていうのも無理だと思うけどさ、俺のこともリリスケみたく仲間っぽく呼んでくれないか。」

 

お互いに会ってから間もなかったから遠慮してしまっていたので、その言葉に嬉しくなり、ベルと顔を見合せ思わず笑ってしまう

 

「「分かった、ヴェルフ。」」

 

その瞬間優真はヴェルフと本当の仲間になれた気がした

 

 

 

 

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優真

 

日輪刀の色が判明

星の様な模様が入ってる

炭次郎の刀程黒ではないけど、義勇の刀よりは黒よりな感じ

先っぽが黒が濃くて、持ち手に行くに連れて青が濃くなってる

 

 

ヴェルフ

 

鋼塚さんに弟子入りしているので原作よりも刀を打つ技術が遥かに高い

優真の戦闘衣は直ぐには作れないので出来たら渡すつもりでいる

ベル達のパーティーでは兄貴分的な感じ

 

 

 

 

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最初は優真の色を白にしようと思ってたんですけど無一郎が白だったのを思い出して難航しました

 

優真の色が分かりづらいと思いますが、田舎の星空とか調べて貰えれば大体そんな感じです

たぶん...

 

 

 

最後にここまで読んでくださった方々、お気に入り登録等をしてくださった方ありがとうございました

 

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