二つ名についてですが、取り敢えずは自分で考えてみます
アンケートのご協力ありがとうございました
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今日もダンジョンへ行く為いつもの道を歩いていたのだが豊穣の女主人の近くに来た辺りで呼び止められる
「オーイ!待つニャ白髪頭、青着物。」
声をかけて来たのはリューさんやシルさんと一緒に働いているキャットピープルのアーニャさんだった
「どうかしましたか?アーニャさん。」
「白髪頭、おミャーにこれをあのおっちょこちょいに届けてきて欲しいのニャ。」
アーニャさんが差しだ来てきたのは財布だった
ていうかおっちょこちょいって誰のこと?
「えっと...届けて欲しいと言われても...」
「アーニャそれでは説明不足です。クラネルさんも困っています。」
「あっ、リオンさんおはようございます。」
「おはようございます。」
「白髪頭の察しが悪いだけニャ。ミャーは財布を忘れて出かけたおっちょこちょいのシルにこれを届けてきて欲しいと言ったのニャ。」
「ということです。」
「なるほど。それで、シルさんはどこに出掛けたんですか?」
「シルはモンスターフィリアに言ったのニャ。」
「モンスターフィリアって何ですか?」
「毎年この時期にガネーシャファミリアが主催しているお祭りです。ダンジョンから連れてきたモンスターをテイムして戦わせます。一種の見世物のようなものです。」
「なるほど。そういうことなら仕方ないよな。」
「うん、シルさんにはいつもお世話になっているからね。早速行こっか?」
「え、俺も?ベルだけじゃないのか?」
意外な発言に驚いてしまう
「僕だけ?何で?」
何でって、ベルが届けた方が喜ぶからだよ
「白髪頭は鈍いのニャ。いいから行ってくるャ。」
「でも...。」
そう言ってベルはこっちを不安そうに見てくる
もしかして俺のことを気にしているのか?
やさしいやつだな
「俺のことは気にしなくて良いよ。俺は俺でやることがあるから。」
「分かった。じゃあ行ってくるね。」
「よろしくお願いします。この道を真っ直ぐ行けば人混みに出ると思うので後はその人混みに従って闘技場まで行って下さい。シルはさっき出たばかりなので走れば間に合うはずです。」
「頼んだのニャー。」
それを聞いたベルは走っていった
俺はどうするか
一人でお祭りに行こうかな?
でも行ってもやることないんだよな~、と考えていた所で1つ思い当たる
「リオンさんは今日の夜も仕事ですよね?」
「ええ、そうですが。それが何か?」
「いえ、何でもないです。それじゃあ俺も行きますね。夜にまた来ます。」
「はい。夜にお待ちしております。」
「待ってるのニャ。」
そして俺も闘技場の方へ歩いていく
お祭りってことは出店もあるはず
リオンさんにはお弁当を作ってもらってるし何か良いものでもあればお礼として買っていこう
そんな事を考えつつ闘技場への道を歩いていった
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モンスターフィリアに出るモンスターが保管されている闘技場の地下そこでフレイヤはモンスターを閉じ込められている檻から出そうとしていた
「貴方はツインテールの女神を追って。」
フレイヤがそう言ったのはシルバーバック
十一階層以降から出現する大猿のモンスターである
「あの子がいるということはもう一人の子もいるはず。そちらは誰にしようかしら?」
周りを見渡し良さそうなモンスターを探す
「あなたが良いわ。あなたは青い着物を来た極東の男の子を襲いなさい。」
そうフレイヤが命令したのはオーク
十階層以降から出現する豚頭人身のモンスターである
「それから他の子達は暴れまわって冒険者達の気を引いて。それじゃあ行きなさい。」
フレイヤはモンスターが入った檻を奪った鍵で開ける
するとモンスター達はフレイヤに言われたとおり駆け出していく
「フフ....たのしみね。あの子達はどんな輝きを見せてくれるのかしら。」
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「シルさん見つからないな。」
「やぁベルくん、久しぶりじゃないか。こんなところで会うなんてもはや運命だね。」
「か、神様。今までどこに行ってたんですか?」
「そんなことよりデートしようぜベルくん!」
「いや僕、実は今人を探してて。」
「それなら大丈夫さ。デートしながら探せば良いんだよ。さぁいくぞベルくん!」
「ちょ、神様引っ張らないでください。」
等とヘスティア達がやっているのとどう時刻
優真は一人出店を回っていた
リオンさんにいつものお礼をとは思ってたけどなかなか良いのが見つからないな
高い物だと遠慮させちゃうだろうし、
かといって蝶屋敷の皆以外の女の人に贈り物とかしたことないから何を贈れば良いかも良くわからないんだよな
そこでふと雑貨店が目に入った
あそこなら何か良いものが見つかるかもと思い物色してみるとあるものに目が止まった
これなら気を使わせなくて良さそうだしリオンさんに似合いそうだし、これにしよう
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無事に目的を達成し、優真はウキウキ気分で歩いていた
リオンさん喜んでくれるかな?
やることもやったし夜までは一人でダンジョンに潜ろうかそう考えていたときだった
周りが急に騒がしくなる
「おい、あれ。」
その視線の先にいたのはまだ優真が見たことはないがエイナさんの講習会で学んだことのある豚頭人身のモンスター『オーク』だった
何でこんなところにモンスターが、まさかモンスターフィリアで使う予定だったのが逃げ出した?
とにかく街の人に被害が出るのはまずい
見たところ他に冒険者はいなさそうだし俺が何とかしなきゃ、そう思いオークの気を引くためオークに向かっていき斬りつける
するとオークはこちらに気付き追ってきた
よし、かかった
とりあえずここで戦うのはまずい
どこか人気の少ない場所に行かなきゃ
「こいつは俺が引き付けるので皆さんは逃げてください。」
「ありがとう。すぐに応援をつれてくるから。」
そして優真は駆け出す
少しでも人気のない場所へと走っていきようやく近くに誰もいない場所にたどり着いた
着いた場所はダイダロス通り
オラリオの貧困層が住む場所であり、度重なる区画整理により馴れていないと冒険者であっても迷ってしまうことから地上のダンジョンとも呼ばれている
ここなら戦っても大丈夫そうだな
普通に考えれば逃げるべきだけど、ここでこいつから逃げてしまってはこの辺の人達が危なくる
だからこいつはここで倒す
そう決意し優真はオークへと向かっていく
オークは向かってきた優真に向かって持っていた太い木の棒を振り下ろす
優真はそれをかわすもその余波で体制を崩してしまいそこを狙われる
「くっ...」
刀で防ぐも吹き飛ばされ近くに積んであった箱に激突し破壊してしまう
さらにその破片で手の甲や頬等を切ってしまう
実際に戦ってみて分かったけどパワーだけじゃなくて腕の長さも厄介だな
このままだと自分の間合いに持っていけない
そう考えている間もオークは攻撃を仕掛けてくる
直撃こそしていないものの少しずつ傷は増えていく
まずいなこのままだと先にこっちの体力がなくなっしまう
何とか間合いに入らないと
考えろ、相手は力は強いが動きは遅いそれなら速く動いて攻撃をかわしつつ近づいていけばなんとかなるはず
となればあの型を使えば行ける
水の呼吸 玖の型 水流飛沫・乱
周りの壁や洗濯物が干してあるロープなどあらゆるものを足場として活用しつつ着地時間を最小限にすることでオークを翻弄しヒットアンドアウェイ戦法でオークの体を傷つけていく
するとオークはだんだん苛立ってきたのか動きが今まで以上に単調になり振りも大振りになっていく
今なら決められる優真はそう考えわざとオークに正面から突っ込む
オークは優真が正面から突っ込んできたため避けられないだろうと思い優真に向かって棒を上から叩きつける
しかしそれを完璧に読んでいた優真は斜め横に飛び上がることで回避し、とどめをさすべく技を繰り出していく
水の呼吸 弐の型 水車
飛び上がった勢いのまま型を放ち相手の左腕を斬る
それにより追撃をしようとしたオークはバランスを崩す
そして優真はその隙を狙う
水の呼吸 壱の型 水面切り
両腕をクロスさせ振り返り様に一閃
オークのお腹を切り裂く
そしてオークは倒れて動かなくなった
勝った?優真がそう考えたとき、周りで歓声が上がった
「ありがとう。倒してくれて助かったよ。」
「君とあの白い髪の子は僕らの恩人だよ。」
白い髪の冒険者...まさか、そう思い騒ぎの一際大きい場所へ移動してみる
するとそこでヘスティア様が倒れていた
「ベル、何があったんだ?」
「あ、優真。それがシルバーバックに襲われて神様のお陰で何とか倒せたんだけど神様が倒れちゃって。どうしよう?」
「一旦どこか休める場所に運ぼう。」
「うん、ここからだと....」
「うちのお店が近いですよ。」
「し、シルさん。」
いきなりの登場にベルが驚いた声をあげる
態度にこそ出ていなかったが優真もビックリしていた
「さぁ、急いで運びましょう。」
「はい。ありがとうごさいます。」
そうして三人は駆け出していく
そんな三人を見下ろしている神物がいた
「ヘスティアには悪いことをしちゃったかしら。でもやはり良かったわ。二人とも益々欲しくなってしまったわ。また遊びましょうね...ベル、優真。」
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「────ということなんです。」
「なるほど、それは災難でしたね。」
優真は自分で治療を終え、豊穣の女主人にて今日の事をリューに説明していた
「でも、死んでしまった人はいないそうなのでそこはよかったかなと思ってます。」
「そうですね。ところで何故冨岡さんはそこに?やることがあると仰っていたので私はてっきりダンジョンに潜っていたのかと思っていましたが。」
「それなんですけどね、実はこれを探してたんです。」
そう言ってリオンさんに買っておいたプレゼントを手渡す
「私に...ですか?」
リオンさんは驚いた表情になって聞いてくる
「はい。いつもお世話になっているお礼です。」
「開けてもよろしいですか?」
「もちろんです。」
そこから出てきたのは鮮やかなエメラルドグリーンの様な色の羽をした蝶の髪飾りだった
「その色だったらリオンさんの綺麗な髪に似合うと思ったんですけど、どうですか。」
「その...男性に贈り物を貰うのは初めてなのでなんと言ったら良いのかよく分からないのですが...その、とても嬉しいです。ありがとうごさいます、冨岡さん。」
「い、いえその...喜んでもらえたのなら良かったです。」
笑ったリオンさんの笑顔が眩しすぎて思わず顔をそらし、照れくささから頬を掻いてしまう
するとリオンさんが何かに気づいたらしく話しかけてくる
「冨岡さん。まだ手当していない傷が残っていますよ。」
「え、どこですか?」
「ここです。少しじっとしていてください。」
そう言うとリオンさんは俺の手を掴み治療を初めてくれた手の甲の傷が残っていたらしい
ただ、蝶屋敷の皆以外の女性の人に手を触られるのは初めてなので少し緊張してしまう
「終わりました。...どうかしましたか?」
俺の緊張が出てしまっていたのかリオンさんが聞いてくる
「いえ、その...手が」
「手?...はっ。」
そこまで言ったことでようやく気づいたらしくみるみる内にリオンさんの顔がリンゴのように赤く染まっていく
「こ、これは...その、いえとにかくすいません。」
「いえ、治療の為でしたし。それにその...リオンさんの様な綺麗な人に触られても嫌ではないので。」
「ッ...。あ、ありがとうごさいます。その...私も貴方に触れるのは嫌じゃない...です。」
お互いテンパってしまっているのかかなり大胆な言葉を発してしまう
その結果お互いに照れて黙り混んでしまったのだが、すぐにリオンさんが話題を変えてくれた
「その、あまり味に自信はないのですがまたお弁当を作ったら貰っていただけますか?」
「もちろんです。いつでも大歓迎ですよ。」
「そうですか。では約束ですよ。」
「はい、約束です。」
そう言って二人は微笑んだのだった
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冨岡 優真
プレゼント選びが失敗しなくて安心している
ベルと同じくダイダロス通りのあの近辺にいた人達からは英雄のように思われている
リュー=リオン
プレゼントを貰った嬉しさから無意識の内に手を触ってしまったが全く嫌悪感がせず気づかなかった
優真からのプレゼントは本当に気に入っていて早速次の日からつけている
最近親友の離しちゃダメよ、という声が聞こえてくるらしい
フレイヤ
何故シルバーバック達を操れたかというとフレイヤの様な美の女神はチャーム(魅了)という能力を持っていて見たものを意のままに操れるから
今回もそれを利用した
アイズ
ベルの想い人で剣姫の二つ名をもつ
優真とどう絡ませようか思案中
ロキ
二大派閥の一つの主神
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というわけでモンスターフィリア編でした
長かった特にフレイヤとロキの下りが以外と長かった
冒頭でも言ったとおり二つ名は自分で考えてみます
どんなものになるのか楽しみに待っていて下さい
次回予告(あてにならない)
サポーター
ついにあの子が出てきます
それでは次回もよろしくお願いします
最後にお気に入り登録などをしてくださった方々ありがとうございました