セレナが何故か蘇って記憶を無くしてキャロル陣営に味方する話 作:にゃるまる
今回の話は色々と目茶苦茶しますのでご注意ください
錬金術師キャロルの弟子である少女は師匠の技を1つでも学ぼうと師匠の作った数々の作品から知識を学んだ事がある。
その最もたるのが、オートスコアラーだろう。
廃棄躯体と呼ばれ、使われる事がない廃棄予定のオートスコアラーのボディを使って様々な研究や勉強、そして独学にて知識を増やしてきた。
おかげで彼女の錬金術へ対する知識は深まっていくばかりで、実際その知識量はキャロルを驚かす程だ。
そんな彼女がある日師匠が作ったとされるアルカ・ノイズの存在を知った時にはーーー自らの師匠の凄まじさを知った。
《凄いです師匠ッ!!これはあれですよね!?目には目をって奴ですよね?ノイズにはノイズをぶつける、確かにこれならノイズ災害の激減が叶いますよ!!流石です師匠!!》
………そんな事を眼を輝かせながら無垢な子供のように褒めちぎってくる弟子にキャロルが思わず眼を反らしたのは言うまでもないだろう。
さて、そんなアルカ・ノイズの存在を知った少女は師匠の力になりたいとアルカ・ノイズをこっそりと拝借し、独自に研究、改造を施してしまった。
そんな魔改造アルカ・ノイズを師匠にばれないようにと常日頃から持っていたのが幸いとし、少女は自らに迫るノイズに対処すべく呼び出したのであった。
「………ふぅ」
少女は静かに呼吸する。
彼女が改造したアルカ・ノイズはキャロルが作ったそれとはもはや、別物と化している。
その実力は理論上では証明されているが、実戦ではこれが初めて。
正直、少女でも何が起きるかは分からない。
だけど、このアルカ・ノイズの実力を証明出来ればノイズ災害の激減と言う師匠の夢がかなり近づくだろう(キャロルはそんな事を一言も言ってません)
その為にもーーー
「皆さんお願いしますッ!!」
少女は自らが操るアルカ・ノイズに戦闘開始を命じた。
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《注意、ここから先は色々と暴走してます、暫くの間作者の暴走にお付き合いください》
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《よっしゃぁぁ出番きた………ってあれ?キャロルちゃんじゃないぞ?誰だあの清楚系幼女?》
狭いジェムから解き放たれた近接戦闘を主に担当するアルカ・ノイズは背後にいるべきマスターが別人である事に疑問を感じる。
そんな近接戦闘型アルカ・ノイズこと、後々に武士ノイズと呼ばれる彼に近寄るのはバナナノイズ。
《あれ?お前マスターの改造受けてない口?今の俺達のマスターはあの可愛い幼女だぞ?》
《え?そうなの?てか改造って何?パワーアップ的な奴?》
《まあそんな感じやな、てかお前見た?今から戦う敵、ノイズ先輩達やで》
《え?マジすか?先輩と戦うって………どういう事?》
彼らの視線の先にいるのは元祖ノイズ達。
突然現れた自分達に良く似ているが、別物であるアルカ・ノイズに警戒しまくっていた。
《おうおう、お前ら何者やねん?俺達をノイズだと知っての狼藉かいな?》
《てかお前らなんか俺達に似てるやん?どこ中よ?》
口悪い先輩達やなと警戒しながらも先輩相手に下手に動けずひとまずは友好的にと武士ノイズが口を開いた。
《いやー、どこ中って言いますか…シャトー産と言いますか………》
《シャトー産?どこやねんそれ、アメリカ?イギリス?》
《えーと………世界の狭間?》
意外と友好的に会話が進む両ノイズ達。
あわよくばこのままお引き取り頂きたいーーそんな事を武士ノイズの背後でバナナノイズは思っていたが………
《まあ、ええわ。とにかくそこどいてくれや。わしらその幼女と合体(灰)したいだけやねん、手を出さんならうちらも手を出さんさかい》
その言葉が雰囲気を一気に変えてしまった。
《は?(威圧)いやいや先輩達、それは無理っすよ。俺達のマスターこの子ですよ?マスター見捨てるなんて論外なんすけど?》
《あ?(威圧)お前の事情なんて知るかいな、そこどけや》
先程までの友好ムードは何処に消えたのか、互いに殺意を剥き出しにしていくその様子を見てバナナもまた諦めがついたのか戦闘態勢を整える。
《そもそもですね、あんたら先輩先輩言いますけどシンフォギア本編での登場作品無印とGだけでしょ?俺達それ以降の作品全部で敵やってるんすよ?登場作品数じゃったらこっちが上なんですけど(切れ気味)》
《はぁ?わしらシンフォギア世界やと何百、何千年前からおるんやぞ?お前ら産まれて数年やんけ?年功序列はこっちが圧倒的に上やぞ?てか、登場作品数なんて関係ないわ(切れ気味)》
深まる因縁、そこには互いに信じる物(シンフォギアのマスコットキャラクターとしての意地)があり、もはや話し合いで済ませられる段階は消え去っていた。
残された手段はーーーー1つ。
《死にさらせやぁぁぁぁッ!!》
《お前が死ねぇぇぇぇぇッ!!》
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キャロルは目の前に映し出されるこの光景を夢であって欲しいと願っていた。
何度も何度も眼を閉じては開き、きっとこれは悪い夢だと、眼を開けたらいつものシャトーがそこにあるのだど願っていた。
だがーーー現実は非常である。
《………あらら》
ガリィの驚愕する声と共に送られて来る映像は………カオスの一言。
ノイズとアルカ・ノイズ、双方が激しく衝突し、互いに灰となっていく様はある意味を言えば少女が願った通りの光景だろう。
現にアルカ・ノイズを指揮している少女の目は明るく、その心はきっと師匠の理想が叶っている事に対する満足感に満たされているのだろう。
だが、当のキャロルはと言えば………
「………………」
心此処にあらず、まさにその一言だろう。
……当然と言えば当然である、もしもこの映像が他所に流れたら………キャロルのこれまでが無駄になりかねないのだから。
不幸中の幸いなのは場所が商店街から離れて監視カメラの類が少なかった事。
そしてガリィに命じて監視カメラを先に破壊させておいたのが救いとなった。
………だが元を辿ればガリィが少女の荷物チェックをしていたはずなのにあれを見過ごしていた事が原因であるのだが………
「………ガリィひとまずあいつを回収して引き上げろ。その後俺の所に来い、お前とは少々話し合いをせねばならないようだからな………」
え?ちょっとマスター!?と驚愕するガリィを無視して映像を切り、帰ってきた二人をどうしたものか………今から楽しみだと笑みを浮かべるキャロルであった。
ノイズ達の会話はノイズにしか聞こえてませんのでご安心を