僕のお父さんは円卓最強の騎士   作:歪みクリ殴りセイバー

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難産でした。
FGOのメインストーリーって人理とか命の儚さとか、その世界に生きる人達を描くからどうしてもシリアスになってしまうんですよ。でも勘違いタグが有るので、読者が読みたいのはギャグチックな物なのかと思ったりの板挟み。いや、勘違いはしてるんですけどね? ロマニとか前回の話で無駄な深読みさせましたし
ちょっとどういう方針にしようか悩みながら書いたので普段より駄文注意。多分シリアス風味な感じでこれからも書くと思います。ご期待に添えなかったら申し訳ない
後これは個人的な感想だけど、グダ子って周りの雰囲気に敏感なリア充ってイメージが強いんですが、皆さんはどうですか? アニメのグダ男はどこかわからないけど、なんか違う感があるんですよねぇ……何でだろ?


第三章 偉大なる旅路
グランドオーダーの始まり


 偉大なる旅路の始まりは、カルデアの廊下だった。

 

「ギャラハッドさん、誰かが廊下で倒れてます。起こしてあげたほうがいいのでしょうか?」

 

 —————————————このまま放置は流石に可哀想じゃないかなぁ? 

 

 初会合は珍妙なものであった。なにせ自分とそう歳が変わらない女の子が、お世辞にも寝心地がいいとは言えないカルデアの硬い廊下でスヤスヤと突っ伏して寝ているのだから。おまけによだれまで垂らしている。

 

「……起きてください。そんなところで寝ていると風邪をひいてしまいますよ」

 

「そういう問題?」と内心ギャラハッドが思いつつも、口出しすることなく見守る。未だに床に寝そべる少女はよほど深い眠りに落ちているのか、かなり激しく揺すっても起きなかった。

 

「こういう時は殴ってでも起こしていいんでしたよね?」

 

 —————————————ダメダメダメ! それブリテン流だから! 現代でそれやったら絶対ダメだよ! 

 

 幼い頃からギャラハッドの実体験を聞き、一番話した相手はダントツでギャラハッドであるマシュは大分ブリテンの思考に染まっていた。ギャラハッドの話の多くを真に受けるマシュは純粋と言えるだろう。

 

「む、なら……」

 

 マシュの細く白い指で少女の鼻をつまむ。ふがふがとあまり女子らしからぬ声が出ているが、マシュは指を離さなかった。やがて息苦しさを感じたのか、少女が突然目を覚ました。

 

「ぶはぁっ! ……あれ? ここは?」

 

「おはようございます、先輩」

 

「あ、おはようございます。……って、先輩?」

 

 ……先輩? あれ、マシュに先輩って存在するの? 

 マシュの出自をだいたい知るギャラハッドが混乱する。もしかして自分が憑依する以前の知り合いか何かかとも考えたが、少女の反応的にそういうことでもないらしい。時々付き合いが長いギャラハッドでも予測できないことをする天然ぶりは歳を重ねても健在のようだ。

 

「随分と気持ちよくお休みでしたが、もしかして先輩は固い床でないと寝れない体質なのですか?」

 

「いやー、そうそう。実は畳じゃないと寝れなくて……って、違うわい! いや、ここで寝ちゃったのは事実だけど!」

 

 見事なノリツッコミを披露し、ようやくお互いに自己紹介をし合う。少女の名前は藤丸立香。赤い髪にサイドポニーの髪型が特徴的で、出会ってすぐにわかるくらいには明るい性格のようだった。

 世間話もそこそこに通路を歩き始める。もうすぐで所長から新人への説明会が始まる。厳格なオルガマリー所長は遅刻に厳しいことをよく知るマシュは、それが行われる会場までの道を案内する。

 

「あの……マシュ? さっきからその……ギャラハッドさん? って人と会話しているみたいな口ぶりだけど、私たちの他に誰もいないよね? 幽霊とかいるわけじゃないよね?」

 

 正直に言って、最近は理解を示してくれる相手としか喋っていなかったから二人とも失念していた。マシュの事情を知らぬ者からしたら一人で楽しげに喋っているようにしか見えず、不気味だ。それに何故かマシュはギャラハッドについて話せない。まるで、大きな力が彼女に抑制を強要しているかのように……。

 

「……ごめん。聞いちゃいけないことだったかな?」

 

「いいえ。ただ、どう説明したものかと思いまして……あ、あそこの部屋で説明会は行われます。……それでは」

 

 恭しく頭を下げ、早歩きで去っていく。その様子を見て、立香は気まずそうな表情で垂らした髪を触るのだった。

 

 —————————————えっと、なんかゴメン。マシュ。

 

「? なんでギャラハッドさんが謝るんですか?」

 

 —————————————いやほら、人前ってことを忘れて話しかけちゃったからさ。

 

「ギャラハッドさんと話すのは楽しいですから……むしろ話しかけてくれなくなるほうが嫌です」

 

 あまりにも自然にそう言ったものだから、ギャラハッドは面を食らって何も言えなくなってしまう。表情を見ても本当に何も気にしているようには見えなかったので、それ以上何か言うことはやめた。

 カツカツと、マシュの足音だけが通路に響く。しばらくあてもなくカルデアを彷徨い、唐突に口を開いた。

 

「今のままでも楽しいですけど、やっぱりギャラハッドさんも霊体を持って一緒に話せたらもっと楽しいのかなと思いまして……これは、ワガママな願いなのでしょうか?」

 

 ————————————ワガママなんかじゃないさ。

 

 マシュは有り体に言ってしまえば世間知らずだ。空が青いことや太陽が輝いていること、自然が織りなす美しい風景がこの世界には満ち満ちていることを知っている。だが空の青さ、太陽の輝き、世界の美しさを彼女は知らない。

 その無知さは人間関係においても同じだった。自分の言うことは迷惑をかけないだろうか。人を傷つけるようなことではないだろうか。自己本位なものではないだろうか。本来なら幼い頃から培っていく当たり前の基準が彼女は曖昧だった。だから、先程のように説明できないことを聞かれると困ってしまう。

 

 ————————————むしろもっと甘えてくれても構わないんだよ? ギャラハッドさんは大抵のことは出来るんだから。

 

「……ふふ、もうこれ以上ないくらい甘えているつもりなんですけどね?」

 

 マシュ・キリエライトにとってギャラハッドは紛れもなく英雄だ。それは物語で彼がそう語られているからではない。彼が為した偉業を知るからでもない。彼女にとって、ギャラハッドは自分という存在を救ってくれた。だから英雄なのだ。

 マシュは彼についてのことは自分の意に反して、人に話せない。だからその状態が続く限り、彼はずっとマシュだけの英雄だった。

 手のひらをそっと胸に添え、自分に温かく流れる魔力を感じ取る。彼はいつもと変わらずそこにいた。

 もし、彼がいなかったら……或いはいなくなってしまったら、自分はどうなってしまうのだろうか? マシュは、それだけがたまらなく怖かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 轟々と炎が上がっていた。崩れ落ちた瓦礫と湧き上がる熱風が明らかな異常事態を告げている。

 

「ハァッ、ハァッ……!」

 

 マシュはそんな地獄に一人で立っていた。煤が服や肌を問わずに自分を黒ずませていくが、御構い無しに瓦礫を漁る。幸いにも自分には傷一つなく、動けるのも自分だけ。他の人の命はマシュ一人に託されている。

 

 —————————————マシュ、ごめん。僕の力が及ばなかった。

 

「謝らないでくださいっ……! 今皆さんがなんとか生きていられるのは、間違いなくギャラハッドさんのおかげなんですから……!」

 

 謎の爆発を察知するとすぐさま展開されたギャラハッドの得意魔術である防御術式は、全員を無傷で守りきるには出力不足であった。それはつまり、マシュの実力不足であることを彼女自身にも自覚させることになる。

 今の彼は自分の体を中継としてしか魔術を行使できない。確かにギャラハッド本人の魔力量は英霊の中でも随一かもしれないが、その膨大な魔力に耐えられる器をマシュは持ち合わせていない。もしギャラハッドがマシュの体を顧みずに魔術を使っていたら、皆が無傷で助かる代わりにマシュは恐らく魔術回路が焼き切れて死んでいただろう。

 つまるところ、今のマシュはギャラハッドにとって足枷も等しかった。

 

「うっ……! はぁ、はぁ……」

 

 息が苦しいのは酸素が薄くなってきたせいか、魔力を限界まで使ったからか、涙を堪えているからか……そんなことを考えるヒマさえないほど緊急事態なのだ。

 限界に近い体を無理やり動かして退かした瓦礫の下に、見覚えのある顔が見えた。

 

「所長……!」

 

 左腕は変な方向に曲がり、頭から出血もしている。だが胸は上下に動き、苦しそうに呻いている。生きていた。確かな生命活動の証がマシュの心に希望を与える。

 

「他の方も助けない、と……? あれ……?」

 

 普段思い通りに動くはずの体が重い。四肢に力を込めて立ち上がろうとしても自分の体を支えることすらままならなかった。

 立ち上がらなければ。今動けるのも、みんなを救えるのも自分しかいないのだから。

 奮い立つ気持ちに反して体はどんどん重くなっていく。瞼すらも開けていることが難しくなり、だんだんと意識が朦朧としてきた。

 

「マシュ──────!」

 

 意識が落ちる前に最後に見たのは、赤毛の少女だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次に目に入ったのは、まるでさっきのカルデアのように燃え上がる街だった。突然見知らぬ景色が広がっていることは謎だったが、先程までの倦怠感が嘘のように体には活力が満ちている。

 自分の姿を確認してみると体が濃色の鎧に覆われ、右手には身長より高い大盾が握られている。この姿には心当たりがある。自分が幾度も読み、諳んじることさえ出来る物語の英雄にして、今も彼女を守り続けている存在。

 

「ギャラハッドさんの宝具……?」

 

 —————————————うん、その通り。

 

 いつもの通り、声はすぐそばから聞こえてきた。いつもと変わらぬ落ち着きのある声。その声にマシュは何よりも安心出来る。

 

「……何があったんですか? いえ、そもそもこんなことが出来るなら……」

 

 さっきやってくれれば、皆をすぐ助けられたのではないか? 

 言外に彼を責め立てるニュアンスがあることに気づき、マシュは口を噤んだ。自分は彼を傷つけたいわけでも、責めたいわけでもないのだから。

 

 ———————————————————出来るか出来ないかで言えば、さっきでも出来た。でも、立香やドクターロマンが来たのと……これをやってしまうと、マシュは僕がいなくなるまで普通の人間には戻れない。

 

 今までのように、ギャラハッドがマシュに力を貸し与えるだけではない、マシュの存在そのものがサーヴァントに近くなる。そんな無用な重荷を、必要な場面以外で背負わせたくなかった。

 力を持つと、厄介ごとは避けられない。無用な争いに巻き込まれることだって多々ある。それをギャラハッドとして生涯を全うした彼はよく知っていた。マシュは生まれや育ちは異端だが、中身は普通の少女だ。そんな子を自分と同じような目に遭わせるのはどうしても気が進まなかった。

 

「……大丈夫です。最初から、こうなる覚悟はしていましたから」

 

 自分はそのために生まれてきた存在なのだから。

 彼女にとって、憑依してくれた英霊が彼だったというだけで望外の喜びだ。いつか戦う覚悟は出来ていた。そのいつかが今なのだ。

 

 ————————————……そっか。じゃあ、マシュが倒れた後の状況と、現状について説明するよ。

 

 ギャラハッドの説明を受けてすぐさま走り出す。

 マシュが倒れた後、他の人はロマニに介抱されていたこと。カルデアスが赤く染まり、人類の未来が消えてしまったこと。ここにいるのはレイシフトによるものであり、レイシフトしたのはマシュだけではなく立香もであること。

 立香を探してあてもなく走っていると、死霊系の敵対生物が群がっている箇所が目に入る。マシュがそれを捉えたのは、ちょうど骸となった敵が武器を持ち、倒れている少女に襲いかからんとしているところであった。

 

「ヤアァッ!」

 

 力の限り盾を振り抜く。正式にデミ・サーヴァントの力を得た体から繰り出される攻撃は、一撃一撃が骸骨兵にとって必殺。触れたそばから砕け散っていくが、相手も黙ってやられるわけではない。

 手当たり次第に盾を振り回すという余りにも拙い技術は、数の利による包囲攻撃に対処できない。加えて未だに眠り続ける藤丸立香という防衛対象もいるなか、戦局は圧倒的に不利であった。

 

「あっ!」

 

 連続攻撃を捌くことに必死なマシュは、死角から迫る自らを狙った攻撃に気づかない。盾は振り切り、もはや防御も回避も間に合わない。しかしその攻撃は蒼い光に阻まれる。

 

 ————————————僕が出来るだけサポートする。恐れないで行け! マシュ! 

 

「はい!」

 

 そこからは一方的な蹂躙だった。背中は彼が守ってくれると、マシュは攻撃だけに専念する。確かに数は途轍もないが無限に出てくるわけではない。一匹一匹を確実に仕留め、着実に数を減らしていく。半分以上は薙ぎ倒したであろうくらいに敵わぬと悟った兵達は四方に離散していった。

 

「はぁっ……! ……ふぅ、戦闘終了です」

 

 残党の骨をサーヴァントの膂力で振るわれた盾で叩き割り、この場にいる敵を殲滅する。肩で息を切らす辛勝ではあったが、確かに彼女は勝ちをもぎ取った。

 だがその余韻に浸る暇もなく、あんなに近場で激しく戦闘をしていたのに未だに起きぬ自分のマスターの頰をペシペシと叩いた。

 

「痛い! ……っていうか何かデジャヴ……」

 

 マシュのマスターになった彼女は相変わらず呑気な様子で頰をさすっている。

 

「おはようございます、先輩。いえ……正確にはマスターですね」

 

「……あれ、マシュ? 何その格好……なんかえっちぃね」

 

 顔を赤く染め上げる立香の視線に釣られて改めて自分の姿を見ると、確かに腕と腹部はかなり露出していて、鎧に覆われている部分もボディラインを強調するような造りになっている。言われずともハレンチだと思わざるを得ない姿をしていることを自覚したマシュも立香と同じように頰を赤らめた。

 

 ————————————違うマシュ。これは僕がマシュに着てほしいとか個人的な欲望によるものじゃなく純粋に今のマシュの魔力許容量から考えてマシュに負担がかからないようにしたら顕現出来るのがそれくらいだっただけであってとにかくワザとじゃないんだ。

 

 普段落ち着いているギャラハッドがここまで取り乱すのは珍しい。マシュの背筋を形容しがたいむず痒さが蠢き、快感さえ伴った。

 だが流石に生真面目な性格であるマシュがこの状況でギャラハッドを追撃することはなかった。短く溜息を吐いて気持ちを引き締め直すと同時に通信が繋がった。

 

『マシュ! 立香ちゃん! 良かった、ようやく繋がった……って、マシュ! なんだそのハレンチな格好は!』

 

「Dr.ロマン、それはもう先輩がやったのでいいです。それより、状況の交換を。こちらの報告はレイシフトによって私とマスター……藤丸立香が巻き込まれ、この特異点に飛ばされたこと。すでに合流済みです。それと……これは私のデータを見てもらうのが早いかと」

 

『うん。……ん? おお! これは……! マシュの魔力と身体能力が段違いに上がっている……! まさか』

 

「はい。私は英霊ギャラハッドの一部と融合し、正式にデミ・サーヴァントとなりました」

 

「???」

 

 カルデアの悲願の一つ、人間と英霊を融合させ、擬似的に英霊の力を持った人間を生み出すデミ・サーヴァント計画。マシュはギャラハッドとの融合を果たすことでその悲願を達成し、計画通りに一部ではあるが英霊の力を振るうことを可能にした。

 

『そうか。やはり君が良く口にしていたギャラハッドさんという人物は円卓の騎士であるギャラハッドだったんだね?』

 

「はい。私に力を貸してくれたのはそのギャラハッドさん……で……」

 

「マシュ?」

 

 猛烈な違和感がマシュに襲いかかり、その違和感の正体は何だろうかと思考を巡らせ、そして思い至る。今までいくら話そうとしても他人に話せなかったギャラハッドという存在。それが今はいとも容易く口にすることが出来、他人にその情報を教えることを可能にしている。

 むしろ今までなぜ出来なかったのか。マシュの疑問はそちらに向いていた。

 

「……いえ、報告を続けます。ギャラハッドさんは私と融合しましたが、それは彼の一部分です。彼曰く、今の私は彼の力全てを受け継ぐだけの器がなく、もし仮に無理やり私に全ての力を継承したら私の体が保たないと。そのため私は十全なサーヴァントとも言い難く、正式な宝具の開帳も出来ません」

 

『……そうか。でもマシュが大きな戦力になることは間違いない。どうか立香ちゃんを守ってあげておくれ。……こちらから伝えるべきことはあの爆発の被害についてだ。所長以下カルデア職員ならびにマスター候補生の命に別状はない。多分マシュが無傷だったのを見るにギャラハッドが守ってくれたんだろう。しかし傷は浅くない上に、カルデアには彼らにつきっきりで看病する時間もなければ人材もいない。よって、今動ける職員で一番高位な立場である僕がコールドスリープの判断を下した』

 

 死亡者はいないという報告に二人と一霊は安堵の溜息を吐く。誰か一人でも亡くなっていたら、マシュはきっと己の力不足を嘆いていただろう。

 

『そして立香ちゃん』

 

「は、はい!」

 

 先程まで全くついていけなかった会話の矛先が自分に向かい、不意を突かれた驚きから自然と背筋が伸びる。

 

『突然こんなところに放り込まれて混乱している気持ちはあるだろうが、心配しないでほしい。今のマシュはサーヴァントという、とても心強い存在だ。きみは……サ……マス……』

 

 通信が乱れたのだろうか、段々とロマニの声が不明瞭になっていく。それを向こうも察し、今必要な情報だけに要点を絞り、一先ずの目的を伝えた。

 二キロ先の強い霊脈を目指せ。

 そう言い残して通信は途絶え、沈黙した彼らの耳には死の街で何かが焼けていく音だけが届いた。

 

 —————————————マシュ、とりあえず……。

 

「そうですね。先輩、とりあえず言われた通りに霊脈を目指しましょう。質問などがあれば道すがら答えますので」

 

「……もう何が何だか訳がわからないけど、一人じゃないだけマシなんだよね……うん! 霊脈とかいう場所にレッツゴーです!」

 

 威勢良く歩き出す立香を見ていると自然に笑みが零れる。周りが暗い雰囲気であることを察し、明るく振る舞えるのは間違いなく美点であり、誰もが出来ることではない。ギャラハッドが知る限り、それが出来るのは立香を含め二人だけだ。ふと、アルトリア様は別れの後に元気に暮らせたのだろうかとギャラハッドは思った。

 その数十秒後、炎に包まれた街冬木はガイコツ兵を見て驚いた立香の甲高い悲鳴に包まれた。




この作品のマシュの原作との相違点
・ギャラハッドと融合はしたが、体が耐え切れる分だけなので一部分のみ。ギャラハッドはマシュを無用な面倒ごとに巻き込まないために今までしなかったが、特異点にレイシフトしたため融合せざるを得なくなった。
また戦闘技術などを受け継いでいないので原作よりマシュ単体では弱いが、その分ギャラハッドのサポートを受けられる。ただしマシュの体を介してのサポートなため、マシュの許容量を超える魔力を使用する魔術などは使えない。そのため宝具の開帳などは現時点で出来なく、簡易化されたものとなる。一章でギャラハッドを強くしすぎて人理修復があっさり終わる未来しか見えなかった作者が作った設定という裏話
・幼い頃からずっと一緒にいた弊害で、若干ギャラハッドに依存気味である。特に精神面の安定はずっと彼と話していた影響が強く、仮にギャラハッドが居なくなったら軽い錯乱状態に陥る。というか最早マシュにとってギャラハッドは自分の半身であり、体の一部のようなもの。文字通り四六時中一緒にいる存在ですからね……
・悪戯心が原作に比べると少し強め。これも全部マシュをからかったりするギャラハッドって奴が悪いんだ!

幕間でやるなら?

  • 円卓の騎士時代の話
  • 特異点の話
  • カルデア(事件前)の話
  • それ以外に出てくるキャラとの絡み
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