ディエゴくん(とは)
世の中には、色々な ディエゴ・ブランドー(哲学)がいるから!
慣れない言語を喋る時は口調ぐらい変わるものだよ!たぶん
現れたのは、45歳には到底見えない 空条 ホリィ である。
「うふふ、元気そうね! お腹はすいているかしら? お粥を作ったの、どうぞ食べて♡」
??、、、このレディは 誰かな? なんと言っているのかわからないが、朗らかな笑みを、、俺に向けているが、?
思わず、ディエゴは首を傾げる、、 輝くブロンドの髪が さらりと流れる姿は まるで絵画だ。
「おい、アマ こいつは英語しかわからねぇぜ 」
ううん、やはり言葉が違うと何を話されているかわからない。。
「まぁ!そうだったのね!
英語で話されたことに、すこし反応するが、それよりも重大な、
突然の衝撃情報に 思わず 目を見開いてしまう。 こんな若い女性がジョータローの母親!? 人は見かけによらないものだ…
食べれるか、お粥…と言われてみれば 空腹感が湧いてくる気がした。思えば、最後に食べたのは何時だっただろうか、、?
…ありがたく、善意に乗るか、
「
「 うふふ♪
そう 楽しそうに、紡がれたのは 願ったり叶ったりの言葉───もしかしたら先程の会話を聞いて 励ましてくれている という考えがよぎる───
だが、その表情からみるに、、、
え?、、、えー?
ど う し て そ の か ん が え に な っ た ? ?
「 」 ポカーン
「おいっ!勝手に何を言ってやがる!」
承太郎は 母、ホリィの行動に理解ができずに、堪らず 吼える。
家の前に倒れていた男を助けたと思ったら、好きなだけ居ていい??何を考えている!そもそも、
何を馬鹿言ってるんだ!! 警戒心はないのか!
奇しくも、2人の考えは1つに揃っていた。
「大丈夫よ! だって、2人とも とっても仲良くなってるんだもの♡ 」
何をどうとったのか、天然は 予想を遥かに通り越す。
ディエゴは 衝撃からか、考えるのをやめた。貧民出身の英国人には 刺激が強すぎた ( )
「 」ポカーン
「おいっ!そんなんじゃねぇぜ! 」
「そーかしら? うふふ♪ まぁ~そういうことよ♡ ごゆっくり~! 」
そう言って、ホリィは お粥を置いて 嵐のように 過ぎ去っていった、、、
、
、、
はわわっ!なんて言うことだ…!どうして
でも、あの女性が許しても きっとこの
お前も反対だろう、と目線をやると、、
「 チッ
!!? 好きにしろ!!!?
なんて言った この男!!!俺は 是 が 聞きたかった訳では無いし!!!むしろ 否が ほしかったな!!!? それはそれで困るが!!
何を勘違いしたんだ…こいつは! これは紛れもなく あの母ありのこの息子と認めざるおえない!!! チクショウ!!!
「
承太郎は さらりと告げて、流れるように 退出したので、
ディエゴはひとり部屋に残されたのであった
、
は ぁ !!? なんだあの言い草は!
この Dio に、この国の言語を覚えろだとォ…!!
・・・ ピキーン-☆
ヤケになったディエゴの脳内は 無理矢理意味を見出した!
はわわっ? もしや、この世界で生きる為の試練なのでは、、?!
きっと そうだ!(白目)
なんにせよ、試練は "克服して必ず殺す"
それだけだである!
ディエゴは 炎を目に宿し、日本語の修得を 決意した。
、
そうして、ディエゴは 空条家の一員 となったのだ。
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完璧を目指す ディエゴの朝は早い。
まず、朝早く起きて 朝食を作っている ホリィさん を手伝う。
助けてくれた ホリィさん には しっかりと 敬意を表し、出来ることは何でも手伝いに行く。
承太郎が 学校に行く頃までに、洗濯なども あらかじめやっておき、
ホリィさん が、ゆっくりと 承太郎を見送れる状態をつくる。
「承太郎、行ってらっしゃい~♡」ンーマ♡
「……」
お昼は ホリィさんと 共に作り、共に食べる。
なるべく日本語で会話をし、流暢に話す練習を兼ねている。
けっして絆された訳では無い
「すっかり ディエゴくんの 記述上達してビックリだわ! 」 ホントニ!
「ホリィさんの オカゲ です。」ホンワカ
「うふふ♪」
ディエゴはホリィの為に ありとあらゆる 家事を手伝ったことで、以前では考えられない程 家事技術が向上した
穏やかな朝食の時間だ。
午後からは ディエゴが ジョッキー だと知った ホリィさんが、知り合いの 馬牧場 を紹介してくれたので、馬の世話をしに行く。
馬との触れ合いは、ディエゴにとっての癒しの時間である。
愛馬であった、シルバー・バレット 程では ないが、手入れをすることによって その馬 本来の輝きを引き出すことが出来る。
また、馬と触れ合える喜びを噛み締め、
馬の癖を見抜くことに関しては、プロとして誇りを持ち 行う。
馬の世話でかいた 汗を流したあとで、夕飯の支度も手伝う。
そして、承太郎も そろって夕飯の食卓を3人で囲みながら食べる。
「………」ŧ‹”ŧ‹”
「 キョウ も 美味しいです。ホリィさん 」モグモグ
「うふふ♪ そうね!ディエゴくんが今日も手伝ってくれたからよ♪」ニコニコ
以上、ディエゴが ここに住むことになってからの 1日のサイクル となっている。
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そろそろ、冬も本番になる。 そんな季節、
──その頃にもなれば、俺も日本語によく馴染んでいた──
唐突に舞い込んだ 報せには、
どうやら ジョータローが また暴力沙汰 を犯したらしく、
ジョータローは 日本 で いう 不良ヤンキー? で、喧嘩カチコミ? 喧嘩上等? は よくあるらしいが、今回は一味 違く、、。
なんと ジョータローは 留置場 から 出てこないのだ!
おかげで、ホリィさん がとても心配している。
連日のように留置場へ 説得をしに 会いに 行っては、悲しそうに帰ってくる姿は もう!見てられないモノがある!
ジョータローめ!とんだ不孝者だ!
そうなって しまっては、俺、 Dio の出番だな!
最悪恐竜化させればいいだろうし
承太郎のツンデレは 判りにくい為、好感度は低いのだ
「 ホリィさん、僕に説得を任せてくれないだろうか? 必ずジョータローを連れ戻してこよう! 」
「あら、ほんと? 仲のいいディエゴくんなら承太郎も出てきてくれると思うわ♪ 承太郎のこと頼むわね!」
「 大舟に乗ったつもりで このDioに 任せてくれ!」フフン!
胸を張り、胸に ぽんっ と手を当てる
ジョータローと 仲がいい かは 知らないが、
ジョータローの説得ぐらい、
この Dio にかかれば赤子の手をひねるようなものだろうよ!
「うふふ♪ 頼もしいわ!今日 実は、アメリカに居るお父さんも承太郎のことを心配して日本に来てくれるらしいの!今からお迎えに行ってくるわ!」
……ん? ホリィさんのお父様は俺が住んでいることを知っているのだろうか、、?
このホリィさん の性格だ、きっとでろでろに甘やかす親バカなのだろう…先のことを考えると胃が…痛くなるような気もするが、、
考えるのは置いておこう、まずはジョータローを出すことが優先だ。
次回!青い巨人が現れる!
いったい 何プラチナさん なんだ───!?