あとは週2回ほど投稿を目安に頑張ります
人型機動兵器アルカナ。
人類の敵セフィロトに対抗できる唯一の兵器。西暦2090年忽然と宇宙から中国に振ってきた大型のネストと呼ばれる奴らの巣から大量のセフィロトの進行に2年も持たずに中国と言う国家が消えた。それからまもなくし中国に隣接してたベトナム、ブータン、アフガニスタンが世界地図から名前が消えた。
そして一番酷い消え方をしたのは北朝鮮だった。
国のトップが我先に逃げ国のインフラが止まり抗うことすら出来ずに敗戦した。北朝鮮を占領されてしまったことで日本にもセフィロトの進行が始まると思いきや海を渡ることは出来ないらしく日本の地理により進行は行われていなかった。
これが今の現状である。もちろん悪い話だけではない。セフィロトの小型のネストも二個破壊、宇宙にある食料プラントで食料を生産しているため食料不足を解消などあるがどちらかと言うと悪い話しかない。学生のアルカナ実機試験が義務付けられたのも世が悪いのが時代が悪いのか
「そんな大層なこと書いてあるけどこの国が戦場になんかなる訳ないよね」
座学という名の自習はプリントを配られほぼ自由時間となっていた。もちろん学生が自習と言ったらサボるのはいつの世も同じでこの時代でも仲のいい友達同士で集まりお喋りなどをしていた。もちろん俺と松原も集まって雑談していた。
「アイツらは海を渡ることが出来ないらしいからなぁ。正直海に囲まれてる国から今の現状聞いてると本当に遠い話にしか聞こえないんだよな」
「もしもって話もあるからな。…ま、そんな事言い始めたらキリがないんだけど」
「そんな時のための実機訓練なんてあるんだろうな
。あっ…そういえば知ってるか?」
ココ最近俺的に大きな出来事はアレしかないな
「隣のクラスでモテると有名な桐崎が後ろから刺されて逆にヤられちまった事ぐらいしか知らん」
「え、何それすげぇ気になるんだけど………って!そうじゃなくて!いやそれも気になるけど!!」
「なんだよハッキリしろよ」
「…後でその話詳しく聞かせてください……なんで今回実機試験の機体搬入が遅れたのか知ってるか?しかも5機も追加してすべて現役で使われているフェンリルのカスタム仕様だ。というかまずうちにも型落ちとはいえ実機があるのに何故新しく機体が搬入されるのか疑問じゃないか?……まぁ確かに一機はどこかの誰かが壊してしまったからね?光希くん?」
そう言うと目線をずっとこっちに向けてきた。
確かにそう言われてみるとおかしい。確かに前回の実機試験で俺が乗った一機駄目にしてしまったがそれはただのメンテナンス不足による突発的な事故だった。別にそれで誰か死んだわけではないし整備に関わっていた人が複数人いたため特別お咎めなしだったはず。これが一機だけならまだその分の追加分だと思えるが急に5機も追加だ。アルカナだって一機建造ごとに莫大なコストが掛かっているはずだ。しかも新型を5機もただの高校に搬入している。
確かにおかしい
「……そう言われるとおかしいな。腑に落ちない点が結構あるな」
こっちをずっと見てくる目線をズラしながら答えた
「それに一番格納倉庫が使われるらしいんだけど1週間前から立ち入り禁止になってるんだよ」
別段そこはおかしくはない。整備用のパーツなどを搬入している途中なのかもしれない。
「そこはおかしくないだろ?パーツの準備とか搬入準備とかもあるし」
「けど、搬入後1週間ぐらいまで一般生徒の立ち入り禁止だって。その間新型の5機は2番倉庫に格納だってさ」
搬入した後違うところに搬入とはいったいどういう事なのか?しかもなぜ1番倉庫に搬入してないのに1週間立ち入り禁止になっているのか
「ま、そう考えても何があるのかなんてただの一般生徒の俺達にわかる訳ないよな」
「違いないね」
そんなくだらない雑談をしていると教室の扉が急に開いたそこには先生が立っていた。
「おい!自習だと言っただろ!席に戻れ!」
その一言でお喋りをしていた生徒達は蜘蛛の巣を散らすように席に戻っていた。
「はぁー全く……おい、光希ちょっと来い」
「?わかりました」
急に先生に呼ばれたが特に何かした訳では無いので首を傾げながら先生のところに向かった。
「おい、お前なんかやらかしたのか?」
そう小声で聞いてきたが別段何もやらかしてないので首を横に振るだけして先生について行った。
教室から出てすぐ近くにある応接室まで向かった。
「応接室?俺なんかしでかしました?」
流石に不安になったのか先生に確認したが
「いや、特にしてないな。ただ一言言えるとしたら運が悪かったとしか言いようがないな」
「運が悪かった?一体何が?」
「…………聞けばわかる。とりあえず目上の人だからしっかりしろよ」
「………わかりました」
そう言うと先生はドアを3回ノックした
「どうぞ」
その声を聞いた先生はドアを開けた。
「失礼します。神原光希を連れてきました」
そう言われて俺は応接室に入った。
「失礼します」
「そうか、君が…とりあえず座りたまえ。そこの君もう大丈夫だ」
「では、失礼しました。……粗相のないようにな?」
最後の言葉俺だけにしか聞こえない音量だった。
そう言って先生は応接室から出ていった。
俺はとりあえずソファに腰を沈ませないように座った。
「さて、神原光希君。君に聞きたいことが沢山あるんだ。まず1つ目はこの学校で起きたアルカナの損壊事件の時のパイロットは君か?」
「…はい、そうですけど………」
「そうか。なら2つ目の質問だ。その時に何かおかしな事はなかったか?」
「いえ特にはありません」
「そして最後の質問だ。その時なんの動作を行っていた?」
「確か…模擬戦の時に機体の動作が少しずつ遅くなって…最後は空中制御が効かなくなって墜落しました」
「…ふむ、報告通りだな」
「…………あの!聞きたい事が!」
「聞きたい事?」
「はい、お名前はなんというのでしょうか?」
「………まだ私の名前紹介していなかったか?」
「はい、まだお聞きしてません。」
「それは大変失礼な事をした。私の名前は佐原南という職業は自衛隊をやっている。」
自衛隊?なぜ自衛隊が俺を呼び出しなんか?
しかもセフィロトの襲来から自衛隊における様々な制限が解除されてるから実質軍と同じだ。
「軍人さんがなんで俺なんかをお呼びしたんですか?」
「単刀直入に言おう神原光希くん」
「はい」
「君を自衛隊にスカウトしに来たんだ」
「……は?」
思わず素が出てしまった。でもそうだろ?普通の高校生が急に自衛隊にスカウトされるなんて思いもする訳ないだろ?
「おや?聞こえなかったかな?」
「いえ、聞こえてるからこそ間抜けな声が出てきたんです。どうして自分をスカウトしに来たんですか?自分で言うのもなんですけど普通の高校生ですよ?」
「それは…」
佐原さんの携帯が大きな音でなった。
「ちょっと待っててくれ……もしもし」
そう言って席を外してしまった。
スカウトってなんで俺なんだ?普通はアルカナの操縦が上手いとかならわからなくもないけど事故とはいえ一機墜落させてるんだぜ?しかも頭もいいわけじゃないしスカウトされる要素1ミリもないんだけどてか同名同姓の誰かと間違えてるんじゃないのか?
そんな事を考えていると佐原さんが戻ってきた。
しかし様子が明らかにおかしい。まるで恐れていた事が起きたように
「光希くん今から言うことは事実だ、落ち着いて聞いてくれ。あと約三十分後にセフィロトがこの場所にくる」
「え?」
「だから今すぐ避難をしてくれ多分今から警報が出るはずだ。学校には地下シェルターがあるはずだ」
その言葉を聞いた瞬間警報が鳴り響いた
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