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真っ赤に染まる。
昨日見た公園
今日居た学校
全部全部燃える
この世の地獄とはこういう事を言うのではないのかというぐらいの悲惨が広がっている。
いや、この世の地獄は外ではなく目の前に広がる惨劇では無いのかと思ってしまう
「…なんだよ…これ」
地下シェルターのモニターを見ていた逃げた誰かが呟いた。全員が思ってる事を口にして呟いたその瞬間全部が崩れた。地下シェルターでどうせ訓練だろとふざけていた3人の学生はそれが事実だと気づいた。公園で家族と遊んでいた子はお母さん、お父さんと嘆く。でも明らかに学生じゃない手と足がモニターに写っているのを見てもっと顔に絶望が映る
地下のシェルターにやっとの思いで逃げてきた傷だらけの学生は痛みを叫ぶ。
「………セフィロトが来ただけでこんな事に…」
俺はついさっき佐原さんと別れて地下シェルターに来たが未来と雪菜が見つからない。松原と一緒に探してるが見つからない。
少しずつ押し寄せてくる焦燥感が身を焼くようになってきたころふとモニターを見上げたら2人が走っているがモニターに小さく映っていた。
「まだ避難してなかったのかっ!……クソ!」
それを見た瞬間もう走り出していた。外に繋がっているエレベーターは下からの制御は聞かないが上からくる避難者のために動いている。少し回りを見渡すとちょうど上から来た人達がいた。
そこに向かって怪しまれないぐらいに走って警備してた大人を潜ってエレベーターに乗った。
「おい!そこの君!早く降りるんだ!」
警備してた大人が降ろそうとするがもう遅い
「……うぎゃぁぁぁぁああああ!!」
どこからが叫び声が聞こえた。この声は松原の声だ
「なんだ!!」
大人が大きな音に反応して後ろを向いた。その隙にエレベーターを上に動かした。松原にぐっと親指を立てた。
「……どこだ!っは!未来、雪菜ぁぁ!」
ひたすら走りながら声を上げた。周りには瓦礫の山、火の海そしてアルカナの残骸が映っていた。
未だ少し離れたところで自衛隊のアルカナとセフィロトの戦闘は続いていた。
しかしそんなの気にしてる暇はなかった。そんなものより未来と雪菜を見つけて地下シェルターに戻らなければ次にああなってしまうのは自分かもしれないとボロボロになり飛車げ片腕と両足を無くしている者を見た。
吐き気を模様するがそれを我慢する
ひたすら走る
学校と少し離れたところの倉庫の中で未来と雪菜が一緒にいるのを見つけた。
「雪菜!未来!」
「「光希(くん)!?」」
2人は見つけた俺に飛び込んできた。ひたすら涙を流していた。2人は痛いぐらいに抱きついていた
安堵からか2人をそっと抱き寄せてしまった。
その瞬間もっと痛くなった。
(痛い痛い痛い!!!もう少し加減してくれ!!首は勘弁してくれ!…あ、でもいい匂いと柔らかい感触がァ!!!!てかなんか落ち着くな、ぼーっとしてきたしここ天国かな?)
少しずつ意識がブラックアウトしてくるがそれに2人が気づくまでしばらくの時間を有した。
「……えっと落ち着いた?2人とも」
「「…はい大変ご迷惑をお掛けしました」」
二人揃って正座している。そりゃそうだ。1人をあの世に送りかけたのだから。
しかし馬鹿みたいなやり取りをしたせいで気分が落ち着いてきた。
「とりあえず近くの入口から地下シェルターに行こう。……明らかにやばい出方したから怒られるだろうなぁ…」
「……ごめん、私の忘れ物のせいでこうなって」
雪菜が顔を俯かせて謝った。どうやら未来は雪菜に付き添って遅れたらしい
「大丈夫だよ、私は生きてるから」
へへって笑いながら未来が言った。しかし幼馴染の俺は少し震えてるのが見えた。
とりあえず近くのシェルターをスマホで確認した。
しかしどこも満員だった。
「…………やばいな」
只管頭を回すしかない。2人を探すために走り回って見つけたのにここで死ぬなんて出来ない。
まずは状況を確認しろ!冷静に出来るだけ落ち着いて確実にだ!光希!
まず状況は最悪だ近くの地下シェルターは全滅してて入れるシェルターは遠い。
今いる場所は一番格納庫だ。最悪格納庫は頑丈に出来ているからここにいるのも遠くに行くよりここの方が安全かもしれない…でも戦闘の音は少しずつ近づいてきてる。流れ弾も当たるかもしれない。でも
チラッと2人の方を見たが不安そうな顔でこっちを見てた。移動は多分無理だ。
一番格納庫?なら!?
「ちょっと2人とも着いてきてくれ!」
そう言って一番格納庫の奥に向かって走った。
そうすると予想通りアルカナが置いてあった。しかし5機ではなく1機しかなく見たことの無いアルカナが移動用トレーラの荷台部分に固定されていた。
「雪菜、こいつ動きそうか?」
整備の方を試験で受けてる雪菜に聞いた。
「……見た感じは動きそう!でも見たことないタイプだから保証はできないよ!」
「なら、機体データのインストールはこっちでするからちょっとだけ中身見てくれ!」
「わかった!」
移動用トレーラについてる簡易整備用のシステムで機体のチェックを始めてくれた。
俺と未来はコクピットに乗り込みスマホを機体のコンソールに差し込みデータをダウンロードしている。その隙に機体の動作などを確認する。未来はコクピットに予備の助手席2つ用意している。
「アルカナを動かすのはいいけどどうするの?」
「まずは近くにいる自衛隊に呼びかけて近くの基地に避難させてもらえるかどうか聞いてOKならそっちに全速力で移動する。」
「…もしダメなら?」
「そんときは無理矢理遠くのシェルターに移動して機体を乗り捨ててシェルターに避難かな」
スマホをちらっと見るしかしデータダウンロードが30%も超えていなかった。
「おっそ!なんやこれ!」
今のスマホは1TB程ならものの数十秒でダウンロードが終わるがそのスマホがあと7分と表記されているのはなんの冗談だろうか?
「こっちは終わったよ!!こいつちゃんと整備されてるから動くよ!」
雪菜は整備用のコンソールから離れてこっちに乗り込んできた。
「こっちは…まだ時間かかる」
あと2分と表記されていた。
あと1分地響きが近くに鳴り響いた
あと10秒格納庫のドアが開いた
そこから見えたのは
黄色、赤色、青色の色をした二足歩行の大きな生物だった。
「あれが…セフィロト…」
ただ綺麗だったでも底知れぬ恐怖を覚えた。あれはこの世にいてはダメなものだと本能的に思ってしまった。
あと5秒機体を見つけたセフィロトが腕からサーベルを生やした
「間に合え…!」
あと4秒間合いを取りながらジリジリ近づいてくる
「間に合って……」
あと3秒動かないことに疑問を抱く
「間に合ってよ……」
あと2秒後一歩で臨戦距離まで近づいてくる
間に合え!3人の気持ちがひとつになる
あと1秒ついにサーベルの間合いに
「なんか危機的状況だね」
どこからか声が聞こえた
あと0秒サーベルが機体を貫く