緑セミのヒーローアカデミア   作:ソウクイ

8 / 21
第8話

 

「まったく教師がより集まって体育祭を真っ当に頑張っただけの生徒に説教とはいったいどういうことなんだ。やり過ぎ?自分達で自由と言ってただろう」

 

何故か胃薬をもったパワーローダー先生に本当に勘弁してくれと言われたな。だったら発明品の使用を許可しろと言いたいな。発目嬢が約束通り説得してくれたのに、最後の競技も禁止にされたので先生には悪いとは思わない。まったく……改良したというのになんでダメなんだ。キチンと先生に試し安全性を体験してもらったのにな。

 

まぁ今は時間が無い事を気にするべきか。

 

第二競技の後のレクリエーションタイム。昼食ありの休憩時間。私はこの時間に教師達に理不尽な長い説教をされたせいで昼食がピンチだ。早く昼食を食べないと…と、その前にやることがある。

 

『ぎぃぃ!』

 

「こら時間もないのに抵抗するな」

 

尻尾に入るのを抵抗するJr.。心苦しいがJr.達を野放しというのは面倒、いや危険だからな。中に戻す。中に戻したらどうなるかは私も知らんが心を鬼にして戻す。原作の18号とかを考えると大丈夫だろう……おそらく。

 

「大人しく中に戻れ」

 

私は子供たちを中に戻そうとしているだけだ。そんな壁の端で固まって怯えられてると私が悪いことをしてるみたいじゃないか。

 

「何をしてるんですの!?」

 

む?彼女は八百屋、いや八百万嬢か。

 

「特になんでもないよ。それより八百万嬢こそどうしたんだそのお菓子に……その服は?」

 

チアリーダーの服か?何らかの個性関係で服をはだけさせてたと思えば、やはり彼女は痴……

 

「なにもしてないようには見えませんが……それに、なにかとんでもない誤解をされてる気がしますわ。このチアリーダーの格好はA組の女子皆で応援することになったために着ています。それとお菓子は騎馬戦で約束をしましたからその子達に」

 

「本当に持ってきたのか。君は律儀だな」

 

「……ヒーロー科として当然です」

 

なにか言いたそうな目だな。

何が言いたいかサッパリだ。

 

「其にしてもヒーロー科は応援まで自分達でするのか」

 

「ええ、私たちもつい先程知らされましたの」

 

つい先程か…そんな事があるのか。例年の体育祭でヒーロー科の応援は見た記憶はないな。まさか彼女らは騙されてるなんて事はないか?いや考えすぎか。応援させるのに騙す人間がいるわけはないな。ヒーロー科の応援は私が見逃してたかテレビ放送されてないだけか。

 

『き、キィー!キィーー!』

 

「却下」

  

「却下?えっとその子は何といったのですか?」

 

「ああ、自分たちも応援したいと言っていたんだ。それで却下といった」

 

「まぁよろしいのではありませんか?」

 

よろしくないんだが、そんな微笑ましいという顔をしないでほしいな。

 

『キィー!きいいい!』

 

整備科は応援なんてしない?だから自分達が応援を?まぁ確かにヒーロー科と違って整備科の応援なんて絶対に無いだろうな。しかしだからといってJr.たちに応援させる必要もない。  

 

「応援は良いから中に戻……」

 

「応援ですか。それは目立ちそ、ごふん!面白そうですね!私も整備科として協力しましょう!」

 

「何処から現れた発目嬢」  

 

「い、いきなり出てきましたわね」

 

ほらチアリーダーの格好をしている女の子にドン引きされてるぞ。

 

「セルさん、私も私達の子供たちと一緒に応援をやりますね」

 

「いや別にやらなくて……」

 

いいと言おうとしたら時計を見せられた。

むぅこれは

 

「セルさん御飯を食べる時間が無くなりますよ?」

 

「え、まだ食べてなかったのですか!それなら急がないと駄目ですよ」

 

確かに食べに行きたいが、このまま放置したらなにかするんじゃないのか。

 

「応援いいですよね」

 

簡単に説得に応じると思えない。いいのか。応援ぐらいなら…いや嫌な予感がする…応援するのを認めるとしても条件を付けよう。

 

「……判った応援するのを許可しよう。ただJr.たちよく聞け。もし応援するとしても地味に応援してくれよ。発目嬢もいいか」

 

「…………」

 

Jr.たちは了解と示すように敬礼ポーズをとった。…これなら一応は大丈夫か。発目嬢が笑った状態で一言も発してないのが不安だが、発目嬢にはなにかする時間はない。元から応援しようと準備していないと発目嬢でも大したことはできないだろう。だから大丈夫のはずだ。

 

「え、えっと、私はもういきますね。それでは」

 

と八百万嬢が去った。逃げたように。

 

「セルさんも早く行った方がいいですよ。応援については私と私達の子供達にお任せください」  

 

「……そうかでは、任せるよ」  

 

私はその場を足早に去る。  

 

応援はもう仕方ないとして、私達の子供と言ってたの……発目嬢が露骨に私の子供を狙っているな実験体として。残したJr.達が実験台にされてないことを祈るが、無駄な祈りになる気がする。

私はJr.達の安否を頭の片隅で気にしながら弁当を早急に食べた。

 

そして休憩後の真っ当な体育祭の競技、ヒーロー科の女子が本当にチアリーダーの格好で応援してるな。透明なチアーリーダーが何かいかがわしいな。そして私のJr.と発目嬢も応援をしている。

 

地味にという約束はどこに消えたんだろう。

 

『おれさ、この体育祭終わったら俺は整備士に辞書を送るんだ。辞書で常識って言葉を何度も読めって言ってな!!!まーた整備科がやらかしやがった!お前らいい加減にしろ!』

 

『……歴代の2年、三年含めてもここまでやらかす整備科は初だろうな。……アイツがヒーロー科でなくてよかった』

 

『確かに担任とか冗談じゃないよな』

 

私のせいじゃないぞ!

なんでJr.たちが航空ショーみたいな事をしてるんだ。あとJr.達がカラフルな煙と色んな色に光ってる。発目嬢の仕業か。光って飛んでる姿は少しホタルにみえる。原作で言えばJr.たちはホタルより短命だな。

 

それと気のせいか……サポート科は競技に参加してないんじゃないか?誰を応援してるんだろうな。

 

なんやかんやレクリエーションタイムは終わった。

 

『長かった体育祭もいよいよ最後の競技だ。最後はもちろんガチンコ勝負だ!障害物競争に続き騎馬戦を勝ち上がってきた精鋭のファイナリストたち!一体だれが勝つんだ!それではミッドナイトからルール説明があるぜ!耳をかっぽじってよく聞くようにな!』

 

いよいよ最後。私はなんで残ってるんだろうな。今考えると残りたくなかった。またやらかしたりしないだろうかと自分でも不安だ。

 

ハレンチ教師からルール説明が行われた。 

 

「おれ棄権します」

 

等と私が言いたいことを地味な尻尾の誰かと特徴のない男子が突然いった。なんでだ?

 

騎馬戦の記憶がない。いつの間にか合格していて自分に最後の試合に出る資格がないらしい。その台詞にもう一人棄権者がでた。二人ともどうやら騎馬中に顔色の悪い男子に何かされたらしい。恐らく操られてたのか。つまり洗脳の個性!なんとそんな個性が本当に…この体育祭で私があれだったのも彼で説明がつく

 

なら

 

「私も棄権する」  

 

「え、神像くん貴方も!?なんで」

 

「私も彼等と同様に体育祭の競技中色々と可笑しくなっていた。本来の私は謙虚で堅実なのにだ……恐らく」

 

私は顔色の悪い彼を見ると全力で首を振っていた。誤魔化しても無駄だ。犯人はお前だ!……と言うことにさせてもらいたい。違うかもしれない。しかし私はこれ以上競技を続けたくない。絶好のタイミングだったから利用させてもらう。少し悪いとも思うが、彼には体育祭で…活躍した私を操れてたという周りへの評価上げができるメリットがあるので違ったとしても許してもらいたい。

 

『なにか変なことになってるが、これはミッドナイトの判定次第だ!どうするミッドナイト、危険物を棄権させるのか!』

 

『……おいそれだと対象は一人だろ』

 

実況は無視してさて判定は……

 

「貴方たちはまったく青臭い……けど青臭いのは嫌いじゃないわ!棄権を認めます」

 

青臭いで決めていいのか……まぁ、よし、計画通り。これで私は一抜ける事ができた。

 

「神像くん以外二人の棄権を認めます!!」

 

なに?

 

「なぜに」

 

「いやだって貴方『計画通り』って悪人顔をしてたから」 

 

しまった。しっかり見ていたのか。年の功か目敏い。鬼の形相で睨まれた。

 

二人の棄権は認められ代わりに騎馬戦で落ちだが比較的活躍した選手が第二試合に出るらしい。

 

いばらの頭の女子に目付きが危険な男子。復帰は両方ヒーロー科B組だがいいのか?本選にB組の方が少ないから配慮されたか。

 

『ちょっとトラブったが最後の競技の開始だ。第一試合はこのカード!え、これ本当か…本当か……えー大丈夫か………なんでこれが第一試合なんだって不安がたまらねーが!発表だ!……いいのかこれ』

 

何度躊躇ってるんだ。どんな不安なカードなんだ。不安といえばチンピラと発目嬢ぐらいだ。この二人か?確かにこれは不安だ。

 

『第一試合、緑のサポート科詐欺、神像セルVS同じく応援でやらかしたサポート科 発目明!一回戦から体育祭ではウルトラレアなサポート科同士の対決だ!』

 

……ん?

 

『……サポート科教師のパワーローダーが倒れてないか?』

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。