とある科学の幸運星(ラッキースター)   作:白銀の勇者

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少し原作をねじ曲げてラストスパートです


第七星前編

インデックスとこなたが目を覚ましてから二日、上条達はまだ、小萌先生の家にいすいていた

 

「そういえば、インデックスは記憶が無いんだよね?」

「うん、だけど、心配はいらないかも」

「なら、私の能力で戻せるか試してみようか?」

「え?いいの!?」

「うん、まぁ、腐れ縁ってやつだしね」

「こなたの言葉は大体信用していいぞ」

「あっはっは!当麻も嬉しいことを言ってくれるねぇ!」

 

そして、こなたはインデックスの額に手をあて、意識を集中させた

 

そのまま、能力を使い

 

「(ダイブ!!)」

 

インデックスの頭の中にダイブした

 

「(まずはエピソード記憶…………あれ?本当に一年前からの記憶が無い……)」

 

だが、こなたは暫く検討するも、

 

「(何でだろう……何かにスッパリ消し飛ばされたような……普通はこんなこと、あり得ないのに……)」

 

そして、こなたは別の事を考えた

 

「(もしかして、意味記憶の場所とかに写されて、エピソード記憶が引き出せないようになってる?普通はないけどね。理論的にもおかしいけど)」

 

そして、こなたは意味記憶をあさりはじめる(・・・・・・・)

 

そこには、大量の本の記憶があった

 

「(なんなんだろ、これ)」

 

そして、こなたは一冊の本の表紙をみた

 

その瞬間、自分の中の何かが蠢いたような感覚に陥り、インデックスの額から手を離した

 

それも、物凄いスピードで

 

「はぁ、はぁ……」

「ど、どうしたんだ?」

「はぁ……あんな物を記憶してるなんて……いったいどんな体をしてるの?」

「で、記憶は?」

「はぁ……エピソード記憶の中には全くなかった……まるで、何かにスッパリと消されたみたいに」

 

そして、インデックスと上条は、駄目だったかと、残念そうな表情をしたが、こなたは大量の汗を流していた

 

よっぽど、その本をみた時の衝撃が凄いのだろう

 

「そうだ!とうま!銭湯にいこ!!」

「銭湯?」

「うん!いつか行ってみたいと思ってたんだよね~」

「そうだな……分かった。行ってみるか。こなたは?」

「あ、私はもう少し休んでからにするよ……」

 

そして、上条は小萌先生に連絡を入れて、銭湯に行く準備をした

 

「小萌先生、銭湯で合流するって。インデックス、早く出たら小萌先生と先に帰っててくれ」

「うん!!」

 

そして、こなた以外は部屋から出ていった

 

「全く……あれが魔道書?聞いてないよ……もう、0.1秒ダイブから強制的に戻すのを遅れてたら精神崩壊どころじゃなかったよ……あ゛~~、こんなシリアスな空気嫌いなのに~!!」

 

と、ゴロゴロとそこらじゅうを転がり回る

 

「ごろごろ~戻る~~ごろごろ~戻る~~」

 

と、暇をもてあまし、

 

「よし、銭湯に行こう」

 

急に思考を変え、小萌先生に用意してもらった物を持って外に出たが

 

「……何?この異常なベクトル」

 

異常なベクトルを感じ取った

 

そして、銭湯に行くのを中断して、空力使いを使い、飛んでいった

 

が、

 

「あれ?通りすぎた?」

 

と、通りすぎてしまった

 

そして、それから何度も通りすぎてしまった

 

「だったら、この能力で無理矢理道を作る!!」

 

そして、こなたの背中から白い翼が生える

 

そして、こなたは難なくそのベクトルの中心へと侵入した

 

そこで見たものとは

 

「当麻!!?」

「こなた!?って、うおぁ!!?」

 

上条と明らかにナイスバディなお姉さんがいる所だった

 

そして、上条の横を斬撃を通りすぎる

 

そこに翼を消さず、地に降りる

 

「あのナイスバディなお姉さんは誰?」

「神裂火織だってさ。魔術師」

「おっけー、ぶっ潰しちゃっていいんだね」

「ほぉ、私をぶっ潰すですか……貴女のような子供……っ!?」

 

神裂と呼ばれた女が子供と言った瞬間、こなたは目では視認できない早さで空気で出来た剣で斬りかかった

 

「私を子供扱いしてると……ミンチよりひどい状態で殺すよ?生憎、人を殺した事はあるから(・・・・)

「(こいつ、私の目でも視認できない早さで動いた!!?)」

「(ま、嘘と言えないから笑えない……それより、この人、本気でやらないと勝てないね……)」

 

そして、そのまま均衡状態が続き、こなたが後ろに飛んで二人が睨み会う

 

「ならば、こちらも本気で行きましょう……七閃(ななせん)!!」

 

刀を振ると同時に地面が割け、斬撃がこなたを襲うが

 

「こんなので倒せると思ってるの?」

 

空中で何かを掴む動作をすると、その斬撃はピタリと止んだ

 

「え?」

「なっ!?」

「ワイヤーを超スピードで操作して斬撃の様に見せてただけ……確かに普通の人なら殺せると思うけど……相手が悪かったね」

 

そして、ワイヤーが何の予備動作も無くプツリと切れる

 

「(こいつ、ワイヤーの事を初見で見切った!!?)」

「見えない斬撃をやりたいなら……こうしな!!」

 

こなたが手を上から下に降り下ろした

 

そして、すぐに神裂が刀を鞘から出し、横に振るった

 

その瞬間、バキン!!と音が鳴った

 

そして、神裂の横には六つの斬撃が通った跡があった

 

「へぇ、真っ二つにしようとしたのに……凄いね」

「(冗談じゃない!あんなのを何回もされれば勝ち目なんて有るわけがない!!)」

 

そして、神裂は刀に手を掛ける

 

「この名前を言わせたこと……後悔しますよ?」

「へぇ、おもしろいね。やってみたら?」

「では……salvare000(救われぬ者に救いの手を)!!」

 

その瞬間、こなたの視界から神崎が消えた

 

そして、その次にこなたが確認出来たのは、自分が血塗れになりながら、宙を舞っているということだった

 

「え?」

「唯閃……私の最大の切り札です。そして、さっきの名前は私の殺し名だと思ってください」

「こ、こなたっ!!!」

 

ドサッと音をたて、こなたが地面に落ちる

 

「なるべく早く病院に行った方が良いでしょう。安心してください、完治まで一ヶ月程度にしておきましたので、なつやすみとやらは楽しめるでしょう」

「へぇ、気遣いありがと」

「は?」

 

神裂はすぐ後ろを向くと、こなたが元の翼をはやしたまま、立っていた

 

気が付いたときにはもう遅く、足を払われ、こけたと同時に空気により、固定された

 

「こなた、大丈夫なのか?」

「かなり痛さは残ってるけど……まぁ、治ったよ」

 

服の肩から腹部まで、斬り裂かれた跡があった

 

「な、なんて回復力……」

「で、何でインデックスを狙うの?」

「……あの子を助けるためです」

「信じられると思う?」

「……実は、私もあの子と同じ必要悪の教会のメンバーです」

「……ふぅん。で、何でそのお仲間さんがインデックスを狙うわけ?」

「あの子を……助けるためです」

「一体何から?」

「……あの子は「それからは僕が話そう」ステイル……」

 

物陰からステイルが出てくる

 

「……スライス……」

「スライスじゃない!ステイルだ!!いきなり空気を壊すな!!」

「で、なんなの?何から助けるの?スライス」

「……もうつっこまないよ。あの子は僕達の同僚でね」

「はい、ダウト」

 

上条がダウトをかける

 

「いや、何だよダウトって」

「いや、おかしい。明らかにあんたら、二十歳越えてるでしょ」

「何を考えているか知らないが……僕は14歳、そこの神裂は18歳さ」

「「え?……えぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」

 

二人が驚愕の声を上げる

 

「……で、話を戻すけど、あの子の記憶を消したのも僕達だ」

 

その事実が聞こえた

 

「お、お前らが!?何で!!?」

「……あの子は完全記憶能力を持っている。そして、あの子は魔道書の記憶に脳の85%を使っている。そして、残りは15%だ。あの子は彼女は完全記憶能力を持っているため、一年にその15%を使ってしまう……だから僕達は一年おきにあの子の記憶を消していたんだ。そして、四日後が記憶を消してから一年目……だから、早めにあの子を回収したいんだ」

「……そんな」

「…………ぷっ」

 

ステイルの話を聞いたこなたが吹き出してしまった

 

「こ、こなた?」

「あっはっはっは!!ヒーヒー!うっはっはっは!!それ、何の冗談!?あっはっはっは!!」

「何?」

「ハァハァ……死ねる!これは死ねる!!」

「何を笑ってるのですか!?」

「いや、だって、一年で15%!?笑わせてくれるねぇ!!魔道書の記憶に85%!?何馬鹿なこと言ってるの!?そんなのあるわけ無いじゃん!!」

 

笑いながらそんなことを言う

 

「え?こなた、何がおかしいんだ?」

「え?」

「え?」

「「え?」」

 

暫く沈黙があり、

 

「当麻、後で脳科学の講義ね。小萌先生の」

「ちょっ!?」

「まぁ、説明は少しはしょるけど、脳はエピソード記憶、意味記憶、手続記憶ってのに分かれててそれぞれが独立したものなんだよ。だから~つまり、燃えるごみと燃えないごみで別れてるの。……例をあげると、記憶喪失になっても歩き方までわすれたりしないでしょ?だから、何十万、何百万冊の本を覚えても、エピソード記憶を削らなきゃならないなんて、絶対にない!!以上、こなた先生の分かりやすい脳科学でした!!」

 

それだけ言うと、三人はポケーっとしていた

 

「じゃあ、僕達が血を吐く思いでやって来たことは……」

「うん、無駄」

「そんな……じゃあ、あの症状は……」

「……へ?症状?」

「あぁ、インデックスはその時期が迫ってくると苦しそうになるんだ……」

 

それを言うと、こなたは少し考え込んだ

 

そして、結論を出した

 

「多分、インデックスは何かしらの魔術、もしくは呪い等が掛けられてる可能性がある……っていうか、100%そう」

「「なん……だと!?」」

 

そして、二人は罪悪感に押し潰されたような表情になり、後悔をした表情になった

 

こなたは、忘れていた神裂の固定を解いた

 

「……じゃあ、思い立ったが吉。今日、解決させちゃおう。もちろん、神裂さんとスライスも手伝ってね」

「……解りました。ですが、私達の事を信用してくれるでしょうか……」

「そうだねぇ……なら、神裂さんとスライスには少し悪役になってもらうよ?」

 

そうして、こなたが作戦を話し、その作戦をするという事に決定した

 

「よし、小萌先生は私がなんとかしておくから、今日の夜に作戦決行!!!」




次で禁書目録編ラストです

そのあとは幻想御手編に行きます(超短い)
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